JPH0923790A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキレバーとアンチレバーのいずれの操
作でもローターをアンチオン状態からアンチオフ状態に
切り換え可能とする。 【構成】 魚釣用スピニングリールのローターシャフト
４にラチェット車１６を固定する。ローター５の正転を
許し逆転を阻止する爪１８をラチェット車に噛み合わ
せ、爪を押圧バネ１７で押す。爪をラチェット車に係脱
させるアンチレバーシャフト１９を設け、ローターを逆
転不能なアンチオン状態と逆転可能なアンチオフ状態と
の間で切り換え可能にする。ローターに対して制動力を
加えるブレーキレバー２４を設ける。ブレーキレバーの
制動操作時にブレーキレバーの回動運動をアンチレバー
シャフトの回動運動に変換しローターをアンチオン状態
からアンチオフ状態に切り換えるためのカム片２５とフ
ォロアー片２６とをブレーキレバーとアンチレバーシャ
フトとの間に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、釣糸を巻き取るための
ローターをアンチオン状態（逆転不能状態）とアンチオ
フ状態（逆転可能状態）との間で切り替えることがで
き、かつアンチオフ時にローターにブレーキを掛けるこ
とができる魚釣用スピニングリールに関する。

【０００２】

【従来の技術】実公昭６１−３３２５号公報に記載され
た魚釣用スピニングリールは、ローターのシャフトにラ
チェット車を固定し、該ラチェット車に爪を噛み合わ
せ、アンチレバーシャフトをその軸回りのいずれか一方
向きに選択的に回動させて爪をラチェット車に対して係
脱させるようにしたもので、アンチレバーシャフトのア
ンチレバーを操作しシャフトを一方に回すと上記爪がラ
チェット車の歯に食い込みローターは逆転不能なアンチ
オン状態となり、他方に回すと爪がラチェット車から離
れ、ローターは逆転可能なアンチオフになる。また、こ
の魚釣用スピニングリールは、リール本体の固定アーム
の近傍に操作レバーを有しており、この操作レバーを操
作することによってもアンチレバーシャフトを介しロー
ターをアンチオン又はアンチオフに切り替えることがで
きるようになっている。

【０００３】また、実開平３−６７５７２号公報に記載
された魚釣用スピニングリールは、上記アンチレバーシ
ャフトに代えバネで後方に付勢した摺動棒を設けてなる
もので、操作レバーをその支点の回りで回すことによっ
て摺動棒を前進させ、この前進する摺動棒でラチェット
車から爪を離反させ、アンチオンからアンチオフに切り
換えるようになっている。また、リール本体の後部には
アンチボタンを設け、前進した摺動棒に係合して摺動棒
をその位置に保持するようにし、アンチボタンを逆向き
に操作すると摺動棒がバネ力で後退しローターを再びア
ンチオン状態に復帰させるようになっている。さらに、
操作レバーはブレーキとしても機能するようになってお
り、アンチオフ状態になったローターに対してブレーキ
を掛けることができるようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の実公昭
６１−３３２５号公報のものにあっては、操作レバーは
アンチオフとアンチオンとの間の切り換えを行うためだ
けのものであり、アンチオフ状態にあるローターに対し
てブレーキを掛けることができないので、釣糸の繰り出
しを調節することができない。後者の実開平３−６７５
７２号公報のものでは、操作レバーの操作でアンチオン
をアンチオフに切り換えると共にブレーキを掛けること
ができるが、釣人は一般的なリールの使用と同様にアン
チボタンにてアンチオンとアンチオフを切り換える傾向
にあり、アンチオンの状態で魚が釣れた場合、その魚が
大物であったり魚の引きが強い場合にはアンチボタンを
押してもアンチオンからアンチオフに切り換えることが
できないので、釣糸を繰り出すことができず魚に引っ張
られ魚を逃がしてしまうおそれがある。

【０００５】また、前者のリールにあっては操作レバー
の先をアンチレバーシャフトと係合させるべくリール本
体に開口を設けており、後者のリールにあってはアンチ
ボタンを摺動棒と係脱させるべくリール本体に開口を設
けているので、それらの開口から水、塩、ごみ等がリー
ル本体内に侵入し、リール、アンチボタンの故障の原因
となる。

【０００６】従って、本発明は上記問題点を解決するこ
とができる手段を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項１の発明は、魚釣用スピニングリ
ールのローターシャフト４に固定されたラチェット車１
６と、該ラチェット車１６に噛み合ってローター５の正
転を許し逆転を阻止する押圧バネ１７で付勢された爪１
８と、上記爪１８を上記ラチェット車１６に係脱させて
上記ローター５を逆転不能なアンチオン状態と逆転可能
なアンチオフ状態との間で切り換えるアンチレバーシャ
フト１９と、上記ローター５に対して制動力を加えるブ
レーキレバー２４と、上記ブレーキレバー２４の操作時
に該ブレーキレバー２４の回動運動を上記アンチレバー
シャフト１９の回動運動に変換し上記ローター５をアン
チオン状態からアンチオフ状態に切り換える上記ブレー
キレバー２４と上記アンチレバーシャフト１９との間に
設けられたカム片２５及びこれに当接するフォロアー片
２６とを具備した魚釣用スピニングリールの構成を採用
し、請求項２の発明は、上記アンチレバーシャフト１９
のフォロアー片２６とアンチレバー２３とがリール本体
１外に配置された魚釣用スピニングリールの構成を採用
している。

【０００８】

【作用】請求項１の発明によれば、アンチレバーシャフ
ト１９のアンチレバー２３が一方へ回動操作された場合
は、爪１８はラチェット車１６と噛み合ってローター５
の正転を許し、逆転を阻止する。これにより、ローター
５はアンチオン状態になり、釣糸を巻き取ることができ
るが繰り出すことはできなくなる。

【０００９】アンチレバーシャフト１９のアンチレバー
２３が他方へ回動操作された場合は、爪１８がラチェッ
ト車１６の歯から離反し、ローター５は正転、逆転のい
ずれも可能になり、釣糸の繰り出しが可能になる。

【００１０】また、ローター５がアンチオン状態にある
時に、ブレーキレバー２４をその制動側に操作すると、
ブレーキレバー２４のカム片２５がフォロアー片２６を
動作させ、アンチレバーシャフト１９をアンチオフ側へ
と回動させる。これにより、爪１８がラチェット車１６
から離反し、ローター５はアンチオフ状態になり、釣糸
は繰り出されることになる。そこで、ブレーキレバー２
４の回動量を加減すれば、釣糸の繰り出し速度等が調節
されることとなる。また、アンチオン状態で魚が釣れた
場合、アンチレバーシャフト１９の操作によりローター
５をアンチオフ状態にすることができる。これにより、
魚の取り逃がしが回避される。

【００１１】請求項２の発明によれば、上記アンチレバ
ーシャフト１９のフォロアー片２６とアンチレバー１９
とがリール本体１外に配置され、リール本体１に設ける
開口はアンチレバーシャフト１９を回動可能に軸支する
孔のみとなる。これにより、リール本体１の内部の密封
性が保たれ、水、ごみ等の侵入が阻止される。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。この魚釣用スピニングリールは、図１乃至図４に示
されるように、釣竿に取り付けられるリール本体１と、
リール本体１にスプールシャフト２を介し前後往復運動
可能に支持されたスプール３と、リール本体１にロータ
ーシャフト４を介し回転可能に支持されたローター５
と、スプール３及びローター５を駆動するためのハンド
ル６とを有している。

【００１３】リール本体１は、上記スプール３を往復運
動させるための駆動部を収納したケーシング１ａを有
し、該ケーシング１ａ上には脚部１ｂを有し、該脚部１
ｂを介し釣竿に取り付けられるようになっている。

【００１４】上記ハンドル６は、リール本体１のケーシ
ング１ａの側壁に設けられ、該ハンドル６により回され
るマスターギアシャフト７がケーシング１ａの左右の側
壁にベアリング８を介し水平に支持されている。該マス
ターギアシャフト７には上記ローター５等を駆動するた
めのマスターギア９が固定されている。

【００１５】上記ローターシャフト４は、筒状のシャフ
トであり、スプールシャフト２に対して回転可能に設け
られ、ケーシング１ａの前部にベアリング１０を介し取
り付けられている。該ローターシャフト４の前部はケー
シング１ａ外に突出しており、そこにはローター５が取
り付けられている。該ローターシャフト４の後部はケー
シング１ａ内に入り込んでおり、そこにはピニオン１１
が形成され、該ピニオン１１に上記マスターギア９が噛
み合っている。これにより、上記ハンドル６の操作によ
りマスターギアシャフト７が回されると、ローター５が
リール本体１の前方で回転することになる。

【００１６】上記スプールシャフト２は上記筒状のロー
ターシャフト４の中心をケーシング１ａ内からケーシン
グ１ａ外へと摺動可能に貫通している。該スプールシャ
フト２のケーシング１ａ外に突出した箇所にはスプール
３が固定されている。該スプールシャフト２のケーシン
グ１ａ内に入り込んだ箇所にはオシレーター１２が固定
されており、該オシレーター１２はトラバースカム１３
に係合している。該トラバースカム１３はスプールシャ
フト２と平行にケーシング１ａ内に軸支されており、該
トラバースカム１３に固定されたギア１４に上記ロータ
ーシャフト４に固定されたギア１５が噛み合っている。
これにより、上記ハンドル６の操作でローター５が回る
と、その回転はトラバースカム１３及びオシレーター１
２によって往復直線運動に変換され、スプール３は上記
リール本体１及びローター５に対し図１中前後に往復運
動することとなる。

【００１７】上記ハンドル６から上記ローター５及びス
プール３に至る伝動系は、釣糸をスプール３に巻き取る
際にはローター５に正転のみを許し、釣糸をスプール３
から繰り出す際にはローターに正逆転の双方を許すよう
に動力を伝達する必要があり、そのため次のような構成
が採用されている。

【００１８】すなわち、ローターシャフト４に固定され
たラチェット車１６と、該ラチェット車１６に噛み合っ
てローター５の正転を許し逆転を阻止する押圧バネ１７
で付勢された爪１８と、上記爪１８を上記ラチェット車
１６に係脱させて上記ローター５を逆転不能なアンチオ
ン状態と逆転可能なアンチオフ状態との間で切り換える
ためのアンチレバーシャフト１９とが設けられている。

【００１９】上記ラチェット車１６は、上記ローターシ
ャフト４の上記ハウジング１ａ内に入り込んだ箇所に固
定されており、その歯に爪１８が噛合することによりロ
ーター５の逆転が阻止され、正転が許されるようになっ
ている。この爪１８がラチェット車１６に噛み合った状
態はアンチオンと呼ばれ、ローター５の正転によって釣
糸の巻き取りが可能であるが、ローター５は逆転不能で
あることから釣糸の繰り出しはなされないことになる。

【００２０】上記爪１８はハウジング１ａ内にピン２０
で軸支され、該ピン２０に取り付けられたトーションバ
ネである押圧バネ１７によりラチェット車１６の歯に噛
み合う向きに付勢されている。また、上記マスターギア
シャフト７には、ローター５の正転時に爪１８をラチェ
ット車１６から引き離すためのガイドスプリング２１が
取り付けられている。ローター５が正転する際にこのガ
イドスプリング２１が上記押圧バネ１７の付勢力に抗し
て爪１８をラチェット車１６から離反させ、爪１８とラ
チェット車１６の歯の磨耗を防止しようというものであ
る。ハンドル７の回転を止めればガイドスプリング２１
は弾性復帰し再び押圧バネ１７が働いて爪１８がラチェ
ット車１６に係合することになる。

【００２１】上記アンチレバーシャフト１９は、爪１８
がラチェット車１６に係合したアンチオン状態から該爪
１８をラチェット車１６から引き離しアンチオフ状態に
変換するためのもので、上記ハウジング１ａを前後に貫
通するように配置され、ハウジング１ａの前後部に夫々
回動可能にかつ気密的に軸支されている。アンチレバー
シャフト１９の中間には上記爪１８の当接部１８ａに接
触し得る突起２２が設けられ、アンチレバーシャフト１
９が図１に示されるような位置に回された時に該突起２
２は爪１８を解放し、該爪１８はラチェット車１６に係
合するが、図２に示されるような位置に回されると該突
起２２は爪１８の当接部１８ａに接触し、爪１８はラチ
ェット車１６から離れるようになっている。該アンチレ
バーシャフト１９とハウジング１ａとの間には、デッド
ポイントバネ（図示せず）が介装されており、アンチレ
バーシャフト１９を上記二位置間で切り換えることがで
きるようになっている。また、アンチレバーシャフト１
９がハウジング１ａの後部からハウジング１ａ外に突出
した箇所には、このアンチレバーシャフト１９を回動操
作するためのアンチレバー２３が固定されている。

【００２２】また、この実施例では、アンチレバーシャ
フト１９以外の操作によってもアンチオン状態からアン
チオフ状態に切り替えることができ、かつアンチオフ状
態の時に釣糸の繰り出しに伴って回転するローター５に
ブレーキを掛けることができる手段が設けられている。

【００２３】すなわち、上記ローター５に対して制動力
を加えるためのリール本体１の脚部１ｂの近傍に設けら
れたブレーキレバー２４と、上記ブレーキレバー２４の
制動操作時に該ブレーキレバー２４の回動運動を上記ア
ンチレバーシャフト１９の回動運動に変換することによ
り上記ローター５をアンチオン状態からアンチオフ状態
に切り換えるための上記ブレーキレバー２４と上記アン
チレバーシャフト１９との間に設けられたカム片２５及
びこれに当接するフォロアー片２６とが設けられてい
る。

【００２４】上記ブレーキレバー２４は、脚部１ｂとロ
ーター５との間からローター５とハウジング１ａとの間
に亘って伸びており、その中間部においてリール本体１
にピン２７を介し軸支されている。ブレーキレバー２４
はリール本体との間に介装されたスプリング３３により
図１中ピン２７回りを反時計方向に付勢されている。こ
のブレーキレバー２４のピン２７よりも下側の部分には
ブレーキシュー２８が固定され、該ブレーキシュー２８
の部分が上記ローター５における上記ハウジング１ａと
上記スプール３との間に介在するキャップ部５ａの空洞
内に入り込んでいる。また、該空洞内にはブレーキドラ
ム２９が挿入され、該ブレーキドラム２９に上記ブレー
キシュー２８が臨んでいる。該ブレーキドラム２９はそ
の中心部においてベアリング３０を介し上記ハウジング
１ａの筒状の前部に支持されている。該ブレーキドラム
２９とローター５のキャップ部５ａとの間には、ロータ
ー５の逆転時にローター５に対しブレーキドラム２９を
拘束するがローター５の正転時にはローター５からブレ
ーキドラム２９を解放する一方向クラッチが設けられて
いる。すなわち、図４に示されるように、キャップ部５
ａの内周にはラチェット歯３１が刻まれ、ブレーキドラ
ム２９にはブレーキ爪３２が軸支され、ブレーキ爪３２
はバネ３２ａで付勢されラチェット歯３１に噛合してい
る。これにより、ローター５が逆転する場合は、ブレー
キドラム２９もこれに連れ回りし、ブレーキレバー２４
を引くとそのブレーキシュー２８によりブレーキドラム
２９に制動力が加えられ、ローター５の回転量が加減さ
れることとなる。

【００２５】上記カム片２５は上記ブレーキレバー２４
の下端に設けられ、上記フォロアー片２６は上記アンチ
レバーシャフト１９の前端に設けられている。図１、図
２及び図５に示されるように、カム片２５はブレーキレ
バー２４の下端から下向きに逆三角形状に突出し、その
斜面２５ａにフォロアー片２６が接している。フォロア
ー片２６は例えば丸棒からなるアンチレバーシャフト１
９の先端が鉤状に折り曲げられることにより形成され、
アンチオン状態にあるときに、その丸棒の折れ曲がった
部分がカム片２５の斜面２５ａに接するようになってい
る。

【００２６】これにより、図１の状態においてブレーキ
レバー２４が上方に引かれると、カム片２５がフォロア
ー片２６を前方に引こうとし、アンチレバーシャフト１
９は前方には移動しないのでフォロアー片２６は図５中
破線位置から実線位置へと回動する。従って、アンチレ
バーシャフト１９はブレーキレバー２４の操作によりア
ンチオンからアンチオフに切り換えられることとなる。
また、ブレーキレバー２４を更に引くとブレーキシュー
２８がブレーキドラム２９に接触しローター５に制動力
が働くことになる。また、アンチオンの状態でアンチレ
バー２３を操作することでアンチオフ状態にすることが
できる。

【００２７】また、この実施例において、図１に示され
るように、上記アンチレバーシャフト１９のフォロアー
片２５とアンチレバー２３とはリール本体１外に配置さ
れている。これにより、ハウジング１ａの内部はアンチ
レバーシャフト１９やブレーキレバー２４等の存在によ
ってもその密封性が損なわれることはなく、ハウジング
１ａの内部への水やごみの侵入が防止されることとな
る。

【００２８】

【発明の効果】請求項１の発明によれば、ブレーキレバ
ーの操作によりアンチオン状態にあるローターをアンチ
オフ状態に切り換えると共にローターに制動力を加え釣
糸の繰出し量を加減することができるのみならず、アン
チレバーの操作によってもアンチオン状態をアンチオフ
状態に切り換えることができるので、ブレーキレバーと
アンチレバーのどちらの操作でも、素早くアンチオフ状
態とすることで魚の取り逃がしを防止することができ
る。また、アンチオンとアンチオフのいずれにあるかは
アンチレバーシャフトのアンチレバーの位置から速やか
に判別することができるので、アンチレバーシャフトの
操作ミスにより魚を取り逃がすようなこともない。

【００２９】請求項２の発明によれば、アンチレバーシ
ャフトのフォロアー片とアンチレバーとをスピニングリ
ール本体外に配置することから、リール本体の内部の密
封性を保ち、水、ごみ等の侵入を阻止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る魚釣用スピニングリールのアンチ
オン状態における縦断面図である。

【図２】上記魚釣用スピニングリールのアンチオフ状態
における縦断面図である。

【図３】図１中ＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図である。

【図４】図１中ＩＶ−ＩＶ線断面図である。

【図５】図２中Ｖ−Ｖ線断面図である。

【符号の説明】

１…リール本体 ４…ローターシャフト ５…ローター １６…ラチェット車 １７…押圧バネ １８…爪 １９…アンチレバーシャフト ２４…ブレーキレバー ２５…カム片 ２６…フォロアー片

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 魚釣用スピニングリールのローターシャ
   フトに固定されたラチェット車と、該ラチェット車に噛
   み合ってローターの正転を許し逆転を阻止する押圧バネ
   で付勢された爪と、上記爪を上記ラチェット車に係脱さ
   せて上記ローターを逆転不能なアンチオン状態と逆転可
   能なアンチオフ状態との間で切り換えるアンチレバーシ
   ャフトと、上記ローターに対して制動力を加えるブレー
   キレバーと、上記ブレーキレバーの操作時に該ブレーキ
   レバーの回動運動を上記アンチレバーシャフトの回動運
   動に変換し上記ローターをアンチオン状態からアンチオ
   フ状態に切り換える上記ブレーキレバーと上記アンチレ
   バーシャフトとの間に設けられたカム片及びこれに当接
   するフォロアー片とを具備したことを特徴とする魚釣用
   スピニングリール。
2. 【請求項２】 上記アンチレバーシャフトのフォロアー
   片とアンチレバーとがリール本体外に配置されたことを
   特徴とする請求項１記載の魚釣用スピニングリール。