JP3548060B2 - 回転霧化頭 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車体等の被塗物に塗装を行なう塗装機に用いて好適な回転霧化頭に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の車体等の被塗物に塗装を行なう塗装機には、例えば塗着効率、塗装仕上り等の面で有利な回転霧化頭が用いられている。そして、この回転霧化頭は、いずれも金属材料を用いた霧化頭本体とハブ部材とによって大略構成されている。
【0003】
まず、霧化頭本体は、後端側がエアモータの回転軸に取付けるための回転軸取付部となり、該回転軸取付部から前側に向けて筒形ないしベル形に形成されている。また、霧化頭本体の前部側には、放出端縁に向けて塗料を薄膜化する塗料薄膜化面が形成され、該塗料薄膜化面の奥部側には塗料溜りが設けられている。さらに、霧化頭本体には、塗料薄膜化面と塗料溜りとの間に位置して段付状のハブ嵌合段部が設けられている。
【0004】
一方、ハブ部材はハブ嵌合段部に嵌合して取付けられるもので、該ハブ部材の外周側には、塗料溜りに供給された塗料を霧化頭本体の塗料薄膜化面に流出する塗料流出孔が穿設されている。
【0005】
ここで、霧化頭本体の塗料溜り、ハブ部材の後面等は、回転霧化頭の内部に位置しているから、付着した塗料が洗浄しにくい場所となる。そこで、回転霧化頭には、これらを洗浄することができるように、霧化頭本体からハブ部材を容易に取外すことができるようにしたものが知られている(例えば特開平9−234393号公報等)。
【0006】
この従来技術による回転霧化頭は、霧化頭本体に形成されたハブ嵌合段部の内周側またはハブ部材の外周側にOリングを設け、該Oリングの弾性力によってハブ嵌合段部にハブ部材を着脱可能に取付ける構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特開平9−234393号公報による回転霧化頭は、Oリングの弾性力を利用しハブ嵌合段部にハブ部材を着脱可能に取付ける構成としている。しかし、Oリングは押圧することにより容易に変形する程度の弾性を有している。このため、回転霧化頭を例えば40000rpm以上の高速で回転させた場合には、Oリングに作用する遠心力によって該Oリングの内径寸法が増大してしまう。
【0008】
これに対し、霧化頭本体とハブ部材は、一般的にアルミニウム合金、ステンレス合金等の金属材料を用いて形成されている。従って、回転霧化頭を高速回転させて遠心力が作用した場合でも、霧化頭本体とハブ部材はOリングの変形量に比較して非常に小さく変形するだけである。
【0009】
これらのことにより、回転霧化頭を高速回転させたときには、Oリングだけが遠心力によって拡径することになるから、該Oリングはハブ部材を保持することができなくなる。この結果、Oリングによるハブ部材の保持力が低下し、該ハブ部材がハブ嵌合段部内でがたつきを生じる虞れがあるという問題がある。
【0010】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、霧化頭本体とハブ部材を容易に組立、分解でき、かつ高速回転時でもハブ嵌合段部内にハブ部材を確実に保持することができるようにした回転霧化頭を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による回転霧化頭は、金属材料を用いて筒形ないしベル形に形成され、後端側が回転軸に取付けるための回転軸取付部となり、内周面の前部側が放出端縁に向けて塗料を薄膜化する塗料薄膜化面となると共に奥部側が塗料溜りとなった霧化頭本体と、該霧化頭本体の塗料薄膜化面と塗料溜りとの間に段付状に設けられたハブ嵌合段部と、該ハブ嵌合段部に嵌合され、外周側に塗料溜りに供給された塗料を前記霧化頭本体の塗料薄膜化面に流出する塗料流出孔が穿設されたハブ部材とからなる。
【0012】
そして、上述した課題を解決するために、本発明の請求項1の発明が採用する構成の特徴は、ハブ嵌合段部の前角隅部の内径寸法を底部側の内径寸法よりも小径にすることにより、当該前角隅部をハブ抜止め部として形成し、ハブ部材は弾性と撓み性をもった樹脂材料を用いて前記ハブ抜止め部の内径寸法よりも大きな外径寸法をもって円板状に形成し、ハブ部材を弾性変形させながら、ハブ部材をハブ嵌合段部内に着脱可能に嵌合する構成としたことにある。
【0013】
このように構成したことにより、霧化頭本体に形成されたハブ嵌合段部にハブ部材をあてがい、該ハブ部材をハブ嵌合段部内に押込むと、ハブ部材が弾性変形しながらハブ抜止め部を乗越えてハブ嵌合段部内に嵌合する。これにより、ハブ部材は、該ハブ部材の前側に底部側の内径寸法よりも小径に形成されたハブ抜止め部によって抜止め状態に保持される。そして、回転霧化頭を高速回転させたときには、樹脂材料を用いて形成された円板状のハブ部材は、金属材料を用いて形成された霧化頭本体よりも遠心力によって大きく拡径することになる。これにより、ハブ部材は、その外周側がハブ嵌合段部の内周面に強く押付けられ、ハブ嵌合段部内に保持される。
【0014】
一方、霧化頭本体の塗料溜り、ハブ部材の後面等に付着した塗料を洗浄する場合には、霧化頭本体の回転軸取付部側からハブ部材の後面を押圧することにより、該ハブ部材をハブ嵌合段部から取外すことができ、この状態で各部に付着した塗料を容易に洗浄することができる。
【0015】
請求項2の発明によると、ハブ嵌合段部は、その内周面を底部側から前角隅部に向け漸次内径寸法が小さくなるテーパ面として形成したことにある。
【0016】
このように構成したことにより、ハブ嵌合段部にハブ部材を嵌合した状態では、テーパ面によってハブ部材の外周側を確実に保持することができる。
【0017】
請求項3の発明によると、ハブ部材は、その外周面をほぼ同一の外径寸法をもった円筒面として形成したことにある。
【0018】
このように構成したことにより、ハブ部材をハブ嵌合段部に押込んだときには、ほぼ同一の外径寸法をもった円筒面がハブ嵌合段部のハブ抜止め部を通過するから、ハブ部材をハブ嵌合段部内に比較的容易に嵌合することができる。
【0019】
請求項4の発明によると、ハブ部材は、その外周面をハブ嵌合段部のテーパ面に面接触するテーパ面として形成したことにある。
【0020】
このように構成したことにより、ハブ嵌合段部にハブ部材を嵌合した状態では、ハブ部材のテーパ面がハブ嵌合段部のテーパ面に対し面接触するから、ハブ嵌合段部内にハブ部材を確実に保持することができる。
【0021】
請求項5の発明によると、ハブ部材には、該ハブ部材をハブ嵌合段部に嵌合するときにハブ部材の外周側が縮径方向に弾性変形するのを許す環状溝を設けたことにある。
【0022】
このように構成したことにより、ハブ嵌合段部に対してハブ部材を着脱するときには、ハブ部材に設けられた環状溝は、該ハブ部材の外周側が縮径方向に弾性変形するのを許すから、ハブ嵌合段部に対しハブ部材を比較的容易に着脱することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による回転霧化頭を添付図面に従って詳細に説明する。
【0026】
まず、図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態を示す。1は本実施の形態による回転霧化頭で、該回転霧化頭1は、後述する霧化頭本体2、ハブ嵌合段部3およびハブ部材5とによって大略構成されている。
【0027】
2は回転霧化頭1の外形をなし、軸線O−Oを回転中心として後部側から前部側に向けて拡開するベル形に形成された霧化頭本体で、該霧化頭本体2は、例えばアルミニウム合金、ステンレス合金等の金属材料を用いて形成されている。そして、霧化頭本体2の後端側は円筒状の回転軸取付部2Aとなり、該回転軸取付部2Aの奥部にはエアモータの回転軸(図示せず)等に螺着される雌ねじ2A1 が刻設されている。また、霧化頭本体2には、回転軸取付部2Aの奥部を閉塞するように環状隔壁2Bが径方向内向きに突出して形成され、該環状隔壁2Bの内周側には回転軸の先端側から突出したフィードチューブ(図示せず)の先端が挿通される。
【0028】
さらに、霧化頭本体2の内周面の前部側は、円皿状に拡開する塗料薄膜化面2Cとなり、霧化頭本体2の前端(外周端)は塗料薄膜化面2Cに連続した放出端縁2Dとなっている。また、霧化頭本体2には、環状隔壁2Bと塗料薄膜化面2Cとの間に塗料溜り2Eが設けられ、該塗料溜り2Eは、フィードチューブから吐出された塗料を一時的に溜め、拡散する空間である。
【0029】
そして、霧化頭本体2は、回転霧化頭1が高速回転している状態で、塗料溜り2Eに塗料が供給されると、この塗料を後述する第1のハブ孔6から塗料薄膜化面2Cに供給し、該塗料薄膜化面2Cで薄膜化した後、放出端縁2Dから液糸として放出し、この液糸を塗料粒子として噴霧するものである。
【0030】
3は軸線O−Oを中心として位置し、塗料薄膜化面2Cと塗料溜り2Eとの間に設けられたハブ嵌合段部で、該ハブ嵌合段部3は、図2、図3に示す如く、塗料薄膜化面2Cに開口するようにほぼ軸方向に延びた内周面となるテーパ面3Aと、塗料溜り2Eとの境界部に位置してハブ部材5の塗料受面5Bに当接する底面3Bとによって段付円環状に形成されている。ここで、テーパ面3Aは、底面3B側から塗料薄膜化面2Cとの境界部側となる開口側に向けて漸次内径寸法が小さくなるように形成され、その傾き角度はα1 に設定されている。また、テーパ面3Aの開口側と塗料薄膜化面2Cとの境界位置には、円弧状の前角隅部3Cが形成され、該前角隅部3Cは後述するハブ部材5の面取り部5Eを嵌入するときに嵌合作業を容易にするものである。
【0031】
4はハブ嵌合段部3の前角隅部3Cを用いて形成された環状のハブ抜止め部で、該ハブ抜止め部4は、ハブ部材5をハブ嵌合段部3に嵌合したときに、ハブ嵌合段部3に対してハブ部材5を、後述する関係によって抜止め状態に保持するものである。
【0032】
即ち、ハブ嵌合段部3の軸方向長さ寸法(深さ寸法)L1 は、図3に示す如く、後述するハブ部材5の軸方向長さ寸法(厚さ寸法)L2 よりも大きく設定されている。また、ハブ嵌合段部3にハブ部材5を嵌合したときに該ハブ部材5の前面5Aが位置する場所をラインA−Aとすると、このラインA−Aでのテーパ面3Aの内径寸法D1 は、ハブ部材5の外径寸法D3 とほぼ同じ寸法に設定されている(D1 ≒D3 )。これに対し、ハブ抜止め部4は、ラインA−Aよりも前側の前角隅部3Cに位置し、その内径寸法D2 がハブ部材5の外径寸法D3 よりも2ΔDだけ小さく設定されている(D1 ≒D3 >D2 、D3 =D2 +2ΔD)。これにより、ハブ抜止め部4は、ハブ嵌合段部3に嵌合されたハブ部材5の前側に張出すように形成されるから、該ハブ部材5をハブ嵌合段部3内を保持することができる。
【0033】
5は霧化頭本体2のハブ嵌合段部3に着脱可能に取付けられたハブ部材で、該ハブ部材5は、霧化頭本体2を形成するアルミニウム合金、ステンレス合金等よりも遠心力の作用によって変形し易く適度な弾性と撓み性をもった樹脂材料、例えばPEEK、PET、PTFE等の樹脂材料を用いてほぼ円板状に形成されている。また、ハブ部材5を形成する樹脂材料は、導電性を有する導電性樹脂材料が用いられ、または表面に導電性塗料の皮膜処理を施した非導電性の樹脂材料が用いられている。これにより、静電塗装を行なう場合に、ハブ部材5を含む回転霧化頭1全体に高電圧を印加することができ、霧化頭本体2、ハブ部材5の表面を流れる塗料を高電圧に帯電させることができる。
【0034】
そして、ハブ部材5は、その前面5Aが平坦面となり、後面側がフィードチューブ(図示せず)から吐出される塗料を受けると共に前述した塗料溜り2Eを閉塞する塗料受面5Bとなっている。また、ハブ部材5の外周面5Cは、前面5A、塗料受面5Bに対してほぼ直角でほぼ同一の外径寸法D3 をもった円筒面をなしている。また、塗料受面5Bの中心部には、塗料の受渡しを円滑にするための円錐状突起5Dが形成されている。さらに、外周面5Cと塗料受面5Bとの角隅部は、ハブ嵌合段部3の前角隅部3Cに対応する面取り部5Eとなっている。
【0035】
ここで、ハブ部材5は、前面5Aから塗料受面5Bまでの軸方向長さ寸法(厚さ寸法)L2 がハブ嵌合段部3の軸方向長さ寸法(深さ寸法)L1 よりも小さく設定されている。また、前述したように、ハブ部材5の外径寸法D3 は、ラインA−Aでのハブ嵌合段部3の内径寸法D1 とほぼ同じ寸法に設定され(D3 ≒D1 )ると共に、該ハブ部材5の外径寸法D3 は、ハブ抜止め部4の内径寸法D2 よりも2ΔDだけ大きくなるように設定されている(D1 ≒D3 >D2 、D3 =D2 +2ΔD)。
【0036】
6,6,…はハブ部材5の外周側に列設された多数個の第1のハブ孔(2個のみ図示)で、該各ハブ孔6は、塗料流出孔をなすものでハブ部材5の前面5Aと塗料受面5Bとに亘って穿設されている。そして、第1のハブ孔6は、フィードチューブから塗料受面5Bに吐出された塗料を前面5A、霧化頭本体2の塗料薄膜化面2C側に流出するものである。
【0037】
7,7,…はハブ部材5の軸中心側に設けられた複数個の第2のハブ孔(2個のみ図示)で、該各第2のハブ孔7は、塗料受面5Bから前面5Aに亘って穿設されている。そして、第2のハブ孔7は、前面5Aに付着した塗料を洗浄するときに、シンナ等の洗浄液を塗料受面5Bから前面5A側に供給する通路をなしている。
【0038】
本実施の形態による回転霧化頭1は上述の如き構成を有するもので、次に、回転霧化頭1の組立作業、回転霧化頭1による塗装動作および回転霧化頭1の分解作業について説明する。
【0039】
最初に、回転霧化頭1の組立作業、即ち霧化頭本体2にハブ部材5を組付ける作業について説明する。
【0040】
まず、霧化頭本体2に形成されたハブ嵌合段部3にハブ部材5をあてがい、該ハブ部材5をハブ嵌合段部3内に押込むように押圧する。このときには、ハブ嵌合段部3に形成された前角隅部3Cにハブ部材5の面取り部5Eが嵌合するから、ハブ嵌合段部3に対してハブ部材5を容易、かつ正確に位置決めすることができる。
【0041】
そして、ハブ嵌合段部3内に向けて押圧されたハブ部材5は、その外径寸法D3 がハブ抜止め部4の内径寸法D2 よりも2ΔDだけ大きくなっているから、該ハブ部材5は、その外径寸法を縮径するように弾性変形しながら、ハブ抜止め部4を乗越えてハブ嵌合段部3内に嵌合する。このように、ハブ嵌合段部3内にハブ部材5が嵌合した状態では、ハブ部材5の前側にハブ抜止め部4が張出すように形成されるから、該ハブ抜止め部4によってハブ部材5の脱落を防止することができる。
【0042】
次に、このように組立てられた回転霧化頭1を用いて被塗物に塗料を噴霧する塗装作業について説明する。
【0043】
まず、エアモータによって回転軸と共に回転霧化頭1を高速で回転駆動する。このときには、回転霧化頭1に遠心力が作用するが、霧化頭本体2を金属材料を用いて形成し、ハブ部材5を弾性と撓み性を有する樹脂材料を用いて形成しているから、霧化頭本体2よりもハブ部材5の方が径方向に大きく膨らむ。これにより、ハブ部材5の外周面5Cは、ハブ嵌合段部3のテーパ面3Aに強く押付けられるから、ハブ嵌合段部3でのハブ部材5の保持状態をより一層高めることができる。
【0044】
そして、フィードチューブからハブ部材5の塗料受面5Bに塗料を供給すると、塗料受面5Bに供給された塗料は、遠心力により塗料溜り2Eから第1のハブ孔6を通って霧化頭本体2の塗料薄膜化面2Cに流出し、該塗料薄膜化面2Cで均一な薄膜状になり、放出端縁2Dから液糸として噴霧された後、塗料粒子となって被塗物に塗着する。
【0045】
このときに、ハブ部材5は、導電性を有する導電性樹脂材料または表面に導電性塗料の皮膜処理を施した非導電性の樹脂材料によって形成しているから、静電塗装を行なうために、高電圧発生器(図示せず)から供給される高電圧を回転霧化頭1に印加したときには、ハブ部材5を含む回転霧化頭1全体に高電圧を印加することができる。これにより、霧化頭本体2、ハブ部材5の表面を流れる塗料を高電圧に帯電させることができるから、この帯電塗料を被塗物に向け飛行させて塗着効率を高めることができる。
【0046】
一方、色替を行なう場合には、塗料に替えてシンナを回転霧化頭1に供給し、第1のハブ孔6から流出したシンナにより霧化頭本体2の塗料薄膜化面2C、放出端縁2Dに付着した塗料を洗浄すると共に、第2のハブ孔7から流出したシンナによってハブ部材5の前面5Aを洗浄する。
【0047】
次に、例えば回転霧化頭1を入念に洗浄するために、霧化頭本体2からハブ部材5を取外す回転霧化頭1の分解作業について説明する。
【0048】
まず、回転霧化頭1を分解する場合に用いられる分解用治具8(図4参照)について説明する。この分解用治具8は、先端側外周に回転軸取付部2Aの雌ねじ2A1 に螺合する雄ねじ9Aが刻設された小径円柱部9と、該小径円柱部9の基端側に設けられた大径円柱部となるハンドル部10と、前記小径円柱部9の先端から延びた棒状部11とによって段付円柱状に構成されている。また、棒状部11の先端部には、ハブ部材5の円錐状突起5Dが嵌合する嵌合穴11Aが形成されている。
【0049】
そして、上述した分解用治具8を用いてハブ部材5を取外す場合には、ハンドル部10を握って霧化頭本体2の回転軸取付部2A内に棒状部11、小径円柱部9を挿入する。次に、ハンドル部10を回転させ、回転軸取付部2Aの雌ねじ2A1 に小径円柱部9の雄ねじ9Aをねじ込むことにより、棒状部11の先端部によってハブ部材5を押圧することにより、該ハブ部材5を弾性変形させながらハブ嵌合段部3から取外すことができる。
【0050】
かくして、本実施の形態によれば、霧化頭本体2は金属材料を用いて形成し、ハブ部材5は適度な弾性と撓み性を有する樹脂材料を用いて形成している。また、霧化頭本体2のハブ嵌合段部3には前角隅部3Cの位置に内径寸法を小さくしてハブ抜止め部4を設け、ハブ部材5は該ハブ抜止め部4の内径寸法D2 よりも大きな外径寸法D3 をもって形成している。これにより、ハブ嵌合段部3にハブ部材5を取付けるときには、ハブ嵌合段部3にハブ部材5をあてがい、該ハブ部材5をハブ嵌合段部3内に押込むことにより、ハブ部材5を弾性変形させながら該ハブ部材5をハブ嵌合段部3内に嵌合することができる。
【0051】
この結果、回転霧化頭1を高速回転させたときには、樹脂材料を用いて形成されたハブ部材5は、その外周側をハブ嵌合段部3のテーパ面3Aに強く押付けることができるから、ハブ嵌合段部3内でのハブ部材5の保持力を高めることができ、ハブ部材5の脱落事故等を未然に防止して、回転霧化頭1に対する信頼性を向上することができる。
【0052】
一方、ハブ嵌合段部3やハブ部材5に付着した塗料を洗浄する場合には、分解用治具8を用いて霧化頭本体2の回転軸取付部2A側からハブ部材5を押圧することにより、該ハブ部材5を取外して各部に付着した塗料を容易に洗浄することができ、洗浄作業等の作業性を向上することができる。
【0053】
また、ハブ嵌合段部3は、その内周面をテーパ面3Aとしているから、ハブ嵌合段部3にハブ部材5を嵌合した状態では、テーパ面3Aによってハブ部材5の外周側を確実に保持することができる。
【0054】
さらに、ハブ部材5は、導電性を有する導電性樹脂材料または表面に導電性塗料の皮膜処理を施した非導電性の樹脂材料によって形成しているから、高電圧発生器(図示せず)から供給される高電圧を回転霧化頭1に印加することにより、ハブ部材5を含む回転霧化頭1全体に高電圧を印加して静電塗装を行なうことができ、塗着効率を高めることができる。
【0055】
次に、図5および図6は本発明の第2の実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、ハブ部材は、その外周面をハブ嵌合段部のテーパ面に面接触するテーパ面として形成したことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0056】
21は第1の実施の形態によるハブ部材5に代えて用いられた本実施の形態によるハブ部材で、該ハブ部材21は、前述した第1の実施の形態によるハブ部材5とほぼ同様に、適度な弾性と撓み性を有すると共に、導電性を有する導電性樹脂材料または導電性塗料の皮膜処理を施した非導電性の樹脂材料を用いてほぼ円板状に形成されている。また、ハブ部材21は、前面21A、塗料受面21B、外周面21C、円錐状突起21Dおよび面取り部21Eを有し、外周側に第1のハブ孔22,22,…が設けられ、軸中心側に第2のハブ孔23,23,…が設けられている。
【0057】
しかし、本実施の形態によるハブ部材21は、その外周面21Cが前面21A側から塗料受面21B側に向けて漸次拡径するテーパ面として形成されている点で、第1の実施の形態によるハブ部材5と相違している。ここで、外周面(テーパ面)21Cは、ハブ嵌合段部3のテーパ面3Aの傾き角度α1 とほぼ同じ傾き角度α2 をもって形成されている。
【0058】
従って、本実施の形態によれば、ハブ部材21をハブ嵌合段部3内に嵌合したときには、ハブ部材21の外周面(テーパ面)21Cがハブ嵌合段部3のテーパ面3Aに面で密着するから、ハブ部材21を面接触によって強固に保持することができる。しかも、ハブ部材21は、ハブ嵌合段部3に面接触によって保持されるから、ハブ部材21の着脱作業等によりハブ嵌合段部3のハブ抜止め部4が擦れ合って摩耗したとしても、ハブ部材21の外周面21Cとハブ嵌合段部3のテーパ面3Aとを面で保持することができ、ハブ部材21の使用耐久性を向上することができる。
【0059】
次に、図7は本発明の第3の実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、ハブ部材には、該ハブ部材をハブ嵌合段部に嵌合するときにハブ部材の外周側が縮径方向に弾性変形するのを許す環状溝を設けたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0060】
31は前述した第1の実施の形態によるハブ部材5に代えて用いられた本実施の形態によるハブ部材で、該ハブ部材31は、第1の実施の形態によるハブ部材5とほぼ同様に、適度な弾性と撓み性を有すると共に、導電性を有する導電性樹脂材料または導電性塗料の皮膜処理を施した非導電性の樹脂材料を用いてほぼ円板状に形成されている。また、ハブ部材31は、前面31A、塗料受面31B、外周面31C、円錐状突起31Dおよび面取り部31Eを有し、外周側に第1のハブ孔32,32,…が設けられ、軸中心側に第2のハブ孔33,33,…が設けられている。
【0061】
しかし、本実施の形態によるハブ部材31は、その外周面31Cが前面31A側から塗料受面31B側に向けて漸次拡径するテーパ面として形成されている点で、第1の実施の形態によるハブ部材5と相違している。ここで、外周面(テーパ面)31Cは、ハブ嵌合段部3のテーパ面3Aの傾き角度α1 とほぼ同じ傾き角度α2 をもって形成されている。
【0062】
34はハブ部材31の外周側に設けられた環状溝で、該環状溝34は、第1のハブ孔32よりも外周側に位置して塗料受面31Bに開口するように形成されている。また、環状溝34の深さ寸法は、ハブ部材31をハブ嵌合段部3に嵌合するときに、該ハブ部材31の外周側が縮径方向に弾性変形するのを許すことができるように、十分に深く設定されている。
【0063】
従って、本実施の形態によれば、第2の実施の形態とほぼ同様に、ハブ部材31をハブ嵌合段部3内に面接触によって強固に保持することができ、また、ハブ部材31の使用耐久性を向上することができる。
【0064】
しかも、本実施の形態では、ハブ部材31をハブ嵌合段部3に嵌合するときに、該ハブ部材31の外周側が縮径方向に弾性変形するのを許す環状溝34を設けているから、ハブ部材31を着脱するときの摩耗を軽減することができる。また、第1のハブ孔32の周囲等のように機械的強度の弱い部分の変形、破損を防止でき、ハブ部材31の耐久性を向上することができる。
【0065】
次に、図8は本発明の第4の実施の形態を示す。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0066】
41は第1の実施の形態による霧化頭本体2に代えて用いられた本実施の形態によるベル形状をなす霧化頭本体で、該霧化頭本体41は、第1の実施の形態による霧化頭本体2とほぼ同様に、回転軸取付部、環状隔壁(いずれも図示せず)、塗料薄膜化面41C、放出端縁41D、塗料溜り41Eによって大略構成されている。
【0067】
42は塗料薄膜化面41Cと塗料溜り41Eとの間に設けられた本実施の形態によるハブ嵌合段部で、該ハブ嵌合段部42は、ほぼ均一な内径寸法D1 をもって軸方向に延びた内周面42Aと、塗料溜り41Eとの境界部に位置してハブ部材5の塗料受面5Bに当接する底面42Bとによって段付円環状に形成されている。また、内周面42Aの開口側と塗料薄膜化面41Cとの境界位置には、円弧状の前角隅部42Cが形成されている。
【0068】
43はハブ嵌合段部42の前角隅部42Cを用いて形成された本実施の形態による環状のハブ抜止め部で、該ハブ抜止め部43は、ラインA−Aよりも前側に位置し、その内径寸法D2 がハブ部材5の外径寸法D3 よりも2ΔDだけ小さく設定されている。これにより、ハブ抜止め部43は、ハブ嵌合段部42に嵌合されたハブ部材5の前側に張出すように形成されるから、該ハブ部材5をハブ嵌合段部42内に保持することができる。
【0069】
かくして、このように構成された本実施の形態においても、ハブ抜止め部43によってハブ嵌合段部42内にハブ部材5を確実に保持することができ、信頼性等を向上することができる。
【0070】
なお、各実施の形態では、ハブ嵌合段部3の底面3Bは、平坦面として図示したが、本発明はこれに限らず、例えば底面3Bを傾きを有するテーパ面、凹凸面、円弧面等の他の形状としてもよく、底面の形状は、ハブ部材5,21,31に当接して位置決めできるものではればこれらの形状に限るものではない。
【0071】
また、各実施の形態では、霧化頭本体2,41をベル形状に形成した場合を例示したが、霧化頭本体は回転軸取付部から放出端縁に向けて大径となった筒形状に形成してもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、ハブ嵌合段部の前角隅部の内径寸法を底部側の内径寸法よりも小径にすることにより、当該前角隅部をハブ抜止め部として形成し、ハブ部材は弾性と撓み性をもった樹脂材料を用いて前記ハブ抜止め部の内径寸法よりも大きな外径寸法をもって形成し、ハブ部材を弾性変形させながら、該ハブ部材をハブ嵌合段部内に着脱可能に嵌合する構成としているので、霧化頭本体に形成されたハブ嵌合段部にハブ部材をあてがい、該ハブ部材をハブ嵌合段部内に押込むことにより、ハブ部材を弾性変形させながらハブ嵌合段部内に嵌合することができる。これにより、ハブ部材は、該ハブ部材の前側に形成されたハブ抜止め部によって抜止め状態に保持することができる。
【0073】
しかも、回転霧化頭を高速回転させたときには、樹脂材料を用いて形成された円板状のハブ部材は、金属材料を用いて形成された霧化頭本体よりも遠心力によって大きく拡径することになる。これにより、ハブ部材は、その外周側をハブ嵌合段部の内周面に強く押付けて強固に保持されるから、ハブ部材の脱落事故等を未然に防止して、回転霧化頭に対する信頼性を向上することができる。
【0074】
一方、霧化頭本体のハブ嵌合段部、ハブ部材等に付着した塗料を洗浄する場合には、霧化頭本体の回転軸取付部側からハブ部材を押圧することにより、該ハブ部材を取外して付着した塗料を容易に洗浄することができ、洗浄時の作業性を向上することができる。
【0075】
請求項2の発明によれば、霧化頭本体のハブ嵌合段部は、その内周面を底部側から前角隅部に向け漸次内径寸法が小さくなるテーパ面として形成しているので、ハブ嵌合段部にハブ部材を嵌合した状態では、テーパ面によってハブ部材の外周側を確実に保持することができる。
【0076】
請求項3の発明によれば、ハブ部材は、その外周面をほぼ同一の外径寸法をもった円筒面として形成しているので、ハブ部材をハブ嵌合段部に押込んだときには、ほぼ同一の外径寸法をもった円筒面がハブ嵌合段部のハブ抜止め部を通過するから、ハブ部材をハブ嵌合段部内に比較的容易に嵌合することができ、作業性を高めることができる。
【0077】
請求項4の発明によれば、ハブ部材は、その外周面をハブ嵌合段部のテーパ面に面接触するテーパ面として形成しているので、ハブ嵌合段部にハブ部材を嵌合した状態では、ハブ部材のテーパ面がハブ嵌合段部のテーパ面に対し面接触するから、ハブ嵌合段部内にハブ部材を確実に保持することができる。しかも、摩耗等に対する耐久性を向上することができる。
【0078】
請求項5の発明によれば、ハブ部材には、該ハブ部材をハブ嵌合段部に嵌合するときにハブ部材の外周側が縮径方向に弾性変形するのを許す環状溝を設けているので、ハブ嵌合段部に対してハブ部材を着脱するときには、ハブ部材に設けられた環状溝は、該ハブ部材の外周側が縮径方向に弾性変形するのを許すから、ハブ嵌合段部に対しハブ部材を比較的容易に着脱することができる。また、ハブ部材を着脱するときの摩耗を軽減することができる。さらに、塗料流出孔周りのように機械的強度の弱い部分の変形、破損を防止でき、ハブ部材の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転霧化頭を示す断面図である。
【図2】図1中の矢示B部を拡大して示す要部拡大断面図である。
【図3】図2の霧化頭本体とハブ部材を分解した状態で示す要部拡大断面図である。
【図4】回転霧化頭と分解用治具を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるハブ部材を霧化頭本体と一緒に図2と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【図6】図5の霧化頭本体とハブ部材を分解した状態で示す要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態によるハブ部材を霧化頭本体から分解した状態で図3と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態によるハブ嵌合段部をハブ部材を分解した状態で図3と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 回転霧化頭
2,41 霧化頭本体
2A 回転軸取付部
2B 環状隔壁
2C,41C 塗料薄膜化面
2D,41D 放出端縁
2E,41E 塗料溜り
3,42 ハブ嵌合段部
3A テーパ面
3B,42B 底面
3C,42C 前角隅部
4,43 ハブ抜止め部
5,21,31 ハブ部材
5A,21A,31A 前面
5B,21B,31B 塗料受面
5C,21C,31C 外周面
6,22,32 第1のハブ孔(塗料流出孔)
42A 内周面

Claims (5)

  1. 金属材料を用いて筒形ないしベル形に形成され、後端側が回転軸に取付けるための回転軸取付部となり、内周面の前部側が放出端縁に向けて塗料を薄膜化する塗料薄膜化面となると共に奥部側が塗料溜りとなった霧化頭本体と、
    該霧化頭本体の塗料薄膜化面と塗料溜りとの間に段付状に設けられたハブ嵌合段部と、
    該ハブ嵌合段部に嵌合され、外周側に塗料溜りに供給された塗料を前記霧化頭本体の塗料薄膜化面に流出する塗料流出孔が穿設されたハブ部材とからなる回転霧化頭において、
    前記ハブ嵌合段部の前角隅部の内径寸法を底部側の内径寸法よりも小径にすることにより、当該前角隅部をハブ抜止め部として形成し、
    前記ハブ部材は弾性と撓み性をもった樹脂材料を用いて前記ハブ抜止め部の内径寸法よりも大きな外径寸法をもって円板状に形成し、
    前記ハブ部材を弾性変形させながら、前記ハブ部材を前記ハブ嵌合段部内に着脱可能に嵌合する構成としたことを特徴とする回転霧化頭。
  2. 前記ハブ嵌合段部は、その内周面を底部側から前角隅部に向け漸次内径寸法が小さくなるテーパ面として形成してなる請求項1に記載の回転霧化頭。
  3. 前記ハブ部材は、その外周面をほぼ同一の外径寸法をもった円筒面として形成してなる請求項1に記載の回転霧化頭。
  4. 前記ハブ部材は、その外周面を前記ハブ嵌合段部のテーパ面に面接触するテーパ面として形成してなる請求項2に記載の回転霧化頭。
  5. 前記ハブ部材には、該ハブ部材を前記ハブ嵌合段部に嵌合するときにハブ部材の外周側が縮径方向に弾性変形するのを許す環状溝を設けてなる請求項1に記載の回転霧化頭
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