JPH09236963A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09236963A
JPH09236963A JP8041645A JP4164596A JPH09236963A JP H09236963 A JPH09236963 A JP H09236963A JP 8041645 A JP8041645 A JP 8041645A JP 4164596 A JP4164596 A JP 4164596A JP H09236963 A JPH09236963 A JP H09236963A
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image
timer
forming apparatus
image forming
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JP8041645A
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Hiroaki Takeuchi
浩昭 武内
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の像担持体上に形成された各色像を転写紙
に順次重ね合わせて転写する際に色ずれの無い正確な画
像を出力でき生産性の向上も図れる画像形成装置の提
供。 【解決手段】本発明は、副走査方向に配置された印字色
に対応した複数の像担持体と、各像担持体に対応したレ
ーザー書込みユニットと、各像担持体上の潜像を現像す
る現像手段と、各像担持体上の像を転写紙上に順次重ね
合わせて転写させる手段と、給紙搬送経路途中の紙検知
手段9を具備し、紙検知手段9による紙の検知を起点と
して時間計測し、印字色毎の画像副走査出力信号を独立
に出力できる画像形成装置において、画像副走査出力信
号のための時間計測手段(タイマー)を複数備え、複数
の時間計測手段は紙の入力毎に切り替えて使用する。こ
れにより複数枚印写時や小サイズ紙への印写時にも紙毎
に時間計測部を使用でき、色ずれのない正確な画像を出
力でき生産性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にカラープリン
タ、カラー複写機、カラーファクシミリ等に用いられる
複数色による画像形成装置に関し、特に高精度な画像が
要求される印刷機器等に応用される画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の感光体及びこれに対応した
複数のレーザ光学走査系を使用し、複数のレーザ光学走
査系により各感光体に潜像を形成し、これらを各色の現
像剤で現像し、この現像された各色の画像を、用紙搬送
装置により搬送される一枚の用紙上に順次転写して、各
色の画像を重ね合わせてカラープリントを得る画像形成
装置が知られており、カラープリンタ等として応用され
ている。このような画像形成装置では、転写の際に各色
の画像の位置が一致しないと色ずれが発生し、カラープ
リントの画質を低下させることになる。
【0003】そこで、各転写系毎に用紙通路の上流側で
用紙の位置を検出し、この検出信号に基づいて各プリン
ト機構を動作させることにより、転写時の画像の位置ず
れを防止するようにしたものが知られており、さらにこ
れを改良し、用紙位置検出から画像形成開始までのタイ
ミングを予め求められたデータに基づいて補正すること
により、複数の転写系により転写を行った場合でも、各
画像を正確に重ね合わせることができる画像形成装置が
提案されている(特開昭62−260169号公報)。
そして特開昭62−260169号公報には、用紙を保
持するためのグリッパに設けられた突起部をセンスし、
それを起点として、各色の書き出し信号を独立に出力す
る方法が述べられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−2601
69号公報では、用紙搬送装置上に用紙を把持するグリ
ッパが設けられており、そのグリッパに突起部が設けら
れており、この突起部をセンサーで検知し、その突起部
の検知を起点として各色の画像書き出し信号の出力を独
立に制御する方法が述べられている。しかし、グリッパ
で用紙をクランプし搬送する方法だと、クランプ間隔よ
り小さなサイズの紙しか通紙できなく、また、どのサイ
ズの紙を通紙しても紙先端はグリッパ部に決まってしま
うので紙種により紙間を詰めるなどして、生産性を上げ
ることができない。また、このようにグリッパ部に設け
られた突起部をセンスする方法であると、グリッパや突
起部の取り付け精度を厳しくする必要があり、それでも
どうしても誤差が生じてしまうため、ホームポジション
を決め、そのホームポジションからの誤差を測定し書き
込み信号出力までのタイミングを決定する必要がある。
このように用紙搬送装置のグリッパや転写ベルト上等に
ホームポジションがあると、印字開始時に必ずホームポ
ジション出しをする必要がでてき、特に1枚プリントを
繰り返す場合などには、ホームポジションをサーチする
分生産性が落ちることが考えられる。また、ここでは実
際に突起部をセンスしてから画像書き込み信号を出力す
るまでの方法の詳細、例えば時間計測方法のハードウェ
ア、ソフトウェアの構成などについても言及されていな
い。また、上記公報の実施例の中で静電吸着を利用した
スクリーンベルト等を使用する場合も含まれていると記
載されているが、これに関しての実施例については言及
されていない。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、その目的は、複数の像担持体上に形成された像を
転写紙に順次重ね合わせて転写する画像形成装置におい
て、紙種(紙サイズの大、小等)による生産性の向上、
1枚プリント繰り返し時の生産性の向上を、グリッパな
どの紙をクランプするものを利用せずに給紙される紙そ
のものを検知し、その紙の検知により画像書き込み信号
の出力のタイミングを決定することによって解決しよう
とするものである。また本発明は、紙を検知してから実
際に画像書き込み信号を出力するまでの時間計測のハー
ドウェア、ソフトウェアの方法について言及するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、副走査方向に配置された印字色
に対応した複数の像担持体と、該複数の像担持体に対応
して配置されたレーザー書込みユニットと、該レーザー
書込みユニットによって像担持体上に書き込まれた静電
潜像を印字色に対応した色の現像剤で現像する現像手段
と、給紙部から給紙された転写紙を担持して副走査方向
に搬送し複数の像担持体上に現像された像を転写紙上に
順次重ね合わせて転写させる転写紙搬送手段と、給紙搬
送経路途中で紙の入力を検知する(紙先端の通過を検知
する等)紙検知手段とを具備し、該紙検知手段による紙
の検知を起点として時間計測し、印字色毎の画像副走査
出力信号(画像書出し信号)を独立に出力できる画像形
成装置において、前記画像副走査出力信号のための時間
計測手段を複数備えたことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、前記複数の時間計測手段は紙の入力毎
(紙先端検知信号の入力毎等)に切り替えて使用するこ
とを特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、前記複数の時間計測手段は1ラインの
同期信号をクロックとして用い、これをカウントするこ
とを特徴としている。
【0009】請求項4の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、前記複数の時間計測手段の各々は、入
力された紙の各色の画像副走査出力信号を全色分出力し
終えた後、時間計測を停止することを特徴としている。
【0010】請求項5の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、前記複数の時間計測手段の各々が時間
計測を停止していないうちに再び使用された場合、紙間
異常とみなし機械を停止することを特徴としている。
【0011】請求項6の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、前記像担持体間距離をDpc、通紙最小
紙の副走査方向紙長をLp 、紙検知手段から1色目の書
き出し位置までをDvo、像担持体数をNpc、使用するカ
ウンタの数をNt 、紙間距離をDp とした場合、紙間D
p が、 Dp>((Dvo+(Npc−1)・Dpc)/Nt)−Lp (Dp>0) を満足することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す画像形成装
置の概略構成図である。図1において、符号1y〜1k
は感光体ドラム等の像担持体であり、今仮に下段から上
段に向けてイエロー(Yellow:Y)、マゼンタ(Mage
nta:M)、シアン(Cyan:C)、ブラック(Black:
K)の順で副走査方向に配置された各印字色に対応した
像担持体とする。3y〜3kは各像担持体に印字色に対
応した静電潜像を書き込むためのレーザー書込みユニッ
トである。2y〜2kは湿式の現像装置で、レーザー書
込みユニット3y〜3kによって各像担持体上に書き込
まれた静電潜像を印字色に対応した色の現像剤で現像す
る。6は転写紙搬送手段としての転写ベルトであり、転
写ベルト6は図示しない給紙部から給紙された転写紙8
を担持して図の上方向(副走査方向)に搬送し、転写ベ
ルト6の裏面側で各像担持体1y〜1kの対向位置に配
置された転写装置7y〜7kで各像担持体上に現像され
た像を転写紙上に順次重ね合わせて転写させた後、転写
紙を上方に排紙する。尚、図示していないが、各像担持
体1y〜1kの周囲には上記のレーザー書込みユニット
3y〜3k、現像装置2y〜2k、転写装置7y〜7k
に加えて、公知の帯電装置、クリーニング装置、除電装
置が配設されている。また、転写ベルト6から排紙され
た転写紙は、図示しない定着装置に搬送され画像が定着
される。また、図1で符号9は転写紙8の給紙搬送経路
途中に設置され紙の入力を検知する(紙先端の通過を検
知する)紙検知センサーであり、その検知信号は制御部
10に入力される。
【0014】ここで、図1において像担持体間距離をP
pc、像担持体半径をrと仮定する。Dvoは最下段のイエ
ロー(Y)用像担持体1yと転写ベルト6の接する位置
と、紙検知センサー9との間の距離から、像担持体の外
周(2πr)の半周分(πr)を差し引いたものであ
る。つまり紙先端検知後からDvo通過後にレーザー書込
みユニット3yによる書き込みを開始すれば、さらに像
担持体1yの半周分(図1のπ・rの部分)を過ぎた箇
所、つまり像担持体1yと転写ベルト6の接する位置で
紙先端と画像先端を重ね合わせて転写することができ
る。
【0015】尚、像担持体の2段目以降に関しては、前
記Dvoに像担持体間距離Ppcを加算した場所で画像書き
出し信号(画像副走査出力信号)を出力すればよい。つ
まり紙検知センサー9の場所を0とすると、 マゼンタ(M):Dvo+Ppc シアン(C) :Dvo+Ppc・2 ブラック(K):Dvo+Ppc・3 の場所でそれぞれ画像書き出し信号の出力をすればよい
ことになる。このとき実際は像担持体の取り付け精度な
どの関係上、紙検知センサー9からの距離が理論値と若
干ズレを生じるときがある。
【0016】このズレ量を考慮しその補正分を各色毎に
AdjM,AdjC,AdjKとすると前記画像書き出し信号の
出力位置は、 マゼンタ(M):Dvo+Ppc+AdjM シアン(C) :Dvo+Ppc・2+AdjC ブラック(K):Dvo+Ppc・3+AdjK となる。このように本発明の画像形成装置では、紙検知
センサー9による紙検知を起点として制御部10で画像
書き出し信号の出力タイミング制御を行うが、前述した
ように単純に距離で制御を行うと分解能等に問題があ
る。
【0017】例えば、線速 150mm/sec、解像度600dpiの
画像形成装置なら、1mm進むのに約6.7msec を要する。
それに対し、1ラインに要する時間は約282μsecであ
る。距離で制御すると分解能が粗くなってしまうが、距
離の分解能を上げていっても1ラインとの同期がとれな
い恐れがある。よって、1ラインを示す同期信号を時間
計測するためのパルスとし、これをカウントするのが適
当であると考えられる。
【0018】1ラインの同期信号は図1に示す各レーザ
ー書込みユニット3y〜3k内で発生させる。レーザー
書込みユニット内の構成例を図2に示す。このレーザー
書込みユニットは、レーザー発光素子31、ポリゴンミ
ラー32、ミラー33、受光素子34を備えた構成から
なり(fθレンズ等の等速走査用結像光学系の図示は省
略している)、具体的には、レーザー発光素子31がポ
リゴンミラー32に向けてレーザー光を発光し、ポリゴ
ンミラー32は回転することによって、それぞれのミラ
ー面でレーザー走査有効範囲を照射する。そして、この
レーザー走査有効範囲の端部にミラー33があり、レー
ザー光がこのミラー33に当たると反射して、受光素子
34にレーザー光が入力される。受光素子34への入力
は1ラインにつき1度だけなのでこれが1ラインを示す
同期信号となる。この1ラインの同期信号をクロックと
して用い、必要があれば図示しない回路等により制御部
10内の時間計測手段の入力形態にそぐうように変換し
入力する(請求項3)。
【0019】次に、本発明の画像形成装置における制御
部10の詳細及び1枚印写の最の制御方法について述べ
る。図3に制御部の概略構成をブロック図で示す。図3
に示すように制御部は中央処理装置であるCPU(Cen
tral ProcessingUnit)を中心として構成されてお
り、そのCPUには操作パネル、プログラム実行のため
のメモリ、データ記憶用の不揮発メモリ、紙検知センサ
ー、請求項1記載の複数の時間計測のためのタイマー部
(タイマー1,2,3)が接続されている。このタイマ
ー部は、値設定のためのレジスタ(Y,M,C,K)、
レジスタの設定値を選択するセレクタ、そして前述した
1ラインの同期信号でカウントアップするカウンタから
構成される(請求項3)。タイマー部は請求項1に記載
したように複数個存在するが、この理由については後述
する。画像副走査出力信号が出力されるまでの時間の設
定値及び前述した補正値は、不揮発メモリに書き込まれ
ており、当然、操作パネルと不揮発メモリはCPUを介
して接続されているので、操作パネルから不揮発メモリ
内のデータを変更することも可能である。
【0020】次に、前述の紙検知センサーによる紙検知
信号が入力されてからの動作の詳細について記す。本発
明では紙検知センサー9からの紙先端検知信号の入力を
CPUの外部割り込み素子に入力することにより、タイ
マーが動きだすまでの動作スピード、及び画像書込み信
号出力精度の向上をさせている。紙検知信号が入力され
ると、まず図5に示す紙先端検知の割り込み処理ルーチ
ンが実行される(S1)。そして複数あるタイマー(タ
イマー1〜3)のうちの何れか1つを選択し(S2)、
その選択されたタイマーが使用中か否かを判断し(S
3)、タイマープリセット値を設定する(S4)。以
下、タイマー1を選択する前提で説明する。この時S4
のvは線速、t1は1ライン周期、AdjY〜AdjK、Dvoに
関しては前述した通りである。図5のS4に示す式のう
ち、 t1y=(Dvo+AdjY)/v/t1 は紙検知センサーから1段目のイエロー(Y)を、 t1m=(Dvo+Ppc+AdjY)/v/t1 は2段目のマゼンタ(M)を、 t1c=(Dvo+Ppc・2+AdjY)/v/t1 は3段目のシアン(C)を、 t1k=(Dvo+Ppc・3+AdjY)/v/t1 は4段目のブラック(K)を書き始めるまでの補正値ま
でを含めたライン数である。これらの値t1y〜t1kを図3
のレジスタY〜Kへそれぞれ格納し、まず最初の色であ
るイエロー(Y)の値t1y を図5のS5に示すように、
色セレクト信号によりセレクトし、図3のカウンタへプ
リセットする。カウンタはレーザー書込みユニット1y
から入力される1ラインの同期信号をクロックとしてカ
ウントし続け、t1y と等しくなったときコンペアマッチ
信号1を出力する。
【0021】コンペアマッチ信号1が出力されると、そ
の信号は図3に示すようにCPUにもフィードバックさ
れており、図6のタイマーコントロール処理ルーチンが
実行される(T1)。このルーチンが実行されると、ま
ず色セレクトに対応した出力セレクト信号が出力され、
画像書き出し信号Y〜Kの何れかをセレクトし、コンペ
アマッチ信号が画像書き出し信号に伝達される(T
2)。すなわち、図3においてカウンタから出力される
コンペアマッチ信号は、CPUから出力セレクト信号を
出力するトリガとなっている。次に色セレクトがインク
リメントされる(T3)。そしてT4で、色セレクトが
4以上でない場合(色セレクトの初期値は0で0:Y,
1:M,2:C,3:K)、例えば画像書き出し信号Y
が出力され、色セレクトがインクリメントされて、色セ
レクトが1になった場合は、図3のレジスタMに保持さ
れている値t1m をセレクトし、カウンタへプリセットす
る(T5)。そしてカウンタが動きだし、カウンタ値が
プリセット値t1m と等しくなった時、コンペアマッチ信
号1を出力し、再びタイマーコントロール処理ルーチン
が実行され(T1)、コンペアマッチ信号1を画像書き
出し信号Mに伝達し、次の色C(色セレクト2)をセッ
トする(T2,3)。このような動作を繰り返し、色カ
ウンタが4以上になった場合は、4段目の画像書き出し
信号Kまで出力を終えたと判断し(T4)、タイマーを
停止させ、色セレクトをクリアする(T6)(請求項
4)。尚、上記の画像信号書き出し出力タイミングを図
4に示す。以上が紙検知をセンスしてからの1枚印写時
の動作である。
【0022】次に、紙検知センサー9による紙検知信号
が入力されてからの動作の詳細のうち、特に複数枚印写
について記す。複数枚印写の際の画像形成装置内におけ
るモデルを図7に示す。図7に示すように転写紙が画像
形成装置内に複数枚(図中の14、15、16)ある場
合、全ての転写紙14、15、16について画像書き出
し信号を出すべくタイマーを動作させる必要がある。そ
の場合、タイマーが1つであると、1枚目のタイマーが
動作中に2枚目の紙検知があるとプリセット値の上書き
をしてしまい、タイマーが暴走してしまう。このような
理由で図3に示したようにタイマー部は複数個必要であ
り(請求項1)、タイマーが動作中に再びそのタイマー
を使用しないように複数のタイマーを紙検知信号が入力
されるたびに切り替えて使用する(請求項2)。また、
図6に示すタイマーコントロールも、それぞれのタイマ
ー(1〜3)に対応した数だけ存在する。
【0023】まず図3の制御部10のCPUに紙検知セ
ンサー9から1枚目の紙検知信号が入力されると、図5
の紙先端検知処理が実行される(S1)。そして、S2
のタイマー選択部でタイマー1が選択され、タイマー1
が使用中か否かを調べ(S3)、使用中でなければタイ
マー1のレジスタへ値を格納しタイマー1をスタートさ
せる(S4〜6)。次に2枚目の紙検知信号が入力され
た場合、図5の紙先端検知処理でタイマー2が選択され
(S2)、同様にしてレジスタへ値を格納し、タイマー
2をスタートさせる(S3〜6)。次に3枚目の紙検知
信号が入力された場合、図5の紙先端検知処理でタイマ
ー3が選択され(S2)、タイマー3を同様にしてスタ
ートさせる(S3〜6)。この時点でそれぞれのタイマ
ーは独立に動作している。
【0024】例えばタイマー1がプリセット値t1c と等
しくなると図6と同様のタイマーコントロール処理1が
実行され、出力セレクトをCにして画像書き出し信号C
へ伝達し、次の値t1k がセットされ、タイマー1は次の
画像書き出し信号Kを出力すべくカウントを開始しこの
処理を終了する。この時点でもし、タイマー2のカウン
ト値がプリセット値t2m と等しくなるとタイマーコント
ロール処理2が実行され出力セレクトをMにして画像書
き出し信号Mへ伝達し、次の値t2c がセットされ、タイ
マー2は次の画像書き出し信号Cを出力すべくカウント
を開始し、この処理を終了する。このようにタイマーを
複数個使用し、それぞれ独立で動作させ、それぞれのタ
イマーコントロール処理がどの色を出力すべきかを把握
していれば、紙が紙先端検知センサー9から最上段の像
担持体1kまでの間に複数枚存在する場合でも画像書き
出し信号を適切に出力することができる。
【0025】図8に上記複数枚印写の際のタイミングチ
ャートを示す。図で判るとおり、3つのタイマーを使用
する場合、4枚目の印写の際は再びタイマー1を使用す
ることになる。このとき1枚目の時間計測が終了してい
ないと、タイマーが暴走する恐れがあるので、図5の紙
先端検知処理ルーチンのS3に示すようにタイマーが使
用中か否かを調べる必要がある。しかし適切な紙間設計
をし、このようなことが起こらないようにすれば図5の
S3のような処理は必要ない。この適切な紙間設計とは
請求項6に示す式を満足することである。この式の導き
方を以下に述べる。
【0026】タイマーをNt 個使用する場合、(Nt+1)
枚印写する場合、(Nt+1)枚目は再びタイマー1を使用
することになる。最初の1枚目に使用したタイマー1が
(Nt+1)枚目のときまでに停止していればよいわけだか
ら、今像担持体の数をNpcとすると、最初のタイマー1
が最後の画像書き出し信号を出力するまでの時間は、 Dvo+(Npc−1)・Dpc である。また、(Nt+1)枚目の紙が来るまでの時間は、 Nt・(Dp+Lp) である。よって、 Nt・(Dp+Lp)>Dvo+(Npc−1)・Dpc を満足すればよい。これを展開すると、 Dp>((Dvo+(Npc−1)・Dpc)/Nt)−Lp となり、請求項6の式になる。例えば今まで書いてきた
ように像担持体数が4、像担持体間距離が 170mm、Dvo
が 150mm、タイマー数が3とし、A3縦を通紙するとす
ると、Dp>((150+3×170)/3)−420 であり、計算する
とDp>−200と負の値となる。つまりA3縦をこの条件
で通紙する場合はどのような紙間(例えば紙間0mm)でも
タイマーが暴走しないことを示している。
【0027】次に例えばハガキ縦を通紙する場合につい
て記す。ハガキ縦サイズを 148mmとし、上記条件で計算
するとDp>72 となり、72mm以上紙間があれば理論上良
いことになる。この方法であるとハード的にタイマーの
数等が決められていたとすると、紙サイズが小さいほど
紙間を広げる必要がある。逆に言えば、その画像形成装
置で通す最小紙のサイズで請求項6の式を使って紙間、
給紙タイミングを決定すればよいことになる。従って、
紙間や給紙タイミングが可変な画像形成装置なら通紙す
る紙によって請求項6の式を使って紙間、給紙タイミン
グを決定すればよい。
【0028】しかし、このシステムの場合、紙検知セン
サー9に入力があるたびにタイマーが走り出してしま
い、気を付けないと前述したようなタイマーの暴走を引
き起こす可能性があるので、図5のS3に示すようにソ
フトウェアで紙検知センサーへの異常入力を監視し、タ
イマーが使用中にも関わらず異常入力があった場合は、
紙間異常とみなし(S7)、機械を停止するようにする
(請求項5)。このような異常に引っかかる事態として
考えられるのは、例えばこのセンサーにノイズ等が乗っ
た場合などである。
【0029】以上が本発明の実施例であるが、この限り
ではない。例えば、図3のタイマー部の代わりに、ソフ
トウェアタイマーというCPUの機能を利用する方法が
ある。この機能はCPU内部に持っているタイマーを動
作させ、同じくCPU内部に持っているレジスタに値を
書き込むことによって、そのレジスタとタイマーカウン
ト値を常に比較し、等しくなったとき等に割り込みを発
生することができるものである。この機能を1つのCP
Uで複数個持っているタイプのCPUを使用すれば、図
3のタイマー部及び制御信号(出力セレクト、色セレク
ト)は全てソフトウェアで置き換えることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2の発
明では、給紙搬送経路中に設けた紙検知手段による紙の
検知を起点として時間計測し、印字色毎の画像副走査出
力信号(画像書出し信号)を独立に出力できる画像形成
装置において、前記画像副走査出力信号のための時間計
測手段(タイマー)を複数備え、その複数の時間計測手
段は紙の入力毎に切り替えて使用するため、作像系に複
数枚の紙が存在するような画像形成装置や、小さな紙サ
イズに対しても、紙毎に時間計測部を使用することがで
き、色ずれの無い正確な画像を出力することができる。
【0031】請求項3の発明では、複数の時間計測手段
は1ラインの同期信号をクロックとして用い、これをカ
ウントするため、画像書き出し信号出力タイミングを1
ライン刻みで制御できるので、色ズレ調整、レジスト調
整を1ライン刻みで行うことができ、レーザー書込み系
との信号の同期を取ることができる。
【0032】請求項4の発明では、複数の時間計測手段
の各々は、入力された紙の各色の画像副走査出力信号を
全色分出力し終えた後、時間計測を停止するため、使用
すべき時間計測部が使用中であるか否かを知ることがで
き、それを知ることにより異常な紙検知部への入力を知
ることができる。
【0033】請求項5の発明では、複数の時間計測手段
の各々が時間計測を停止していないうちに再び使用され
た場合、紙間異常とみなし機械を停止するため、異常な
紙間やノイズの影響を受けた際などには機械を停止し、
これらによる異常画像の出力や、紙の無駄使いを防止す
ることができる。
【0034】請求項6の発明では、像担持体間距離、通
紙最小紙の副走査方向紙長、紙検知手段から1色目の書
き出し位置までの距離、像担持体数、使用するカウンタ
の数、に応じて紙間の条件を定めたため、この条件を満
たす可能な限り小さい紙間で紙を給紙することができ、
画像形成の生産性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構
成図である。
【図2】図1に示す画像形成装置のレーザー書込みユニ
ットの構成例を示す図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の制御部の構成例を示
すブロック図である。
【図4】本発明の画像形成装置で1枚印写の際の画像書
出し信号出力タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図5】本発明の画像形成装置における紙先端検知処理
動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の画像形成装置におけるタイマーコント
ロール処理動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】図1に示す構成の画像形成装置で複数枚数印写
時のモデルを示す図である。
【図8】本発明の画像形成装置で複数枚印写の際の画像
書出し信号出力タイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1y,1m,1c,1k:像担持体 2y,2m,2c,2k:現像装置 3y,3m,3c,3k:レーザー書込みユニット 6:転写ベルト 7y,7m,7c,7k:転写装置 8,14,15,16:転写紙 9:紙検知センサー 10:制御部 31:レーザー発光素子 32:ポリゴンミラー 33:ミラー 34:受光素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】副走査方向に配置された印字色に対応した
    複数の像担持体と、該複数の像担持体に対応して配置さ
    れたレーザー書込みユニットと、該レーザー書込みユニ
    ットによって像担持体上に書き込まれた静電潜像を印字
    色に対応した色の現像剤で現像する現像手段と、給紙部
    から給紙された転写紙を担持して副走査方向に搬送し複
    数の像担持体上に現像された像を転写紙上に順次重ね合
    わせて転写させる転写紙搬送手段と、給紙搬送経路途中
    で紙の入力を検知する紙検知手段とを具備し、該紙検知
    手段による紙の検知を起点として時間計測し、印字色毎
    の画像副走査出力信号を独立に出力できる画像形成装置
    において、前記画像副走査出力信号のための時間計測手
    段を複数備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記複数の時間計測手段は紙の入力毎に切り替えて使用す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記複数の時間計測手段は1ラインの同期信号をクロック
    として用い、これをカウントすることを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記複数の時間計測手段の各々は、入力された紙の各色の
    画像副走査出力信号を全色分出力し終えた後、時間計測
    を停止することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記複数の時間計測手段の各々が時間計測を停止していな
    いうちに再び使用された場合、紙間異常とみなし機械を
    停止することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記像担持体間距離をDpc、通紙最小紙の副走査方向紙長
    をLp 、紙検知手段から1色目の書き出し位置までをD
    vo、像担持体数をNpc、使用するカウンタの数をNt 、
    紙間距離をDp とした場合、紙間Dp が、 Dp>((Dvo+(Npc−1)・Dpc)/Nt)−Lp (Dp>0) を満足することを特徴とする画像形成装置。
JP8041645A 1996-02-28 1996-02-28 画像形成装置 Pending JPH09236963A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002023446A (ja) * 2000-05-17 2002-01-23 Nexpress Solutions Llc 見当調節する方法並びに見当調節する装置
JP2002049203A (ja) * 2000-05-17 2002-02-15 Nexpress Solutions Llc 多色印刷機において見当を設定するための方法及び装置、及び多色印刷機

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JP4713762B2 (ja) * 2000-05-17 2011-06-29 イーストマン コダック カンパニー 見当調節する方法並びに見当調節する装置

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