JPH09236372A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH09236372A
JPH09236372A JP6535296A JP6535296A JPH09236372A JP H09236372 A JPH09236372 A JP H09236372A JP 6535296 A JP6535296 A JP 6535296A JP 6535296 A JP6535296 A JP 6535296A JP H09236372 A JPH09236372 A JP H09236372A
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JP
Japan
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outlet
compartment
chamber
temperature
evaporator
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JP6535296A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kawada
義則 河田
Osamu Asakawa
修 浅川
Yoshito Kimura
義人 木村
Akira Hyodo
明 兵藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除霜ヒータ手段により発生する熱で冷凍室,
冷蔵室の温度が上昇するのを防止して室内を所定温度範
囲に維持する。 【解決手段】 蒸発器8を収納した冷却器室4に、冷凍
室2に冷気を流入する冷凍室吹出口6および冷蔵室3に
冷気を流入する冷蔵室吹出口7を形成し、除霜運転終了
後で冷凍サイクル運転開始時に、冷却器室4が所定温度
になるまでは吹出口切替手段14により冷凍室吹出口6
および冷蔵室吹出口7を閉口状態にして冷凍室2,冷蔵
室3に加熱された空気が流入するのを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫において除
霜ヒータ手段により発生する熱で冷凍室,冷蔵室の温度
が上昇するのを防止し、室内を所定温度範囲に維持する
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫において、冷凍室,冷蔵室
の内部を所定の温度範囲に維持する構成としては、例え
ば特開平7−159014号公報に開示されており、構
成説明断面図を示す図6を参照して説明する。
【0003】冷蔵庫内部は、隔壁101により冷凍室1
02および冷蔵室103とに区切られている。冷凍室1
02の奥部には蒸発器104および冷気循環手段として
機能する電動ファン105が設置され、蒸発器104に
よって冷媒を蒸発させることにより空気を冷却し、この
冷却された空気を電動ファン105により冷凍室102
内に循環させて冷凍室102の内部を冷却している。な
お、蒸発器104の近傍には、蒸発器104に付着する
霜を除去する除霜ヒータ手段106および除霜状態を検
知する除霜温度センサ107が取り付けられている。
【0004】隔壁101には、冷凍室102と冷蔵室1
03とを連通する冷気通路108が形成され、この冷気
通路108には電動ダンパ109が設置され、この電動
ダンパ109の開閉動作によって蒸発器104により冷
却された空気が冷蔵室103の内部に流入して循環し、
冷蔵室103を所定の温度に冷却する。なお、冷蔵室1
03の後背部には、冷凍サイクルを形成する圧縮機11
0が設置されている。
【0005】冷凍室102および冷蔵室103の温度
は、冷凍室102の奥部上方に設置した制御装置111
により制御され、その動作について次に説明する。
【0006】圧縮機110の運転により、圧縮機110
より吐出される冷媒は、凝縮器により凝縮液化され、つ
いで減圧手段により減圧されたのち蒸発器104により
蒸発気化させて空気を冷却する。この冷却された空気
が、電動ファン105により冷凍室102および冷蔵室
103に熱を搬送し、蒸発器104により気化した冷媒
は圧縮機110に吸入されて冷凍サイクルを形成する。
【0007】そして、冷凍室102の温度は予め設定さ
れた所定温度の範囲内で変動するが、冷凍室102の温
度が設定温度の上限以上の冷却不充分状態になると、制
御装置111は圧縮機110および電動ファン105を
駆動させて冷却動作を開始し、冷凍室102の温度が設
定温度の下限以下の過冷却状態になると、制御装置11
1は圧縮機110および電動ファン105の駆動を停止
して冷却運転を停止する。このような動作を繰り返すこ
とにより、冷凍室102を所定温度の範囲に維持してい
る。
【0008】また、冷蔵室103の温度も、予め設定さ
れた所定温度の範囲内で変動するが、冷蔵室103の温
度が設定温度の上限以上の冷却不充分状態になると、制
御装置111は電動ダンパ109および電動ファン10
5を駆動させて冷却動作を開始し、冷気を冷気通路10
8より冷蔵室103に流入させて冷蔵室103の温度を
低下させる。一方、冷蔵室103の温度が設定温度の下
限以下の過冷却状態になると、制御装置111は電動ダ
ンパ109および電動ファン105の駆動を停止して冷
却運転を停止する。このような動作を繰り返すことによ
り、冷蔵室103を所定温度の範囲に維持している。
【0009】以上説明したような冷却運転を続行する
と、蒸発器104に循環する空気に含まれている水分
が、熱交換される際に霜として蒸発器104の表面に付
着し、この霜が付着する着霜現象が進行すると、冷却運
転の際の通風抵抗が増加して風速が低下し、また霜層に
より蒸発器104の空気側熱伝達率が減少して蒸発器1
04の熱交換性能が低下し、良好な冷却運転ができなく
なってくる。
【0010】そこで、以上のような現象の発生を防止す
るために、所定のタイミングで除霜運転を行い、除霜運
転は圧縮機110を停止して除霜ヒータ手段106に通
電し、この除霜ヒータ手段106の発熱により蒸発器1
04の表面に着霜している霜を融解する。蒸発器104
の表面の霜が融解すると、除霜温度センサ107が所定
温度(一般的には10〜20℃)以上を感知することで
除霜の完了を検知して除霜ヒータ手段106への通電を
停止し、通常の冷凍サイクルに復帰する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫にあって
は、除霜運転時に除霜ヒータ手段106により加熱され
た比較的高温の空気が、除霜運転の終了後に冷凍室10
2および冷蔵室103に直接流入することがあり、その
結果、冷凍室102および冷蔵室103の庫内温度が上
昇して庫内に貯蔵している食品の温度変動が大きくな
り、食品の鮮度に影響を及ぼすという問題点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の冷蔵庫においては、蒸発器および冷気循
環手段を収納した冷却器室に、冷凍室に冷気を流入する
冷凍室吹出口および冷蔵室に冷気を流入する冷蔵室吹出
口をそれぞれ形成し、この冷凍室吹出口および冷蔵室吹
出口を開閉切り替えする吹出口切替手段を前記冷却器室
に設けることとしている。
【0013】そして、このような吹出口切替手段を設け
ることにより、除霜運転終了後において、冷却器室が所
定温度に到達するまでは、圧縮機が運転を再開しても吹
出口切替手段により少なくとも冷凍室吹出口を閉口し、
冷却器室の比較的高温の空気が冷凍室および冷蔵室に直
接流入するのを抑制しているので、貯蔵食品の温度変動
を少なくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の冷蔵庫は、蒸発器および
冷気循環手段を収納した冷却器室に、冷凍室に冷気を流
入する冷凍室吹出口および冷蔵室に冷気を流入する冷蔵
室吹出口をそれぞれ形成し、この冷凍室吹出口および冷
蔵室吹出口を開閉切り替えする吹出口切替手段を前記冷
却器室に設け、前記蒸発器の除霜運転終了後で冷凍サイ
クル運転開始時よりの所定期間は前記吹出口切替手段に
より少なくとも冷凍室吹出口を閉口するものである。
【0015】また、蒸発器の除霜運転終了後で冷凍サイ
クル運転開始時よりの所定期間としては、冷却器室の温
度が所定温度に低下するまでの期間、あるいはタイマが
検知する除霜運転終了後の一定期間とすることができ
る。
【0016】また、冷却器室の温度を低下させるには、
冷蔵室吹出口を開口して冷蔵室の空気を循環させてもよ
い。
【0017】また、冷凍室吹出口を閉口し、冷蔵室吹出
口を開口させて冷蔵室の空気の循環により冷却器室の温
度を低下させる時は、冷気循環手段の能力を低減させる
と効果的である。
【0018】また、少なくとも一つの冷凍室と、少なく
とも一つの冷蔵室と、蒸発器および冷気循環手段とを収
納し、前記冷凍室に連通する冷凍室吹出口および前記冷
蔵室に連通する冷蔵室吹出口をそれぞれ設けた冷却器室
と、この冷却器室の温度を検知する温度検知手段と、前
記蒸発器とで冷凍サイクルを形成する圧縮機と、前記冷
凍室吹出口および冷蔵室吹出口を開閉切り替えする吹出
口切替手段と、この吹出口切替手段の動作を制御する冷
却制御手段と、前記蒸発器の除霜をする除霜ヒータ手段
とを備えたものである。
【0019】さらに、冷却制御手段には、除霜ヒータ手
段の運転停止後からの時間を計時するタイマを内蔵させ
たり、冷気循環手段の能力を変化させる能力可変制御手
段を設けたりすることができる。
【0020】上記のように構成された冷蔵庫にあって
は、除霜運転が終了し、圧縮機が冷凍サイクルを維持す
るために起動を開始した場合でも、除霜運転の際に除霜
ヒータ手段により加熱された冷却器室内の空気が所定温
度に低下するまでは、冷凍室および冷蔵室に流入しない
ので、室内に貯蔵している食品の温度変動を少なくする
ことができるようになる。
【0021】さらに、冷却器室内の温度が低下する時点
を温度検知手段により検知したり、あるいは、タイマの
計時により検知したりすると精度が向上し、また冷却器
室内の温度を冷蔵室の空気の循環で行うことにより制御
手段の構成を簡略にすることができ、その際に循環手段
の能力を低減させることにより空気の混合がスムーズと
なる。
【0022】
【実施例】その実施例について、図1ないし図5を参照
して詳述する。
【0023】(実施例1)実施例における冷蔵庫につい
て、構成説明断面図を示す図1を参照して以下説明す
る。
【0024】冷蔵庫内部は断熱箱体により形成され、断
熱隔壁1により下部に少なくとも一つの冷凍室2、上部
に少なくとも一つの冷蔵室3が区切られて形成され、冷
凍室2の背部で冷蔵室3の下部には冷却器室4、冷凍室
2の背部で冷却器室4の下部には機械室5がそれぞれ形
成されている。冷凍室2と冷却器室4とは冷凍室吹出口
6により、冷蔵室3と冷却器室4とは冷蔵室吹出口7に
よりそれぞれ連通している。冷却器室4には、蒸発器8
および電動ファンよりなる冷気循環手段9が設置され、
蒸発器8によって冷媒を蒸発させることにより空気を冷
却し、この冷却された空気を、冷気循環手段9により冷
凍室吹出口6から冷凍室2内に流入循環させて冷凍室2
の内部を冷却している。なお、蒸発器8の近傍に位置す
る冷却器室4には、蒸発器8に付着する霜を除去する除
霜ヒータ手段10および冷却器室4の温度を検知する温
度検知手段11が配設されている。
【0025】冷却器室4には、冷凍室吹出口6を開閉す
る電動ダンパ12および冷蔵室吹出口7を開閉する電動
ダンパ13を有する吹出口切替手段14が設置され、機
械室5には、圧縮機15,凝縮器16および庫外ファン
17が設置されている。
【0026】圧縮機15の運転により、圧縮機15より
吐出される冷媒は、凝縮器16により凝縮液化され、つ
いで毛細管よりなる減圧手段18により減圧されたのち
蒸発器8により蒸発気化されて空気を冷却し、冷却器室
4内に発生した冷気を冷気循環手段9により冷凍室2お
よび冷蔵室3に流入させて熱を搬送し、蒸発器8により
気化した冷媒は圧縮機15に吸入させて冷凍サイクルを
形成している。
【0027】冷気循環手段9と、除霜ヒータ手段10
と、吹出口切替手段14と、圧縮機15との動作は、冷
却制御手段19により制御され、この冷却制御手段19
は内蔵タイマ20および能力可変制御手段21を備えて
いる。
【0028】以上説明した構成の冷蔵庫の動作につい
て、タイムチャートを示す図2を参照して説明する。
【0029】冷却制御手段19の指示により圧縮機15
が運転されると、高温高圧の冷媒は圧縮機15より吐出
し、ついで凝縮器16において庫外ファン17により強
制冷却されて凝縮液化し、減圧手段18で減圧される。
減圧された冷媒を、蒸発器8で蒸発気化して冷却器室4
内の蒸発器8周辺の空気を冷却する。この冷却器室4内
に発生した冷気は、冷気循環手段9および吹出口切替手
段14の動作により、冷凍室2および冷蔵室3に交互に
流入循環され、それぞれの室内を所定の温度に制御して
維持している。一方、蒸発器8で気化した冷媒は圧縮機
15に再び吸入されて冷凍サイクルを継続するが、所定
のタイミングで除霜運転を行って良好な冷却運転を確保
している。
【0030】そして除霜運転中は除霜ヒータ手段10は
オン状態、圧縮機15はオフ状態となっているが、除霜
運転が終了して圧縮機15が再びオン状態となって起動
した際には、除霜ヒータ手段10はオフ状態となるので
(図2(b),図2(c)参照)、冷却制御手段19は
除霜ヒータ手段10のオフ信号を検知すると、電動ダン
パ12が冷凍室吹出口6を、電動ダンパ13が冷蔵室吹
出口7をそれぞれ閉口状態に維持するように(図2
(d),図2(e)参照)吹出口切替手段14を制御す
る。冷却器室4の温度は温度検知手段11により検知
し、上限温度Th℃と下限温度Tl℃との間に予め設定
した所定温度Tm℃以下を検知した時(図2(a)参
照)、冷却制御手段19は電動ダンパ12が冷凍室吹出
口6を開口状態とし、電動ダンパ13が冷蔵室吹出口7
を閉口状態に維持するように(図2(d),図2(e)
参照)吹出口切替手段14を制御して冷凍室2を冷却す
る。冷凍室2が所定の温度に冷却されると、冷却制御手
段19は電動ダンパ12が冷凍室吹出口6を閉口状態と
し、電動ダンパ13が冷蔵室吹出口7を開口状態にする
ように(図2(d),図2(e)参照)吹出口切替手段
14を制御して冷蔵室3を冷却する。このようにして以
後は通常の冷凍サイクルに切り替える。
【0031】冷却器室4の温度が所定温度Tm℃以下に
冷却されない間、すなわち除霜ヒータ手段10により加
熱された比較的高温の空気が冷却器室4内に残留してい
る間は、冷却器室4内の空気が冷凍室2および冷蔵室3
に流入することを阻止し、冷却器室4の温度が所定温度
Tm℃以下に冷却されたのち冷凍室2に、ついで冷蔵室
3に冷却器室4の空気を流入するようにしているので、
室内に貯蔵されている食品に温度変動の影響を与えるこ
とが小さくなる。
【0032】(実施例2)実施例1において説明した構
成の冷蔵庫の別の動作について、タイムチャートを示す
図3を参照して説明する。
【0033】除霜運転が終了して圧縮機15が再起動す
る時において、吹出口切替手段14が冷凍室吹出口6お
よび冷蔵室吹出口7を閉口状態に維持するように、吹出
口切替手段14を時間的に制御するため、冷却制御手段
19は内蔵タイマ20を備えている。
【0034】除霜運転が終了して圧縮機15が再びオン
状態となって起動した際には、除霜ヒータ手段10はオ
フ状態となるので(図3(b),図3(c)参照)、冷
却制御手段19は除霜ヒータ手段10のオフ信号を検知
すると、電動ダンパ12が冷凍室吹出口6を、電動ダン
パ13が冷蔵室吹出口7をそれぞれ閉口状態に維持する
ように(図3(d),図3(e)参照)吹出口切替手段
14を制御する。冷却制御装置19は予め設定された所
定時間の間、上記の閉口状態を継続維持するよう内蔵タ
イマ20が制御する(図3(a)参照)。内蔵タイマ2
0が所定時間の経過を検知した時(図3(a)参照)、
冷却制御手段19は電動ダンパ12が冷凍室吹出口6を
開口状態とし、電動ダンパ13が冷蔵室吹出口7を閉口
状態に維持するように(図3(d),図3(e)参照)
吹出口切替手段14を制御して冷凍室2を冷却する。冷
凍室2が所定の温度に冷却されると、冷却制御手段19
は電動ダンパ12が冷凍室吹出口6を閉口状態とし、電
動ダンパ13が冷蔵室吹出口7を開口状態にするように
(図3(d),図3(e)参照)吹出口切替手段14を
制御して冷蔵室3を冷却する。このようにして以後は通
常の冷凍サイクルに切り替える。
【0035】冷却器室4の温度が所定の温度以下に冷却
されるに要すると推定される時間、すなわち除霜ヒータ
手段10により加熱された比較的高温の空気が冷却器室
4内に残留していると推定される時間は、冷却器室4内
の空気が冷凍室2および冷蔵室3に流入することを阻止
し、冷却器室4の温度が所定の温度以下に冷却されるに
要する時間が経過したのち冷凍室2に、ついで冷蔵室3
に冷却器室4の空気を流入させるので、室内に貯蔵され
ている食品に温度変動の影響を与えることが小さくな
る。
【0036】(実施例3)実施例1において説明した構
成の冷蔵庫の他の動作について、タイムチャートを示す
図4を参照して説明する。
【0037】除霜運転が終了して圧縮機15が再起動す
る時において、吹出口切替手段14が冷蔵室吹出口7を
開口状態にして冷却器室4内の空気の温度を冷蔵室3の
空気と混合させることにより、冷却器室4の空気の温度
を低下させるようにしている。
【0038】除霜運転が終了して圧縮機15が再びオン
状態となって起動した際には、除霜ヒータ手段10はオ
フ状態となるので(図4(a),図4(b)参照)、冷
却制御手段19は除霜ヒータ手段10のオフ信号を検知
すると、電動ダンパ12が冷凍室吹出口6を閉口状態と
し、電動ダンパ13が冷蔵室吹出口7を開口状態にする
ように(図4(c),図4(d)参照)吹出口切替手段
14を制御する。冷蔵室吹出口7の開口状態により、冷
蔵室3の空気が冷却器室4の比較的温度の高い空気と混
合して冷却器室4の空気の温度を低下させ、ついで冷却
制御手段19は電動ダンパ12が冷凍室吹出口6を開口
状態とし、電動ダンパ13が冷蔵室吹出口7を閉口状態
に維持するように(図4(c),図4(d)参照)吹出
口切替手段14を制御して冷凍室2を冷却する。冷凍室
2が所定の温度に冷却されると、冷却制御手段19は電
動ダンパ12が冷凍室吹出口6を閉口状態とし、電動ダ
ンパ13が冷蔵室吹出口7を開口状態にするように吹出
口切替手段14を制御して冷蔵室3を冷却する。このよ
うにして以後は通常の冷凍サイクルに切り替える。
【0039】冷却器室4の空気を冷蔵室3の空気と混合
することにより、除霜ヒータ手段10により加熱された
比較的高温の空気が冷凍室2に流入することを阻止し、
冷却器室4の温度が低下したのち、冷凍室2に冷却器室
4の空気を流入させるので、室内に貯蔵されている食品
に温度変動の影響を与えることが小さくなる。
【0040】(実施例4)実施例1において説明した構
成の冷蔵庫のさらに他の動作について、タイムチャート
を示す図5を参照して説明する。
【0041】除霜運転が終了して圧縮機15が再起動す
る時において、吹出口切替手段14が冷蔵室吹出口7を
開口状態にし、冷却器室4内の空気の温度を冷蔵室3よ
り流入する空気と混合させることにより、冷却器室4の
空気の温度を低下させるようにし、その際、冷気循環手
段9は冷却制御手段19が備えている能力可変制御手段
21によって、最低回転数で運転するように制御され
る。
【0042】除霜運転が終了して圧縮機15が再びオン
状態となって起動した際には、除霜ヒータ手段10はオ
フ状態となるので(図5(a),図5(b)参照)、冷
却制御手段19は除霜ヒータ手段10のオフ信号を検知
すると、電動ダンパ12が冷凍室吹出口6を閉口状態と
し、電動ダンパ13が冷蔵室吹出口7を開口状態にする
ように(図5(c),図5(d)参照)吹出口切替手段
14を制御する。冷蔵室吹出口7が開口状態にあること
により、冷蔵室3より流入循環する空気が冷却器室4の
比較的温度の高い空気と混合して冷却器室4の空気の温
度を低下させる。さらに、冷気循環手段9が能力可変制
御手段21によって最低回転数で運転する(図5(e)
参照)ように制御されるので、流入循環する冷気の量は
少ない状態となり、冷蔵室3より冷却器室4に流入する
空気との混合がスムーズとなり、冷却が促進される。
【0043】冷却器室4の温度が、予め設定した所定温
度よりも低いと温度検知手段11により検知すると、冷
気循環手段9は冷却制御手段19が内蔵している能力可
変制御手段21によって、最高回転数で運転するように
制御される(図5(e)参照)。
【0044】同時に、冷却器室4の温度が予め設定した
所定温度よりも低いと温度検知手段11により検知する
と、冷却制御手段19は電動ダンパ12が冷凍室吹出口
6を開口状態とし、電動ダンパ13が冷蔵室吹出口7を
閉口状態にするように(図5(c),図5(d)参照)
吹出口切替手段14を制御して冷凍室2を冷却する。冷
凍室2が所定の温度に冷却されると、冷却制御手段19
は電動ダンパ12が冷凍室吹出口6を閉口状態とし、電
動ダンパ13が冷蔵室吹出口7を開口状態にするように
吹出口切替手段14を制御して冷蔵室3を冷却する。こ
のようにして以後は通常の冷凍サイクルに切り替える。
【0045】冷却器室4の空気を冷蔵室3の空気と混合
することにより、除霜ヒータ手段10により加熱された
比較的高温の空気が冷凍室2に流入することを阻止し、
しかも能力可変制御手段21によって冷気循環手段の能
力を制御することにより、冷却器室4へ冷蔵室3より流
入する空気の流れおよびこの空気と冷却器室4内の空気
との混合を促進し、冷却器室4の温度が低下したのち、
冷凍室2に冷却器室4の空気を流入させるので、室内に
貯蔵されている食品に温度変動の影響を与えることが小
さくなる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施されるので、冷凍室および冷蔵室に除霜運転後の比較
的高温の空気が流入することはなくなり、その結果、室
内を所定の温度範囲内に維持できるようになり、貯蔵食
品が温度変動を起こして鮮度を悪化させることがなくな
るという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における冷蔵庫の構成説明断面
【図2】実施例1における冷蔵庫の動作を示すタイムチ
ャート
【図3】実施例2における冷蔵庫の動作を示すタイムチ
ャート
【図4】実施例3における冷蔵庫の動作を示すタイムチ
ャート
【図5】実施例4における冷蔵庫の動作を示すタイムチ
ャート
【図6】従来における冷蔵庫の構成説明断面図
【符号の説明】 2 冷凍室 3 冷蔵室 4 冷却器室 6 冷凍室吹出口 7 冷蔵室吹出口 8 蒸発器 9 冷気循環手段 10 除霜ヒータ手段 11 温度検知手段 14 吹出口切替手段 15 圧縮機 19 冷却制御手段 20 内蔵タイマ 21 能力可変制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兵藤 明 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器および冷気循環手段を収納した冷
    却器室に、冷凍室に冷気を流入する冷凍室吹出口および
    冷蔵室に冷気を流入する冷蔵室吹出口をそれぞれ形成
    し、この冷凍室吹出口および冷蔵室吹出口を開閉切り替
    えする吹出口切替手段を前記冷却器室に設け、前記蒸発
    器の除霜運転終了後で冷凍サイクル運転開始時よりの所
    定期間は前記吹出口切替手段により少なくとも冷凍室吹
    出口を閉口する冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 蒸発器の除霜運転終了後で冷凍サイクル
    運転開始時よりの所定期間を、冷却器室の温度が所定温
    度に低下するまでの期間とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 蒸発器の除霜運転終了後で冷凍サイクル
    運転開始時よりの所定期間を、タイマが検知する除霜運
    転終了後の一定期間とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷却器室の温度を、冷蔵室吹出口を開口
    して低下させる請求項2記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷凍室吹出口が閉口し、冷蔵室吹出口が
    開口している時は、冷気循環手段の能力を低減させる請
    求項4記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 少なくとも一つの冷凍室と、少なくとも
    一つの冷蔵室と、蒸発器および冷気循環手段とを収納
    し、前記冷凍室に連通する冷凍室吹出口および前記冷蔵
    室に連通する冷蔵室吹出口をそれぞれ設けた冷却器室
    と、この冷却器室の温度を検知する温度検知手段と、前
    記蒸発器とで冷凍サイクルを形成する圧縮機と、前記冷
    凍室吹出口および冷蔵室吹出口を開閉切り替えする吹出
    口切替手段と、この吹出口切替手段の動作を制御する冷
    却制御手段と、前記蒸発器の除霜をする除霜ヒータ手段
    とを備えた冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 冷却制御手段が、除霜ヒータ手段の運転
    停止後からの時間を計時するタイマを内蔵する請求項6
    記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 冷却制御手段が、冷気循環手段の能力を
    変化させる能力可変制御手段を有する請求項6記載の冷
    蔵庫。
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