JPH09239534A - 熱切断加工機用テーブル装置 - Google Patents

熱切断加工機用テーブル装置

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JPH09239534A
JPH09239534A JP8053317A JP5331796A JPH09239534A JP H09239534 A JPH09239534 A JP H09239534A JP 8053317 A JP8053317 A JP 8053317A JP 5331796 A JP5331796 A JP 5331796A JP H09239534 A JPH09239534 A JP H09239534A
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guides
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thermal cutting
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Hidetoshi Miyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡潔な装置によりテーブル交換時間を短縮化
して作業効率を改善できるような熱切断加工機用テーブ
ル装置を提供する。 【解決手段】 テーブル移動機構77が板材Wを載置し
た複数のテーブル47を水平に保持しながら水平移動及
び上下移動させる。この際、テーブル47は上下二段の
水平ガイド51と半円形状の端部ガイド53に沿って全
体長円形状のテーブルガイド45上を等速度で周回する
ことにより加工位置Kと段取り位置Tの間を移動・位置
決めされる。また、テーブル47が端部ガイド53に沿
って上下移動する際に、テーブル47を支持する部分で
端部ガイド53に沿って移動しないものは、水平ガイド
51の中央部分において上下の水平ガイド51を連結す
る中央連結ガイド55に沿って上下移動するので、テー
ブル47を水平に保持した状態で移動させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱切断加工機用テ
ーブル装置に係り、さらに詳しくは、複数の加工テーブ
ルを交換自在に有するシャトルテーブル方式の熱切断加
工機用テーブル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱切断加工機としての例えばレー
ザ加工機において多数のワークを加工する場合には、ワ
ークを加工テーブル上に載置せしめた状態で、ワークま
たは/およびワークの上方に設けられたレーザ加工ヘッ
ドを適宜移動せしめると共にレーザ加工ヘッドからワー
クへ向けてレーザビームを照射してワークに切断加工が
行われる。
【0003】次に、この加工済のワークを加工テーブル
から取り外して搬出した後に、次の加工すべきワークを
加工テーブル上に載置して上述した要領でワークに切断
加工が行われる。このように加工すべきワークを加工テ
ーブル上に載置し、ワークをレーザ加工ヘッドにより加
工するという作業を繰り返すことで、多数のワークにレ
ーザ加工を行っていた。
【0004】しかし、上述した従来のレーザ加工機にお
けるテーブル装置では、加工テーブルを1個しか用いて
いないため、作業者がワークをセットする時間および加
工されたワークを加工テーブルから取り除く時間の間は
レーザ加工機は停止状態にあり、生産性の向上が図られ
なかった。
【0005】生産性の向上を図るためには、段取り時間
を短縮するしかなく、作業者への負担が大きくなってし
まっていた。そして、作業者への負担を減らすためには
専用のローディング、アンローディング装置を取り付け
なければならない。そうすると、コスト的に高いものと
なってしまう。
【0006】そこで、レーザ加工を行っている間に、段
取りを行って生産性の向上を図るようにした熱切断加工
機用テーブル装置が、例えば特公平5−65273号公
報に示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した同
公報で知られている熱切断加工機用テーブル装置では、
固定ガイド手段上に第1のテーブルを2位置間で移動自
在に設けると共に、昇降駆動自在に設けた移動ガイド手
段上に第2のテーブルを前記2位置間で移動自在に設
け、さらに第1,第2のテーブル間にテーブル駆動手段
を設けたことを特徴としているものである。
【0008】このテーブル装置では、第1,第2のテー
ブルを設けて第1のテーブル上のワークにレーザ加工を
行っている間に、第2のテーブル上の加工済ワークを取
り外して、次ワークを取り付ける段取りを行って、生産
性の向上を図っているが、第2のテーブルを昇降せしめ
るのに移動ガイド手段を昇降せしめており、大容量の昇
降手段を用いなければならない。また、第1,第2のテ
ーブルを移動せしめるテーブル駆動手段が2組の駆動伝
達手段を用いており、複雑な機構を採用していると共
に、コスト高となっている。
【0009】この発明の目的は、複数の加工テーブルを
交換自在に設けられることにより加工を行っている間に
次加工ワークの段取りを行ってサイクルタイムを減少さ
せると共に、加工テーブルの移動機構を簡素化し、ま
た、作業者の段取りを行う行動範囲をレーザ加工機の光
線照射範囲の外におくことにより、レーザビームからの
作業者の安全も確保できるようにした熱切断加工機用テ
ーブル装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の熱切断加工機用テーブル装
置は、熱切断加工機により切断加工される板材を支持す
る熱切断加工機用テーブル装置であって、前記板材を載
置すると共に所定間隔で設けられている二以上のテーブ
ルと、このテーブルを水平状態に保持しながら水平移動
及び上下移動させるテーブル移動機構と、前記テーブル
を水平方向及び上下方向へ移動自在に支持する全体長円
形状のテーブルガイドとを有し、前記テーブルガイド
が、上下二段の水平ガイドと、この上下の水平ガイドの
両端部を上下になめらかに連結する半円形状の端部ガイ
ドと、前記水平ガイドの中央部にあって上下の水平ガイ
ドを連結可能な前記端部ガイドと略同形状の中央連結ガ
イドとから成ることを特徴とするものである。
【0011】従って、熱切断加工機により板材を切断す
る際に、テーブル移動機構が板材を載置したあるいは空
の複数のテーブルを水平に保持しながら水平移動及び上
下移動させる。この際、テーブルは上下二段の水平ガイ
ドと半円形状の端部ガイドに沿って全体長円形状のテー
ブルガイド上を等速度で周回することにより加工位置と
段取り位置の間で移動・位置決めされる。また、テーブ
ルが端部ガイドに沿って上下移動する際に、テーブルを
支持する部分で端部ガイドに沿って移動しないものは、
水平ガイドの中央部分において上下の水平ガイドを連結
する中央連結ガイドに沿って上下移動する。
【0012】請求項2による発明の熱切断加工機用テー
ブル装置は、請求項1記載のテーブルが四隅付近に車輪
を有し、この車輪が前記テーブルガイドに沿って移動す
ることを特徴とするものである。
【0013】従って、テーブルの四隅に設けられている
車輪がテーブルガイドに沿って移動するので、テーブル
は周回することにより加工位置と段取り位置の間を移動
することになる。
【0014】請求項3による発明の熱切断加工機用テー
ブル装置は、請求項1、2記載の中央連結ガイドが前記
テーブルに設けられた前後の車輪間隔で前記各端部ガイ
ドと略平行に設けられており、上下中央位置にあって固
定的に設けられている固定ガイドと、この固定ガイドと
前記水平ガイドとの間を連結又は切断すべく前記固定ガ
イドの上下両側において回動自在に設けられた回転ガイ
ドと、を備えてなることを特徴とするものである。
【0015】従って、中央連結ガイドはテーブルに設け
られている車輪間隔で端部ガイドと平行に設けられてい
るので、一方の車輪が端部ガイドに沿って上下方向へ移
動すると同時に他方の車輪が中央連結ガイドに沿って上
下方向へ移動する。このため、テーブルは水平状態を保
持したまま上下移動することになる。また、中央連結ガ
イド及び端部ガイドは水平ガイドにスムーズに連結され
ているので、テーブルの移動速度を落とすことなく上下
移動する。
【0016】請求項4による発明の熱切断加工機用テー
ブル装置は、請求項1、2、3記載のテーブル移動機構
が、前記端部ガイドと同心で設けられると共に少なくと
も一方が駆動モータにより回転駆動されるスプロケット
と、このスプロケット間に巻回されると共に前記水平ガ
イド及び前記端部ガイド内部を回転走行自在のチェーン
とを有し、このチェーンが前記テーブルの移動方向前側
の車輪位置に取付けられていること、を特徴とするもの
である。
【0017】従って、テーブル移動機構のチェーンは半
円形の端部ガイドと同心で設けられているスプロケット
間に巻回され、且つ水平ガイド及び端部ガイドの内部に
沿って移動するが、このチェーンにテーブルの進行方向
前側の車輪位置が固定されているので、チェーンの回転
走行によりテーブルは周回移動する。
【0018】請求項5による発明の熱切断加工機用テー
ブル装置は、請求項1、2、3、4記載の車輪のうち進
行方向前側の車輪が前記回転ガイドを切断状態とした中
央連結ガイドを通過した後に、前記回転ガイドを前記固
定ガイドに連結すべく回動させることを特徴とするもの
である。
【0019】従って、テーブルの進行方向前側の車輪
が、回転ガイドを水平ガイド側の一部とした水平ガイド
に沿ってこの回転ガイドを通過した後、テーブルの後側
の車輪が回転ガイドに達する前に回転ガイドを回転させ
て中央連結ガイドの固定ガイドと連結する。これによ
り、テーブルの前側の車輪は端部ガイドに沿って移動
し、テーブルの後側の車輪は中央連結ガイドに沿って移
動することになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて説明する。
【0021】図5にはこの発明にかかる熱切断加工機用
テーブル装置33を用いた熱切断加工機としてのレーザ
加工機35の全体が示されている。
【0022】図5を参照するに、門型形状の加工機本体
37が立設されており、この加工機本体37には、ベン
ドミラーBM(図1参照)により反射されるレーザビー
ムLBを照射してレーザ加工を行うノズル39を装着し
てX軸、Y軸、Z軸方向に移動・位置決め自在の加工ヘ
ッド41が設けられている。
【0023】前記加工機本体37の下側に、X軸方向に
延びるベースフレーム43を備えている。図1を合せて
参照するに、このベースフレーム43の両側面(図5中
紙面直交方向両側面)には、詳細を後述するX軸方向に
長い楕円形状ののテーブルガイド45が設けられてお
り、ワークWを載置する第一及び第二のシャトルテーブ
ル47F、47Sがこのテーブルガイド45に沿って往
復動及び上下動して入れ替えするものである。また、加
工機本体37の近傍にはNC制御盤49が設けられてい
る。
【0024】図1を参照するに、前記テーブルガイド4
5は、上下二段で水平に設けられている上下の水平ガイ
ド51U、51Lと、この上下の水平ガイド51U、5
1Lの両端をスムーズに連結するために同じ断面形状で
半円形状をした左右の端部ガイド53L、53Rとから
全体長円形状に構成されてエンドレスガイドとなってい
る。また、上下の水平ガイド51U、51Lの中央部分
を互いに連結する同じ断面形状の左右一対の中央連結ガ
イド55L、55Rが前記端部ガイド53L、53Rと
平行に設けられている。
【0025】図1及び図2を参照するに、前記各中央連
結ガイド55L、55Rは、前記上下の水平ガイド51
U、51Lの中央から等距離に位置しており、外側に膨
らむ状態で設けられている。この各中央連結ガイド55
L、55Rは、中央にはベースフレーム43に固定的に
設けられている固定ガイド57と、この固定ガイド57
を挟んで上下に設けられている回動自在の回転ガイド5
9U、59Lから構成されている。
【0026】この回転ガイド59U、59Lは、その回
転中心61を各々上下の水平ガイド51U、51Lに有
しており、回動することにより中央連結ガイド55L、
55Rの一部となったり、水平ガイド51U、51Lの
一部となったりする。このため、回転ガイド59U、5
9Lの形状としては例えば部分円弧状のものが考えられ
るが、回転ガイド59U、59Lの長さが円の半径に対
してある程度小さい場合には、直線で代用することも可
能である。
【0027】図3を参照するに、前記水平ガイド51
U、51L及び端部ガイド53L、53R及び中央連結
ガイド55L、55R等はいずれも同じ断面であり、シ
ャトルテーブル47F、47S側に設けられている幅広
の車輪用空間63と、この車輪用空間63の外側(図3
中左側)に設けられている幅狭のチェーン用空間65と
を有している。
【0028】一方、図1及び図3を参照するに、第一及
び第二のシャトルテーブル47F、47Sの前後両端付
近における左右両側面67(図1中紙面直交方向両側
面)には、騒音防止の観点から例えばウレタンやMCナ
イロン等でできている車輪69が回転自在に設けられて
おり、前述の各ガイドにおける車輪用空間63に沿っ
て、第一及び第二のシャトルテーブル47F、47Sを
移動自在に支持している。なお、この前後の車輪69の
間隔DRは、前述の端部ガイド53L、53Rと中央連
結ガイド55L、55Rの距離DGと等しくなってい
る。
【0029】前記端部ガイド53L、53Rの内部にお
けるチェーン用空間65位置にはスプロケット71L、
71Rが設けられており、各々回転軸73又は駆動軸7
5に取付けられている。駆動軸75は図示省略の駆動モ
ータにより回転駆動される。
【0030】左右のスプロケット71L、71Rにはチ
ェーン77が巻回されており、駆動モータにより回転駆
動される駆動軸75と一体で回転する右のスプロケット
71Rにより回転走行する。
【0031】チェーン77は第一のシャトルテーブル4
7Fの進行方向前側車輪69(図4中左側へ進行する場
合には左側車輪69L位置、右側へ進行する場合には右
側車輪69R位置)に取付けられており、第一のシャト
ルテーブル47Fとの対称位置(前記一点から最も遠い
点)には第二のシャトルテーブル47Sの進行方向前側
車輪69(第一のシャトルテーブル47Fの場合と同
様)が取付けられている。
【0032】従って、チェーン77に対する第一及び第
二のシャトルテーブル47F、47S側の取付け位置
は、進行方向により決定される。これにより、前述のよ
うにチェーン77が走行すると第一及び第二のシャトル
テーブル47F、47Sが共にX軸方向及びZ軸方向へ
移動・位置決めされる。
【0033】次に、図4(A)〜(D)を参照してシャ
トルテーブル47F、47Sの動作について説明する。
【0034】まず、図4(A)に示されるように、段取
り位置Tにある第一のシャトルテーブル47F上にこれ
から加工するワークWA を載置して段取りを行う。この
とき第二のシャトルテーブル47Sは加工位置Kに空の
状態で位置している。
【0035】切断加工をはじめると、NC制御盤49は
各シャトルテーブル47F、47Sの固定を解除すると
共に図示しない駆動モータによりスプロケット71Rを
回転駆動してチェーン77を時針方向へ回転走行させ、
第一のシャトルテーブル47FをX軸方向左側へ移動さ
せると同時に第二のシャトルテーブル47Sを右側へ移
動させる。このとき、中央連結ガイド55L、55Rの
回転ガイド59U、59Lは倒されており、水平ガイド
51U、51Lの一部を成している。
【0036】図4(B)を参照するに、第一及び第二の
シャトルテーブル47F、47Sの進行方向前側の車輪
69が中央連結ガイド55を通過したら、中央連結ガイ
ド55の回転ガイド59U、59Lを全て起こす。
【0037】図4(C)を参照するに、第一及び第二の
シャトルテーブル47F、47Sの各前側の車輪69が
端部ガイド53L、53Rに到達するのと同時に、各他
方の車輪69は中央連結ガイド55に到達するので、第
一のシャトルテーブル47Fは平行移動で上昇し、第二
のシャトルテーブル47Sは平行移動で下降をはじめ
る。各シャトルテーブル47F、47Sが所定の高さ位
置に達したらNC制御盤49は駆動モータを制御してロ
ーラーチェーン77の走行速度を落として各シャトルテ
ーブル47F、47Sを停止させて所定位置に固定す
る。
【0038】図4(D)を参照するに、このようにして
第一のシャトルテーブル47Fが上側の水平ガイド51
Uに達し、第二のシャトルテーブル47Sが下側の水平
ガイド51Lに達したら、NC制御盤49は中央連結ガ
イド55の回転ガイド59U、59Lを戻して水平ガイ
ド51U、51Lの一部とする。同時に第一のシャトル
テーブル47Fが加工位置Kに位置決めされると、NC
制御盤49は加工ヘッド41をX軸、Y軸Z軸方向へ移
動・位置決めすると共にノズル39からレーザビームL
Bを照射して、ワークWA の切断加工を行う。
【0039】ワークWA についての切断加工を行ってい
る間に、段取り位置Tにある第二のシャトルテーブル4
7Sに次に加工するワークWB をセットする。ワークW
A の切断加工が終了すると、NC制御盤49は再び駆動
モータによりローラーチェーン77を時針方向へ走行さ
せて、前述したのと同様にして第一のシャトルテーブル
47Fを段取り位置Tへ移動させると共に第二のシャト
ルテーブル47Sを加工位置Kへ移動させる。その後、
段取り位置Tにある第一のシャトルテーブル47Fから
加工されたワークWA を搬出して新しいワークWA をセ
ットする。
【0040】以上の結果から、第一及び第二のシャトル
テーブル47F、47Sは移動速度を下げることなく水
平移動及び上下移動をすることができるので、迅速にワ
ークWの入れ替えを行うことができる。
【0041】また、一方のシャトルテーブル47F上の
ワークWA について切断加工している間にレーザービー
ム照射範囲外において並行して他方のシャトルテーブル
47S上に次のワークWB をセットすることができるの
で、作業効率を向上させることができると共に安全に作
業を行うことができる。
【0042】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実
施の形態においては、各シャトルテーブル47F、47
Sをチェーン77により移動させたが、これに代わりベ
ルトやワイヤを用いても全く同様の効果を得ることがで
きる。
【0043】また、シャトルテーブル47F、47Sが
二つの場合について説明したが、それ以上の場合にも全
く同様に適用できる。
【0044】また、前述の実施の形態においては、シャ
トルテーブル47F、47Sの移動方向を時針方向とし
たが、反対方向に移動するようにしても同様である。
【0045】さらに、前述の実施の形態においては熱切
断加工機としてレーザ加工機35を例に挙げたが、この
ほかプラズマ加工機にも適用できる。
【0046】さらにまた、前述の実施の形態においては
シャトルテーブル47F、47Sに前後二列の車輪69
を設けると共にこれに対応して端部ガイド53と平行に
一列の中央連結ガイド55を設けたが、シャトルテーブ
ル47F、47Sの車輪69を三列にして、端部ガイド
53の平行な中央連結ガイド55を二列設けるようにし
ても同様の作用・効果を得ることができる。この場合に
は、シャトルテーブル47F、47Sの支持点が増加す
るので、平行度及び安定度が増す。尚、車輪69の列数
及び中央連結ガイド55の数をさらに増加させることも
可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる熱切断加工機用テーブル装置では、熱切断加工機に
より板材を切断する際に、テーブル移動機構が板材を載
置したあるいは空の複数のテーブルを水平に保持しなが
ら水平移動及び上下移動させる。この際、テーブルは上
下二段の水平ガイドと半円形状の端部ガイドに沿って全
体長円形状のテーブルガイド上を等速度で周回すること
により加工位置と段取り位置の間を移動・位置決めされ
るので、水平移動から上下移動に移る際にも減速する必
要がなく、円滑なテーブル移動を行うことができる。ま
た、一のテーブルに載置された板材について加工してい
る間に加工領域外において他のテーブル上に板材をセッ
トすることができるので、作業効率が改善されると共に
安全性が確保される。さらに、テーブルが端部ガイドに
沿って上下移動する際に、テーブルを支持する部分で端
部ガイドに沿って移動しないものは、水平ガイドの中央
部分において上下の水平ガイドを連結する中央連結ガイ
ドに沿って上下移動するので、テーブルの水平状態を保
持したままで水平移動及び上下移動をすることができ
る。
【0048】請求項2の発明による熱切断加工機用テー
ブル装置では、テーブルの四隅に設けられている車輪が
テーブルガイドに沿って移動するので、テーブルは周回
することにより加工位置と段取り位置の間を移動するこ
とになる。この際に、テーブルガイドが長円形状になっ
ているので、水平移動から上下移動へ減速することなく
円滑に移動することができる。
【0049】請求項3の発明による熱切断加工機用テー
ブル装置では、中央連結ガイドはテーブルに設けられて
いる車輪間隔で端部ガイドと平行に設けられているの
で、一方の車輪が端部ガイドに沿って上下方向へ移動す
ると同時に他方の車輪が中央連結ガイドに沿って上下方
向へ移動する。このため、テーブルは水平状態を保持し
たまま上下移動することができる。また、中央連結ガイ
ド及び端部ガイドは水平ガイドにスムーズに連結されて
いるので、テーブルの移動速度を落とすことなく水平移
動及び上下移動することができ、テーブルの移動時間を
短縮することができる。
【0050】請求項4の発明による熱切断加工機用テー
ブル装置では、テーブル移動機構のチェーンは半円形の
端部ガイドと同心で設けられているスプロケット間に巻
回され、且つ水平ガイド及び端部ガイドの内部に沿って
移動するが、このチェーンにはテーブルの進行方向前側
の車輪位置が固定されているので、チェーンの回転走行
によりテーブルは周回移動して加工位置と段取り位置の
間を移動することができる。
【0051】請求項5の発明による熱切断加工機用テー
ブル装置では、テーブルの進行方向前側の車輪が、回転
ガイドを水平ガイド側の一部とした水平ガイドに沿って
この回転ガイドを通過した後、テーブルの後側の車輪が
回転ガイドに達する前に回転ガイドを回転させて中央連
結ガイドの固定ガイドと連結するので、テーブルの前側
の車輪は端部ガイドに沿って移動し、テーブルの後側の
車輪は中央連結ガイドに沿って移動することになる。こ
れにより、テーブルを水平状態を保持したまま水平移動
及び上下移動を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる熱切断加工機用テーブル装置
を示す側面図である。
【図2】中央連結ガイドの詳細を示す拡大図である。
【図3】テーブルガイドとシャトルテーブルの関係を示
す断面図である。
【図4】シャトルテーブルの移動とこの移動に対応する
中央連結ガイドの動きを示すステップ図である。
【図5】この発明にかかる熱切断加工機用テーブル装置
を適用したレーザ加工機の全体を示す側面図である。
【符号の説明】
33 熱切断加工機用テーブル装置 35 レーザ加工機(熱切断加工機) 45 テーブルガイド 47 シャトルテーブル 51 水平ガイド 53 端部ガイド 55 中央連結ガイド 57 固定ガイド 59 回転ガイド 69 車輪 71 スプロケット 77 チェーン W 板材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱切断加工機により切断加工される板材
    を支持する熱切断加工機用テーブル装置であって、前記
    板材を載置すると共に所定間隔で設けられている二以上
    のテーブルと、このテーブルを水平状態に保持しながら
    水平移動及び上下移動させるテーブル移動機構と、前記
    テーブルを水平方向及び上下方向へ移動自在に支持する
    全体長円形状のテーブルガイドとを有し、このテーブル
    ガイドが、上下二段の水平ガイドと、この上下の水平ガ
    イドの両端部を上下になめらかに連結する半円形状の端
    部ガイドと、前記水平ガイドの中央部にあって上下の水
    平ガイドを連結可能な前記端部ガイドと略同形状の中央
    連結ガイドとから成ることを特徴とする熱切断加工機用
    テーブル装置。
  2. 【請求項2】 前記テーブルが四隅付近に車輪を有し、
    この車輪が前記テーブルガイドに沿って移動することを
    特徴とする請求項1記載の熱切断加工機用テーブル装
    置。
  3. 【請求項3】 前記中央連結ガイドが前記テーブルに設
    けられた前後の車輪間隔で前記各端部ガイドと略平行に
    設けられており、上下中央位置にあって固定的に設けら
    れている固定ガイドと、この固定ガイドと前記水平ガイ
    ドとの間を連結又は切断すべく前記固定ガイドの上下両
    側において回動自在に設けられた回転ガイドと、を備え
    てなることを特徴とする請求項1、2記載の熱切断加工
    機用テーブル装置。
  4. 【請求項4】 前記テーブル移動機構が、前記端部ガイ
    ドと同心で設けられると共に少なくとも一方が駆動モー
    タにより回転駆動されるスプロケットと、このスプロケ
    ット間に巻回されると共に前記水平ガイド及び前記端部
    ガイド内部を回転走行自在のチェーンとを有し、このチ
    ェーンが前記テーブルの移動方向前側の車輪位置に取付
    けられていること、を特徴とする請求項1、2、3記載
    の熱切断加工機用テーブル装置。
  5. 【請求項5】 前記車輪のうち進行方向前側の車輪が前
    記回転ガイドを切断状態とした中央連結ガイドを通過し
    た後に、前記回転ガイドを前記固定ガイドに連結すべく
    回動させることを特徴とする請求項1、2、3、4記載
    の熱切断加工機用テーブル装置。
JP05331796A 1996-03-11 1996-03-11 熱切断加工機用テーブル装置 Expired - Fee Related JP3710871B2 (ja)

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