JPH09240020A - インクジェットプリンタのインク供給装置 - Google Patents
インクジェットプリンタのインク供給装置Info
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- JPH09240020A JPH09240020A JP9072739A JP7273997A JPH09240020A JP H09240020 A JPH09240020 A JP H09240020A JP 9072739 A JP9072739 A JP 9072739A JP 7273997 A JP7273997 A JP 7273997A JP H09240020 A JPH09240020 A JP H09240020A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッドの小型軽量化が可能なインク供給装置
を提供する。 【解決手段】 このインク供給装置は，印刷領域（Ａ）
とホーム領域（Ｂ）との間を案内されるキャリジ（３
０）と，そのキャリジに装着され所定量のインクを貯留
可能なインクチャンバ（４２）を備えたヘッド（４０）
と，ヘッドに装着され，印刷領域で所定の制御信号に応
じて印字を行うとともに，ホーム領域でその先端部をク
リーニングして密閉することが可能なノズル（４１）
と，メインフレームに設けられ補充用インクを貯留する
インクタンク（６０）と，メインフレームに設けられキ
ャリジがホーム領域に移動すると，インクタンクとイン
クチャンバとを連通してインクチャンバにインクを補充
するインク補充手段（７０）とを備えており，ヘッドが
ホーム領域に移動するごとにインク補充可能なので，イ
ンクチャンバの容積を必要最小限とし，ヘッドの小型軽
量化を達成できる。
を提供する。 【解決手段】 このインク供給装置は，印刷領域（Ａ）
とホーム領域（Ｂ）との間を案内されるキャリジ（３
０）と，そのキャリジに装着され所定量のインクを貯留
可能なインクチャンバ（４２）を備えたヘッド（４０）
と，ヘッドに装着され，印刷領域で所定の制御信号に応
じて印字を行うとともに，ホーム領域でその先端部をク
リーニングして密閉することが可能なノズル（４１）
と，メインフレームに設けられ補充用インクを貯留する
インクタンク（６０）と，メインフレームに設けられキ
ャリジがホーム領域に移動すると，インクタンクとイン
クチャンバとを連通してインクチャンバにインクを補充
するインク補充手段（７０）とを備えており，ヘッドが
ホーム領域に移動するごとにインク補充可能なので，イ
ンクチャンバの容積を必要最小限とし，ヘッドの小型軽
量化を達成できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタのヘッドに係り，特に，キャリッジシャフト上を駆
動されるヘッド内に必要最小容量のインクのみを補充し
するように構成して，軽量化及び小型化するとともに，
ヘッドの高速駆動を可能にするように改善されたインク
ジェットプリンタのインク供給装置に関する。
ンタのヘッドに係り，特に，キャリッジシャフト上を駆
動されるヘッド内に必要最小容量のインクのみを補充し
するように構成して，軽量化及び小型化するとともに，
ヘッドの高速駆動を可能にするように改善されたインク
ジェットプリンタのインク供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に，インクジェットプリンタは，印
刷すべき文字や図形をドットマトリックス状に画素分割
して，それぞれの画素の有する位置情報に比例した電圧
でインク粒子を帯電させた後，これを静電場で偏向し
て，用紙などの印刷媒体の表面に到達させることによ
り，画素情報を印刷するプリンタである。
刷すべき文字や図形をドットマトリックス状に画素分割
して，それぞれの画素の有する位置情報に比例した電圧
でインク粒子を帯電させた後，これを静電場で偏向し
て，用紙などの印刷媒体の表面に到達させることによ
り，画素情報を印刷するプリンタである。
【０００３】かかるインクジェットプリンタは，一般的
に，メインフレームに支持されるキャリジシャフトを介
して印刷領域とホーム領域との間をタイムベルトにより
案内されるキャリジと，キャリジに装着されキャリジと
ともに移動しつつ，インクを所定の液滴形状に成形して
印刷媒体に対して噴出するノズルが形成されたヘッド
と，印刷時に一定周期で発せられるクリーニング信号に
応じてヘッドをクリーニングし密閉するホーム一部を備
えている。
に，メインフレームに支持されるキャリジシャフトを介
して印刷領域とホーム領域との間をタイムベルトにより
案内されるキャリジと，キャリジに装着されキャリジと
ともに移動しつつ，インクを所定の液滴形状に成形して
印刷媒体に対して噴出するノズルが形成されたヘッド
と，印刷時に一定周期で発せられるクリーニング信号に
応じてヘッドをクリーニングし密閉するホーム一部を備
えている。
【０００４】かかるインクジェットプリンタでは，所定
の印刷信号が印加されることにより，メインフレーム上
に設けられたキャリジ及びヘッドが左右に移動し，所定
位置において，ヘッドに設けられたノズルを介して所定
の液滴形状に成形されたインクが印刷媒体に向かって噴
射され，適当な駆動手段により移送される用紙上に，イ
ンクの液滴が付着して印刷が行われる。
の印刷信号が印加されることにより，メインフレーム上
に設けられたキャリジ及びヘッドが左右に移動し，所定
位置において，ヘッドに設けられたノズルを介して所定
の液滴形状に成形されたインクが印刷媒体に向かって噴
射され，適当な駆動手段により移送される用紙上に，イ
ンクの液滴が付着して印刷が行われる。
【０００５】ところで，図４に示すように，キャリジシ
ャフト１に案内されて，左右に移動するヘッド２には，
所定量のインクを充填することが可能なインクタンク３
を備えており，インクタンク２ａ内に充填されたインク
が全て消耗されるまで，印刷動作を行うことが可能であ
る。インクタンク２ａに充填されるインク量は，所定量
の印刷動作を行うに充分な量，例えば，約５００〜１０
００枚程度の印刷を行うことができる量であり，充填さ
れるインク量に応じて，ヘッド２を比較的大きな寸法に
せざるを得ず，またインクが充填されたヘッド２の重量
も比較的重く成らざるを得なかった。かかる被駆動体の
重量と占有面積は，モータなどの駆動力と機器の大きさ
に全体的な影響を及ぼすため問題となっていた。
ャフト１に案内されて，左右に移動するヘッド２には，
所定量のインクを充填することが可能なインクタンク３
を備えており，インクタンク２ａ内に充填されたインク
が全て消耗されるまで，印刷動作を行うことが可能であ
る。インクタンク２ａに充填されるインク量は，所定量
の印刷動作を行うに充分な量，例えば，約５００〜１０
００枚程度の印刷を行うことができる量であり，充填さ
れるインク量に応じて，ヘッド２を比較的大きな寸法に
せざるを得ず，またインクが充填されたヘッド２の重量
も比較的重く成らざるを得なかった。かかる被駆動体の
重量と占有面積は，モータなどの駆動力と機器の大きさ
に全体的な影響を及ぼすため問題となっていた。
【０００６】すなわち，通常は，インクの交換時期を延
長するために許容最大量のインクを充填するので，その
重量に応じて，ヘッド２を駆動するための動力が相対的
に大きくならざるを得ない。また，充填されるインク量
に応じてインクタンク２ａの寸法も大きくせざるを得
ず，ヘッド２は，使用待機状態であっても，その容積に
応じた空間を占有するので，その結果，プリンタが相対
的に大きくなるざる得ないという問題点があった。
長するために許容最大量のインクを充填するので，その
重量に応じて，ヘッド２を駆動するための動力が相対的
に大きくならざるを得ない。また，充填されるインク量
に応じてインクタンク２ａの寸法も大きくせざるを得
ず，ヘッド２は，使用待機状態であっても，その容積に
応じた空間を占有するので，その結果，プリンタが相対
的に大きくなるざる得ないという問題点があった。
【０００７】また，インクが無くなるたびにヘッドを交
換するというメンテナンスの不便さを解決するため，図
５に示すように，プリンタ本体に別個インクタンク３を
設けて，ポンプ４のポンピング力によりチューブ５を通
してインクをヘッド２に連続的に供給するような構成も
提案されている。しかし，かかる構成では，所定の圧力
でインクを供給するためのポンプ４及びチューブ５が必
要であり，また，チューブ５は反復的に屈折動作するの
で，耐久性のある柔軟な材質で構成する必要があり，さ
らに，供給圧力がノズルに悪影響を与えないように，供
給インクを適宜回収するためにチューブ５は二重管路で
形成せねばならないなど，構造上の多くの問題点を有し
ていた。
換するというメンテナンスの不便さを解決するため，図
５に示すように，プリンタ本体に別個インクタンク３を
設けて，ポンプ４のポンピング力によりチューブ５を通
してインクをヘッド２に連続的に供給するような構成も
提案されている。しかし，かかる構成では，所定の圧力
でインクを供給するためのポンプ４及びチューブ５が必
要であり，また，チューブ５は反復的に屈折動作するの
で，耐久性のある柔軟な材質で構成する必要があり，さ
らに，供給圧力がノズルに悪影響を与えないように，供
給インクを適宜回収するためにチューブ５は二重管路で
形成せねばならないなど，構造上の多くの問題点を有し
ていた。
【０００８】そして，従来のインクジェットプリンタの
インク供給装置が抱えている上記のような問題点は，プ
リンタに高速印刷能力が要求されるにつれて，また小型
化・軽量化が要求されるにつれて，無視できないほど顕
著になっている。
インク供給装置が抱えている上記のような問題点は，プ
リンタに高速印刷能力が要求されるにつれて，また小型
化・軽量化が要求されるにつれて，無視できないほど顕
著になっている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明は，従来のイン
クジェットプリンタのインク供給装置が抱えている上記
のような問題点に鑑みて成されたものであり，その目的
は，被駆動体であるヘッドに必要最小容量のインクのみ
を連続的補充するように構成し，ヘッド部の小型軽量化
を図るとともに，容易に高速駆動を行うことが可能な，
新規かつ改良されたインクジェットプリンタのインク供
給装置を提供することである。
クジェットプリンタのインク供給装置が抱えている上記
のような問題点に鑑みて成されたものであり，その目的
は，被駆動体であるヘッドに必要最小容量のインクのみ
を連続的補充するように構成し，ヘッド部の小型軽量化
を図るとともに，容易に高速駆動を行うことが可能な，
新規かつ改良されたインクジェットプリンタのインク供
給装置を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に，請求項１に記載のインクジェットプリンタのインク
供給装置は，メインフレーム（１０）に支持されるキャ
リジシャフト（２０）を介して印刷領域（Ａ）とホーム
領域（Ｂ）との間を案内されるキャリジ（３０）と，そ
のキャリジ（３０）に装着され，所定量のインクを貯留
可能なインクチャンバ（４２）を備えたヘッド（４０）
と，そのヘッド（４０）に装着され，印刷領域（Ａ）に
おいて，所定の制御信号に応じてインクチャンバ（４
２）から供給されるインクを所定の液滴形状に成形して
印刷媒体（９）に対して噴出するとともに，ホーム領域
（Ｂ）において，その先端部をクリーニングして密閉す
ることが可能なように構成されたノズル（４１）と，メ
インフレーム（１０）に設けられ補充用インクを貯留す
るインクタンク（６０）と，メインフレーム（１０）に
設けられキャリジ（３０）がホーム領域（Ｂ）に移動し
た場合に，インクタンク（６０）とヘッド（４０）内の
インクチャンバ（４２）とを連通し，インクチャンバ
（４２）にインクを補充するインク補充手段（７０）
と，を備えたことを特徴としている。
に，請求項１に記載のインクジェットプリンタのインク
供給装置は，メインフレーム（１０）に支持されるキャ
リジシャフト（２０）を介して印刷領域（Ａ）とホーム
領域（Ｂ）との間を案内されるキャリジ（３０）と，そ
のキャリジ（３０）に装着され，所定量のインクを貯留
可能なインクチャンバ（４２）を備えたヘッド（４０）
と，そのヘッド（４０）に装着され，印刷領域（Ａ）に
おいて，所定の制御信号に応じてインクチャンバ（４
２）から供給されるインクを所定の液滴形状に成形して
印刷媒体（９）に対して噴出するとともに，ホーム領域
（Ｂ）において，その先端部をクリーニングして密閉す
ることが可能なように構成されたノズル（４１）と，メ
インフレーム（１０）に設けられ補充用インクを貯留す
るインクタンク（６０）と，メインフレーム（１０）に
設けられキャリジ（３０）がホーム領域（Ｂ）に移動し
た場合に，インクタンク（６０）とヘッド（４０）内の
インクチャンバ（４２）とを連通し，インクチャンバ
（４２）にインクを補充するインク補充手段（７０）
と，を備えたことを特徴としている。
【００１１】また，インク補充手段（７０）は，請求項
２に記載のように，インクタンク（６０）から供給され
るインクをインクチャンバ（４２）に案内するインク案
内手段（６１，７３）と，インクチャンバ（４２）とイ
ンク案内手段（６１，７３）とを開閉自在に連通するイ
ンク供給孔（６２）と，そのインク供給孔（６２）を開
閉する封止部材（７３６）と，メインフレーム（１０）
に揺動自在に取り付けられて，ヘッド（４０）が印刷領
域（Ａ）からホーム領域（Ｂ）へ移動する動作により押
圧されて，インク供給孔（６２）を封止する封止部材
（７３６）を開放する位置に移動させる揺動部材（７
１）と，ヘッド（４０）がホーム領域（Ｂ）から印刷領
域（Ａ）へ移動する動作により押圧が解除されて，封止
部材（７３６）をインク供給孔（６２）を封止する位置
に復帰させる弾性部材（７４）とから構成されることを
特徴としている。
２に記載のように，インクタンク（６０）から供給され
るインクをインクチャンバ（４２）に案内するインク案
内手段（６１，７３）と，インクチャンバ（４２）とイ
ンク案内手段（６１，７３）とを開閉自在に連通するイ
ンク供給孔（６２）と，そのインク供給孔（６２）を開
閉する封止部材（７３６）と，メインフレーム（１０）
に揺動自在に取り付けられて，ヘッド（４０）が印刷領
域（Ａ）からホーム領域（Ｂ）へ移動する動作により押
圧されて，インク供給孔（６２）を封止する封止部材
（７３６）を開放する位置に移動させる揺動部材（７
１）と，ヘッド（４０）がホーム領域（Ｂ）から印刷領
域（Ａ）へ移動する動作により押圧が解除されて，封止
部材（７３６）をインク供給孔（６２）を封止する位置
に復帰させる弾性部材（７４）とから構成されることを
特徴としている。
【００１２】さらに，上記インクジェットプリンタのイ
ンク供給装置は，請求項３に記載のように，インクタン
ク（６０）内を大気開放する空気管路（７５）が設けら
れており，空気管路（７５）の大気開放端（７５ａ）は
インクチャンバ（４２）の所定位置において開口し，補
充インクが大気開放端（７５ａ）位置にまで到達する
と，大気開放端（７５ａ）は補充インクにより封止され
るように構成されていることを特徴としている。
ンク供給装置は，請求項３に記載のように，インクタン
ク（６０）内を大気開放する空気管路（７５）が設けら
れており，空気管路（７５）の大気開放端（７５ａ）は
インクチャンバ（４２）の所定位置において開口し，補
充インクが大気開放端（７５ａ）位置にまで到達する
と，大気開放端（７５ａ）は補充インクにより封止され
るように構成されていることを特徴としている。
【００１３】さらに，インク案内手段（７０）は，請求
項４に記載のように，インクタンクに連通する内筒（６
１）と，その内筒（６１）に対して相対移動可能である
外筒（７３）と，内筒（６１）と外筒（７３）との間に
形成されてインクチャンバ（４２）にインクを供給可能
なインク流路（７３３）とから成り，インク供給孔（７
３３ａ）はインク流路（７３３）にインクを供給するよ
うに内筒（６１）に形成されており，封止部材（７３
６）は，内筒（６１）と外筒（７３）との相対移動に応
じてインク供給孔（６２）を開閉するように構成されて
おり，揺動部材（７１）は，ヘッド（４０）の移動に応
じて揺動し，ヘッド（４０）がホーム領域（Ｂ）に到達
するとインク供給孔（６２）を開放するように内筒（６
１）と外筒（７３）との相対移動を生じさせるように構
成されており，弾性部材（７４）は，ヘッド（４０）が
ホーム領域（Ｂ）から離れるにつれて，揺動部材（７
４）を復帰させてインク供給孔（６２）を閉止するよう
に内筒（６１）と外筒（７３）との相対移動を生じさせ
るように構成されている。
項４に記載のように，インクタンクに連通する内筒（６
１）と，その内筒（６１）に対して相対移動可能である
外筒（７３）と，内筒（６１）と外筒（７３）との間に
形成されてインクチャンバ（４２）にインクを供給可能
なインク流路（７３３）とから成り，インク供給孔（７
３３ａ）はインク流路（７３３）にインクを供給するよ
うに内筒（６１）に形成されており，封止部材（７３
６）は，内筒（６１）と外筒（７３）との相対移動に応
じてインク供給孔（６２）を開閉するように構成されて
おり，揺動部材（７１）は，ヘッド（４０）の移動に応
じて揺動し，ヘッド（４０）がホーム領域（Ｂ）に到達
するとインク供給孔（６２）を開放するように内筒（６
１）と外筒（７３）との相対移動を生じさせるように構
成されており，弾性部材（７４）は，ヘッド（４０）が
ホーム領域（Ｂ）から離れるにつれて，揺動部材（７
４）を復帰させてインク供給孔（６２）を閉止するよう
に内筒（６１）と外筒（７３）との相対移動を生じさせ
るように構成されている。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら，
本発明にかかるインクジェットプリンタのインク供給装
置の好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明にかかるインクジェットプリンタのインク供給装
置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【００１５】図１及び図２は，本発明の好適な実施形態
であり，このインクジェットプリンタのインク供給装置
は，メインフレーム１０に支持されるキャリジシャフト
２０を介して印刷領域（Ａ）とホーム領域（Ｂ）との間
を案内されるキャリジ３０と，そのキャリジ３０に装着
され，所定量のインクを貯留可能なインクチャンバ４２
を備えたヘッド４０と，そのヘッド４０に装着され，印
刷領域（Ａ）において，所定の制御信号に応じてインク
チャンバ４２から供給されるインクを所定の液滴形状に
成形して印刷媒体９に対して噴出するとともに，ホーム
領域（Ｂ）において，クリーニング／密閉部材５０によ
り，その先端部をクリーニングして密閉することが可能
なように構成されたノズル４１と，メインフレーム１０
に設けられ補充用インクを貯留するインクタンク６０
と，メインフレーム１０に設けられキャリジ３０がホー
ム領域（Ｂ）に移動した場合に，インクタンク６０とヘ
ッド４０内のインクチャンバ４２とを連通し，インクチ
ャンバ４２にインクを補充するインク補充手段７０とを
備えたことを特徴としている。
であり，このインクジェットプリンタのインク供給装置
は，メインフレーム１０に支持されるキャリジシャフト
２０を介して印刷領域（Ａ）とホーム領域（Ｂ）との間
を案内されるキャリジ３０と，そのキャリジ３０に装着
され，所定量のインクを貯留可能なインクチャンバ４２
を備えたヘッド４０と，そのヘッド４０に装着され，印
刷領域（Ａ）において，所定の制御信号に応じてインク
チャンバ４２から供給されるインクを所定の液滴形状に
成形して印刷媒体９に対して噴出するとともに，ホーム
領域（Ｂ）において，クリーニング／密閉部材５０によ
り，その先端部をクリーニングして密閉することが可能
なように構成されたノズル４１と，メインフレーム１０
に設けられ補充用インクを貯留するインクタンク６０
と，メインフレーム１０に設けられキャリジ３０がホー
ム領域（Ｂ）に移動した場合に，インクタンク６０とヘ
ッド４０内のインクチャンバ４２とを連通し，インクチ
ャンバ４２にインクを補充するインク補充手段７０とを
備えたことを特徴としている。
【００１６】インク補充手段７０は，インクタンク６０
の下部に一体に形成され，一側にインク供給孔６２が形
成され，下端は塞がったインク供給管（内筒）６１と，
メインフレーム１０に軸設されキャリジ３０がホーム領
域（Ｂ）に移動した場合に，ピン７２を基準として揺動
動作するＬ字レバー７１と，レバー７１の一端に一体に
設けられＬ字レバー７１の揺動動作に応じて，インク供
給管６１に案内されて上下移動するインク補充ノズル
（外筒）７３と，インク補充ノズル７３と一体的に構成
されて，インク補充ノズル７３の動作に応じて，インク
供給孔６２を開閉させ，ヘッド４０にインクを供給及び
中断させる封止部材７３６と，キャリジ３０が印刷領域
（Ａ）に移動する際に，Ｌ字レバー７１を弾性付勢して
原状復帰させ，インク補充ノズル７３の封止部材７３６
がインク供給管６１のインク供給孔６２を遮断するよう
に動作する弾力部材７４より構成される。
の下部に一体に形成され，一側にインク供給孔６２が形
成され，下端は塞がったインク供給管（内筒）６１と，
メインフレーム１０に軸設されキャリジ３０がホーム領
域（Ｂ）に移動した場合に，ピン７２を基準として揺動
動作するＬ字レバー７１と，レバー７１の一端に一体に
設けられＬ字レバー７１の揺動動作に応じて，インク供
給管６１に案内されて上下移動するインク補充ノズル
（外筒）７３と，インク補充ノズル７３と一体的に構成
されて，インク補充ノズル７３の動作に応じて，インク
供給孔６２を開閉させ，ヘッド４０にインクを供給及び
中断させる封止部材７３６と，キャリジ３０が印刷領域
（Ａ）に移動する際に，Ｌ字レバー７１を弾性付勢して
原状復帰させ，インク補充ノズル７３の封止部材７３６
がインク供給管６１のインク供給孔６２を遮断するよう
に動作する弾力部材７４より構成される。
【００１７】さらに，一端７５ｂはインクタンク６０の
上部に連結され，他端７５ａはインク補充ノズル７３の
終端付近に配置される空気チューブ７５を備えている。
この空気チューブ７５は，ヘッド４０にインクが補充さ
れる場合には，インクタンク６０内に大気圧を作用させ
て，インクの供給を円滑化するとともに，インクチャン
バ４２内に設定量のインクが補充されると，所定位置ま
で上昇したインクの液面により，その大気開放端７５ａ
が遮断され，それ以上のインク供給を禁止するように動
作する。
上部に連結され，他端７５ａはインク補充ノズル７３の
終端付近に配置される空気チューブ７５を備えている。
この空気チューブ７５は，ヘッド４０にインクが補充さ
れる場合には，インクタンク６０内に大気圧を作用させ
て，インクの供給を円滑化するとともに，インクチャン
バ４２内に設定量のインクが補充されると，所定位置ま
で上昇したインクの液面により，その大気開放端７５ａ
が遮断され，それ以上のインク供給を禁止するように動
作する。
【００１８】インク補充ノズル７３は，インク供給管６
１に案内され上下移動できるように形成される作動孔７
３１と，下部に作動孔７３１と連通されヘッド４０のイ
ンクチャンバ４２にインクを補充させるように尖った円
錐型のインク案内管７３２と，作動孔７３１の一側に上
下にインク補充口７３３ａとインク排出口７３３ｂを形
成して相互連通させて，インク供給管６１のインク供給
孔６２とインク補充口７３３ａを相互連通及び遮断させ
るインク流路７３３と，作動孔７３１の入口側に設けて
インク供給管６１間の気密を保たせるパッキング７３４
と，Ｌ字レバー７１の一側と案内ピン７１ａを介して連
結され，Ｌ字レバー７１の回動角度に応じて垂直方向に
昇降運動するように構成される長孔形状の案内孔７３５
とから主に構成されている。
１に案内され上下移動できるように形成される作動孔７
３１と，下部に作動孔７３１と連通されヘッド４０のイ
ンクチャンバ４２にインクを補充させるように尖った円
錐型のインク案内管７３２と，作動孔７３１の一側に上
下にインク補充口７３３ａとインク排出口７３３ｂを形
成して相互連通させて，インク供給管６１のインク供給
孔６２とインク補充口７３３ａを相互連通及び遮断させ
るインク流路７３３と，作動孔７３１の入口側に設けて
インク供給管６１間の気密を保たせるパッキング７３４
と，Ｌ字レバー７１の一側と案内ピン７１ａを介して連
結され，Ｌ字レバー７１の回動角度に応じて垂直方向に
昇降運動するように構成される長孔形状の案内孔７３５
とから主に構成されている。
【００１９】なお，弾力部材７４は，本実施の形態で
は，コイルバネを用いたが，トーションバネまたはその
他のこれと同様な作用効果を有するものならいずれを用
いても良い。また，空気チューブ７５は，インクタンク
６０に固定し，位置ずれが生じたり，他の部品と接触し
ないように構成することが好ましい。
は，コイルバネを用いたが，トーションバネまたはその
他のこれと同様な作用効果を有するものならいずれを用
いても良い。また，空気チューブ７５は，インクタンク
６０に固定し，位置ずれが生じたり，他の部品と接触し
ないように構成することが好ましい。
【００２０】次に，上記のように構成されたインクジェ
ットプリンタのインク供給装置の動作について説明す
る。
ットプリンタのインク供給装置の動作について説明す
る。
【００２１】まず，図１の実線に示すように，ヘッド４
０は，印刷領域（Ａ）において所定の印刷動作を完了し
た後や，次のページの印刷を行う際に，ノズル４１のク
リーニング及び密閉を行うために，図１の仮想線及び図
３に示すように，キャリジ３０によりホーム領域（Ａ）
に移動し，クリーニング／密閉部材５０により所定のク
リーニング処理が施され，ノズル先端が乾燥しないよう
に密閉される。
０は，印刷領域（Ａ）において所定の印刷動作を完了し
た後や，次のページの印刷を行う際に，ノズル４１のク
リーニング及び密閉を行うために，図１の仮想線及び図
３に示すように，キャリジ３０によりホーム領域（Ａ）
に移動し，クリーニング／密閉部材５０により所定のク
リーニング処理が施され，ノズル先端が乾燥しないよう
に密閉される。
【００２２】キャリジ３０が，印刷領域（Ａ）からホー
ム領域（Ｂ）に移動するととともに，図３に示すよう
に，インク補充手段７０のＬ字レバー７１の他端を押す
ので，Ｌ字レバー７１は弾力部材７４の弾力に抗して，
ピン７２を基準として，図面上左回転（下向き回転）す
ることになり，その結果，インクタンク６０のインク案
内管７３２がヘッド４０の上部に位置して，インク補充
の準備をする。
ム領域（Ｂ）に移動するととともに，図３に示すよう
に，インク補充手段７０のＬ字レバー７１の他端を押す
ので，Ｌ字レバー７１は弾力部材７４の弾力に抗して，
ピン７２を基準として，図面上左回転（下向き回転）す
ることになり，その結果，インクタンク６０のインク案
内管７３２がヘッド４０の上部に位置して，インク補充
の準備をする。
【００２３】一方，左回転するＬ字レバー７１により，
Ｌ字レバー７１の自由端に案内ピン７１ａで連結された
インク補充ノズル７３が垂直方向に下降し，インク補充
ノズル７３の下降により，遮断されていたインク補充ノ
ズル７３のインク補充口７３３ａがインク貯蔵タンク６
０のインク供給管６１のインク供給孔６２と一致して，
インク貯蔵タンク６０内のインクはインク供給管６１及
びインク供給孔６２を通してインク補充ノズル７３のイ
ンク補充口７３３ａ，インク流路７３３，インク排出口
７３３ｂ及びインク案内管７３２の順に流通し，ヘッド
４０のインクチャンバ４２に供給される。
Ｌ字レバー７１の自由端に案内ピン７１ａで連結された
インク補充ノズル７３が垂直方向に下降し，インク補充
ノズル７３の下降により，遮断されていたインク補充ノ
ズル７３のインク補充口７３３ａがインク貯蔵タンク６
０のインク供給管６１のインク供給孔６２と一致して，
インク貯蔵タンク６０内のインクはインク供給管６１及
びインク供給孔６２を通してインク補充ノズル７３のイ
ンク補充口７３３ａ，インク流路７３３，インク排出口
７３３ｂ及びインク案内管７３２の順に流通し，ヘッド
４０のインクチャンバ４２に供給される。
【００２４】ヘッド４０のインクチャンバ４２内のイン
クが消耗され，予め設定された液面以下である場合に
は，空気チューブ７５の大気開放端７５ａが大気に露出
される。すなわち，空気チューブ７５は，インクタンク
６０に固定されており，大気開放端７５ａがインク案内
管７３２の端部と略同一水準に保持されるので，インク
が設定された液面以下の場合には，空気チューブ７５の
大気開放端７５ａが大気中に露出されることになる。も
ちろん，印刷領域（Ａ）においては，空気チューブ７５
の大気開放端７５ａは，常に大気中に露出されている
が，インク補充口７３３ａとインク供給管６１のインク
供給孔６２とが一致していないので（すなわち，インク
補充ノズル７３の封止部材７３６によりインク供給孔６
２が封止されている状態なので），インクタンク６０内
に空気チューブ７５を介して大気圧が作用しても，イン
クの排出は行われない。
クが消耗され，予め設定された液面以下である場合に
は，空気チューブ７５の大気開放端７５ａが大気に露出
される。すなわち，空気チューブ７５は，インクタンク
６０に固定されており，大気開放端７５ａがインク案内
管７３２の端部と略同一水準に保持されるので，インク
が設定された液面以下の場合には，空気チューブ７５の
大気開放端７５ａが大気中に露出されることになる。も
ちろん，印刷領域（Ａ）においては，空気チューブ７５
の大気開放端７５ａは，常に大気中に露出されている
が，インク補充口７３３ａとインク供給管６１のインク
供給孔６２とが一致していないので（すなわち，インク
補充ノズル７３の封止部材７３６によりインク供給孔６
２が封止されている状態なので），インクタンク６０内
に空気チューブ７５を介して大気圧が作用しても，イン
クの排出は行われない。
【００２５】これに対して，ホーム領域（Ｂ）において
は，インク補充ノズル７３のインク補充口７３３ａとイ
ンク供給管６１のインク供給孔６２とが連通するととも
に，空気チューブ７５の大気開放端７５ａを介してイン
クタンク６０内に大気圧が作用するので，前述したよう
にインク供給管６１とインク補充ノズル７３を通してヘ
ッド４０のインクチャンバ４２にインクが補充される。
は，インク補充ノズル７３のインク補充口７３３ａとイ
ンク供給管６１のインク供給孔６２とが連通するととも
に，空気チューブ７５の大気開放端７５ａを介してイン
クタンク６０内に大気圧が作用するので，前述したよう
にインク供給管６１とインク補充ノズル７３を通してヘ
ッド４０のインクチャンバ４２にインクが補充される。
【００２６】ヘッド４０のインクチャンバ４２に補充さ
れるインクの液面が予め設定された位置にまで到達する
と，空気チューブ７５の大気開放端７５ａが充填された
インクにより封止されるので，空気チューブ７５を介し
てインクタンク６０内に大気圧が作用できなくなる。大
気圧の遮断されると，インクタンク６０内には真空圧が
作用して，インクは前述した経路に排出されない。この
ように，本実施の形態によれば，ヘッド４０に所定量の
インクが補充されると，自動的にインクの排出が遮断さ
れるので，インクがインクチャンバ４２からオーバーフ
ローするような事態が回避され，インクの損失防止と，
プリンタ機器，ユーザーの手や衣服などの汚れを効果的
に防止できる。
れるインクの液面が予め設定された位置にまで到達する
と，空気チューブ７５の大気開放端７５ａが充填された
インクにより封止されるので，空気チューブ７５を介し
てインクタンク６０内に大気圧が作用できなくなる。大
気圧の遮断されると，インクタンク６０内には真空圧が
作用して，インクは前述した経路に排出されない。この
ように，本実施の形態によれば，ヘッド４０に所定量の
インクが補充されると，自動的にインクの排出が遮断さ
れるので，インクがインクチャンバ４２からオーバーフ
ローするような事態が回避され，インクの損失防止と，
プリンタ機器，ユーザーの手や衣服などの汚れを効果的
に防止できる。
【００２７】ヘッド４０にインクが補充がされた後，ヘ
ッド４０が次の印刷動作のために印刷領域（Ａ）に移動
されると，ヘッド４０がＬ字レバー７１から離脱し，そ
の際に瞬間的に圧縮されていた弾力部材７４の弾力が作
用して，Ｌ字レバー７１を図面上右回転（上向き回転）
させ，原状復帰させる。昇降レバー７１の原状復帰によ
り，案内ピン７１ａに連結されたインク補充ノズル７３
及び封止部材７３６も同時に上昇して，インク供給管６
１のインク供給孔６２とインク補充ノズル７３のインク
補充口７３３ａが相互に遮断される。
ッド４０が次の印刷動作のために印刷領域（Ａ）に移動
されると，ヘッド４０がＬ字レバー７１から離脱し，そ
の際に瞬間的に圧縮されていた弾力部材７４の弾力が作
用して，Ｌ字レバー７１を図面上右回転（上向き回転）
させ，原状復帰させる。昇降レバー７１の原状復帰によ
り，案内ピン７１ａに連結されたインク補充ノズル７３
及び封止部材７３６も同時に上昇して，インク供給管６
１のインク供給孔６２とインク補充ノズル７３のインク
補充口７３３ａが相互に遮断される。
【００２８】このようにして，インク供給管６１のイン
ク供給孔６２がインク補充ノズル７３の封止部材７３６
により封止されるので，ヘッド４０の移動とともに，空
気チューブ７５の大気下方端７５ａがヘッド４０のイン
クチャンバ４２内に充填されたインクから外れて，大気
圧に露出されたとしても，インクタンク６０のインクが
インク供給孔６２からインク流路７３３に排出されるこ
とはない。
ク供給孔６２がインク補充ノズル７３の封止部材７３６
により封止されるので，ヘッド４０の移動とともに，空
気チューブ７５の大気下方端７５ａがヘッド４０のイン
クチャンバ４２内に充填されたインクから外れて，大気
圧に露出されたとしても，インクタンク６０のインクが
インク供給孔６２からインク流路７３３に排出されるこ
とはない。
【００２９】以上のように，本実施の形態にかかるイン
ク供給装置よれば，インクを貯留するヘッド４０のイン
クチャンバ４２の容量を必要最小限のインクが充填でき
る程度の大きさにすることができる。そして，必要に応
じて，例えば用紙のページ毎にインク使用量が一定でな
い印刷ジョブを行う場合や，グラフィックス印刷のよう
に負荷の高い印刷を行う場合には，ノズル４１のクリー
ニングのためにヘッド４０がホーム領域（Ｂ）に移動す
るとたびにインクインク６０からヘッド４０のインクチ
ャンバ４２にインクを連続的に補充するように構成する
ことができる。このように，本実施の形態にかかるイン
ク供給装置よれば，ヘッド４０を小型軽量化して，駆動
に必要な動力を低容量化することが可能となり，さら
に，装置の構造を単純化し，製造コストを下げることが
可能となり，また同時に，ヘッド４０を容易に高速駆動
することが可能なのでプリンタの性能を向上させること
ができる。
ク供給装置よれば，インクを貯留するヘッド４０のイン
クチャンバ４２の容量を必要最小限のインクが充填でき
る程度の大きさにすることができる。そして，必要に応
じて，例えば用紙のページ毎にインク使用量が一定でな
い印刷ジョブを行う場合や，グラフィックス印刷のよう
に負荷の高い印刷を行う場合には，ノズル４１のクリー
ニングのためにヘッド４０がホーム領域（Ｂ）に移動す
るとたびにインクインク６０からヘッド４０のインクチ
ャンバ４２にインクを連続的に補充するように構成する
ことができる。このように，本実施の形態にかかるイン
ク供給装置よれば，ヘッド４０を小型軽量化して，駆動
に必要な動力を低容量化することが可能となり，さら
に，装置の構造を単純化し，製造コストを下げることが
可能となり，また同時に，ヘッド４０を容易に高速駆動
することが可能なのでプリンタの性能を向上させること
ができる。
【００３０】また，ヘッド４０の容量を小型化させるこ
とにより，往復動するヘッド４０の占有面積を縮小し
て，プリンタの規格を小型化し，カートリッジなど特別
な構造を採用することなしにインクのみを供給する構成
とすることができるので，印刷費用の節減が図れる。ま
た，インクタンクに適当な液面表示構造を添加すればイ
ンク供給時期をユーザーが予測できる。
とにより，往復動するヘッド４０の占有面積を縮小し
て，プリンタの規格を小型化し，カートリッジなど特別
な構造を採用することなしにインクのみを供給する構成
とすることができるので，印刷費用の節減が図れる。ま
た，インクタンクに適当な液面表示構造を添加すればイ
ンク供給時期をユーザーが予測できる。
【００３１】以上，添付図面を参照しながら，本発明に
かかるインクジェットプリンタ用のインク供給装置の好
適な実施形態について説明したが，本発明はかかる例に
限定されない。当業者であれば，特許請求の範囲に記載
された技術的思想の範疇内において各種の変更例または
修正例に想到することや容易であり，それらについても
当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
かかるインクジェットプリンタ用のインク供給装置の好
適な実施形態について説明したが，本発明はかかる例に
限定されない。当業者であれば，特許請求の範囲に記載
された技術的思想の範疇内において各種の変更例または
修正例に想到することや容易であり，それらについても
当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように，本発明によれば，
駆動されるヘッドに最小容量のインクのみを連続的に補
充する構成を採用することで，ヘッドの小型軽量化を図
ることが可能であり，さらに小型軽量化されたヘッドは
容易に高速駆動することが可能なので，プリンタの性能
を向上することが可能となり，また構造も単純なのでプ
リンタの製造コストを下げることも可能である。
駆動されるヘッドに最小容量のインクのみを連続的に補
充する構成を採用することで，ヘッドの小型軽量化を図
ることが可能であり，さらに小型軽量化されたヘッドは
容易に高速駆動することが可能なので，プリンタの性能
を向上することが可能となり，また構造も単純なのでプ
リンタの製造コストを下げることも可能である。
【図１】本発明にかかるインクジェットプリンタのイン
ク供給装置の概略構成を示す説明図である。
ク供給装置の概略構成を示す説明図である。
【図２】本発明にかかるインクジェットプリンタのイン
ク供給装置の動作を説明する説明図である。
ク供給装置の動作を説明する説明図である。
【図３】本発明にかかるインクジェットプリンタのイン
ク供給装置の動作を説明する説明図である。
ク供給装置の動作を説明する説明図である。
【図４】従来のヘッドのインク供給装置の一例の概略構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
【図５】インクを連続供給可能な従来のヘッドのインク
供給装置の一例の概略構成を示す説明図である。
供給装置の一例の概略構成を示す説明図である。
１０ メインフレーム ２０ キャリジシャフト ３０ キャリジ ４０ ヘッド ４１ ノズル ４２ インクチャンバ ５０ クリーニング／密閉部材 ６０ インクタンク ６１ インク供給管（内筒） ６２ インク供給孔 ７０ インク補充手段 ７１ Ｌ字レバー ７１ａ 案内ピン ７２ ヒンジピン ７３ インク補充ノズル（外筒） ７３１ 作動孔 ７３２ インク案内管 ７３３ インク流路 ７３４ パッキング ７３６ 封止部材 ７４ 弾力部材 ７５ 空気チューブ ７５ａ 大気開放端 ７５ｂ タンク開放端
Claims (4)
- 【請求項１】 メインフレームに支持されるキャリジシ
ャフトを介して印刷領域とホーム領域との間を案内され
るキャリジと；前記キャリジに装着され，所定量のイン
クを貯留可能なインクチャンバを備えたヘッドと；前記
ヘッドに装着され，前記印刷領域において，所定の制御
信号に応じて前記インクチャンバから供給されるインク
を所定の液滴形状に成形して印刷媒体に対して噴出する
とともに，前記ホーム領域において，その先端部をクリ
ーニングして密閉することが可能なように構成されたノ
ズルと；前記メインフレームに設けられ，補充用インク
を貯留するインクタンクと；前記メインフレームに設け
られ，前記キャリジがホーム領域に移動した場合に，前
記インクタンクと前記ヘッド内の前記インクチャンバと
を連通し，前記インクチャンバにインクを補充するイン
ク補充手段と；を備えたことを特徴とする，インクジェ
ットプリンタのインク供給装置。 - 【請求項２】 前記インク補充手段は，前記インクタン
クから供給されるインクを前記インクチャンバに案内す
るインク案内手段と；前記インクチャンバと前記インク
案内手段とを開閉自在に連通するインク供給孔と；前記
インク供給孔を開閉する封止部材と；前記メインフレー
ムに揺動自在に取り付けられて，前記ヘッドが前記印刷
領域から前記ホーム領域へ移動する動作により押圧され
て，前記インク供給孔を封止する前記封止部材を開放す
る位置に移動させる揺動部材と；前記ヘッドが前記ホー
ム領域から前記印刷領域へ移動する動作により押圧が解
除されて，前記封止部材を前記インク供給孔を封止する
位置に復帰させる弾性部材と；を備えていることを特徴
とする，請求項１に記載のインクジェットプリンタのイ
ンク供給装置。 - 【請求項３】 さらに，前記インクタンク内を大気開放
する空気管路が設けられており，前記空気管路の大気開
放端は前記インクチャンバの所定位置において開口し，
補充インクが前記大気開放端位置にまで到達すると，前
記大気開放端は補充インクにより封止されるように構成
されていることを特徴とする，請求項１または２に記載
のインクジェットプリンタのインク供給装置。 - 【請求項４】 前記インク案内手段は，前記インクタン
クに連通する内筒と，その内筒に対して相対移動可能で
ある外筒と，前記内筒と前記外筒との間に形成されて前
記インクチャンバにインクを供給可能なインク流路とか
ら成り；前記インク供給孔は，前記インク流路にインク
を供給するように前記内筒に形成されており；前記封止
部材は，前記内筒と前記外筒との相対移動に応じて前記
インク供給孔を開閉するように構成されており；前記揺
動部材は，前記ヘッドの移動に応じて揺動し，前記ヘッ
ドが前記ホーム領域に到達すると前記インク供給孔を開
放するように前記内筒と前記外筒との相対移動を生じさ
せるように構成されており；前記弾性部材は，前記ヘッ
ドが前記ホーム領域から離れるにつれて，前記揺動部材
を復帰させて前記インク供給孔を閉止するように前記内
筒と前記外筒との相対移動を生じさせるように構成され
ている；ことを特徴とする，請求項２に記載のインクジ
ェットプリンタのインク供給装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019960006142A KR100209510B1 (ko) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 잉크제트 프린터의 잉크 공급 장치 |
| KR1996P6142 | 1996-03-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09240020A true JPH09240020A (ja) | 1997-09-16 |
| JP2905755B2 JP2905755B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=19452679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9072739A Expired - Lifetime JP2905755B2 (ja) | 1996-03-08 | 1997-03-10 | インクジェットプリンタのインク供給装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5933172A (ja) |
| JP (1) | JP2905755B2 (ja) |
| KR (1) | KR100209510B1 (ja) |
| CN (1) | CN1082895C (ja) |
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| JP2020040326A (ja) * | 2018-09-12 | 2020-03-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置 |
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| ITTO20020428A1 (it) * | 2002-05-20 | 2003-11-20 | Tecnost Sistemi S P A | Stampante a getto di inchiostro con serbatoio ad alta capacita' e relativo sistema di rifornimento dell'inchiostro. |
| JP2004322530A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Canon Inc | インクカートリッジ |
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1996
- 1996-03-08 KR KR1019960006142A patent/KR100209510B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1997
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