JPH09236274A - 配管ヘッダの滴水受け構造 - Google Patents

配管ヘッダの滴水受け構造

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JPH09236274A
JPH09236274A JP4184396A JP4184396A JPH09236274A JP H09236274 A JPH09236274 A JP H09236274A JP 4184396 A JP4184396 A JP 4184396A JP 4184396 A JP4184396 A JP 4184396A JP H09236274 A JPH09236274 A JP H09236274A
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pipe
branch
water receiving
drip
screw
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JP4184396A
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English (en)
Inventor
Yukio Izuhata
幸男 出畑
Yoshihiro Matsuo
好弘 松尾
Shuji Komatsu
修司 小松
Kazuya Kokubu
和也 國分
Yoshihiro Nishikawa
佳宏 西川
Takaharu Miyauchi
孝晴 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIYAUCHI SETSUBI KK
Toto Ltd
Original Assignee
MIYAUCHI SETSUBI KK
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管ヘッダのネジ結合部の漏水に起因する滴
水の防止。 【解決手段】 給湯管等の配管2の分配部3に、ネジ結
合8で接続される複数の下向きの分岐管5を備える給湯
等の配管ヘッダ1において、複数の分岐管のネジ結合部
下方に、ネジ結合部の滴水を受ける滴水受けパン9を設
けた配管ヘッダの滴水受け構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯等の本管から
複数の分岐管を分岐延出する給湯等の配管ヘッダ部にお
いて、このヘッダ部に不可避的に発生する漏水に起因す
る滴水を防止するようにした配管ヘッダの滴水受け構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の給湯等の設備は、台所用の給
湯、浴室用の給湯、洗面所等用の給湯、床暖房用等の給
湯需要等があり、個々の設備毎、或いは設備を共用する
ように給湯機等を設置して賄っている。近時において
は、給湯を必要とする各設備、器具等の個々に給湯設備
を設置することなく、各設備の給湯機を共用することが
行なわれ、この場合、浴室、床暖房等の住宅の各種給湯
を必要とする設備を考慮した場合には、大型の給湯設備
を設置し、給湯設備から下流の個々の設備、機器に給湯
を分配することが行なわれる。
【0003】以上の給湯設備は、容量の大きい給湯本管
を備え、該本管に分配部を設け、分配部から分岐管を介
して下流の各機器、設備へ給湯を行なう。従来の給湯本
管から各設備、機器へ給湯を分配する配管ヘッダは図
7、及び図8に示す如くで、配管ヘッダ100は、給湯
本管101の下流端部に分配管102を接続して構成さ
れ、分配管102には、下向きに複数の分岐部103…
を設け、分岐部103…これに個々の給湯設備や給湯機
器に給湯する分岐管である鞘管104の上端部104a
…をナット等のネジ機構105で結合し、全体として配
管ヘッダ100を構成する。
【0004】図8は配管ヘッダ100の具体的例で、上
記した給湯本管・給水本管を2本並設し、配管ヘッダ1
00部分をハウジング106で囲み、全体としてパイプ
シャフト107を構成する。以上においては、給湯本管
101は住宅用等の大型の給湯設備に接続され、湯は本
管101を通って分配管102に至り、個々の分岐部1
03…にネジ結合された鞘管104…に湯を供給し、鞘
管104…を介して末端の給湯設備や機器、暖房設備や
機器に給湯する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の配管ヘッ
ダは、分配管102の分岐部103…と下流側の分岐管
104とを突き合せ、ナット105で双方をネジ結合し
ているので、長期に亘る給湯作業で、結合部であるネジ
結合部105の部分から漏水する虞が多分にある。この
ような漏水を防止するため、ネジ結合部に液状パッキン
等を施すが、パッキンの経年劣化により漏水が発生する
虞が多分にあり、この結果、結合部から漏水による滴水
を生じ、滴水が床等に滴下し、床を汚したりする。
【0006】特に住宅用の給湯設備においては、建物の
床等に配管ヘッダから滴水が滴下し、水を嫌う設備等に
おいては、好ましくなく、対策が望まれる。そこでパッ
キン等を改良することも試みられるが、パッキン等の劣
化等は避けられず、又ネジ結合部には、不可避的に微小
のクリアランスが発生し、配管ヘッダの水密を充分に確
保することは困難性を伴う。
【0007】本発明者等は以上の課題を解決すべく本発
明をなしたもので、本発明者等は、ネジ結合部に発生す
る漏水を完全に防止することには困難性を伴うこと、漏
水した場合の滴水の処理をどのようにすべきかを検討
し、本発明をなしたものである。
【0008】本発明は、給湯等における配管ヘッダの分
配部、分岐管の結合部における漏水による滴水、これに
よる給湯配管や配管ヘッダの漏水による事故を未然に防
止し、配管ヘッダ、及びこれの周辺機器、分岐管等の滴
水による悪影響を未然に防止し、以上を分配部、分岐管
の結合部の面倒、複雑、困難な構造を伴うことなく、簡
素な構成で達成するようにしたした配管ヘッダの滴水受
け構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、請求項1においては、給湯管等の配管の分
配部に、ネジ結合で接続される複数の下向きの分岐管を
備える給湯等の配管ヘッダにおいて、複数の分岐管のネ
ジ結合部下方に、ネジ結合部の滴水を受ける滴水受けパ
ンを設けた配管ヘッダの滴水受け構造である。
【0010】請求項2においては、前記滴水受けパン
は、前記複数の分岐管の各ネジ結合部下方を受ける共通
の滴水受けパンとした。
【0011】請求項3においては、前記滴水受けパンの
底部の一部には排水孔を備え、該排水孔を排水管に接続
し、前記滴水を滴水受けパンの外部に排出するようにし
た。
【0012】請求項4においては、前記配管の分配部と
分岐管とのネジ結合は、分配管から下方に突出した分岐
部と、該分岐部と対向する分岐管の上端部と、双方をネ
ジ結合するネジとからなり、ネジの下方で分岐管上端部
部と滴水受けパンの内底面管に、該分岐管上端部周を囲
橈するようにシールキャップを被冠した。
【0013】請求項5においては、前記配管の分配部と
分岐管とのネジ結合は、分配管から下方に突出した分岐
部と、該分岐部と対向する分岐管の上端部と、双方をネ
ジ結合するネジとからなり、前記滴水受けパンの底部に
は、該底部を貫通する筒状ホルダーを設け、該筒状ホル
ダーには分岐管上端部をシール部材を介して嵌挿し、該
シール部材で前記ネジ結合部と分岐管上端部とを水密に
絶縁した。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明にかかる配管ヘッダの滴水受
け構造の斜視図、図2は要部の拡大縦断側面図、図3は
全体の縦断側面図、図4は本発明の他の実施形態の図2
と同様の要部拡大縦断側面図、図5はシールキャップ装
着の他の実施例を示す要部の拡大断面図、図6はシール
キャップ装着の更に他の実施例を示す要部の拡大断面図
である。
【0015】図1〜図3において1は配管ヘッダで、配
管ヘッダ1を構成する分配管3は給湯本管2の下流端部
に接続されて配置されている。給湯本管2は、図示しな
い住宅用等の大容量の給湯設備に接続され、給湯を下流
側の設備、機器に行なうものである。分配管3は横向き
に配設され、これの上流端に本管2の下流端部2aが接
続され、本管2の下流端部2aはこの部分では横向きで
ある。
【0016】横向きの分配管3の下面には、長さ方向に
離間して所定間隔を開けて短い管状の分岐部を構成する
枝管4…が一体に垂下、突設され、実施例では、各枝管
4…は下端部外周に雄ネジ4aを備える。各枝管4…の
各下端部には分岐管5…の本体を構成する管体6の上端
部を突き合せ、管体6の上端部外周には雄ネジを形成
し、突き合せ部にナット8を螺合し、各枝管4…と管体
6とを突き合せネジ結合する。
【0017】各分岐管5…は前記した管体6と、これの
外周を覆う鞘管7とからなり、本管6の上部は裸で露出
する。図では、図1に示すように分配管3の下面に長さ
方向に離間して4個の枝管4…を垂下、突設し、各枝管
4…の夫々に各鞘管7…の管体6…の上端部を突き合
せ、ナット8でネジ結合した。従って、1本の本管2か
ら分岐管3を介して都合4本の分岐管5…が導出される
こととなる。又本管1、分配管3、分岐管5…のユニッ
トを図1では前後に2個配設した例を示す。
【0018】以上の配管ヘッダ1の分配管3の下方で、
枝管4…と分岐管5…の管体6のネジ結合部であるナッ
ト8…の下方には滴水受けパン9を配置する。滴水受け
パン9は、図1〜図3に示すように、板状の底部9a、
底部9a周を囲むように起立した四周の囲枠部9bとを
備え、図2に示すように底部9aには上下に貫通する貫
通孔10…を備える。
【0019】前記した分岐管5の上部を構成する裸の管
体6の上部を、底部9aの貫通孔10…に縦通させたコ
ネクターパイプ11に通す。コネクターパイプ11は上
部を割ってスリット11bを備え、外周に雄ネジ部11
aを有する半割構造とし、貫通孔10の下から上にシー
ル用パッキン12を介して縦通させ、雄ネジ部11aに
底部9a上からナット13を螺合し、底部9aにコネク
ターパイプ11を固定するとともに、雄ネジ部11aを
締め付け、管体6のコネクターパイプ11内周に臨む部
分を締付、固定する。
【0020】以上の滴水受けパン9の底部上に臨む前記
したコネクターパイプ11の外周、及び本管6の上端部
のネジ結合部を構成するナット8の下方との外周には、
下半部が大径で、ナット13外周を囲み、前記した貫通
孔9a周辺部上を覆うように設定したスカート状のシー
ルキャップ14をナット13周から管体6の上部周を囲
むように被冠する。シールキャップ14はゴムやこれに
類似する素材で形成し、上部の小径端部14aを接着剤
15等で管体6のナット8下方周に接合し、又下部の大
径端部14bは接着剤15等で貫通孔周の底部9a上面
に接合する。
【0021】図2は説明の便宜上、分配管3から一本の
枝管4を垂下、突設し、貫通孔10の使用していないも
のを盲栓16で脱着自在に閉塞したものを示したが、図
1に従えば、閉塞した貫通孔にも隣接した貫通孔のよう
にコネクターパイプ11を縦通し、隣接したものと同様
に構成する。
【0022】以上の滴水受けパン9の底部9aのコーナ
ー部の一部には、排水孔17を設ける。排水孔17は、
例えば図2のように下方に筒孔状に突出させ、筒孔部1
7a内周には雌ネジ17bを設け、排水管18の端部に
設けた筒雄ネジ金具19を螺合し、排水孔17に排水管
18を結合、固定する。尚、滴水受けパン9の底部9a
には、排水孔17方向に下り勾配を付けることが好まし
い。
【0023】以上において、上記した配管ヘッダ1の部
分は、図3に想像線で示すように箱状のハウジング20
で囲み、パイプシャフト21を構成する。ところで、前
記した分配管3の枝管4…と分岐管5…のネジ結合部を
構成するナット8の部分は、枝管4…と管体6の突き合
せ、ナット8により締付なので、この部分にシール材や
液状パッキンを介在させても、経年劣化等に起因して図
3に示すように漏水をを起こす可能性が多分にある。又
本管2と分配管3との接続部や分配管3の閉塞端部の蓋
部3aの部分から漏水を起こす可能性がある。
【0024】これ等の漏水は、滴水となってハウジング
20内の床や、ハウジング20から外部に洩れ、建築物
の床等に滴下し、又分岐管5を伝わって床や、分岐管下
方の機器類に達し、床を汚したり、機器類の故障や事故
の原因ともなる可能性がある。
【0025】本発明では、このような接続部、結合部の
漏水に起因する滴水は、枝管4…と分岐管5…の管体6
との突き合せ接合部の滴水は、下方のシールキャップ1
4により、これの外周面を伝わって滴水受けパン9の底
部9a上に滴下する。又上記したその他の漏水に起因す
る滴水は、同様に滴水受けパン9の底部9a上に滴下す
る。滴水受けパン9上に滴下した水は、滴水の量が排水
に必要な量である場合には、パン9の底部9a上を伝わ
って排水孔17から排水管18を介して排出されること
となる。
【0026】従って、分配管3、分岐管5との結合部、
分配管と給湯本管2との結合部から発生する漏水に起因
する滴水は、結合部の下方に配設した滴水受けパン9で
受けられ、滴水受けパン9上に回収され、パイプシャフ
ト21のハウジング20の外に滴下することがない。こ
のため、配管ヘッダ1の結合部等から生じる漏水、滴水
の床への滴下、分岐管5…を伝わった床や機器類への滴
下等を未然に防止し、滴水に起因する汚れや故障、事故
を防止することができる。
【0027】図4は本発明の実施形態を示すもので、前
記と基本的構造は同一なので、同一部分には同一符号を
付して詳細な説明は省略する。この例では、滴水受けパ
ン59に底部59aを縦通する筒状コネクター61…を
分岐管の数だけ一体に設ける。
【0028】上記した筒状コネクター61に分岐管5の
鞘管7上方に露出した管体6を縦通し、筒状コネクター
61の内周の上部にはシール材であるOリング64を嵌
装しておき、管体6の当該部分の外周と筒状コネクター
61の内周との間をシールし、この部分を水密に構成す
る。筒状コネクター61の上端部には、フランジ付き筒
状コネクター62を配置し、コネクター62はフランジ
部62aの上の部分雄ネジ部62bとし、且つ半割とし
たスリット62bを備える。
【0029】コネクター62に前記した管体6の上部を
通し、ナット63を雄ネジ部62bに螺合し、コネクタ
ーの半割部を締め付け、管体6を固定する。フランジ部
62aは筒状コネクター61の上端部61a上に載置さ
れ、この上に前記したナット8、枝管4…を含む分配管
3が臨むこととなる。図3では、図2と同様に一つを空
いた状態として示し、盲栓66で上部を閉塞したものを
示したが、隣接するものと同様に構成される。
【0030】この実施の形態においても、ネジ結合部を
構成するナット8周辺部等の漏水に起因する滴水は、O
リング64により筒状コネクター61からの滴水受けパ
ン59外への滴下は防止され、滴水はパン59で受けら
れ、前記と同様に排水管を介して外部に排出されること
となる。
【0031】図5は図2に示したシールキャップの滴水
受けパン9の底部9a上への装着の他の実施例を示すも
のである。底部9aの分岐管5を縦通させる貫通孔10
の周辺部上面に、該貫通孔10を囲むようにリング状の
突起30を設け、該リング突起30の外周にネジ31を
設ける。
【0032】一方、シールキャップ34は可撓性を有す
る樹脂、例えばビニル等により形成し、上半部34aが
小径で、下半部34bが大径のスカート状に形成し、下
端部の内径部に雌ネジ35を設ける。シールキャップ3
4の小径上半部の内径部34cを分岐管5の管体6周に
密着させ、一方、下端内径部のネジ35を底部9aの貫
通孔10周に設けた前記リング突起30外周のネジ31
に螺合させ、シールキャップ34を底部9aと分岐管5
の本管6周との間に装着する。
【0033】図6はシールキャップの更に他の装着例を
示すものである。この実施例では、ナット等の形状等が
若干異なるが、基本構造は前記と同様なので、同一部分
には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。分岐管5
は滴水受けパン9の底部9aに対して、底部9a上でナ
ット43により締着され、又底部9a下方に臨む部分は
金具41で締着され、ナット43と金具41で底部9a
に挟着されている。
【0034】ナット43と底部9a上面、金具41と底
部9a下面との間にはパッキン45、46を介装する。
シールキャップ44は前記と同様にビニル等の樹脂やゴ
ム等で形成する。シールキャップ44は上半部44aが
小径で、下半部44bが大径である。シールキャップ4
4は、その小径部44aの内径部44cを分岐管5の本
管6外周に密着させ、大径の下端部44dをナット43
の周縁部上面に当接させる。
【0035】以上によりシールキャップ44を分岐管5
の本管6周をシールするように装着する。シールキャッ
プ44は分岐管5の本管6周に嵌合させ、その下端部を
ナット43上に位置させるだけで装着することができ
る。以上第2図のシールキャップ14、図5のシールキ
ャップ34、図6のシールキャップ44の何れにおいて
も、分岐管5の滴水受けパン底部9aへの結合部に対す
る漏水の侵入を水密にシールすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上の如き本発明によれば、以下の如き
効果を発揮する。請求項1では、給湯管、給水管等の配
管の分配部に、ネジ結合で接続される複数の下向きの分
岐管を備える配管ヘッダにおいて、複数の分岐管のネジ
結合部下方に、ネジ結合部の滴水を受ける滴水受けパン
を設けたので、ネジ結合部等からの漏水に起因する滴水
は、滴水部分の下方に配設した滴水受けパンに滴下し、
該パンで受けるので、床や分岐管下方の機器類への滴水
の付着による汚れ、機器類の故障、滴水に起因する故障
等を防止することができる。
【0037】又以上を、分配管のネジ結合部の下方で分
岐管の上部との間に、滴水受けパンを配設するという構
成で達成することができ、構造が簡素で、且つ部品の追
加も最少で済み、トータルとして簡易、安価に配管ヘッ
ダの漏水、滴水対策を確実に実行することができる。
【0038】請求項2では、滴水受けパンを、複数の分
岐管の各ネジ結合部下方を受ける共通の滴水受けパンと
したので、分配管に複数の分岐管が延設されていても、
集中的にこれ等の滴水を受けることができ、複数の配管
ヘッダ、複数の分岐管を備える配管ヘッダの滴水防止を
1つのパンで実行することができ、部品点数の追加を最
少に抑えつつ、簡易に、安価に滴水防止の実を挙げるこ
とができる。
【0039】請求項3では、滴水受けパンの底部の一部
には排水孔を備え、該排水孔を排水管に接続し、滴水を
滴水受けパンの外部に排出するようにしたので、滴水受
けパンに滴下し、貯溜された滴水を効果的に外部に排出
することができ、万一大きな漏水、滴水があったとして
も、滴水受けパンがオーバーフローして床や機器類への
水濡れ、これに起因する故障、事故等を防止することが
できる。又以上をパンの底部の一部に排水孔、排水管を
接続するという簡易な構成で達成することができる。
【0040】請求項4では、配管の分配部と分岐管との
ネジ結合は、分配管から下方に突出した分岐部と、該分
岐部と対向する分岐管の上端部と、双方をネジ結合する
ネジとからなり、ネジの下方で分岐管上端部部と滴水受
けパンの内底面管に、該分岐管上端部周を囲橈するよう
にシールキャップを被冠したので、滴水受けパンの分岐
管貫通孔部から下方への滴水の漏出を確実に防止するこ
とができ、配管ヘッダの滴水防止効果の実を挙げ、滴水
防止効果の一層の向上を図ることができる。
【0041】請求項5では、配管の分配部と分岐管との
ネジ結合は、分配管から下方に突出した分岐部と、該分
岐部と対向する分岐管の上端部と、双方をネジ結合する
ネジとからなり、前記滴水受けパンの底部には、該底部
を貫通する筒状ホルダーを設け、該筒状ホルダーには分
岐管上端部をシール部材を介して嵌挿し、該シール部材
で前記ネジ結合部と分岐管上端部とを水密に絶縁したの
で、請求項4と同様に滴水受けパンの分岐管貫通孔部か
ら下方への滴水の漏出を確実に防止することができ、配
管ヘッダの滴水防止効果の実を挙げ、滴水防止効果の一
層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる給湯等の配管ヘッダの滴水受け
構造の斜視図
【図2】要部の拡大縦断側面図
【図3】全体の縦断側面図
【図4】本発明の他の実施形態の図2と同様の要部拡大
縦断側面図
【図5】シールキャップ装着の他の実施例を示す要部の
拡大断面図
【図6】シールキャップ装着の更に他の実施例を示す要
部の拡大断面図
【図7】従来例の模式的側面図
【図8】従来例の説明的斜視図
【符号の説明】
1…配管ヘッダ、 2…給湯等の本管、 3…分配管、
5…分岐管、 8…ネジ結合部を構成するナット、
9、59…滴水受けパン、 14,34、44…シール
キャップ、 17…排水孔、 18…排水管、 64…
シール部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 好弘 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 小松 修司 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 國分 和也 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 西川 佳宏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 宮内 孝晴 神奈川県横浜市港北区小机町147番7 宮 内設備株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯管等の配管の分配部に、ネジ結合で
    接続される複数の下向きの分岐管を備える給湯等の配管
    ヘッダにおいて、 前記複数の分岐管のネジ結合部下方に、ネジ結合部の滴
    水を受ける滴水受けパンを設けた、 ことを特徴とする配管ヘッダの滴水受け構造。
  2. 【請求項2】 前記滴水受けパンは、前記複数の分岐管
    の各ネジ結合部下方を受ける共通の滴水受けパンである
    ことを特徴とする請求項1記載の配管ヘッダの滴水受け
    構造。
  3. 【請求項3】 前記滴水受けパンの底部の一部には排水
    孔を備え、該排水孔を排水管に接続し、前記滴水を滴水
    受けパンの外部に排出するようにしたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の配管ヘッダの滴水受け構
    造。
  4. 【請求項4】 前記配管の分配部と分岐管とのネジ結合
    は、分配管から下方に突出した分岐部と、該分岐部と対
    向する分岐管の上端部と、双方をネジ結合するネジとか
    らなり、ネジの下方で分岐管上端部部と滴水受けパンの
    内底面管に、該分岐管上端部周を囲橈するようにシール
    キャップを被冠したことを特徴とする請求項1、請求項
    2又は請求項3記載の配管ヘッダの滴水受け構造。
  5. 【請求項5】 前記配管の分配部と分岐管とのネジ結合
    は、分配管から下方に突出した分岐部と、該分岐部と対
    向する分岐管の上端部と、双方をネジ結合するネジとか
    らなり、前記滴水受けパンの底部には、該底部を貫通す
    る筒状ホルダーを設け、該筒状ホルダーには分岐管上端
    部をシール部材を介して嵌挿し、該シール部材で前記ネ
    ジ結合部と分岐管上端部とを水密に絶縁したことを特徴
    とする請求項1、請求項2又は請求項3の配管ヘッダの
    滴水受け構造。
JP4184396A 1996-02-28 1996-02-28 配管ヘッダの滴水受け構造 Pending JPH09236274A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100684256B1 (ko) * 2006-10-18 2007-02-22 주식회사 피아이피 화장실 천장매립형 냉,온수 분배기
JP2009024484A (ja) * 2007-06-20 2009-02-05 Toto Ltd 圧送移動式便器
JP2009168333A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Bridgestone Corp 浴槽外部配管の水受構造

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