JPH09241661A - 潤滑油 - Google Patents

潤滑油

Info

Publication number
JPH09241661A
JPH09241661A JP9037694A JP3769497A JPH09241661A JP H09241661 A JPH09241661 A JP H09241661A JP 9037694 A JP9037694 A JP 9037694A JP 3769497 A JP3769497 A JP 3769497A JP H09241661 A JPH09241661 A JP H09241661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
olefin
producing
catalyst
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9037694A
Other languages
English (en)
Inventor
Martin Philip Atkins
フィリップ アトキンズ マーティン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BP Chemicals Ltd
Original Assignee
BP Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BP Chemicals Ltd filed Critical BP Chemicals Ltd
Publication of JPH09241661A publication Critical patent/JPH09241661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G50/00Production of liquid hydrocarbon mixtures from lower carbon number hydrocarbons, e.g. by oligomerisation
    • C10G50/02Production of liquid hydrocarbon mixtures from lower carbon number hydrocarbons, e.g. by oligomerisation of hydrocarbon oils for lubricating purposes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G2400/00Products obtained by processes covered by groups C10G9/00 - C10G69/14
    • C10G2400/10Lubricating oil

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 C7〜C9オレフィンを含むがヘキセンを実
質的に含まない市場で入手し得るオレフィン供給原料を
オリゴ重合してヘキセンを含む供給原料から誘導された
オリゴマーの性質を満足し得るオリゴマーに関する。 【解決手段】 (a)オレフィン供給原料をハロゲン化
アルキルアルミニウムおよびハロゲン化アルキルからな
るオリゴ重合触媒の存在下でオリゴ重合して潤滑油を形
成し、(b)この潤滑油とオリゴ重合触媒を分離し、
(c)潤滑油を水素の存在下で随意に接触水素化してそ
の酸化安定性を改善し、(d)このようにして工程
(b)または(c)で形成した潤滑油を取り出して少な
くとも120の粘度指数および−45℃またはこれより
低い流動点を有する潤滑油を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともヘプテ
ンを含有する混合供給原料から潤滑油を製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】1-オレフィンをオリゴ重合して高分子量
の炭化水素にし、次いでこのようにして形成されたオリ
ゴマーを水素化または異性化して潤滑油を製造すること
は良く知られている(例えば米国特許第3763244
号明細書参照)。これらの場合の大部分では、始めにエ
チレンから1-オレフィンを誘導する(いわゆる「エチレ
ン鎖成長置換」法による)が、これはこのような1-オレ
フィンの給源としては比較的高価である。更に、潤滑油
は比較的純粋な1-オレフィンのオリゴ重合により製造さ
れてきた(米国特許USA 第3780128号及び欧州特
許EPA 第0468109号明細書参照)。この最後の文
献にも、一旦オリゴマーを製造し、例えば粘度指数及び
流動点等の所望の特性の潤滑油を製造するために、水素
化または異性化工程の前または後のいずれかに種々の1-
オレフィンのオリゴマーをブレンド出来ることが開示さ
れている。同様に、米国特許USA 第4041098号明
細書には、ハロゲン化アルキルアルミニウム及び例えば
tert- ブチルクロリドのようなハロゲン化アルキルを含
有する触媒を用いて1-オレフィンをオリゴ重合して、潤
滑油を形成する方法が記載されている。例えば1-ヘキセ
ンまたは1-デセン等の市販の1-オレフィンのような従来
の供給原料の使用では、所望の粘度指数の潤滑油を得る
ことができない。例えば、ほぼ純粋な1-デセンのような
オレフィンを含む供給原料で、比較的高い粘度指数を有
する潤滑油を得ることができるが、これらの生成物は、
もっぱらデセンのオリゴマーに期待されるような10の
倍数の単位から成り、30、40、50、60及び70
個の炭素原子を有する不連続な単位が優勢である。この
ようなブレンドは、若干の目的に適するが、理想的な合
成潤滑剤ではなく、この理由は、合成潤滑剤ブレンドに
おける成分の分子量分布が、分散指数即ち標準偏差曲線
の点で鉱油のものに似ている、生成物の混合物の成分の
連続性および漸進的ブレンドがあることが望ましいから
である。上記の10の不連続倍数から生成物の分子量分
布は標準偏差曲線に似ていなく、従って密接に関連する
オリゴマーの連続性および漸進的ブレンドの欠けたこと
により特性の一貫性に欠けている。即ち、ブレンドは、
密接に関連し/釣り合ったオリゴマ−の連続性および漸
進的ブレンドが欠けていることにより特性の一貫性に欠
けている。更に、比較的純粋な単一オレフィンの使用は
比較的費用がかかる。またフィッシャートロプシュ合成
からのオレフィン生成物をオリゴ重合し、次いでオリゴ
マーを水素化または異性化して潤滑油を形成することも
知られている(例えばパーガモンプレスにより出版され
た、モノオレフィンズ、ケミストリー アンドテクノロ
ジー第900及び1089頁(1968)のエフ アシ
ンガーの論文参照)。然しオリゴ重合工程に対する給源
物質としてフィッシャートロプシュ生成物を使用するこ
とに関するこれ等の文献には、所望オリゴマーを得るの
に必要な混合生成物またはオリゴ重合工程に適する触媒
は開示されていない。本出願人による公開された欧州特
許EPA 第0583072号において、C5〜C18のオレ
フィン混合物を含むが少なくとも6重量%の1-ヘキセン
と少なくとも2.6重量%の1-デセンを含む、オレフィ
ン供給原料を接触オリゴ重合して潤滑油を製造する方法
を記載し、請求した。然し、1-ヘキセンは、貴重なモノ
マで、これは例えば高品位のポリオレフィン、特にポリ
エチレンを製造する際のコモノマとして高い経済的価値
のある用途を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、第一に、成分の正しいブレンドを用いて生成物を形
成する基準を満足するが、また比較的安価でかつ市場で
入手し得る原料から生成することができる供給原料を調
べることである。このような供給原料の一つは、容易に
入手し得るフィッシャートロプシュ合成からのオレフィ
ン混合物である。然し供給原料だけの選択はこの目的を
達成するのには不十分であり、これは、オリゴマーの正
しいブレンドを生成するオリゴ重合条件および触媒系を
決定することが必要であるからである。
【0004】さて、C7〜C9オレフィンを含むがヘキ
センを実質的に含まない市場で入手し得るオレフィン供
給原料をオリゴ重合してヘキセンを含む供給原料から誘
導されたオリゴマーの性質に匹敵し得るオリゴマーが得
られることを見出した。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って本発明は、(a)
オレフィン供給原料をハロゲン化アルキルアルミニウム
及びハロゲン化アルキルから成るオリゴ重合触媒の存在
下でオリゴ重合して潤滑油を形成し、(b)潤滑油とオ
リゴ重合触媒を分離し、(c)任意に潤滑油を水素の存
在下で接触水素化して潤滑油の酸化安定性を改善し、
(d)このようにして工程(b)または(c)において
形成された潤滑油を取り出して少なくとも120の粘度
指数及び−45℃以下の流動点を有する潤滑油を製造す
るに当たり、(i)オレフィン供給原料がヘキセンをほ
とんど含まず、7〜9個の炭素原子を有するオレフィン
の混合物から成り、混合物中のヘプテンの分量がここで
規定するように少なくとも30重量%であり、(ii)オ
リゴ重合触媒におけるハロゲン化アルキル対ハロゲン化
アルキルアルミニウムのモル比が1.0:1〜20:1
の範囲にあり、かつ(iii )オリゴ重合反応を50℃以
下の温度で行うことを特徴とする潤滑油の製造方法に関
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】オレフィン供給原料は、ヘキセン
を実質的に含有せず、即ち供給原料は、2重量%より多
くのヘキセンを含有せず、1重量%より少ないのが適当
であり、0.5重量%より少ないのが好ましく、7〜9
個の炭素原子を有するオレフィンの混合物を含む。この
混合物において、ヘプテンの分量は少なくとも30重量
%で、更にオクテンおよび/またはノネンを含有するこ
とができる。オレフィン供給原料は、混合物中のヘプテ
ンの分量が上記混合物中のヘプテン、オクテンおよびノ
ネンの全体の少なくとも30重量%である場合には、ヘ
プテン以外に、オクテンおよび/またはノネン、他のオ
レフィン、例えばブテン、ペンテン、デセン、またはこ
れより高級のオレフィン、好ましくは1-デセンを含有す
ることができる。このような混合物中のヘプテンの分量
は、40〜75重量%が好ましく、更に45〜70重量
%が好ましい。一般に使用されるオレフィン供給原料中
のオレフィン、特にヘプテン、オクテンおよびノネンは
1-オレフィンであるのが好ましい。このような供給原料
の特に好ましい例は、C7、C8及びC9の1-オレフィ
ンがそれぞれの1-オレフィンの重量%による比で40〜
45:30〜35:20〜25の範囲である混合物から
成るオレフィン供給原料が得られるような方法で操作さ
れるフィッシャートロプシュ合成により形成されるオレ
フィン流である。例えば、パーガモン プレスにより出
版された「モノオレフィンズ ケミストリーアンド テ
クノロジー」の第1089頁(1968)にエフ アシ
ンガーにより記載された、FTSにより誘導されたガソ
ール(Gasol )は、約50%の2-ブテンを含有し、塩化
アルミニウムを用いた重合では不十分な潤滑性物質が得
られると言われていることは知られている。従って特定
されないFTSの特定されない混合生成物はすべて本発
明の方法の供給原料として適当であると考えられない。
【0007】通常フィッシャートロプシュ合成(以下
「FTS」と言う)においては、一酸化炭素と水素の混
合物を、加熱した触媒床上または触媒中を通過させて広
範囲の炭化水素を形成する。反応体混合物の水素量が大
である場合には、反応生成物は主としてパラフィン系炭
化水素を含有する。然し、反応混合物中の水素の割合が
少ない場合には、反応生成物はおもにオレフィン系炭化
水素を含む。然し、FTSの反応生成物が主としてオレ
フィンである場合においても、FTSの反応条件を制御
してヘプテン、オクテンおよび/またはノネンの所望の
混合物を得ることが好ましい。
【0008】使用されるオリゴ重合触媒は、ハロゲン化
アルキルアルミニウムとハロゲン化アルキルの組合せで
ある。即ち、ハロゲン化アルキルアルミニウムは次の一
般式 RnAlX3-n (式中のRはC1〜C4の第一、第二または第三アルキ
ル基、好ましくはハロゲン化アルキルアルミニウム(以
下「AAH」という)、Xはハロゲン原子で、塩素原
子、臭素原子又はヨウ素原子であってよく、好ましくは
塩素原子、nは1〜3の整数、好ましくは1〜2の整数
を示す)で表されるのが適当である。
【0009】触媒のハロゲン化アルキル成分は、次式 RX (式中のRおよびXは前記したものと同じものを示す)
で表わされるのが適当で、好ましくは第三アルキル群、
例えばtert- ブチルクロリド(以下「TBC」と言う)
である。AAHは二塩化エチルアルミニウム(以下「E
ADC」と言う)であるのが好ましい。オリゴ重合触媒
におけるハロゲン化アルキル対AAHの相対モル比は
1.0:1〜20:1、好ましくは2.5:1〜15:
1の範囲である。
【0010】選ばれる触媒2成分の正確な濃度は、粘度
のような最終潤滑油に望ましい特定の性質により決ま
る。
【0011】オリゴ重合は、50℃またはこれより低い
温度、適当には周囲温度、例えば15℃乃至50℃、好
ましくは約0〜30℃で実施する。
【0012】オリゴ重合は、反応条件下で不活性な溶
媒、好ましくはパラフィン系炭化水素、例えばヘキサン
の存在下で実施する。
【0013】最初所要量のTBCをオレフィン供給原料
の不活性溶媒溶液に添加し、この溶液の温度を反応温度
にするのが好ましい。しかる後、AAHの好ましくは同
じ不活性溶媒溶液を連続的にかきまぜながら、オレフィ
ン供給原料およびTBCの溶液に一定時間に亙り滴下す
る。EADC溶液の添加が完了し、更に時間を経過させ
た後、反応混合物を、例えばアンモニアの添加により中
和し、次いで洗浄し、濾過することが出来る。次いで有
機生成物を、例えば不活性溶媒を蒸発させることにより
不活性溶媒を含有しないようにすることができる。所要
に応じて、上記工程は連続操作で実施することができ
る。
【0014】得られた残留物はオリゴマーである。この
オリゴマーは重要でかつ望ましい性質を有する潤滑剤で
あるが、僅かな割合のオレフィン群を含有する場合があ
る。
【0015】本発明の重要な観点は、適当な供給原料、
オリゴ重合触媒、およびオリゴ重合条件を選択すること
により、オリゴマーはオレフィン群が極めて少なく、こ
れにより、次の随意の水素化工程を殆ど必要としないこ
とが確保されることである。
【0016】水素化工程を使用する場合には、この工程
を適当に実施してオリゴマー中のすべてのオレフィン群
を確実に飽和させるようにするのが適当である。この効
果は、工程(b)において形成される潤滑油の酸化安定
度を改善することである。この場合の水素化工程は従来
の任意の水素化触媒、例えばラネーニッケルまたはメン
デレェフの周期律表による他の第VII 族または第VIII族
金属を用いることにより実施することができる。この工
程は水素の存在下で実施する。この工程の反応圧力(水
素の分圧を含む)は20〜1000KPa、好ましくは
350〜750KPaの範囲が適当である。水素化は0
〜350℃の範囲の温度で実施するのが適当である。
【0017】水素化生成物は、よく知られた技術、例え
ば蒸留により触媒及びあらゆる副生成物から分離する。
【0018】本発明の水素化生成物は、優れた潤滑剤で
あり、そのまま、または潤滑油における他の添加剤とブ
レンドするのに用いることができる。
【0019】この方法の生成物は−45℃以下の流動点
および120以上の粘度指数値を有することが出来る。
【0020】
【実施例】本発明を次の実施例により更に説明する。
【0021】実施例1:容器中で、1-ヘプテン(80
g、0.815モル)、1-オクテン(10g、0.08
9モル)、及び1-ノネン(10g、0.079モル)の
混合物をn-ヘプタン(181g)とブレンドした(1-オ
レフィンの総量100g、0.983モル)。得られた
1-オレフィンブレンドの溶液を、約1000rpmで攪
拌しながら+16℃に冷却した。このブレンドにtert-
ブチルクロリド(TBC開始剤、6g、0.065モ
ル)を添加した。
【0022】次いで二塩化エチルアルミニウム(EAD
C触媒、0.020モル)のヘキサン(アルドリッヒケ
ミカル社製)溶液(1M、20ml)を1-オレフィンブ
レンド/TBC溶液に15分間にわたり攪拌しながら滴
下した。反応温度はこの添加中に12℃上昇し、約28
℃になった。従って、この反応混合物の開始剤対触媒の
比は3.5であった。
【0023】EADCの添加を始めた後、オリゴ重合反
応を2時間行い、無水アンモニアガスを1〜2分間バブ
ルさせて触媒を失活することにより反応を終えた。アン
モニア添加後、100mlの水を添加することにより反
応混合物を洗浄し、洗浄した反応混合物を、真空下18
0℃で30分間回転蒸発させることにより溶媒および軽
い重合体と分離した。
【0024】蒸発した際残った物質は潤滑油で、1-オレ
フィンからの収率は75重量%に相当した。この潤滑油
は40℃で141.1cSt、100℃で16.37c
Stの動粘度、123の粘度指数および−48℃の流動
点を有した。
【0025】実施例2:上記実施例1と同様の方法で製
造した反応体溶液を用いて他の実施例を実施した。
【0026】100gのオレフィンブレンド(0.98
3モル)を含有する溶液を前記実施例1におけるように
かきまぜながら+16℃に冷却した。TBC開始剤の添
加量は9g(0.097モル)であった。実施例1で使
用したと同様の濃度のEADC溶液を1-オレフィンブレ
ンド/TBC溶液に滴下したが、この実施例における開
始剤対触媒の比は5.0であった。反応を進め、反応生
成物を前記実施例1と同様に仕上げた。生成した潤滑油
(収率68.1重量%)は次の特徴を有した:40℃に
おける動粘度が99.01cSt、100℃における動
粘度が12.50cStで;粘度指数が120であり、
この潤滑油は−48℃の流動点を有した。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)オレフィン供給原料をハロゲン化
    アルキルアルミニウム及びハロゲン化アルキルから成る
    オリゴ重合触媒の存在下でオリゴ重合して潤滑油を形成
    し、(b)潤滑油とオリゴ重合触媒を分離し、(c)任
    意に潤滑油を水素の存在下で接触水素化して潤滑油の酸
    化安定性を改善し、(d)このようにして工程(b)ま
    たは(c)において形成された潤滑油を取り出して少な
    くとも120の粘度指数及び−45℃以下の流動点を有
    する潤滑油を製造するに当たり、(i)オレフィン供給
    原料がヘキセンをほとんど含まず、7〜9個の炭素原子
    を有するオレフィンの混合物から成り、混合物中のヘプ
    テンの分量がここで規定するように少なくとも30重量
    %であり、(ii)オリゴ重合触媒におけるハロゲン化ア
    ルキル対ハロゲン化アルキルアルミニウムのモル比が
    1.0:1〜20:1の範囲にあり、かつ(iii )オリ
    ゴ重合反応を50℃以下の温度で行うことを特徴とする
    潤滑油の製造方法。
  2. 【請求項2】 オレフィン供給原料がヘキセンを2重量
    %より多く含有せず、ヘプテン含有量が40〜75重量
    %の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の潤滑
    油の製造方法。
  3. 【請求項3】 オレフィン供給原料中のオレフィンが1-
    オレフィンであることを特徴とする請求項1または2記
    載の潤滑油の製造方法。
  4. 【請求項4】 オレフィン供給原料は、C7、C8及び
    C9の1-オレフィンがそれぞれの1-オレフィンの重量%
    による比で40〜45:30〜35:20〜25の範囲
    である混合物から成るオレフィン供給原料が得られるよ
    うな方法で操作されるフィッシャートロプシュ合成によ
    り形成されるオレフィン流であることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか一つの項に記載の潤滑油の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 ハロゲン化アルキルアルミニウムが次の
    一般式 RnAlX3-n (式中のRはC1〜C4の第一、第二又は第三アルキル
    基、Xはハロゲン原子で、塩素原子、臭素原子又はヨウ
    素原子であってよく、好ましくは塩素原子、nは1〜3
    の整数を示す)で表されることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つの項に記載の潤滑油の製造方法。
  6. 【請求項6】 ハロゲン化アルキルアルミニウムが二塩
    化エチルアルミニウムであることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか一つの項に記載の潤滑油の製造方法。
  7. 【請求項7】 触媒中のハロゲン化アルキルが次の式 RX (式中のRはC1〜C4の第一、第二又は第三アルキル
    基、Xは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子とすること
    が出来るハロゲン原子を示す)で表されることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか一つの項に記載の潤滑油の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 ハロゲン化アルキルがtert- ブチルクロ
    リド(以後「TBC」と称する)であることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれか一つの項に記載の潤滑油の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 オリゴ重合触媒のハロゲン化アルキル対
    ハロゲン化アルキルアルミニウムの相対モル比が2.
    5:1〜15:1の範囲にあることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか一つの項に記載の潤滑油の製造方法。
  10. 【請求項10】 オリゴ重合を15℃〜50℃の温度で
    実施することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つ
    の項に記載の潤滑油の製造方法。
  11. 【請求項11】 オリゴ重合を反応条件下で不活性な溶
    媒の存在下で実施することを特徴とする請求項1〜10
    のいずれか一つの項に記載の潤滑油の製造方法。
  12. 【請求項12】 水素化工程を用いる場合にはこの工程
    をラネーニッケル又は他のメンデレェフに基づく周期律
    表の第VII 族又は第VIII族金属から選択された水素化触
    媒を用いて実施することを特徴とする請求項1〜11の
    いずれか1項記載の潤滑油の製造方法。
  13. 【請求項13】 水素化工程を、水素の存在下で20〜
    1000KPaの範囲の反応圧力(水素分圧を含む)、
    および0〜350℃の範囲の温度で実施することを特徴
    とする請求項12記載の潤滑油の製造方法。
JP9037694A 1996-02-22 1997-02-21 潤滑油 Pending JPH09241661A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9603753.6A GB9603753D0 (en) 1996-02-22 1996-02-22 Lubricating oils
GB9603753.6 1996-02-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09241661A true JPH09241661A (ja) 1997-09-16

Family

ID=10789215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9037694A Pending JPH09241661A (ja) 1996-02-22 1997-02-21 潤滑油

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0791644A1 (ja)
JP (1) JPH09241661A (ja)
AU (1) AU1470897A (ja)
CA (1) CA2198073A1 (ja)
GB (1) GB9603753D0 (ja)
ID (1) ID16027A (ja)
NO (1) NO970780L (ja)
ZA (1) ZA971376B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149911A (ja) * 2009-04-02 2009-07-09 Idemitsu Kosan Co Ltd α−オレフィン重合体の製造方法及び潤滑油

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8440872B2 (en) 2007-10-05 2013-05-14 Exxonmobil Research And Engineering Company Process for preparing poly alpha olefins and lubricant basestocks from Fischer-Tropsch liquids

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3780128A (en) 1971-11-03 1973-12-18 Ethyl Corp Synthetic lubricants by oligomerization and hydrogenation
US3763244A (en) 1971-11-03 1973-10-02 Ethyl Corp Process for producing a c6-c16 normal alpha-olefin oligomer having a pour point below about- f.
US4041098A (en) 1975-07-01 1977-08-09 Uniroyal, Inc. Method for the oligomerization of alpha-olefins
US4434308A (en) * 1982-04-28 1984-02-28 Texaco Inc. Manufacture of synthetic lubricant additives from internal olefins using boron trifluoride catalysis
US4510342A (en) * 1982-12-29 1985-04-09 The Standard Oil Company High viscosity index synthetic oils and synthesis thereof
EP0468109B2 (en) 1990-07-24 2001-06-27 Ethyl Petroleum Additives Limited Biodegradable lubricants and functional fluids
GB9216014D0 (en) 1992-07-28 1992-09-09 British Petroleum Co Plc Lubricating oils

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149911A (ja) * 2009-04-02 2009-07-09 Idemitsu Kosan Co Ltd α−オレフィン重合体の製造方法及び潤滑油

Also Published As

Publication number Publication date
GB9603753D0 (en) 1996-04-24
ID16027A (id) 1997-08-28
CA2198073A1 (en) 1997-08-22
EP0791644A1 (en) 1997-08-27
AU1470897A (en) 1997-08-28
NO970780D0 (no) 1997-02-20
NO970780L (no) 1997-08-25
ZA971376B (en) 1998-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0583072B1 (en) Production of lubricating oils
JPH09235568A (ja) 潤滑油
JP2000516665A (ja) エチレン−α−オレフィン重合体、製法および使用法
US5136118A (en) High VI synthetic lubricants from cracked refined wax
US5026948A (en) Disproportionation of alpha-olefin dimer to liquid lubricant basestock
MXPA04008003A (es) Polialfaolefinas de alta viscosidad preparadas con un catalizador liquido ionico.
US4300006A (en) Synthetic lube oil production
JPH07501044A (ja) イソブチレン重合のためのbf↓3・第三エーテレート錯体
CN110709431B (zh) 茂金属催化的聚α-烯烃
CA1128965A (fr) Reactions de polymerisation en presence d'un catalyseur contenant de l'oxyde d'aluminium, de l'oxyde de bore et un halogene
JPH09241661A (ja) 潤滑油
US3884988A (en) Production of synthetic lubricants from alpha-olefins through a ternary catalytic system
CA2116070A1 (en) Oligomerisation process
US3907924A (en) Method of producing synthetic lubricating oil
AU629618B2 (en) Novel synthetic lube composition and process
JP2019523333A (ja) 不飽和ポリアルファオレフィン材料
JP2732346B2 (ja) プロピレン系低重合体の製造方法
US5922636A (en) Catalyst for oligomerization of alpha-olefins
CN112725055B (zh) 一种低碳烯烃经聚合直接合成高性能中等粘度基础油的工艺方法
US5180863A (en) Conversion of alpha-olefin dimer to liquid lubricant basestock
CN1162005A (zh) 润滑油
Nelson et al. Synthetic lubricants: star-branched oligomers via metathesis/dimerization of 1-octene and or 1-decene
CN112725054B (zh) 一种低碳烯烃经聚合直接合成高性能高粘度基础油的工艺方法
CN112725028B (zh) 一种低碳烯烃经聚合直接合成高性能低粘度基础油的工艺方法
JP7378344B2 (ja) 高反応性ポリブテンの製造方法