JP7246253B2 - 工作機械のパレット交換方法とパレット交換装置 - Google Patents

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Description

本発明は工作機械(マシニングセンタ:MC)のパレット交換方法とパレット交換装置に係り、特に5軸制御MCのトラニオン方式機内テーブルに対応したパレット交換方法とパレット交換装置に関する。
機内テーブルをトラニオン方式にした5軸制御MCでは、ワーク加工時の機内テーブルの揺動によって機内テーブルがパレット交換装置のフォークに干渉するのを防止する各種の工夫が提案されている。特許文献1のパレット交換装置は、パレットを支持するフォークの先端側を上方に屈曲可能にして機内テーブルとの干渉を防止する。また特許文献2のパレット交換装置は、フォークを左右分割型にしてワーク加工時に左右のフォークを離間させることで機内テーブルとの干渉を防止する。
特許第4310156号公報 特開2009-208202号公報
パレットを支持するフォークを上方に屈曲可能にしたり左右分割型にしたりすると、フォークの構造が複雑化してコスト高になる。またフォークを左右方向に離間すると左右方向スペースを余分に確保しなければならないので装置の小型化が難しくなる。一方、トラニオン方式の機内テーブルを使用すると主軸の加工高さが必然的に高くなるので、従来のパレット交換装置では機外の段取りステーションの高さも高くしなければならず、ワーク入れ替え作業の操作性が悪くなる。
そこで本発明の目的は、構造が簡単で低コストかつ省スペースで実現可能であり、段取りステーションを低くすることでワーク入れ替え作業の操作性も向上するパレット交換方法と交換装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明のパレット交換方法は、工具を装着する主軸がある工作機械の機内側でワーク搭載用のパレットを着脱可能に位置決め可能であって前記主軸に対して前後動、旋回動および揺動可能に配設された機内テーブルが前記主軸から後退して到着するパレット脱着位置と、当該パレット脱着位置から見て前記主軸と反対側の機外側でパレットに搭載した未加工ワークと加工済ワークを入れ替える段取りステーションとの間で、パレットを支持可能な一対のフォークを両側に有するパレット支持部材を垂直な旋回軸の回りに旋回することでパレットを交換する工作機械のパレット交換方法において、前記機内テーブルが前記主軸の前の加工位置に前進しているとき、前記パレット支持部材を前記機内テーブルと干渉しない定位置に下降させ、ワークの加工が終わると、前記パレット支持部材を前記定位置から第1の高さに上昇させて前記段取りステーションの未加工ワークを搭載したパレットを前記フォークに移載し、前記パレット支持部材を前記第1の高さから第2の高さに上昇させ、前記機内テーブルが前記パレット脱着位置に後退するときに前記フォークの間に前記機内テーブルの上端部を受け入れ、前記パレット支持部材を前記第2の高さから第3の高さに上昇させ、前記機内テーブルに支持されたパレットを前記フォークに移載し、前記機内テーブルを前進させて前記パレット脱着位置から退避させた後、前記パレット支持部材を前記旋回軸の回りに旋回することでパレットを交換することを特徴とする。
また本発明のパレット交換装置は、工具を装着する主軸がある工作機械の機内側でワーク搭載用のパレットを着脱可能に位置決め可能であって前記主軸に対して前後動、旋回動および揺動可能に配設された機内テーブルが前記主軸から後退して到着するパレット脱着位置と、当該パレット脱着位置から見て前記主軸と反対側の機外側でパレットに搭載した未加工ワークと加工済ワークを入れ替える段取りステーションとの間で、パレットを交換する工作機械のパレット交換装置において、前記パレット脱着位置と前記段取りステーションとの間に配設された垂直な旋回軸と、前記旋回軸に支持されると共に前記旋回軸を挟む両側でパレットを支持可能な一対のフォークを有するパレット支持部材と、前記パレット支持部材を前記旋回軸に沿って昇降させる昇降機構を有し、前記昇降機構は、前記機内テーブルが前記主軸の前の加工位置に前進しているとき、前記パレット支持部材を前記機内テーブルと干渉しない定位置に下降させることを特徴とする。
本発明は、機内テーブルが主軸の前の加工位置に前進しているとき、パレット支持部材を機内テーブルと干渉しない定位置に下降させるので、段取りステーションを低くしてワークの入れ替え作業の操作性向上を図ることができ、またフォークを屈曲させたり分割型にしたりしないので低コスト、省スペースで実現可能である。
本発明の実施形態に係るパレット交換装置を使用した工作機械の(a)側面図と(b)平面図である。 パレット交換装置の正面図である。 パレット交換装置を機外側から見た斜視図である。 仕切板を付けたパレット交換装置を機外側から見た斜視図である。 昇降機構を見えるように一部を切欠いたパレット交換装置の機内側斜視図である。 パレット交換装置の要部を示す斜視図である。 機内テーブルの側面図である。 機内テーブルの平面図である。 段取りステーションのパレット台を斜め下方から見た斜視図である。 段取りステーションのパレット台を水平方向から見た斜視図である。 パレット支持部材が最高の第3の高さに位置するパレット交換装置の側面図である。 パレット支持部材が最低の定位置に位置するパレット交換装置の側面図である。 パレット交換方法の作動ステージを示すもので、パレット支持部材が最低の定位置から最高の第3の高さに移動するまでを示す図である。 パレット交換方法の作動ステージを示すもので、パレット支持部材が最高の第3の高さで180°水平旋回し、第2の高さに移動して機内テーブルを加工位置に逃がすまでを示す図である。 パレット交換方法の作動ステージを示すもので、パレット支持部材が第1の高さから最低の定位置に移動するまでを示す図である。 作動ステージに対応してフォークの高さ位置、荷重、速度を時間軸に沿って示す図である。
以下、図面に基いて本発明の実施形態に係るパレット交換方法およびパレット交換装置と、このパレット交換装置を使用した工作機械(マシニングセンタ)について説明する。なお、各図面で共通する部材には原則として同じ符号を付すことで、一度説明した部材についてはその後の重複した説明を省略することとする。
(工作機械の概要)
図1(a)(b)は工作機械(マシニングセンタ)100の側面図と平面図を示すもので、工作機械100は機枠110の図示右側が機内側で左側が機外側である。機内側に工具が取付けられる主軸120が移動可能に配設され、機外側にワークの搬入・搬出設備が配設される。パレット交換装置200は機内側と機外側の中間位置に配設されている。機枠110の側面には操作パネル130が水平方向に旋回可能に配設されている。
図2A、図2Bに示すように、パレット交換装置200は垂直な旋回部材210を有する。この旋回部材210の上下両端部は、図2Bの矩形枠状のフレーム体の下辺部201中央上面と上辺部203中央下面にそれぞれ回転可能に軸支されている。下辺部201と上辺部203は、左右の側辺部202、202で連結されることで矩形枠状のフレーム体を構成している。
旋回部材210はその垂直な旋回軸210aを中心として旋回可能とされている。この旋回軸210aは、後述する機内側パレット脱着位置と機外側段取りステーションの中間に位置する。旋回部材210には図2Cに示すように、矩形枠状のフレーム体の内側を閉塞する仕切部材207が取付けられる。この仕切部材207は、機内側の切削屑や切削油の外部飛散を防止するためのもので、仕切部材207によって機内側と機外側が隔絶される。
矩形枠状のフレーム体の上辺部203の中央上面に、ギヤードモータ211とカムボックス212が配設されている。ギヤードモータ211の水平回転軸がカムボックス212の側面に配置された入力軸に連結され、カムボックス212の下面に配置された出力軸に旋回部材210の上端部が連結されている。そして、ギヤードモータ211を正転(または逆転)することによって、旋回部材210が水平方向(図2Bの矢印B方向)に180°で旋回するように構成されている。
このように、パレット交換装置200は矩形枠状のフレーム体と一体にユニット化されているので、既存の5軸制御MCにも比較的簡単に組み込み可能である。なお、旋回部材210の旋回角度は近接スイッチで確認するようにしているが、ギヤードモータ211の代わりにステッピングモータを使用すれば近接スイッチは省略可能である。
図2Aに示すように、旋回部材210の垂直な側面に、垂直方向に2本の案内レール217が配設されている。一方、パレット支持部材220の上下左右4箇所に被ガイド部222が配設され、当該被ガイド部222が案内レール217に摺動可能に係合している。
旋回部材210の上部に、図2A、図2Dに示すように、パレット支持部材220を昇降させる昇降機構としてサーボモータ213が配設されている。このサーボモータ213の出力軸に、垂直なボールねじ214の上端部が連結されている。ボールねじ214の上端部と下端部は、旋回部材210の側面に配設された支持金具215、216で回転可能に支持されている。
ボールねじ214が挿通されたナット221が、パレット支持部材220の中央部に固定されている。これにより、サーボモータ213を正転または逆転することにより、パレット支持部材220が案内レール217に沿って昇降するようになっている(図2A、図2Bの矢印A方向)。パレット支持部材220の昇降動作の詳細については図6A~図7を参照して後述する。
(段取りステーション)
図2Bの矩形枠状のフレーム体の下辺部201の機外側にパレット支持台204が固定配置されている。このパレット支持台204の上に円盤状のパレット旋回テーブル205が配設されている。パレット旋回テーブル205とパレット支持台204との間にローラベアリングが配設され、パレット旋回テーブル205がその中心回りに水平旋回可能とされている。
パレット旋回テーブル205の上で、工作機械100の外部から搬送されてくる未加工ワークと、工作機械100の機内から出てくる加工済ワークを、パレットPに搭載した状態で入れ替える。すなわちパレット旋回テーブル205によって段取りステーションが構成される。パレット旋回テーブル205の上に搬送された未加工ワークは、段取りのためパレット旋回テーブル205を90°間隔で旋回することでパレットPを含めた未加工ワークの向きを変更することができる。
図2A、図2Eに示すように、パレット支持部材220は、旋回部材210の旋回軸210aに関して左右対称形に構成され、パレット支持部材220の左右両端部に一対のフォーク230が形成されている。この一対のフォーク230は図2E、図4A、図4Bに示すようにU字状を成し、フォーク230の先端部と基端部の合計4箇所に、パレットPの底面を支持する突起231が形成されている。
そして機外側の段取りステーションにおいて、ワークの搬入・搬出設備によってパレット支持台204の上の円盤状のパレット旋回テーブル205に上方から載置されるパレットPの下部を、図4A、図4Bのように、フォーク230の内側に受け入れ可能に構成されている。また機内側では機内テーブル300の上端部を水平方向からフォーク230の内側に受け入れ可能に構成されている。前記パレット旋回テーブル205の上面には、パレットPの下部を支持する突起部205aが複数形成されている。
(機内テーブル)
図3Aと図3Bは、トラニオン方式の機内テーブル300を示す側面図と平面図である。機内テーブル300は揺りかご形状を成し、パレットPを着脱可能に位置決めできるように構成されている。機内テーブル300は主軸120に対して前後動、旋回動および揺動可能に構成され、その位置と姿勢を変えることによって、主軸120に取付けられる工具で機内テーブル300上のワークWに多様な加工を施すことができるようにしてある。
本発明に係るパレット交換装置200を適用する工作機械100は5軸制御MCであって、5軸制御を実現するために機内テーブル300をトラニオン方式にしている。すなわち、機内テーブル300上にパレットPを位置決めした状態で、パレットPを主軸120に対して前後動させたり、旋回させたり、揺動させたりすることができる。図3AのAxは揺動中心を示し、揺動中心Axの回りに揺動角θの範囲内でワークWと共にパレットPを自由に揺動させることができる。
トラニオン方式の機内テーブル300は主軸120による加工時に揺動角θで揺動するので、図2Aにおいて機内テーブル300の移動領域Kの内側にフォーク230が進入すると機内テーブル300と干渉する。そこで本発明ではパレット支持部材220をワーク加工時に領域Kの下側に退避させることにした。
特許文献1の従来のパレット交換装置は、フォークを上方に屈曲可能に構成することで領域Kの干渉を回避する構成であったが、フォークを屈曲可能に構成することは機構的に複雑化してコストアップになる。また特許文献2の従来のパレット交換装置は左右分割型のフォークを左右に開くことで領域Kの干渉を回避する構成であったが、当該構成も機構的に複雑化してコストアップになる。またフォークの左右両側に開くためのスペースも必要となる。
本発明のパレット交換装置200は、パレット支持部材220の高さを低くするだけで領域Kの干渉を回避することができるので、機構的に複雑化することがなく低コストで実現可能であり、汎用性も確保できる。また設置スペースも少なくて済むので、パレット交換装置200を含む工作機械全体の小型化を図ることができる。また、段取りステーションの高さが低くなることでワーク入れ替え作業の操作性も向上する。
従来のパレット交換装置の昇降機構は、パレットを持ち上げて旋回させる高位置と、パレットを機内テーブルと段取りステーションに載置する低位置の2位置だけに昇降するため、昇降機構に油圧シリンダを使用するのが通常であった。しかし、本発明のパレット交換装置200は、図2Aの領域Kと高さ方向で干渉を回避するために、後述する少なくとも3つの高さ位置にパレット支持部材220ないしフォーク230を移動可能にする必要性から、昇降機構として油圧シリンダではなくサーボモータ213とボールねじ214を使用する。
(パレット脱着位置)
図5A、図5Bは、主軸120から後退してパレット脱着位置に到着した機内テーブル300を示す。このパレット脱着位置で図5Aのようにパレット支持部材220を上昇することで、機内テーブル300のパレットPをフォーク230に移載する。また図5Bのようにパレット支持部材220を下降することで、フォーク230に支持したパレットPを機内テーブル300に移載する。
(パレット交換装置の作動ステージ)
次に、パレット交換装置200によるパレット交換方法の作動ステージ1~13を図6A~図6C、図7を参照して説明する。図6A~図6Cの各図上部にある括弧付き数字(1)~(13)と、図7の下部にある1から13の丸囲い数字がステージ番号を表す。図7はフォーク230の高さ位置、荷重、速度を時間軸に沿って示す。図7のフォークの昇降速度(v1,v2)はv1=低速(分速数m)、v2=高速(分速数十m)である。またフォークの荷重L1~L3は以下通りである。
L1:パレット支持部材220の荷重
L2:パレット支持部材220+機外パレットP+未加工ワークW2の荷重
L3:パレット支持部材220+機外パレットP+未加工ワークW2
+機内パレットP+加工済ワークW1の荷重
図6Aのステージ1では機内のワークW1が加工中であって、機外では未加工ワークW2を搭載したパレットPが段取りステーションに置かれている。このステージ1で機内側のフォーク230がトラニオン方式の機内テーブル300よりも下方に位置しているので、ワークW1の加工中に機内テーブル300が揺動しても当該機内テーブル300はフォーク230と干渉することがない。また未加工ワークW2がある段取りステーションでは、パレットPの下側に10mmの隙間を開けてフォーク230が待機している。
図6Aのステージ2で、機内でワークW1を加工中に、サーボモータ213を駆動してパレット支持部材220を低速v1で23mm上昇させ(第1の高さ)、当該23mm上昇する間に未加工ワークW2を搭載したパレットPをフォーク230に移載する。パレット支持部材220を低速v1で上昇させるのは、パレットPをフォーク230に移載する際の衝撃を少なくし、ワークW2の位置ズレを防止するためである。
ステージ2からサーボモータ213を高速v2で駆動してパレット支持部材220を470mmの高さ(第2の高さ)に上昇させることでステージ3になる。このステージ3で機内側のフォーク230が機内テーブル300の上端部を受け入れ可能になる。なお、図7のステージ2と3の間でパレット支持部材220を瞬間的に停止(速度ゼロ)しているが、停止することなく低速v1から高速v2に連続変化させることも可能である。
次に、加工が終了したワークW1を載せたパレットPを搭載した機内テーブル300が矢印方向に後退してステージ4のようにパレット脱着位置に到着する。そしてステージ5でサーボモータ213を駆動してパレット支持部材220を低速v1で23mm上昇させ(第3の高さ)、ワークW1を載せたパレットPを機内側フォーク230に移載する。低速v1で上昇させるのは衝撃を少なくし位置ズレを防止するためである。
次に、図6Bのステージ6で機内テーブル300をパレット脱着位置から離間する方向(主軸側)に一時的に退避させ、その間にステージ7でギヤードモータ211(図2Bほか)を駆動して旋回部材210を180°旋回させ、パレット支持部材220を180°旋回させる。これにより、機内の加工済ワークW1と機外の未加工ワークW2が入れ替えられる。
次に、機内テーブル300を矢印方向に移動してステージ8のように元のパレット脱着位置に戻す。そしてステージ9でサーボモータ213を駆動してパレット支持部材220を低速v1で43mm下降させ(第2の高さ)、未加工ワークW2を載せたパレットPをフォーク230から機内テーブル300に移載する。低速v1で下降するのは機内テーブル300に与える衝撃を少なくし、ワークW2の位置ズレを防止するためである。
その後、機内テーブル300を矢印方向(主軸側)に移動して未加工ワークW2を加工位置に移動する。ステージ10からサーボモータ213を高速v2で駆動してステージ11のようにパレット支持部材220を下降させ(第1の高さ)、さらにステージ12でパレット支持部材220を低速v1で23mm下降させ(定位置)、加工済ワークW1を載せたパレットPを段取りステーションに移載する。低速v1で下降させるのは段取りステーションのパレット旋回テーブル205に作用する衝撃を少なくするためである。なお、図7のステージ11と12の間でパレット支持部材220を瞬間的に停止(速度ゼロ)しているが、停止することなく高速v2から低速v1に連続変化させることも可能である。
ステージ13は、ギヤードモータ211とサーボモータ213が停止し、旋回部材210とパレット支持部材220が完全に停止した状態である。この完全停止状態で、加工済ワークW1が段取りステーションから搬出され、代わりに新たな未加工ワークを搭載したパレットが段取りステーションに搬入される。以上のステージを繰り返すことで、複数のワークが次々と加工される。
なお、図7の高さは一例であって、これら数値に限定されるものではないことは勿論である。すなわち、パレット支持部材220は第1の高さから第2の高さへ例えば300mm~500mm上昇させ、また第2の高さから第3の高さへ10mm~50mm上昇させてもよい。また、段取りステーションに定置された未加工ワークを搭載したパレットをフォークに移載するため、最低高さの定位置から第1の高さへ例えば10mm~50mm上昇させてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば前記実施形態では、パレット支持部材220を、定位置、第1の高さ、第2の高さ、第3の高さに移動させたが、機外側のワーク搬入・搬出設備によって段取りステーションの定位置で待機しているフォーク230にワークを低速で直接移載可能に構成してもよく、その場合は第1の高さを省略してパレット支持部材220を定位置から第2の高さに直接移動可能にすればよい。この場合の昇降機構の高さ制御は、定位置、第2の高さ、第3の高さの3位置となる。また昇降機構としては、サーボモータ213とボールねじ214の組み合わせ以外であっても、複数高さに正確な昇降が可能であれば任意の昇降機構を採用可能である。
100:工作機械 110:機枠
120:主軸 130:操作パネル
200:パレット交換装置 201:フレーム体の下辺部
202:フレーム体の側辺部 203:フレーム体の上辺部
204:パレット支持台 205:パレット旋回テーブル
205a:突起部 207:仕切部材
210:旋回部材 210a:旋回軸
211:ギヤードモータ 212:カムボックス
213:サーボモータ 214:ボールねじ
215、216:支持金具 217:案内レール
220:パレット支持部材 221:ナット
222:被ガイド部 230:フォーク
231:突起 300:機内テーブル
Ax:揺動中心 K:移動領域
P:パレット W:ワーク
W1:加工済ワーク W2:未加工ワーク
θ:揺動角

Claims (6)

  1. 工具を装着する主軸がある工作機械の機内側でワーク搭載用のパレットを着脱可能に位置決め可能であって前記主軸に対して前後動、旋回動および揺動可能に配設された機内テーブルが前記主軸から後退して到着するパレット脱着位置と、当該パレット脱着位置から見て前記主軸と反対側の機外側でパレットに搭載した未加工ワークと加工済ワークを入れ替える段取りステーションとの間で、パレットを支持可能な一対のフォークを両側に有するパレット支持部材を垂直な旋回軸の回りに旋回することでパレットを交換する工作機械のパレット交換方法において、
    前記機内テーブルが前記主軸の前の加工位置に前進しているとき、前記パレット支持部材を前記機内テーブルと干渉しない定位置に下降させ、
    ワークの加工が終わると、前記パレット支持部材を前記定位置から第1の高さに上昇させて前記段取りステーションの未加工ワークを搭載したパレットを前記フォークに移載し、
    前記パレット支持部材を前記第1の高さから第2の高さに上昇させ、前記機内テーブルが前記パレット脱着位置に後退するときに前記フォークの間に前記機内テーブルの上端部を受け入れ、
    前記パレット支持部材を前記第2の高さから第3の高さに上昇させ、前記機内テーブルに支持されたパレットを前記フォークに移載し、
    前記機内テーブルを前進させて前記パレット脱着位置から退避させた後、前記パレット支持部材を前記旋回軸の回りに旋回することでパレットを交換することを特徴とするパレット交換方法。
  2. 工具を装着する主軸がある工作機械の機内側でワーク搭載用のパレットを着脱可能に位置決め可能であって前記主軸に対して前後動、旋回動および揺動可能に配設された機内テーブルが前記主軸から後退して到着するパレット脱着位置と、当該パレット脱着位置から見て前記主軸と反対側の機外側でパレットに搭載した未加工ワークと加工済ワークを入れ替える段取りステーションとの間で、パレットを交換する工作機械のパレット交換装置において、
    前記パレット脱着位置と前記段取りステーションとの間に配設された垂直な旋回軸と、
    前記旋回軸に支持されると共に前記旋回軸を挟む両側でパレットを支持可能な一対のフォークを有するパレット支持部材と、
    前記パレット支持部材を前記旋回軸に沿って昇降させる昇降機構を有し、
    前記昇降機構は、前記機内テーブルが前記主軸の前の加工位置に前進しているとき、前記パレット支持部材を前記機内テーブルと干渉しない定位置に下降させ
    ワークの加工が終わると前記定位置から第1の高さに上昇させることで前記段取りステーションの未加工ワークを搭載したパレットを前記フォークに移載し、
    前記第1の高さから第2の高さに上昇させることで前記機内テーブルが前記パレット脱着位置に後退するときに前記フォークの間に前記機内テーブルの上端部を受け入れ、
    前記第2の高さから第3の高さに上昇させることで前記機内テーブルに支持されていたパレットを前記フォークに移載することを特徴とするパレット交換装置。
  3. 前記機内テーブルを前進させて前記パレット脱着位置から退避させた状態で前記パレット支持部材を前記旋回軸の回りに旋回することでパレットを交換することを特徴とする請求項のパレット交換装置。
  4. 前記昇降機構が、前記旋回軸に取り付けられたサーボモータと、当該サーボモータで回転する垂直なボールねじと、当該ボールねじを挿通し前記パレット支持部材に取り付けられたナットを有することを特徴とする請求項2又は3のパレット交換装置。
  5. 前記パレット脱着位置と前記段取りステーションの間に位置する矩形枠状のフレーム体を有し、当該フレーム体の上辺部中央と下辺部中央の間に前記昇降機構が配設され、当該昇降機構に前記パレット支持部材が取付けられ、前記下辺部中央の機外側に前記段取りステーションのパレット支持台が配設されてユニット化されたことを特徴とする請求項2からのいずれか1項のパレット交換装置。
  6. 工具を装着する主軸がある工作機械の機内側でワーク搭載用のパレットを着脱可能に位置決め可能であって前記主軸に対して前後動、旋回動および揺動可能に配設された機内テーブルが前記主軸から後退して到着するパレット脱着位置と、当該パレット脱着位置から見て前記主軸と反対側の機外側でパレットに搭載した未加工ワークと加工済ワークを入れ替える段取りステーションとの間で、パレットを支持可能な一対のフォークを両側に有するパレット支持部材を垂直な旋回軸の回りに旋回することでパレットを交換する工作機械のパレット交換方法において、
    前記機内テーブルが前記主軸の前の加工位置に前進しているとき、前記パレット支持部材を前記機内テーブルと干渉しない定位置に下降させ、
    未加工ワークを搭載したパレットを機外側のワーク搬入・搬出設備によって前記段取りステーションの前記定位置で待機している前記フォークに移載し、
    ワークの加工が終わると、前記パレット支持部材を前記定位置から第2の高さに上昇させ、前記機内テーブルが前記パレット脱着位置に後退するときに前記フォークの間に前記機内テーブルの上端部を受け入れ、
    前記パレット支持部材を前記第2の高さから第3の高さに上昇させ、前記機内テーブルに支持されたパレットを前記フォークに移載し、
    前記機内テーブルを前進させて前記パレット脱着位置から退避させた後、前記パレット支持部材を前記旋回軸の回りに旋回することでパレットを交換することを特徴とするパレット交換方法。
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