JPH09235568A - 潤滑油 - Google Patents
潤滑油Info
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- JPH09235568A JPH09235568A JP9037693A JP3769397A JPH09235568A JP H09235568 A JPH09235568 A JP H09235568A JP 9037693 A JP9037693 A JP 9037693A JP 3769397 A JP3769397 A JP 3769397A JP H09235568 A JPH09235568 A JP H09235568A
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- JP
- Japan
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- ionic liquid
- olefin
- catalyst
- lubricating oil
- feedstock
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G50/00—Production of liquid hydrocarbon mixtures from lower carbon number hydrocarbons, e.g. by oligomerisation
- C10G50/02—Production of liquid hydrocarbon mixtures from lower carbon number hydrocarbons, e.g. by oligomerisation of hydrocarbon oils for lubricating purposes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10N—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS C10M RELATING TO LUBRICATING COMPOSITIONS
- C10N2020/00—Specified physical or chemical properties or characteristics, i.e. function, of component of lubricating compositions
- C10N2020/01—Physico-chemical properties
- C10N2020/077—Ionic Liquids
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少なくとも120の粘度指数を有しかつ−4
5℃またはそれ未満の流動点を有する潤滑油の製造方法
を提供する。 【解決手段】 1種または2種以上のC5〜C18オレ
フィンを含む供給原料をイオン液体からなるオリゴ重合
触媒の存在下でオリゴ重合する。
5℃またはそれ未満の流動点を有する潤滑油の製造方法
を提供する。 【解決手段】 1種または2種以上のC5〜C18オレ
フィンを含む供給原料をイオン液体からなるオリゴ重合
触媒の存在下でオリゴ重合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、5〜18個の炭素
原子を有する1−オレフィンを含む混合供給原料から潤
滑油を製造する方法に関する。
原子を有する1−オレフィンを含む混合供給原料から潤
滑油を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1−オレフィンを高分子量の炭化水素に
オリゴ重合し次いでこのように形成したオリゴマーを水
素化または異性化して潤滑油を生成することはよく知ら
れている(米国特許(US-A)第 3763244号を参照)。この
ような場合のほとんどにおいて、先ず1−オレフィンを
エチレンから誘導する(いわゆる「エチレン鎖成長置換
反応」法と呼ばれる方法による)が、エチレンはこのよ
うな1−オレフィンに対して比較的高価な原料である。
さらに、潤滑油は比較的純粋な1−オレフィンのオリゴ
重合により製造されてきた(米国特許(US-A)第 3780128
号および欧州特許(EP-A)第 0468109号を参照)。この最
後の文献にも、オリゴマーを製造すると、様々な1−オ
レフィンのオリゴマーを水素化または異性化工程の前あ
るいは後のいずれかにブレンドし、粘度指数および流動
点などの所望する特性を有する潤滑油を製造できること
が開示されている。例えば、1−デセンのような実質的
に純粋であるオレフィンを含有する供給原料は、相対的
に高い粘度指数を有する潤滑剤を生じさせるが、そのよ
うな生成物は、もっぱらデセンのオリゴマーに期待され
るような10の倍数である単位からなり、30、40、
50、60および70個の炭素原子を有する不連続な単
位が優勢である。このようなブレンドは、若干の目的に
は適するが、理想的な合成潤滑剤でなく、その理由は合
成潤滑剤ブレンドにおける成分の分子量分配が、分散指
数即ち標準偏差曲線の点で鉱物油に似ている生成物の混
合物の成分の連続性および斬新的ブレンドがあることが
望ましいからである。上述した10の不連続倍数から生
成物の分子量分配は標準偏差曲線に似ておらず、従って
密接に関連するオリゴマーの連続性ならびに斬新的ブレ
ンドが欠けていることにより特性に一貫性を欠如させて
いる。即ち、ブレンドは密接に関連し/釣り合ったオリ
ゴマーの連続性ならびに斬新的ブレンドを欠如させてい
ることにより、特性に一貫性を欠いている。さらに、比
較的純粋な単一オレフィンの使用は比較的費用がかか
る。また、フィッシャートロプシュ合成からのオレフィ
ン生成物をオリゴ重合し、次いでオリゴマーを水素化ま
たは異性化して潤滑油を形成することも知られている
(例えば、パーガモンプレス出版、モノオレフィン、Ch
emistry & Technology、第 900および1089頁(1968
年)、エフアイシンガー著を参照)。しかし、オリゴ重
合工程の原料物質としてフィッシャートロプシュ合成の
生成物を使用することに関するこれらの文献には、所望
するオリゴマーを得るに必要な混合生成物ならびにオリ
ゴ重合工程に適する触媒は開示されていない。本出願人
による既に公開された欧州特許(EP-A)第 0583072号にお
いて、C5〜C18のオレフィンの混合物を含むが少な
くとも6重量%の1−ヘキセンならびに少なくとも2.
6重量%の1−デセンを有するオレフィン供給原料の触
媒オリゴ重合して潤滑油を製造する方法を記載し、請求
した。
オリゴ重合し次いでこのように形成したオリゴマーを水
素化または異性化して潤滑油を生成することはよく知ら
れている(米国特許(US-A)第 3763244号を参照)。この
ような場合のほとんどにおいて、先ず1−オレフィンを
エチレンから誘導する(いわゆる「エチレン鎖成長置換
反応」法と呼ばれる方法による)が、エチレンはこのよ
うな1−オレフィンに対して比較的高価な原料である。
さらに、潤滑油は比較的純粋な1−オレフィンのオリゴ
重合により製造されてきた(米国特許(US-A)第 3780128
号および欧州特許(EP-A)第 0468109号を参照)。この最
後の文献にも、オリゴマーを製造すると、様々な1−オ
レフィンのオリゴマーを水素化または異性化工程の前あ
るいは後のいずれかにブレンドし、粘度指数および流動
点などの所望する特性を有する潤滑油を製造できること
が開示されている。例えば、1−デセンのような実質的
に純粋であるオレフィンを含有する供給原料は、相対的
に高い粘度指数を有する潤滑剤を生じさせるが、そのよ
うな生成物は、もっぱらデセンのオリゴマーに期待され
るような10の倍数である単位からなり、30、40、
50、60および70個の炭素原子を有する不連続な単
位が優勢である。このようなブレンドは、若干の目的に
は適するが、理想的な合成潤滑剤でなく、その理由は合
成潤滑剤ブレンドにおける成分の分子量分配が、分散指
数即ち標準偏差曲線の点で鉱物油に似ている生成物の混
合物の成分の連続性および斬新的ブレンドがあることが
望ましいからである。上述した10の不連続倍数から生
成物の分子量分配は標準偏差曲線に似ておらず、従って
密接に関連するオリゴマーの連続性ならびに斬新的ブレ
ンドが欠けていることにより特性に一貫性を欠如させて
いる。即ち、ブレンドは密接に関連し/釣り合ったオリ
ゴマーの連続性ならびに斬新的ブレンドを欠如させてい
ることにより、特性に一貫性を欠いている。さらに、比
較的純粋な単一オレフィンの使用は比較的費用がかか
る。また、フィッシャートロプシュ合成からのオレフィ
ン生成物をオリゴ重合し、次いでオリゴマーを水素化ま
たは異性化して潤滑油を形成することも知られている
(例えば、パーガモンプレス出版、モノオレフィン、Ch
emistry & Technology、第 900および1089頁(1968
年)、エフアイシンガー著を参照)。しかし、オリゴ重
合工程の原料物質としてフィッシャートロプシュ合成の
生成物を使用することに関するこれらの文献には、所望
するオリゴマーを得るに必要な混合生成物ならびにオリ
ゴ重合工程に適する触媒は開示されていない。本出願人
による既に公開された欧州特許(EP-A)第 0583072号にお
いて、C5〜C18のオレフィンの混合物を含むが少な
くとも6重量%の1−ヘキセンならびに少なくとも2.
6重量%の1−デセンを有するオレフィン供給原料の触
媒オリゴ重合して潤滑油を製造する方法を記載し、請求
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、第1に成分の正しいブレンドを用いて生成物を形成
する基準を満足するが、比較的安価でかつ市場で入手で
きる原料から生成することができる供給原料を調べるこ
とである。このような供給原料の1つは、容易に入手し
得るフィッシャートロプシュ合成からのオレフィンの混
合物である。しかしこの供給原料だけの選択ではこの目
的を達成するには不十分であり、それはオリゴマーの正
しいブレンドを生成するオリゴ重合条件および触媒系を
決定する必要があるからである。
は、第1に成分の正しいブレンドを用いて生成物を形成
する基準を満足するが、比較的安価でかつ市場で入手で
きる原料から生成することができる供給原料を調べるこ
とである。このような供給原料の1つは、容易に入手し
得るフィッシャートロプシュ合成からのオレフィンの混
合物である。しかしこの供給原料だけの選択ではこの目
的を達成するには不十分であり、それはオリゴマーの正
しいブレンドを生成するオリゴ重合条件および触媒系を
決定する必要があるからである。
【0004】
【課題を解決するための手段】ここで、市場で入手可能
である、例えば慣用のフィッシャートロプシュ合成から
の1−オレフィンの混合物が、オリゴ重合工程への極め
て望ましい供給原料であり、このようにして形成された
オリゴマーを特定の触媒の使用により潤滑油へ変換する
ことができることを見出した。
である、例えば慣用のフィッシャートロプシュ合成から
の1−オレフィンの混合物が、オリゴ重合工程への極め
て望ましい供給原料であり、このようにして形成された
オリゴマーを特定の触媒の使用により潤滑油へ変換する
ことができることを見出した。
【0005】従って、本発明は少なくとも120の粘度
指数を有しかつ−45℃またはよれより低い流動点を有
する潤滑油の製造方法を提供するものであって、この方
法は1種または2種以上のC5〜C18の1−オレフィ
ンを含む供給原料をイオン液体からなるオリゴ重合触媒
の存在下でオリゴ重合して、潤滑油を形成させる。
指数を有しかつ−45℃またはよれより低い流動点を有
する潤滑油の製造方法を提供するものであって、この方
法は1種または2種以上のC5〜C18の1−オレフィ
ンを含む供給原料をイオン液体からなるオリゴ重合触媒
の存在下でオリゴ重合して、潤滑油を形成させる。
【0006】
【発明の実施の形態】1−オレフィン供給原料は、5〜
18個の炭素原子、好ましくは6〜12個の炭素原子を
有する1種または2種以上のオレフィンを含む。このよ
うな供給原料の特に好ましい例は、フィッシャー−トロ
プシュ合成により形成されるオレフィン流である。この
ようなオレフィン供給原料は、オレフィンの混合物であ
るのが好ましい。
18個の炭素原子、好ましくは6〜12個の炭素原子を
有する1種または2種以上のオレフィンを含む。このよ
うな供給原料の特に好ましい例は、フィッシャー−トロ
プシュ合成により形成されるオレフィン流である。この
ようなオレフィン供給原料は、オレフィンの混合物であ
るのが好ましい。
【0007】通常フィッシャートロプシュ合成(以後
「FTS」と略す)では、一酸化炭素と水素の混合物
を、高温触媒床上または床を通過させて広範囲な様々な
炭化水素を形成する。反応体混合物の水素の含量が多い
場合、反応生成物は主にパラフィン系炭化水素を含有す
る。しかし、この反応混合物における水素の比率が低い
と、反応生成物はオレフィン系炭化水素を主に含有す
る。
「FTS」と略す)では、一酸化炭素と水素の混合物
を、高温触媒床上または床を通過させて広範囲な様々な
炭化水素を形成する。反応体混合物の水素の含量が多い
場合、反応生成物は主にパラフィン系炭化水素を含有す
る。しかし、この反応混合物における水素の比率が低い
と、反応生成物はオレフィン系炭化水素を主に含有す
る。
【0008】しかしながら、FTSの反応生成物が主に
オレフィンである場合でも、FTSの反応条件を制御し
て1−オレフィンの所望する混合物を得ることが重要で
ある。例えば、「モノ−オレフィン」パーガモンプレス
発行、第1089頁(1968年)にエフ アインガーにより記
載されているFTSにより誘導されたガソール(Gasol)
は、約50%の2−ブテンを含有し、塩化アルミニウム
を用いた重合では不充分な潤滑性物質が得られると言わ
れている。従って、特定していないFTSのいずれの非
特定生成混合物は、本発明の方法に対する供給原料とし
ては適していない。FTSの生成物を供給原料として使
用する場合には、FTS合成の生成物がC7〜C10の
1−オレフィンの混合物を主に含有するようにFTSを
操作することができる。このようなFTSの生成物の1
つは、少なくとも2.6重量%、好ましくは少なくとも
7重量%の1−デセンおよび少なくとも6重量%、好ま
しくは少なくとも13重量%の1−ヘキセンを含有す
る。このような生成混合物は、生成物が0.6〜0.
9、好ましくは0.7〜0.8の範囲のシュルツ−フロ
ーリ アルファ値を有するように操作条件を制御する慣
用のFTS法により得ることができる。シュルツ−フロ
ーリ アルファ値は、よく認識された概念で、例えば"J
Am Chem Soc" 第58巻、第1877(1950年)でピージェイ
フローリによりならびに"Z Phys Chem", B43,25 (19
35年)でジーブイ シュルツにより定義されている。こ
の値は次式: log[Wn/n]=nlogα+[(1−α)2/
α] (式中のWnは重量分率、nは炭素原子数およびαは鎖
成長の確率を示す)により規定することができる。
オレフィンである場合でも、FTSの反応条件を制御し
て1−オレフィンの所望する混合物を得ることが重要で
ある。例えば、「モノ−オレフィン」パーガモンプレス
発行、第1089頁(1968年)にエフ アインガーにより記
載されているFTSにより誘導されたガソール(Gasol)
は、約50%の2−ブテンを含有し、塩化アルミニウム
を用いた重合では不充分な潤滑性物質が得られると言わ
れている。従って、特定していないFTSのいずれの非
特定生成混合物は、本発明の方法に対する供給原料とし
ては適していない。FTSの生成物を供給原料として使
用する場合には、FTS合成の生成物がC7〜C10の
1−オレフィンの混合物を主に含有するようにFTSを
操作することができる。このようなFTSの生成物の1
つは、少なくとも2.6重量%、好ましくは少なくとも
7重量%の1−デセンおよび少なくとも6重量%、好ま
しくは少なくとも13重量%の1−ヘキセンを含有す
る。このような生成混合物は、生成物が0.6〜0.
9、好ましくは0.7〜0.8の範囲のシュルツ−フロ
ーリ アルファ値を有するように操作条件を制御する慣
用のFTS法により得ることができる。シュルツ−フロ
ーリ アルファ値は、よく認識された概念で、例えば"J
Am Chem Soc" 第58巻、第1877(1950年)でピージェイ
フローリによりならびに"Z Phys Chem", B43,25 (19
35年)でジーブイ シュルツにより定義されている。こ
の値は次式: log[Wn/n]=nlogα+[(1−α)2/
α] (式中のWnは重量分率、nは炭素原子数およびαは鎖
成長の確率を示す)により規定することができる。
【0009】この状況において、用いるオリゴ重合触媒
の選択は非常に重要である。任意の従来の重合化触媒
は、一般的にオリゴ重合に使用することができるにもか
かわらず、従来の触媒により達成され得るものより高い
粘度の潤滑油を所望する場合には、イオン液体触媒を用
いることが必須である。
の選択は非常に重要である。任意の従来の重合化触媒
は、一般的にオリゴ重合に使用することができるにもか
かわらず、従来の触媒により達成され得るものより高い
粘度の潤滑油を所望する場合には、イオン液体触媒を用
いることが必須である。
【0010】イオン液体は、主として室温より低い温度
で溶解する塩の混合物である。このような塩の混合物
は、(a)アルミニウムまたはガリウム化合物と、これ
と組み合わせる1種または2種以上の(b)イミダゾリ
ウムハロゲン化物、ピリジニウムハロゲン化物またはホ
スホニウムハロゲン化物を包含し、後者はアルキル基に
よりさらに置換され得るものである。従って、使用する
イオン液体触媒は、(a)アルミニウムまたはガリウム
化合物を含み、これは三塩化アルミニウムまたは三塩化
ガリウムのような三ハロゲン化物、あるいは二塩化アル
キルアルミニウム/ガリウムなどのアルキルアルミニウ
ム/ガリウム二ハロゲン化物、またはジアルキルアルミ
ニウム/ガリウムハロゲン化物が適しており、好ましく
は二塩化エチルアルミニウム/ガリウムである。イオン
液体中の成分(b)は、ヒドロカルビル置換イミダゾリ
ウムハロゲン化物、ヒドロカルビル置換ピリジニウムハ
ロゲン化物、アルキレン置換ピリジニウム二ハロゲン化
物および/またはヒドロカルビル置換ホスホニウムハロ
ゲン化物が適している。成分(b)の特定の例には、塩
化1−メチル3−エチルイミダゾリウム、塩化1−エチ
ル−3−ブチルイミダゾリウム、塩化または臭化1−メ
チル−3−ブチルイミダゾリウム、塩化1−メチル−3
−プロピルイミダゾリウム、塩化または臭化エチルピリ
ジウム、二塩化または二臭化エチレンピリジニウム、塩
化ブチルピリジニウム、臭化ベンジルピリジニウムなど
が含まれる。これらおよび他の高級アルキル置換イミダ
ゾリウムハロゲン化物の調製方法は、既に公開されてい
る本出願人の欧州特許(EP-A)第 0558187号およびWO95/2
1872号に記載されている。また、三元溶融物でありさら
にアンモニウム塩を含むイオン液体、例えば本出願人の
公開されているWO95/21872号に記載されているものを使
用することができる。これら公知文献に記載されている
イオン液体は、参考のためにここで引用することにより
加入する。
で溶解する塩の混合物である。このような塩の混合物
は、(a)アルミニウムまたはガリウム化合物と、これ
と組み合わせる1種または2種以上の(b)イミダゾリ
ウムハロゲン化物、ピリジニウムハロゲン化物またはホ
スホニウムハロゲン化物を包含し、後者はアルキル基に
よりさらに置換され得るものである。従って、使用する
イオン液体触媒は、(a)アルミニウムまたはガリウム
化合物を含み、これは三塩化アルミニウムまたは三塩化
ガリウムのような三ハロゲン化物、あるいは二塩化アル
キルアルミニウム/ガリウムなどのアルキルアルミニウ
ム/ガリウム二ハロゲン化物、またはジアルキルアルミ
ニウム/ガリウムハロゲン化物が適しており、好ましく
は二塩化エチルアルミニウム/ガリウムである。イオン
液体中の成分(b)は、ヒドロカルビル置換イミダゾリ
ウムハロゲン化物、ヒドロカルビル置換ピリジニウムハ
ロゲン化物、アルキレン置換ピリジニウム二ハロゲン化
物および/またはヒドロカルビル置換ホスホニウムハロ
ゲン化物が適している。成分(b)の特定の例には、塩
化1−メチル3−エチルイミダゾリウム、塩化1−エチ
ル−3−ブチルイミダゾリウム、塩化または臭化1−メ
チル−3−ブチルイミダゾリウム、塩化1−メチル−3
−プロピルイミダゾリウム、塩化または臭化エチルピリ
ジウム、二塩化または二臭化エチレンピリジニウム、塩
化ブチルピリジニウム、臭化ベンジルピリジニウムなど
が含まれる。これらおよび他の高級アルキル置換イミダ
ゾリウムハロゲン化物の調製方法は、既に公開されてい
る本出願人の欧州特許(EP-A)第 0558187号およびWO95/2
1872号に記載されている。また、三元溶融物でありさら
にアンモニウム塩を含むイオン液体、例えば本出願人の
公開されているWO95/21872号に記載されているものを使
用することができる。これら公知文献に記載されている
イオン液体は、参考のためにここで引用することにより
加入する。
【0011】イオン液体中の2つの成分(a)および
(b)の相対的比率は、これらの成分が反応条件下にお
いて液体状態を維持し得るようなものである。典型的に
は、イオン液体中のアルミニウム/ガリウム化合物と成
分(b)との相対的モル比は、1:2〜3:1の範囲で
あるのが適しており、好ましくは1.5:1〜2:1の
範囲である。この範囲内において、成分(a)の分量
は、全イオン液体の50モル%より大であるのが好まし
い。
(b)の相対的比率は、これらの成分が反応条件下にお
いて液体状態を維持し得るようなものである。典型的に
は、イオン液体中のアルミニウム/ガリウム化合物と成
分(b)との相対的モル比は、1:2〜3:1の範囲で
あるのが適しており、好ましくは1.5:1〜2:1の
範囲である。この範囲内において、成分(a)の分量
は、全イオン液体の50モル%より大であるのが好まし
い。
【0012】供給原料中における触媒成分と1−オレフ
ィンとの比を制御することも重要である。例えば、混合
物中の供給1−オレフィンがC6〜C10の1−オレフ
ィンのブレンドからなる場合、イオン液体中のオレフィ
ンとアルミニウムおよび/またはガリウムハロゲン化物
とのモル比は、1:1〜300:1の範囲で適当に変え
ることができ、10:1〜200:1の範囲であるのが
好ましい。
ィンとの比を制御することも重要である。例えば、混合
物中の供給1−オレフィンがC6〜C10の1−オレフ
ィンのブレンドからなる場合、イオン液体中のオレフィ
ンとアルミニウムおよび/またはガリウムハロゲン化物
とのモル比は、1:1〜300:1の範囲で適当に変え
ることができ、10:1〜200:1の範囲であるのが
好ましい。
【0013】選択した2つの触媒成分の正確な濃度は、
例えば粘度のような完成した潤滑油における所望する特
定の性質により決まる。
例えば粘度のような完成した潤滑油における所望する特
定の性質により決まる。
【0014】オリゴ重合は、周囲温度、例えば30℃ま
たはそれ未満の温度、好ましくは約−20〜20℃で実
施するのが適している。反応圧力は、周囲と同じまたは
それより上昇させることができる。
たはそれ未満の温度、好ましくは約−20〜20℃で実
施するのが適している。反応圧力は、周囲と同じまたは
それより上昇させることができる。
【0015】オリゴ重合は、反応条件下で不活な溶媒、
好ましくはパラフィン系炭化水素、例えばn−ヘキサン
の存在下で実施するのが適している。
好ましくはパラフィン系炭化水素、例えばn−ヘキサン
の存在下で実施するのが適している。
【0016】イオン液体触媒は、1−オレフィン供給原
料に添加するのが好ましくかつ連続攪拌しながら滴下す
るのが好ましい。触媒添加後、反応混合物はオリゴ重合
を行う時間中は静置し、その後反応混合物は例えばアン
モニアを通気することにより中和し、その後加水して希
釈することができる。中和および水を用いた希釈のこの
工程は、イオン液体が静置する場合反応混交物から別の
相を形成し、単なるデカンテーションで分離できるの
で、回避することができる。これが、従来の触媒、例え
ばtert−ブチルクロリドおよび混合物に可溶性であるア
ルキルアルミニウムハロゲン化物を用いる方法よりさら
に有利な点である。次いで有機生成物は、例えばロータ
リーエバポレーションにより不活な溶媒を含まないよう
にすることができる。上記工程は、所要に応じて連続操
作で実施することができる。
料に添加するのが好ましくかつ連続攪拌しながら滴下す
るのが好ましい。触媒添加後、反応混合物はオリゴ重合
を行う時間中は静置し、その後反応混合物は例えばアン
モニアを通気することにより中和し、その後加水して希
釈することができる。中和および水を用いた希釈のこの
工程は、イオン液体が静置する場合反応混交物から別の
相を形成し、単なるデカンテーションで分離できるの
で、回避することができる。これが、従来の触媒、例え
ばtert−ブチルクロリドおよび混合物に可溶性であるア
ルキルアルミニウムハロゲン化物を用いる方法よりさら
に有利な点である。次いで有機生成物は、例えばロータ
リーエバポレーションにより不活な溶媒を含まないよう
にすることができる。上記工程は、所要に応じて連続操
作で実施することができる。
【0017】得られた残留物はオリゴマーである。この
オリゴマーは、重要かつ所望される特性を備える潤滑油
であるが、微量のオレフィン群を含有し得るものであ
る。
オリゴマーは、重要かつ所望される特性を備える潤滑油
であるが、微量のオレフィン群を含有し得るものであ
る。
【0018】本発明のオリゴ重合生成物は、優れた潤滑
油であり、そのまままたは潤滑油における他の添加剤と
ブレンドするために使用することができる。本発明の方
法の生成物は、−60℃までの流動点および155より
大、例えば198の粘度指数値を有することができる。
この粘度指数値は、従来の触媒を用いることにより達成
されるものより優れている。
油であり、そのまままたは潤滑油における他の添加剤と
ブレンドするために使用することができる。本発明の方
法の生成物は、−60℃までの流動点および155より
大、例えば198の粘度指数値を有することができる。
この粘度指数値は、従来の触媒を用いることにより達成
されるものより優れている。
【0019】
【実施例】本発明を下記する実施例にてさらに説明す
る。
る。
【0020】実施例1〜4 用いるイオン液体は、塩化アルミニウム固体の一定分量
を攪拌しながら塩化1−エチル−3−メチルイミダゾリ
ウム固体に各々8℃まで冷却して2:1のモル比で添加
することにより調製した。混合物は次いで攪拌しながら
60℃まで加熱した。結果として得られたイオン液体を
冷却しグローブボックスに貯蔵した。
を攪拌しながら塩化1−エチル−3−メチルイミダゾリ
ウム固体に各々8℃まで冷却して2:1のモル比で添加
することにより調製した。混合物は次いで攪拌しながら
60℃まで加熱した。結果として得られたイオン液体を
冷却しグローブボックスに貯蔵した。
【0021】実施例で用いた1−オレフィン供給原料
は、単一オレフィンあるいは混合物であり、例えばラフ
ィネートII(Raffinate II)を下の表に示すような様々な
比率で1−デセンと混合した。
は、単一オレフィンあるいは混合物であり、例えばラフ
ィネートII(Raffinate II)を下の表に示すような様々な
比率で1−デセンと混合した。
【0022】触媒は、−5℃まで冷却したガラスオート
レーブ中で試験した。ヘプタン希釈液を反応熱を減少さ
せるために用いたが、典型的には350gのヘプタンを
用いた。実施例において、450gのオレフィン供給原
料(典型的にはラフィネートIIと1−デセン各々225
gを含む)を用いた。供給原料を1000rpmで攪拌
しながらヘプタンに添加した。分子ふるい(約10g)
を添加して触媒の添加の前に反応混合物を乾燥させた。
レーブ中で試験した。ヘプタン希釈液を反応熱を減少さ
せるために用いたが、典型的には350gのヘプタンを
用いた。実施例において、450gのオレフィン供給原
料(典型的にはラフィネートIIと1−デセン各々225
gを含む)を用いた。供給原料を1000rpmで攪拌
しながらヘプタンに添加した。分子ふるい(約10g)
を添加して触媒の添加の前に反応混合物を乾燥させた。
【0023】本発明に従うイオン液体触媒を使用する場
合、5mlの触媒を攪拌しながら反応混合物に添加し
た。
合、5mlの触媒を攪拌しながら反応混合物に添加し
た。
【0024】tert−ブチルクロリド/二塩化エチルアル
ミニウム触媒を使用する場合(比較試験例、本発明に従
うものではない)、13gのtert−ブチルクロリドを反
応混合物に急いで添加し、次いで15mlの二塩化エチ
ルアルミニウムの1モルヘキサン溶液を攪拌しながら滴
下した。
ミニウム触媒を使用する場合(比較試験例、本発明に従
うものではない)、13gのtert−ブチルクロリドを反
応混合物に急いで添加し、次いで15mlの二塩化エチ
ルアルミニウムの1モルヘキサン溶液を攪拌しながら滴
下した。
【0025】反応後、反応混合物にアンモニアを1〜2
分間通気させることにより触媒を中和し、次いで100
mlの水を添加した。[この工程は2つの触媒系を比較
するために用いたが、イオン液体を用いた場合この工程
は削除できる、何故ならイオン液体は反応混合物とは別
の相を形成するからであり、それ故に反応混合物に可溶
性であるtert−ブチルクロリド/二塩化エチルアルミニ
ウム触媒とは異なり、デカンテーションにより容易に分
離できる。] 洗浄後、溶媒ならびに軽いポリマーは100℃において
減圧下でロータリーエバポレーションで除去した。得ら
れた生成物を分析したところ、下記する結果が得られ
た。
分間通気させることにより触媒を中和し、次いで100
mlの水を添加した。[この工程は2つの触媒系を比較
するために用いたが、イオン液体を用いた場合この工程
は削除できる、何故ならイオン液体は反応混合物とは別
の相を形成するからであり、それ故に反応混合物に可溶
性であるtert−ブチルクロリド/二塩化エチルアルミニ
ウム触媒とは異なり、デカンテーションにより容易に分
離できる。] 洗浄後、溶媒ならびに軽いポリマーは100℃において
減圧下でロータリーエバポレーションで除去した。得ら
れた生成物を分析したところ、下記する結果が得られ
た。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】上記のデータは、1−デセンとラフィネー
トIIとを含むまたは1−デセンのみを含むオレフィン供
給原料を用いることにより、イオン液体触媒は、従来の
tert−ブチルクロリド/二塩化エチルアルミニウム触媒
を用いて達成されるよりもより粘度指数の高い合成潤滑
油を製造することを明確に示している。さらに、ラフィ
ネートII/1−デセンを混合した供給原料の場合、イオ
ン液体触媒は約20重量%程度の少量の1−デセンコモ
ノマーで120より大の粘度指数を有する合成潤滑油を
製造できる。
トIIとを含むまたは1−デセンのみを含むオレフィン供
給原料を用いることにより、イオン液体触媒は、従来の
tert−ブチルクロリド/二塩化エチルアルミニウム触媒
を用いて達成されるよりもより粘度指数の高い合成潤滑
油を製造することを明確に示している。さらに、ラフィ
ネートII/1−デセンを混合した供給原料の場合、イオ
ン液体触媒は約20重量%程度の少量の1−デセンコモ
ノマーで120より大の粘度指数を有する合成潤滑油を
製造できる。
【0029】実施例5 C6〜10のオレフィンを混合した溶液を下記するよう
に調製した。 204g (2.429モル) 1−ヘキセン 158g (1.411モル) 1−オクテン 113g (0.807モル) 1−デセン
に調製した。 204g (2.429モル) 1−ヘキセン 158g (1.411モル) 1−オクテン 113g (0.807モル) 1−デセン
【0030】460gの混合オレフィン(4.647モ
ルのオレフィン)溶液を213gのヘプタン溶媒に10
00rpmで攪拌しかつ−5℃まで冷却しながら添加し
た。
ルのオレフィン)溶液を213gのヘプタン溶媒に10
00rpmで攪拌しかつ−5℃まで冷却しながら添加し
た。
【0031】イオン液体は、130.0gの固体塩化ア
ルミニウムを攪拌しながら徐々に71.5gの塩化1−
エチル−3−メチル−イミダゾリウム固体に8℃まで冷
却しながら添加して調製した。次いで混合物を60℃ま
で1時間加熱し、グローブボックスへ移した。得られた
イオン液体は、66モル%のAlCl3よりなる。5m
lのイオン液体触媒(7.0g=0.0509モル)を
反応混合物に滴下した。従って、供給原料と触媒との比
は、91.3:1である。触媒を添加するにあたり+7
℃の発熱を観察した。反応は3時間進行させた。
ルミニウムを攪拌しながら徐々に71.5gの塩化1−
エチル−3−メチル−イミダゾリウム固体に8℃まで冷
却しながら添加して調製した。次いで混合物を60℃ま
で1時間加熱し、グローブボックスへ移した。得られた
イオン液体は、66モル%のAlCl3よりなる。5m
lのイオン液体触媒(7.0g=0.0509モル)を
反応混合物に滴下した。従って、供給原料と触媒との比
は、91.3:1である。触媒を添加するにあたり+7
℃の発熱を観察した。反応は3時間進行させた。
【0032】反応後、前述したように1〜2分間アンモ
ニアを通気して触媒を中和し、次いで100mlの水を
添加した。洗浄後、溶媒ならびに軽いポリマーは100
℃において減圧下でロータリーエバポレーションで除去
した。
ニアを通気して触媒を中和し、次いで100mlの水を
添加した。洗浄後、溶媒ならびに軽いポリマーは100
℃において減圧下でロータリーエバポレーションで除去
した。
【0033】
【表3】
【0034】この結果は、イオン液体触媒により、いず
れのオレフィンも5個以上の炭素原子を有する混合1−
オレフィン供給原料から、150cStより大きい粘度
指数ならびに−45℃の流動点を有する合成潤滑油を製
造できることを明確に示している。
れのオレフィンも5個以上の炭素原子を有する混合1−
オレフィン供給原料から、150cStより大きい粘度
指数ならびに−45℃の流動点を有する合成潤滑油を製
造できることを明確に示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン エリス イギリス国、ティーダブリュー16 6ピー イー、ミドルセックス、ロウアー サンベ リー、サンミード ロード 44番 (72)発明者 マーク ロイストン スミス イギリス国、ティーダブリュー16 7ピー ゼド、ミドルセックス、サンベリー−オン −テムズ、カミーラ クロース 10番
Claims (17)
- 【請求項1】 少なくとも120の粘度指数および−
45℃またはそれ未満の流動点を有する潤滑油を製造す
るに当たり、C5〜C18の1−オレフィンの1種また
は2種以上を含む供給原料をイオン液体からなるオリゴ
重合触媒の存在下においてオリゴ重合し、潤滑油を形成
することを特徴とする潤滑油の製造方法。 - 【請求項2】 1−オレフィン供給原料が6〜12個
の炭素原子を有する1種または2種以上のオレフィンを
含むことを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 1−オレフィン供給原料がフィッシャ
ートロプシュ合成法(以後「FTS」と略す)により形
成されるオレフィン流であり、一酸化炭素と水素の混合
物を上記合成法のオレフィン生成物が0.6〜0.9の
シュルツ−フローリーアルファ値を有しかつC7〜C1
0の1−オレフィンの混合物を主に含有するように操作
される加熱触媒床上を通すか触媒床を通過させること特
徴とする請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 FTSにより形成される1−オレフィ
ン供給原料が少なくとも2.6重量%の1−デセンおよ
び少なくとも6重量%の1−ヘキセンを含有することを
特徴とする請求項1〜3のいずれか一つの項に記載の方
法。 - 【請求項5】 イオン液体触媒が主として室温より低
い温度で溶解する塩の混合物でありかつ(a)アルミニ
ウムあるいはガリウム化合物ならびにこれとと組み合わ
せるアルキル基によりさらに置換され得る1種または2
種以上の(b)イミダソリウムハロゲン化物、ピリジニ
ウムハロゲン化物またはホスホニウムハロゲン化物から
選択されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一
つの項に記載の方法。 - 【請求項6】 イオン液体触媒中のアルミニウムある
いはガリウム化合物がトリ−ハロゲン化物、アルキルア
ルミニウム/ガリウム二ハロゲン化物またはジアルキル
アルミニウム/ガリウムハロゲン化物であることを特徴
とする請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 イオン液体触媒中の成分(b)が、ヒ
ドロカルビル置換イミダソリウムハロゲン化物、ヒドロ
カルビル置換ピリジニウムハロゲン化物、アルキレン置
換ピリジニウム二ハロゲン化物またはヒドロカルビル置
換ホスホニウムハロゲン化物の1種または2種以上から
選択されることを特徴とする請求項5または6記載の方
法。 - 【請求項8】 イオン液体触媒中の成分(b)が、塩
化1−メチル−3−エチルイミダゾリウム、塩化1−エ
チル−3−ブチルイミダゾリウム、塩化または臭化1−
メチル−3−ブチルイミダゾリウム、塩化1−メチル−
3−プロピルイミダゾリウム、塩化または臭化エチルピ
リジニウム、二塩化または二臭化エチレンピリジニウ
ム、塩化ブチルピリジニウムおよび臭化ベンジルピリジ
ニウムの1種または2種以上から選択されることを特徴
とする請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 イオン液体触媒が三元溶融物でありか
つさらにアンモニウム塩を含むことを特徴とする請求項
1〜8のいずれか一つの項に記載の方法。 - 【請求項10】 イオン液体触媒中の2つの成分
(a)および(b)の相対的比率が、これら2成分が反
応条件下で液体状態であり得るような比率であることを
特徴とする請求項5〜8のいずれか一つの項に記載の方
法。 - 【請求項11】 イオン液体触媒中のアルミニウム/
ガリウム化合物である成分(a)対成分(b)の相対的
モル比が、1:2〜3:1の範囲であるのが適当である
ことを特徴とする請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 成分(a)の分量が、全イオン液体
の50モル%より大であることを特徴とする請求項11
記載の方法。 - 【請求項13】 アルミニウムおよび/またはガリウ
ムハロゲン化物触媒成分対C6〜C10の1−オレフィ
ンのブレンドを含む供給原料中の1−オレフィンのモル
比が、1:1〜300:1の範囲であることを特徴とす
る請求項5〜12のいずれか一つの項に記載の方法。 - 【請求項14】 オリゴ重合化を30℃またはそれよ
り低いの温度で実施することを特徴とする請求項1〜1
3のいずれか一つの項に記載の方法。 - 【請求項15】 オリゴ重合化を、反応条件下におい
て不活である溶媒の存在下で実施することを特徴とする
請求項1〜14のいずれか一つの項に記載の方法。 - 【請求項16】 イオン液体触媒を、1−オレフィン
供給原料に連続攪拌しながら滴下方式で添加することを
特徴とする請求項1〜15のいずれか一つの項に記載の
方法。 - 【請求項17】 −60℃までの流動点および155
より大の粘度指数値を有する潤滑油であって、請求項1
〜16のいずれか一つの項に記載の方法で製造されたこ
とを特徴とする潤滑油。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GBGB9603754.4A GB9603754D0 (en) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | Lubricating oils |
GB9603754.4 | 1996-02-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09235568A true JPH09235568A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=10789216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9037693A Pending JPH09235568A (ja) | 1996-02-22 | 1997-02-21 | 潤滑油 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0791643A1 (ja) |
JP (1) | JPH09235568A (ja) |
AU (1) | AU1470797A (ja) |
CA (1) | CA2197958A1 (ja) |
GB (1) | GB9603754D0 (ja) |
NO (1) | NO970781L (ja) |
ZA (1) | ZA971378B (ja) |
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- 1997-02-19 CA CA002197958A patent/CA2197958A1/en not_active Abandoned
- 1997-02-20 NO NO970781A patent/NO970781L/no unknown
- 1997-02-21 JP JP9037693A patent/JPH09235568A/ja active Pending
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