JPH09235173A - 単結晶製造方法及びその装置 - Google Patents
単結晶製造方法及びその装置Info
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- JPH09235173A JPH09235173A JP7142796A JP7142796A JPH09235173A JP H09235173 A JPH09235173 A JP H09235173A JP 7142796 A JP7142796 A JP 7142796A JP 7142796 A JP7142796 A JP 7142796A JP H09235173 A JPH09235173 A JP H09235173A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CZ法による単結晶の引上げにおいて、単結
晶引上げ後の炉の冷却時間を短くして、炉の稼働率を上
げる。 【解決手段】 単結晶の引上げ後に、炉内に常温以下の
不活性な低温ガスG2を流通させる。低温ガスの生成方
法としては、例えば液化ガスを液注入ノズル11から注
入する。炉内が負圧のため、注入された液化ガスは急激
に断熱膨張して低温ガスG2となる。
晶引上げ後の炉の冷却時間を短くして、炉の稼働率を上
げる。 【解決手段】 単結晶の引上げ後に、炉内に常温以下の
不活性な低温ガスG2を流通させる。低温ガスの生成方
法としては、例えば液化ガスを液注入ノズル11から注
入する。炉内が負圧のため、注入された液化ガスは急激
に断熱膨張して低温ガスG2となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCZ法による単結晶
製造方法及びその装置に関する。
製造方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ディバイスの素材として用いられ
るシリコンウェーハは、CZ法により製造されたシリコ
ン単結晶から採取されることが多い。CZ法による単結
晶の製造では、周知の通り、炉内に配置された坩堝の中
で原料融液を生成し、ワイヤを用いて原料融液から単結
晶を引上げる。このとき、炉内には、掃気等のために真
空排気を行いながらAr等の不活性ガスが流通される。
炉内圧は通常20Torr程度である。
るシリコンウェーハは、CZ法により製造されたシリコ
ン単結晶から採取されることが多い。CZ法による単結
晶の製造では、周知の通り、炉内に配置された坩堝の中
で原料融液を生成し、ワイヤを用いて原料融液から単結
晶を引上げる。このとき、炉内には、掃気等のために真
空排気を行いながらAr等の不活性ガスが流通される。
炉内圧は通常20Torr程度である。
【0003】単結晶の引上げが終わると、ヒータをオフ
にし、炉の冷却を待って炉内を常圧に戻す。そして炉を
分解し、炉内の単結晶を取り出すと共に、炉内のホット
ゾーンを解体する。ホットゾーンは坩堝、坩堝の外側に
配置される円筒状のヒータ、ヒータの周囲および下方に
配置される断熱材等により構成される。
にし、炉の冷却を待って炉内を常圧に戻す。そして炉を
分解し、炉内の単結晶を取り出すと共に、炉内のホット
ゾーンを解体する。ホットゾーンは坩堝、坩堝の外側に
配置される円筒状のヒータ、ヒータの周囲および下方に
配置される断熱材等により構成される。
【0004】ホットゾーンの解体が終わると、その清
掃、交換等を行った後、再びホットゾーンを組み立て、
炉の組立、原料仕込み、真空引きを経て次の仕上げを行
う。
掃、交換等を行った後、再びホットゾーンを組み立て、
炉の組立、原料仕込み、真空引きを経て次の仕上げを行
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CZ法による単結晶製
造の操業サイクルは、上述したように引上げと、引上げ
以外の多くの工程とからなる。現状では引上げ時間の大
幅な短縮が困難であるから、引上げ以外の工程所要時間
を短縮することが操業効率の向上、すなわち炉の稼働率
向上に有効であると考えられる。
造の操業サイクルは、上述したように引上げと、引上げ
以外の多くの工程とからなる。現状では引上げ時間の大
幅な短縮が困難であるから、引上げ以外の工程所要時間
を短縮することが操業効率の向上、すなわち炉の稼働率
向上に有効であると考えられる。
【0006】引上げ以外の工程の中では、炉の冷却時間
の占める割合が大きい。炉の冷却時間は炉内を常圧に戻
したときに炉内のヒータ等のカーボン部材が空気中の酸
素と接しても劣化しない温度になるという条件から決め
られている。現在主流の6〜8インチ径の単結晶の製造
の場合でも、この冷却時間は4〜5時間に達し、引上げ
以外の工程所要時間の半分近くを占めるに至っている。
の占める割合が大きい。炉の冷却時間は炉内を常圧に戻
したときに炉内のヒータ等のカーボン部材が空気中の酸
素と接しても劣化しない温度になるという条件から決め
られている。現在主流の6〜8インチ径の単結晶の製造
の場合でも、この冷却時間は4〜5時間に達し、引上げ
以外の工程所要時間の半分近くを占めるに至っている。
【0007】炉の冷却期間は炉の休止期間に他ならな
い。そのため、この冷却期間は結果的に炉の稼働率を著
しく低下させる原因になる。単結晶の大径化の要求はと
どまるところがなく、12インチ以上の超大径単結晶の
製造も企画されている。その場合、炉内のホットゾーン
の熱容量は現在より格段に大きくなり、これに応じて冷
却時間も長くなるはずであるので、冷却時間の延長によ
る炉の稼働率低下が大きな問題になることが予想され
る。
い。そのため、この冷却期間は結果的に炉の稼働率を著
しく低下させる原因になる。単結晶の大径化の要求はと
どまるところがなく、12インチ以上の超大径単結晶の
製造も企画されている。その場合、炉内のホットゾーン
の熱容量は現在より格段に大きくなり、これに応じて冷
却時間も長くなるはずであるので、冷却時間の延長によ
る炉の稼働率低下が大きな問題になることが予想され
る。
【0008】すなわち、12インチ以上の超大径単結晶
の製造においては、引上げ技術の確立だけでなく、炉の
冷却時間の短縮も重要な課題となる。
の製造においては、引上げ技術の確立だけでなく、炉の
冷却時間の短縮も重要な課題となる。
【0009】本発明の目的は、炉引上げ後の炉の冷却時
間を短くして、炉の稼働率の向上を図る単結晶製造方法
及びその装置を提供することにある。
間を短くして、炉の稼働率の向上を図る単結晶製造方法
及びその装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の単結晶製造方法
は、炉内でCZ法により原料融液から単結晶を引上げる
単結晶製造方法において、単結晶の引上げ終了後に、常
温以下の不活性な低温ガスを炉内に流通させることを特
徴とする。
は、炉内でCZ法により原料融液から単結晶を引上げる
単結晶製造方法において、単結晶の引上げ終了後に、常
温以下の不活性な低温ガスを炉内に流通させることを特
徴とする。
【0011】また本発明の単結晶製造装置は、炉内でC
Z法により原料融液から単結晶を引上げる単結晶製造装
置において、常温以下の不活性な低温ガスを炉内に供給
するガス供給系を具備することを特徴とする。
Z法により原料融液から単結晶を引上げる単結晶製造装
置において、常温以下の不活性な低温ガスを炉内に供給
するガス供給系を具備することを特徴とする。
【0012】従来からも、炉の冷却期間においては炉内
冷却と不活性雰囲気の維持を目的として、引上げ期間か
ら引き続いて常温の不活性ガスが炉内に導入される。し
かし、この導入にもかかわらず、炉の冷却に要する時間
は前述した通り6〜8インチ径の場合で4〜5時間に及
ぶ。これは冷却中の炉内圧が20Torr程度と低く、ガス
流量が本質的に少ないことによる。
冷却と不活性雰囲気の維持を目的として、引上げ期間か
ら引き続いて常温の不活性ガスが炉内に導入される。し
かし、この導入にもかかわらず、炉の冷却に要する時間
は前述した通り6〜8インチ径の場合で4〜5時間に及
ぶ。これは冷却中の炉内圧が20Torr程度と低く、ガス
流量が本質的に少ないことによる。
【0013】本発明の単結晶製造方法及びその装置にお
いては、単結晶の引上げ終了後に、常温以下の不活性な
低温ガスを炉内に流通させることにより、ガス流量が制
限される状況下でも炉内のホットゾーンの冷却が促進さ
れるので、冷却時間の短縮が図られる。また、低温ガス
が不活性ガスであるので、冷却前のカーボン部材と接し
てもこれを劣化損傷させるおそれがない。
いては、単結晶の引上げ終了後に、常温以下の不活性な
低温ガスを炉内に流通させることにより、ガス流量が制
限される状況下でも炉内のホットゾーンの冷却が促進さ
れるので、冷却時間の短縮が図られる。また、低温ガス
が不活性ガスであるので、冷却前のカーボン部材と接し
てもこれを劣化損傷させるおそれがない。
【0014】低温ガスの種類としては、冷却促進の点か
ら熱容量の大きいものが望ましく、具体的にはAr,N
2 等を用いることができる。
ら熱容量の大きいものが望ましく、具体的にはAr,N
2 等を用いることができる。
【0015】低温ガスの温度および供給量については、
温度が低いほど又供給量が多いほど冷却時間を短縮する
効果が大きい。しかし、このガス供給は一方で炉内の高
温部材を熱衝撃により破損させる危険がある。この破損
にはガスと部材の温度差の他に、炉内圧が関係する。こ
のことから、ガス温度および供給量は数式1を満足する
ように選択することが望まれる。
温度が低いほど又供給量が多いほど冷却時間を短縮する
効果が大きい。しかし、このガス供給は一方で炉内の高
温部材を熱衝撃により破損させる危険がある。この破損
にはガスと部材の温度差の他に、炉内圧が関係する。こ
のことから、ガス温度および供給量は数式1を満足する
ように選択することが望まれる。
【0016】
【式1】500>ΔT×(P/P0 ) ΔT:温度差(℃) P :炉内圧(Torr) P0 :常圧(Torr)
【0017】すなわち、例えば温度差が1000℃のガ
スを供給する場合、常圧を760Torrとすると、炉内圧
が380Torrになるまで、供給量が許容されるというこ
とであり、また温度差が1500℃のガスを供給する場
合は、炉内圧を250Torrまでしか上げることができな
いという意味である。この観点から、温度差がある程度
小さくなるまでガス供給の開始を待つとか、温度差があ
る程度小さくなるまではガス供給量を徐々に多くすると
いった対策が、熱衝撃破損の防止に有効である。
スを供給する場合、常圧を760Torrとすると、炉内圧
が380Torrになるまで、供給量が許容されるというこ
とであり、また温度差が1500℃のガスを供給する場
合は、炉内圧を250Torrまでしか上げることができな
いという意味である。この観点から、温度差がある程度
小さくなるまでガス供給の開始を待つとか、温度差があ
る程度小さくなるまではガス供給量を徐々に多くすると
いった対策が、熱衝撃破損の防止に有効である。
【0018】なお、低温ガス供給時の炉内圧が50Torr
未満ではそのガスの絶対的な供給量が不足するので、こ
の炉内圧は50Torr以上が望ましい。
未満ではそのガスの絶対的な供給量が不足するので、こ
の炉内圧は50Torr以上が望ましい。
【0019】低温ガスの供給系については、冷凍機でガ
スを強制冷却して炉内に供給するものの他、液化ガスを
炉内に注入するものがある。炉内は減圧下であるので、
その炉内に注入された液化ガスは断熱膨張し、その温度
を低下させる。これは炉内が減圧下であることを利用し
た簡易な低温ガス供給系と言える。
スを強制冷却して炉内に供給するものの他、液化ガスを
炉内に注入するものがある。炉内は減圧下であるので、
その炉内に注入された液化ガスは断熱膨張し、その温度
を低下させる。これは炉内が減圧下であることを利用し
た簡易な低温ガス供給系と言える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の望ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を実施する
のに適した引上げ炉の構造を示す縦断面図である。
態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を実施する
のに適した引上げ炉の構造を示す縦断面図である。
【0021】本引上げ炉は、シリコン単結晶の製造に使
用されるものであって、チャンバーとして固定のボトム
チャンバー1、その上に載置される円筒状のメインチャ
ンバー2、メインチャンバー2の上面開口部を塞ぐ鍔状
のトップチャンバー3、及びトップチャンバー3の内縁
部上に載置される小径長尺のプルチャンバー4を具備す
る。
用されるものであって、チャンバーとして固定のボトム
チャンバー1、その上に載置される円筒状のメインチャ
ンバー2、メインチャンバー2の上面開口部を塞ぐ鍔状
のトップチャンバー3、及びトップチャンバー3の内縁
部上に載置される小径長尺のプルチャンバー4を具備す
る。
【0022】メインチャンバー2内には固形原料および
その原料を溶解して生成された原料融液を収容する坩堝
5が設置されている。坩堝5は内側の石英坩堝5aと黒
鉛からなる外側の支持坩堝5bとからなり、支持軸7の
上に設置されている。坩堝5の外側には現状のヒータ8
が配置され、その更に外側には断熱材9がメインチャン
バー2の内面に沿って配置されている。同様の断熱材は
ボトムチャンバー1内にも敷設されている。そしてボト
ムチャンバー1にはチャンバー内を真空排気するための
排気管10が取付けられている。
その原料を溶解して生成された原料融液を収容する坩堝
5が設置されている。坩堝5は内側の石英坩堝5aと黒
鉛からなる外側の支持坩堝5bとからなり、支持軸7の
上に設置されている。坩堝5の外側には現状のヒータ8
が配置され、その更に外側には断熱材9がメインチャン
バー2の内面に沿って配置されている。同様の断熱材は
ボトムチャンバー1内にも敷設されている。そしてボト
ムチャンバー1にはチャンバー内を真空排気するための
排気管10が取付けられている。
【0023】一方、トップチャンバー3には、メインチ
ャンバー2内に液化Arを注入するために複数の液注入
ノズル11が取付けられている。複数の液注入ノズル1
1は、トップチャンバー3の開口部周囲に周方向に間隔
をあけて配置されている。個々の液注入ノズル11は下
方を向き、チャンバー外に設けた図示されない流量制御
器を介して液化Ar源と接続されている。
ャンバー2内に液化Arを注入するために複数の液注入
ノズル11が取付けられている。複数の液注入ノズル1
1は、トップチャンバー3の開口部周囲に周方向に間隔
をあけて配置されている。個々の液注入ノズル11は下
方を向き、チャンバー外に設けた図示されない流量制御
器を介して液化Ar源と接続されている。
【0024】シリコン単結晶の引上げにおいては、プル
チャンバー4からメインチャンバー2内にAr等からる
常温の掃気用不活性ガスG1を導入しつつ、チャンバー
内を所定の負圧に維持した状態で、坩堝5内に原料融液
12を生成する。プルチャンバー4を通ってメインチャ
ンバー2内にワイヤを垂下し、その下端のシードチャッ
クに装着された種結晶を原料融液に浸ける。この状態か
らワイヤを回転させながら引上げることにより、種結晶
の下方に単結晶を育成する。
チャンバー4からメインチャンバー2内にAr等からる
常温の掃気用不活性ガスG1を導入しつつ、チャンバー
内を所定の負圧に維持した状態で、坩堝5内に原料融液
12を生成する。プルチャンバー4を通ってメインチャ
ンバー2内にワイヤを垂下し、その下端のシードチャッ
クに装着された種結晶を原料融液に浸ける。この状態か
らワイヤを回転させながら引上げることにより、種結晶
の下方に単結晶を育成する。
【0025】単結晶の育成が終わると、ヒータ8をオフ
にし、その単結晶をプルチャンバー4内に完全に引込
む。プルチャンバー4の下端部に設けたゲートバルブを
閉じ、プルチャンバー4内の単結晶をメインチャンバー
2内から隔離する。これと同時に、バルブ操作を行って
掃気用の不活性ガスを、プルチャンバー4を経由せずに
メインチャンバー2内に直接導入し、この状態で炉の冷
却を待つ。
にし、その単結晶をプルチャンバー4内に完全に引込
む。プルチャンバー4の下端部に設けたゲートバルブを
閉じ、プルチャンバー4内の単結晶をメインチャンバー
2内から隔離する。これと同時に、バルブ操作を行って
掃気用の不活性ガスを、プルチャンバー4を経由せずに
メインチャンバー2内に直接導入し、この状態で炉の冷
却を待つ。
【0026】炉の冷却が始まると、複数の液注入ノズル
11からメインチャンバー2内に液化Arを注入する。
チャンバー内が負圧のため、注入された液化Arは急激
に断熱膨張し、瞬時に低温のArガスG2となる。液化
Arの注入によりメインチャンバー2内の圧力は上昇す
る。真空排気能力を上げず、その圧力が50Torr以上の
一定値(例えば100Torr)を維持するように、液化A
rの注入を続ける。これにより、メインチャンバー2内
には十分な量の低温ArガスG2が流通し続け、ホット
ゾーン等の冷却が促進されるので、冷却時間が短縮され
る。
11からメインチャンバー2内に液化Arを注入する。
チャンバー内が負圧のため、注入された液化Arは急激
に断熱膨張し、瞬時に低温のArガスG2となる。液化
Arの注入によりメインチャンバー2内の圧力は上昇す
る。真空排気能力を上げず、その圧力が50Torr以上の
一定値(例えば100Torr)を維持するように、液化A
rの注入を続ける。これにより、メインチャンバー2内
には十分な量の低温ArガスG2が流通し続け、ホット
ゾーン等の冷却が促進されるので、冷却時間が短縮され
る。
【0027】炉の冷却開始と同時に液化Arの定量注入
を始めると、ヒータ等が熱衝撃により破損する場合があ
る。その場合は、ヒータ等の温度がある程度低下するの
を待って、液化Arの注入を開始する。
を始めると、ヒータ等が熱衝撃により破損する場合があ
る。その場合は、ヒータ等の温度がある程度低下するの
を待って、液化Arの注入を開始する。
【0028】従来5hrを要していた炉の冷却におい
て、ヒータの温度が約1300℃になるのを待って液化
Arの定量供給(炉内圧で100Torr)を開始したとこ
ろ、冷却時間は4hrに短縮された。冷却開始と同時に
液化Arの微量注入を行い、ヒータの温度が約1300
℃になるまでは注入量を徐々に増加させ、その後、定量
注入を行った。この方法により、冷却時間は3.5hrに
まで短縮された。
て、ヒータの温度が約1300℃になるのを待って液化
Arの定量供給(炉内圧で100Torr)を開始したとこ
ろ、冷却時間は4hrに短縮された。冷却開始と同時に
液化Arの微量注入を行い、ヒータの温度が約1300
℃になるまでは注入量を徐々に増加させ、その後、定量
注入を行った。この方法により、冷却時間は3.5hrに
まで短縮された。
【0029】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明の単結晶製
造方法及び装置は、引上げ以外の工程のなかでも長時間
を占める炉の冷却の所要時間短縮を図り、これにより炉
の稼働率を高めることができる。単結晶の更なる大径化
に伴って冷却時間の大幅な増大が予測されるが、本発明
の方法及び装置はその冷却時間の短縮により、単結晶の
大径化にも貢献するものである。
造方法及び装置は、引上げ以外の工程のなかでも長時間
を占める炉の冷却の所要時間短縮を図り、これにより炉
の稼働率を高めることができる。単結晶の更なる大径化
に伴って冷却時間の大幅な増大が予測されるが、本発明
の方法及び装置はその冷却時間の短縮により、単結晶の
大径化にも貢献するものである。
【図1】本発明を実施するのに適した引上げ炉の構造を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
1 ボトムチャンバー 2 メインチャンバー 3 トップチャンバー 4 プルチャンバー 5 坩堝 8 ヒータ 10 排気管 11 液注入ノズル G1 掃気用ガス G2 冷却用の低温ガス
Claims (2)
- 【請求項1】 炉内でCZ法により原料融液から単結晶
を引上げる単結晶製造方法において、単結晶の引上げ終
了後に、常温以下の不活性な低温ガスを炉内に流通させ
ることを特徴とする単結晶製造方法。 - 【請求項2】 炉内でCZ法により原料融液から単結晶
を引上げる単結晶製造装置において、常温以下の不活性
な低温ガスを炉内に供給するガス供給系を具備すること
を特徴とする単結晶製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8071427A JP3008846B2 (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 単結晶製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8071427A JP3008846B2 (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 単結晶製造方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09235173A true JPH09235173A (ja) | 1997-09-09 |
JP3008846B2 JP3008846B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=13460212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8071427A Expired - Fee Related JP3008846B2 (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 単結晶製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3008846B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009141963A1 (ja) * | 2008-05-20 | 2009-11-26 | 信越半導体株式会社 | 単結晶製造装置 |
KR101005988B1 (ko) * | 2008-12-22 | 2011-01-05 | 주식회사 실트론 | 실리콘 단결정 잉곳 제조장치의 냉각 모듈 및 냉각 방법 |
DE112009000526T5 (de) | 2008-03-24 | 2011-02-17 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Einkristallherstellungsvorrichtung und Verfahren zur Herstellung eines Einkristalls |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP8071427A patent/JP3008846B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112009000526T5 (de) | 2008-03-24 | 2011-02-17 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Einkristallherstellungsvorrichtung und Verfahren zur Herstellung eines Einkristalls |
US8741059B2 (en) | 2008-03-24 | 2014-06-03 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Single-crystal manufacturing apparatus and method for manufacturing single crystal |
DE112009000526B4 (de) * | 2008-03-24 | 2017-02-09 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Einkristallherstellungsvorrichtung und Verfahren zur Herstellung eines Einkristalls |
WO2009141963A1 (ja) * | 2008-05-20 | 2009-11-26 | 信越半導体株式会社 | 単結晶製造装置 |
DE112009001202T5 (de) | 2008-05-20 | 2011-06-22 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Einkristallherstellungsvorrichtung |
JP5152328B2 (ja) * | 2008-05-20 | 2013-02-27 | 信越半導体株式会社 | 単結晶製造装置 |
US8821636B2 (en) | 2008-05-20 | 2014-09-02 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Single-crystal manufacturing apparatus |
KR101005988B1 (ko) * | 2008-12-22 | 2011-01-05 | 주식회사 실트론 | 실리콘 단결정 잉곳 제조장치의 냉각 모듈 및 냉각 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3008846B2 (ja) | 2000-02-14 |
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