JP2007117563A - 洗面化粧台 - Google Patents

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裕之 小間
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Abstract

【課題】洗面化粧台まわりにある各種の要排水設備・機器類における排水管をキャビネットの外方から当該キャビネットに備えられている排水ヘッダーの分岐管の先端部に接続して排水処理し得るようにした洗面化粧台の提供。
【解決手段】洗面化粧台Aのキャビネット10内に排水ヘッダー53を備え、この排水ヘッダー53に洗面ボール21の排水管51を接続して排水をなすようにしてあると共に、この排水ヘッダー53に備えられている分岐管53Bを、この分岐管53Bの先端部に対してキャビネット10の外方から管等を接続し得るように当該キャビネット10に備えた構成としてある。
【選択図】図4

Description

この発明は、洗面化粧台まわりにおける排水設備の整備、なかんずく、洗濯排水等を洗面化粧台における排水設備を用いて簡易に処理し得るようにした洗面化粧台の提供に関する。
近時、洗面化粧室の設備施工において大型の洗面化粧台の設置が要請される傾向にあり、また、洗面化粧室の改装等に際して大型の洗面化粧台を入れ替える要請が増加する傾向にある。
このように洗面化粧台の大型化に伴って、この洗面化粧台に隣接して設置される洗濯機の設置スペースが大型化する傾向にあり、この洗面化粧台に隣接して設置される洗濯機の設置スペースが初期の設置スペースと異なった設置スペースとされるなど、洗濯機の設置に種々の不具合が集約される傾向にあり、特に、洗濯機のための配管設備に対して設置洗濯機における排水管を都合良く接続し難い不具合を生ずることがあった。
また、一方で、洗面化粧台や、洗濯機等のそれぞれに排水設備を必要とする各種装置や機器類の設置毎に、それぞれ個別に排水設備を設備することは施工コストの面においても、また、屋内空間の有効な利用の面においても不具合の多いものであった。
かかる点から、特許文献1では、排水管の長さを自在に設定することによって排水位置に都合良く設置し得る排水トラップ部を備えた洗面化粧台を用意し、この洗面化粧台の排水トラップ部に対して当該洗面化粧台に隣接している洗濯機の排水管を接続させてなる洗面化粧台の排水機構が提案されている。
特開平6−33498
しかしながら、この洗濯機の排水管を洗面化粧台における排水トラップに案内して当該洗面化粧台における排水と共に排水口に導くようにしてある特許文献1に示される洗面化粧台の排水構造にあっては、この洗面化粧台における排水管に備えられている排水トラップの設置位置にそれぞれ対応して設置洗濯機における排水管を案内、接続処理する必要があり、それぞれの設置現場に対応して管類を用意し、かつ、各現場に対応した配管、接続等をなす必要があった。
かかる特許文献1に示される洗面化粧台の排水構造にあっては、例えば、前記排水トラップが洗面化粧台の内部に設置されている場合、当該洗面化粧台における側板に接続口を設け、この接続口から洗濯機の排水管を当該洗面化粧台内に導き入れて排水トラップに接続する必要があり、排水トラップの据置き位置によっては接続し難いことがあり、また、排水残としての溜まり等の不具合を生ずることのない自然な流路を備えた態様に排水管を接続、設置し難い場合があった。
また、かかる特許文献1に示される洗面化粧台の排水構造にあっては、例えば、前記排水トラップを当該洗面化粧台の設置スペース以外の床部に据置き、この排水トラップに向けて側板に設けた接続口から洗面化粧台の排水管を引き出して接続し、しかも、洗濯機の排水管を接続する場合、これらの排水管の接続に多くの作業手間を要し、また、自然な流路を備えた排水路の形成がし難い場合が多く、しかも、この据置き排水トラップが洗面化粧台や洗濯機まわりにおける円滑な動作や、各種設備の設置の妨げとなる不具合があった。
この発明は、かかる洗面化粧台の排水構造における不具合を解消し、洗面化粧台の内部に排水ヘッダーを設置し、この洗面化粧台の内部に設置されている排水ヘッダーに洗面ボールの配水管を無理なく接続し、しかも、この洗面化粧台に隣接されて設置される、例えば、洗濯機等の排水管を当該洗面化粧台に対して格別の配管施工等を要すること無く接続して、前記排水ヘッダーを介して確実に排水できるようにした洗面化粧台の提供に関する。
前記課題を解決するために、この発明は、洗面化粧台のキャビネット内に排水ヘッダーを備え、この排水ヘッダーに洗面ボールの排水管を接続して排水をなすようにしてあると共に、
この排水ヘッダーに備えられている分岐管を、この分岐管の先端部に対してキャビネットの外方から管等を接続し得るように当該キャビネットに備えてあることを特徴とする洗面化粧台としてある。
このように構成される洗面化粧台にあっては、洗面化粧台内における排水設備がすっきりとした態様で設置し得ると共に、当該洗面化粧台のキャビネットに排水設備のセンター的機能をもたせ、このキャビネットの周側方にある各種の要排水設備・機器類における各種の排水を当該キャビネット、就中、当該キャビネット内に備えられている排水ヘッダーに集めて、集中処理することができ、洗面化粧台回りにおける各種の要排水設備・機器類における個別の排水設備の設置を不要とすることができる。
また、このように構成される洗面化粧台にあっては、洗面化粧台まわりにおける排水設備の設置を不要として、屋内空間の有効活用、特に、床スペースの有効的な活用を可能とするものであって、洗面化粧台に隣接して洗濯機等を任意位置に設置し得る特長を有し、しかも、洗濯機用排水設備に対して洗濯機の排水管を接続用いる煩雑さを避けることができる。
また、前記構成に係る洗面化粧台を、分岐管の先端部に対して当該キャビネットにおける両側方から管等をそれぞれ接続し得るように一対の分岐管が排水ヘッダーに備えられている構成とした洗面化粧台では、前記特長に併せて、当該洗面化粧台の左右のいずれの側に洗濯機等の要排水設備・機器類を設置した際にあっても、当該洗濯機等の排水管を前記キャビネットの分岐管の先端部に随時接続することによって確実に排水施工をなすことができる。
また、前記構成に係る洗面化粧台を、前記排水ヘッダーが洗面化粧台の設置床面とキャビネットの底板間に備えられている構成とした洗面化粧台では、前記特長に併せて、排水ヘッダーが当該キャビネット底板によって隠され、各種要排水設備・機器類における排水センターとしての機能を有するにも拘わらず、一般的な洗面化粧台におけると同様に洗面化粧台の内部がスッキリとした形態とされ、物品の収納空間等として効果的に用いることができる。
この発明に係る洗面化粧台は、当該洗面化粧台まわりにある各種の要排水設備・機器類における排水手段をキャビネットに備えられている排水ヘッダーの分岐管の先端部に接続させることのみによって、これらの設備・機器類における排水施工を可能とし、これら設備・機器類における排水設備を容易にかつ迅速に低コストで設置することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態に係る洗面化粧台Aについて説明する。
なお、ここで図1は当該発明を実施するための最良の形態に係る洗面化粧台A及びその周辺機器を斜め上方から見て、図2は、これを正面側から見て、図3は、これを縦断面の状態で側面側から見てそれぞれ示している。また、図4は、当該発明を実施するための最良の形態に係る洗面化粧台Aのキャビネット10を水平向きで断面して下方を見て、図5は、当該キャビネット10の設置要部を縦向きで断面して側方から見て、図6は、当該キャビネット10に備えられている各排水設備50の部品を分離して斜め上方から見て示している。
この発明を実施するための最良の形態に係る洗面化粧台Aは、洗面化粧台Aのキャビネット10内に排水ヘッダー53を備え、この排水ヘッダー53に洗面ボール21の排水管51を接続して排水をなすようにしてあると共に、
この排水ヘッダー53に備えられている分岐管53Bを、この分岐管53Bの先端部に対してキャビネット10の外方から管等を接続し得るように当該キャビネット10に備えた構成としてある。
このように構成される洗面化粧台Aにあっては、洗面化粧台A内における排水設備がすっきりとした態様で設置し得ると共に、当該洗面化粧台Aのキャビネット10に排水設備のセンター的機能をもたせ、このキャビネット10の周側方にある各種の要排水設備・機器類における各種の排水を当該キャビネット10、就中、当該キャビネット10内に備えられている排水ヘッダー53に集めて、集中処理することができ、洗面化粧台Aまわりにおける洗濯機等の各種要排水設備・機器類における個別の排水設備の設置が不要とされる。
なお、ここで洗面化粧台Aは、洗面ボール21がキャビネット10に一体に備えられている洗面化粧台であっても、洗面ボール21を一体に備えたカウンター20がキャビネット10に備えられている洗面化粧台であっても、また、洗面ボール21を組み付けたカウンター20がキャビネット10に備えられている洗面化粧台等、いかなる形態の洗面化粧台であってもよく、多くの場合、化粧鏡30や、照明器具40等を備えて構成される。
また、前記排水ヘッダー53は、洗面ボール21の排水管51を接続され、かつ、当該排水ヘッダー53内に案内された排水を住宅外に送り出す排水管52に接続して用いられると共に、キャビネット10の外方から管等を接続し得る分岐管53Bを備えたものであれば、いかなる形態からなる排水ヘッダーであってもよく、また、当該排水ヘッダー53の設置態様に適応し得る素材であれば、いかなる素材によって構成してあってもよい。また、当該排水ヘッダー53を一体のものとして構成してあっても、複数部材の組み付けによって構成してあってもよい。例えば、密閉されたタンク状体、両端が塞がれた筒状体、内径が大きくされた太径管状部等適宜の形状を備えたものとして構成することができる。
また、この排水ヘッダー53に備えられている分岐管53Bは、この分岐管53Bの先端部に対してキャビネット10の外方から洗濯機等の要排水設備・機器類の排水管等が接続し得るように当該キャビネット10に備えられておれば、いかなる形態からなる分岐管53Bであってもよく、当該排水ヘッダー53と一体的に構成されていても、また、当該排水ヘッダー53に適宜の管等を接続することによって構成してあっても、更に、連続して接続される複数本の管を当該排水ヘッダー53に接続して構成してあってもよい。また、かかる分岐管53Bは、その使用態様に適応し得る素材によって構成してあれば、いかなる素材によって構成してあってもよく、それぞれの設置目的に対応するように、例えば、硬質管、軟質管、半硬質管、可撓性管、蛇腹状管、フレキシブルチューブ、エラストマーホース等各種態様の管を用いることができる。
また、かかる分岐管53Bは、前記排水ヘッダー53に対して一本以上の任意の本数を設けた構成とすることができる。そして、かかる排水ヘッダー53に複数本備えられた分岐管53Bにあっては、その全部に対して洗濯機等の要排水設備・機器類の排水管等を接続使用するようにしてあっても、その一部の分岐管53Bに排水管等を接続使用すると共に他の未使用分岐管53Bの開口部を閉蓋状態にして将来の使用に備えるようにしてあってもよい。また、かかる分岐管53Bは、前記排水ヘッダー53に洗濯機等の要排水設備・機器類から生ずる排水を案内し得るものであれば、その内径が排水ヘッダー53の内径よりも小さいものであっても、当該排水ヘッダー53の内径よりも大きい内径の構成としてあってもよい。
また、この排水ヘッダー53に備えられている分岐管53Bは、当該キャビネット10に対して、このキャビネット10の外方から洗濯機等の要排水設備・機器類の排水管等を接続し得る態様に備えられておれば、いかなる態様に設けてあってもよく、例えば、当該排水ヘッダー53に備えられている分岐管53Bの先端部をキャビネット10の外周側面から外方に突き出すように設け、このキャビネット10の外周側面から外方に突き出されている分岐管53Bの先端部に対して洗濯機等の要排水設備・機器類の排水管等を接続し得るようにしてあっても、また、この排水ヘッダー53に備えられている分岐管53Bの先端開口が、キャビネット10の外周面に開口するように当該分岐管53Bをキャビネット10に設け、この開口に洗濯機等の要排水設備・機器類の排水管等を差込接続し得るようにしてあっても、また、キャビネット10の外周面部に開口した孔から、洗濯機等の要排水設備・機器類の排水管等を当該分岐管53Bの先端部に接続し得るようにしてあってもよい。
また、このように構成される洗面化粧台Aにあっては、洗面化粧台Aまわりにおける排水設備の設置を不要として、屋内空間の有効活用、特に、床スペースの有効的な活用を可能とするものであって、洗面化粧台Aに隣接して洗濯機等の要排水設備・機器類を任意位置に設置し得る特長を有し、しかも、設置されている洗濯機用排水孔に対して洗濯機の排水管を無理に接続用いる等の煩雑さを避けることができる。
また、分岐管53Bの先端部に対して当該キャビネット10における両側方から管等をそれぞれ接続し得るように一対の分岐管53Bが排水ヘッダー53に備えられている構成とした洗面化粧台Aでは、前記特長に併せて、当該洗面化粧台Aの左右のいずれの側に洗濯機等の要排水設備・機器類を設置した際にあっても、当該洗濯機等の排水管を前記キャビネット10の分岐管53Bの先端部に随時接続することによって確実に排水施工をなすことができる。
また、前記構成に係る洗面化粧台Aを、前記排水ヘッダー53が洗面化粧台Aの設置床面とキャビネット10の底板14間に備えられている構成とした洗面化粧台Aでは、前記特長に併せて、排水ヘッダー53が当該キャビネット10の底板14によって隠され、各種要排水設備・機器類における排水センターとしての機能を有するにも拘わらず、一般的な洗面化粧台Aにおけると同様に洗面化粧台Aの内部がスッキリとした形態とされ、物品の収納空間等として効果的に用いることができる。
ついで、図1〜図6に示される典型的な洗面化粧台Aについて具体的に説明する。
この図1〜図6に示される洗面化粧台Aは、洗面化粧台Aのキャビネット10内に排水ヘッダー53を備え、この排水ヘッダー53に洗面ボール21の排水管51を接続して排水をなすようにしてあると共に、この排水ヘッダー53に備えられている分岐管53Bを、この分岐管53Bの先端部に対してキャビネット10の外方から管等、この図示例にあっては洗濯機Bの排水管68を接続し得るように当該キャビネット10に備えた構成としてある。
この図示例に係る洗面化粧台Aは、洗面ボール21を一体に備えたカウンター20をキャビネット10上に備え、このカウンター20に連続するように化粧鏡30と照明器具40とを備えて、化粧室等の床F上に壁Wに添って構成してあり、側方に洗濯機Bを並び設置してある。
かかる洗面化粧台Aを構成するキャビネット10は、台輪15の上に、側板12と背板13と底板14とで構成され、かつ、前面に幕板11を備えた構成としてあり、幕板11と台輪15との間を扉17によって開閉可能に閉じてあり、底板14で上部空間10aと下部空間10bとに区分構成してある。また、底板14には、点検孔14bが設けてあり、この点検孔14bを開閉可能に閉じる点検蓋14aを、蝶番等で当該底板14に回動可能に備え、取っ手孔14a’をもって上方に向けて開き出し得るように構成してある。
また、かかるキャビネット10における台輪15の前面側の両側部に切欠部16が設けてあり、この切欠部16に分岐管53Bの先端部を突き出し得るようにしてある。かかる切欠部16は、前板15aと側板15bと背板15cとで構成されている当該台輪15における前板15aと側板15bの一部を取り除き、当該台輪15の前部の両側に、切欠側板部16aと切欠後板部16bとを備えて構成してある。
かかる洗面化粧台Aを構成するカウンター20は、手前側に見附20bを、また後方、すなわち、壁Wに添う側にバックガード20aを有し、洗面ボール21を一体に備えた構成としてあり、給水・給湯管22a等に接続された混合水栓22等の給水手段を設けてある。
また、前記洗面化粧台Aに並び設けられる洗濯機Bは、一槽式であっても、二槽式であっても、また、自動式、全自動式等いかなるタイプの洗濯機であってもよく、乾燥手段を備えた洗濯乾燥機であってもよい。
かかる洗面化粧台Aに備えられる排水設備50は、前記洗面ボール21の排水に用いられる排水トラップ付きの排水管51と、この排水管51に接続されて当該排水を受け入れる排水ヘッダー53と、この排水ヘッダー53に受け入れられた排水を住宅外に送り出す排水管52と、当該排水ヘッダー53に備えられて各要排水設備・機器類、例えば、洗濯機、各種洗い槽、スチームバス、シャワー設備等の排水を受け入れる分岐管53Bとを備えた構成としてある。
この図示例にあっては、前記上部空間10aに備えられている洗面ボール21における排水管51を底板14を貫通して下部空間10bに案内してあり、この下部空間10bに備えられる排水ヘッダー53に接続してある。そして、この下部空間10bに備えられている排水ヘッダー53に接続される排水管52を床Fを貫通して住宅外に導き出すように構成してある。
かかる下部空間10bに備えられる排水ヘッダー53は、ヘッダー本体部53Aに対して、このヘッダー本体部53Aに洗面ボール21の排水を送り込む排水管51の排水管連結管部53Cと、当該排水ヘッダー53に受け入れた排水を住宅外に送り出す排水手段としての排水管52に接続される排水管連結管部53Dと、必要とされる各分岐管53Bとを備えた構成としてある。
この図示例に係る排水ヘッダー53のヘッダー本体部53Aは、比較的内径が大きく、しかも、両端が塞がれた円筒状体としてあり、概ね横向きに設置して用い得るようにしてあり、前記排水管連結管部53Cと排水管連結管部53Dとを、ほぼ同一の垂直線上に位置づけるように当該排水管連結管部53Cを上部側に排水管連結管部53Dを下部側に当該ヘッダー本体部53Aに連通するように備え、また第一分岐管53Baと第二分岐管53Bbとを構成する管連結管部62、62を当該ヘッダー本体部53Aの両側に当該ヘッダー本体部53Aに直交する状態で当該ヘッダー本体部53Aに連通するように水平状態に備え、また、この第一分岐管53Ba及び第二分岐管53Bbと、前記排水管連結管部53C、53Dとの間に当該ヘッダー本体部53A内の補修・清掃等の点検用筒部53Eを当該ヘッダー本体部53Aに連通するように備え、また、当該ヘッダー本体部53Aにおける一方の側端面、この図示例にあっては排水管連結管部53C、53Dの備え付け側と反対側の端面部に当該ヘッダー本体部53Aに連通する態様に管状をなす第三分岐管53Bcを備えた構成としてある。
また、このヘッダー本体部53Aを排水に適する態様、例えば、前記排水管連結管部53D位置が設置排水ヘッダー53にあって排水の流下し得る位置、すなわち、当該排水管連結管部53Dが最も低い位置となるように当該ヘッダー本体部53Aをキャビネット10に備え付けるようにしてあり、この図示例にあっては、支持金具73の組み付け用のスタッドボルト72の植設用隆起部71を当該ヘッダー本体部53Aの両側部に適宜設けてある。この図示例では、当該ヘッダー本体部53Aの長手方向における両端部に、このヘッダー本体部53Aの外周面から径方向に突き出すように4個の隆起部71を設け、この各隆起部71にスタッドボルト72をほぼ水平向きに植設して支持金具73による当該排水ヘッダー53のキャビネット10への組み付けに用い得るようにしてある。
このキャビネット10における下部空間10bに横向きにセットされるヘッダー本体部53Aに対して、床Fを貫通して備えられている排水管52と洗面ボール21の排水管51が接続されている。このヘッダー本体部53Aと排水管51の接続は、この図示例にあっては、排水管51に備えられているユニオンナット56のねじ部56aを排水管連結管部53Cのねじ部53Caにねじ入れ、排水管51の外鍔51aでパッキン57を排水管連結管部53Cに圧着、水密状態に螺着してある。また、ヘッダー本体部53Aと排水管52の接続は、この図示例にあっては、排水管52に備えられているユニオンナット58のねじ部58aを排水管連結管部53Dのねじ部53Daにねじ入れ、排水管52の外鍔52aでパッキン59を排水管連結管部53Dに圧着、水密状態に螺着してある。
ついで、分岐管53Bとして当該排水ヘッダー53に備えられる第一分岐管53Baと第二分岐管53Bbは、前記管連結管部62に管63を接続して構成するようにしてある。この管63は、その一端側に外鍔63aを備え、また他端側にねじ部63bを備えると共にユニオンナット64によって前記管連結管部62に螺着し得るようにしてあり、この図示例にあっては、管63に備えられているユニオンナット64のねじ部64aを管連結管部62のねじ部62aにねじ入れて、当該管63の外鍔63aでパッキン65を管連結管部62に圧着、水密状態に螺着してある。
かかる第一分岐管53Ba及び第二分岐管53Bbは、その先端部が、前記キャビネット10における外周面から外方に突き出すように当該キャビネット10に組み付けてある。この図示例にあっては当該キャビネット10の前部側の両側部に備えられている切欠部16に当該第一分岐管53Baと第二分岐管53Bbの先端部が位置するように当該キャビネット10に組み付けてあって、より具体的には、台輪15の切欠側板部16aに開設されている側部孔18から外方に突き出し、かつ、接続対象とされる管等との接続部分が当該切欠部16内に位置するようにしてあり、この切欠部16の床面に設置される受け皿77によって前記接続部から水滴等が生じた際に受け得るようにしてある。
ついで、ヘッダー本体部53Aに備えられる第三分岐管53Bcは、ヘッダー本体部53Aの長手側の一方側端面から、当該ヘッダー本体部53Aよりも細い内径を備えた円管状体として構成されており、その先端部をキャビネット10の外周面から外方に突き出した形態に設けてある。この図示例にあっては、キャビネット10を構成する扉17より後方に位置づけられている台輪15の前板15aに備えられている前部孔19から、この台輪15の前板15aとキャビネット10の底板14とが構成する空間内において、この第三分岐管53Bcを接続対象とされる管等に接続し得るようにしてあり、この図示例にあっては、この台輪15の前板15aと底板14とが構成する空間の床面に設置される受け皿77によって前記接続部から水滴等が生じた際に受け得るようにしてある。
この第三分岐管53Bcは、その管の先端部の外周にねじ部53Bc’が設けてあり、適宜の排水管を接続して用い得るようにしてあり、これを用いない際にはパッキン54を介装して水密状態にねじ部55aを備えたキャップ55を螺着して閉蓋状態にしてある。なお、55bは当該キャップ55のねじ回し操作用の摘子を示している。
この第一分岐管53Ba及び第二分岐管53Bbと前記排水管51及び排水管52との間に備えられている点検用筒部53Eは、当該点検用筒部53Eからヘッダー本体部53A内部を確認して、補修・清掃等をなし得るように構成してあり、パッキン60を介装して点検用筒部53Eの外周に設けられているねじ部53Eaに水密状態にねじ部61aを備えたキャップ61を螺着して閉蓋状態にしてある。なお、61bは、当該点検用筒部53Eのキャップ61の螺着脱に用いられる摘子を示している。
かかる点検用筒部53Eは、キャビネット10の扉17を開いて、底板14における点検用蓋14aを開きだした際に、都合良く見得る位置に設けるようにしてある。
かかるヘッダー本体部53Aを備えた排水ヘッダー53は、キャビネット10の底板14の下方空間、すなわち、下部空間10b内に、この図示例にあっては支持金具73によって床Fに固定して、当該キャビネット10内に備えられるようにしてある。
かかる支持手段は、L字状に屈曲されている支持金具73における水平板部をビス75で床Fに止め付けてあり、垂直板部にある縦向きのスライド孔73aに前記スタッドボルト72が挿通され、このスタッドボルト72の当該スライド孔73aからの突き出し部に座金75を介装して蝶ナット74が螺挿されており、この蝶ナット74の締め込みによって、組み付け姿勢調整可能にヘッダー本体部53Aをキャビネット10内に備えるようにしてある。
このように備えられる排水ヘッダー53における第一分岐管53Ba及び第二分岐管53Bb並びに第三分岐管53Bcに対して、各種要排水設備・機器類、例えば、洗濯機、各種洗い槽、スチームバス、シャワー設備等の排水管等を、当該洗面化粧台Aの外方から接続して用いることができる。
また、この図示例にあっては、洗面化粧台Aの左右のいずれの側に洗濯機Bが設置された場合であっても、当該設置洗濯機Bの排水管68を、この設置洗濯機Bの側に先端部を突き出して当該キャビネット10に備えられている前記第一分岐管53Baか第二分岐管53Bbのいずれかに対して接続することができる。なお、洗濯機Bは、いかなる形態の洗濯機であっても設置可能であることから詳細は省略して図示してあり、78は当該洗濯機Bに対する給水栓を示している。
また、この図示例に係る排水ヘッダー53にあっては、第一分岐管53Baに対して洗濯機Bの排水管68を、この排水管68の外鍔68aが介装されたパッキン70を管63に水密的に圧着するようにユニオンナット69のねじ部69aを管63のねじ部63aに螺着・接続してある。また、用いられていない第二分岐管53Bbには、パッキン67を介装して水密状態にねじ部66aを備えたキャップ66を螺着して閉蓋状態にしてあり、必要に応じて、ねじ部63bを用いて適宜排水管を接続使用し得るようにしてある。なお、66bは当該キャップ66のねじ回し操作用の摘子を示している。
典型的な洗面化粧台の使用状態を示す斜視図 同正面図 同縦断面図 同洗面化粧台の平断面図 同洗面化粧台の使用状態の要部縦断面図 排水設備の主要部品の分離斜視図
符号の説明
A 洗面化粧台
10 キャビネット
21 洗面ボール
51 排水管
53 排水ヘッダー
53B 分岐管

Claims (3)

  1. 洗面化粧台のキャビネット内に排水ヘッダーを備え、この排水ヘッダーに洗面ボールの排水管を接続して排水をなすようにしてあると共に、
    この排水ヘッダーに備えられている分岐管を、この分岐管の先端部に対してキャビネットの外方から管等を接続し得るように当該キャビネットに備えてあることを特徴とする洗面化粧台。
  2. 分岐管の先端部に対して当該キャビネットにおける両側方から管等をそれぞれ接続し得るように一対の分岐管が排水ヘッダーに備えられていることを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
  3. 前記排水ヘッダーが洗面化粧台の設置床面とキャビネット底板間に備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗面化粧台。
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