JPH09234644A - ガイド付ワークテーブル - Google Patents
ガイド付ワークテーブルInfo
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- JPH09234644A JPH09234644A JP6704496A JP6704496A JPH09234644A JP H09234644 A JPH09234644 A JP H09234644A JP 6704496 A JP6704496 A JP 6704496A JP 6704496 A JP6704496 A JP 6704496A JP H09234644 A JPH09234644 A JP H09234644A
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- work
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パレット上に設立した３本のガイドシャフト
をワークに合わせて開閉する構成のワークテーブルにお
いて、ガイドシャフトが開閉時に位相を変化させること
なく且つ開閉移動が円滑に行えるワークテーブルを提供
する。 【解決手段】 旋回位置決め可能なベースプレート２
に、長さ調整可能に設けられた支持杆７ａ，７ｂ，７ｃ
上にパレット６を載置する。パレット中心近くより３等
分角度位置放射状に直線溝８ａ，８ｂ，８ｃをベースプ
レート２に穿設。パレットにはその中心近くより３等分
角度位置から羽根車状に円弧溝９ａ，９ｂ，９ｃが直線
溝８ａ，８ｂ，８ｃとそれぞれ交差するように穿設され
ている。そして支持杆７ａ，７ｂ，７ｃの内端の直線溝
と円弧溝との交差点位置にガイドシャフト１３ａ，１３
ｂ，１３ｃ部材が上部の円弧溝、下部の直線溝に挿通さ
れている。パレットを旋回することによりガイドシャフ
トは直線溝に沿って開閉する。
をワークに合わせて開閉する構成のワークテーブルにお
いて、ガイドシャフトが開閉時に位相を変化させること
なく且つ開閉移動が円滑に行えるワークテーブルを提供
する。 【解決手段】 旋回位置決め可能なベースプレート２
に、長さ調整可能に設けられた支持杆７ａ，７ｂ，７ｃ
上にパレット６を載置する。パレット中心近くより３等
分角度位置放射状に直線溝８ａ，８ｂ，８ｃをベースプ
レート２に穿設。パレットにはその中心近くより３等分
角度位置から羽根車状に円弧溝９ａ，９ｂ，９ｃが直線
溝８ａ，８ｂ，８ｃとそれぞれ交差するように穿設され
ている。そして支持杆７ａ，７ｂ，７ｃの内端の直線溝
と円弧溝との交差点位置にガイドシャフト１３ａ，１３
ｂ，１３ｃ部材が上部の円弧溝、下部の直線溝に挿通さ
れている。パレットを旋回することによりガイドシャフ
トは直線溝に沿って開閉する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械特に旋盤に
搬送手段を介して授受を行うワークテーブルに関する。
搬送手段を介して授受を行うワークテーブルに関する。
【０００２】
【従来の技術】旋盤で多数のワークを連続して無人加工
を行うためにワークテーブルにワークを準備し、これを
旋盤に隣接して設置されたロボット或いはローダにより
旋盤のチャックに供給、又は加工済みのワークをテーブ
ルに返却するなどが行われている。
を行うためにワークテーブルにワークを準備し、これを
旋盤に隣接して設置されたロボット或いはローダにより
旋盤のチャックに供給、又は加工済みのワークをテーブ
ルに返却するなどが行われている。
【０００３】従来、この種のワークテーブルとしては実
開平２−５３３３７号のものが知られている。このもの
はワークコンベヤ（ワークテーブル）上に複数のワーク
パレットが循環するように設けられ、受渡し位置のワー
クパレットと工作機械のワークチャックの間をワーク受
け渡しロボットが搬送するものである。このワークコン
ベヤはワークパッレト５１上にワークを積み重ねておく
ようになっている。そしてワークの外径に併せてこれを
保持する複数のガイドシャフト５２が同時に同量径方向
位置に移動させるために図７に示すように、遊星歯車機
構５３，５４を利用している。
開平２−５３３３７号のものが知られている。このもの
はワークコンベヤ（ワークテーブル）上に複数のワーク
パレットが循環するように設けられ、受渡し位置のワー
クパレットと工作機械のワークチャックの間をワーク受
け渡しロボットが搬送するものである。このワークコン
ベヤはワークパッレト５１上にワークを積み重ねておく
ようになっている。そしてワークの外径に併せてこれを
保持する複数のガイドシャフト５２が同時に同量径方向
位置に移動させるために図７に示すように、遊星歯車機
構５３，５４を利用している。
【０００４】また、実開平６−４２０４１号のものは、
ワークフィーダ上を循環する図９に示すパレットの基板
６１に設けられた３本の直線溝６２とワーク台６３に設
けられた３個のカム溝６４に案内された３組のガイドシ
ャフト６５が設けられワーク台６３の回転によりガイド
シャフトはワークフィーダ上で位相を変化することなく
径方向に移動し、ワークを保持するようになしたもので
ある。
ワークフィーダ上を循環する図９に示すパレットの基板
６１に設けられた３本の直線溝６２とワーク台６３に設
けられた３個のカム溝６４に案内された３組のガイドシ
ャフト６５が設けられワーク台６３の回転によりガイド
シャフトはワークフィーダ上で位相を変化することなく
径方向に移動し、ワークを保持するようになしたもので
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら実開平２
−５３３３７号のものはガイドシャフト５２を径方向に
移動すると図８に示すように周方向に変位し位相が変化
してしまう不都合があった。ワーク外形が丸の場合には
問題ないが、多角形等の場合にはワーク外径が異なると
ガイドシャフトによりワークの位相が変えられる。ワー
ク受け渡し装置のワーク把持手段は多角形の場合にはそ
の形状に合わせた把持部を有するが、ワーク外径の変化
にともなう位相の変化には対応できないため、搬送ロボ
ットの把持手段、或いは把持部を適宜交換する必要があ
るという問題点があった。
−５３３３７号のものはガイドシャフト５２を径方向に
移動すると図８に示すように周方向に変位し位相が変化
してしまう不都合があった。ワーク外形が丸の場合には
問題ないが、多角形等の場合にはワーク外径が異なると
ガイドシャフトによりワークの位相が変えられる。ワー
ク受け渡し装置のワーク把持手段は多角形の場合にはそ
の形状に合わせた把持部を有するが、ワーク外径の変化
にともなう位相の変化には対応できないため、搬送ロボ
ットの把持手段、或いは把持部を適宜交換する必要があ
るという問題点があった。
【０００６】実開平６−４２０４１号のものは、ガイド
シャフトの長さに対し基板に設けられた直線溝によるガ
イド部が相対的に小型となるため、ガイドシャフトが不
安定な状態となり円滑に移動しないという問題点を有し
ていた。本発明は従来の技術の有する問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、ガイドシャフト
の位相を変化させることなく円滑に移動調整の行えるガ
イドシャフトの連動機構を有するワークテーブルを提供
することにある。
シャフトの長さに対し基板に設けられた直線溝によるガ
イド部が相対的に小型となるため、ガイドシャフトが不
安定な状態となり円滑に移動しないという問題点を有し
ていた。本発明は従来の技術の有する問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、ガイドシャフト
の位相を変化させることなく円滑に移動調整の行えるガ
イドシャフトの連動機構を有するワークテーブルを提供
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のガイド付ワーク
テーブルは、工作機械で加工されるワークを載置するワ
ークテーブルにおいて、ワークテーブル本体のベースプ
レート上に水平面内で旋回可能に設けられ上面にワーク
を載置するパレットと、前記ベースプレートに前記パレ
ットの旋回中心と同心の円周等間隔位置より半径方向放
射状に穿設された複数個の等しい巾の直線溝と、前記パ
レットにその旋回中心と同心の円周等間隔位置より前記
直線溝と同数で直線溝と互いに交差する羽根車状に穿設
された同巾の円弧溝と、前記ベースプレート上で前記パ
レットを載置するように設けられ内端をほぼ前記パレッ
トの中心を向け外端に穿設された長手方向の長穴で長さ
調整可能に前記ベースプレートに前記直線溝の各間で固
定される同数の支持杆と、該支持杆の内端で支えられ前
記円弧溝と直線溝とによって位置が規制される直線溝と
同数のガイドシャフト部材とを含んでなり、パレットを
旋回することによってワークの大きさに対応してガイド
シャフト部材の位置が変更できるものである。
テーブルは、工作機械で加工されるワークを載置するワ
ークテーブルにおいて、ワークテーブル本体のベースプ
レート上に水平面内で旋回可能に設けられ上面にワーク
を載置するパレットと、前記ベースプレートに前記パレ
ットの旋回中心と同心の円周等間隔位置より半径方向放
射状に穿設された複数個の等しい巾の直線溝と、前記パ
レットにその旋回中心と同心の円周等間隔位置より前記
直線溝と同数で直線溝と互いに交差する羽根車状に穿設
された同巾の円弧溝と、前記ベースプレート上で前記パ
レットを載置するように設けられ内端をほぼ前記パレッ
トの中心を向け外端に穿設された長手方向の長穴で長さ
調整可能に前記ベースプレートに前記直線溝の各間で固
定される同数の支持杆と、該支持杆の内端で支えられ前
記円弧溝と直線溝とによって位置が規制される直線溝と
同数のガイドシャフト部材とを含んでなり、パレットを
旋回することによってワークの大きさに対応してガイド
シャフト部材の位置が変更できるものである。
【０００８】工作機械で加工されるワークを載置するワ
ークテーブルにおいて、ワークテーブル本体のベースプ
レート上に水平面内で循環可能に複数設けられかつ各々
が旋回可能で上面にワークを載置するパレットと、前記
ベースプレートに前記パレットの旋回中心と同心の円周
等間隔位置より半径方向放射状に穿設された複数個の等
しい巾の直線溝と、前記パレットにその旋回中心と同心
の円周等間隔位置より前記直線溝と同数で直線溝と互い
に交差する羽根車状に穿設された同巾の円弧溝と、前記
ベースプレート上で前記パレットを載置するように設け
られ内端をほぼ前記パレットの中心を向け外端に穿設さ
れた長手方向の長穴で長さ調整可能に前記ベースプレー
トに前記直線溝の各間で固定される同数の支持杆と、該
支持杆の内端で支えられ前記円弧溝と直線溝とによって
位置が規制される直線溝と同数のガイドシャフト部材と
を含んでなり、パレットを旋回することによってワーク
の大きさに対応してガイドシャフト部材の位置が変更で
きるものである。
ークテーブルにおいて、ワークテーブル本体のベースプ
レート上に水平面内で循環可能に複数設けられかつ各々
が旋回可能で上面にワークを載置するパレットと、前記
ベースプレートに前記パレットの旋回中心と同心の円周
等間隔位置より半径方向放射状に穿設された複数個の等
しい巾の直線溝と、前記パレットにその旋回中心と同心
の円周等間隔位置より前記直線溝と同数で直線溝と互い
に交差する羽根車状に穿設された同巾の円弧溝と、前記
ベースプレート上で前記パレットを載置するように設け
られ内端をほぼ前記パレットの中心を向け外端に穿設さ
れた長手方向の長穴で長さ調整可能に前記ベースプレー
トに前記直線溝の各間で固定される同数の支持杆と、該
支持杆の内端で支えられ前記円弧溝と直線溝とによって
位置が規制される直線溝と同数のガイドシャフト部材と
を含んでなり、パレットを旋回することによってワーク
の大きさに対応してガイドシャフト部材の位置が変更で
きるものである。
【０００９】支持杆及びパレットを緩めた状態にして反
時計方向（図３）に旋回させると羽根車状の円弧溝によ
りガイドシャフトは支持杆に拘束されながら直線溝内を
半径外方に一斉に移動する。ワークをパレット中心にの
せパレットを時計方向に旋回させてガイドシャフトを中
心側に移動してワーク外周に接触させ支持杆及びパレッ
トを固定する。
時計方向（図３）に旋回させると羽根車状の円弧溝によ
りガイドシャフトは支持杆に拘束されながら直線溝内を
半径外方に一斉に移動する。ワークをパレット中心にの
せパレットを時計方向に旋回させてガイドシャフトを中
心側に移動してワーク外周に接触させ支持杆及びパレッ
トを固定する。
【００１０】
【００１１】
【実施例】本発明の実施例１を図１〜図６にもとづき説
明する。箱形に形成されたワークテーブル本体１の天板
１ａ上でベースプレート２が外周下面の複数個所をロー
ラ３で旋回可能に受けられ、旋回中心において、減速機
付のモータ４の出力軸と連結されている。このモータ４
の回転制御でベースプレート２は旋回割出しされる。
明する。箱形に形成されたワークテーブル本体１の天板
１ａ上でベースプレート２が外周下面の複数個所をロー
ラ３で旋回可能に受けられ、旋回中心において、減速機
付のモータ４の出力軸と連結されている。このモータ４
の回転制御でベースプレート２は旋回割出しされる。
【００１２】ベースプレート２上の旋回中心と同心の円
周上の等間隔位置に複数個の円形のパレット６が配置さ
れている。パレット６は後述する支持杆７に旋回可能に
載置され、後述するリフタによって上方に持ち上げられ
位置決め可能である。ベースプレート２には円形のパレ
ット６が配置された中心位置において、中心を同一とす
る円Ａ（図示せず）上に内端を有して外周近くまで延在
する１２０°間隔３等分位置に放射状の３本の上下に貫
通した全長等しい巾の同じ直線溝８ａ，８ｂ，８ｃが穿
設されている。
周上の等間隔位置に複数個の円形のパレット６が配置さ
れている。パレット６は後述する支持杆７に旋回可能に
載置され、後述するリフタによって上方に持ち上げられ
位置決め可能である。ベースプレート２には円形のパレ
ット６が配置された中心位置において、中心を同一とす
る円Ａ（図示せず）上に内端を有して外周近くまで延在
する１２０°間隔３等分位置に放射状の３本の上下に貫
通した全長等しい巾の同じ直線溝８ａ，８ｂ，８ｃが穿
設されている。
【００１３】パレット６には前記円Ａと同じかほぼ同じ
大きさの円Ｂ（図示せず）上且つ１２０°間隔位置に内
端を有し前記直線溝８ａ，８ｂ，８ｃと互いに一点で交
差するとともに同方向に湾曲する同形状同巾の右巻きの
羽根車状をなす曲線、本例では円の一部の円弧が外周近
くまで上下に貫通した全長等しい巾の円弧溝９ａ，９
ｂ，９ｃが穿設されている。そして通常は円弧溝の内
端，外端は直線溝の内端，外端と一致させておく、即ち
ストロークを同じにしておくものである。なお３本の円
弧溝は円弧でなく曲線溝でもよい。
大きさの円Ｂ（図示せず）上且つ１２０°間隔位置に内
端を有し前記直線溝８ａ，８ｂ，８ｃと互いに一点で交
差するとともに同方向に湾曲する同形状同巾の右巻きの
羽根車状をなす曲線、本例では円の一部の円弧が外周近
くまで上下に貫通した全長等しい巾の円弧溝９ａ，９
ｂ，９ｃが穿設されている。そして通常は円弧溝の内
端，外端は直線溝の内端，外端と一致させておく、即ち
ストロークを同じにしておくものである。なお３本の円
弧溝は円弧でなく曲線溝でもよい。
【００１４】パレット６の載置台となるそれぞれの支持
杆７ａ，７ｂ，７ｃは相当の厚みを有しベースプレート
２の上面との接面及びパレット６の載置面は平行面に形
成されている。そして外端には長手方向の長穴７ａ1 ，
７ｂ1 ，７ｃ1 が貫通穿設されるとともに長穴上面には
それぞれ長穴に対応してざぐり面が削設されている。
杆７ａ，７ｂ，７ｃは相当の厚みを有しベースプレート
２の上面との接面及びパレット６の載置面は平行面に形
成されている。そして外端には長手方向の長穴７ａ1 ，
７ｂ1 ，７ｃ1 が貫通穿設されるとともに長穴上面には
それぞれ長穴に対応してざぐり面が削設されている。
【００１５】このざぐり面には支持杆７ａ，７ｂ，７ｃ
をそれぞれ押さえる座金１１ａ，１１ｂ，１１ｃが当て
られる。この上よりボルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃ（一
部図示せず）が、パレット６の外側で前記直線溝８ａ，
８ｂ，８ｃのそれぞれの２等分線上パレット中心から等
距離の位置に設けたタップ穴に螺合されることにより支
持杆はベースプレートで上位置調整可能に固定される。
このボルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃの位置は直線溝８
ａ，８ｂ，８ｃの２等分線上に設けるときガイドシャフ
ト位置変更時の支持杆の変位が最も少なくなる。取付の
都合で位置をずらすことは自由である。
をそれぞれ押さえる座金１１ａ，１１ｂ，１１ｃが当て
られる。この上よりボルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃ（一
部図示せず）が、パレット６の外側で前記直線溝８ａ，
８ｂ，８ｃのそれぞれの２等分線上パレット中心から等
距離の位置に設けたタップ穴に螺合されることにより支
持杆はベースプレートで上位置調整可能に固定される。
このボルト１２ａ，１２ｂ，１２ｃの位置は直線溝８
ａ，８ｂ，８ｃの２等分線上に設けるときガイドシャフ
ト位置変更時の支持杆の変位が最も少なくなる。取付の
都合で位置をずらすことは自由である。
【００１６】支持杆７ａ，７ｂ，７ｃの内端は直線溝と
円弧溝の交差点迄延在し、交差点位置に貫通穴７ａ2 ，
７ｂ2 ，７ｃ2 （一部図示せず）が穿設され、その上下
端は大径のざぐり穴が成形されている。その上端ざぐり
穴に円弧溝９ａ，９ｂ，９ｃにそれぞれ滑合状態で挿通
される同じ長さのガイドシャフト１３ａ，１３ｂ，１３
ｃがそれぞれ植設されている。
円弧溝の交差点迄延在し、交差点位置に貫通穴７ａ2 ，
７ｂ2 ，７ｃ2 （一部図示せず）が穿設され、その上下
端は大径のざぐり穴が成形されている。その上端ざぐり
穴に円弧溝９ａ，９ｂ，９ｃにそれぞれ滑合状態で挿通
される同じ長さのガイドシャフト１３ａ，１３ｂ，１３
ｃがそれぞれ植設されている。
【００１７】下端のざぐり穴に直線溝８ａ，８ｂ，８ｃ
にそれぞれ滑合するナット１４ａ，１４ｂ，１４ｃ（一
部図示せず）が嵌合されている。そしてナット１４ａ，
１４ｂ，１４ｃを介してボルト１６ａ，１６ｂ，１６ｃ
（一部図示せず）によりガイドシャフト１３ａ，１３
ｂ，１３ｃが支持杆７ａ，７ｂ，７ｃに垂直に固定され
ている。別の支持構造としては支持杆の内端の交差点位
置にガイドシャフトが挿通する貫通穴を穿設し、ガイド
シャフトを円弧溝と直線溝の両方に嵌合するように通し
て支持杆側面の止めねじで固定する形式とすることもで
きる。この場合円弧溝と直線溝の巾は同じにすることは
勿論である。
にそれぞれ滑合するナット１４ａ，１４ｂ，１４ｃ（一
部図示せず）が嵌合されている。そしてナット１４ａ，
１４ｂ，１４ｃを介してボルト１６ａ，１６ｂ，１６ｃ
（一部図示せず）によりガイドシャフト１３ａ，１３
ｂ，１３ｃが支持杆７ａ，７ｂ，７ｃに垂直に固定され
ている。別の支持構造としては支持杆の内端の交差点位
置にガイドシャフトが挿通する貫通穴を穿設し、ガイド
シャフトを円弧溝と直線溝の両方に嵌合するように通し
て支持杆側面の止めねじで固定する形式とすることもで
きる。この場合円弧溝と直線溝の巾は同じにすることは
勿論である。
【００１８】ワークテーブル本体１の天板１ａにはパレ
ット搬出位置に位置決めされたパレット６の中心から等
距離で３等分角度位置でガイドシャフトと干渉しない位
置に、押し上げ棒１７ａ，１７ｂ，１７ｃ（一部図示せ
ず）の上端をそれぞれ案内している穴が穿設されてい
る。そして３本の押し上げ棒の下端が連結板１８によっ
て一体とされており、この連結板１８に設けた摺動子１
９がワークテーブル本体１内に上下方向に取付けた案内
板２１に案内されるようになっている。
ット搬出位置に位置決めされたパレット６の中心から等
距離で３等分角度位置でガイドシャフトと干渉しない位
置に、押し上げ棒１７ａ，１７ｂ，１７ｃ（一部図示せ
ず）の上端をそれぞれ案内している穴が穿設されてい
る。そして３本の押し上げ棒の下端が連結板１８によっ
て一体とされており、この連結板１８に設けた摺動子１
９がワークテーブル本体１内に上下方向に取付けた案内
板２１に案内されるようになっている。
【００１９】押し上げ棒１７ｂの側面にはラック２２が
刻設されており、減速機付モータ２３の出力軸に設けた
ピニオン２４と噛合されていて、モータの回転で上下に
移動位置決めされる。そしてベースプレート２にもパレ
ット６が搬出位置に割出されたとき３本の押し上げ棒１
７ａ，１７ｂ，１７ｃが通過できる３個の穴２６ａ，２
６ｂ，２６ｃが各パレットの下側に穿設されている。
刻設されており、減速機付モータ２３の出力軸に設けた
ピニオン２４と噛合されていて、モータの回転で上下に
移動位置決めされる。そしてベースプレート２にもパレ
ット６が搬出位置に割出されたとき３本の押し上げ棒１
７ａ，１７ｂ，１７ｃが通過できる３個の穴２６ａ，２
６ｂ，２６ｃが各パレットの下側に穿設されている。
【００２０】このように構成されたワークテーブルの動
作を説明する。先ず加工ワークに合わせてガイドシャフ
ト１３ａ，１３ｂ，１３ｃの位置を決めるため、支持杆
７ａ，７ｂ，７ｃを固定しているボルト１２ａ，１２
ｂ，１２ｃを緩め支持杆の移動を可能とする。パレット
６を図３で反時計方向に旋回させる。この動作でガイド
シャフト１３ａ，１３ｂ，１３ｃは円弧溝９ａ，９ｂ，
９ｃの変位により直線溝に沿って外方に押されて開かれ
る。
作を説明する。先ず加工ワークに合わせてガイドシャフ
ト１３ａ，１３ｂ，１３ｃの位置を決めるため、支持杆
７ａ，７ｂ，７ｃを固定しているボルト１２ａ，１２
ｂ，１２ｃを緩め支持杆の移動を可能とする。パレット
６を図３で反時計方向に旋回させる。この動作でガイド
シャフト１３ａ，１３ｂ，１３ｃは円弧溝９ａ，９ｂ，
９ｃの変位により直線溝に沿って外方に押されて開かれ
る。
【００２１】ガイドシャフトは支持杆でしっかりと支え
られているとともに直線溝と円弧溝との支持位置が支持
杆の厚みで決められ離れているので動きは滑らかであ
る。このとき支持杆７ａ，７ｂ，７ｃも僅かに移動す
る。この移動は長穴７ａ1 ，７ｂ1 ，７ｃ1 により吸収
される。パレット６上にワークを載せパレットを時計方
向に旋回させて中心側に移動させワークの外周に３本の
ガイドシャフトを当接させる。この当接によりワークは
自動調心される。この位置でボルト１２ａ，１２ｂ，１
２ｃを締めて支持杆７ａ，７ｂ，７ｃを固定する。支持
杆の固定によりパレット９も同時に固定状態となる。
られているとともに直線溝と円弧溝との支持位置が支持
杆の厚みで決められ離れているので動きは滑らかであ
る。このとき支持杆７ａ，７ｂ，７ｃも僅かに移動す
る。この移動は長穴７ａ1 ，７ｂ1 ，７ｃ1 により吸収
される。パレット６上にワークを載せパレットを時計方
向に旋回させて中心側に移動させワークの外周に３本の
ガイドシャフトを当接させる。この当接によりワークは
自動調心される。この位置でボルト１２ａ，１２ｂ，１
２ｃを締めて支持杆７ａ，７ｂ，７ｃを固定する。支持
杆の固定によりパレット９も同時に固定状態となる。
【００２２】このようにして６個のパレットのガイドシ
ャフトの位置が決められると、パレット６上にワークを
段積みする。旋盤とワークテーブルとの間には図示しな
いロボットが設けられていて、ワークがワークテーブル
から搬出され旋盤のチャックに取り付けられる。ロボッ
トは受けとり高さが決められているので、上段のワーク
が搬出されるとモータ２３が所定量回転してピニオン２
４，ラック２２を介して押し上げ棒１７ａ，１７ｂ，１
７ｃが上昇される。
ャフトの位置が決められると、パレット６上にワークを
段積みする。旋盤とワークテーブルとの間には図示しな
いロボットが設けられていて、ワークがワークテーブル
から搬出され旋盤のチャックに取り付けられる。ロボッ
トは受けとり高さが決められているので、上段のワーク
が搬出されるとモータ２３が所定量回転してピニオン２
４，ラック２２を介して押し上げ棒１７ａ，１７ｂ，１
７ｃが上昇される。
【００２３】３本の押し上げ棒はベースプレート２の穴
２６ａ，２６ｂ，２６ｃを通ってパレットの下面を受
け、所定量上昇してワークを受取位置に持ち上げる。こ
のようにして１個のパレット上のワークが全部搬出され
ると、モータ４の所定量の旋回によりベースプレート２
が割出され隣のパレットが搬出位置に割出されるもので
ある。
２６ａ，２６ｂ，２６ｃを通ってパレットの下面を受
け、所定量上昇してワークを受取位置に持ち上げる。こ
のようにして１個のパレット上のワークが全部搬出され
ると、モータ４の所定量の旋回によりベースプレート２
が割出され隣のパレットが搬出位置に割出されるもので
ある。
【００２４】
【実施例】実施例２ではパレットが複数個の場合に替え
パレットが１個の場合である。ベースプレートは旋回の
必要がなく固定となる。従って旋回駆動用の減速機付モ
ータも不要となる。この場合ワークテーブル１の本体の
天板をベースプレートとして使用することもでき、特別
のベースプレートを省略してもよい。その他の機構は１
個分となる。
パレットが１個の場合である。ベースプレートは旋回の
必要がなく固定となる。従って旋回駆動用の減速機付モ
ータも不要となる。この場合ワークテーブル１の本体の
天板をベースプレートとして使用することもでき、特別
のベースプレートを省略してもよい。その他の機構は１
個分となる。
【００２５】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、ガ
イドシャフトの位相を変化させることなく、支持杆で確
実に支えられたガイドシャフトは円弧溝，直線溝内を円
滑に移動することができ、ワーク外径の異なるワーク特
に多角形ワークであってもロボット，ローダ等、ワーク
受渡し手段に設けられたワーク把持手段（チャック）の
把持部（チャックの爪）等を交換する必要がなくなると
いう優れた効果を有する。
イドシャフトの位相を変化させることなく、支持杆で確
実に支えられたガイドシャフトは円弧溝，直線溝内を円
滑に移動することができ、ワーク外径の異なるワーク特
に多角形ワークであってもロボット，ローダ等、ワーク
受渡し手段に設けられたワーク把持手段（チャック）の
把持部（チャックの爪）等を交換する必要がなくなると
いう優れた効果を有する。
【図１】本発明のワークテーブルの本体の内部及びベー
スプレートを断面で示した図である。
スプレートを断面で示した図である。
【図２】ワークテーブルの平面図である。
【図３】１個のパレット部分の拡大平面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】ガイドシャフトを中開きとした場合を示す図で
ある。
ある。
【図６】ガイドシャフトを大開きとした場合を示す図で
ある。
ある。
【図７】従来のガイドシャフト開閉機構を示す図であ
る。
る。
【図８】図７のガイドシャフトの移動を示す図である。
【図９】従来のガイドシャフト開閉機構を示す図であ
る。
る。
１ ワークテーブル本体 ２ ベースプレート ４，２４ 減速機付モータ ６ パレット ７ａ，７ｂ，７ｃ 支持杆 ８ａ，８ｂ，８ｃ 直
線溝 ９ａ，９ｂ，９ｃ 円弧溝 １３ａ，１３ｂ，１３ｃ ガイドシャフト １７ａ，１７ｂ，１７ｃ 押し上げ棒
線溝 ９ａ，９ｂ，９ｃ 円弧溝 １３ａ，１３ｂ，１３ｃ ガイドシャフト １７ａ，１７ｂ，１７ｃ 押し上げ棒
Claims (2)
- 【請求項１】 工作機械で加工されるワークを載置する
ワークテーブルにおいて、ワークテーブル本体のベース
プレート上に水平面内で旋回可能に設けられ上面にワー
クを載置するパレットと、前記ベースプレートに前記パ
レットの旋回中心と同心の円周等間隔位置より半径方向
放射状に穿設された複数個の等しい巾の直線溝と、前記
パレットにその旋回中心と同心の円周等間隔位置より前
記直線溝と同数で直線溝と互いに交差する羽根車状に穿
設された同巾の円弧溝と、前記ベースプレート上で前記
パレットを載置するように設けられ内端をほぼ前記パレ
ットの中心を向け外端に穿設された長手方向の長穴で長
さ調整可能に前記ベースプレートに前記直線溝の各間で
固定される同数の支持杆と、該支持杆の内端で支えられ
前記円弧溝と直線溝とによって位置が規制される直線溝
と同数のガイドシャフト部材とを含んでなり、パレット
を旋回することによってワークの大きさに対応してガイ
ドシャフト部材の位置が変更できることを特徴とするガ
イド付ワークテーブル。 - 【請求項２】 工作機械で加工されるワークを載置する
ワークテーブルにおいて、ワークテーブル本体のベース
プレート上に水平面内で循環可能に複数設けられかつ各
々が旋回可能で上面にワークを載置するパレットと、前
記ベースプレートに前記パレットの旋回中心と同心の円
周等間隔位置より半径方向放射状に穿設された複数個の
等しい巾の直線溝と、前記パレットにその旋回中心と同
心の円周等間隔位置より前記直線溝と同数で直線溝と互
いに交差する羽根車状に穿設された同巾の円弧溝と、前
記ベースプレート上で前記パレットを載置するように設
けられ内端をほぼ前記パレットの中心を向け外端に穿設
された長手方向の長穴で長さ調整可能に前記ベースプレ
ートに前記直線溝の各間で固定される同数の支持杆と、
該支持杆の内端で支えられ前記円弧溝と直線溝とによっ
て位置が規制される直線溝と同数のガイドシャフト部材
とを含んでなり、パレットを旋回することによってワー
クの大きさに対応してガイドシャフト部材の位置が変更
できることを特徴とするガイド付ワークテーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06704496A JP3171314B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | ガイド付ワークテーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06704496A JP3171314B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | ガイド付ワークテーブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09234644A true JPH09234644A (ja) | 1997-09-09 |
| JP3171314B2 JP3171314B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=13333462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06704496A Expired - Lifetime JP3171314B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | ガイド付ワークテーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3171314B2 (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100838860B1 (ko) * | 2007-02-06 | 2008-06-16 | 박성출 | 선반가공 봉재의 진동방지장치 |
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| CN113427283A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-09-24 | 章君巧 | 一种自动调节等分轴距的多轴调节器 |
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-
1996
- 1996-02-27 JP JP06704496A patent/JP3171314B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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