JPH09234854A - 耳紙貼着装置 - Google Patents

耳紙貼着装置

Info

Publication number
JPH09234854A
JPH09234854A JP8041338A JP4133896A JPH09234854A JP H09234854 A JPH09234854 A JP H09234854A JP 8041338 A JP8041338 A JP 8041338A JP 4133896 A JP4133896 A JP 4133896A JP H09234854 A JPH09234854 A JP H09234854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
ear
selvage
sticking
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8041338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3287751B2 (ja
Inventor
Shozo Sano
省三 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneda Kikai Seisakusho KK
Original Assignee
Kaneda Kikai Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneda Kikai Seisakusho KK filed Critical Kaneda Kikai Seisakusho KK
Priority to JP04133896A priority Critical patent/JP3287751B2/ja
Publication of JPH09234854A publication Critical patent/JPH09234854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3287751B2 publication Critical patent/JP3287751B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取紙の先端部側端に耳紙を自動的に貼着
できるようにする。 【解決手段】 巻取紙Pを回転自在に支持する吊上げア
ーム17若しくは巻取紙Pの先端部を支持載置するテー
ブル5の上方位置に所定の方向へ移動可能に配設された
支持台10と、支持台10に設けられ、裏面側に粘着層
26cを有する短冊状の耳紙26bを一枚宛供給する耳
紙供給機構11と、支持台10に設けられ、耳紙供給機
構11から供給された耳紙26bを保持してこれを巻取
紙Pの先端部側端に突出状態で貼着する耳紙保持貼着機
構12とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新聞等の印刷用巻
取紙に紙継ぎ用の前処理を施す自動紙継ぎ用前処理装置
に配設され、所定の形状に加工された巻取紙の先端部側
端に耳紙を突出状態で貼着できるようにした耳紙貼着装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷用輪転機の給紙部に搬入さ
れて来る新聞等の印刷用巻取紙には、輪転機の給紙部に
於いて巻取紙の自動紙継ぎを行えるように、予め紙継ぎ
用前処理が施されている。
【0003】この紙継ぎ用前処理は、図36に示す如
く、巻取紙Pの不良表層紙を切断除去した後、該巻取紙
Pの先端部を略V字状に切断加工し、先端部表面に両面
粘着テープを貼着して紙継ぎ用粘着層tを形成すると共
に、該先端部をタブTにより巻取紙Pの外表面へ止着す
るようにしたものである。又、紙継ぎ用前処理が施され
た巻取紙Pの先端部両側端には、巻取紙Pの紙継ぎ部分
を検出する為の短冊状の耳紙p(赤紙)が側方へ突出す
る状態で貼着されている。
【0004】一方、近年、巻取紙の紙継ぎ用前処理は、
人件費の削減や作業能率の向上等を図る為に自動化され
て居り、特公平7−94296号公報等に開示された自
動紙継ぎ用前処理装置によって行われている。
【0005】即ち、自動紙継ぎ用前処理装置は、巻取紙
を正逆回転自在且つ昇降自在に支持する巻取紙支持装置
と、巻取紙の先端部を支持載置するテーブルと、テーブ
ルに載置された巻取紙の先端部を略V字状に切断加工す
ると共に、該先端部表面に両面粘着テープを貼着して紙
継ぎ用の粘着層を形成する主処理器と、巻取紙の先端へ
タブを貼着するタブ貼着装置等から構成されて居り、テ
ーブル上への巻取紙先端部の繰り出し、巻取紙先端部の
切断加工、巻取紙先端部への粘着層の形成、巻取紙先端
へのタブの貼着等の各処理を自動的に行えるようになっ
ている。
【0006】而して、紙継ぎ用前処理済みの巻取紙は、
両面粘着テープ及びタブの表面側保護紙を剥離して粘着
層を露出させた後、図37に示す如く、輪転機80の給
紙部に配設した巻取紙支持装置81(三叉アーム)に装
着され、回転駆動装置82により輪転機80へ一定速度
で繰り出されている使用中の巻取紙P′と同じ周速度で
回転せしめられる。そして、使用中の巻取紙P′の残量
が少なくなると、使用中の巻取紙P′の終端部が押圧装
置83により新しい巻取紙Pの始端部に押し付けられ
る。これにより、使用中の巻取紙P′の終端部と新しい
巻取紙Pの始端部とが紙継ぎ用粘着層tやタブTの粘着
層により貼着接続されると共に、タブTが切断される。
その結果、新しい巻取紙Pの始端部は、巻取紙Pの外表
面から外れ、輪転機80へ連続的に供給されて行く。
【0007】又、輪転機80へ供給された巻取紙Pは、
輪転機80により印刷された後、輪転機80の折り機か
ら新聞となって連続的に排出されて来る。これらの新聞
は、キャリア装置(図示省略)によりカウンタースタッ
カー等を備えた発送処理場へ連続的に搬送され行く。こ
のとき、巻取紙Pの紙継ぎ部分に相当する新聞は、不良
品となる為にキャリア装置の途中に設けた自動排紙装置
(図示省略)により所定部数(通常20〜25部)だけ
自動的に排紙されている。この自動排紙装置は、キャリ
ア装置や折り機に設けた検出ヘッド(無接点検出スイッ
チ)が巻取紙Pの紙継ぎ部分に貼着した耳紙pを検知す
ると、自動的に作動して不良品の新聞を所定部数だけキ
ャリア装置外へ排出するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、巻取
紙Pの紙継ぎ用前処理は、上述した自動紙継ぎ用前処理
装置を用いて自動的に行っているが、耳紙pの方は、紙
継ぎ用前処理を施した後に作業員が巻取紙Pの先端部両
端に一々手で貼っているのが現状である。従って、完全
な自動化が図られて居らず、耳紙pの貼着に人手を要
し、人件費の高騰を招くと云う問題があった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
作されたものであり、その目的は巻取紙の先端部側端に
耳紙を自動的に貼着できるようにした耳紙貼着装置を提
供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1に記載の発明は、対向状に配置さ
れて巻取紙の幅方向へ移動自在で且つ俯仰自在な左右一
対の吊上げアームに設けられ、該吊上げアームに回転自
在に支持された紙継ぎ用前処理済の巻取紙の先端部側端
に、耳紙を外方へ突出する状態で貼着するようにした耳
紙貼着装置であって、該耳紙貼着装置を、吊上げアーム
に巻取紙の直径方向へ移動可能に設けられた支持台と、
支持台に設けられ、裏面側に粘着層を有する短冊状の耳
紙を一枚宛供給する耳紙供給機構と、支持台に設けら
れ、耳紙供給機構から供給された耳紙を保持してこれを
巻取紙の先端部側端に突出状態で貼着する耳紙保持貼着
機構とから構成したものである。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、テーブ
ル上に繰り出されて所定の形状に切断加工された巻取紙
の先端部側端に、耳紙を外方へ突出する状態で貼着する
ようにした耳紙貼着装置であって、該耳紙貼着装置を、
テーブルの上方位置に巻取紙の幅方向へ移動可能に配設
された支持台と、支持台に設けられ、裏面側に粘着層を
有する短冊状の耳紙を一枚宛供給する耳紙供給機構と、
支持台に設けられ、耳紙供給機構から供給された耳紙を
保持してこれを巻取紙の先端部側端に突出状態で貼着す
る耳紙保持貼着機構とから構成したものである。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、耳紙供
給機構を、支持台に回転自在に設けられ、ロール状に巻
かれた長尺状の台紙及び台紙の片面側に直列状態で且つ
着脱自在に貼着された粘着層を有する短冊状の耳紙とか
ら成る耳紙ロールを繰り出し可能に支持する耳紙供給リ
ールと、支持台に回転自在に設けられ、耳紙ロールの台
紙を巻き取る台紙巻取りリールと、支持台に設けられ、
耳紙供給リールから台紙巻取りリールへ巻き取られて行
く台紙の一部分を折り曲げてこれに貼着された耳紙を台
紙から剥離突出させる耳紙受け具と、支持台に設けら
れ、台紙を耳紙供給リール(9)から台紙巻取りリール
へ送り出す送り出し駆動機構とから構成したものであ
る。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、耳紙保
持貼着機構を、支持台に設けられた流体圧シリンダと、
流体圧シリンダのロッドに設けられ、耳紙供給機構から
供給された耳紙を吸着保持してこれを巻取紙の先端部側
端に外方へ突出する状態で貼着する真空吸着盤とから構
成したものである。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、耳紙保
持貼着機構が、支持台に回転自在且つ移動自在に設けら
れ、耳紙供給機構から供給された耳紙を吸着保持してこ
れを巻取紙の先端部側端に外方へ突出する状態で貼着す
るロータリー型の真空吸着盤を備えていることに特徴が
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1乃至図3は本発明の耳
紙貼着装置1を配設した自動紙継ぎ用前処理装置を示
し、当該自動紙継ぎ用前処理装置には、特公平7−94
296号公報に開示された構造のものが使用されてい
る。
【0016】即ち、前記自動紙継ぎ用前処理装置は、搬
送車2により搬送されて来た巻取紙Pを正逆回転自在且
つ昇降自在に支持する巻取紙支持装置3と、巻取紙支持
装置3に支持された巻取紙Pの解紙を行う解紙装置4
と、繰り出された巻取紙Pの先端部を支持載置するテー
ブル5と、テーブル5上に繰り出された巻取紙Pを略V
字状に切断加工するカッター機構及び略V字状に切断加
工された巻取紙Pの先端部表面に両面粘着テープを貼着
して紙継ぎ用の粘着層を形成する粘着層形成機構を備え
た一対の主処理器6と、巻取紙Pの先端へタブを貼着す
るタブ貼着装置7等から構成されている。
【0017】而して、この自動紙継ぎ用前処理装置は、
解紙装置4により巻取紙支持装置3に支持されている巻
取紙Pの解紙が行われると、巻取紙Pの先端部をテーブ
ル5上へ繰り出し、カッター機構によりテーブル5上に
繰り出された部分を略V字状に切断加工すると共に、粘
着層形成機構により切断端の表面に紙継ぎ用の粘着層を
形成し、同時に損紙処理装置8により巻取紙Pの汚損部
分の廃棄処理を行い、その後タブ貼着装置7により巻取
紙Pの先端部にタブを貼着し、最後に巻取紙Pの先端部
を巻き戻して該先端部をタブにより巻取紙Pの外表面へ
止着するようになっている。
【0018】尚、前記各装置(巻取紙支持装置3、解紙
装置4、主処理器6、タブ貼着装置7、損紙処理装置8
及び耳紙貼着装置1)は、何れもコンピュータ等の制御
装置9からの予め設定された信号に従って自動制御され
ている。
【0019】本発明の耳紙貼着装置1は、紙継ぎ用前処
理済の巻取紙Pの先端部側端に短冊状の耳紙26bを自
動的に貼着するものであり、巻取紙Pの先端部両側端に
耳紙26bを同時に貼着できるように、巻取紙支持装置
3の左右の吊上げアーム17に夫々配設されている。
【0020】即ち、右側の耳紙貼着装置1(図2の左
側)と左側の耳紙貼着装置1(図2の右側)は、図4及
び図6に示す如く、何れも巻取紙支持装置3の吊上げア
ーム17に設けられ、巻取紙Pの直径方向へ移動可能な
支持台10と、支持台10に設けられ、裏面側に粘着層
を有する短冊状の耳紙26bを一枚宛供給する耳紙供給
機構11と、支持台10に設けられ、耳紙供給機構11
から供給された耳紙26bを保持してこれを巻取紙Pの
先端部側端に外方へ突出する状態で貼着する耳紙保持貼
着機構12とを夫々具備して居り、両者は全て左右対称
状に構成されている。
【0021】尚、巻取紙支持装置3は、図1及び図2に
示す如く、巻取紙Pの幅方向へ走行自在な一対の台車1
3と、各台車13を巻取紙Pの幅方向へ走行移動させる
流体圧シリンダ(図示省略)と、各台車13に立設され
たサイドフレーム14と、各サイドフレーム14に軸1
5を介して俯仰自在に支持され、先端部に巻取紙Pの筒
状芯材に挿入される支持軸16を備えた左右の吊上げア
ーム17と、左側(図2の右側)の吊上げアーム17に
設けられ、支持軸16を正逆回転させるモータ18及び
伝動機構19と、サイドフレーム14と吊上げアーム1
7との間に介設され、吊上げアーム17を格納位置(図
2の実線位置)に収納保持する流体圧シリンダ20と、
各台車13に設けられ、吊上げアーム17の基端部上面
に当接して該吊上げアーム17を上下方向へ揺動させる
昇降体21aを備えたボールスクリュージャッキ21等
から構成されて居り、搬送車2により搬送されて来た巻
取紙Pの筒状芯材内に吊上げアーム17の支持軸16を
挿入し、吊上げアーム17を上方へ揺動させて巻取紙P
を搬送車2から持ち上げ、この状態で支持軸16を正逆
回転させることによって、巻取紙Pを正逆回転自在に支
持することができる。
【0022】前記耳紙貼着装置1の支持台10は、図4
乃至図7に示す如く、吊上げアーム17の内側面に固定
した取付け板22にガイドレール23を介して移動可能
に支持されて居り、支持台10と取付け板22との間に
介設した流体圧シリンダ24により巻取紙Pの直径方向
へ進退移動できるようになっている。又、支持台10に
は、巻取紙Pの外表面に当接する停止用ローラ25が設
けられて居り、支持台10が前進して停止用ローラ25
が巻取紙Pの外表面へ当接すると、支持台10はその位
置て停止するようになっている。
【0023】前記耳紙貼着装置1の耳紙供給機構11
は、図4乃至図7に示す如く、支持台10に夫々設けら
れた耳紙ロール26、耳紙供給リール27、台紙巻取り
リール28、耳紙受け具29及び送り出し駆動機構30
等から構成されて居り、裏面側に粘着層26cを有する
短冊状の耳紙26bを一枚宛供給できるようになってい
る。
【0024】即ち、前記耳紙ロール26は、図8に示す
如く、筒状の芯材にロール状に巻かれた長尺状の台紙2
6a(幅48mm)と、台紙26aの内側面に直列状態
で且つ着脱自在に貼着された多数の短冊状の耳紙26b
(長さ45mm、幅30mm)とから成る 又、耳紙26bは、その裏面側の片側のみに粘着層26
c(長さ30mmの粘着層26c)が形成されて居り、
巻取紙Pの側端に外方へ突出する状態で貼着したときに
粘着層26cを形成していない部分が巻取紙Pの側端か
ら外方へ突出するように為されている。更に、台紙26
aの始端部分と終端部分には、耳紙26bが貼着されて
居らず、台紙26aのみとなっている。
【0025】尚、左側の耳紙貼着装置1に用いる耳紙ロ
ール26と右側の耳紙貼着装置1に用いる耳紙ロール2
6には、耳紙26bの粘着層26cの向きが異なったも
のが夫々使用されている。従って、耳紙ロール26を左
右の耳紙貼着装置1に装着する際、耳紙26bの粘着層
26cの向きを容易に判別できるように、左側の耳紙貼
着装置1に用いる耳紙ロール26の耳紙26bと右側の
耳紙貼着装置1に用いる耳紙ロール26の耳紙26bと
は夫々異なる色(例えば赤色と青色)に着色されてい
る。
【0026】前記耳紙供給リール27は、図9に示す如
く、支持台10に固定したリール軸31に回転自在に支
持されて居り、リール軸31に回転自在に嵌合された支
持筒32と、支持筒32に取り付けられ、耳紙ロール2
6を着脱自在に嵌合保持するリール本体33と、支持筒
32に着脱自在に螺着され、耳紙ロール26をリール本
体33から抜け止めする締付けナット34と、リール軸
31の先端部に着脱自在に螺着され、支持筒32を抜け
止めするハンドル35と、ハンドル35に螺着され、支
持筒32の端面に軽く当接する摺動部材36を備えた摩
擦用ナット37とから構成されている。この耳紙供給リ
ール27は、摩擦用ナット37により軽い摩擦抵抗を受
けつつ回転するようになっている為、耳紙ロール26の
台紙26aを引き出したときに惰性で回転すると云うこ
ともなく、台紙26aの引き出しを正確に行えるように
なっている。
【0027】前記台紙巻取りリール28は、図10に示
す如く、支持台10に軸受38を介して回転自在に支持
されたリール軸39に回転自在に取り付けられて居り、
リール軸39に支持されたリール本体40と、リール本
体40に着脱自在に取り付けられ、耳紙ロール26の台
紙26aの始端部が巻き付け状態で止着されるU字杆4
1とから構成されている。
【0028】前記耳紙受け具29は、図4乃至図7及び
図11に示す如く、支持台10の前端部に取り付けら
れ、耳紙供給リール27から台紙巻取りリール28へ巻
き取られて行く耳紙ロール26の台紙26aの一部分を
折り曲げてこれに貼着された耳紙26bを台紙26aか
ら剥離突出させるものであり、台紙26aの一部分を折
り曲げて耳紙26bを台紙26aから剥離突出させる板
状の折曲げ部29aと、折曲げ部29aに近接して設け
られ、台紙26aから剥離突出した耳紙26bを支持す
る受け面29b′を形成した板状の受け部29bとを備
えている。この受け部29bの受け面29b′は、耳紙
26bを支持したときに耳紙26bの粘着層26cが貼
り付かないように非粘着性となって居り、この例では受
け面29b′に多数の三角形状の突条を形成している。
尚、耳紙受け具29の近傍位置には、光電管等から成る
耳紙送り出し検出用センサー42が設けられている。
【0029】前記送り出し駆動機構30は、図4乃至図
7及び図10に示す如く、耳紙ロール26の台紙26a
を耳紙供給リール27から台紙巻取りリール28へ送り
出すと共に、台紙巻取りリール28を台紙26aを巻き
取る方向へ回転させるものであり、支持台10に軸受4
3を介して回転自在に支持された駆動軸44と、駆動軸
44に取り付けられ、台紙26aの一部分が巻き付けら
れる駆動ローラ45と、支持台10に設けた駆動モータ
46と、駆動モータ46の出力軸と駆動軸44とを連動
連結する歯車伝動機構47と、駆動軸44と台紙巻取り
リール28のリール軸39とを連動連結するベルト伝動
機構48と、支持台10にアーム49を介して揺動自在
に支持され、台紙26aの一部分を駆動ローラ45の外
周面へ巻き付ける押えローラ50等から構成されてい
る。又、送り出し駆動機構30は、台紙26aに貼着さ
れた耳紙26bを一枚宛耳紙受け具29へ送り出せるよ
うに間欠的に駆動制御されている。
【0030】而して、耳紙供給リール27に装着された
耳紙ロール26の台紙26aは、図11に示す如く、支
持台10に設けた第1ガイドローラ51を経て耳紙受け
具29へ至り、耳紙受け具29の折曲げ部29aで折り
曲げられてから第2ガイドローラ52を経て駆動ローラ
45へ至り、該駆動ローラ45に巻き付けられた後、押
えローラ50及び第3ガイドローラ53を経て台紙巻取
りリール28へ巻き取られるようになっている。
【0031】一方、耳紙貼着装置1の耳紙保持貼着機構
12は、支持台10に設けられて居り、耳紙供給機構1
1から供給された耳紙26bを保持してこれを巻取紙P
の先端部側端に外方へ突出する状態で貼着するものであ
る。
【0032】即ち、耳紙保持貼着機構12は、図4乃至
図7に示す如く、支持台10に巻取紙Pの直径方向に沿
って設けられた流体圧シリンダ54と、流体圧シリンダ
54のロッド54aに設けられ、耳紙受け具29により
台紙26aから剥離突出された耳紙26bを吸着保持し
てこれを巻取紙Pの先端部側端に外方へ突出する状態で
貼着する真空吸着盤55と、真空吸着盤55に真空・加
圧兼用配管及び電磁弁等を介して接続された真空ポンプ
及びコンプレッサー(何れも図示省略)等から構成され
ている。又、真空吸着盤55は、流体圧シリンダ54の
ロッド54aに偏倚した状態で取り付けられて居り、そ
の前面(耳紙受け具29の受け部29bに対向する面)
には真空・加圧兼用配管に連通する吸着孔(図示省略)
が形成されている。
【0033】前記流体圧シリンダ54には、真空吸着盤
55が巻取紙Pの先端部側端に耳紙26bを貼着する際
に、該真空吸着盤55が耳紙受け具29に干渉しないよ
うに市販のスイング二段ストロークシリンダ(株式会社
小金井製作所製)が使用されている。このスイング二段
ストロークシリンダは、二本のシリンダ54b,54c
を直列に連結し、先端側のシリンダ4bにロッド54a
(角形)を所定角度(この例では90°)だけ回転させ
る揺動部54dを設けたシリンダであり、基端側のシリ
ンダ54cに作動流体を供給すると、基端側のシリンダ
54cのストロークだけロッド54aが移動し、この状
態で先端側のシリンダ54bに作動流体を供給すると、
ロッド54aが更に所定ストロークだけ移動する構成と
なっている。又、揺動部54dに作動流体を供給する
と、ロッド54aが90°だけ回転するようになってい
る。尚、揺動部54dは、図示していないが、ロッド5
4aに嵌合したピニオンと、ピニオンに嵌合するラック
と、ラックを駆動するピストン等から成る。
【0034】そして、前記真空吸着盤55は、流体圧シ
リンダ54を作動させることによって、耳紙受け具29
の受け部29bの後方に位置して該受け部29bと対向
する待機位置(図4及び図6の実線位置)と、耳紙受け
具29の受け部29bに支持されている耳紙26bを吸
着保持する吸着位置(図13に示す位置)と、受け部2
9bと非対向状態になる貼着開始位置(図4乃至図7の
一点鎖線位置)と、吸着保持した耳紙26bを巻取紙P
の先端部側端に貼着する貼着位置(図15に示す位置)
とを夫々取り得るようになっている。
【0035】次に、前記耳紙貼着装置1を用いて紙継ぎ
用前処理済の巻取紙Pの先端部側端に耳紙26bを貼着
する場合について説明する。
【0036】自動紙継ぎ用前処理装置により巻取紙Pの
紙継ぎ用前処理が終了すると、巻取紙Pは、巻取紙支持
装置3により回転せしめられ、巻取紙Pの先端部側端部
分(耳紙26bが貼着される部分)が耳紙貼着装置1と
対向する位置に来た時点で回転が停止せしめられる。
尚、巻取紙Pの先端部側端部分の位置は、センサー(図
示省略)によりタブや紙継ぎ用粘着層の位置を検出する
ことにより得られる。
【0037】巻取紙Pの回転が停止すると、支持台10
が流体シリンダ24により巻取紙P側へ向って前進し、
停止用ローラ25が巻取紙Pの外表面に当接した時点で
支持台10の前進が停止する。
【0038】支持台10が停止すると、送り出し駆動機
構30が作動し、駆動ローラ45及び台紙巻取りリール
28が一定量だけ回転する。その結果、耳紙供給リール
27に装着されている耳紙ローラの台紙26aは、図1
2に示す如く、第1ガイドローラ51、耳紙受け具29
の折曲げ部29a、第2ガイドローラ52、駆動ローラ
45、押えローラ50及び第3ガイドローラ53を経て
台紙巻取りリール28へ一定量だけ送り出され、該台紙
巻取りリール28へ巻き取られて行く。
【0039】前記台紙26aは、耳紙受け具29を通過
する際に板状の折曲げ部29aにより略U字状に折り曲
げられる。このとき、台紙26aに貼着されている耳紙
26bは、図12に示す如く、台紙26aから剥離され
て折曲げ部29aから受け部29b側へ突出し、該受け
部29bに支持された格好になる。この状態になった時
点で送り出し駆動機構30が停止し、台紙26aの送り
出しが止められる。
【0040】耳紙26bが台紙26aから剥離突出され
ると、図13に示す如く、真空吸着盤55が流体圧シリ
ンダ54により待機位置から吸着位置へ前進し、真空ポ
ンプ等により内部が真空引きされた真空吸着盤55が耳
紙26bの表面を吸着保持する。このとき、耳紙26b
は、受け部29bに支持されている為、真空吸着盤55
に確実に吸着保持される。又、受け部29bの受け面2
9b′が非粘着性となっいる為、耳紙26bの粘着層2
6cが受け部29bに付着することもなく、耳紙26b
は真空吸着盤55に確実且つ良好に吸着保持される。
【0041】耳紙26bを吸着保持した真空吸着盤55
は、図14に示す如く、流体圧シリンダ54により吸着
位置から待機位置へ後退する。この位置で真空吸着盤5
5が耳紙26bを吸着したか否かをバキュームスイッチ
や光電管等のセンサー(図示省略)で確認する。若し、
真空吸着盤55が耳紙26bを保持していない場合に
は、真空吸着盤55が流体圧シリンダ54により待機位
置から吸着位置へ再度前進し、耳紙26bを吸着保持す
る。
【0042】真空吸着盤55が待機位置で耳紙26bを
吸着保持していることを確認したら、図14に一点鎖線
で示す如く、流体圧シリンダ54のロッド54aが90
°回転する。これによって、真空吸着盤55は、待機位
置から受け部29bと干渉しない貼着開始位置へ回動す
ることになる。
【0043】真空吸着盤55が貼着開始位置へ回動した
ら、図15に示す如く、真空吸着盤55は流体圧シリン
ダ54により貼着開始位置から貼着位置へ前進し、耳紙
26bの粘着層26cを巻取紙Pの先端部側端に押し付
け、該耳紙26bを巻取紙Pの先端部側端に貼着する。
その後、真空吸着盤55の真空吸着が解除されると共
に、真空吸着盤55に加圧空気を供給して耳紙26bを
巻取紙Pの側端に押し付ける。
【0044】巻取紙Pの先端部側端に耳紙26bを貼着
したら、真空吸着盤55が流体圧シリンダ54により貼
着位置から貼着開始位置を経て待機位置へ移動すると共
に、支持台10が流体シリンダにより後退し、最初の状
態に戻る。
【0045】このようにして、耳紙26bが巻取紙Pの
先端部側端に外方へ突出する状態で貼着される。
【0046】図16及び図23は本発明の耳紙貼着装置
1の他の例を示すものであり、この耳紙貼着装置1は、
上述した自動紙継ぎ用前処理装置のテーブル5の上方位
置に配設されて居り、テーブル5上に繰り出されて略V
字状に切断加工された巻取紙Pの先端部側端に耳紙26
bを側方へ突出する状態で貼着するようにしたものであ
る。
【0047】前記耳紙貼着装置1は、テーブル5上に繰
り出されて略V字状に切断加工された巻取紙Pの先端部
両側端に耳紙26bを同時に貼着できるように、テーブ
ル5上に立設した支持フレーム56の支持板56aに対
向状態で且つ左右対称状に一対配設されている。
【0048】即ち、右側の耳紙貼着装置1(図18の右
側)と左側の耳紙貼着装置1(図18の左側)は、何れ
もテーブル5の上方位置に巻取紙Pの幅方向へ移動可能
に配設された支持台10と、支持台10に設けられ、裏
面側に粘着層26cを有する短冊状の耳紙26bを一枚
宛供給する耳紙供給機構11と、支持台10に設けら
れ、耳紙供給機構11から供給された耳紙26bを保持
してこれを巻取紙Pの先端部側端に外方へ突出する状態
で貼着する耳紙保持貼着機構12とを夫々具備して居
り、両者は全て左右対称状に構成されている。
【0049】具体的には、前記支持台10は、支持フレ
ーム56の支持板56aに巻取紙Pの幅方向に沿って設
けたガイドレール57に移動可能に支持された居り、支
持板56aと支持台10との間に介設した流体圧シリン
ダ58により巻取紙Pの幅方向へ移動できるようになっ
ている。又、支持台10は、支持板に設けた複数のスト
ッパーシリンダ59により巻取紙Pの幅に応じて所定の
位置(巻取紙Pの側端上方位置)で停止するようになっ
ている。尚、流体圧シリンダ58には、シリンダチュー
ブに沿って往復動自在な可動部を備えたロッドレス形シ
リンダが使用されて居り、その可動部に支持台10が連
結されている。
【0050】前記耳紙供給機構11は、図18及び図1
9に示す如く、支持台10に夫々設けられた耳紙ロール
26、耳紙供給リール27、台紙巻取りリール28、耳
紙受け具29及び送り出し駆動機構30等から構成され
て居り、裏面側に粘着層26cを有する短冊状の耳紙2
6bを一枚宛供給するものである。
【0051】前記耳紙ロール26は、図8に示すものと
同様にロール状に巻かれた長尺状の台紙26aと、台紙
26aの外側面に直列状態で且つ着脱自在に貼着され、
裏面側の片側のみに粘着層26cを形成した多数の短冊
状の耳紙26とから成り、左側の耳紙貼着装置1に用い
る耳紙ロール26と右側の耳紙貼着装置1に用いる耳紙
ロール26には、耳紙26bの粘着層26cの向きが異
なったものが夫々使用されている。従って、耳紙ロール
26を左右の耳紙貼着装置1に装着する際、耳紙26b
の粘着層26cの向きを容易に判別できるように、左側
の耳紙貼着装置1に用いる耳紙ロール26の耳紙26b
と右側の耳紙貼着装置1に用いる耳紙ロール26の耳紙
26bとは夫々異なる色(例えば赤色及び青色)に着色
されている。
【0052】前記耳紙供給リール27は、図19及び図
20に示す如く、支持台10に固定したリール軸31に
回転自在に支持されて居り、リール軸31に軸受60を
介して回転自在に支持された支持筒32と、支持筒32
に取り付けられ、耳紙ロール26を着脱自在に嵌合保持
するリール本体33と、リール本体33を支持筒32か
ら抜け止めする締付けナット34とから構成されてい
る。又、耳紙供給リール27は、支持台10に設けたト
ルクテンショナー61により軽い摩擦抵抗を受けつつ回
転するようになっている為、耳紙ロール26の台紙26
aを引き出したときに惰性で回転すると云うこともな
く、台紙26aの引き出しを正確に行えるようになって
いる。
【0053】前記台紙巻取りリール28は、図19及び
図20に示す如く、支持台10に固定したリール軸39
に回転自在に支持されて居り、リール軸39に軸受を介
して回転自在に支持さたリール本体40と、リール本体
40に着脱自在に取り付けられ、耳紙ロール26の台紙
26aの始端部が巻き付け状態で止着されるU字杆41
とから構成されている。又、台紙巻取りリール28は、
支持台10に設けた台紙巻取りリール用モータ62及び
チェーン伝動機構63により台紙26aを巻き取る方向
へ回転するようになっている。
【0054】前記耳紙受け具29は、図19に示す如
く、耳紙供給リール27から台紙巻取りリール28へ巻
き取られて行く耳紙ロール26の台紙26aの一部分を
折り曲げてこれに貼着された耳紙26bを台紙26aか
ら剥離突出させるものであり、台紙26aの一部分を折
り曲げて耳紙26bの一部を台紙26aから剥離突出さ
せる板状の折曲げ部29aを備えている。
【0055】前記送り出し駆動機構30は、図19に示
す如く、耳紙ロール26の台紙26aを耳紙供給リール
27から台紙巻取りリール28へ送り出すものであり、
支持台10に設けた駆動軸44と、駆動軸44に回転自
在に支持された駆動ローラ45と、支持台10に設けた
駆動モータ46と、駆動モータ46の出力軸と駆動軸4
4とを連動連結するチェーン伝動機構64と、支持台1
0にアーム49を介して揺動自在に支持され、台紙26
aの一部分を駆動ローラ45の外周面とで挾持する押え
ローラ50等から構成されている。又、送り出し駆動機
構30は、台紙26aに貼着された耳紙26bを一枚宛
耳紙受け具29へ送り出せるように間欠的に駆動制御さ
れている。
【0056】而して、耳紙供給リール27に装着された
耳紙ロール26の台紙26aは、図21に示す如く、支
持台10に設けた第1ガイドローラ51を経て耳紙受け
具29へ至り、耳紙受け具29の折曲げ部29aで折り
曲げられてから駆動ローラ45へ至り、該駆動ローラ4
5と押えローラ50で挾持された後、第2ガイドローラ
52を経て台紙巻取りリール28へ巻き取られるように
なっている。
【0057】一方、前記耳紙保持貼着機構12は、支持
台10に設けられて居り、耳紙供給機構11から供給さ
れた耳紙26bを保持してこれを巻取紙Pの先端部側端
に外方へ突出する状態で貼着するものである。
【0058】即ち、耳紙保持貼着機構12は、図19に
示す如く、支持台10にレール65を介して昇降自在に
支持された昇降台66と、支持台10と昇降台66との
間に介設され、昇降台66を昇降動させる流体圧シリン
ダ67と、昇降台66に回転自在に支持され、外周面の
一個所に吸着孔55aを有するロータリー型の真空吸着
盤55と、昇降台66に設けられ、真空吸着盤55を回
転駆動する回転用モータ68及びチェーン伝動機構69
と、真空吸着盤55に真空・加圧兼用配管及び電磁弁等
を介して接続された真空ポンプ及びコンプレッサー(何
れも図示省略)等から構成されている。
【0059】そして、前記真空吸着盤55は、回転用モ
ータ68、チェーン伝動機構69及び流体圧シリンダ6
7によって、吸着孔55aが台紙26aから剥離突出し
た耳紙26bの近傍に位置して耳紙26bを吸着保持す
る吸着位置(図21に示す位置)と、吸着孔55aがテ
ーブル5面に向く貼着開始位置(図22に示す位置)
と、テーブル5側へ下降して吸着保持した耳紙26bを
テーブル5上の巻取紙Pの先端部側端に貼着する貼着位
置(図23に示す位置)とを夫々取り得るように回転並
びに昇降駆動制御されている。
【0060】尚、図19に於いて、42は光電管等の耳
紙送り出し検出用センサー、70は真空吸着盤55の位
置を検出する位置検出用センサーである。
【0061】次に、前記耳紙貼着装置1を用いてテーブ
ル5上で略V字状に切断加工された巻取紙Pの先端部側
端に耳紙26bを貼着する場合について説明する。
【0062】自動紙継ぎ用前処理装置により巻取紙Pの
解紙、テーブル5上への巻取紙P先端部の繰り出し、テ
ーブル5上での巻取紙Pの切断加工が終了すると、支持
台10が流体圧シリンダ58により巻取紙Pの幅方向へ
移動し、巻取紙Pの先端部側端上方位置に来た時点でス
トッパーシリンダ59により停止する。このとき、真空
吸着盤55は吸着位置(図19に示す位置)に位置して
いる。
【0063】支持台10が巻取紙Pの先端部側端の上方
位置で停止すると、送り出し駆動機構30等が作動し、
駆動ローラ45及び台紙巻取りリール28が一定量だけ
回転する。その結果、耳紙供給リール27に装着されて
いる耳紙ローラの台紙26aは、図21に示す如く、第
1ガイドローラ51、耳紙受け具29の折曲げ部29
a、駆動ローラ45及び第2ガイドローラ52を経て台
紙巻取りリール28へ一定量だけ送り出され、該台紙巻
取りリール28へ巻き取られて行く。
【0064】前記台紙26aは、耳紙受け具29を通過
する際に折曲げ部29aにより略U字状に折り曲げられ
る。その為、台紙26aに貼着されている耳紙26b
は、図21に示す如く、台紙26aから順次剥離されて
行き、折曲げ部29aから下方へ突出する。このとき、
吸着位置にある真空吸着盤55は、内部が真空引きされ
て居り、回転用モータ68及びチェーン伝動機構69に
より台紙26aの繰り出しと同期して吸着位置から貼着
開始位置側へ回転して行き、その間に台紙26aから剥
離突出される耳紙26bの表面を吸着保持する。
【0065】耳紙26bを吸着保持した真空吸着盤55
は、図22に示す如く、回転用モータ68及びチェーン
伝動機構69により吸着位置から貼着開始位置まで回転
し、耳紙26bの粘着層26cを巻取紙Pの先端部側端
に対向させる。
【0066】真空吸着盤55が貼着開始位置に至ると、
図23に示す如く、昇降台66及び流体圧シリンダ67
により真空吸着盤55が貼着開始位置から貼着位置へ下
降し、耳紙26bの粘着層26cを巻取紙Pの先端部側
端に押し付け、該耳紙26bを巻取紙Pの先端部側端に
貼着する。その後、真空吸着盤55の真空吸着が解除さ
れると共に、真空吸着盤55に加圧空気を供給して耳紙
26bを巻取紙Pの側端に押し付ける。
【0067】巻取紙Pの先端部側端に耳紙26bを貼着
したら、真空吸着盤55は昇降台66及び流体圧シリン
ダ67により上昇すると共に、回転用モータ68及びチ
ェーン伝動機構69により貼着位置へ回転し、最初の状
態に戻る。
【0068】このようにして、耳紙26bが巻取紙Pの
先端部側端に外方へ突出する状態で貼着される。
【0069】図24及び図35は本発明の耳紙貼着装置
1の更に他の例を示すものであり、この耳紙貼着装置1
は、上述した自動紙継ぎ用前処理装置のテーブル5の上
方位置に配設されて居り、テーブル5上に繰り出されて
略V字状に切断加工された巻取紙Pの先端部側端に耳紙
26bを側方へ突出する状態で貼着するようにしたもの
である。
【0070】前記耳紙貼着装置1は、テーブル5上に繰
り出されて略V字状に切断加工された巻取紙Pの先端部
両側端に耳紙26bを同時に貼着できるように、テーブ
ル5上に立設した支持フレーム56の支持板56aに対
向状態で且つ左右対称状に一対配設されている。
【0071】即ち、右側の耳紙貼着装置1(図26の右
側)と左側の耳紙貼着装置1(図26の左側)は、何れ
もテーブル5の上方位置に巻取紙Pの幅方向へ移動可能
に配設された支持台10と、支持台10に設けられ、裏
面側に粘着層26cを有する短冊状の耳紙26bを一枚
宛供給する耳紙供給機構11と、支持台10に設けら
れ、耳紙供給機構11から供給された耳紙26bを保持
してこれを巻取紙Pの先端部側端に外方へ突出する状態
で貼着する耳紙保持貼着機構12とを夫々具備して居
り、両者は後述する耳紙保持貼着機構12の流体圧シリ
ンダ54を除いて左右対称状に構成されている。
【0072】具体的には、前記支持台10は、図27乃
至図30に示す如く、支持フレーム56の支持板56a
に巻取紙Pの幅方向に沿って設けたガイドレール57に
移動可能に支持された居り、支持板56aと支持台10
との間に介設した流体圧シリンダ58により巻取紙Pの
幅方向へ移動できるようになっている。又、支持台10
は、支持板56aに設けた複数のストッパーシリンダ5
9により巻取紙Pの幅に応じて所定の位置(巻取紙Pの
側端上方位置)で停止するようになっている。尚、流体
圧シリンダ58には、シリンダチューブ58aに沿って
往復移動自在な可動部58bを備えたロッドレス形シリ
ンダが使用されて居り、その可動部58bに支持台10
が連結されている。
【0073】前記耳紙供給機構11は、図27乃至図3
0に示す如く、支持台10に夫々設けられた耳紙ロール
26、耳紙供給リール27、台紙巻取りリール28、耳
紙受け具29及び送り出し駆動機構30等から構成され
ている。又、耳紙ロール26、耳紙供給リール27、台
紙巻取りリール28及び送り出し駆動機構30は、図4
乃至図10に示すものと夫々同様構造に構成されてい
る。
【0074】尚、右側の耳紙貼着装置1に用いる耳紙ロ
ール26と左側の耳紙貼着装置1に用いる耳紙ロール2
6には、耳紙26bの粘着層26cが同じ向きになった
ものが夫々使用されている。従って、一方(左側)の耳
紙貼着装置1に装着した耳紙ロール26の耳紙26bを
巻取紙Pの先端部側端に貼着する際には、耳紙26bの
粘着層26cが巻取紙Pの側端側に位置するように該耳
紙26bを180°旋回させなければならない。
【0075】前記耳紙受け具29は、図27乃至図30
に示す如く、耳紙供給リール27から台紙巻取りリール
28へ巻き取られて行く耳紙ロール26の台紙26aの
一部分を折り曲げてこれに貼着された耳紙26bを台紙
26aから剥離突出させるものであり、台紙26aの一
部分を折り曲げて耳紙26bの一部を台紙26aから剥
離突出させる板状の折曲げ部29aと、折曲げ部29a
に近接して設けられ、台紙26aから剥離突出した耳紙
26bを載置する受け面29b′を形成した板状の受け
部29bとを備えている。この受け部29bの受け面2
9b′は、耳紙26bを載置したときに耳紙26bの粘
着層26cが貼り付かないように非粘着性となって居
り、この例では受け面29b′に多数の三角形状の突条
を形成している。又、耳紙受け具29は、耳紙供給リー
ル27の下方位置で且つ支持台10に支持軸71を介し
て上下方向へ揺動自在に支持されて居り、耳紙受け具2
9と支持台10との間に設けた流体圧シリンダ72及び
リンク73により、耳紙26bを台紙26aから剥離突
出させる剥離作動位置(図27及び図29に示す水平姿
勢)と、後述する耳紙保持貼着機構12の真空吸着盤5
5の昇降に支障を来さない待避位置(図及び図に示す傾
斜姿勢)とを夫々取り得るように揺動操作されている。
更に、耳紙受け具29は、折曲げ部29aで折り曲げら
れた台紙26aをガイドする台紙ガイドローラ74と、
台紙26aを台紙ガイドローラ74側へ押え付ける板バ
ネ75とを夫々備えて居り、台紙26aが耳紙受け具2
9から外れることなくスムースに台紙巻取りリール28
へ向かうように為されている。
【0076】而して、耳紙供給リール27に装着された
耳紙ロール26の台紙26aは、図31に示す如く、支
持台10に設けた第1ガイドローラ51を経て耳紙受け
具29へ至り、耳紙受け具29の折曲げ部29aで折り
曲げられてから台紙ガイドローラ74と板バネ75との
間を通って駆動ローラ45へ至り、該駆動ローラ45に
巻き付けられた後、押えローラ50を経て台紙巻取りリ
ール28へ巻き取られるようになっている。
【0077】一方、前記耳紙保持貼着機構12は、図2
7乃至図30に示す如く、支持台10にテーブル5に対
して垂直に設けられた流体圧シリンダ54と、流体圧シ
リンダ54のロッド54aに設けられ、台紙26aから
剥離突出された耳紙26bを吸着保持してこれを巻取紙
Pの先端部側端に外方へ突出する状態で貼着する真空吸
着盤55と、真空吸着盤55に真空・加圧兼用配管及び
電磁弁等を介して接続された真空ポンプ及びコンプレッ
サー(何れも図示省略)等から構成されている。尚、真
空吸着盤55の下面(テーブル5に対向する面)には、
真空・加圧兼用配管に連通する吸着孔(図示省略)が形
成されている。
【0078】更に、左側の耳紙保持貼着機構12の流体
圧シリンダ54には、図4に示すものと同様構造のスイ
ング二段ストロークシリンダが、又、右側の耳紙保持貼
着機構12の流体圧シリンダ54には、市販の二段スト
ロークシリンダ(株式会社小金井製作所製)が夫々使用
されている。尚、二段ストロークシリンダは、二本のシ
リンダ54b,54cを直列に連結したシリンダであ
り、基端側のシリンダ54cに作動流体を供給すると、
基端側のシリンダ54cのストロークだけロッド54a
が移動し、この状態で先端側のシリンダ54bに作動流
体を供給すると、ロッド54aが更に所定ストロークだ
け移動する構成となっている。
【0079】そして、前記真空吸着盤55は、流体圧シ
リンダ54を作動させることによって、剥離作動位置に
ある耳紙受け具29の上方に位置する待機位置(図27
及び図29の実線位置)と、剥離作動位置にある耳紙受
け具29の受け部29bに載置されている耳紙26bを
吸着保持する吸着位置(図33に示す位置)と、吸着保
持した耳紙26bをテーブル5上に載置されている巻取
紙Pの先端部側端に貼着する貼着位置(図27及び図2
9の一点鎖線位置)とを夫々取り得るようになってい
る。
【0080】尚、図27乃至図30に於いて、42は光
電管等の耳紙送り出し検出用センサー、76は支持台1
0の位置決め用クッションストッパーである。
【0081】次に、前記耳紙貼着装置1を用いてテーブ
ル5上で略V字状に切断加工された巻取紙Pの先端部側
端に耳紙26bを貼着する場合について説明する。
【0082】自動紙継ぎ用前処理装置により巻取紙Pの
解紙、テーブル5上への巻取紙P先端部の繰り出し、テ
ーブル5上での巻取紙Pの切断加工が終了すると、支持
台10が流体圧シリンダ58により巻取紙Pの幅方向へ
移動し、巻取紙Pの先端部側端上方位置に来た時点でス
トッパーシリンダ59により停止する。このとき、耳紙
受け具29は剥離作動位置(図32に示す位置)に、
又、真空吸着盤55は待機位置(図32に示す位置)に
夫々位置している。
【0083】支持台10が巻取紙Pの先端部側端の上方
位置で停止すると、送り出し駆動機構30が作動し、駆
動ローラ45及び台紙巻取りリール28が一定量だけ回
転する。その結果、耳紙供給リール27に装着されてい
る耳紙ローラの台紙26aは、図32に示す如く、第1
ガイドローラ51、耳紙受け具29の折曲げ部29a、
台紙ガイドローラ74、駆動ローラ45及び押えローラ
50を経て台紙巻取りリール28へ一定量だけ送り出さ
れ、該台紙巻取りリール28へ巻き取られて行く。
【0084】前記台紙26aは、耳紙受け具29を通過
する際に折曲げ部29aにより略U字状に折り曲げら
れ、台紙ガイドローラ74を経て駆動ローラ45側へ向
かう。このとき、台紙26aに貼着されている耳紙26
bは、図32に示す如く、台紙26aから剥離されて折
曲げ部29aから受け部29b側へ突出し、該受け部2
9bに載置された格好になる。この状態になった時点で
送り出し駆動機構30が停止し、台紙26aの送り出し
が止められる。
【0085】耳紙26bが受け部29bに載置される
と、図33に示す如く、真空吸着盤55が流体圧シリン
ダ54により待機位置から吸着位置へ下降し、真空ポン
プ等により内部が真空引きされた真空吸着盤55が耳紙
26bの表面を吸着保持する。このとき、耳紙26b
は、受け部29bに水平姿勢で載置されている為、真空
吸着盤55に確実に吸着保持される。又、受け部29b
の受け面29b′が非粘着性となっいる為、耳紙26b
の粘着層26cが付着することもなく、耳紙26bは真
空吸着盤55に確実且つ良好に吸着保持される。
【0086】耳紙26bを吸着保持した真空吸着盤55
は、図34に示す如く、流体圧シリンダ54により吸着
位置から待機位置へ上昇する。この位置で真空吸着盤5
5が耳紙26bを吸着したか否かをバキュームスイッチ
や光電管等のセンサー(図示省略)で検出する。若し、
真空吸着盤55が耳紙26bを吸着保持していない場合
には、真空吸着盤55が流体圧シリンダ54により待機
位置から吸着位置へ再度下降し、耳紙26bを吸着保持
する。
【0087】真空吸着盤55が待機位置で耳紙26bを
吸着保持していることを確認したら、図35に示す如
く、耳紙受け具29が流体圧シリンダ54により剥離作
動位置から待避位置へ揺動する。
【0088】耳紙受け具29が剥離作動位置から待避位
置へ揺動したら、図35に示す如く、真空吸着盤55が
流体圧シリンダ54により待機位置から貼着位置へ下降
し、耳紙26bの粘着層26cを巻取紙Pの先端部側端
に押し付け、該耳紙26bを巻取紙Pの先端部側端に貼
着する。尚、左側の耳紙貼着装置1の真空吸着盤55
は、待機位置で流体圧シリンダ54により180°旋回
させられて粘着層26cを巻取紙Pの側端側へ向けた
後、待機位置から貼着位置へ下降し、耳紙26bの粘着
層26cを巻取紙Pの先端部側端に押圧貼着する。
【0089】その後、真空吸着盤55の真空吸着が解除
されると共に、真空吸着盤55に加圧空気を供給して耳
紙26bを巻取紙Pの側端に押し付ける。
【0090】巻取紙Pの先端部側端に耳紙26bを貼着
したら、真空吸着盤55が流体圧シリンダ54により貼
着位置から待機位置へ上昇すると共に、耳紙受け具29
が待避位置から剥離作動位置へ揺動し、最初の状態に戻
る。
【0091】このようにして、耳紙26bが巻取紙Pの
先端部側端に外方へ突出する状態で貼着される。
【0092】尚、上記各例に於いては、耳紙貼着装置1
を用いて略V字状に切断加工された新聞印刷用の巻取紙
Pの先端部側端に耳紙26bを貼着するようにしたが、
他の例に於いては、巻取紙Pの幅方向に沿って一直線状
に切断加工した商業印刷用の巻取紙Pの先端部側端に耳
紙26bを貼着するようにしても良い。
【0093】図1乃至図15並びに図24乃至図35の
例に於いては、流体圧シリンダ54及び真空吸着盤55
等から構成した耳紙保持貼着機構12を用いるようにし
たが、他の例に於いては、図19に示すロータリー型の
真空吸着盤55を備えた耳紙保持貼着機構12を用いる
ようにしても良い。
【0094】図16乃至図35の例に於いては、テーブ
ル5上に繰り出された巻取紙Pを略V字状に切断加工し
た後、巻取紙Pの先端部側端に耳紙26bを貼着するよ
うにしたが、耳紙26bを貼着する時機は上記例に限定
されるものではない。例えば、巻取紙Pを切断加工する
前に耳紙26bを貼着するようにしても良く、或いはタ
ブを貼着した後に耳紙26bを貼着するようにしても良
い。
【0095】図16乃至図35の例に於いては、支持台
10を流体圧シリンダ58により巻取紙Pの幅方向へ移
動させるようにしたが、他の例に於いては、支持台10
をモータ駆動機構(図示省略)により移動させるように
しても良い。
【0096】図1乃至図15並びに図24乃至図35の
例に於いては、受け部29bの受け面29b′に多数の
突条を形成することによって、該受け面29b′を非粘
着性とするようにしたが、他の例に於いては、受け部2
9bの受け面29b′に四弗化エチレン樹脂をコーティ
ングし、ここへ耳紙26bの粘着層26cが付着しない
ようにしても良い。
【0097】図1乃至図15並びに図24乃至図35の
例に於いては、駆動ローラ45と台紙巻取りリール28
を同一のモータで回転駆動するようにしたが、他の例に
於いては、支持台10にモータを2台設け、各モータで
駆動ローラ45と台紙巻取りリール28を夫々回転駆動
するようにしても良い。
【0098】図1乃至図35の例に於いては、駆動ロー
ラ45をモータにより回転駆動して台紙26aを送り出
すようにしたが、他の例に於いては、駆動ローラ45を
省略し、台紙巻取りリール28をモータで回転駆動させ
て台紙26aを耳紙供給リール27から引き出すように
しても良い。
【0099】図16乃至図23の例に於いては、真空吸
着盤55の外周面の一個所に吸着孔55aを形成するよ
うにしたが、他の例に於いては、真空吸着盤55の外周
面に等角度毎に複数の吸着孔55aを形成するようにし
ても良い。
【0100】図24乃至図35の例に於いては、支持板
に二つの耳紙貼着装置1を設け、巻取紙Pの先端部両側
端に耳紙26bを同時に貼着するようにしたが、他の例
に於いては、一方(右側)の耳紙貼着装置1を省略し、
一台の耳紙貼着装置1で巻取紙Pの先端部両側端へ耳紙
26bを貼着するようにしても良い。この場合、支持台
10は、巻取紙Pの幅方向全域に亘って移動できるよう
にする。
【0101】図24乃至図35の例に於いては、耳紙2
6bの粘着層26cが同じ向きになった耳紙ロール26
を左右の耳紙貼着装置1に使用するようにしたが、耳紙
26bの粘着層26cの向きが異なった耳紙ロール26
を使用するようにしても良い。この場合には、一方の耳
紙貼着装置1の真空吸着盤55を180°旋回させる必
要もなく、制御が簡単になる。
【0102】
【発明の効果】上述の通り、本発明の耳紙貼着装置は、
所定の方向へ移動可能に配設された支持台に、裏面側に
粘着層を有する短冊状の耳紙を一枚宛供給する耳紙供給
機構と、耳紙供給機構から供給された耳紙を保持してこ
れを巻取紙の先端部側端に突出状態で貼着する耳紙保持
貼着機構とを設ける構成とした為、巻取紙の先端部側端
への耳紙の貼着を自動的に行える。その結果、巻取紙へ
耳紙を貼着する作業員の削減が可能となり、処理コスト
の低減を図れる。又、支持台に耳紙供給機構と耳紙保持
貼着機構とを集約して設けている為、装置自身のコンパ
クトを図れると共に、耳紙の供給、耳紙の貼着を短時間
で行え、作業能率の向上を図れる。更に、耳紙貼着装置
を巻取紙を回転自在に支持する吊上げアームに設けた場
合には、耳紙貼着装置自身を巻取紙の幅方向へ移動させ
る機構を別途に設ける必要もなく、装置自体の簡略化を
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耳紙貼着装置を配設した自動紙継ぎ用
前処理装置の概略側面図である。
【図2】耳紙貼着装置を配設した自動紙継ぎ用前処理装
置の概略正面図である。
【図3】耳紙貼着装置を配設した自動紙継ぎ用前処理装
置の概略平面図である。
【図4】右側の耳紙貼着装置の平面図である。
【図5】右側の耳紙貼着装置の側面図である。
【図6】左側の耳紙貼着装置の平面図である。
【図7】左側の耳紙貼着装置の側面図である。
【図8】耳紙ロールの斜視図である。
【図9】耳紙供給リールの断面図である。
【図10】台紙巻取りリール及び送り出し駆動機構部分
の展開断面図である。
【図11】耳紙受け具部分の拡大平面図である。
【図12】耳紙が台紙から剥離された状態の概略平面図
である。
【図13】剥離された耳紙を真空吸着盤で吸着保持する
状態の概略平面図である。
【図14】耳紙を真空吸着盤で吸着保持した状態の概略
平面図である。
【図15】耳紙を真空吸着盤で巻取紙の側端に貼着する
状態の概略平面図である。
【図16】本発明の他の耳紙貼着装置を配設した自動紙
継ぎ用前処理装置の概略側面図である。
【図17】耳紙貼着装置を配設した自動紙継ぎ用前処理
装置の概略平面図である。
【図18】図16のイ−イ線拡大図である。
【図19】片側の耳紙貼着装置の側面図である。
【図20】耳紙供給リール及び台紙巻取りリール部分の
一部破断平面図である。
【図21】耳紙を台紙から剥離する状態の概略側面図で
ある。
【図22】耳紙を真空吸着盤で吸着保持した状態の概略
側面図である。
【図23】耳紙を真空吸着盤で巻取紙の側端に貼着する
状態の概略側面図である。
【図24】本発明の更に他の耳紙貼着装置を配設した自
動紙継ぎ用前処理装置の概略側面図である。
【図25】耳紙貼着装置を配設した自動紙継ぎ用前処理
装置の概略平面図である。
【図26】図24のロ−ロ線拡大図である。
【図27】右側の耳紙貼着装置の側面図である。
【図28】右側の耳紙貼着装置の背面図である。
【図29】左側の耳紙貼着装置の側面図である。
【図30】左側の耳紙貼着装置の背面図である。
【図31】耳紙受け具部分の拡大側面図である。
【図32】耳紙が台紙から剥離された状態の概略側面図
である。
【図33】剥離された耳紙を真空吸着盤で吸着保持する
状態の概略側面図である。
【図34】耳紙を真空吸着盤で吸着保持した状態の概略
側面図である。
【図35】耳紙を真空吸着盤で巻取紙の側端に貼着する
状態の概略側面図である。
【図36】紙継ぎ用前処理を施した巻取紙の斜視図であ
る。
【図37】輪転機に於ける給紙部の概略説明図である。
【符号の説明】 1は耳紙貼着装置、5はテーブル、10は支持台、11
は耳紙供給機構、12は耳紙保持貼着機構、17は吊上
げアーム、26は耳紙ロール、26aは台紙、26bは
耳紙、26cは粘着層、27は耳紙供給リール、28は
台紙巻取りリール、29は耳紙受け具、30は送り出し
駆動機構、54は流体圧シリンダ、55は真空吸着盤、
Pは巻取紙。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向状に配置されて巻取紙(P)の幅方
    向へ移動自在で且つ俯仰自在な左右一対の吊上げアーム
    (17)に設けられ、該吊上げアーム(17)に回転自
    在に支持された紙継ぎ用前処理済の巻取紙(P)の先端
    部側端に、耳紙(26b)を外方へ突出する状態で貼着
    するようにした耳紙貼着装置(1)であって、該耳紙貼
    着装置(1)は、吊上げアーム(17)に巻取紙(P)
    の直径方向へ移動可能に設けられた支持台(10)と、
    支持台(10)に設けられ、裏面側に粘着層(26c)
    を有する短冊状の耳紙(26b)を一枚宛供給する耳紙
    供給機構(11)と、支持台(10)に設けられ、耳紙
    供給機構(11)から供給された耳紙(26b)を保持
    してこれを巻取紙(P)の先端部側端に突出状態で貼着
    する耳紙保持貼着機構(12)とを具備したことを特徴
    とする耳紙貼着装置。
  2. 【請求項2】 テーブル(5)上に繰り出されて所定の
    形状に切断加工された巻取紙(P)の先端部側端に、耳
    紙(26b)を外方へ突出する状態で貼着するようにし
    た耳紙貼着装置(1)であって、該耳紙貼着装置(1)
    は、テーブル(5)の上方位置に巻取紙(P)の幅方向
    へ移動可能に配設された支持台(10)と、支持台(1
    0)に設けられ、裏面側に粘着層(26c)を有する短
    冊状の耳紙(26b)を一枚宛供給する耳紙供給機構
    (11)と、支持台(10)に設けられ、耳紙供給機構
    (11)から供給された耳紙(26b)を保持してこれ
    を巻取紙(P)の先端部側端に突出状態で貼着する耳紙
    保持貼着機構(12)とを具備したことを特徴とする耳
    紙貼着装置。
  3. 【請求項3】 耳紙供給機構(11)が、支持台(1
    0)に回転自在に設けられ、ロール状に巻かれた長尺状
    の台紙(26a)及び台紙(26a)の片面側に直列状
    態で且つ着脱自在に貼着された粘着層(26c)を有す
    る短冊状の耳紙(26b)とから成る耳紙ロール(2
    6)を繰り出し可能に支持する耳紙供給リール(27)
    と、支持台(10)に回転自在に設けられ、耳紙ロール
    (26)の台紙(26a)を巻き取る台紙巻取りリール
    (28)と、支持台(10)に設けられ、耳紙供給リー
    ル(27)から台紙巻取りリール(28)へ巻き取られ
    て行く台紙(26a)の一部分を折り曲げてこれに貼着
    された耳紙(26b)を台紙(26a)から剥離突出さ
    せる耳紙受け具(29)と、支持台(10)に設けら
    れ、台紙(26a)を耳紙供給リール(27)から台紙
    巻取りリール(28)へ送り出す送り出し駆動機構(3
    0)とから構成されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の耳紙貼着装置。
  4. 【請求項4】 耳紙保持貼着機構(12)が、支持台
    (10)に設けられた流体圧シリンダ(54)と、流体
    圧シリンダ(54)のロッド(54a)に設けられ、耳
    紙供給機構(11)から供給された耳紙(26b)を吸
    着保持してこれを巻取紙(P)の先端部側端に外方へ突
    出する状態で貼着する真空吸着盤(55)とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の耳紙
    貼着装置。
  5. 【請求項5】 耳紙保持貼着機構(12)が、支持台
    (10)に回転自在且つ移動自在に設けられ、耳紙供給
    機構(11)から供給された耳紙(26b)を吸着保持
    してこれを巻取紙(P)の先端部側端に外方へ突出する
    状態で貼着するロータリー型の真空吸着盤(55)を備
    えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の耳紙貼着装置。
JP04133896A 1996-02-28 1996-02-28 耳紙貼着装置 Expired - Fee Related JP3287751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04133896A JP3287751B2 (ja) 1996-02-28 1996-02-28 耳紙貼着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04133896A JP3287751B2 (ja) 1996-02-28 1996-02-28 耳紙貼着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09234854A true JPH09234854A (ja) 1997-09-09
JP3287751B2 JP3287751B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=12605743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04133896A Expired - Fee Related JP3287751B2 (ja) 1996-02-28 1996-02-28 耳紙貼着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3287751B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3287751B2 (ja) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006044742A (ja) 貼付装置及び貼付方法
KR20210114871A (ko) 권취 장치 및 권취 방법
JPH09234854A (ja) 耳紙貼着装置
JPS62157162A (ja) 印刷機の全自動給紙方法および装置
JP2702021B2 (ja) ウエブリールのウエブ引出し装置
JP3264840B2 (ja) 巻取紙の紙継ぎ用前処理方法及びその装置
JP3361181B2 (ja) 巻取紙の先端部処理装置
JP2928253B2 (ja) Ptp包装充填機におけるフィルム自動セッティング及び自動継ぎ装置
JP3867936B2 (ja) 帯状材料の接続方法と接続装置
JPH0794296B2 (ja) 自動紙継用前処理装置
JP3745874B2 (ja) 巻取仕立て装置
JP2636667B2 (ja) 製品票自動貼付装置
JP3982858B2 (ja) 帯状材料の先端引き出し装置
JP3264844B2 (ja) 巻取紙の紙継ぎ用前処理装置
JPH08295441A (ja) ウェブロールの端末処理方法
JPH0115627Y2 (ja)
JP3280260B2 (ja) タブ貼着装置
JP3713567B2 (ja) ロール体供給装置
JP2793156B2 (ja) ラミネータ
KR200277619Y1 (ko) 신문용지 자동 준비기계의 횡절단장치
JP2975913B2 (ja) ウェブロールの端末処理方法
JPS63225984A (ja) 磁気テ−プの巻付装置
JP2002145229A (ja) ラベル貼付機
JPH02286550A (ja) 帯状材の接続装置
JP2923118B2 (ja) 巻取紙の仕立方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080315

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110315

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees