JPH09237337A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH09237337A
JPH09237337A JP8071454A JP7145496A JPH09237337A JP H09237337 A JPH09237337 A JP H09237337A JP 8071454 A JP8071454 A JP 8071454A JP 7145496 A JP7145496 A JP 7145496A JP H09237337 A JPH09237337 A JP H09237337A
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JP
Japan
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image
lut
display device
polygonal line
parameter
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Pending
Application number
JP8071454A
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English (en)
Inventor
Takushi Saito
卓資 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、LUT変換処理で折れ線パラメー
タを使用して、LUT変換処理の柔軟性を向上させ、原
画像の各画素濃度を所望の画素濃度に変換して、見易く
する。 【解決手段】 折れ線パラメータをパラメータ格納部4
に格納するとともに、パラメータ修正部5によって前記
折れ線パラメータを修正自在にし、LUT処理部6によ
って画像格納部2に格納されている原画像をLUT変換
処理して、LUT変換画像を作成する際、原画像の各画
素濃度を所望の画素濃度に変換可能にし、これを単独ま
たは前記原画像とともに画像表示部8上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LUT(ルックア
ップテーブル)を用いて、X線画像などの画像に対し、
階調調整を行なう画像表示装置に係わり、特に前記LU
Tのパラメータ修正を容易にした画像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置(X線断面診断装置)、M
RI装置(磁気核共鳴診断装置)などで得られた医用画
像は、画像発生装置の種類や画像撮影条件の違いなどに
よって得られる情報が異なることから、各医用画像を見
易くする方法として、特開平4−2921号公報の「医
用画像表示装置」などの装置が提案されている。この医
用画像表示装置は、図8に示す如く命令入力器101か
ら出力される表示指示に基づき、アフィン変換器105
によって各画像メモリ107a〜107nに格納されて
いる各医用画像に対し、拡大、回転、平行移動処理を行
なうとともに、ウインドウ設定器102によって複数の
LUT103a〜103nを制御して、前記各画像メモ
リ107a〜107nから出力されるアフィン変換済み
の各医用画像の各画素濃度を個々に、調整した後、画素
値演算器104によって各医用画像毎に、画素濃度を調
整して、ディスプレィ装置106上に複数の画像を重ね
合わせて表示する。この際、画素値演算器104によっ
て各医用画像のフェードイン処理(画素濃度を徐々に濃
くする処理)、フェードアウト処理(画素濃度を徐々に
薄くする処理)などを行なったり、1つの医用画像の濃
度を濃くし、他の医用画像の濃度を薄くしたりすること
により、各医用画像の読影を容易にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな医用画像表示装置100においては、図9に示す如
く各LUT103a〜103nに格納されるパラメータ
として、ウィンドウレベルと、ウィンドウ幅とで規定さ
れるパラメータしか持っていないため、各画像メモリ1
07a〜107nから出力される各医用画像の各画素の
うち、ウィンドウ幅の範囲内にある濃度を持つ画素を抽
出して、これらの各画素の濃度をリニアにしか階調変換
することができない。このため、画像処理前の医用画像
中にある、特定濃度の画素、例えば骨部分の画像を第1
濃度階調で表示し、軟骨部分の画像を第2濃度階調で表
示するなどという柔軟な階調変換を行なうことができな
いという問題があった。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、請求項1では、画像処理する前の原画像と、L
UT変換処理後の画像とを同時に表示することができ、
これによってLUTの各パラメータの修正を行なったと
き、LUT変換処理後の画像がどのようになるのかを容
易に把握させることができる画像表示装置を提供するこ
とを目的としている。請求項2では、LUT変換処理で
折れ線パラメータを使用することにより、LUT変換処
理の柔軟性を向上させて、原画像の各画素濃度を所望の
画素濃度に変換して、見易くすることができる画像表示
装置を提供することを目的としている。請求項3では、
ユーザ側でLUTのパラメータを設定しなくても、LU
Tの折れ線パラメータを常に最適な値に設定することが
でき、これによってユーザ側の負担を大幅に軽減させる
ことができる画像表示装置を提供することを目的として
いる。請求項4では、LUTの折れ線パラメータを各折
れ点単位で細かく修正することができ、これによってL
UT変換処理後の画像をユーザ側の要求に合った最適な
濃度の画像にすることができる画像表示装置を提供する
ことを目的としている。請求項5では、各折れ点のいく
つかを修正しただけで、LUTの折れ線パラメータ全体
をX方向またはY方向に拡大縮小することができ、これ
によってLUTに格納されている折れ線パラメータ全体
の修正を容易にすることができる画像表示装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】請求項6では、折れ点の1つを修正するだ
けで、LUTの折れ線パラメータ全体を前半と後半とに
分けて、前半部分と後半部分とを互いに異なる修正量で
修正することができ、これによって修正作業を容易にす
ることができる画像表示装置を提供することを目的とし
ている。請求項7では、LUTの折れ線パラメータ全体
を1次変換することにより、これを修正することがで
き、これによってLUTに格納されている折れ線パラメ
ータ全体の修正を容易にすることができる画像表示装置
を提供することを目的としている。請求項8では、LU
Tの折れ線パラメータを修正した際、修正結果に問題が
あるとき、これをユーザに知らせることができ、これに
よって誤った折れ線パラメータが設定されるのを未然に
防止することができる画像表示装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、LUT内に格納されたパ
ラメータを使用して、原画像をLUT変換処理し、これ
によって得られたLUT変換画像を表示装置上に表示す
る画像表示装置において、前記LUT変換画像と前記原
画像とを並べてまたは重ねて表示装置上に表示し、LU
T変換前の画像とLUT変換後の画像との比較を容易に
することを特徴としている。請求項2では、LUT内に
格納されたパラメータを使用して、原画像をLUT変換
処理し、これによって得られたLUT変換画像を表示装
置上に表示する画像表示装置において、前記LUT内に
格納されるパラメータとして、複数の点(Xn、Yn)
を折れ点とする折れ線パラメータを使用することを特徴
としている。請求項3では、請求項1または2に記載の
画像表示装置において、外部インタフェース部を介して
外部から入力された折れ線パラメータを取り込んで、前
記LUT内に格納することを特徴としている。請求項4
では、請求項1、2、3のいずれかに記載の画像表示装
置において、前記LUT内に格納される折れ線パラメー
タの折れ点(Xn、Yn)の一部または全てを選択的に
修正にして、折れ線パラメータの形を変更することを特
徴としている。請求項5では、請求項1、2、3のいず
れかに記載の画像表示装置において、前記LUT内に格
納される折れ線パラメータ全体をX方向またはY方向に
拡大縮小して、折れ線パラメータの形を変更することを
特徴としている。請求項6では、請求項1、2、3のい
ずれかに記載の画像表示装置において、前記LUT内に
格納される折れ線パラメータ全体を前半と後半とに分
け、前半と後半とを異なる倍率でX方向またはY方向に
拡大縮小して、折れ線パラメータの形を変更することを
特徴としている。請求項7では、請求項1、2、3のい
ずれかに記載の画像表示装置において、前記LUT内に
格納される折れ線パラメータ全体を1次変換処理で修正
して、折れ線パラメータの形を変更することを特徴とし
ている。請求項8では、請求項1、2、3、4、5、
6、7のいずれかに記載の画像表示装置において、前記
LUT内に格納される折れ線パラメータが単調増加ある
いは単調減少でなくなったとき、警報を発生することを
特徴としている。
【0007】上記の構成により、請求項1では、LUT
内に格納されたパラメータを使用して、原画像をLUT
変換処理し、これによって得られたLUT変換画像を表
示装置上に表示する画像表示装置において、前記LUT
変換画像と前記原画像とを並べてまたは重ねて表示装置
上に表示し、LUT変換前の画像とLUT変換後の画像
との比較を容易にすることにより、LUTの各パラメー
タの修正を行なったとき、LUT変換処理後の画像がど
のようになるのかを容易に把握させる。請求項2では、
LUT内に格納されたパラメータを使用して、原画像を
LUT変換処理し、これによって得られたLUT変換画
像を表示装置上に表示する画像表示装置において、前記
LUT内に格納されるパラメータとして、複数の点(X
n、Yn)を折れ点とする折れ線パラメータを使用する
ことにより、LUT変換処理で折れ線パラメータを使用
させて、LUT変換処理の柔軟性を向上させ、原画像の
各画素濃度を所望の画素濃度に変換して、見易くする。
請求項3では、請求項1または2に記載の画像表示装置
において、外部インタフェース部を介して外部から入力
された折れ線パラメータを取り込んで、前記LUT内に
格納することにより、ユーザ側で折れ線パラメータを設
定しなくても、折れ線パラメータを常に最適な値に設定
し、これによってユーザ側の負担を大幅に軽減させる。
請求項4では、請求項1、2、3のいずれかに記載の画
像表示装置において、前記LUT内に格納される折れ線
パラメータの折れ点(Xn、Yn)の一部または全てを
選択的に修正にして、折れ線パラメータの形を変更する
ことにより、折れ線パラメータを各折れ点単位で細かく
修正可能にし、これによってLUT変換処理後の画像を
ユーザ側の要求に合った最適な濃度の画像にする。請求
項5では、請求項1、2、3のいずれかに記載の画像表
示装置において、前記LUT内に格納される折れ線パラ
メータ全体をX方向またはY方向に拡大縮小して、折れ
線パラメータの形を変更することにより、各折れ点のい
くつかを修正しただけで、LUTの折れ線パラメータ全
体をX方向またはY方向に拡大縮小し、これによってL
UT全体の修正を容易にする。請求項6では、請求項
1、2、3のいずれかに記載の画像表示装置において、
前記LUT内に格納される折れ線パラメータ全体を前半
と後半とに分け、前半と後半とを異なる倍率でX方向ま
たはY方向に拡大縮小して、折れ線パラメータの形を変
更することにより、折れ点の1つを修正するだけで、L
UTの折れ線パラメータ全体を前半と後半とに分けて、
前半部分と後半部分とを互いに異なる修正量で修正し、
これによって修正作業を容易にする。請求項7では、請
求項1、2、3のいずれかに記載の画像表示装置におい
て、前記LUT内に格納される折れ線パラメータ全体を
1次変換処理で修正して、折れ線パラメータの形を変更
することにより、LUTに格納されている折れ線パラメ
ータ全体の修正を容易にする。請求項8では、請求項
1、2、3、4、5、6、7のいずれかに記載の画像表
示装置において、前記LUT内に格納される折れ線パラ
メータが単調増加あるいは単調減少でなくなったとき、
警報を発生することにより、LUTの折れ線パラメータ
を修正した際、修正結果に問題があるとき、これをユー
ザに知らせ、これによって誤った折れ線パラメータが設
定されるのを未然に防止する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例に基づいて詳細に説明する。 《形態例の構成》図1は本発明による画像表示装置の一
形態例を示すブロック図である。この図に示す画像表示
装置1は、画像格納部2と、外部インタフェース部(外
部IF)3と、パラメータ格納部4と、パラメータ修正
部5と、LUT処理部6と、画像合成部7と、画像表示
部8とを備えており、外部から入力された折れ線パラメ
ータやユーザによって入力された折れ線パラメータに基
づき、画像処理対象となる原画像、例えばX線画像など
の医用画像をLUT変換処理して、LUT変換画像を作
成し、これを単独または前記原画像と合成して画面表示
する。画像格納部2は、画像データを格納するのに十分
な容量を持つ半導体メモリ回路、光磁気ディスク機構、
書換え可能な光ディスク機構などによって構成されてお
り、画像処理対象となる原画像、例えばX線画像などの
医用画像が入力されたときこれを取り込んで記憶し、L
UT処理部6や画像合成部7から読み出し指示が出され
たときこの読み出し指示で指定された原画像を読み出し
て、これをLUT処理部6や画像合成部7に供給する。
【0009】また、外部インタフェース部3は、通信回
線を介してホストコンピュータ装置などの外部装置と通
信を行なう通信素子、あるいはICカードなどの記憶媒
体がセットされたとき、この記憶媒体に記憶されている
情報を読み出す情報読み出し機構などを備えており、通
信回線を介してホストコンピュータ装置などから供給さ
れた折れ線パラメータ、あるいはICカードなどの記憶
媒体から読み出した折れ線パラメータを取り込んで、こ
れを前記パラメータ格納部4に供給する。パラメータ格
納部4は、図2に示すような折れ線パラメータを記憶す
るのに十分な容量を持つ半導体メモリ回路などを備えて
おり、前記外部インタフェース部3から出力される折れ
線パラメータやパラメータ修正部5から供給された折れ
線パラメータを取り込んで、これを記憶し、LUT処理
部6から読み出し指示が出されたとき、記憶している折
れ線パラメータを読み出し、これをLUT処理部6に供
給する。
【0010】また、パラメータ修正部5は、ユーザによ
って操作されるキーボード装置、マウス装置などの入力
装置やこの入力装置によって入力された指示内容に基づ
いて折れ線パラメータを作成したり、パラメータ格納部
4に格納されている折れ線パラメータを修正したりする
折れ線パラメータ作成修正回路などを備えており、ユー
ザによって入力された内容に基づき、新たな折れ線パラ
メータを作成して、これをパラメータ格納部4に格納し
たり、このパラメータ格納部4に格納されている折れ線
パラメータを予め設定されている修正手順で修正したり
する。なお、この修正手順については、後で詳細に説明
する。また、LUT処理部6は、各画素の濃度変換演算
を行なう演算回路などを備えており、LUT変換指示が
入力されたとき前記画像格納部2に格納されている原画
像のうち、LUT変換対象に指定された原画像を読み出
すとともに、パラメータ格納部4に格納されている折れ
線パラメータをルックアップしながら、前記原画像の各
画素濃度を変換し、これによって得られたLUT変換画
像を画像合成部7に供給する。
【0011】画像合成部7は、ユーザによって入力され
た表示指示内容に応じて取り込む画像を選択する取込み
画像選択回路、この画像選択回路によって取り込まれた
各画像を指定された合成方法で合成する画像合成回路な
どを備えており、ユーザによって入力された表示指示が
原画像単独であるとき、前記画像格納部2に格納されて
いる各原画像のうち、指定された原画像を読み出してこ
れを画像表示部8に供給し、また前記表示指示がLUT
変換画像単独であるとき、LUT処理部6から出力され
るLUT変換画像を取り込んでこれを画像表示部8に供
給し、また前記表示指示が合成画像であるとき、LUT
処理部6から出力されるLUT変換画像と、画像格納部
2から出力される原画像とを並べた1つの合成画像ある
いはこれら原画像、LUT変換画像を指定された濃度で
重ね合わせた1つの合成画像を作成し、これを画像表示
部8に供給する。画像表示部8は、医用画像を表示する
のに十分な表示容量、十分な解像度を持つCRT装置な
どを備えており、画像合成部7から出力されるLUT変
換画像、原画像または合成画像を取り込んで、これを画
面表示する。
【0012】《形態例の動作》次に、図1に示すブロッ
ク図、図2に示す模式図を参照しながら、この形態例の
動作を説明する。まず、画像処理対象となる原画像が入
力される毎に、これが画像格納部2に格納され、さらに
外部インタフェース部3を介して折れ線パラメータが入
力されたり、パラメータ修正部5によって新たな折れ線
パラメータが作成される毎に、これがパラメータ格納部
4に格納される。この後、ユーザによって原画像単独表
示の指示が入力されれば、画像合成部7によって画像格
納部2に格納されている各原画像のうち、前記原画像単
独表示指示で指定された原画像が読み出され、これが画
像表示部8上に表示される。また、ユーザによってLU
T変換画像単独表示の指示が入力されれば、LUT処理
部6によって画像格納部2に格納されている各原画像の
うち、LUT変換画像単独表示指示で指定された原画像
が読み出されるとともに、パラメータ格納部4に格納さ
れている折れ線パラメータがルックアップされて、前記
原画像の各画素濃度が変換されてLUT変換画像が作成
され、これが画像合成部7によって取り込まれて、画像
表示部8上に表示される。また、ユーザによって合成画
像表示の指示が入力されれば、LUT処理部6によって
画像格納部2に格納されている各原画像のうち、LUT
変換画像単独表示指示で指定された原画像が読み出され
るとともに、パラメータ格納部4に格納されている折れ
線パラメータがルックアップされて、前記原画像の各画
素濃度が変換されてLUT変換画像が作成される。そし
て、画像合成部7によってLUT変換画像が取り込まれ
るとともに、画像格納部2から出力される原画像とが並
べられた1つの合成画像あるいは重ね合わされた1つの
合成画像が作成され、これが画像表示部8上に表示され
る。
【0013】《折れ線パラメータの修正動作》そして、
この表示内容に基づき、ユーザによって画像表示部8に
表示されている合成画像の内容が確認されて、原画像に
対するLUT変換画像の内容が希望通りの内容かどうか
がチェックされ、LUT変換画像の内容が希望通りの内
容でないとき、ユーザによってパラメータ修正部5が操
作され、次に述べる“各折れ点を個々に修正”、“折れ
線全体を修正”、“折れ線を前半、後半に分けて修
正”、“折れ線を1次変換で修正”などの各修正方法の
いずれかで、パラメータ格納部4に格納されている折れ
線パラメータの修正が行われる。
【0014】<各折れ点を個々に修正>まず、ユーザに
よって各折れ点を個々に修正する指示が入力されて、図
3に示す如くパラメータ格納部4に格納されている折れ
線パラメータの各折れ点(Xn、Yn)について修正内
容が入力されると、ユーザによって入力された修正内容
に基づき、パラメータ修正部5によってこれら各折れ点
(Xn、Yn)の位置が点単位で、個々に再位置決めさ
れるとともに、修正済みの各折れ点(Xn、Yn)を含
む各折れ点(Xn’、Yn’)が線分によって結ばれ
て、入力画像(原画像)の各画素値を出力画像(LUT
変換画像)の各画素値に変換するのに必要な折れ線パラ
メータが作成される。
【0015】<折れ線全体を修正>また、ユーザによっ
て各折れ線パラメータ全体を修正する指示が入力され、
折れ線パラメータの各折れ点(Xn、Yn)のいずれか
について、X方向の修正量やY方向の修正量が入力され
ると、パラメータ修正部5によって前記各修正量に基づ
き、パラメータ格納部4に格納されている折れ線パラメ
ータを構成する各折れ点(Xn、Yn)が指定された方
向に指定された修正量だけずらされた後、修正済み各折
れ点(Xn’、Yn’)が線分によって結ばれて、入力
画像の各画素値を出力画像の画素値に変換するのに必要
な折れ線パラメータが作成される。
【0016】この場合、パラメータ格納部4に図4
(a)に示す折れ線パラメータが格納されている状態
で、1つの折れ点A(Xa、Ya)が折れ点A’(X
a’、Ya’)にされ、もう1つの折れ点B(Xb、Y
b)が折れ点B’(Xb’、Yb’)に変更されると、
次式に基づいて、各折れ点(Xn、Yn)が各折れ点
(Xn’、Yn’)に座標変換される。 Xn’={(Xb’−Xa’)/(Xb−Xa)}(Xn−Xa)+Xa …(1) Yn’={(Yb’−Ya’)/(Yb−Ya)}(Yn−Ya)+Ya …(2) 但し、n:折れ点の位置を示す値であり、n=1、2、
…、m これによって、X方向の修正量、Y方向の修正量に応じ
て、図4(b)に示す如くパラメータ格納部4に格納さ
れている折れ線パラメータ全体がX方向、Y方向に拡大
または縮小される。
【0017】<折れ線を前半、後半に分けて修正>ま
た、ユーザによって各折れ線パラメータ全体を前半、後
半に分けて修正する指示が入力され、折れ線パラメータ
の中間点にある折れ点(Xc、Yc)について、X方向
の修正量やY方向の修正量が入力されると、パラメータ
修正部5によって前記各修正量に基づき、パラメータ格
納部4に格納されている折れ線パラメータを構成する各
折れ点(Xn、Yn)が前半と、後半とに分けられて、
各々指定された方向に指定された修正量だけずらされた
後、修正済みの各折れ点(Xn’、Yn’)が線分によ
って結ばれて、入力画像の各画素値を出力画像の画素値
に変換するのに必要な折れ線パラメータが作成される。
この場合、パラメータ格納部4に図5(a)に示す折れ
線パラメータが格納されている状態で、この折れ線パラ
メータの始点に対応する折れ点A(Xa、Ya)と、終
点に対応する折れ点B(Xb、Yb)とが変更されない
まま、中間点に対応する折れ点C(Xc、Yc)が折れ
点C’(Xc’、Yc’)に変更されると、Xn<Xc
の範囲では、次式に基づいて、各折れ点(Xn、Yn)
が各折れ点(Xn’、Yn’)に座標変換され、 Xn’= (Xc’−Xa)/(Xc−Xa)(Xn−Xa)+Xa …(3) Yn’= {(Yc’−Ya)/(Yc−Ya)}(Yn−Ya)+Ya …(4) 但し、n:折れ点の位置を示す値であり、n=1、2、
…、m Xn>Xcの範囲では、次式に基づいて、各折れ点(X
n、Yn)が各折れ点(Xn’、Yn’)に座標変換さ
れる。
【0018】 Xn’= {(Xc’−Xb)/(Xc−Xb)}(Xn−Xb)+Xb …(5) Yn’= {(Yc’−Yb)/(Yc−Yb)}(Yn−Yb)+Yb …(6) 但し、n:折れ点の位置を示す値であり、n=1、2、
…、m これによって、中間点に対応する折れ点C(Xc、Y
c)に対するX方向の修正量、Y方向の修正量に応じ
て、図5(b)に示す如くパラメータ格納部4に格納さ
れている折れ線パラメータ全体が前半、後半に分けられ
て、各々異なった拡大縮小率でX方向、Y方向に拡大ま
たは縮小される。
【0019】<折れ線を1次変換で修正>また、ユーザ
によって各折れ線パラメータ全体を1次変換処理で修正
する指示が入力され、折れ線パラメータの中間点にある
折れ点(Xc、Yc)について、X方向の修正量やY方
向の修正量が入力されると、これらの各修正量に基づ
き、パラメータ修正部5によってパラメータ格納部4に
格納されている折れ線パラメータを構成する各折れ点
(Xn、Yn)に対して、1次変換処理が行われて各
々、指定された方向に指定された修正量だけずらされた
後、修正済みの各折れ点(Xn’、Yn’)が線分によ
って結ばれて、入力画像の各画素値を出力画像の画素値
に変換するのに必要な折れ線パラメータが作成される。
この場合、パラメータ格納部4に図6(a)に示す折れ
線パラメータが格納されている状態で、この折れ線パラ
メータの始点に対応する折れ点A(Xa、Ya)と、終
点に対応する折れ点B(Xb、Yb)とが変更されない
まま、中間点に対応する折れ点C(Xc、Yc)が折れ
点C’(Xc’、Yc’)に変更されると、これら折れ
点C(Xc、Yc)と、折れ点C’(Xc’、Yc’)
とに対応する1次変換の行列Aが作成される。この際、
行列Aは、折れ点(X、Y)について、
【0020】
【数1】 を満たすことが条件になることから、折れ点B(Xb、
Yb)、C(Xc、Yc)について各々、次式が成り立
つ。
【0021】
【数2】 そして、次式に示す如く2つの行列D、行列Eを設定す
ると、
【0022】
【数3】 次式が成り立つことから、 D=AE …(12) 1次変換の行列Aは、次式で表わすことができる。 A=DE-1 …(13) これにより、折れ線パラメータの始点に対応する折れ点
A(Xa、Ya)と、終点に対応する折れ点B(Xb、
Yb)が変更されないまま、中間点に対応する折れ点C
(Xc、Yc)が折れ点C’(Xc’、Yc’)に変更
されたとき、前記(11)式、(12)式に基づいて行
列D、Eが求められた後、これらの各行列D、Eに基づ
き、前記(13)式で示される行列Aが求められ、次式
に示す1次変換が行なわれて、各折れ点(Xn、Yn)
が各折れ点(Xn’、Yn’)に座標変換される。
【0023】
【数4】 但し、n:折れ点の位置を示す値であり、n=1、2、
…、m これによって、中間点に対応する折れ点C(Xc、Y
c)に対するX方向の修正量、Y方向の修正量に応じ
て、図6(b)に示す如くパラメータ格納部4に格納さ
れている折れ線パラメータの全体が1次変換される。
【0024】《折れ線パラメータの修正動作》また、上
述した折れ線パラメータの作成過程や修正過程などで、
図7に示す如く単調増加(または単調減少)でなくなれ
ば、パラメータ修正部5によってこれが検知されて、ユ
ーザに警報が発せられ、輝度の逆転現象や本来と異なる
輝度のものが同じ輝度になるなどの問題が発生しないよ
うにされる。 《形態例の効果》このように、この形態例においては、
画像合成部7によって画像表示部8上に、画像処理する
前の原画像と、LUT変換処理後の画像とを同時に表示
することができるので、LUTの折れ線パラメータの修
正を行なったとき、LUT変換処理後の画像がどのよう
になるのかを容易に把握させることができる。また、こ
の形態例では、LUT変換処理で折れ線パラメータを使
用するようにしているので、LUT変換処理の柔軟性を
向上させて、原画像の各画素濃度を所望の画素濃度に変
換して、見易くすることができる。また、この形態例で
は、外部インタフェース部3を介してホストコンピュー
タ装置などで設定された折れ線パラメータなどを取り込
んで、これをパラメータ格納部4に格納し得るようにし
たので、ユーザ側で折れ線パラメータを設定しなくて
も、折れ線パラメータを常に最適な値に設定することが
でき、これによってユーザ側の負担を大幅に軽減させる
ことができる。また、この形態例では、ユーザによって
折れ線パラメータを修正する際、“各折れ点を個々に修
正”が指定されたとき、パラメータ格納部4に格納され
ている折れ線パラメータを各折れ点単位で細かく修正す
るようにしたので、LUT変換処理後の画像をユーザ側
の要求に合った最適な濃度の画像にすることができる。
【0025】また、この形態例では、ユーザによって折
れ線パラメータを修正する際、“折れ線全体を修正”が
指定されたとき、各折れ点のいくつかを修正しただけ
で、パラメータ格納部4に格納されている折れ線パラメ
ータ全体をX方向またはY方向に拡大縮小して修正する
ようにしたので、折れ線パラメータ全体の修正を容易に
することができる。また、この形態例では、ユーザによ
って折れ線パラメータを修正する際、“折れ線を前半、
後半に分けて修正”が指定されたとき、折れ点の1つを
修正するだけで、パラメータ格納部4に格納されている
折れ線パラメータ全体を前半と後半とに分けて、これら
前半部分と後半部分とを互いに異なる修正量で修正する
ようににしたので、修正作業を容易にすることができ
る。また、この形態例では、ユーザによって折れ線パラ
メータを修正する際、“折れ線を1次変換で修正”が指
定されたとき、パラメータ格納部4に格納されている折
れ線パラメータ全体を1次変換して、これを修正するよ
うにしたので、パラメータ格納部4に格納されている折
れ線パラメータ全体の修正を容易にすることができる。
また、この形態例では、LUTの折れ線パラメータを修
正した際、修正結果に問題があるとき、これをユーザに
知らせるようにしたので、誤った折れ線パラメータが設
定されるのを未然に防止することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、画像処理する前の原画像と、LUT変換処
理後の画像とを同時に表示することができ、これによっ
てLUTの各パラメータの修正を行なったとき、LUT
変換処理後の画像がどのようになるのかを容易に把握さ
せることができる。請求項2では、LUT変換処理で折
れ線パラメータを使用することにより、LUT変換処理
の柔軟性を向上させて、原画像の各画素濃度を所望の画
素濃度に変換して、見易くすることができる。請求項3
では、ユーザ側でLUTのパラメータを設定しなくて
も、LUTの折れ線パラメータを常に最適な値に設定す
ることができ、これによってユーザ側の負担を大幅に軽
減させることができる。請求項4では、LUTの折れ線
パラメータを各折れ点単位で細かく修正することがで
き、これによってLUT変換処理後の画像をユーザ側の
要求に合った最適な濃度の画像にすることができる。請
求項5では、各折れ点のいくつかを修正しただけで、L
UTの折れ線パラメータ全体をX方向またはY方向に拡
大縮小することができ、これによってLUT全体の修正
を容易にすることができる。請求項6では、折れ点の1
つを修正するだけで、LUTの折れ線パラメータ全体を
前半と後半とに分けて、前半部分と後半部分とを互いに
異なる修正量で修正することができ、これによって修正
作業を容易にすることができる。請求項7では、LUT
の折れ線パラメータ全体を1次変換することにより、こ
れを修正することができ、これによってLUT全体の修
正を容易にすることができる。請求項8では、LUTの
折れ線パラメータを修正した際、修正結果に問題がある
とき、これをユーザに知らせることができ、これによっ
て誤った折れ線パラメータが設定されるのを未然に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像表示装置の一形態例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示す画像表示装置のパラメータ格納部に
格納される折れ線パラメータの一例を示す模式図であ
る。
【図3】図1に示すパラメータ修正部で行われる“各折
れ点を個々に修正”の修正例を示す模式図である。
【図4】(a)及び(b)は図1に示すパラメータ修正
部で行われる“折れ線全体を修正”の修正例を示す模式
図である。
【図5】(a)及び(b)は図1に示すパラメータ修正
部で行われる“折れ線を前半、後半に分けて修正”の修
正例を示す模式図である。
【図6】(a)及び(b)は図1に示すパラメータ修正
部で行われる“折れ線を1次変換で修正”の修正例を示
す模式図である。
【図7】図1に示すパラメータ修正部で行われた折れ線
パラメータの修正ミス例を示す模式図である。
【図8】従来から知られている医用画像表示装置の一例
を示すブロック図である。
【図9】図8に示す医用画像表示装置で使用される折れ
線パラメータの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1…画像表示装置、2…画像格納部、3…外部インタフ
ェース部、4…パラメータ格納部、5…パラメータ修正
部、6…LUT処理部、7…画像合成部、8…画像表示

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LUT内に格納されたパラメータを使用
    して、原画像をLUT変換処理し、これによって得られ
    たLUT変換画像を表示装置上に表示する画像表示装置
    において、 前記LUT変換画像と前記原画像とを並べてまたは重ね
    て表示装置上に表示し、LUT変換前の画像とLUT変
    換後の画像との比較を容易にすることを特徴とする画像
    表示装置。
  2. 【請求項2】 LUT内に格納されたパラメータを使用
    して、原画像をLUT変換処理し、これによって得られ
    たLUT変換画像を表示装置上に表示する画像表示装置
    において、 前記LUT内に格納されるパラメータとして、複数の点
    (Xn、Yn)を折れ点とする折れ線パラメータを使用
    することを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像表示装置
    において、 外部インタフェース部を介して外部から入力された折れ
    線パラメータを取り込んで、前記LUT内に格納するこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3のいずれかに記載の画
    像表示装置において、 前記LUT内に格納される折れ線パラメータの折れ点
    (Xn、Yn)の一部または全てを選択的に修正にし
    て、折れ線パラメータの形を変更することを特徴とする
    画像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3のいずれかに記載の画
    像表示装置において、 前記LUT内に格納される折れ線パラメータ全体をX方
    向またはY方向に拡大縮小して、折れ線パラメータの形
    を変更することを特徴とする画像表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3のいずれかに記載の画
    像表示装置において、前記LUT内に格納される折れ線
    パラメータ全体を前半と後半とに分け、前半と後半とを
    異なる倍率でX方向またはY方向に拡大縮小して、折れ
    線パラメータの形を変更することを特徴とする画像表示
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3のいずれかに記載の画
    像表示装置において、 前記LUT内に格納される折れ線パラメータ全体を1次
    変換処理で修正して、折れ線パラメータの形を変更する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6、7のい
    ずれかに記載の画像表示装置において、 前記LUT内に格納される折れ線パラメータが単調増加
    あるいは単調減少でなくなったとき、警報を発生するこ
    とを特徴とする画像表示装置。
JP8071454A 1996-03-01 1996-03-01 画像表示装置 Pending JPH09237337A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230536A (ja) * 2004-01-22 2005-09-02 Canon Inc X線撮影装置及びx線撮影方法
US9403309B2 (en) 2010-06-28 2016-08-02 Pirelli Tyre S.P.A. Method for controlling the heating of an extrusion device of a semi-finished product made of elastomeric material
JP2018043041A (ja) * 2017-12-08 2018-03-22 カシオ計算機株式会社 診断支援装置並びに画像処理方法及びそのプログラム
JP2021058545A (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 画像処理装置

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