JPH09239684A - 碍子チャッキング装置およびこれを用いた碍子清掃装置 - Google Patents

碍子チャッキング装置およびこれを用いた碍子清掃装置

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JPH09239684A
JPH09239684A JP8046415A JP4641596A JPH09239684A JP H09239684 A JPH09239684 A JP H09239684A JP 8046415 A JP8046415 A JP 8046415A JP 4641596 A JP4641596 A JP 4641596A JP H09239684 A JPH09239684 A JP H09239684A
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JP
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insulator
frame
gripping
guide
cleaning
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Application number
JP8046415A
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English (en)
Inventor
Akio Hino
昭夫 日野
Shigeyuki Suda
茂之 須田
Takashi Okayama
孝志 岡山
Kimito Tsuchiya
公人 土屋
Hideo Sugiura
秀男 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUDEN SEKKEI KK
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
TOUDEN SEKKEI KK
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】碍子が高所に配置され、しかも作業スペースが
狭い場合であっても、碍子の所定位置に効率よく、かつ
正確に機器を固定配置することができ、それによって碍
子の清掃、保守、点検等に係る作業の工数削減、工期短
縮、送電停止時間の短縮化等を図る。 【解決手段】断面が円形をした碍子15の一側方に配置
されて碍子に接離する方向に移動できるフレーム21
と、このフレームに支持されて移動し碍子の剛性部分の
外周側をその円弧面のうちフレーム側に面する半周以下
の範囲内で挟持する開閉式の1対の把持アーム22と、
この各把持アームの先端側にそれぞれ回動可能に設けら
れ碍子の把持アームによる挟持部分と反対側の半周側の
円弧部分に接してこれを把持する左右1対の補助フィン
ガー42とを備える。前記各補助フィンガーは弾性手段
で付勢され、フレームを碍子から離間させる方向の移動
力が働いたときに碍子への把持を開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送配電施設におい
て室内外の高所に配設される絶縁碍子(以下、碍子とい
う)の清掃、保守点検のために使用される遠隔操作用機
器を碍子の所定位置に固定配置する際に用いる碍子チャ
ッキング装置、およびこの碍子チャッキング装置を用い
た碍子清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送配電施設の屋内外に設置されている碍
子は、永年の使用によって汚れたり損傷したりする。こ
のため従来から、このような碍子についての清掃、損傷
等の点検および保守作業等が定期的に行われている。
【0003】ところで、碍子は安全上の理由から一般的
に高所に配置されている。そして従来では、碍子の設置
場所に足場等を組み上げ、その上に作業者が登って高所
作業を行っている。したがって、作業者の体の動きに制
約があったり、危険性が伴う等、これらの作業には実施
上で種々の困難な点が存在していた。その結果、従来で
は多量の足場材、作業人員が必要であり、工期が長くか
かる等の問題があった。
【0004】そこで最近では、落下や感電等の危険によ
る作業者の安全確保から、また送電停止等に基づく経済
上の理由、さらに作業時間の短縮等の点を考慮して、機
械設備等を導入して作業を自動化することが要求されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】碍子の清掃、保守、点
検等に係る作業の自動化を行うためには、対象となる碍
子の位置も機械的手段等を利用して正確に検出し、設備
機器を所定の位置に設置しなければならない。
【0006】しかし、碍子は高所にあって、しかもその
周囲には送電線等が配設されており、必ずしも十分な作
業スペースが確保できない。そして従来では未だ、その
ような狭い作業スペースの中で効率よく、かつ正確に碍
子の所定位置に機器を固定配置するための手段が開発さ
れていない。
【0007】さらに、清掃装置等の機器駆動部の不具合
等により、固定配置した機器を碍子から早急に離脱させ
る必要が生じる場合もある。従来では、このような離脱
を瞬時に行える機能を備えた碍子把持装置等も知られて
いない。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、碍子が高所に配置され、しかも
作業スペースが狭い場合であっても、碍子の所定位置に
効率よく、かつ正確に機器を固定配置することができ、
それによって碍子の清掃、保守、点検等に係る作業の工
数削減、工期短縮、送電停止時間の短縮化等が図れる碍
子チャッキング装置を提供することにある。
【0009】また本発明の他の目的は、必要に応じて機
器の碍子からの離脱を瞬時に行え、安全対策に沿う機能
も十分に備えた碍子チャッキング装置を提供することに
ある。
【0010】さらに他の目的は、前記のチャッキング装
置を備え、作業性および安全性に優れた清掃装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、断面が円形をした碍子の一
側方に配置されて前記碍子に接離する方向に移動できる
フレームと、このフレームに支持されて移動し前記碍子
の剛性部分の外周側をその円弧面のうち前記フレーム側
に面する半周以下の範囲内で挟持する開閉式の1対の把
持アームと、この各把持アームの先端側にそれぞれ回動
可能に設けられ前記碍子の前記把持アームによる挟持部
分と反対側の半周側の円弧部分に接してこれを把持する
左右1対の補助フィンガーとを備え、前記各補助フィン
ガーはそれぞれ前記把持アームに対して前記碍子を把持
する方向に弾性手段で付勢されており、その弾性手段の
付勢力は前記フレームを前記碍子から離間させる方向の
移動力が働いたときに前記補助フィンガーが前記碍子へ
の把持を開放する値に設定されていることを特徴とする
碍子チャッキング装置を提供する。
【0012】請求項2の発明では、請求項1記載の碍子
チャッキング装置において、1対の把持アームは円弧状
周縁を対碍子把持面とする略扇形をした対称形状の板状
とされており、これらの各把持アームを碍子に把持させ
る駆動手段は、各把持アームを互いに接離する方向に開
閉させる開閉駆動機構と、各把持アームを碍子に向って
回り込ませて接近および離間させるガイド機構とからな
り、前記開閉駆動機構は、碍子の中心線と直交する配置
でフレームに設けられモータによって正逆回転される正
および逆ねじ付きの1本の回転軸と、この回転軸の正お
よび逆ねじ部分にねじ孔を螺合させ前記回転軸の回転時
にその回転軸の軸心に沿って互いに接離する方向に同時
に移動する1対の開閉駆動ピンと、前記各把持アームに
それぞれ前記回転軸の軸心と直交する方向に形成されて
前記各開閉駆動ピンを摺動自在に挿入する長孔とによっ
て構成されており、前記ガイド機構は、前記碍子の中心
から前記フレーム側に向って偏心した点を中心とする円
弧に沿って前記フレームに形成された円弧状のガイド溝
と、前記各把持アームに互いに離間する配置で2個ずつ
突設され前記ガイド溝に摺動自在に係合するガイドピン
とからなることを特徴とする碍子チャッキング装置を提
供する。
【0013】請求項3の発明では、請求項1記載の碍子
チャッキング装置において、1対の補助フィンガーはそ
れぞれ折曲棒状のもので長さ方向略中間位置を各把持ア
ームに軸支されて各一端側が対碍子当接部、各他端側が
付勢力受け部とされており、これら補助フィンガーを碍
子把持方向に付勢する弾性手段は、前記付勢力受け部を
一定の範囲でそれぞれ摺動自在に支持するガイドロッド
と、この各ガイドロッドの周囲に配置されて前記各付勢
力受け部を押圧して前記対碍子当接部を互いに向き合せ
方向に付勢する圧縮コイルばねとからなることを特徴と
する碍子チャッキング装置を提供する。
【0014】請求項4の発明では、請求項1から3まで
のいずれかに記載の碍子チャッキング装置において、移
動できる台車と、この台車に設けられて上下方向に伸縮
する垂直ロッドと、この垂直ロッドの上端に設けられ水
平方向に伸縮する水平ロッドと、この水平ロッドの先端
に設けられ高所に配置した碍子に対して進退動作を行う
機器保持用の保持機構とを備え、この保持機構にフレー
ムが固定されていることを特徴とする碍子チャッキング
装置を提供する。
【0015】請求項5の発明では、請求項4記載の碍子
チャッキング装置を用い、かつ同項記載の保持機構に、
碍子の周囲に配置されてその碍子の周方向で回転動作す
る清掃機構を設けたことを特徴とする碍子清掃装置を提
供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る碍子チャッキ
ング装置およびこれを用いた碍子清掃装置の一実施形態
について図面を参照して説明する。
【0017】まず、図1および図2によって碍子清掃装
置全体の構成を説明する。図1は、碍子清掃装置の全体
構成を示す側面図であり、図2はその正面図である。
【0018】この実施形態の碍子清掃装置はこれらの図
に示すように、手動操作によって、または床上に設置し
た走行誘導プレートに沿う自動操作によって、所定の方
向に移動できる台車1を備えている。この台車1に、上
下方向にテレスコピック状に伸縮する機器昇降動作用の
垂直ロッド2と、この垂直ロッド2の上端に連結されて
水平方向にテレスコピック状に伸縮する機器水平移動用
の水平ロッド3とが設けられている。水平ロッド3の先
端には保持機構4が設けられ、この保持機構4に作業用
機器である碍子清掃機構5、この碍子清掃機構5の設置
位置を決定するための碍子位置検出装置6、および碍子
清掃機構5を設定位置に固定するために碍子に把持固定
させる碍子チャッキング装置7が保持されている。
【0019】清掃機構5は所定位置に位置決めされて碍
子の表面を清掃するもので、碍子の軸心回りで正逆回転
する水平な円弧状の回転体5a、および回転体5aに支
持されて碍子を清掃する清掃マット5b等を有する構成
とされている。なお、清掃機構5の構成については後に
詳述する。
【0020】また、台車1の上部には垂直ロッド2を伸
縮駆動するための昇降駆動機構8が設けられるととも
に、垂直ロッドの2の上端部には、水平ロッド3を伸縮
駆動するための横行駆動機構9が設けられている。さら
に、台車1には駆動部分の制御および操作を行うための
制御装置11、操作盤12、およびモニタディスプレイ
13等が組込まれている。さらにまた、台車1の下部に
は、作業中の地震等に対する転倒防止のため、前後端位
置から左右に出没できるアウトリガー14が設けられて
いる。
【0021】次に、碍子チャッキング装置7について図
3〜図6によって説明する。図3は碍子チャッキング装
置7の全体構成を示す側面図であり、図4は碍子チャッ
キング装置7を拡大して示す側面図である。また、図5
は碍子チャッキング装置7の拡大平面図でチャッキング
前の状態を示すものであり、図6は同じく碍子チャッキ
ング装置7の拡大平面図でチャッキング状態を示すもの
である。
【0022】本実施形態において、碍子15は図3に示
すように、略同一径の複数の笠部16と、この笠部16
よりも小径な略同一径の複数の幹部17とが交互に上下
方向に一定の間隔で配置された横断面円形状のものであ
り、高所に垂直に設置されている。この碍子15の上下
端部は、それぞれ金属その他の剛性材料で構成された碍
子取付け部18,19によって、例えば梁等に取付けら
れる(以下、碍子上端側のものを碍子上端取付け部18
といい、また碍子下端側のものを母線取付け部19とい
う)。
【0023】本実施形態の碍子チャッキング装置7はこ
の母線取付け部19を把持するもので、図3および図4
に示すように、基部として、保持機構4の縦板状ブラケ
ット20の下端部に固定されたフレーム21を有する。
このフレーム21は図5および図6に示すように、平面
視で略Y字状をしており、杆状の基端部分21aが後述
する駆動機構等を保持するボックス構造となっている。
この基端部分21aが保持機構4に固定されており、分
岐した先端部分21b,21bが水平板状となってい
る。そして、このフレーム21が水平ロッド3の伸縮に
よって、碍子15の一側方で碍子15に接離する方向に
移動できるようになっている。
【0024】フレーム21に、開閉式の1対の把持アー
ム22が支持されており、これらの把持アーム22が水
平面上で移動して母線取付け部19を把持するようにな
っている。各把持アーム22は、平面視で略扇形をした
対称形状のものであり、それぞれ上下に間隔をあけて対
向した1対の水平な連設板22a,22bによって構成
され、フレーム21の基端部分21aを左右から挟むよ
うに配置されるとともに、フレームの分岐した先端部分
21bを上下方向から挟む配置でフレーム21に摺動可
能に取付けられている。この把持アーム22の扇形部分
の円弧状周縁22cが対碍子把持面とされており、母線
取付け部19の外周側の円弧面のうち、フレーム側に面
する半周以下の範囲内の部分Aを、下記の駆動手段の動
作によって挟持するようになっている。
【0025】すなわち、各把持アーム22を母線取付け
部19に把持させる駆動手段23は、各把持アーム22
を互いに接離する方向に開閉させる開閉駆動機構23
と、各把持アーム22を母線取付け部19に向って回り
込ませて接近および離間させるガイド機構25とからな
っている。
【0026】開閉駆動機構24は、フレーム21の基端
部分21a内に設けられたモータ26を駆動源としてい
る。このモータ26の出力軸に減速歯車機構としてのピ
ニオン27、中間ギア28を介して、各把持アーム22
を操作するための1本の回転軸30が連結されている。
この回転軸30は、把持すべき母線取付け部19の中心
線と直交する配置とされ、正逆回転が可能となってい
る。そして、回転軸30の外周面にはその軸方向中間位
置から両端側に亘ってそれぞれ左右の向きが異なる正お
よび逆ねじ31,32が形成されている。なお、符号3
3は回転軸30を支持するベアリングである。
【0027】回転軸30の逆ねじ31,32部分には、
それぞれ軸心が上下に向いた開閉駆動ピン34の中腹部
に形成したねじ孔35が螺合している。この開閉駆動ピ
ン34の上下端部は、各把持アーム22に回転軸30の
軸心と直交する方向に形成された長孔36に摺動自在に
それぞれ係合している。そして、回転軸30が正方向お
よび逆方向に回転した時に、各開閉駆動ピン34が回転
軸30の軸心に沿って互いに接離する方向に同時に移動
し、各把持アーム22をそれぞれ回転軸30の軸心と平
行な方向に駆動、すなわち開閉駆動するようになってい
る。
【0028】また、把持アーム22を碍子に向って回り
込ませて互いに接近および離間させるガイド機構25
は、フレーム21に形成された円弧状の一対のガイド溝
37と、各把持アーム22に突設されて各ガイド溝37
にそれぞれ摺動自在に係合する各2本の離間したガイド
ピン38,39とによって構成されている。円弧状のガ
イド溝37は、図5に示すチャッキング前の位置におい
て、母線取付け部19の中心O1から距離Lだけフレー
ム21側に向って偏心した点O2を中心とする円弧に沿
って形成されており、このガイド溝37の円弧の半径
は、把持すべき母線取付け部19の半径と同程度または
若干大きく設定されている。そして、これらのガイド溝
37に沿って各ガイドピン38,39が外側方向に移動
するに連れて、各把持アーム22の対碍子把持面22c
が母線取付け部19の外周面に次第に接近し、最終的に
当接するようになっている。この当接位置は、図6に示
すように、母線取付け部19の外周側の円弧面のうち、
フレーム21側に面する半周以下の範囲内の部分(18
0°以下)に設定されている。
【0029】このように、各把持アーム22は、開閉駆
動機構24の各1本の開閉駆動ピン34と、ガイド機構
25の各2本のガイドピン38,39とによって、計3
点でフレーム21に支持された状態となっている。そし
て例えば図5に示すように、各把持アーム22が互いに
接近した状態において、正および逆ねじ31,32を形
成した回転軸30が一方向に回転した場合、この正およ
び逆ねじ31,32に螺合した各開閉駆動ピン34が回
転軸30の両端側、つまり両把持アーム22が互いに離
間する方向に次第に移動してゆく。この開閉駆動ピン3
1で支持された1点が間隔を拡大する方向に移動する
と、残る2点であるガイドピン38,39は分力によっ
てガイド溝37の円弧に沿う外側方向への移動を行うこ
とになる。ガイド溝37の円弧に沿う動作は同時に、把
持アーム22に対する碍子方向に向く移動となるので、
把持アーム22は開閉駆動ピン34に対して長孔36部
分を摺動させて母線取付け部19側に回り込むように接
近移動することになる。そして一定以上移動した状態で
は、ガイド溝37の円弧中心が母線取付け部19の中心
から偏心してこれらの両接線が互いに接近することから
図6に示すように、把持アーム22は母線取付け部19
の外周側の円弧面のうちフレーム側(図5、6では左
側)に面する半周以下の範囲内の部分A(180°以
下)を把持するようになるものである。
【0030】次に、各把持アーム22の先端側には、そ
れぞれ補助フィンガー40が回動可能に連結されてい
る。この各補助フィンガー40は、例えば平面視で略く
字状に2か所で反対側に折曲した屈曲棒状のもので、長
さ方向略中間位置が各把持アーム22支軸41を介して
回動自在に軸支されている。この各補助フィンガー40
のそれぞれ一端側(先端側)が対碍子当接部42、各他
端側(基端側)が付勢力受け部43とされている。
【0031】そして、これら補助フィンガー40の先端
側の対碍子当接部42が、基端側の付勢力受け部43か
ら伝達される弾性力によって母線取付け部19を挟持す
る方向に付勢されている。これにより、把持アーム22
の挟持位置と反対側(図5、6では右側)の半周側の円
弧の部分Bに補助フィンガー40の先端側の対碍子当接
部42が当接して把持するようになっている。
【0032】各補助フィンガー40をそれぞれ碍子把持
方向に付勢する弾性手段44は、図5に示すように、把
持アーム22に連結したガイドロッド45と、このガイ
ドロッド45と摺動自在な状態でこのガイドロッド45
を挿通するために補助フィンガー40の付勢力受け部4
3に形成した孔46と、ガイドロッド45の貫通端部に
設けられて摺動範囲を規制するナットなどのストッパ4
7とによって構成されている。ガイドロッド45の外周
側には、付勢部材としての圧縮コイルばね48が設けら
れ、この圧縮コイルばね48によって補助フィンガー4
0の付勢力受け部43が外向きに押動され、支軸41を
介して補助フィンガー40が回動することによって、補
助フィンガー42の対碍子当接部42が母線取付け部1
9に向かって弾性力で接近するようになっている。な
お、常時は図5に示すように、ストッパ47によって付
勢力受け部43が一定位置の外向き位置に停止保持さ
れ、これにより補助フィンガー40の対碍子当接部42
が母線取付け部19の外側位置に保持されるようになっ
ている。
【0033】そして、図6に示すように、把持アーム2
2が母線取付け部19を外側位置で回り込むようにして
把持する状態となったときに、補助フィンガー40の対
碍子当接部42が圧縮コイルばね48の付勢力で母線取
付け部を挟持するようになっている。この挟持位置は前
述したように、把持アーム22の挟持位置と反対側の半
周側の円弧の部分Bである。したがって、母線取付け部
19は、1対の把持アーム22および1対の補助フィン
ガー40によって、外周側の計4か所を中心側に向かっ
て挟持されることになる。この挟持によって、チャッキ
ング装置7が母線取付け部19に安定に固定保持され、
ひいては保持機構4に設けられる清掃機構5が碍子15
に安定に設置されることになる。なお、補助フィンガー
40は、弾性手段44としての圧縮コイルばね48の付
勢力のみによって母線取付け部19を把持アーム22の
挟持位置と反対側の半周側の円弧の部分Bを挟持してい
るので、例えばフレーム21を碍子から離間させる方向
に移動させた場合には、その移動力によって母線取付け
部19の円弧に沿って広がる方向に動作でき、したがっ
て例えば緊急の事情で碍子チャッキング装置を取り外す
必要が生じた場合には、単に水平ロッド3を収縮させる
だけで容易に把持状態を解除することができる。
【0034】図7は、以上の碍子チャッキング装置7
(および清掃機構5等)を碍子15に対応して垂直度調
整するための調整機構50を示している。碍子チャッキ
ング装置7等を支持する台車1の水平ロッド3の先端に
は、各機器の搭載によって一定の下向き荷重が作用し、
水平ロッド3に撓みが生じる可能性がある。この撓みに
よって、碍子チャッキング装置7のチャッキング位置が
ずれないようにするため、調整機構50が設けられてい
る。
【0035】すなわち調整機構50は、水平ロッド3の
先端に設けた取付け板51に、保持機構4の縦板状ブラ
ケット20をヒンジ52によって連結することで、その
縦板状ブラケット20を回動可能な状態で支持するとと
もに、縦板状ブラケット20の下部に例えば調整ねじ5
3を設け、この調整ねじ53で取付け板51を押動した
場合の反力によってヒンジ52を介して縦板状ブラケッ
ト20を回動させ、その角度を調整できるようにしたも
のである。調整ねじ53は、例えば取付け板51に設け
た調整ボルト54を回動させて縦板状ブラケット20に
設けた連動ねじ55を回動させ、この連動ねじ55に調
整ねじ53の外周ねじ部56を回転させることで、調整
ねじ53の先端部53aが取付け板51を押動すること
ができるようになっている。
【0036】このような構成の調整機構50によって、
水平ロッド3が撓むような場合においても、碍子チャッ
キング装置7および下記の清掃機構5等を所望の垂直度
に設定して、チャッキング作用および清掃作用等が確実
に行えるものである。
【0037】次に、清掃機構5は前述したように大別し
て、碍子の軸心回りで正逆回転する水平な円弧状の回転
体5a、および回転体5aに支持されて碍子を清掃する
清掃マット5b等を有する構成とされているものであ
る。
【0038】回転体5aは図3に示すように、縦板状ブ
ラケット20に例えば1対の下側支持ローラ61および
1対の上側支持ローラ62によって垂直軸心回りに回動
自在に支持されている。そして回転体5aが、縦板状ブ
ラケット20に設けたモータ63の駆動軸に、歯車機構
64を介して連結され、これによって正逆方向に例えば
200°ずつ回動できるようになっている。また、清掃
マット5bは回転体5aから上下方向に突出して設けら
れた垂直な支持ロッド65に支持されており、この清掃
マット5bが碍子15の上下端部に亘る上下長さで配置
されている。そして、回転体5aとともに清掃マット5
bが回転することによって笠部16および幹部17をそ
れぞれ接触回転によって清掃するようになっている。
【0039】なお図8は、以上の碍子チャッキング装置
7の碍子把持位置および清掃機構5による清掃位置を予
め設定するための碍子位置検出装置の構成を示したもの
である。
【0040】この碍子位置検出装置6は、碍子15の中
心位置を検出するための装置71(以下、碍子中心位置
検出装置71という)と、碍子15の高さ位置を検出す
るための装置72(以下、碍子高さ位置検出装置72と
いう)とからなる。
【0041】碍子中心位置検出装置71は図3に示すよ
うに、距離検出用センサとして第1,第2のレーザ光セ
ンサ73,74を有する。これらの第1,第2のレーザ
光センサ73,74は、例えば水平ロッド3先端の保持
機構4に搭載される。そして、第1のレーザ光センサ7
3は碍子15の表面にレーザ光75を水平に照射し、そ
の反射光を受信する。また第2のレーザ光センサ74
は、第1のレーザ光センサ73と回転体5aの同一円弧
上にて一定角度離間した配置とされ、碍子15の表面に
レーザ光76を第1のレーザ光センサ73とは異なる向
きで水平に照射し、その反射光を受信する。
【0042】第1,第2のレーザ光センサ73,74
は、それぞれアンプ77,78を介してコントローラ7
9に接続され、さらにシーケンサ80へと接続されてい
る。コントローラ79には、レーザ光75,76の反射
強度による各レーザ光センサ73,74からの出力信号
に基づいて、その各レーザ光センサ73,74と碍子1
5の表面、すなわち各レーザ光反射位置との間の距離
(L11),(L12)をそれぞれ求める距離測定手段
と、この距離測定手段で測定した距離(L11),(L
12)を互いに比較演算して、その差(L11−L1
2)が略零となる地点を碍子15の中心位置と設定する
比較演算手段とが設けられている。そして、コントロー
ラ79での演算結果に基づく処理信号は、清掃機構5の
位置データとしてシーケンサ80に取込まれ、清掃機構
5の旋回および停止等の動作制御に使用される。
【0043】一方、碍子高さ位置検出装置72は図3に
示すように、距離検出用センサとして第1,第2のレー
ザ光センサ81,82を有する。これらの第1,第2の
レーザ光センサ81,82は、例えば水平ロッド3先端
の保持機構4の上端部に搭載される。そして第1のレー
ザ光センサ81は、碍子15の表面にレーザ光83を水
平に照射し、その反射光を受信する。第2のレーザ光セ
ンサ82は、第1のレーザ光センサ81と上下方向の位
置を異ならせて配置され、碍子15の表面にレーザ光8
4を第1のレーザ光センサ81とは異なる高さで水平に
照射し、その反射光を受信する。
【0044】第1,第2のレーザ光センサ81,82
は、それぞれアンプ85,86を介してコントローラ8
7に接続され、さらにシーケンサ80へと接続されてい
る。コントローラ80には、レーザ光83,84の反射
強度による各レーザ光センサ81,82からの出力信号
に基づいて、その各レーザ光センサ81,82と碍子1
5の表面、すなわちレーザ光反射位置との間の距離(L
21),(L22)をそれぞれ求める距離測定手段と、
この距離測定手段で測定した距離(L21),(L2
2)を互いに比較演算して、その差(L21−L22)
が碍子15の笠部16および幹部17の外径を基準とす
る値を越える値になる昇降位置を求める碍子高さと設定
する比較演算手段とが設けられている。そして、コント
ローラ87での演算結果に基づく処理信号は、清掃機構
5の位置データとしてシーケンサ80に取込まれ、垂直
ロッド2の昇降および停止等の動作制御に使用される。
【0045】以上の碍子高さ位置検出作用によって、清
掃時における清掃装置5の垂直方向の高さ位置が決定さ
れる。このようにして、碍子中心位置検出および碍子高
さ位置検出により清掃機構5の向きおよび高さ位置が決
定されるので、以後は清掃機構5を碍子方向に移動させ
るとともにチャッキング装置7による母線取付け部19
への把持を行わせ、その後清掃機構5を駆動して碍子1
5の清掃を行うことができるものである。
【0046】具体的な清掃手順を当初作業を含めて説明
すると、以下の通りである。
【0047】まず、台車1を例えば走行誘導プレート上
を常に左右に外れないように制御しながら、かつプログ
ラムされた移動距離を演算して目的位置へ走行させる。
なお、通常の清掃作業は自動運転で行うが、単体試験用
等においては手動運転としてもよい。台車1が目的地点
に達したら、保持機構4および清掃機構5を母線上部へ
の上昇の際に障害物に触れないように、あらかじめ設定
されたプログラムによって旋回させ、最適な水平面上で
の角度にセットする。
【0048】次に、垂直ロッド2を高速にて伸長させ、
清掃機構5が該当碍子15の適宜の高さ位置、例えば上
下方向略中間高さ位置に達した時点で停止する。この状
態で保持機構4および清掃機構5を旋回させながら、上
述した碍子中心位置検出装置71によって、碍子15の
中心位置を前記の操作で検出し、清掃機構15の中心位
置と碍子15の中心位置とを合致させる。
【0049】碍子中心位置検出が完了したら、今度は垂
直ロッド2を低速に伸長させて清掃機構5を上昇させな
がら、上述した碍子高さ検出装置72によって碍子高さ
位置の検出を行う。本実施形態では、清掃機構5の上端
部が碍子の上端部の高さ位置で停止する。このようにし
て、碍子に対する正確な位置検出および位置設定を行っ
た後、水平ロッド3を碍子方向に伸長させて清掃機構5
を碍子15方向に前進させる。
【0050】清掃機構5は、水平ロッド3によってプロ
グラム設定位置まで碍子15に向って前進して停止す
る。そこで、チャッキング装置7が碍子15の母線取付
け部19を掴み、清掃マット5bが正転および反転を例
えば200°の回転角度で5往復繰り返し、碍子15の
表面を清掃するものである。
【0051】このような本実施形態の碍子清掃装置を用
い、作業現場において実証試験を行った結果、従来方法
では機材搬入、足場組立て、碍子清掃、足場解体、機材
搬出まで約11日間を費やしていた母線支持碍子30本
の清掃作業に対し、本実施形態の装置を使用した方法で
は、碍子1本毎につき、清掃位置の設定とアウトリガー
張り出し作業に5.0分、垂直ロッド上昇に3.8分、
清掃作業時間に1.6分、垂直ロッド下降に3.1分、
アウトリガー戻し作業に2.0分となり、1碍子当りの
作業時間は約15分、母線支持碍子30本の合計清掃作
業については2日で終了することができた。また、従来
では作業人員が各工程で4〜5人必要であったところ、
本実施形態の場合は3人で済み、作業要員も減少でき
た。さらに、送電停止時間についても、従来では約9日
間必要であったところ、2日間で済んだ。
【0052】このように、本実施形態においては、碍子
15が高所に配置され、しかも作業スペースが狭い場合
であっても、碍子位置を効率よく、かつ正確に検出する
ことができるとともに、碍子へのチャッキングも迅速か
つ確実に行え、さらに清掃作業も自動的に行えるので、
作業の工数削減、工期短縮、送電停止時間の短縮化等が
図れるものである。なお、本発明の碍子チャッキング装
置は清掃以外にも、碍子の損傷点検および保守作業、塗
料や絶縁剤の塗布、吹き付け等、種々の作業に応用でき
るものである。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の碍子チャッキング
装置によれば、碍子が高所に配置され、しかも作業スペ
ースが狭い場合であっても、碍子に対して清掃、保守、
点検等に係る作業機器を迅速に、かつ確実に配置固定す
ることができ、碍子清掃の自動機械化を図る上で有効な
手段が提供できる。しかも、碍子から装置を引き離す必
要が生じた場合には即座に離間させることができ、安全
性にも優れたものとなる。そして、本発明の碍子清掃装
置によれば、碍子の清掃作業の工数削減、工期短縮、送
電停止時間の短縮化等が図れる等の作用効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による碍子チャッキング装
置を搭載した碍子清掃装置の全体構成を示す側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】本発明の一実施形態による碍子チャッキング装
置の構成を示す側面図。
【図4】図3の要部を拡大して示す図。
【図5】図4の平面図でチャッキング前の状態を示す
図。
【図6】図5の平面図でチャッキング状態を示す図。
【図7】前記実施形態における調整機構を示す図。
【図8】前記実施形態における碍子位置検出装置を示す
図。
【符号の説明】
1 台車 2 垂直ロッド 3 水平ロッド 4 保持機構 5 碍子清掃機構 5a 回転体 5b 清掃マット 6 碍子位置検出装置 7 チャッキング機構 8 昇降駆動機構 9 横行駆動機構 11 制御装置 12 操作盤 13 モニタディスプレイ 14 アウトリガー 15 碍子 16 笠部 17 幹部 18 碍子上端取付け部 19 母線取付け部 20 縦板状ブラケット 21 フレーム 21a 基端部分 21b 先端部分 22 把持アーム 22a,22b 連設板 22c 円弧状周縁 23 開閉駆動機構 24 開閉駆動機構 25 ガイド機構 26 モータ 27 ピニオン 28 中間ギア 29 旋回機構 30 回転軸 31,32 正および逆ねじ 33 ベアリング 34 開閉駆動ピン 35 ねじ孔 36 長孔 37 ガイド溝 38,39 ガイドピン 40 補助フィンガー 41 支軸 42 対碍子当接部 43 付勢力受け部 44 弾性手段 45 ガイドロッド 46 孔 47 ストッパ 48 圧縮コイルばね 50 調整機構 51 取付け板 52 ヒンジ 53 調整ねじ 54 調整ボルト 55 連動ねじ 56 外周ねじ部 61 下側支持ローラ 62 上側支持ローラ 63 モータ 64 歯車機構 65 支持ロッド 71 碍子中心位置検出装置 72 碍子高さ位置検出装置 73 第1のレーザ光センサ 74 第2のレーザ光センサ 75 レーザ光 76 レーザ光 77,78 アンプ 79 コントローラ 80 シーケンサ 81 第1のレーザ光センサ 82 第2のレーザ光センサ 83 レーザ光 84 レーザ光 85,86 アンプ 87 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡山 孝志 千葉県市原市五井海岸1番地 東京電力株 式会社五井火力発電所内 (72)発明者 土屋 公人 東京都台東区東上野3丁目3番3号 東電 設計上野センター (72)発明者 杉浦 秀男 東京都台東区東上野3丁目3番3号 東電 設計上野センター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が円形をした碍子の一側方に配置さ
    れて前記碍子に接離する方向に移動できるフレームと、
    このフレームに支持されて移動し前記碍子の剛性部分の
    外周側をその円弧面のうち前記フレーム側に面する半周
    以下の範囲内で挟持する開閉式の1対の把持アームと、
    この各把持アームの先端側にそれぞれ回動可能に設けら
    れ前記碍子の前記把持アームによる挟持部分と反対側の
    半周側の円弧部分に接してこれを把持する左右1対の補
    助フィンガーとを備え、前記各補助フィンガーはそれぞ
    れ前記把持アームに対して前記碍子を把持する方向に弾
    性手段で付勢されており、その弾性手段の付勢力は前記
    フレームを前記碍子から離間させる方向の移動力が働い
    たときに前記補助フィンガーが前記碍子への把持を開放
    する値に設定されていることを特徴とする碍子チャッキ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の碍子チャッキング装置に
    おいて、1対の把持アームは円弧状周縁を対碍子把持面
    とする略扇形をした対称形状の板状とされており、これ
    らの各把持アームを碍子に把持させる駆動手段は、各把
    持アームを互いに接離する方向に開閉させる開閉駆動機
    構と、各把持アームを碍子に向って回り込ませて接近お
    よび離間させるガイド機構とからなり、前記開閉駆動機
    構は、碍子の中心線と直交する配置でフレームに設けら
    れモータによって正逆回転される正および逆ねじ付きの
    1本の回転軸と、この回転軸の正および逆ねじ部分にね
    じ孔を螺合させ前記回転軸の回転時にその回転軸の軸心
    に沿って互いに接離する方向に同時に移動する1対の開
    閉駆動ピンと、前記各把持アームにそれぞれ前記回転軸
    の軸心と直交する方向に形成されて前記各開閉駆動ピン
    を摺動自在に挿入する長孔とによって構成されており、
    前記ガイド機構は、前記碍子の中心から前記フレーム側
    に向って偏心した点を中心とする円弧に沿って前記フレ
    ームに形成された円弧状のガイド溝と、前記各把持アー
    ムに互いに離間する配置で2個ずつ突設され前記ガイド
    溝に摺動自在に係合するガイドピンとからなることを特
    徴とする碍子チャッキング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の碍子チャッキング装置に
    おいて、1対の補助フィンガーはそれぞれ折曲棒状のも
    ので長さ方向略中間位置を各把持アームに軸支されて各
    一端側が対碍子当接部、各他端側が付勢力受け部とされ
    ており、これら補助フィンガーを碍子把持方向に付勢す
    る弾性手段は、前記付勢力受け部を一定の範囲でそれぞ
    れ摺動自在に支持するガイドロッドと、この各ガイドロ
    ッドの周囲に配置されて前記各付勢力受け部を押圧して
    前記対碍子当接部を互いに向き合せ方向に付勢する圧縮
    コイルばねとからなることを特徴とする碍子チャッキン
    グ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    碍子チャッキング装置において、移動できる台車と、こ
    の台車に設けられて上下方向に伸縮する垂直ロッドと、
    この垂直ロッドの上端に設けられ水平方向に伸縮する水
    平ロッドと、この水平ロッドの先端に設けられ高所に配
    置した碍子に対して進退動作を行う機器保持用の保持機
    構とを備え、この保持機構にフレームが固定されている
    ことを特徴とする碍子チャッキング装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の碍子チャッキング装置を
    用い、かつ同項記載の保持機構に、碍子の周囲に配置さ
    れてその碍子の周方向で回転動作する清掃機構を設けた
    ことを特徴とする碍子清掃装置。
JP8046415A 1996-03-04 1996-03-04 碍子チャッキング装置およびこれを用いた碍子清掃装置 Pending JPH09239684A (ja)

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