JPH09233649A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JPH09233649A
JPH09233649A JP8036695A JP3669596A JPH09233649A JP H09233649 A JPH09233649 A JP H09233649A JP 8036695 A JP8036695 A JP 8036695A JP 3669596 A JP3669596 A JP 3669596A JP H09233649 A JPH09233649 A JP H09233649A
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JP
Japan
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bus bar
electric circuit
heat
electric
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP8036695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Kurata
和則 倉田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気回路用バスバーが設けられていない空き
スペースを有効利用して、電気回路用バスバーの発熱す
る部位の熱を放熱する。 【解決手段】 金属板を打ち抜いて形成したバスバー1
0を収容している電気接続箱において、上記金属板より
なる電気回路用バスバー11が設けられていない空きス
ペースXに、電気回路用ではない放熱専用バスバー12
を配置すると共に、該放熱専用バスバーと上記電気回路
用バスバーとに接触するように絶縁放熱用シート13を
架設し、電気回路用バスバーの熱を絶縁放熱用シート1
3を介して放熱専用バスバーに伝えて電気回路用バスバ
ーの放熱を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車に搭載する電
気接続箱に関し、特に、電気接続箱の内部に収容するバ
スバーの放熱効果を高めるものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のワイヤハーネスを分岐接続す
る電気接続箱の内部に収容するバスバーは、図4に示す
ように、導電性の金属板を所要のパターンに打ち抜いて
形成しており、上下に絶縁板を介して複数積層して、電
気接続箱の内部回路を形成している。各バスバーの幅W
(断面積)は通電する電流値に応じて設定しており、リ
レーやヒューズ等と接続する電流値が大きいバスバー1
Aは太幅として形成する一方、電流値の小さいバスバー
1Bは細幅に形成して、各バスバーに過電流が流れて発
熱することを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記バ
スバー1Aの中には、内部回路の設計上、バスバー配線
が密になるために、その幅Wを通電する電流値に応じた
太幅に形成することができないバスバー1Cが形成され
る場合がある。この場合、バスバー1Cや該バスバー1
Cに接続する中継端子等の温度が上昇し、ケース内部が
過熱する問題が発生している。また、回路設計上、同一
層上に上記電気回路用バスバー1が配線されない空きス
ペースXが必ずできるが、この空きスペースXはそのま
まの状態で、他に有効利用していないため、スペースの
無駄が発生している。
【0004】一方、特開平5−15036号公報では、
図5(A)(B)に示す放熱効果に優れた電気接続箱2
が提供されている。該電気接続箱2では、バスバーを配
線したプリント基板5の下面側に、絶縁性および熱伝導
性の優れた絶縁シート6を配置した状態で、該プリント
基板5を上下ケース3,4の内部に収容させている。ま
た、上記下部ケース4は、内部に空間部7を形成したヒ
ートパイプ構造として、上記絶縁シート6を介して伝わ
るバスバーの熱を、該下部ケース4より外部に放熱する
ようにしている。しかし、上記下部ケース4は構成が複
雑になるため、該下部ケース4の成形金型の構造も複雑
になり、コスト高になるという問題がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、電気回路用バスバーが設けられていない空きスペー
スを有効利用して、簡単な構成で、発熱した電気回路用
バスバーの熱を放熱することができる電気接続箱を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、金属板を打ち抜いて形成し
たバスバーを収容している電気接続箱において、上記金
属板よりなる電気回路用バスバーが設けられていない空
きスペースに、電気回路用ではない放熱専用バスバーを
配置すると共に、該放熱専用バスバーと上記電気回路用
バスバーとに接触するように絶縁放熱用シートを架設
し、電気回路用バスバーの熱を絶縁放熱用シートを介し
て放熱専用バスバーに伝える構成としていることを特徴
とする電気接続箱を提供するものである。
【0007】上記電気接続箱では、電気回路用バスバー
で発熱した熱を、絶縁放熱用シートを介して放熱専用バ
スバーに伝える構成としているため、発熱した電気回路
用バスバーの熱で、電気接続箱内部の過熱を抑制するこ
とができる。また、上記放熱専用バスバーは、内部回路
の設計上、必ずできる空きスペースを有効利用して、該
空きスペースに配置する構成としているため、電気接続
箱が大型化することはない。
【0008】上記絶縁放熱用シートは電気接続箱の内部
に水平方向全面に亙って配置して、上記電気回路用バス
バーと放熱専用バスバーとに接触させ、かつ、電気回路
用バスバーから突設したタブを貫通させる貫通穴を設け
ている。(請求項2) 上記絶縁放熱用シートは放熱用シリコンゴムシートから
なる。(請求項3)
【0009】上記構成とすると、絶縁放熱用シートを電
気接続箱の全面にわたって配置しているため、放熱効果
を高めることができる。かつ、全ての電気回路用バスバ
ーで発生する熱を絶縁放熱用シートを介して放熱専用バ
スバーおよび他の電気回路用バスバーへ伝えるため、温
度の高い電気回路用バスバーの熱が、温度の低い電気回
路用バスバーに伝わり、電気接続箱内部の電気回路用バ
スバーの温度を均等にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1実
施形態の電気接続箱の内部に収容するバスバー10を示
し、該バスバー10は従来と同様に、導電性の金属板を
プレス機により打ち抜いて形成している。上記バスバー
は電流を流す電気回路用バスバー11の他に、電気回路
用ではない(電流を流さない)放熱専用バスバー12を
設けている。所要位置の電気回路用バスバー11と上記
放熱専用バスバー12とに接触するように絶縁放熱用シ
ート13を架設し、電子回路用バスバー11で発熱した
熱を放熱専用バスバー12に伝えて放熱を図るようにし
ている。
【0011】上記電気回路用バスバー11は、従来と同
様に、通電する電流値が大きい太幅のバスバー11A
と、通電する電流値が小さい細幅のバスバー11Bと、
通電する電流値は大きいが回路設計上、所定の太幅で形
成することができないバスバー11Cとを備えている。
上記放熱専用バスバー12は、上記バスバー11Cの近
傍で、電気回路用バスバー11が設けられていない空き
スペースXに配置している。本実施形態では、これらバ
スバー11,12は基板14上に配置している。
【0012】上記絶縁放熱用シート13は、絶縁性を有
すると共に熱伝導性に優れたシリコンゴムシートを用い
ており、上記電気回路用のバスバー11Cと放熱専用バ
スバー12の上面に跨がって配置している。これら電気
回路用のバスバー11Cと放熱専用バスバー12の間に
配線される他の電気回路用バスバー11は、絶縁放熱用
シート13が絶縁性を有するため短絡が生じることはな
い。本実施形態では、絶縁放熱用シート13は、バスバ
ー11Cの熱を伝えるのに必要なだけの小さい面積とし
て設けている。尚、該絶縁放熱用シート13は、バスバ
ーの下面側に敷設する構成としても良い。
【0013】上記電気接続箱は、図2に示すように、互
いに係合する樹脂製のアッパーケース15とロアケース
16とを備え、これらを組み立ててなるケース内部に、
上記バスバー10を水平状態に配置している。
【0014】上記電気接続箱では、電気回路用バスバー
11Cが発熱しても、絶縁放熱用シート13を通して放
熱専用バスバー12に熱を伝えるため、効果的な放熱が
なされ、電気接続箱の内部が過熱することを防止でき
る。
【0015】また、上記放熱専用バスバー12は、内部
回路の設計上、必ずできる空きスペースXに配置してい
るため、電気接続箱が大型化することを防止することが
できる。
【0016】図3は第2実施形態の電気接続箱を示し、
該電気接続箱では、上記絶縁放熱用シート13’を、電
気接続箱の内部の水平方向全面に亙って配置して、上記
電気回路用バスバー11と放熱専用バスバー12とに接
触させるようにしている。上記絶縁放熱用シート13’
には、電気回路用バスバー11から突設したタブ11a
と対向する位置に、貫通穴13aを設けている。また、
本実施形態では、上記バスバー10を、絶縁板17を介
して複数積層している。
【0017】上記第2実施形態の電気接続箱では、各電
気回路用バスバー11に短絡を生じさせることなく、発
熱した電気回路用バスバー11の熱を放熱することがで
きると共に、絶縁放熱用シート13’を介して内部回路
を構成する全電気回路用バスバーの温度を均等化するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電気接続箱では、内部回路の設計上、必ずできる空き
スペースに放熱専用バスバーを配置し、通電する電流値
に応じた幅に形成することができない電気回路用バスバ
ーと上記放熱専用バスバーとに接触するように絶縁放熱
用シートを架設する構成としているため、上記電気回路
用バスバーで発熱した熱を確実に放熱することができ
る。これにより、バスバーが発熱すること伴う、電気接
続箱内部の過熱を防止できる。
【0019】また、上記絶縁放熱用シートをバスバーの
全面に亙って配置することにより、発熱した電気回路用
バスバーを確実に放熱することができると共に、電気回
路バスバー全体の温度を均等化することができる。さら
に、絶縁放熱用シートを放熱用シリコンゴムシートで形
成することにより、電気回路用バスバー同士が通電して
短絡が発生することを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の電気接続箱の内部に
収容するバスバーの一部を示す平面図である。
【図2】 電気接続箱の分解斜視図である。
【図3】 第2実施形態の電気接続箱の内部に収容する
絶縁放熱用シートとバスバーとの分解斜視図である。
【図4】 従来の電気接続箱の内部に収容するバスバー
の一部を示す平面図である。
【図5】 従来の他の電気接続箱を示し、(A)は分解
正面図、(B)は組立状態の要部断面図である。
【符号の説明】
10 バスバー 11 電気回路用バスバー 11A 太幅の電気回路用バスバー 11B 細幅の電気回路用バスバー 11C 太幅に形成することができない電気回路用バス
バー 12 放熱専用バスバー 13 絶縁放熱用シート X 空きスペース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を打ち抜いて形成したバスバーを
    収容している電気接続箱において、上記金属板よりなる
    電気回路用バスバーが設けられていない空きスペース
    に、電気回路用ではない放熱専用バスバーを配置すると
    共に、該放熱専用バスバーと上記電気回路用バスバーと
    に接触するように絶縁放熱用シートを架設し、電気回路
    用バスバーの熱を絶縁放熱用シートを介して放熱専用バ
    スバーに伝える構成としていることを特徴とする電気接
    続箱。
  2. 【請求項2】 上記絶縁放熱用シートは電気接続箱の内
    部に水平方向全面に亙って配置して、上記電気回路用バ
    スバーと放熱専用バスバーとに接触させ、かつ、電気回
    路用バスバーから突設したタブを貫通させる貫通穴を設
    けていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続
    箱。
  3. 【請求項3】 上記絶縁放熱用シートは放熱用シリコン
    ゴムシートからなる請求項1または請求項2に記載の電
    気接続箱。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000613