JP2008130684A - 電子回路装置 - Google Patents

電子回路装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008130684A
JP2008130684A JP2006311969A JP2006311969A JP2008130684A JP 2008130684 A JP2008130684 A JP 2008130684A JP 2006311969 A JP2006311969 A JP 2006311969A JP 2006311969 A JP2006311969 A JP 2006311969A JP 2008130684 A JP2008130684 A JP 2008130684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
conductor
heat transfer
inner layer
electronic circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006311969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5236178B2 (ja
Inventor
Satoyuki Miyagaki
智行 宮垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006311969A priority Critical patent/JP5236178B2/ja
Publication of JP2008130684A publication Critical patent/JP2008130684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5236178B2 publication Critical patent/JP5236178B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

【課題】放熱用電極が+電位である発熱電子部品の発生熱を筺体に伝熱させ空気中へ放熱することが可能な電子回路装置を提供する。
【解決手段】多層基板3の表面30Aに実装され放熱用電極21が+電位を有するダイオード2が発生する熱を、多層基板3の内部の内層側伝熱導体32Aおよびビア4を介して多層基板3の表面30Aの接地導体31Dに伝達させ、さらに、接地導体31Dから筺体であるカバー6へ伝達させてそこから空気中に放散させることができる。これにより、発熱電子部品をヒートシンク等の放熱手段に固定し短絡防止手段を講じることなく、容易な手段の採用により、放熱用電極が+電位である発熱電子部品の発生熱を効果的に筺体に伝熱させ空気中へ放熱することが可能な電子回路装置を実現することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、たとえば自動車等に用いられる電子回路装置に関するものである。
従来、発熱電子部品を備える電子回路装置においては、発熱電子部品が発する熱を放散させるための構造について種々の提案がなされている。たとえば、チップ型発熱部品に放熱用電極を設け、この放熱用電極からプリント基板上の放熱電極用パッド、スルーホールを介して、プリント基板の内層であるグランド層へ伝熱させ、さらにグランド層をプリント基板の端面から外部へ取り出しヒートシンクに接続して空気中へ放熱する構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開平6−169189号公報
上述の従来の電子回路装置では、プリント基板外部にヒートシンクを設けているため、部品点数が増加したり組付け工数が増加する、あるいはプリント基板を収納する筺体が大型化する、という問題が生じる可能性がある。
電子回路装置の体格増大を防ぐために、発熱電子部品が発する熱をプリント基板を収納する筺体へ伝熱させて、筺体の表面から空気中へ放熱する構成が考えられる。筺体は、一般的に金属材質、たとえばアルミニウム等のいわゆる熱の良導体から形成されているので、発熱電子部品の発生する熱を効果的に放熱することができる。
ところで、金属筺体は、通常グランド電位に設定されている。上述した従来の電子回路装置の場合、発熱電子部品の放熱用電極は、グランド電位である。しかしながら、発熱電子部品の種類によっては、その放熱用電極がグランド電位ではなく+電位であるものも多い。上述した従来の電子回路装置の構成では、放熱用電極が+電位である発熱電子部品に対しては、その発生熱を筺体に伝熱させることができない。また、上述した従来の電子回路装置には、そのような場合における対処手段等に関する記載は無い。仮に、+電位である放熱用電極を金属等から形成されるヒートシンクに密着固定した場合、ヒートシンク自体も+電位となるので、電子回路装置の他の電子素子や配線等との接触を阻止する防護手段等の装着により電子回路装置が大型化する可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、放熱用電極が+電位である発熱電子部品の発生熱を筺体に伝熱させ空気中へ放熱することが可能な電子回路装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の電子回路装置は、放熱用電極を有する発熱電子素子と、その表面上に発熱電子素子が実装された多層基板と、多層基板が収納固定される筺体とを備えた電子回路装置であって、多層基板の表面に設けられ放熱用電極がはんだ付けされる表面伝熱導体と、多層基板の厚さ方向において表面伝熱導体と重なるように多層基板の内層に形成された内層側伝熱導体とを備え、伝熱用電極は+電位であり、且つ内層側伝熱導体はグランド電位であり、内層側伝熱導体は筺体に熱伝導可能に接続されることを特徴している。
上述した構成において、表面伝熱導体と内層側伝熱導体とは絶縁部材を介して対向配置されている。発熱電子素子が発生した熱は、放熱用電極から表面伝熱導体、絶縁部材中を経て内層側伝熱導体へ伝達される。そして、内層側伝熱導体から筺体へ熱伝導され、筺体表面から空気中へ放熱される。ここで、表面伝熱導体と内層側伝熱導体とは絶縁部材を介して配置されており、両者は電気的に導通していない。したがって、+電位である放熱用電極が発する熱を、電気的短絡を生ぜずに、グランド電位である内層側伝熱導体を経て筺体へ伝達させることができる。これにより、放熱用電極が+電位である発熱電子部品の発生熱を筺体に伝熱させ空気中へ放熱ることが可能な電子回路装置を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の電子回路装置は、多層基板の表面および裏面の少なくとも一方に設けられ、その電位がグランド電位であって筺体に導通可能に接触する接地導体を備え、内層側伝熱導体は導通手段を介して接地導体に熱伝導可能に接続されることを特徴としている。
接地導体は、元来多層基板のグランド線を筺体に導通させる機能を果たしているので、接地導体と筺体とは、電気的に導通すると同時に熱伝導可能となっている。したがって、発熱電子素子の発する熱は、内層側伝熱導体から導通手段を介して接地導体へ、さらに筺体へ伝えられる。これにより、放熱用電極が+電位である発熱電子部品の発生熱を筺体に伝熱させ空気中へ放熱ることが可能な電子回路装置を提供することができる。
本発明の請求項3に記載の電子回路装置は、導通手段はビアであることを特徴としている。
ビアは、多層基板において異なる層の導体を電気的に導通させる手段として、最も一般的に用いられているものである。ビアの材質は、電気の良導体であり、たとえば銅等の金属めっき、銅あるいは銀等を含むペースト等から形成されている。このため、ビアは熱良導体としても機能することができる。したがって、発熱電子素子の発する熱を、内層側伝熱導体から容易な手段によって接地導体へ伝導することができる。
本発明の請求項4に記載の電子回路装置は、多層基板の厚さ方向において内層側伝熱導体は表面伝熱導体を包含することを特徴としている。
上述した構成によれば、発熱電子素子の放熱用電極の全域において発熱電子素子から発せられた熱は最短距離を辿って、つまり多層基板の厚さ方向の距離を辿って内層側伝熱導体へ伝導されるので、表面伝熱導体から内層側伝熱導体へ高効率で熱を伝導させることができる。
本発明の請求項5に記載の電子回路装置は、内層側伝熱導体は多層基板が備える内層導体のうちで最も表面側に配置される内層導体であることを特徴としている。
上述した構成によれば、表面伝熱導体から筺体に熱伝導可能に接続されている内層側伝熱導体までの距離を最小にすることができる。すなわち、表面伝熱導体と筺体に熱伝導可能に接続されている内層側伝熱導体とは絶縁部材を一つだけ隔てて対向している。これにより、表面伝熱導体から内層側伝熱導体へ高効率で熱を伝導させることができる。
以下、本発明による電子回路装置を、自動車のコンビネーションメータ(図示せず)内に設置される電子回路装置1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
コンビネーションメータ100は、自動車の車室内の運転席前方に設けられ、自動車に関わる各種情報、たとえば走行速度等を指針計器、警告灯等により表示するものである。電子回路装置1は、コンビネーションメータ1の作動全般を制御する電気回路としての役割を果たしている。電子回路装置1は、コンビネーションメータ1のケーシング(図示せず)内に収容固定されている。以下に、電子回路装置1の構成について説明する。
電子回路装置1は、各種電子素子等が実装された多層基板3を筺体であるケーシング5およびカバー6内部に保持固定して構成されている。
多層基板3は、電子回路装置1において電子回路そのものを形成している。多層基板3は、一般的なビルドアップ配線版の形成手法により製作されるものである。たとえば、絶縁部材であるガラスエポキシ樹脂のシートと電気導体である銅箔とを交互に重ねてプレスして作られている。本発明の一実施形態による電子回路装置1の多層基板3においては、絶縁部材である基材30としてガラスエポキシ樹脂が用いられ、電気導体は銅箔から形成されるとともに、図3に示すように、多層基板3の表裏両面に各一層、絶縁部材35の内部に2層の合計4層が設けられている。すなわち、多層基板3の表面30Aに表面導体層31が、裏面30Bに表面導体層34が、基材30内部において表面30A側から内層導体層32および内層導体層33がそれぞれ形成されている。
多層基板3の表面30Aには、発熱電子素子であるダイオード2が実装されている。ダイオード2は、電子回路装置1において、たとえば電力制御回路(図示せず)に用いられている。したがって、ダイオード2中を流れる電流値、つまりダイオード2を構成する半導体を流れる電流値は、論理回路、高周波回路等に用いられるトランジスタに比べると格段に大きく、そのために発熱する。ダイオード2を正常に作動させるためには、ダイオード2が発生する熱を外部へ放散してダイオード2の温度を適正な温度、たとえば半導体のジャンクション温度以下に維持する必要がある。ダイオード2は、図2に示すように、外部と電気的に接続するための電極を3個備えている。すなわち、1個の放熱用電極21および2個の機能電極22、23を備えている。放熱用電極21は、ダイオード2を外部と電気的に接続する機能を果たすとともに、ダイオード2が発生した熱を外部へ伝達し、それによりダイオード2の温度を適正に維持する機能を果たしている。放熱用電極21は、その伝達熱量を大きくするために、他の2つの機能電極22、23と比べて面積が、図2に示すように、大きく形成されている。また、ダイオード2の放熱用電極21の電位は、グランド電位、つまり0ボルトではなくて、+電位、たとえば12ボルトとなっている。
多層基板3の表面30には、ダイオード2の放熱用電極21が接続される表面伝熱導体31A、ダイオード2の機能電極22、23が接続される表面機能導体31B、31Cが形成されている。表面伝熱導体31Aは、ダイオード2の放熱用電極21とほぼ同じ形状に形成されている。表面機能導体31B、31Cは、そのダイオード2側端部がダイオード2の機能電極22、23と対応した位置および形状に配置されている。多層基板3の表面30には、図2に示すように、接地導体31Dが形成されている。接地導体31Dは、その電位がグランド電位、つまり0ボルトである。接地電位31Dは、多層基板3が筺体であるケーシング5およびカバー6内部に保持固定されると、筺体、本発明の一実施形態による電子回路装置1の場合はカバー6に直接接触している。これにより、電子回路装置1においては、筺体であるケーシング5およびカバー6もグランド電位となっている。ダイオード2は、図2に示すように、多層基板3の表面30において、接地電極31Dに接近して実装されており、したがって、表面伝熱導体31Aも設置電極31Dに近接している。
筺体であるケーシング5およびカバー6は、金属、たとえばアルミニウム等から形成されている。ケーシング5およびカバー6間に多層基板3を挟んだ状態でボルト7が締結されると、多層基板3が、筺体、つまりケーシング5およびカバー6内部に保持固定される。このとき、カバー6は、図3に示すように、多層基板3の接地導体31Dに押圧接触して、多層基板3がケーシング5およびカバー6にアースされる。
次に、本発明の一実施形態による電子回路装置1の特徴である、ダイオード2の放熱構造、すなわち、ダイオード2から筺体であるカバー6への放熱構造およびその作動、つまり熱伝達について説明する。
多層基板3の内層導体層32、33のうち最も表面30Aに近い層である内層導体層32には、多層基板3の厚さ方向(図3において上下方向)において表面側伝熱導体31Aと重なるように、内層側伝熱導体32Aが形成されている。詳しくは、内層側伝熱導体32Aは、多層基板3の厚さ方向(図3において上下方向)において表面側伝熱導体31Aと重なるとともに、図2に示すように、表面側伝熱導体31Aを包含するように、言い換えると、表面側伝熱導体31Aの輪郭線が内層側伝熱導体32Aの輪郭線の内側に入るように形成されている。そして、内層側伝熱導体32Aと接地導体31Dとは、導通手段であるビア4により導通可能に接続されている。したがって、内層側伝熱導体32Aの電位は接地導体31Dと同じグランド電位となっている。ここで、ビア4は、通常の多層基板において、異なる導体層間を電気的に接続する手段として一般的に用いられているものである。ビア4の材質としては、たとえば、銅ペースト、銀ペースト、銅めっき等が用いられている。銅、銀は、電気の良導体であると同時に熱の良導体でもある。したがって、内層側伝熱導体32Aと接地導体31Dとは、ビア4を介して熱伝導可能に接続されていることになる。本発明の一実施形態による電子回路装置1において、ビア4は、図1に示すように、8個設けられているが、ビア4の個数は8個に限定されるものではなく、たとえば内層側伝熱導体32Aと接地導体31Dとの間の伝熱熱量等に応じて増減されるものである。
次に、上述の放熱構造における熱伝達について説明する。
ダイオード2は、多層基板3の表面30Aにおいて、放熱用電極21が表面側伝熱導体31Aに、機能電極22、23が機能導体31B、31Cにそれぞれはんだ層(図示せず)を介して接続固定されている。放熱用電極21はその全面に亘ってはんだ層(図示せず)を介して表面側伝熱導体31Aに密着している。電子回路装置1の作動に伴い、ダイオード2が発熱してその温度が上昇すると、ダイオード2が発生した熱の大部分は+電位を有する放熱用電極21から表面側伝熱導体31Aへ熱伝導により伝達される。これにより表面側伝熱導体31Aの温度が上昇して、表面側伝熱導体31Aから基材30を介して内層側伝熱導体32Aへ熱伝導により熱が伝達される。ここで、表面側伝熱導体31Aはダイオード2の放熱用電極21と同じ+電位を有している。一方、内層側伝熱導体32Aは、接地導体31Dに導通しておりグランド電位を有している。表面側伝熱導体31Aは絶縁部材である基材30を介して内層側伝熱導体32Aと対向しているので、両者は、電気的絶縁状態を維持しつつ熱伝導可能に配置されている。内層側伝熱導体32Aへ伝達された熱は、さらに、ビア4、接地導体31Dを介して熱伝導によりカバー6へ伝達される。そして、カバー6の表面から熱伝達により空気中に放散される。
ところで、基材30であるエポキシ樹脂の熱伝導率は、およそ0.2[W/mK]と、各導体を形成している銅の熱伝導率のおよそ390[W/mK]と比べて格段に小さい。つまり、熱の伝わり度合いが小さい。しかし、多層基板3において、表面側伝熱導体31Aと内層側伝熱導体32Aとの間の基材30層の厚さは、たとえば0.2mmと大変薄いので、表面側伝熱導体31Aから内層側伝熱導体32Aへ所定量の熱量を伝達させることができる。これにより、ダイオード2の放熱用電極21からカバー6へ到る熱伝達経路途中にエポキシ樹脂の基材30があるものの、ダイオード2が発生した熱をカバー6へ伝達し、カバー6の表面から空気中へ放散させることができる。したがって、ダイオード2の温度を、正常作動可能な適正温度範囲に維持することができる。
以上説明した、本発明の一実施形態による電気回路装置1の構成によれば、多層基板3の表面30Aに実装され放熱用電極21が+電位を有するダイオード2が発生する熱を、多層基板3の内部の内層側伝熱導体32Aおよびビア4を介して多層基板3の表面30Aの接地導体31Dに伝達させ、さらに、接地導体31Dから筺体であるカバー6へ伝達させてそこから空気中に放散させることができる。これにより、発熱電子部品をヒートシンク等の放熱手段に固定し短絡防止手段を講じることなく、容易な手段の採用により、放熱用電極が+電位である発熱電子部品の発生熱を効果的に筺体に伝熱させ空気中へ放熱することが可能な電子回路装置を実現することができる。
次に、本発明の一実施形態による電子回路装置1の変形例について、図4に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による電子回路装置1の変形例においては、多層基板3は、その裏面30Bにも接地電極34Aを備えている。この接地電極34Aは、多層基板3がケーシング5に固定されるとケーシング5に密着して、ケーシング5と電気的且つ熱伝導可能に導通している。
多層基板3の内層導体層32、33のうち最も裏面30Bに近い層である内層導体層33と裏面に、多層基板3の厚さ方向(図3において上下方向)において内層側伝熱導体32Aと重なるように、内層側伝熱導体33Aが形成されている。この内層側伝熱導体33Aと内層側伝熱導体32Aとは、図4に示すように、ビア4を介して電気的且つ熱伝導可能に接続されている。また、内層側伝熱導体33Aと接地導体34Aとは、図4に示すように、ビア4を介して電気的且つ熱伝導可能に接続されている。したがって、内層側伝熱導体32Aは、多層基板3の両面の接地導体31D、34Aに電気的且つ熱伝導可能に接続されている。この場合、内層側伝熱導体32Aに伝達されたダイオード2が発生した熱は、その一部は接地導体31Dを経てカバー6へ伝達され、残部は接地導体34Aを経てケーシング5へ伝達される。これにより、ダイオード2が発生した熱の放散経路を増設して、ダイオード2が発生した熱を確実に空気中へ放散させることができる。
なお、以上説明した、本発明の一実施形態による電子回路装置1およびその変形例においては、発熱電子素子としてダイオード2を例に説明しているが、発熱電子素子をダイオード2に限定する必要はなく、他の種類の発熱電子素子に適用してもよい。たとえば、トランジスタ、レギュレータ等であってもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるスピードメータSにおいては、グラデーション部3に施した網点印刷層を丸点33から形成しているが、点の形状を丸に限る必要はなく、他の形状であってもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態による電子回路装置1およびその変形例においては、多層基板3の内層導体層を2層としているが、2層に限定する必要はなく、1層あるいは3層以上であってもよい。
また、以上説明した実施形態は、本発明による電子回路装置の用途を、自動車のコンビネーションメータ内に装着された電子回路装置1としているが、電子回路装置の用途を、自動車用以外の用途、たとえば各種民生用機器が備える電子回路装置に適用してもよい。
本発明の一実施形態による電子回路装置1の部分断面図であり、図2中のI−I線断面図である。 図1中のII矢視図である。 図1中のIII部拡大図である。 本発明の一実施形態による電子回路装置1の変形例の部分断面図であり、図3に相当する。
符号の説明
1 電子回路装置
2 ダイオード(発熱電子素子)
21 放熱用電極
22、23 機能電極
3 多層基板
30 基材(絶縁部材)
30A 表面
30B 裏面
31 表面導体層
31A 表面伝熱導体
31B、31C 機能導体
31D 接地導体
32 内層導体層
32A 内層側伝熱導体
33 内層導体層
33A 内層側伝熱導体
34 表面導体層
34A 接地導体
4 ビア(銅通手段)
5 ケーシング(筺体)
6 カバー(筺体)
7 ボルト

Claims (5)

  1. 放熱用電極を有する発熱電子素子と、
    その表面上に前記発熱電子素子が実装された多層基板と、
    前記多層基板が収納固定される筺体とを備えた電子回路装置であって、
    前記多層基板の表面に設けられ前記放熱用電極がはんだ付けされる表面伝熱導体と、
    前記多層基板の厚さ方向において前記表面伝熱導体と重なるように前記多層基板の内層に形成された内層側伝熱導体とを備え、
    前記伝熱用電極は+電位であり、且つ前記内層側伝熱導体はグランド電位であり、
    前記内層側伝熱導体は前記筺体に熱伝導可能に接続されることを特徴とする電子回路装置。
  2. 前記多層基板の表面および裏面の少なくとも一方に設けられ、その電位がグランド電位であって前記筺体に導通可能に接触する接地導体を備え、
    前記内層側伝熱導体は導通手段を介して前記接地導体に熱伝導可能に接続されることを特徴とする請求項1に記載の電子回路装置。
  3. 前記導通手段はビアであることを特徴とする請求項2に記載の電子回路装置。
  4. 前記多層基板の厚さ方向において前記内層側伝熱導体は前記表面伝熱導体を包含することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子回路装置。
  5. 前記内層側伝熱導体は前記多層基板が備える内層導体のうちで最も前記表面側に配置される前記内層導体であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の電子回路装置。
JP2006311969A 2006-11-17 2006-11-17 電子回路装置 Expired - Fee Related JP5236178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006311969A JP5236178B2 (ja) 2006-11-17 2006-11-17 電子回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006311969A JP5236178B2 (ja) 2006-11-17 2006-11-17 電子回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008130684A true JP2008130684A (ja) 2008-06-05
JP5236178B2 JP5236178B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=39556236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006311969A Expired - Fee Related JP5236178B2 (ja) 2006-11-17 2006-11-17 電子回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5236178B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012209309A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Keihin Corp 電子制御装置
WO2013099474A1 (ja) * 2011-12-26 2013-07-04 オートリブ ディベロップメント エービー 乗員拘束装置制御装置
JP2014013811A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Denso Corp 電子装置
JP2014099572A (ja) * 2012-11-16 2014-05-29 Honda Motor Co Ltd 機械的構造物により把持され固定される回路基板、及びこれを用いた制御装置
JP2014146843A (ja) * 2014-05-19 2014-08-14 Hitachi Automotive Systems Ltd 制御装置の放熱構造
US8895863B2 (en) 2011-12-28 2014-11-25 Denso Corporation Multilayer printed circuit board
WO2015098502A1 (ja) * 2013-12-26 2015-07-02 株式会社 豊田自動織機 電子機器
JP2017028258A (ja) * 2015-07-15 2017-02-02 株式会社デンソー 電子装置
DE102017204395A1 (de) 2016-03-25 2017-09-28 Denso Corporation Elektronische steuereinheit
JP2019140181A (ja) * 2018-02-07 2019-08-22 日本シイエムケイ株式会社 多層プリント配線板
JP2020035904A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 日本電気株式会社 放熱部品及び電気装置
WO2023157719A1 (ja) * 2022-02-17 2023-08-24 住友電装株式会社 回路構成体

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06169189A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Ltd チップ形発熱部品及びその実装方法
JPH1154944A (ja) * 1997-08-07 1999-02-26 Toshiba Corp 回路基板
JPH11251713A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Fujitsu Ltd 電子部品のプリント板への実装構造及びプリント板

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06169189A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Ltd チップ形発熱部品及びその実装方法
JPH1154944A (ja) * 1997-08-07 1999-02-26 Toshiba Corp 回路基板
JPH11251713A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Fujitsu Ltd 電子部品のプリント板への実装構造及びプリント板

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012209309A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Keihin Corp 電子制御装置
WO2013099474A1 (ja) * 2011-12-26 2013-07-04 オートリブ ディベロップメント エービー 乗員拘束装置制御装置
US8895863B2 (en) 2011-12-28 2014-11-25 Denso Corporation Multilayer printed circuit board
JP2014013811A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Denso Corp 電子装置
JP2014099572A (ja) * 2012-11-16 2014-05-29 Honda Motor Co Ltd 機械的構造物により把持され固定される回路基板、及びこれを用いた制御装置
WO2015098502A1 (ja) * 2013-12-26 2015-07-02 株式会社 豊田自動織機 電子機器
JP2014146843A (ja) * 2014-05-19 2014-08-14 Hitachi Automotive Systems Ltd 制御装置の放熱構造
JP2017028258A (ja) * 2015-07-15 2017-02-02 株式会社デンソー 電子装置
DE102017204395A1 (de) 2016-03-25 2017-09-28 Denso Corporation Elektronische steuereinheit
JP2019140181A (ja) * 2018-02-07 2019-08-22 日本シイエムケイ株式会社 多層プリント配線板
JP2020035904A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 日本電気株式会社 放熱部品及び電気装置
JP7283041B2 (ja) 2018-08-30 2023-05-30 日本電気株式会社 放熱部品及び電気装置
WO2023157719A1 (ja) * 2022-02-17 2023-08-24 住友電装株式会社 回路構成体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5236178B2 (ja) 2013-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5236178B2 (ja) 電子回路装置
JP4404726B2 (ja) 車載用電力変換装置
US20030161110A1 (en) Electronic control module for a vehicle
JP3713088B2 (ja) 表示装置
JP2004172459A (ja) 電子制御装置における電子部品の放熱構造
EP2361005A1 (en) Circuit module
JP5469270B1 (ja) 電子機器
JP5692056B2 (ja) 多層プリント基板
JP5702642B2 (ja) 電子制御装置
GB2471497A (en) Double sided multi-layer metal substrate PCB with SMD components mounted to top traces and lead wire components mounted to opposite side for heat dissipation
JPH11233904A (ja) 放熱構造プリント基板
JP2007109993A (ja) 回路基板内蔵筐体
CN111373525B (zh) 电路结构体及电接线盒
KR20050073571A (ko) 집적 회로 장치, 전자 회로 지지 기판 및 집적 회로와 히트싱크의 열적 접속 방법
JP2001111237A (ja) 多層プリント基板及び電子機器
JP6424839B2 (ja) 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JPH11163476A (ja) 回路基板の放熱構造及び電源制御装置
JP2005191378A (ja) プリント基板における放熱構造
JP2009017624A (ja) モータ制御装置
JP2007035843A (ja) 電子回路装置
WO2015098502A1 (ja) 電子機器
JP5088939B2 (ja) 積層基板
WO2020080248A1 (ja) 回路構造体及び電気接続箱
JP2019096746A (ja) 電子装置
JP2010040569A (ja) 電子部品モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120605

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120612

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5236178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees