JPH0923418A - 映像監視システムにおけるアラーム信号の伝送、表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像監視システムにおいて、監視カメラから
の映像をモニタで監視すると同時にアラームの動作状態
を監視し易くするためのものであり、また、このシステ
ムを簡素化、表示の集中化を行うものである。 【構成】 センサーが発したアラーム信号は、監視カメ
ラのビデオ信号に重畳されて伝送される。この信号をア
ラームとして表示する方法として、このセンサーを視界
に入れている監視カメラからの映像を再生しているモニ
タ上に中間調の枠をつける事によってアラーム表示を行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は監視カメラ、各種センサ
ー、モニタ、スイッチャーなどによって構成される映像
監視システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は、監視カメラからのビデオ信号と
各種センサーからのアラーム信号は別々のケーブルによ
って伝送され、アラーム信号を再生し表現する方法とし
ては、スピーカーからの警報音、点灯・点滅するランプ
などであった。図３に従来技術の実施例としての系統図
を示す。１，２はセンサー、３，４は監視カメラ、５は
ＶＴＲ、スイッチャー等、６はモニタ、７はアラームを
表示する装置である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の第１目的は、
監視システムの簡素化、表示方法の集中化である。本発
明の第２の目的は、多数のモニタやアラームの動作状態
を監視する人が、より監視をし易くする事である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記第１の目的
を達成するため、センサーからのアラーム信号をカメラ
に入れ、ビデオ信号に重畳することにより、同一のケー
ブルで両方の信号を伝送できるようにしたものである。
また、第２の目的を達成するため、アラーム信号のオ
ン、オフの動作状態をそのアラーム信号と共に送られて
きたビデオ信号が再生されているモニタ上に、中間調の
枠を表示することによって表現するものである。

【０００５】

【実施例】図１に本発明の実施例としての系統図を示
す。１，２はセンサー、３，４はカメラ、５はスイッチ
ャー・ＶＴＲ等、６はモニタであり、７はアラームの表
示方法としての中間調の枠である。また、図２は図１、
モニタ６の拡大図である。本実施例ではカメラ２台、モ
ニタ２分割表示のシステムの例であるが、本案はカメラ
４台、モニタ４分割表示などの、多数カメラでモニタを
多分割表示した場合にでも適用できるものである。図１
に於て、カメラ３の視界に入っているセンサー１が何ら
かの異常を感知し、アラーム信号を発したとき、この信
号はカメラ３に入力され、カメラ３内でビデオ信号に重
畳された後、５，６へと伝送される。図２のモニタ６上
にはカメラ３，４からの映像が再生されており、さらに
カメラからのビデオ信号にアラーム信号が重畳された場
合、このアラームをモニタ上に表現する方法として、図
２の７のような中間調の枠を表示している。図１ではカ
メラ３の視界に入っているセンサー１のアラームが発生
しているので、中間調の枠はモニタ６上のカメラ３の映
像の周囲に表示されている。

【０００６】

【発明の効果】本発明によれば、アラーム信号とビデオ
信号とは同一のケーブルで伝送でき、信号ケーブルの削
減となる。また、モニタ画面上でアラームの存在を確認
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す系統図

【図２】従来の映像監視システムを示す系統図

【符号の説明】

１，２ センサー、３，４ 監視カメラ、５ ＶＴＲ、
６ モニタ、７ アラームの表示枠

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 監視システムに於て、各種のセンサーが
   感知することによって発するアラーム信号を、そのセン
   サーのある場所を視界にいれている監視カメラに入力
   し、そのカメラのビデオ信号に重畳する事により、アラ
   ーム信号とビデオ信号の両方を同一のケーブルによっ
   て、伝送することを特徴とするアラーム信号の伝送方
   法。
2. 【請求項２】 請求項１の方法によって伝送されてきた
   ビデオ、アラームの両信号を同一のモニタ画面上で表現
   し、監視用モニタにアラームとしての機能をもたせるよ
   うにする方法。
3. 【請求項３】 請求項１，２において、アラームの発生
   したカメラに相当する画面の周辺に中間調の枠を表示さ
   せアラームから発生したことを知らせることを特徴とす
   るアラーム表示方法。