JPH09234393A - 回転霧化頭 - Google Patents

回転霧化頭

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JPH09234393A
JPH09234393A JP35719996A JP35719996A JPH09234393A JP H09234393 A JPH09234393 A JP H09234393A JP 35719996 A JP35719996 A JP 35719996A JP 35719996 A JP35719996 A JP 35719996A JP H09234393 A JPH09234393 A JP H09234393A
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将俊 近
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英嗣 松田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
    • B05B3/1064Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces the liquid or other fluent material to be sprayed being axially supplied to the rotating member through a hollow rotating shaft

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 霧化頭本体とハブ部材を容易に分解、洗浄、
組立ができ、また再組立の後にも回転霧化頭の回転バラ
ンスを維持できるようにする。 【解決手段】 霧化頭本体2のハブ嵌合段部3内周側に
リング係合面4を設け、ハブ部材5の筒部7外周側にリ
ング嵌着溝8を設ける。従って、リング嵌着溝8にOリ
ング11を嵌着した状態でハブ嵌合段部3にハブ部材5
の筒部7を嵌合することにより、Oリング11の弾性力
によってハブ部材5を霧化頭本体2に弾性的に保持でき
る。この場合、Oリング11にはリング係合面4が係合
し、ハブ部材5の抜止めを図っている。一方、ハブ部材
5を軸方向に押動してOリング11を弾性変形させるこ
とにより、ハブ部材5を霧化頭本体2から分解できる。
さらに、ハブ部材5はハブ嵌合段部3内にOリング11
の弾性力によって保持させているから、霧化頭本体2の
回転中心に対して位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車体等の被
塗物に塗装を行なう塗装機に用いて好適な回転霧化頭に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体等の被塗物に塗装
を行なう塗装機としては回転霧化頭を用いた塗装機が広
く知られており、この回転霧化頭は筒形ないしベル形を
なし、高速回転することにより塗装機本体側から供給さ
れる塗料を霧化し、被塗物に塗着させるものである。そ
こで、このベル型回転霧化頭を用いた塗装機(以下、回
転霧化頭型塗装機という)について説明する。
【0003】まず、図16に第1の従来技術を示す。1
00は回転霧化頭で、該回転霧化頭100は霧化頭本体
101と該霧化頭本体101内に設けられたハブ部材1
02とから大略構成され、該霧化頭本体101とハブ部
材102とは止めねじ103によって固定されている。
104は塗装機のハウジング、105は回転軸を示し、
該回転軸105の先端に回転霧化頭100が取付けら
れ、該回転霧化頭100には塗料チューブ106から塗
料が供給されるようになっている。
【0004】次に、図17は第2の従来技術を示す。2
00は回転霧化頭を示し、該回転霧化頭200は霧化頭
本体201と該霧化頭本体201内に設けられたハブ部
材202とから構成され、該霧化頭本体201とハブ部
材202とはねじ部203によって固定されている。2
04は塗装機のハウジング、205は回転軸を示し、該
回転軸205の先端に回転霧化頭200が取付けられ、
該回転霧化頭200には前記回転軸205内を伸長して
設けられた塗料チューブ206から塗料が供給されるよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の回
転霧化頭は、多数色の塗料を色替しながら塗装するもの
であるから、霧化頭本体とハブ部材を分解して洗浄し、
再び組立して使用する場合がある。
【0006】然るに、第1の従来技術によるものでは、
霧化頭本体101とハブ部材102とを止めねじ103
によって固定し、第2の従来技術では、霧化頭本体20
1とハブ部材202とをねじ部203によって固定して
いる。従って、回転霧化頭100,200の洗浄時に
は、止めねじ103、ねじ部203を緩めたり締めつけ
たりすることにより、霧化頭本体101,201とハブ
部材102,202を分解し、洗浄が終わったら再組立
することができる。しかし、いずれの従来技術において
も止めねじ103やねじ部203を緩めたり締めつける
ためには、別途工具が必要になる上に、分解、組立に時
間を要するという問題がある。
【0007】また、昨今の回転霧化頭型塗装機では、塗
装品質を向上するために回転霧化頭を例えば20000
rpm以上の高速で回転し、噴霧塗料の微細化を図るよ
うにしている。従って、回転霧化頭には、常に軸線に対
して芯ぶれすることなく回転するように高精度な回転バ
ランスが必要となる。
【0008】しかし、前述した各従来技術のように、霧
化頭本体101,201とハブ部材102,202とを
着脱可能とすると、予め回転霧化頭100,200の回
転バランスを調整しても、再組立時には、ねじの締めつ
け強さ等によって回転バランスに狂いが生じてしまう。
このため、回転霧化頭100,200の回転バランスを
再調整しなくてはならず、多大な時間や費用を要すると
いう問題がある。
【0009】そこで、霧化頭本体とハブ部材とを、ピン
や圧入等の手段によって分解不可能に固定し、回転霧化
頭の回転バランスを製造時の状態で維持することが考え
られる。しかし、この場合には回転霧化頭に塗料が付着
し、固まってしまっても各部に付着した塗料を容易に洗
浄することができなくなるという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、霧化頭本体とハブ部材を容易に分解、洗
浄、組立ができ、また再組立の後にも回転霧化頭の回転
バランスを維持できるようにした回転霧化頭を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明による回転霧化頭は、筒形ない
しベル形に形成され、後部側が回転軸に取付けるための
回転軸取付部となると共に、前部側の内周面が放出端縁
に向けて塗料を薄膜化する塗料薄膜化面となり、該塗料
薄膜化面の奥所にハブ嵌合段部が設けられた霧化頭本体
と、後面側が塗料受面となった蓋部と該蓋部から筒状に
延び前記霧化頭本体のハブ嵌合段部に着脱可能に嵌合さ
れる筒部とから有蓋筒状体をなし、前記塗料受面に供給
された塗料を前記霧化頭本体の塗料薄膜化面に流出する
塗料流出孔が穿設されたハブ部材と、前記霧化頭本体の
ハブ嵌合段部内周面または前記ハブ部材の筒部外周面に
設けられたリング嵌着溝と、該リング嵌着溝に嵌着さ
れ、前記霧化頭本体のハブ嵌合段部に前記ハブ部材の筒
体を嵌合させた状態で該ハブ部材を弾性力によって着脱
可能に保持する弾性リングとから構成してなる。
【0012】このように構成したことにより、霧化頭本
体のハブ嵌合段部内にハブ部材の筒部を嵌合させたとき
には、リング嵌着溝内に嵌着された弾性リングがハブ嵌
合段部と筒部との間で弾性変形して霧化頭本体に対して
ハブ部材を弾性力で抜止めしている。このため、別途工
具を用いることなく霧化頭本体とハブ部材を分解し、再
組立することができる。また、霧化頭本体のハブ嵌合段
部にハブ部材の筒部を弾性リングで弾性的に保持するこ
とにより、回転霧化頭を高速回転した場合に、霧化頭本
体の回転中心に対し、ハブ部材の回転中心を合せること
ができる。
【0013】請求項2の発明による回転霧化頭は、筒形
ないしベル形に形成され、後部側が回転軸に取付けるた
めの回転軸取付部となると共に、前部側の内周面が放出
端縁に向けて塗料を薄膜化する塗料薄膜化面となり、該
塗料薄膜化面の奥所にハブ嵌合段部が設けられた霧化頭
本体と、後面側が塗料受面となった蓋部と該蓋部から筒
状に延び前記霧化頭本体のハブ嵌合段部に着脱可能に嵌
合される筒部とから有蓋筒状体をなし、前記塗料受面に
供給された塗料を前記霧化頭本体の塗料薄膜化面に流出
する塗料流出孔が穿設されたハブ部材と、前記霧化頭本
体のハブ嵌合段部内周面と前記ハブ部材の筒部外周面と
のうちの一方の面に設けられたリング嵌着溝と、該リン
グ嵌着溝に嵌着され、前記霧化頭本体のハブ嵌合段部に
前記ハブ部材の筒体を嵌合させた状態で該ハブ部材を弾
性力によって着脱可能に保持する弾性リングと、該弾性
リングによって前記ハブ部材を保持した状態で該ハブ部
材の抜止めを図るために、前記リング嵌着溝と対向して
前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面と前記ハブ部材の
筒部外周面とのうちの他方の面に設けられたリング係合
面とから構成してなる。
【0014】このように構成したことにより、霧化頭本
体のハブ嵌合段部内にハブ部材の筒部を嵌合させたとき
には、リング嵌着溝内に嵌着された弾性リングがハブ嵌
合段部と筒部との間で弾性変形して霧化頭本体に対して
ハブ部材を弾性力で抜止めしている。このため、別途工
具を用いることなく霧化頭本体とハブ部材を分解し、再
組立することができる。また、霧化頭本体のハブ嵌合段
部にハブ部材の筒部を嵌合させた状態ではリング係合面
が弾性リングに係合するから、該弾性リングの抵抗力に
より、該ハブ部材の抜止めを図ることができる。さら
に、霧化頭本体のハブ嵌合段部にハブ部材の筒部を弾性
リングで弾性的に保持することにより、回転霧化頭を高
速回転した場合に、霧化頭本体の回転中心に対し、ハブ
部材の回転中心を合せることができる。
【0015】請求項3の発明は、リング係合面は、霧化
頭本体のハブ嵌合段部内周面に環状拡径溝部を設けるこ
とにより、当該内周面と環状拡径溝部との間の傾斜面と
して形成したことにある。
【0016】このように構成したことにより、霧化頭本
体のハブ嵌合段部内にハブ部材の筒部が嵌合すると、環
状拡径溝部内に弾性リングが嵌入し、該弾性リングが傾
斜面として形成されたリング係合面に圧接、係合するか
ら、該弾性リングの抵抗力でハブ部材を抜止めできる。
【0017】請求項4の発明は、リング係合面は、ハブ
部材の筒部外周面に環状縮径溝部を設けることにより、
当該外周面と環状縮径溝部との間の傾斜面として形成し
たことにある。
【0018】このように構成したことにより、霧化頭本
体のハブ嵌合段部内にハブ部材の筒部が嵌合すると、環
状縮径溝部内に弾性リングが嵌入し、該弾性リングが傾
斜面として形成されたリング係合面に圧接、係合するか
ら、該弾性リングの抵抗力でハブ部材を抜止めできる。
【0019】請求項5の発明は、霧化頭本体のハブ嵌合
段部はその底面を回転中心に向って傾斜した傾斜底面と
して形成し、ハブ部材の筒部はその後端面を該傾斜底面
に対応した傾斜後端面として形成したことにある。
【0020】このように構成したことにより、霧化頭本
体のハブ嵌合段部にハブ部材の筒部を嵌合させ、該ハブ
嵌合段部の傾斜底面に前記筒部の傾斜後端面を当接させ
ると、ハブ部材はその傾斜後端面によって霧化頭本体の
回転中心に配向されるから、該ハブ部材を霧化頭本体の
回転中心に自動的に位置決めできる。
【0021】請求項6の発明は、霧化頭本体のハブ嵌合
段部はその内周面を回転中心に向って傾斜した傾斜内周
面として形成し、ハブ部材の筒部はその外周面を該傾斜
内周面に対応した傾斜外周面として形成したことにあ
る。
【0022】このように構成したことにより、霧化頭本
体のハブ嵌合段部にハブ部材の筒部を嵌合させ、該ハブ
嵌合段部の傾斜内周面に前記筒部の傾斜外周面を当接さ
せるとハブ部材はその傾斜外周面によって霧化頭本体の
回転中心に配向されるから、該ハブ部材を霧化頭本体の
回転中心に自動的に位置決めできる。
【0023】請求項7の発明のように、ハブ部材の筒部
外周面にリング嵌着溝を設け、霧化頭本体のハブ嵌合段
部内周面にリング係合面を設けてもよい。
【0024】また、請求項8の発明のように、霧化頭本
体のハブ嵌合段部内周面にリング嵌着溝を設け、ハブ部
材の筒部外周面にリング係合面を設けてもよい。
【0025】請求項9の発明のように、ハブ部材の筒部
外周面にリング嵌着溝を設け、霧化頭本体のハブ嵌合段
部内周面にリング係合面を設けると共に、霧化頭本体の
ハブ嵌合段部はその底面を回転中心に向って傾斜した傾
斜底面として形成し、ハブ部材の筒部はその後端面を該
傾斜底面に対応した傾斜後端面として形成してもよい。
【0026】また、請求項10の発明のように、霧化頭
本体のハブ嵌合段部内周面にリング嵌着溝を設け、ハブ
部材の筒部外周面にリング係合面を設けると共に、霧化
頭本体のハブ嵌合段部はその底面を回転中心に向って傾
斜した傾斜底面として形成し、ハブ部材の筒部はその後
端面を該傾斜底面に対応した傾斜後端面として形成して
もよい。
【0027】請求項11の発明のように、ハブ部材の筒
部外周面にリング嵌着溝を設け、霧化頭本体のハブ嵌合
段部内周面にリング係合面を設けると共に、霧化頭本体
のハブ嵌合段部はその内周面を回転中心に向って傾斜し
た傾斜内周面として形成し、ハブ部材の筒部はその外周
面を該傾斜内周面に対応した傾斜外周面として形成して
もよい。
【0028】また、請求項12の発明のように、霧化頭
本体のハブ嵌合段部内周面にリング嵌着溝を設け、ハブ
部材の筒部外周面にリング係合面を設けると共に、霧化
頭本体のハブ嵌合段部はその内周面を回転中心に向って
傾斜した傾斜内周面として形成し、ハブ部材の筒部はそ
の外周面を該傾斜内周面に対応した傾斜外周面として形
成してもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回転霧化頭を添付図面に従って詳述する。
【0030】まず、図1ないし図3に本発明の第1の実
施例を示す。
【0031】図中、1は本実施例による回転霧化頭を示
し、該回転霧化頭1は、後述する霧化頭本体2、ハブ部
材5およびOリング11から構成されている。
【0032】2は回転霧化頭1の外形をなす霧化頭本体
で、該霧化頭本体2は回転中心となる軸線O−Oを有
し、その後部側が回転軸(図示せず)に螺着される回転
軸取付部2Aとなり、前部側が漸次拡開することによっ
て全体としてベル状に形成されている。ここで、霧化頭
本体2の前部側内周は、前端に向けて漸次拡開する塗料
薄膜化面2Bとなり、また、霧化頭本体2の前端は塗料
薄膜化面2Bに連続した放出端縁2Cとなっている。そ
して、回転霧化頭1が高速回転している状態で、後述の
第1のハブ孔9から塗料薄膜化面2Bに供給された塗料
は、該塗料薄膜化面2Bで薄膜化された後、放出端縁2
Cから液糸として放出され、この液糸は塗料粒子として
噴霧される。
【0033】また、3は塗料薄膜化面2Bの奥所に位置
し、軸線O−Oを中心として霧化頭本体2内に形成され
たハブ嵌合段部を示し、該ハブ嵌合段部3は、図2に示
す如く内周面3Aと底面3Bとから前部側に向けて開口
する有底状に形成され、内周面3Aの内径寸法は後述す
る筒部7の外径寸法よりも僅かに大きくなっている。ま
た、前記内周面3Aには底面3B寄りに環状拡径溝部3
Cが形成され、該環状拡径溝部3Cと内周面3Aとの間
は後述のリング係合面4となっている。
【0034】4は前記ハブ嵌合段部3の内周面3Aに設
けられたリング係合面で、該リング係合面4は、前記内
周面3Aと環状拡径溝部3Cとの間に位置し、後部側
(底面3B側)に向けて漸次拡径する傾斜面状に形成さ
れている。これにより、リング係合面4にOリング11
が圧接されたときには、該Oリング11の弾性力によっ
てハブ部材5の筒部7を底面3B側に押付け、ハブ部材
5の抜止めを図るものである。
【0035】5は霧化頭本体2内に軸線O−Oをもって
設けられたハブ部材を示し、該ハブ部材5は、前部側に
位置した略平板状の蓋部6と、該蓋部6の外周側から後
部側に延設された筒部7とから有蓋筒状に形成されてい
る。
【0036】ここで、前記蓋部6は前面6Aが平坦面と
なり、その後面側は塗料チューブ(図示せず)から吐
出、供給される塗料を霧化頭本体2の塗料薄膜化面2B
に向けて供給する塗料受面6Bとなっている。また、前
記筒部7は外周面7Aと後端面7Bとからなる筒状体を
なし、ハブ嵌合段部3内に嵌合されたときに外周面7A
が該ハブ嵌合段部3の内周面3Aと僅かな隙間を有した
状態で、後端面7Bがハブ嵌合段部3の底面3Bに当接
するものである。
【0037】8はハブ部材5を構成する筒部7の外周面
7Aに設けられたリング嵌着溝を示し、該リング嵌着溝
8はリング係合面4と対向する位置において、径方向外
向きに開口するように環状に凹設されている。そして、
リング嵌着溝8には後述のOリング11が嵌着されてい
る。
【0038】9,9,…は蓋部6寄りに位置して筒部7
を径方向に貫通するように周方向に多数個穿設された塗
料流出孔となる第1のハブ孔(2個のみ図示)で、該各
第1のハブ孔9は塗料チューブから塗料受面6Bに吐
出、供給された塗料を霧化頭本体2の塗料薄膜化面2B
側に流出するものである。
【0039】10,10,…はハブ部材5の蓋部6中央
に複数設けられた第2のハブ孔(2個のみ図示)で、該
各第2のハブ孔10は、塗料受面6Bから前面6Aに連
通して穿設されている。そして、各第2のハブ孔10は
前面6Aに付着した塗料を洗浄するときに、洗浄液とな
るシンナを前面6A側に供給する通路となっている。な
お、第2のハブ孔10は蓋部6の前面6Aを洗浄するた
めに必要に応じて設けられるもので、該第2のハブ孔1
0は省略してもよい。
【0040】11はハブ部材5の筒部7外周側に位置し
てリング嵌着溝8内に嵌着された弾性リングをなすOリ
ングを示し、該Oリング11は、弾性を有するゴム材料
から断面円形状のリングとして形成されている。そし
て、Oリング11はリング嵌着溝8に嵌着された状態で
はその一部が該リング嵌着溝8から外部に突出する大き
さの直径寸法に設定されている。
【0041】そして、Oリング11は、リング嵌着溝8
内に嵌着された状態で、ハブ部材5の筒部7が霧化頭本
体2のハブ嵌合段部3内に押込まれたときに、弾性変形
して該ハブ嵌合段部3内に筒部7が挿入されるのを許す
と共に、リング係合面4と圧接することによりハブ部材
5をハブ嵌合段部3内に弾性力により固定するものであ
る。また、Oリング11は、ハブ嵌合段部3内にハブ部
材5を弾性的に保持することにより、霧化頭本体2の回
転中心(軸線O−O)に対するハブ部材5の位置ずれを
小さく抑えるている。
【0042】本実施例による回転霧化頭1は上述の如き
構成を有するもので、次にその作用について述べる。
【0043】まず、被塗物を塗装する場合には、回転軸
と共に回転霧化頭1を回転駆動した状態で、塗料チュー
ブからハブ部材5の塗料受面6Bに塗料を供給する。こ
の塗料受面6Bに供給された塗料は、遠心力により第1
のハブ孔9から霧化頭本体2の塗料薄膜化面2Bに流出
し、該塗料薄膜化面2Bで均一な薄膜状になり、放出端
縁2Cから液糸として噴霧された後、塗料粒子となって
被塗物に塗着する。
【0044】一方、色替を行なう場合には、塗料に替え
てシンナを回転霧化頭1に供給し、第1のハブ孔9から
流出したシンナにより霧化頭本体2の塗料薄膜化面2
B、放出端縁2Cに付着した塗料を洗浄すると共に、第
2のハブ孔10から流出したシンナにより蓋部6の前面
6Aを洗浄する。
【0045】次に、例えば回転霧化頭1を入念に洗浄す
るために、霧化頭本体2からハブ部材5を分解し、再組
立する場合について説明する。
【0046】まず、回転霧化頭1を分解する場合には、
Oリング11の弾性力に抗してハブ部材5を前部側に向
けて押出す(引張る)ことにより、該Oリング11を弾
性変形させ、ハブ部材5の筒部7を霧化頭本体2のハブ
嵌合段部3から無理やりに抜取ることができる。
【0047】次に、霧化頭本体2、ハブ部材5、Oリン
グ11の洗浄後に、回転霧化頭1を組立てる場合には、
ハブ部材5のリング嵌着溝8にOリング11を嵌入す
る。そして、筒部7を霧化頭本体2のハブ嵌合段部3に
挿入し、この状態で該ハブ部材5を霧化頭本体2に向け
て押付けることにより、Oリング11を弾性変形させて
筒部7をハブ嵌合段部3内に挿嵌する。このように、ハ
ブ部材5を挿嵌した状態では、Oリング11は、リング
係合面4によってハブ嵌合段部3の底面3B側に押圧さ
れるようになる。従って、ハブ部材5は、その筒部7の
後端面7Bがハブ嵌合段部3の底面3Bに押付けられた
状態で保持され、該ハブ部材5を引き抜こうとしてもO
リング11の抵抗力により霧化頭本体2に対して抜止め
される。
【0048】さらに、ハブ部材5はハブ嵌合段部3内に
Oリング11の弾性力により保持されているから、霧化
頭本体2の回転中心(軸線O−O)に対するハブ部材5
の位置ずれを小さくでき、回転霧化頭1を高速回転させ
ても回転バランスを良好にできる。
【0049】かくして、本実施例によれば、ハブ部材5
の筒部7外周側に形成されたリング嵌着溝8に弾性を有
するゴム材料からなるOリング11を嵌着し、該ハブ部
材5の筒部7を霧化頭本体2のハブ嵌合段部3内に該O
リング11を用いて嵌合している。このため、本実施例
では、従来技術のようにねじを締めたり、締めたりする
作業を行なうことなく、ワンタッチで霧化頭本体2から
ハブ部材5を着脱することができる。
【0050】この結果、回転霧化頭1の分解,組立作業
を容易に行なうことができるから、製造時の組立性を高
めて生産性を向上できる。しかも、回転霧化頭1を入念
に洗浄する場合には、該回転霧化頭1を分解することに
より隅々まで容易に洗浄でき、洗浄作業等の作業性を向
上することができる。
【0051】また、ハブ部材5の筒部7を霧化頭本体2
のハブ嵌合段部3内に挿嵌した状態では、Oリング11
がリング係合面4で押圧され、このOリング11によっ
て該ハブ部材5をハブ嵌合段部3の底面3B側に押圧す
ることができる。このため、Oリング11の抵抗力によ
り、回転霧化頭1の回転時においてハブ部材5が霧化頭
本体2から抜け落ちるのを確実に防止でき、回転霧化頭
1に対する信頼性を向上することができる。
【0052】また、ハブ部材5をハブ嵌合段部3内にO
リング11の弾性力で保持することにより、回転霧化頭
1を高速回転する場合に、霧化頭本体2の回転中心に対
し、ハブ部材5の回転中心を合せることができる。即
ち、ハブ部材5を霧化頭本体2に対して調芯することが
できる。このため、回転霧化頭1の再組立後にも回転バ
ランスを良好にすることができ、回転バランスの再調整
作業を省略して組立作業性を大幅に向上できる。
【0053】さらに、弾性リングとして市販のOリング
11を用いることができるから、小さな劣化や損傷に対
しても、容易に交換することができ、性能の維持やコス
トの低減を図ることができる。
【0054】次に、図4および図5に本発明の第2の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、Oリングを霧化頭本
体のハブ嵌合段部側に設けたことにある。なお、本実施
例では、前述した第1の実施例と同一の構成要素に同一
の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0055】図中、21は本実施例による回転霧化頭を
示し、該回転霧化頭21は、後述する霧化頭本体22、
ハブ部材25およびOリング29から構成されている。
【0056】22は回転霧化頭21の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体、23は該霧化頭本体22の
内周側に軸線O−Oを中心として設けられたハブ嵌合段
部をそれぞれ示す。
【0057】ここで、前記霧化頭本体22は、第1の実
施例による霧化頭本体2と同様に、後部側が回転軸取付
部22Aとなり、前部内周側が塗料薄膜化面22Bとな
ると共に、前端が放出端縁22Cとなり、全体としてベ
ル形状に形成されている。
【0058】また、前記ハブ嵌合段部23は、図5に示
す如く前記第1の実施例で述べたハブ嵌合段部3とほぼ
同様に、内周面23Aと底面23Bとから前部側に向け
て開口する有底状に形成されている。しかし、本実施例
によるハブ嵌合段部23は、その内周面23Aに後述の
リング嵌着溝24が形成されている点で第1の実施例に
よるものと相違している。
【0059】24はハブ嵌合段部23の内周面23Aに
設けられたリング嵌着溝を示し、該リング嵌着溝24は
後述のリング係合面28と対向する位置において、径方
向内向きに開口するように環状に凹設されている。そし
て、リング嵌着溝24には後述のOリング29が嵌着さ
れている。
【0060】25は霧化頭本体22内に軸線O−Oをも
って設けられたハブ部材を示し、該ハブ部材25は、第
1の実施例によるハブ部材5と同様に、前部側に位置し
た略平板状の蓋部26と、該蓋部26の外周側から後部
側に延設された筒部27とから有蓋筒状に形成されてい
る。
【0061】ここで、前記蓋部26は前面26Aが平坦
面となり、その後面側が塗料受面26Bとなっている。
また、前記筒部27は、ハブ嵌合段部23の内周面23
A内に挿入される外周面27Aと、ハブ嵌合段部23の
底面23Bに当接する後端面27Bとから筒体状をなし
ている。そして、筒部27の外周面27Aにはリング嵌
着溝24に対向するように環状縮径溝部27Cが形成さ
れている。
【0062】28は前記筒部27の外周面27Aに設け
られたリング係合面で、該リング係合面28は、前記外
周面27Aと環状縮径溝部27Cとの間に位置し、後部
側(後端面27B側)に向けて漸次拡径する傾斜面状に
形成されている。これにより、リング係合面28にOリ
ング29が圧接されたときには、該Oリング29の弾性
力によってハブ部材25の筒部27をハブ嵌合段部23
の底面23B側に押付け、該ハブ部材25の抜止めを図
るものである。
【0063】29はハブ嵌合段部23の内周側に位置し
てリング嵌着溝24内に嵌着された弾性リングとしての
Oリングを示し、該Oリング29は、前記第1の実施例
によるOリング11と同様に、弾性を有するゴム材料か
ら断面円形状のリングとして形成されている。
【0064】そして、Oリング29は、リング嵌着溝2
4内に嵌着された状態で、ハブ部材25の筒部27が霧
化頭本体22のハブ嵌合段部23内に押込まれたとき
に、弾性変形して該ハブ嵌合段部23内に筒部27が挿
入されるのを許すと共に、リング係合面28と圧接する
ことによりハブ部材25をハブ嵌合段部23内に弾性力
によって固定するものである。また、Oリング29は、
ハブ嵌合段部23内にハブ部材25を弾性的に保持する
ことにより、霧化頭本体22の回転中心(軸線O−O)
に対してハブ部材25の位置ずれを小さく抑えている。
【0065】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0066】次に、図6および図7に本発明の第3の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、ハブ嵌合段部の底面
を傾斜面とすると共にハブ部材の筒部後端面にハブ嵌合
段部の傾斜面に対応する傾斜面を形成したことにある。
なお、本実施例では、前述した第1の実施例と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0067】図中、31は本実施例による回転霧化頭を
示し、該回転霧化頭31は、後述する霧化頭本体32、
ハブ部材35およびOリング39から構成されている。
【0068】32は回転霧化頭31の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体、33は該霧化頭本体32の
内周側に軸線O−Oを中心として設けられたハブ嵌合段
部をそれぞれ示す。
【0069】ここで、前記霧化頭本体32は、第1の実
施例による霧化頭本体2と同様に、後部側が回転軸取付
部32Aとなり、前部内周側が塗料薄膜化面32Bとな
ると共に、前端が放出端縁32Cとなり、全体としてベ
ル形状に形成されている。
【0070】また、前記ハブ嵌合段部33は、図7に示
す如く、前記第1の実施例で述べたハブ嵌合段部3とほ
ぼ同様に、内周面33Aと底面33Bとから前部側に向
けて開口する有底穴として形成されている。また、内周
面33Aには環状拡径溝部33Cが設けられ、該環状拡
径溝部33Cと内周面33Aとの間にはリング係合面3
4が形成されている。しかし、本実施例によるハブ嵌合
段部33は、その底面33Bが霧化頭本体32の回転中
心となる軸線O−Oに向って形成された傾斜底面33B
となっている。
【0071】35は霧化頭本体32内に軸線O−Oをも
って設けられたハブ部材を示し、該ハブ部材35は、第
1の実施例によるハブ部材5と同様に、前部側に位置し
た略平板状の蓋部36と、該蓋部36の外周側から後部
側に延設された筒部37とから有蓋筒状に形成されてい
る。
【0072】ここで、前記蓋部36は前面36Aが平坦
面となり、その後面側が塗料受面36Bとなっている。
また、前記筒部37は、前記第1の実施例で述べた筒部
7とほぼ同様に、外周面37Aと後端面37Bとから筒
状体をなしている。また、外周面37Aには後述のOリ
ング39が嵌着されるリング嵌着溝38が形成されてい
る。しかし、本実施例による筒部37は、その後端面3
7Bがハブ部材35の回転中心となる軸線O−Oに向
い、かつハブ嵌合段部33の傾斜底面33Bに対応する
傾斜後端面37Bとなっている。
【0073】39はリング嵌着溝38内に装着された弾
性リングとしてのOリングを示し、該Oリング39は、
前記第1の実施例によるOリング11と同様に、弾性を
有するゴム材料から断面円形状のリングとして形成され
ている。
【0074】そして、Oリング39は、リング嵌着溝3
8内に嵌着された状態で、ハブ部材35の筒部37が霧
化頭本体32のハブ嵌合段部33内に押込まれたとき
に、弾性変形して該ハブ嵌合段部33内に筒部37が挿
入されるのを許すと共に、リング係合面34と圧接する
ことにより弾性力によってハブ部材35の筒部37をハ
ブ嵌合段部33内に向けて押圧し、その抵抗力で該ハブ
部材35の抜止めをしている。
【0075】ここで、Oリング39によって筒部37を
ハブ嵌合段部33内に押圧したときには、該筒部37の
傾斜後端面37Bがハブ嵌合段部33の傾斜底面33B
に押付けられる。従って、傾斜後端面37Bは傾斜底面
33Bによって霧化頭本体32の回転中心(軸線O−
O)に配向されるから、ハブ部材35は霧化頭本体32
の回転中心に自動的に位置決めされるようになる。
【0076】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した各実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができるが、特に、本実施例では、ハブ嵌合段
部33の底面33Bを霧化頭本体32の回転中心に向っ
て形成された傾斜底面33Bとすると共に、筒部37の
後端面37Bをハブ部材35の回転中心を中心とする傾
斜後端面37Bとしている。
【0077】このため、霧化頭本体32のハブ嵌合段部
33にハブ部材35の筒部37を嵌合させ、該ハブ嵌合
段部33の傾斜底面33Bに前記筒部37の傾斜後端面
37Bを当接させることにより、ハブ部材35は、その
傾斜後端面37Bによって霧化頭本体32の回転中心に
配向される。これにより、ハブ部材35は、霧化頭本体
32に対して自動的に調芯される。
【0078】従って、Oリング39でハブ部材35をハ
ブ嵌合段部33に押付けることにより、筒部37をハブ
嵌合段部33の中心(軸線O−O)に自動的に位置決め
することができる。
【0079】この結果、霧化頭本体32とハブ部材35
を分解して洗浄し、回転霧化頭31を再組立した後に
も、当該回転霧化頭31の回転バランスを高精度に維持
することができ、回転霧化頭31のバランス再調整を省
略し、分解、組立作業の作業性を向上することができ
る。
【0080】次に、図8および図9に本発明の第4の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、ハブ嵌合段部の底面
を傾斜面とすると共にハブ部材の筒部後端面をハブ嵌合
段部の傾斜面に対応する傾斜面とし、かつOリングをハ
ブ嵌合段部側に設けたことにある。なお、本実施例で
は、前述した第1の実施例と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
【0081】図中、41は本実施例による回転霧化頭を
示し、該回転霧化頭41は、後述する霧化頭本体42、
ハブ部材45およびOリング49から構成されている。
【0082】42は回転霧化頭41の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体、43は該霧化頭本体42の
内周側に軸線O−Oを中心として設けられたハブ嵌合段
部をそれぞれ示す。
【0083】ここで、前記霧化頭本体42は、第1の実
施例による霧化頭本体2と同様に、後部側が回転軸取付
部42Aとなり、前部内周側が塗料薄膜化面42Bとな
ると共に、前端が放出端縁42Cとなり、全体としてベ
ル形状に形成されている。
【0084】また、前記ハブ嵌合段部43は、図9に示
す如く前記第3の実施例で述べたハブ嵌合段部33とほ
ぼ同様に、内周面43Aと傾斜底面43Bとから前部側
に向けて開口する有底穴として形成されている。しか
し、本実施例によるハブ嵌合段部43は、その内周面4
3Aに内方に向けて開口するようにリング嵌着溝44が
形成されている点で第3の実施例によるものと相違して
いる。
【0085】45は霧化頭本体42内に軸線O−Oをも
って設けられたハブ部材を示し、該ハブ部材45は、前
部側に位置した略平板状の蓋部46と、該蓋部46の外
周側から後部側に延設された筒部47とから有蓋筒状に
形成されている。
【0086】ここで、前記蓋部46は前面46Aが平坦
面となり、その後面側が塗料受面46Bとなっている。
また、前記筒部47は、前記第3の実施例で述べた筒部
37とほぼ同様に、外周面47Aと傾斜後端面47Bと
から筒状体をなしている。しかし、本実施例による筒部
47は、その外周面47Aにリング嵌着溝44に対向す
るように環状縮径溝部47Cが形成され、該環状縮径溝
部47Cと外周面47Aとの間にリング係合面48が形
成されている点で第3の実施例によるものと相違してい
る。
【0087】49はリング嵌着溝44内に嵌着された弾
性リングとしてのOリングを示し、該Oリング49は、
前記第1の実施例によるOリング11と同様に、弾性を
有するゴム材料から断面円形状のリングとして形成され
ている。
【0088】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第3の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0089】次に、図10および図11に本発明の第5
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、ハブ嵌合段部の
内周面を傾斜面とすると共にハブ部材の筒部外周面をハ
ブ嵌合段部の傾斜面に対応する傾斜面としたことにあ
る。なお、本実施例では、前述した第1の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。
【0090】図中、51は本実施例による回転霧化頭を
示し、該回転霧化頭51は、後述する霧化頭本体52、
ハブ部材55およびOリング59から構成されている。
【0091】52は回転霧化頭51の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体、53は該霧化頭本体52の
内周側に軸線O−Oを中心として形成されたハブ嵌合段
部をそれぞれ示す。
【0092】ここで、前記霧化頭本体52は、第1の実
施例による霧化頭本体2と同様に、後部側が回転軸取付
部52Aとなり、前部内周側が塗料薄膜化面52Bとな
ると共に、前端が放出端縁52Cとなり、全体としてベ
ル形状に形成されている。
【0093】また、前記ハブ嵌合段部53は、図11に
示すように前記第3の実施例で述べたハブ嵌合段部33
とほぼ同様に、内周面53Aと底面53Bとから前部側
に向けて開口する有底穴として形成されている。また、
内周面53Aには環状拡径溝部53Cが設けられ、該環
状拡径溝部53Cと内周面53Aとの間にはリング係合
面54が形成されている。しかし、本実施例によるハブ
嵌合段部53は、その内周面53Aが霧化頭本体52の
回転中心となる軸線O−Oに向って形成された傾斜内周
面53Aとなっている。
【0094】55は霧化頭本体52内に軸線O−Oをも
って設けられたハブ部材を示し、該ハブ部材55は、第
1の実施例によるハブ部材5と同様に、前部側に位置し
た略平板状の蓋部56と、該蓋部56の外周側から後部
側に延設された筒部57とから有蓋筒状に形成されてい
る。
【0095】ここで、前記蓋部56は前面56Aが平坦
面となり、その後面側が塗料受面56Bとなっている。
また、前記筒部57は、前記第1の実施例で述べた筒部
7とほぼ同様に、外周面57Aと後端面57Bとから筒
状体をなしている。また、外周面57Aには後述のOリ
ング59が嵌着されるリング嵌着溝58が形成されてい
る。しかし、本実施例による筒部57は、その外周面5
7Aがハブ部材55の回転中心となる軸線O−Oに向
い、かつハブ嵌合段部53の傾斜内周面53Aに対応す
る傾斜外周面57Aとなっている。
【0096】59はリング嵌着溝58内に嵌着された弾
性リングとしてのOリングを示し、該Oリング59は、
前記第1の実施例によるOリング11と同様に、弾性を
有するゴム材料から断面円形状のリングとして形成され
ている。
【0097】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した各実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができるが、特に、本実施例では、ハブ嵌合段
部53の内周面53Aを霧化頭本体52の回転中心に向
って形成された傾斜内周面53Aとすると共に、筒部5
7の外周面57Aをハブ部材55の回転中心を中心とす
る傾斜外周面57Aとしている。
【0098】このため、霧化頭本体52のハブ嵌合段部
53にハブ部材55の筒部57を嵌合させ、該ハブ嵌合
段部53の傾斜内周面53Aに前記筒部57の傾斜外周
面57Aを当接させることにより、ハブ部材55は、そ
の傾斜外周面57Aによって霧化頭本体52の回転中心
に配向される。これにより、ハブ部材55は、霧化頭本
体52に対して自動的に調芯される。
【0099】従って、Oリング59でハブ部材55をハ
ブ嵌合段部53に押付けることにより、筒部57をハブ
嵌合段部53の中心(軸線O−O)に自動的に位置決め
することができる。
【0100】この結果、霧化頭本体52とハブ部材55
を分解して洗浄し、回転霧化頭51を再組立した後に
も、当該回転霧化頭51の回転バランスを高精度に維持
することができ、回転霧化頭51のバランス再調整を省
略し、分解、組立作業の作業性を向上することができ
る。
【0101】次に、図12および図13に本発明の第6
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、ハブ嵌合段部の
内周面を傾斜面とすると共にハブ部材の筒部外周面をハ
ブ嵌合段部の傾斜面に対応する傾斜面とし、かつOリン
グをハブ嵌合段部側に設けたことにある。なお、本実施
例では、前述した第1の実施例と同一の構成要素に同一
の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0102】図中、61は本実施例による回転霧化頭を
示し、該回転霧化頭61は、後述する霧化頭本体62、
ハブ部材65およびOリング69から構成されている。
【0103】62は回転霧化頭61の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体、63は該霧化頭本体62の
内周側に軸線O−Oを中心として形成されたハブ嵌合段
部をそれぞれ示す。
【0104】ここで、前記霧化頭本体62は、第1の実
施例による霧化頭本体2と同様に、後部側が回転軸取付
部62Aとなり、前部内周側が塗料薄膜化面62Bとな
ると共に、前端が放出端縁62Cとなり、全体としてベ
ル形状に形成されている。
【0105】また、前記ハブ嵌合段部63は、図13に
示すように前記第5の実施例で述べたハブ嵌合段部53
とほぼ同様に、傾斜内周面63Aと底面63Bとから前
部側に向けて開口する有底穴として形成されている。し
かし、本実施例によるハブ嵌合段部63は、その傾斜内
周面63Aに内方に向けて開口するようにリング嵌着溝
64が形成されている点で前記第5の実施例によるもの
と相違している。
【0106】65は霧化頭本体62内に軸線O−Oをも
って設けられたハブ部材を示し、該ハブ部材65は、第
1の実施例によるハブ部材5と同様に、前部側に位置し
た略平板状の蓋部66と、該蓋部66の外周側から後部
側に延設された筒部67とから有蓋筒状に形成されてい
る。
【0107】ここで、前記蓋部66は前面66Aが平坦
面となり、その後面側が塗料受面66Bとなっている。
また、前記筒部67は、前記第5の実施例で述べた筒部
57とほぼ同様に、傾斜外周面67Aと後端面67Bと
から筒状体をなしている。しかし、本実施例による筒部
67は、その傾斜外周面67Aにリング嵌着溝64に対
向するように環状縮径溝部67Cが形成され、該環状縮
径溝部67Cと傾斜外周面67Aとの間にリング係合面
68が形成されている点で前記第5の実施例によるもの
と相違している。
【0108】69はリング嵌着溝64内に嵌着された弾
性リングとしてのOリングを示し、該Oリング69は、
前記第1の実施例によるOリング11と同様に、弾性を
有するゴム材料から断面円形状のリングとして形成され
ている。
【0109】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第5の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0110】次に、図14に本発明の第7の実施例を示
すに、本実施例の特徴は、ハブ嵌合段部内にOリングの
弾性力による抵抗力のみでハブ部材を抜止めする構成と
したことにある。なお、本実施例では、前述した第1の
実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0111】図中、71は本実施例による回転霧化頭を
示し、該回転霧化頭71は、後述する霧化頭本体72、
ハブ部材74およびOリング78から構成されている。
【0112】72は回転霧化頭71の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体、73は該霧化頭本体72の
内周側に軸線O−Oを中心として形成されたハブ嵌合段
部をそれぞれ示す。
【0113】ここで、前記霧化頭本体72は、第1の実
施例による霧化頭本体2と同様に、後部側が回転軸取付
部72Aとなり、前部内周側が塗料薄膜化面72Bとな
ると共に、前端が放出端縁72Cとなり、全体としてベ
ル形状に形成されている。
【0114】また、前記ハブ嵌合段部73は、前記第1
の実施例で述べたハブ嵌合段部3とほぼ同様に、内周面
73Aと底面73Bとから前部側に向けて開口する有底
穴として形成されている。
【0115】74は霧化頭本体72内に軸線O−Oをも
って設けられたハブ部材を示し、該ハブ部材74は、第
1の実施例によるハブ部材5と同様に、前部側に位置し
た略平板状の蓋部75と、該蓋部75の外周側から後部
側に延設された筒部76とから有蓋筒状に形成されてい
る。
【0116】ここで、前記蓋部75は前面75Aが平坦
面となり、その後面側が塗料受面75Bとなっている。
また、前記筒部76は、前記第1の実施例で述べた筒部
7とほぼ同様に、外周面76Aと後端面76Bとから筒
状体をなしている。また、外周面76Aには後述のOリ
ング78が嵌着されるリング嵌着溝77が形成されてい
る。
【0117】78はハブ部材74の筒部76外周側に位
置してリング嵌着溝77内に嵌着された弾性保持部材と
してのOリングを示し、該Oリング78は、前記第1の
実施例によるOリング11と同様に、弾性を有するゴム
材料から断面円形状のリングとして形成されている。
【0118】そして、Oリング78は、リング嵌着溝7
7内に装着された状態で、ハブ部材74の筒部76が霧
化頭本体72のハブ嵌合段部73内に押込まれたとき
に、弾性変形して該ハブ嵌合段部73内に筒部76が挿
入されるのを許すと共に、ハブ嵌合段部73の内周面7
3Aに弾性力による抵抗力(摩擦力)によってハブ部材
74を該ハブ嵌合段部73内に固定するものである。
【0119】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した各実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができる。
【0120】次に、図15に本発明の第8の実施例を示
すに、本実施例の特徴は、ハブ嵌合段部側に設けたリン
グ嵌着溝内にOリングを嵌着し、このOリングの弾性力
による抵抗力のみでハブ部材をハブ嵌合段部内に抜止め
する構成としたことにある。なお、本実施例では、前述
した第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0121】図中、81は本実施例による回転霧化頭を
示し、該回転霧化頭81は、後述する霧化頭本体82、
ハブ部材85およびOリング88から構成されている。
【0122】82は回転霧化頭81の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体、83は該霧化頭本体82の
内周側に軸線O−Oを中心として形成されたハブ嵌合段
部をそれぞれ示す。
【0123】ここで、前記霧化頭本体82は、第1の実
施例による霧化頭本体2と同様に、後部側が回転軸取付
部82Aとなり、前部内周側が塗料薄膜化面82Bとな
ると共に、前端が放出端縁82Cとなり、全体としてベ
ル形状に形成されている。
【0124】また、前記ハブ嵌合段部83は、前記第1
の実施例で述べたハブ嵌合段部3とほぼ同様に、内周面
83Aと底面83Bとから前部側に向けて開口する有底
穴として形成されている。しかし、本実施例のハブ嵌合
段部83は、その内周面83Aに後述のOリング88が
嵌着されるリング嵌着溝84が形成されている点で第7
の実施例によるものと相違している。
【0125】85は霧化頭本体82内に軸線O−Oをも
って設けられたハブ部材を示し、該ハブ部材85は、第
1の実施例によるハブ部材5と同様に、前部側に位置し
た略平板状の蓋部86と、該蓋部86の外周側から後部
側に延設された筒部87とから有蓋筒状に形成されてい
る。
【0126】ここで、前記蓋部86は前面86Aが平坦
面となり、その後面側が塗料受面86Bとなっている。
また、前記筒部87は、前記第1の実施例で述べた筒部
7とほぼ同様に、外周面87Aと後端面87Bとから筒
状体をなしている。
【0127】88はハブ嵌合段部83の内周面83A側
に位置してリング嵌着溝84内に嵌着された弾性保持部
材としてのOリングを示し、該Oリング88は、前記第
1の実施例によるOリング11と同様に、弾性を有する
ゴム材料から断面円形状のリングとして形成されてい
る。
【0128】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した各実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができる。
【0129】なお、前記各実施例では、弾性保持部材と
して断面円形状のOリング11,29,39,49,5
9,69,78,88を例示したが、例えば、弾性保持
部材を断面楕円形状や多角形状等の他の形状としてもよ
い。
【0130】また、前記各実施例では、霧化頭本体2,
22,32,42,52,62,72,82をベル形状
に形成した場合を例示したが、霧化頭本体は回転軸取付
部から放出端縁に向けて大径となった筒形状に形成して
もよい。
【0131】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、霧化頭本体のハブ嵌合段部内にハブ部材の筒部を
嵌合させたときには、リング嵌着溝内に嵌着された弾性
リングをハブ嵌合段部と筒部との間で弾性変形させるこ
とにより、霧化頭本体に対してハブ部材を弾性リングの
弾性力で保持することができる。
【0132】従って、本発明では、従来技術のように別
途工具を用いることなく霧化頭本体とハブ部材との分
解、組立を行なうことができ、製造時の組立性を高めて
生産性を向上できる。また、回転霧化頭の分解、組立が
容易であるから、該回転霧化頭を洗浄するときの作業性
を向上できる。さらに、霧化頭本体のハブ嵌合段部にハ
ブ部材の筒部を弾性リングの弾性力によって保持するこ
とにより、霧化頭本体の回転中心に対し、ハブ部材の回
転中心を合せることができる。これにより、回転霧化頭
の再組立後の回転バランスを良好な状態で維持すること
ができ、回転バランスの再調整作業を省略して組立作業
性を向上できる。
【0133】請求項2の発明によれば、霧化頭本体のハ
ブ嵌合段部内にハブ部材の筒部を嵌合させたときには、
リング嵌着溝内に嵌着された弾性リングをハブ嵌合段部
と筒部との間で弾性変形させることにより、霧化頭本体
に対してハブ部材を弾性リングの弾性力で保持すること
ができる。
【0134】従って、本発明では、従来技術のように別
途工具を用いることなく霧化頭本体とハブ部材との分
解、組立を行なうことができ、製造時の組立性を高めて
生産性を向上できる。また、回転霧化頭の分解、組立が
容易であるから、該回転霧化頭を洗浄するときの作業性
を向上できる。しかも、霧化頭本体のハブ嵌合段部にハ
ブ部材の筒部を嵌合させた状態ではリング係合面を弾性
リングに係合させることができるから、弾性リングの抵
抗力によって該ハブ部材の抜止めを図ることができ、該
ハブ部材が霧化頭本体から抜け落ちるのを防止でき、当
該回転霧化頭に対する信頼性を向上できる。さらに、霧
化頭本体のハブ嵌合段部にハブ部材の筒部を弾性リング
の弾性力によって保持することにより、霧化頭本体の回
転中心に対し、ハブ部材の回転中心を合せることができ
る。これにより、回転霧化頭の再組立後の回転バランス
を良好にすることができ、回転バランスの再調整作業を
省略して組立作業性を向上できる。
【0135】請求項3の発明によれば、リング係合面を
霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面に設けることにより、
弾性リングを傾斜面として形成されたリング係合面に圧
接、係合できる。これにより、弾性リングの弾性力によ
る抵抗力によってハブ部材を抜止めでき、霧化頭本体に
対する抜止めを図ることができる。
【0136】請求項4の発明によれば、リング係合面を
ハブ部材の筒部外周面に設けることにより、弾性リング
を傾斜面として形成されたリング係合面に圧接、係合で
きる。これにより、弾性リングの弾性力による抵抗力に
よってハブ部材を抜止めでき、霧化頭本体に対する抜止
めを図ることができる。
【0137】請求項5の発明によれば、霧化頭本体のハ
ブ嵌合段部にハブ部材の筒部を嵌合させ、該ハブ嵌合段
部の傾斜底面に前記筒部の傾斜後端面を当接させること
により、ハブ部材をその傾斜後端面によって霧化頭本体
の回転中心に配向できるから、ハブ部材を霧化頭本体の
回転中心に自動的に位置決めでき、回転霧化頭の再組立
後の回転バランスをより一層良好にすることができ、回
転バランスの再調整作業を省略することができる。
【0138】請求項6の発明によれば、霧化頭本体のハ
ブ嵌合段部にハブ部材の筒部を嵌合させ、該ハブ嵌合段
部の傾斜内周面に前記筒部の傾斜外周面を当接させるこ
とにより、ハブ部材をその傾斜外周面によって霧化頭本
体の回転中心に配向できるから、ハブ部材を霧化頭本体
の回転中心に自動的に位置決めでき、回転霧化頭の再組
立後の回転バランスをより一層良好にすることができ、
回転バランスの再調整作業を省略することができる。
【0139】請求項7の発明は、前記ハブ部材の筒部外
周面に前記リング嵌着溝を設け、前記霧化頭本体のハブ
嵌合段部内周面に前記リング係合面を設けたことにあ
る。また、請求項8の発明は、前記霧化頭本体のハブ嵌
合段部内周面に前記リング嵌着溝を設け、前記ハブ部材
の筒部外周面に前記リング係合面を設けたことにある。
この請求項7,8の発明においても、前述した請求項
2,3,4の発明とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
【0140】請求項9ないし請求項12の発明は、前述
した請求項5,6の発明と請求項7,8の発明とを組合
わせたもので、このように構成した場合でも、前述した
各発明とほぼ同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による回転霧化頭を示す
断面図である。
【図2】図1中の矢示A部を拡大して示す要部拡大断面
図である。
【図3】霧化頭本体とハブ部材を分解した状態で示す断
面図である。
【図4】本発明の第2の実施例による回転霧化頭を示す
断面図である。
【図5】図4中の矢示B部を拡大して示す要部拡大断面
図である。
【図6】本発明の第3の実施例による回転霧化頭を示す
断面図である。
【図7】図6中の矢示C部を拡大して示す要部拡大断面
図である。
【図8】本発明の第4の実施例による回転霧化頭を示す
断面図である。
【図9】図8中の矢示D部を拡大して示す要部拡大断面
図である。
【図10】本発明の第5の実施例による回転霧化頭を示
す断面図である。
【図11】図10中の矢示E部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図12】本発明の第6の実施例による回転霧化頭を示
す断面図である。
【図13】図12中の矢示F部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図14】本発明の第7の実施例による回転霧化頭を示
す断面図である。
【図15】本発明の第8の実施例による回転霧化頭を示
す断面図である。
【図16】第1の従来技術による回転霧化頭を示す断面
図である。
【図17】第2の従来技術による回転霧化頭を示す断面
図である。
【符号の説明】
1,21,31,41,51,61,71,81 回転
霧化頭 2,22,32,42,52,62,72,82 霧化
頭本体 2A,22A,32A,42A,52A,62A,72
A,82A 回転軸取付部 2B,22B,32B,42B,52B,62B,72
B,82B 塗料薄膜化面 2C,22C,32C,42C,52C,62C,72
C,82C 放出端縁 3,23,33,43,53,63,73,83 ハブ
嵌合段部 3A,23A,33A,43A,73A,83A 内周
面 3B,23B,53B,63B,73B,83B 底面 3C,33C,53C 環状拡径溝部 4,28,34,48,54,68 リング係合面 5,25,35,45,55,65,74,85 ハブ
部材 6,26,36,46,56,66,75,86 蓋部 6B,26B,36B,46B,56B,66B,75
B,86B 塗料受面 7,27,37,47,57,67,76,87 筒部 7A,27A,37A,47A,76A,87A 外周
面 7B,27B,57B,67B,76B,87B 後端
面 8,24,38,44,58,64,77,84 リン
グ嵌着溝 9 第1のハブ孔(塗料流出孔) 11,29,39,49,59,69,78,88 O
リング(弾性リング) 27C,47C,67C 環状縮径溝部 33B,43B 傾斜底面 37B,47B 傾斜後端面 53A,63A 傾斜内周面 57A,67A 傾斜外周面 O−O 軸線(回転中心)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形ないしベル形に形成され、後部側が
    回転軸に取付けるための回転軸取付部となると共に、前
    部側の内周面が放出端縁に向けて塗料を薄膜化する塗料
    薄膜化面となり、該塗料薄膜化面の奥所にハブ嵌合段部
    が設けられた霧化頭本体と、 後面側が塗料受面となった蓋部と該蓋部から筒状に延び
    前記霧化頭本体のハブ嵌合段部に着脱可能に嵌合される
    筒部とから有蓋筒状体をなし、前記塗料受面に供給され
    た塗料を前記霧化頭本体の塗料薄膜化面に流出する塗料
    流出孔が穿設されたハブ部材と、 前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面または前記ハブ部
    材の筒部外周面に設けられたリング嵌着溝と、 該リング嵌着溝に嵌着され、前記霧化頭本体のハブ嵌合
    段部に前記ハブ部材の筒体を嵌合させた状態で該ハブ部
    材を弾性力によって着脱可能に保持する弾性リングとか
    ら構成してなる回転霧化頭。
  2. 【請求項2】 筒形ないしベル形に形成され、後部側が
    回転軸に取付けるための回転軸取付部となると共に、前
    部側の内周面が放出端縁に向けて塗料を薄膜化する塗料
    薄膜化面となり、該塗料薄膜化面の奥所にハブ嵌合段部
    が設けられた霧化頭本体と、 後面側が塗料受面となった蓋部と該蓋部から筒状に延び
    前記霧化頭本体のハブ嵌合段部に着脱可能に嵌合される
    筒部とから有蓋筒状体をなし、前記塗料受面に供給され
    た塗料を前記霧化頭本体の塗料薄膜化面に流出する塗料
    流出孔が穿設されたハブ部材と、 前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面と前記ハブ部材の
    筒部外周面とのうちの一方の面に設けられたリング嵌着
    溝と、 該リング嵌着溝に嵌着され、前記霧化頭本体のハブ嵌合
    段部に前記ハブ部材の筒体を嵌合させた状態で該ハブ部
    材を弾性力によって着脱可能に保持する弾性リングと、 該弾性リングによって前記ハブ部材を保持した状態で該
    ハブ部材の抜止めを図るために、前記リング嵌着溝と対
    向して前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面と前記ハブ
    部材の筒部外周面とのうちの他方の面に設けられたリン
    グ係合面とから構成してなる回転霧化頭。
  3. 【請求項3】 前記リング係合面は、前記霧化頭本体の
    ハブ嵌合段部内周面に環状拡径溝部を設けることによ
    り、当該内周面と環状拡径溝部との間の傾斜面として形
    成してなる請求項2に記載の回転霧化頭。
  4. 【請求項4】 前記リング係合面は、前記ハブ部材の筒
    部外周面に環状縮径溝部を設けることにより、当該外周
    面と環状縮径溝部との間の傾斜面として形成してなる請
    求項2に記載の回転霧化頭。
  5. 【請求項5】 前記霧化頭本体のハブ嵌合段部はその底
    面を回転中心に向って傾斜した傾斜底面として形成し、
    前記ハブ部材の筒部はその後端面を該傾斜底面に対応し
    た傾斜後端面として形成してなる請求項1または2に記
    載の回転霧化頭。
  6. 【請求項6】 前記霧化頭本体のハブ嵌合段部はその内
    周面を回転中心に向って傾斜した傾斜内周面として形成
    し、前記ハブ部材の筒部はその外周面を該傾斜内周面に
    対応した傾斜外周面として形成してなる請求項1または
    2に記載の回転霧化頭。
  7. 【請求項7】 前記ハブ部材の筒部外周面に前記リング
    嵌着溝を設け、前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面に
    前記リング係合面を設けてなる請求項2に記載の回転霧
    化頭。
  8. 【請求項8】 前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面に
    前記リング嵌着溝を設け、前記ハブ部材の筒部外周面に
    前記リング係合面を設けてなる請求項2に記載の回転霧
    化頭。
  9. 【請求項9】 前記ハブ部材の筒部外周面に前記リング
    嵌着溝を設け、前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面に
    前記リング係合面を設けると共に、前記霧化頭本体のハ
    ブ嵌合段部はその底面を回転中心に向って傾斜した傾斜
    底面として形成し、前記ハブ部材の筒部はその後端面を
    該傾斜底面に対応した傾斜後端面として形成してなる請
    求項2に記載の回転霧化頭。
  10. 【請求項10】 前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面
    に前記リング嵌着溝を設け、前記ハブ部材の筒部外周面
    に前記リング係合面を設けると共に、前記霧化頭本体の
    ハブ嵌合段部はその底面を回転中心に向って傾斜した傾
    斜底面として形成し、前記ハブ部材の筒部はその後端面
    を該傾斜底面に対応した傾斜後端面として形成してなる
    請求項2に記載の回転霧化頭。
  11. 【請求項11】 前記ハブ部材の筒部外周面に前記リン
    グ嵌着溝を設け、前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面
    に前記リング係合面を設けると共に、前記霧化頭本体の
    ハブ嵌合段部はその内周面を回転中心に向って傾斜した
    傾斜内周面として形成し、前記ハブ部材の筒部はその外
    周面を該傾斜内周面に対応した傾斜外周面として形成し
    てなる請求項2に記載の回転霧化頭。
  12. 【請求項12】 前記霧化頭本体のハブ嵌合段部内周面
    に前記リング嵌着溝を設け、前記ハブ部材の筒部外周面
    に前記リング係合面を設けると共に、前記霧化頭本体の
    ハブ嵌合段部はその内周面を回転中心に向って傾斜した
    傾斜内周面として形成し、前記ハブ部材の筒部はその外
    周面を該傾斜内周面に対応した傾斜外周面として形成し
    てなる請求項2に記載の回転霧化頭。
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