JPH0924019A - 管状器官の検査治療装置 - Google Patents

管状器官の検査治療装置

Info

Publication number
JPH0924019A
JPH0924019A JP7199076A JP19907695A JPH0924019A JP H0924019 A JPH0924019 A JP H0924019A JP 7199076 A JP7199076 A JP 7199076A JP 19907695 A JP19907695 A JP 19907695A JP H0924019 A JPH0924019 A JP H0924019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
tip
optical fiber
memory alloy
shape memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7199076A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Fujiwara
正利 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc filed Critical Piolax Inc
Priority to JP7199076A priority Critical patent/JPH0924019A/ja
Publication of JPH0924019A publication Critical patent/JPH0924019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Laser Surgery Devices (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバーを内蔵した管状器官の検査治療
装置において、回転伝達性に優れ、外径に対して内径を
大きくとることができ、基部側においては適度な剛性を
有し、先端側においては柔軟性が付与されたものを提供
する。 【構成】 先端部に柔軟性を付与するための溝15が形
成された形状記憶合金チューブ12と、この形状記憶合
金チューブ12の外周に被覆された樹脂チューブ13又
は樹脂被膜とで本体チューブ14を構成する。画像伝送
用光ファイバー20と、レーザー発光用光ファイバー2
1とを、本体チューブ14の内部に挿入して、それらの
先端の受光面及び発光面が、本体チューブ14の先端部
領域で外部を指向するように、本体チューブ14に取付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像伝送用光ファイバ
ーと、レーザー発光用光ファイバーとを有する管状器官
の検査治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば胃カメラなどの内視鏡
においては、可撓性を有するチューブに、画像伝送用光
ファイバーと、照明光用光ファイバーとを挿入し、それ
ぞれの光ファイバーの先端の受光面及び発光面を、チュ
ーブの先端から外部を指向するように取付けたものが使
用されている。
【0003】このような内視鏡のチューブは、人体の管
状器官内への押し込みに必要な剛性と、管状器官の経路
に沿って自由に曲がり、かつ、管状器官の内壁組織を損
傷しないような柔軟性とを兼ね備えていることが要求さ
れる。また、チューブの先端部を所望の方向に向けやす
いように、チューブの基部側を回転させたときに、それ
に伴って先端側が同様に回転することが要求される。
【0004】このため、従来の内視鏡のチューブは、合
成樹脂からなる内側及び外側の二重チューブの間に、筒
状のメッシュを挟み込んで一体化したものが一般に用い
られていた。すなわち、筒状のメッシュを補強材として
埋設することにより、適度な剛性と柔軟性が得られるよ
うにし、かつ、先端部を所望の方向に向けるための回転
伝達性を付与したものとなっている。
【0005】また、内視鏡のチューブに、レーザー発光
用の光ファイバーを挿入し、その先端の発光面をチュー
ブ先端から外部を指向するように取付けて、管状器官内
の内壁組織を検査すると共に、患部にレーザー光を照射
して治療を行うことも行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の内視鏡のチューブでは、合成樹脂の二重チューブの
間に筒状のメッシュを挟み込んだ構造をなすため、その
壁厚がどうしても厚くなり、光ファイバー等を挿入する
のに必要な内径を確保すると、外径がかなり大きなもの
となってしまい、例えば血管等の細い管状器官内に挿入
できるような太さのものは作りにくいという問題があっ
た。
【0007】したがって、本発明の目的は、光ファイバ
ーを内蔵した管状器官の検査治療装置において、光ファ
イバーを通すチューブとして、回転伝達性に優れ、外径
に対して内径を大きくとることができ、更に、管状器官
に挿入しやすいように、基部側においては適度な剛性を
有し、先端側においては柔軟性が付与されたものを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による管状器官の検査治療装置は、先端部に
柔軟性を付与するための溝が形成された形状記憶合金チ
ューブと、この形状記憶合金チューブの外周に被覆され
た樹脂チューブ又は樹脂被膜とからなる本体チューブ
と、前記本体チューブの内部に挿入され、先端の受光面
が、前記本体チューブの先端部領域において外部に向け
て取付けられた画像伝送用光ファイバーと、前記本体チ
ューブの内部に挿入され、先端の発光面が、前記本体チ
ューブの先端部領域において外部に向けて取付けられた
レーザー発光用光ファイバーとを備えていることを特徴
とする。
【0009】本発明において、前記形状記憶合金チュー
ブの先端部に形成された溝は、全体として螺旋状又は所
定間隔で配列された環状をなし、ところどころが連結部
によって途切れた形状をなす溝であるか、あるいは、連
続した螺旋状の溝であることが好ましい。
【0010】なお、本発明における本体チューブの先端
部領域というのは、本体チューブの最先端に限らず、本
体チューブの先端部の途中に切り欠きや開口を設けて取
付ける場合を含む意味である。
【0011】また、画像伝送用光ファイバーの受光面
と、レーザー発光用光ファイバーの発光面とは、外部に
向けて形状記憶合金チューブの先端部に取付けることが
好ましいが、形状記憶合金チューブの先端よりも更に前
方に樹脂チューブを延出させ、この樹脂チューブの先端
部に取付けることもできる。
【0012】更に、本発明においては、画像伝送用光フ
ァイバーと、レーザー発光用光ファイバーだけでなく、
先端部に超音波プローブを有するケーブルを本体チュー
ブ内に通して、超音波プローブを本体チューブの先端部
に取付け、超音波プローブによる超音波断層写真も得ら
れるようにしてもよい。
【0013】
【作用】本発明の検査治療装置に用いられる形状記憶合
金チューブは、特有の超弾性を有するため、薄肉で細い
径にしたとき、血管等の管状器官に挿入できる程度の柔
軟性と、押し込みに必要とされる適度な剛性が得られ
る。しかも、金属のチューブであるから、回転伝達性に
優れており、薄肉であっても十分な剛性が得られること
から、外径に対して内径を大きくとれるという利点が得
られる。
【0014】また、本発明の検査治療装置では、上記形
状記憶合金チューブの先端部に柔軟性を付与するための
溝が形成されているので、管状器官内に挿入するとき、
管状器官の内壁の組織を損傷しないように、先端部には
十分な柔軟性が付与される。
【0015】更に、本発明の検査治療装置の本体チュー
ブは、上記形状記憶合金チューブの外周に樹脂チューブ
又は樹脂被膜が被覆されているので、挿入時の滑り特性
にも優れている。
【0016】
【実施例】図1〜4には、本発明による管状器官の検査
治療装置の一実施例が示されている。この管状器官の検
査治療装置11は、形状記憶合金チューブ12と、その
外周に被覆された樹脂チューブ13とからなる本体チュ
ーブ14を備えている。樹脂チューブ13としては、例
えば、ウレタン樹脂、フッ素樹脂などが好ましく採用さ
れる。
【0017】形状記憶合金チューブ12と樹脂チューブ
13との接合方法としては、例えば樹脂チューブ13の
成形に際して形状記憶合金チューブ12を一体に成形す
る方法や、形状記憶合金チューブ12の外周に樹脂チュ
ーブ13を被せた後、樹脂チューブ13を加熱収縮させ
て形状記憶合金チューブ12の外周に被着させる方法な
どが採用できる。ただし、樹脂チューブ13の代わり
に、形状記憶合金チューブ12の外周に、上記樹脂チュ
ーブ13と同様な材質の樹脂膜をコーティングしてもよ
い。このコーティング方法としては、ディッピングやス
プレー塗布が採用できる。
【0018】形状記憶合金チューブ12の先端部には、
全体として螺旋状であって、ところどころが途切れた溝
(スリット)15が形成されている。溝15の上記途切
れた部分は、連結部16をなしている。このような形状
の溝は、例えばエッチングによる方法や、切削、レーザ
ー加工等の機械加工による方法等で形成することができ
る。
【0019】形状記憶合金チューブ12の外径は0.4 〜
2.0mm が好ましく、樹脂チューブ13を含めた外径は0.
4 〜2.6mm が好ましい。また、形状記憶合金チューブ1
2の壁厚は0.05〜0.2mm が好ましく、樹脂チューブ13
の壁厚は0.05〜0.3mm が好ましい。更に、本体チューブ
14全体の長さは、500 〜2000mmが好ましく、形状記憶
合金チューブ12に螺旋状の溝15が設けられ、柔軟性
が付与された先端部の長さは100 〜600mm が好ましい。
【0020】樹脂チューブ13の外周には、更に親水性
樹脂膜がコーティングされていてもよい。このような親
水性樹脂膜としては、例えば特公平4−14991号に
開示された樹脂などが使用できる。
【0021】そして、本体チューブ14の形状記憶合金
チューブ12の先端開口部には、受光用ヘッド17と、
発光用ヘッド18とが、接着剤19等を介して固着され
ており、受光用ヘッド17の基端に連接された画像伝送
用光ファイバー20と、発光用ヘッド18の基端に連接
されたレーザー発光用光ファイバー21とが、本体チュ
ーブ14の形状記憶合金チューブ12の内部を通って、
本体チューブ14の基端から引き出されている。なお、
画像伝送用光ファイバー20の基端は、図示しない公知
の受像装置に連結され、レーザー発光用光ファイバー2
1の基端は、図示しない公知のレーザー出力装置に連結
されている。
【0022】図2に示すように、画像伝送用光ファイバ
ー20は、多数本の光ファイバー22を束ね、それらの
両端部を幾何学的位相が合うように接着固化したもので
構成されている。そして、先端側の受光面22aに近接
して配置された対物レンズ23を通して物体の像24を
受光し、基端側の出射面22bから出射された光を受光
レンズ25を通して再現像26として出力するようにな
っている。なお、画像伝送用光ファイバー20として
は、石英ジャケットの中に多数本の画素ファイバーを収
容して溶融一体化すると共に、外周をシリコン樹脂やフ
ッ素樹脂の被膜で覆ったイメージガイドと呼ばれる製品
を使用することもできる。
【0023】図3に示すように、画像伝送用光ファイバ
ー20の先端に取付けられた受光用ヘッド17は、筒状
のケース27と、このケース27の先端開口部に装着さ
れた対物レンズ23とを備え、画像伝送用光ファイバー
20の先端部がケース27の基端から挿入されて接着剤
28等でケース27の内周に固着されたものからなって
いる。画像伝送用光ファイバー20の各光ファイバー2
2の受光面22aが対物レンズ23を通して外部に指向
されている。
【0024】一方、図4に示すように、レーザー発光用
光ファイバー21の先端に取付けられた発光用ヘッド1
8は、筒状のケース29と、このケース29の先端開口
部に装着された集光レンズ30とを備え、レーザー発光
用光ファイバー21の先端部がケース29の基端から挿
入されて接着剤31等でケース29の内周に固着された
ものからなっている。そして、レーザー発光用光ファイ
バー21の発光面21aが集光レンズ30を通して外部
に指向されている。
【0025】この検査治療装置11の使用方法について
説明すると、例えば血管内視鏡として用いる場合、ま
ず、腕や足の動脈から経皮的にガイドワイヤーを挿入
し、このガイドワイヤーの先端を目的とする患部に到達
させた後、ガイドワイヤーに沿ってバルーンカテーテル
を挿入し、ガイドワイヤーを抜き出してから、カテーテ
ル先端のバルーンを膨らませて血流を一時的に止める。
【0026】そして、カテーテル内に検査治療装置11
を挿入し、その先端を目的とする患部に到達させた後、
レーザー発光用光ファイバー21を通して発光用ヘッド
18から照明用の弱い光を照射させ、その反射光を受光
用ヘッド17で受け、画像伝送用光ファイバー20を通
して受像装置に送り、血管内壁の状態を画像表示させ
る。そして、例えば除去すべき箇所等がある場合には、
レーザー発光用光ファイバー21を通して発光用ヘッド
18からその患部に向けてレーザー光を照射し、患部を
レーザー光で焼いて除去する。
【0027】上記のような操作において、本発明の検査
治療装置11は、その本体チューブ14が形状記憶合金
チューブ12を有するため、適度な剛性を有していて、
カテーテルや血管内への押し込みがしやすく、かつ、形
状記憶合金チューブ12の先端部に設けた溝15によっ
て、先端部は柔軟性を有するため、血管内壁の組織を損
傷することを防止できる。また、本体チューブ14の基
部側を回転させたときに、チューブ14の先端部がそれ
とほぼ比例して正確に回転する(回転伝達性がよい)た
め、受光用ヘッド17や発光用ヘッド18を所望の方向
に向けやすく、操作を迅速かつ確実に行うことができ
る。
【0028】なお、本発明の検査治療装置は、上記の方
法に限らず、各種の方法で管状器官内に挿入することが
でき、例えばガイドワイヤーやカテーテル等を用いず、
本発明の検査治療装置を直接管状器官内に挿入すること
も可能である。
【0029】また、本発明の検査治療装置は、画像伝送
用光ファイバーと、レーザー発光用光ファイバーだけで
なく、超音波発振器を内蔵する超音波プローブを先端に
有するケーブルを、本体チューブ内に通して、超音波プ
ローブを本体チューブの先端部に取付けたものであって
もよい。
【0030】更には、本体チューブ14の残りの空間を
通して、例えばレーザー光等で除去された患部組織を吸
引するための吸引チューブを通してもよく、あるいは上
記本体チューブ14の残りの空間をそのまま利用して吸
引を行うこともできる。
【0031】図5には、本発明による管状器官の検査治
療装置の他の実施例が示されている。なお、図5におい
て、図1〜4の実施例と実質的に同じ部分には、同符号
を付してその説明を省略することにする。
【0032】この検査治療装置41は、前記実施例と同
様に、形状記憶合金チューブ42とその外周に被覆され
た樹脂チューブ43とからなる本体チューブ44を備え
ているが、上記形状記憶合金チューブ42の先端部に形
成された溝45が連続した螺旋状の溝となっている。そ
して、この螺旋状の溝45は、形状記憶合金チューブ4
2の先端部に向かうほど、そのピッチが狭められてお
り、柔軟性がより向上するようになっている。この場
合、螺旋状の溝45によって形成されたコイル部分にお
いて、基部側の幅Aは5〜20mm、先端側の幅Bは0.1 〜
2mmとなるようにすることが好ましい。また、この実施
例では、形状記憶合金チューブ43の先端部が体内にお
いてわずかに曲がったJ字形をなすように記憶処理され
ており、それによって受光用ヘッド17及び発光用ヘッ
ド18の先端を所望の方向に向けやすくなっている。
【0033】なお、図1、2の実施例において、樹脂チ
ューブ13、43の先端を、形状記憶合金チューブ1
2、42の先端から更に延出させ、受光用ヘッド17及
び発光用ヘッド18を樹脂チューブ13、43の先端に
取付けてもよい。その場合には、本体チューブ14、4
4の先端部が樹脂チューブ13、43だけとなるので、
先端部における柔軟性をより向上させることができる。
【0034】図6〜8には、本発明の検査治療装置に用
いられる形状記憶合金チューブのそれぞれ別の例が示さ
れている。
【0035】図6に示す形状記憶合金チューブ52は、
先端部に連続した螺旋状の溝53が形成されている。溝
53のピッチは同じであるが、その溝幅が先端部に向か
うほど広くなっており、その結果、螺旋状の溝53によ
って形成されるコイル部分において、基部側の幅Cは5
〜20mm、先端側の幅Dは0.1 〜2mmとなるようにされて
いる。また、溝53の先端54は、形状記憶合金チュー
ブ52の先端に達する手前で止まっており、それによっ
て先端部のばらけが防止されている。
【0036】更に、この形状記憶合金チューブ52は、
先端部がテーパー状に薄肉とされ、先端部における柔軟
性が更に向上するようにされている。このような加工
は、エッチングによる方法や、センタレス研磨による方
法で行うことができる。
【0037】図7に示す形状記憶合金チューブ62は、
先端部に、全体として環状の溝63が、軸方向先端に向
かって次第に間隔が狭くなるように、複数並んで形成さ
れている。環状の溝63は、連結部64によってところ
どころが途切れており、それによって溝63の間に形成
された環状の部分が軸方向に連結されている。また、金
属チューブ62の先端部は、前記実施例と同様に、その
外周がテーパ状に薄肉とされている。
【0038】図8に示す形状記憶合金チューブ72は、
先端部に全体として螺旋状をなし、ところどころが連結
部75によって途切れた溝76を有する。なお、連結部
76の幅Wは、形状記憶合金チューブ72の周長の1/
15〜1/5とすることが好ましい。また、溝76は、形
状記憶合金チューブ72の先端部に向かうに従ってその
間隔が狭められている。更に、形状記憶合金チューブ7
2の先端部は、前記実施例と同様に、その外周がテーパ
状に薄肉とされている。そして、この形状記憶合金チュ
ーブ72の外周に、樹脂被膜73がコーティングされて
おり、それによって本発明の検査治療装置の本体チュー
ブ74が構成されている。樹脂被膜73としては、ウレ
タン樹脂、フッ素樹脂等が好ましく使用される。
【0039】図9には、本発明の検査治療装置に用いら
れる画像伝送用光ファイバー並びにレーザー発光用光フ
ァイバーの他の例が示されている。
【0040】前記実施例と同様に、画像伝送用光ファイ
バー20は、多数本の光ファイバーで構成され、レーザ
ー発光用光ファイバー21は一本の光ファイバーで構成
されている。しかし、この例では、画像伝送用光ファイ
バー20を構成する多数本の光ファイバー22と、レー
ザー発光用光ファイバー21とが、少なくとも先端側で
一緒に束ねられている。また、基端側ではそれぞれに分
岐されて、画像伝送用光ファイバー20は公知の受像装
置に接続され、レーザー発光用光ファイバー21は公知
のレーザー出力装置に連結されている。
【0041】そして、画像伝送用光ファイバー20を構
成する多数本の光ファイバー22及びレーザー発光用光
ファイバー21の先端部が、発光及び受光用ヘッド81
を構成する筒状のケース81に挿入され、接着剤83で
固着されている。また、レーザー発光用光ファイバー2
1の発光面21aは、画像伝送用光ファイバー20を構
成する多数本の光ファイバー22の受光面22aの中心
に配置され、ケース81先端に取付けられたレンズ84
が、集光レンズ及び対物レンズを兼ねたものとなってい
る。
【0042】このように、画像伝送用光ファイバー及び
レーザー発光用光ファイバーを一体化し、発光用ヘッド
及び受光用ヘッドを共通化することにより、両方の光フ
ァイバーをよりコンパクトにし、発光及び受光用ヘッド
81も一つですむため、本体チューブの内部空間をより
有効に利用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の検査治療
装置によれば、先端部に溝を形成した形状記憶合金チュ
ーブの外側を樹脂チューブ又は樹脂被膜で被覆して本体
チューブを構成したので、管状器官内に挿入するとき、
基部側には押し込みに必要とされる適度な剛性が付与さ
れ、先端側には管状器官内壁の組織を損傷しないような
柔軟性が付与される。また、形状記憶合金チューブを用
いた本体チューブは、回転伝達性に優れ、基部側の回転
操作に追随させて先端側を回転させることができるの
で、画像伝送用光ファイバー及びレーザー発光用光ファ
イバーの受光面及び発光面を所望の方向に向けやすくな
り、検査及び治療を迅速かつ正確に行うことができる。
更に、形状記憶合金チューブは、薄肉であっても十分な
剛性及び優れた回転伝達性を付与するので、外径に対し
て内径を大きくとれ、例えば脳血管等の細い血管にも挿
入できる検査治療装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による管状器官の検査治療装置の一実施
例を示す断面図である。
【図2】本発明による管状器官の検査治療装置に用いら
れる画像伝送用光ファイバーの構造の一例を示す模式説
明図である。
【図3】本発明による管状器官の検査治療装置に用いら
れる受光用ヘッドの一例を示す概略断面図である。
【図4】本発明による管状器官の検査治療装置に用いら
れる発光用ヘッドの一例を示す概略断面図である。
【図5】本発明による管状器官の検査治療装置の他の実
施例を示す断面図である。
【図6】本発明による管状器官の検査治療装置に用いら
れる形状記憶合金チューブの他の例を示す側面図であ
る。
【図7】本発明による管状器官の検査治療装置に用いら
れる形状記憶合金チューブの更に他の例を示す側面図で
ある。
【図8】本発明による管状器官の検査治療装置に用いら
れる形状記憶合金チューブの更に他の例を示す一部切り
欠き断面図である。
【図9】本発明の検査治療装置に用いられる画像伝送用
光ファイバー並びにレーザー発光用光ファイバーの他の
例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
11、41 検査治療装置 12、42、52、62、72 形状記憶合金チューブ 13、43 樹脂チューブ 14、44、74 本体チューブ 15、45、53、63、76 溝 16、64、75 連結部 17 受光用ヘッド 18 発光用ヘッド 20 画像伝送用光ファイバー 21 レーザー発光用光ファイバー 21a 発光面 22 光ファイバー 22a 受光面 73 樹脂被膜 81 発光及び受光用ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に柔軟性を付与するための溝が形
    成された形状記憶合金チューブと、この形状記憶合金チ
    ューブの外周に被覆された樹脂チューブ又は樹脂被膜と
    からなる本体チューブと、 前記本体チューブの内部に挿入され、先端の受光面が、
    前記本体チューブの先端部領域において外部に向けて取
    付けられた画像伝送用光ファイバーと、 前記本体チューブの内部に挿入され、先端の発光面が、
    前記本体チューブの先端部領域において外部に向けて取
    付けられたレーザー発光用光ファイバーとを備えている
    ことを特徴とする管状器官の検査治療装置。
  2. 【請求項2】 前記形状記憶合金チューブの先端部に形
    成された溝は、全体として螺旋状又は所定間隔で配列さ
    れた環状をなし、ところどころが連結部によって途切れ
    た形状をなす溝である請求項1記載の管状器官の検査治
    療装置。
  3. 【請求項3】 前記形状記憶合金チューブの先端部に形
    成された溝は、連続した螺旋状の溝である請求項1記載
    の管状器官の検査治療装置。
JP7199076A 1995-07-12 1995-07-12 管状器官の検査治療装置 Pending JPH0924019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7199076A JPH0924019A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 管状器官の検査治療装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7199076A JPH0924019A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 管状器官の検査治療装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0924019A true JPH0924019A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16401713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7199076A Pending JPH0924019A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 管状器官の検査治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0924019A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6485411B1 (en) * 2000-04-12 2002-11-26 Circon Corporation Endoscope shaft with superelastic alloy spiral frame and braid
US6749560B1 (en) * 1999-10-26 2004-06-15 Circon Corporation Endoscope shaft with slotted tube
US6780151B2 (en) 1999-10-26 2004-08-24 Acmi Corporation Flexible ureteropyeloscope
JP2008258998A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Audio Technica Corp 狭指向性マイクロホン用音響管、狭指向性マイクロホン、及び狭指向性マイクロホン用音響管の製造方法
GB2456165A (en) * 2008-01-04 2009-07-08 Gyrus Medical Ltd Slotted, flexible shaft for an endoscopic instrument
JP2009240711A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Terumo Corp 生体内挿入用プローブ装置
JP2013523369A (ja) * 2010-04-15 2013-06-17 スミスズ メディカル インターナショナル リミテッド ビデオ装置
JP2014184061A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Fujikura Ltd ガイドワイヤ
JP2014527430A (ja) * 2011-08-03 2014-10-16 アルコン リサーチ, リミテッド 関節眼科手術プローブ
KR20190123767A (ko) * 2017-03-22 2019-11-01 후아 상 형상기억합금 하이포튜브 및 혈관 광섬유 가이드와이어에서의 사용 방법
JP2021532910A (ja) * 2018-08-02 2021-12-02 アイピー2アイピーオー イノベ−ションズ リミテッド ジョイント
JP2022506389A (ja) * 2018-10-31 2022-01-17 Hoya株式会社 内視鏡用挿入管の製造方法、及び挿入管を備えた内視鏡

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6749560B1 (en) * 1999-10-26 2004-06-15 Circon Corporation Endoscope shaft with slotted tube
US6780151B2 (en) 1999-10-26 2004-08-24 Acmi Corporation Flexible ureteropyeloscope
USRE41475E1 (en) 1999-10-26 2010-08-03 Gyrus Acmi, Inc. Flexible ureteropyeloscope
US6485411B1 (en) * 2000-04-12 2002-11-26 Circon Corporation Endoscope shaft with superelastic alloy spiral frame and braid
JP2008258998A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Audio Technica Corp 狭指向性マイクロホン用音響管、狭指向性マイクロホン、及び狭指向性マイクロホン用音響管の製造方法
GB2456165A (en) * 2008-01-04 2009-07-08 Gyrus Medical Ltd Slotted, flexible shaft for an endoscopic instrument
JP2009240711A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Terumo Corp 生体内挿入用プローブ装置
JP2013523369A (ja) * 2010-04-15 2013-06-17 スミスズ メディカル インターナショナル リミテッド ビデオ装置
JP2014527430A (ja) * 2011-08-03 2014-10-16 アルコン リサーチ, リミテッド 関節眼科手術プローブ
US9795505B2 (en) 2011-08-03 2017-10-24 Alcon Research, Ltd. Articulating ophthalmic surgical probe
JP2014184061A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Fujikura Ltd ガイドワイヤ
WO2014155794A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 株式会社フジクラ ガイドワイヤ
US9801528B2 (en) 2013-03-25 2017-10-31 Fujikura Ltd. Guidewire
KR20190123767A (ko) * 2017-03-22 2019-11-01 후아 상 형상기억합금 하이포튜브 및 혈관 광섬유 가이드와이어에서의 사용 방법
JP2021532910A (ja) * 2018-08-02 2021-12-02 アイピー2アイピーオー イノベ−ションズ リミテッド ジョイント
JP2022506389A (ja) * 2018-10-31 2022-01-17 Hoya株式会社 内視鏡用挿入管の製造方法、及び挿入管を備えた内視鏡
US12075972B2 (en) 2018-10-31 2024-09-03 Hoya Corporation Method for manufacturing an insertion tube of an endoscope and endoscope comprising an insertion tube

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0924019A (ja) 管状器官の検査治療装置
CN107847115A (zh) 内窥镜用盖子、内窥镜和内窥镜用盖子制造方法
JPH069540B2 (ja) 内視鏡
JP4402538B2 (ja) 内視鏡とその製造方法、修理方法
JP2001128929A (ja) 内視鏡
CN1859941B (zh) 具有弯曲段的导丝
JPH06285010A (ja) 内視鏡装置
JPH0561605B2 (ja)
JP2006288821A (ja) 電子内視鏡
JP3499987B2 (ja) ベビースコープの挿入部可撓管
JPH09108175A (ja) 内視鏡
WO2020096035A1 (ja) 内視鏡
JP6850694B2 (ja) 内視鏡及び内視鏡の製造方法
JP2985699B2 (ja) 可撓膜装着装置
JPH0852108A (ja) 内視鏡
JP3092976B2 (ja) 内視鏡
JP3814055B2 (ja) 前方視型細径内視鏡の先端部
JP3499981B2 (ja) 内視鏡
JPH0366352A (ja) 内視鏡
JP3780056B2 (ja) 内視鏡用湾曲操作ワイヤの固定方法
JP3229709B2 (ja) 内視鏡の挿入部
JP2004073433A (ja) 内視鏡
JP3619303B2 (ja) 内視鏡
JPH02293808A (ja) 内視鏡用光ファイババンドル
JP3020442B2 (ja) 接触型内視鏡