JPH09232680A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及びその製造方法

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JPH09232680A
JPH09232680A JP3455996A JP3455996A JPH09232680A JP H09232680 A JPH09232680 A JP H09232680A JP 3455996 A JP3455996 A JP 3455996A JP 3455996 A JP3455996 A JP 3455996A JP H09232680 A JPH09232680 A JP H09232680A
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JP
Japan
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light emitting
semiconductor light
emitting device
iii
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JP3455996A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Kamimura
信行 上村
Akihiko Ishibashi
明彦 石橋
Masahiro Kume
雅博 粂
Yuzaburo Ban
雄三郎 伴
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流狭窄及び単一横モード閉じ込めを実現し
た半導体発光素子を提供する。 【解決手段】 n型SiC(0001)基板1上に、G
aInN活性層5とそれはさむp型AlGaNクラッド
層7、n型AlGaNクラッド層3とが形成されてい
る。p型クラッド層7は、アンドープAlN層8で埋め
込まれている。これにより、電流狭窄が実現してしきい
値電流が下がり、横方向の屈折率差が生じるので単一横
モード閉じ込めが実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Nを含むIII−
V族化合物からなる発光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】次世代高密度情報処理技術のキーデバイ
スとして、レーザの短波長化が可能な、Nを含むIII
−V族化合物半導体は注目を浴びている。
【0003】従来よりNを含むIII−V族化合物半導
体より構成されるレーザ構造として、図9に示されてい
る構造が知られている。この構造のキャビティ長は1m
m、ストライプ幅0.5mmで、活性層がMQW構造で
あるダブルヘテロ構造を有することを特徴としている。
この構造により発振波長410nm、しきい値電圧40
V、しきい値電流20A、しきい値電流密度4kA/c
2、デューティ0.1%の室温パルス発振が実現して
いる。
【0004】また、従来より、Nを含むIII−V族化
合物からなる面発光レーザ(SurfaceーEmitting Laser、略
してSEL)構造として、図10に示すような構造が知られ
ている(Tohru Honda et.al.;Japan Jounal of Applied
Physics Vol.34(1995)pp.3527ー3532)。
【0005】また、従来より、図9、図10に示すよう
な、Nを含むIII−V族化合物からなるSEL構造ま
たはレーザ構造を製造する技術として、再成長前にドラ
イエッチングを行って電流注入層を形成する方法が採用
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】Nを含むIII−V族
化合物半導体より構成されるレーザ構造に関する技術に
は、次にあげる2つの問題があった。
【0007】1つ目は、上記図9に示すようなレーザ構
造は、ストライプ幅が0.5mmで広く、電流狭窄が困
難であり、そのためにしきい値電流が20Aと非常に大
きくなり、レーザの室温連続発振は困難であった。
【0008】2つ目は、上記図9に示すようなレーザ構
造は、ストライプ幅が0.5mmで広く、横方向の屈折
率差がつかず、横モード制御ができない。そのため、光
情報記録・再生用のレーザとしての単一横モード発振を
実現することはできなかった。
【0009】また、前記の、Nを含むIII−V族化合
物半導体より構成される面発光レーザ構造に関する技術
には、次にあげる2つの問題があった。
【0010】1つ目は、上記図10に示すような、Nを
含むIII−V族化合物からなるSEL構造は、結晶再
成長によってミラーを作製する際に成長温度を室温から
1000℃以上に上げなければならず、そのため熱歪に
よる結晶性の劣化が生じるという問題があった。
【0011】2つ目は、上記図10に示すような、Nを
含むIII−V族化合物からなるSEL構造に関して活
性層にInxGa1-xNを用いた場合、結晶再成長の際に
成長温度1000℃以上に上げるために、活性層のIn
の脱離が起きやすいという問題があった。
【0012】そこで本発明は、電流狭窄及び単一横モー
ド閉じ込めを実現し、しきい値電流が従来より低い、N
を含有するIII−V族化合物より構成される半導体発
光素子を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のレーザ構造またはSEL構造の作製は、図
6に示されている有機金属気相エピタキシシャル装置を
用い、有機金属気相エピタキシシャル成長法により行わ
れるものである。
【0014】また、本発明のレーザ構造を製造する際、
II−VI族化合物の結晶成長は図7に示される分子線
エピタキシャル成長装置を用い、分子線エピタキシャル
成長法により行われるものである。
【0015】そこで本件発明者は、Nを含むIII−V
族化合物からなるレーザ構造及びそれを製造する技術と
して、以下(1)〜(6)に示す技術を考案した。
【0016】(1)Nを含むIII−V族化合物からな
るレーザ構造の電極のまわりをリッジまたはメサ上にエ
ッチングを施し、エッチングされた部分に、電流を注入
する部分よりも横方向の実効屈折率が小さな、Nを含む
III−V族化合物で積層し、埋め込み構造を持たせ
る。そうすることにより、電流狭窄が実現し、しきい値
電流が低下する。さらに、横方向の実効屈折率差が生じ
るので単一横モード閉じ込めが実現する。
【0017】(2)Nを含むIII−V族化合物からな
るレーザ構造の電極のまわりをリッジまたはメサ上にエ
ッチングを施し、エッチングされた部分に、電流を注入
する部分よりも横方向の実効屈折率が小さな、II−V
I族化合物で積層し、埋め込み構造を持たせる。そうす
ることにより、電流狭窄が実現し、しきい値電流が低下
する。さらに、横方向の実効屈折率差が生じるので単一
横モード閉じ込めが実現する。また、II−VI族化合
物は成長温度が400℃以下と低く、再成長時に活性層
のInの脱離が起こらない。
【0018】(3)Nを含むIII−V族化合物からな
るレーザ構造の、p型クラッド層をAlNにより作製
し、電極部分のAlNをエッチングし、セルフアライン
ド構造して電流を注入する部分と注入しない部分との間
の、横方向の実効屈折率差をつける。そうすることによ
り、電流狭窄が実現し、しきい値電流が低下する。ま
た、単一横モード閉じ込めが実現する。
【0019】(4)Nを含むIII−V族化合物からな
るレーザ構造の、p型クラッド層をAlNにより作製
し、電極部分のAlNをエッチングし、その上にp型の
Nを含むIII−V族化合物からなる層を結晶成長し、
セルフアラインド構造して電流を注入する部分と注入し
ない部分との間の、横方向の実効屈折率差をつける。そ
うすることにより、電流狭窄が実現し、しきい値電流が
低下する。また、単一横モード閉じ込めが実現する。
【0020】(5)前記(1)〜(4)のレーザ構造ま
たはSEL構造を製造する方法として、まず電流を注入
しない部分にSiO2等の酸化物をマスクとして積層
し、エッチングを用いて電流を注入する部分の、活性層
からみて基板と反対側のクラッド層を除去する。その後
SiO2等のマスクを王水等のエッチングで除去し、N
を含むIII−V族化合物を結晶成長し、埋め込みヘテ
ロ構造を持った半導体レーザを作製する。特に、基板と
反対側のクラッド層にAlNを用いれば、水酸化カリウ
ムのようなアルカリ性水溶液によってAlNを除去する
ことができ(J.R.Mileham.et.al.;
Appl.Phys.Lett.67(1995)11
19)、さらに電流を注入しない部分のAlNと電流を
注入する部分のp型クラッド層との屈折率差を大きくと
ることができる。そうすればドライエッチングを行う際
に数100eVに加速されたハロゲンガスを用いること
による結晶性の劣化の心配がなくなる。
【0021】(6)前記(6)の、特にAlN層を含む
レーザ構造に対して、AlN層中の決まった位置に厚さ
1000Å以下のGaN層を入れる。そうすれば水酸化
カリウムのようなアルカリ性水溶液によりAlN層を所
定の厚さまでエッチングすることができ、埋め込み構造
を作製する際の埋め込み層の層厚を制御して単一横モー
ド閉じ込めレーザを歩留まり良く作製することが可能に
なる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の半導体発光素子およびそ
の製造方法について図面を参照しながら説明する。
【0023】(実施の形態1)図1、図6および図8を
参照しながら説明する。まず最初に有機溶媒による洗浄
及び前処理を施した、n型SiC(0001)基板1を
炭素製の基板ホルダ66上に置き、リアクター67内に
投入する。
【0024】次にリアクター74内を圧力70Torr
の水素で満たし、水素雰囲気中でn型SiC(000
1)基板1を炭素製の基板ホルダ66ごとヒータ67で
1090℃まで加熱し、表面に付着している吸着ガスや
酸化物、水分子等を取り除く。その後n型SiC(00
01)基板1をの温度を540℃まで下げ、トリメチル
アルミニウム、アンモニア、シランのガス供給ラインの
バルブ70、71、68を開け、トリメチルアルミニウ
ム5.5sccm、アンモニア2.5l/min、シラ
ン12.5sccmを流し、n型AlNバッファ層2を
300Å積層する。
【0025】n型AlNバッファ層2を積層した後、n
型SiC(0001)基板1の温度を1030℃まで上
げ、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、ア
ンモニア、シランのガス供給ラインのバルブ69、7
0、71、68を開け、トリメチルガリウム2.7sc
cm、トリメチルアルミニウム8.7sccm、アンモ
ニア2.5l/min、シラン12.5sccmを流
し、層厚1.5μmのn型Al0.2Ga0.8N3を積層す
る。
【0026】n型Al0.2Ga0.8N3を積層した後、ト
リメチルアルミニウム及びシランのガス供給ライン7
0、68を閉じ、トリメチルガリウム、アンモニアのガ
ス供給ラインのバルブ69、71を開け、トリメチルガ
リウム2.7sccm、アンモニア2.5l/minを
流し、アンドープGaN光ガイド層4を1000Å積層
する。
【0027】アンドープGaN光ガイド層4を積層した
後、n型SiC(0001)基板1の温度を680℃ま
で下げ、トリメチルガリウム、トリメチルインジウムの
ガス供給ラインのバルブ69、73を開け、トリメチル
ガリウム2.7sccm、トリメチルインジウム27s
ccm、アンモニア10l/minを流し、アンドープ
Ga0.9In0.1N活性層5を100Å積層する。
【0028】アンドープGa0.9In0.1N活性層5を1
00Å積層した後、トリメチルインジウムのガス供給ラ
インのバルブ73を閉じ、n型SiC(0001)基板
1の温度を1030℃まで上げ、トリメチルガリウム、
アンモニアのガス供給ラインのバルブ69、71を開
け、トリメチルガリウム2.7sccm、アンモニア
2.5l/minを流し、アンドープGaN光ガイド層
6を1000Å積層する。
【0029】アンドープGaN光ガイド層6を積層した
後、トリメチルガリウムのガス供給ラインのバルブ69
を閉じ、トリメチルアルミニウム、アンモニアのガス供
給ラインのバルブ70、71を開け、トリメチルアルミ
ニウム8.7sccm、アンモニア2.5l/minを
流し、層厚1.0μmのアンドープAlN層8を積層す
る。
【0030】アンドープAlN層8を積層した後、いっ
たん成長を終了して基板1をリアクター74の外に取り
出す。
【0031】次に基板1に幅5μmの領域を残して厚さ
1000ÅのSiO281でマスクをし、、水酸化カリ
ウムの飽和水溶液中に入れて100℃まで加熱し、10
分間かけてアンドープAlN層8を除去する。その後、
SiO281マスクをはがし、アンドープAlN層8を
除去した基板1をイオン化されていない純水で水洗し、
メタノール等の有機物で洗浄を行う。
【0032】有機物の洗浄を行った後、再びアンドープ
AlN層8を除去された基板1をリアクター74の中に
入れ、成長室74内を圧力70Torrの水素で満た
し、水素雰囲気中でn型SiC(0001)基板1を炭
素製の基板ホルダ66ごとヒータ67で1090℃まで
加熱し、表面に付着している吸着ガスや酸化物、水分子
等を取り除く。その後、基板1の温度を1030℃まで
下げ、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、
アンモニア、シクロペンタジエニルマグネシウムのガス
供給ラインのバルブ69、70、71、72を開け、ト
リメチルガリウム2.7sccm、トリメチルアルミニ
ウム8.7sccm、アンモニア2.5l/min、シ
クロペンタジエニルマグネシウム5.0sccmを流
し、p型Al 0.2Ga0.8Nクラッド層7を1.0μm積
層し、リッジ状にAlN層8を埋め込んだレーザ構造1
1を製造し、結晶成長を終了する。
【0033】その後、水素のガス供給ラインのバルブの
みを開け、圧力70Torrの水素雰囲気中でSiC
(0001)基板1の温度を700℃に設定し、1時間
アニールを行い、p型のドーパントであるマグネシウム
を活性化する。アニール終了後、SiC(0001)基
板1の温度を室温まで戻し、レーザ構造11が積層され
たSiC(0001)基板1を有機金属気相エピタキシ
ャル成長装置の外へ取り出す。
【0034】最後にレーザ構造11が積層されたSiC
基板1に対して、基板1裏面にインジウム9、p型Al
0.2Ga0.8Nクラッド層7の表面に厚さ1000Åのニ
ッケル及び金10を蒸着させ、基板1をキャビティ長1
mmにへき開して半導体レーザ12を完成させる。
【0035】本発明の、上記レーザ12の特性を以下に
述べる。まず電気的特性について述べる。p型及びn型
Al0.2Ga0.8Nクラッド層3、7のキャリア密度は1
×1018/cm3、移動度はp型及びn型Al0.2Ga
0.8Nクラッド層3、7それぞれ10cm2/V・s、2
50cm2/V・sであり、十分抵抗率の小さいp型及
びn型クラッド層3、7が製造されている。また、p型
Al0.2Ga0.8Nクラッド層7とAu/Ni10の間でオー
ム性接触が実現し、さらに裏面のn型SiC基板1とイ
ンジウム9との間にもオーム性接触が実現している。
【0036】次に光学的特性について述べる。レーザの
発振波長は410nmである。埋め込み層にAlN層8
を用いているので電流を注入する部分と注入しない部分
との間の、横方向の実効屈折率差が0.1と大きくな
り、単一横モード発振を実現する。端面の反射率はフロ
ント、リアとも22%である。またレーザの内部損失は
5cm-1、共振器における損失は20cm-1である。さ
らにしきい値電流密度は800cm2/V・sと、従来
より知られているレーザのしきい値電流密度の1/5で
ある。本発明のレーザはAlNの埋め込み層8を用いて
いるので、電流狭窄が容易であり、従来のレーザ#に比
べてp型またはn型クラッド層における電流拡がりが小
さくなり、その結果しきい値電流密度が低下するのであ
る。また、AlNを除去するのにドライエッチングを用
いていないのでレーザとしての内部損失が小さくなり、
それがしきい値電流密度の低下につながるのである。
【0037】なお、SiC基板の代わりにAl23、Z
nO、LiAlO2等の酸化物基板を用いても同様な結
果が得られる。また、ジャスト基板の代わりに、例えば
(0001)面の面方位が[11-20]方向に傾いたOFF
基板を用いても同様な結果が得られる。
【0038】また、AlNを除去するのに水酸化カリウ
ムを用いたが、水酸化ナトリウムを用いても同様な結果
が得られる。さらに、リッジ状にAlN層8を埋め込ん
だ構造の代わりにセルフアラインド構造を採用しても同
様な結果が得られる。
【0039】セルフアラインド構造を図11に示す。p
型クラッド層7上にアンドープAlN層8aが形成さ
れ、このAlN層8aは高抵抗なので電流が流れず、電
流は、アンドープAlN層8aの形成されていない領域
上の電極10から注入される。このような構造をここで
はセルフアラインド構造とよんでいる。
【0040】(実施の形態2)図2を用いて説明する。
有機溶媒による洗浄及び前処理からGa0.9In0.1N活
性層17をはさんで基板13と反対側のアンドープGa
N光ガイド層18を積層するまでの工程は、実施の形態
1と同じである。
【0041】アンドープGaN光ガイド層18を積層し
た後、トリメチルガリウムのガス供給ラインのバルブを
閉じ、トリメチルアルミニウム、アンモニア及びシクロ
ペンタジエニルマグネシウムのガス供給ラインのバルブ
を開け、トリメチルアルミニウム8.7sccm、アン
モニア2.5l/min、シクロペンタジエニルマグネ
シウム5.0sccmを流し、層厚0.1μmのp型A
lN層20を積層する。
【0042】p型AlN層20を積層した後、トリメチ
ルアルミニウムのバルブを閉じ、トリメチルガリウム、
アンモニア及びシクロペンタジエニルマグネシウムのガ
ス供給ラインのバルブ69、71、72を開け、トリメ
チルアルミニウム8.7sccm、アンモニア2.5l
/min、シクロペンタジエニルマグネシウム5.0s
ccmを流し、層厚500Åのp型GaN層21を積層
する。
【0043】p型GaN層21を積層した後、トリメチ
ルガリウム及びシクロペンタジエニルマグネシウムのガ
ス供給ラインのバルブ72を閉じ、トリメチルアルミニ
ウム、アンモニアのガス供給ラインのバルブ70、71
を開け、トリメチルアルミニウム8.7sccm、アン
モニア2.5l/minを流し、層厚0.9μmのアン
ドープAlN層22を積層する。アンドープAlN層2
2を積層した後、いったん成長を終了して基板13をリ
アクター74の外に取り出す。
【0044】次に基板13上のAlN層22の上に、幅
10μmの領域を残して厚さ1000ÅのSiO2でマ
スクをし、水酸化カリウムの飽和水溶液中に入れて10
0℃まで加熱し、10分間かけてマスク上のアンドープ
AlN層22を除去する。その後、SiO2マスクをは
がし、アンドープAlN層22を除去した基板13をイ
オン化されていない純水で水洗し、メタノール等の有機
物で洗浄を行う。
【0045】有機物の洗浄を行った後、再びマスク上の
アンドープAlN層22を除去された基板13を有機金
属気相エピタキシャル成長装置の中に入れ、成長室内を
圧力70Torrの水素で満たし、水素雰囲気中でn型
SiC(0001)基板13を炭素製の基板ホルダごと
ヒータで1090℃まで加熱し、表面に付着している吸
着ガスや酸化物、水分子等を取り除く。
【0046】その後、基板13の温度を1030℃まで
下げ、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、
アンモニア、シクロペンタジエニルマグネシウムのガス
供給ラインのバルブ69、70、71、72を開け、ト
リメチルガリウム2.7sccm、トリメチルアルミニ
ウム8.7sccm、アンモニア2.5l/min、シ
クロペンタジエニルマグネシウム5.0sccmを流
し、AlN層22の開口した部分に、p型Al0.2Ga
0.8Nクラッド層19を1.0μm積層し、AlGaN
層19がリッジ状になったレーザ構造25を製造し、結
晶成長を終了する。
【0047】その後、水素のガス供給ラインのバルブの
みを開け、圧力70Torrの水素雰囲気中でSiC
(0001)基板13の温度を700℃に設定し、1時
間アニールを行い、p型のドーパントであるマグネシウ
ムを活性化する。アニール終了後、SiC(0001)
基板13の温度を室温まで戻し、レーザ構造25が積層
されたSiC(0001)基板13を有機金属気相エピ
タキシャル成長装置の外へ取り出す。
【0048】最後にレーザ構造25が積層されたSiC
基板13に対して、基板13裏面にインジウム23、p
型Al0.2Ga0.8Nクラッド層19の表面に厚さ100
0Åのニッケル及び金24を蒸着させ、基板13をキャ
ビティ長1mmにへき開してレーザ26を完成させる。
【0049】本発明の、上記レーザ26の特性を以下に
述べる。まず電気的特性について述べる。p型及びn型
Al0.2Ga0.8Nクラッド層19、15のキャリア密度
は1×1018/cm3、移動度はp型及びn型Al0.2
0.8N光ガイド層19、15それぞれ10cm2/V・
s、250cm2/V・sであり、十分抵抗率の小さい
p型及びn型クラッド層19、15が製造されている。
また、p型Al0.2Ga0.8Nクラッド層19とNi/Au2
4の間でオーム性接触が実現し、さらに裏面のn型Si
C基板13とインジウム23との間にもオーム性接触が
実現している。
【0050】次に光学的特性について述べる。レーザの
発振波長は410nmである。埋め込み層にAlN層2
2を用いているので電流を注入する部分と注入しない部
分との間の、横方向の実効屈折率差が0.1と大きくな
り、単一横モード発振を実現する。端面の反射率はフロ
ント、リアとも22%である。またレーザ26の内部損
失は5cm-1、共振器における損失は20cm-1であ
る。さらにしきい値電流密度は800cm2/V・s
と、従来より知られているレーザのしきい値電流密度の
1/5である。
【0051】本発明のレーザ26はAlNの埋め込み層
22を用いているので、電流狭窄が容易であり、従来の
レーザに比べてp型またはn型クラッド層における電流
拡がりが小さくなり、その結果しきい値電流密度が低下
するのである。また、AlNを除去するのにドライエッ
チングを用いていないのでレーザとしての内部損失が小
さくなり、それがしきい値電流密度の低下につながるの
である。
【0052】また、アンドープAlN層22を、厚さ5
00Åのp型GaN層20の手前まで除去する。p型G
aN層21はエッチング停止層として働く。p型AlN
層20が1000Åが除去されずに残っている。すなわ
ちp型AlN層22の1000Åを正確に残しているの
で、単一横モード発振を実現するレーザのエッチングに
よる歩留まり率が改善する。
【0053】これにより、AlGaN層19とAlN層
20との屈折率差が大きく、AlGaN層19のストラ
イプ幅を小さくしてもレーザ光がマルチモードになると
しても、AlGaN層19の下に、AlN層20が形成
することにより、ストライプ直下とストライプの外側と
の屈折率差を小さくなるように調整でき、単一横モード
を実現するためにAlN層20を最適化するだけでよ
く、単一横モードを実現する許容度が大きくなる。
【0054】なお、SiC基板の代わりにAl23、Z
nO、LiAlO2等の酸化物基板を用いても同様な結
果が得られる。また、ジャスト基板の代わりにOFF基
板を用いても同様な結果が得られる。
【0055】また、p型AlN層20の代わりにp型A
xGa1-xN(0≦x<1)層を用いても同様な結果が
得られる。また、AlNを除去するのに水酸化カリウム
を用いたが、水酸化ナトリウムを用いても同様な結果が
得られる。さらに、AlGaN層19の両側にAlN層
を形成した構造の代わりにセルフアラインド構造を採用
しても同様な結果が得られる。セルフアラインド構造
は、図11の通りである。
【0056】(実施の形態3)図3を用いて説明する。
有機溶媒による洗浄及び前処理からGa0.9In0.1N活
性層31をはさんで基板27と反対側のアンドープGa
N光ガイド層32を積層するまでの工程は、実施の形態
1と同じである。
【0057】アンドープGaN光ガイド層32を積層し
た後、トリメチルガリウムのガス供給ラインのバルブ6
9を閉じ、トリメチルアルミニウム、アンモニアのガス
供給ラインのバルブ70、71を開け、トリメチルアル
ミニウム8.7sccm、アンモニア2.5l/min
を流し、図示していないが、層厚1.0μmのアンドー
プAlN層を積層する。
【0058】アンドープAlN層を積層した後、いった
ん成長を終了して基板27を有機金属気相エピタキシャ
ル成長装置の外に取り出す。
【0059】次に基板27に、幅5μmの開口を有し、
厚さ1000ÅのSiO2でマスクをし、水酸化カリウ
ムの飽和水溶液中に入れて100℃まで加熱し、10分
間かけてアンドープAlN層を除去して、AlN層に開
口部を形成する。その後、マスクをしていない部分のア
ンドープAlN層を除去した基板27をイオン化されて
いない純水で水洗し、メタノール等の有機物で洗浄を行
う。
【0060】有機物の洗浄を行った後、再びアンドープ
AlN層を除去された基板27をリアクター74の中に
入れ、リアクター74内を圧力70Torrの水素で満
たし、水素雰囲気中でn型SiC(0001)基板27
を炭素製の基板ホルダ66ごとヒータ67で1090℃
まで加熱し、表面に付着している吸着ガスや酸化物、水
分子等を取り除く。その後、基板27の温度を1030
℃まで下げ、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニ
ウム、アンモニア、シクロペンタジエニルマグネシウム
のガス供給ラインのバルブ69、70、71、72を開
け、トリメチルガリウム2.7sccm、トリメチルア
ルミニウム8.7sccm、アンモニア2.5l/mi
n、シクロペンタジエニルマグネシウム5.0sccm
を流し、AlN層の開口部に、p型Al0.2Ga0.8Nク
ラッド層34を1.0μm積層して埋め込む。
【0061】AlN層中にAlGaNクラッド層34を
埋め込んだレーザ構造38の基板27を、リアクター7
4の外に取り出す。基板27に対し、幅5μmの、p型
Al 0.2Ga0.8Nクラッド層34が積層されている領域
に、厚さ1000ÅのSiO 2でマスクをし、水酸化カ
リウムの飽和水溶液中に入れて100℃まで加熱し、1
0分間かけてアンドープAlN層を除去する。その後、
SiO2マスクをはがし、アンドープAlN層を除去し
た基板34をイオン化されていない純水で水洗し、メタ
ノール等の有機物で洗浄を行う。これにより、AlGa
Nクラッド層34がリッジ状になった構造が得られる。
ここで用いたAlN層は、レーザ構造の一部として用い
るのではなく、レーザ構造を形成するためのダミー膜と
して用いている。
【0062】有機物の洗浄を行った後、再び、ダミー膜
である、アンドープAlN層を除去した基板27を、今
度は成長室80の中に入れ、成長室80内の真空度を1
-1 0Torrにし、モリブデンブロック76に貼り付
けられたn型SiC(0001)基板27を600℃ま
で加熱し、表面に付着している吸着ガスや酸化物、水分
子等を取り除く。
【0063】その後、基板27の温度を300℃まで下
げ、800℃にまで加熱されたMgSのセル78を開
け、5X10-7Torrのビームフラックスをを基板2
7に照射し、アンドープMgS35で埋め込んだレーザ
構造38を製造し、再び結晶成長を終了する。その後基
板27を成長室80の外へ取り出す。
【0064】その後、リアクター74の中に入れ、水素
のガス供給ラインのバルブのみを開け、圧力70Tor
rの水素雰囲気中でSiC(0001)基板27の温度
を700℃に設定し、1時間アニールを行い、p型のド
ーパントであるマグネシウムを活性化する。アニール終
了後、SiC(0001)基板27の温度を室温まで戻
し、レーザ構造#が積層されたSiC(0001)基板
27を有機金属気相エピタキシャル成長装置の外へ取り
出す。
【0065】最後にレーザ構造38が積層されたSiC
基板27に対して、基板#裏面にインジウム36、p型
Al0.2Ga0.8Nクラッド層34の表面に厚さ1000
ÅのNi/Au37を蒸着させ、基板27をキャビティ長1
mmにへき開してレーザ39を完成させる。
【0066】本実施例では、埋め込みにアンドープMg
S層を用いている。この成長は、温度を300℃で成長
できるので、埋め込みのために成長温度を高温にする必
要がなく、レーザ結晶に熱履歴がかからず、結晶の品質
の低下を防止できる。
【0067】本発明の、上記レーザ39の特性を以下に
述べる。まず電気的特性について述べる。p型及びn型
Al0.2Ga0.8Nクラッド層34、29のキャリア密度
は1×1018/cm3、移動度はp型及びn型Al0.2
0.8Nクラッド層34、29それぞれ10cm2/V・
s、250cm2/V・sであり、十分抵抗率の小さい
p型及びn型クラッド層34、29が製造されている。
また、p型Al0.2Ga0.8Nクラッド層34とNi/Au3
7の間でオーム性接触が実現し、さらに裏面のn型Si
C基板27とインジウム36との間にもオーム性接触が
実現している。
【0068】次に光学的特性について述べる。レーザの
発振波長は410nmである。埋め込み層35にクラッ
ド層34よりも屈折率の小さなMgS層を用いているの
で電流を注入する部分と注入しない部分との間の、横方
向の実効屈折率差が0.05と大きくなり、単一横モー
ド発振を実現する。端面の反射率はフロント、リアとも
22%である。またレーザの内部損失は5cm-1、共振
器における損失は20cm-1である。さらにしきい値電
流密度は800cm2/V・sと、従来より知られてい
るレーザのしきい値電流密度の1/5である。
【0069】本発明のレーザはAlN埋め込み層を用い
ているので、電流狭窄が容易であり、従来のレーザに比
べてp型またはn型クラッド層における電流拡がりが小
さくなり、その結果しきい値電流密度が低下するのであ
る。また、AlNを除去するのにドライエッチングを用
いていないのでレーザとしての内部損失が小さくなり、
それがしきい値電流密度の低下につながるのである。ま
た、結晶成長温度が300℃と低いので、再成長時に活
性層のInの脱離が起こらず、レーザ特性が設計値通り
に製造しやすく、レーザ製造上において歩留まり率が向
上する。
【0070】さらに、リッジ状にMgS層を埋め込んだ
構造の代わりにセルフアラインド構造を採用しても同様
な結果が得られる。また、埋め込み材料にMgSを用い
たが、MgSeを用いても同様な結果が得られる。
【0071】(実施の形態4)図4、図12を用いて説
明する。有機溶媒による洗浄及び前処理からGa0.9
0.1N活性層44をはさんで基板と反対側のアンドー
プGaN光ガイド層45を積層するまでの工程は、実施
の形態1と同じである。
【0072】アンドープGaN光ガイド層45を積層し
た後、トリメチルガリウムのガス供給ラインのバルブ6
9を閉じ、トリメチルアルミニウム、アンモニアのガス
供給ラインのバルブ70、71を開け、トリメチルアル
ミニウム8.7sccm、アンモニア2.5l/min
を流し、層厚1.0μmのアンドープAlN層を積層す
る。アンドープAlN層を積層した後、いったん成長を
終了して基板40をリアクター74の外に取り出す。
【0073】次に基板40に幅5μmの開口領域を残し
て、厚さ1000ÅのSiO2でマスクをし、水酸化カ
リウムの飽和水溶液中に入れて100℃まで加熱し、1
0分間かけてマスクをしていないアンドープAlN層を
除去する。その後、アンドープAlN層を除去した基板
40をイオン化されていない純水で水洗し、メタノール
等の有機物で洗浄を行う。
【0074】有機物の洗浄を行った後、再びアンドープ
AlN層を除去された基板40を有機金属気相エピタキ
シャル成長装置の中に入れ、成長室内を圧力70Tor
rの水素で満たし、水素雰囲気中でn型SiC(000
1)基板40を炭素製の基板ホルダ67ごとヒータで1
090℃まで加熱し、表面に付着している吸着ガスや酸
化物、水分子等を取り除く。その後、基板40の温度を
1030℃まで下げ、トリメチルガリウム、トリメチル
アルミニウム、アンモニア、シクロペンタジエニルマグ
ネシウムのガス供給ラインのバルブ69、70、71、
72を開け、トリメチルガリウム2.7sccm、トリ
メチルアルミニウム8.7sccm、アンモニア2.5
l/min、シクロペンタジエニルマグネシウム5.0
sccmを流し、p型Al0.2Ga0.8Nクラッド層46
を1.0μm積層し、AlN層中にAlGaN層46が
埋め込まれたレーザ構造を製造し、再び結晶成長を終了
する。
【0075】次に、幅5μmのp型Al0.2Ga0.8Nク
ラッド層46が積層されている領域に、厚さ1000Å
のSiO2でマスクをし、水酸化カリウムの飽和水溶液
中に入れて100℃まで加熱し、10分間かけてアンド
ープAlN層を除去する。その後、SiO2マスクをは
がし、基板40をイオン化されていない純水で水洗し、
メタノール等の有機物で洗浄を行う。
【0076】有機物の洗浄を行った後、再びアンドープ
AlN層を除去された基板40をリアクター74の中に
入れ、成長室#内を圧力70Torrの水素で満たし、
水素雰囲気中でn型SiC(0001)基板40を炭素
製の基板ホルダ67ごとヒータで1090℃まで加熱
し、表面に付着している吸着ガスや酸化物、水分子等を
取り除く。その後、基板の温度を1030℃まで下げ、
トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、アンモ
ニア、シクロペンタジエニルマグネシウムのガス供給ラ
インのバルブ69、70、71、72を開け、トリメチ
ルガリウム2.7sccm、トリメチルアルミニウム
8.7sccm、アンモニア2.5l/min、シクロ
ペンタジエニルマグネシウム5.0sccmを流し、p
型Al0.3Ga0.7Nクラッド層47を1.0μm積層
し、AlGaN層46をアンドープAl0.3Ga0.7N層
47で埋め込んだレーザ構造を製造し、再び結晶成長を
終了する。
【0077】その後、水素のガス供給ラインのバルブの
みを開け、圧力70Torrの水素雰囲気中でSiC
(0001)基板40の温度を700℃に設定し、1時
間アニールを行い、p型のドーパントであるマグネシウ
ムを活性化する。アニール終了後、SiC(0001)
基板40の温度を室温まで戻し、レーザ構造48が積層
されたSiC(0001)基板40をリアクター74の
外へ取り出す。
【0078】最後にレーザ構造50が積層されたSiC
基板40に対して、基板50裏面にインジウム48、p
型Al0.2Ga0.8Nクラッド層46の表面に厚さ100
0ÅのNi/Au49を蒸着させ、基板40をキャビティ長
1mmにへき開してレーザを完成させる。
【0079】本発明の、上記レーザの特性を以下に述べ
る。まず電気的特性について述べる。p型及びn型Al
0.2Ga0.8Nクラッド層46、42のキャリア密度は1
×1018/cm3、移動度はp型及びn型Al0.2Ga
0.8Nクラッド層46、42それぞれ10cm2/V・
s、250cm2/V・sであり、十分抵抗率の小さい
p型及びn型クラッド層46、42が製造されている。
また、p型Al0.2Ga0.8Nクラッド層46とNi/Au4
9の間でオーム性接触が実現し、さらに裏面のn型Si
C基板40とインジウム48との間にもオーム性接触が
実現している。
【0080】次に光学的特性について述べる。レーザの
発振波長は410nmである。埋め込み層47にクラッ
ド層46よりも屈折率の小さなAl0.3Ga0.7N層を用
いているので電流を注入する部分と注入しない部分との
間の、横方向の実効屈折率差が0.05と大きくなり、
単一横モード発振を実現する。端面の反射率はフロン
ト、リアとも22%である。またレーザ#の内部損失は
5cm-1、共振器における損失は20cm-1である。さ
らにしきい値電流密度は800cm2/V・sと、従来
より知られているレーザのしきい値電流密度の1/5で
ある。
【0081】本発明のレーザは、AlGaNの埋め込み
層を用いているので、電流狭窄が容易であり、従来のレ
ーザに比べてp型またはn型クラッド層における電流拡
がりが小さくなり、その結果しきい値電流密度が低下す
るのである。また、ダミー層であるAlNを除去するの
にドライエッチングを用いていないのでレーザとしての
内部損失が小さくなり、それがしきい値電流密度の低下
につながるのである。
【0082】埋め込み層であるAlGaN層47は、A
lGaN層46よりもAlの組成が大きく屈折率が小さ
いので、レーザ光もAlGaN層46の方へ閉じ込めら
れることになり、屈折率導波を実現できる。
【0083】(実施の形態5)まず最初に有機溶媒によ
る洗浄及び前処理を施され、n型SiC(0001)基
板51を炭素製の基板ホルダ66上に置き、リアクター
74内に投入する。
【0084】次に成長室内を圧力70Torrの水素で
満たし、水素雰囲気中でn型SiC(0001)基板5
1を炭素製の基板ホルダ66ごとヒータ67で1090
℃まで加熱し、表面に付着している吸着ガスや酸化物、
水分子等を取り除く。その後SiC(0001)基板5
1の温度を540℃まで下げ、トリメチルアルミニウ
ム、アンモニア、シランのガス供給ラインのバルブ7
0、71、72を開け、トリメチルアルミニウム5.5
sccm、アンモニア2.5l/min、シラン12.
5sccmを流し、n型AlNバッファ層52を300
Å積層する。
【0085】次に層厚414Åのn型AlN53、層厚
355Åのn型Al0.2Ga0.8N54を交互に20回繰
り返して作製したn型の導電性を持つミラー56の作製
について述べる。n型AlN53の層厚を414Å、n
型Al0.2Ga0.8N54の層厚を355Åにとるのは、
それぞれの層厚が、層内での発振波長の1/4であり、
活性層で発生するレーザ光に対する反射率が最大になる
からである。n型GaNバッファ層52を積層した後、
SiC(0001)基板51の温度を1030℃まで上
げ、トリメチルアルミニウム、アンモニア、シランのガ
ス供給ラインのバルブ70、71、72を開け、トリメ
チルアルミニウム8.7sccm、アンモニア2.5l
/min、シラン12.5sccmを流し、n型AlN
層#を414Å積層する。次にトリメチルガリウム、ト
リメチルアルミニウム、アンモニア、シランのガス供給
ラインのバルブ69、70、71、72を開け、トリメ
チルガリウム2.7sccm、トリメチルアルミニウム
8.7sccm、アンモニア2.5l/min、シラン
12.5sccmを流し、n型Al0.2Ga0.8N層54
を355Å積層する。このn型AlN層53とn型Al
0.2Ga0.8N層54とを交互に20回繰り返して成長
し、n型AlN/Al0.2Ga0.8Nミラー56を作製す
る。
【0086】続いて、GaN/Al0.2Ga0.8Nダブル
ヘテロ構造57、58、59の作製について述べる。n
型AlN/Al0.2Ga0.8Nミラー56を作製した後、
トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、アンモ
ニア、シランのガス供給ラインのバルブ69、70、7
1、72を開け、トリメチルガリウム2.7sccm、
トリメチルアルミニウム8.7sccm、アンモニア
2.5l/min、シラン12.5sccmを流し、n
型Al0.2Ga0.8N光ガイド層57を2000Å積層す
る。続いてトリメチルアルミニウム及びシランのガス供
給ラインのバルブを閉じ、トリメチルガリウムの流量を
5.5sccmとし、アンドープGaN活性層58を1
000Å積層する。その後、トリメチルガリウム、トリ
メチルアルミニウム、アンモニア、シクロペンタジフェ
ニルマグネシウムのガス供給ラインのバルブ69、7
0、71、72を開け、トリメチルガリウム2.7sc
cm、トリメチルアルミニウム8.7sccm、アンモ
ニア2.5l/min、シクロペンタジフェニルマグネ
シウム5.0sccmを流し、p型Al0.2Ga0.8N光
ガイド層59を2000Å積層する。
【0087】その後、水素のガス供給ラインのバルブの
みを開け、圧力70Torrの水素雰囲気中でSiC
(0001)基板51の温度を700℃に設定し、1時
間アニールを行い、p型のドーパントであるマグネシウ
ムを活性化する。アニール終了後、SiC(0001)
基板51の温度を室温まで戻し、SiC(0001)基
板51をリアクター74の外へ取り出す。
【0088】有機金属気相エピタキシャル成長装置より
取り出した基板を、今度は今度は成長室80内の真空度
を10-10Torrにし、モリブデンブロック76に貼
り付けられたn型SiC(0001)基板51を600
℃まで加熱し、表面に付着している吸着ガスや酸化物、
水分子等を取り除く。その後、基板の温度を300℃ま
で下げ、800℃にまで加熱されたMgS及びMgSe
のセル78、79を開け、それぞれ交互に5X10-7
orrのビームフラックスを基板51に照射し、層厚4
00Åのp型MgS60、層厚350Åのp型MgSe
61を交互に20回繰り返して作製し、p型ミラーMg
S/MgSe62を製造し、再び結晶成長を終了する。
その後基板80の外へ取り出す。
【0089】SiC(0001)基板51を外へ取り出
した後、直径10μmのマスクをかけ、厚さ1000Å
のSiO2マスクをかぶせる。その後基板51を重クロ
ム酸カリウムを用いてSiO2マスクをかぶせていない
部分のp型MgS/MgSeミラー62をすべて取り除
く。
【0090】最後にレーザ構造が積層されたSiC(0
001)基板51に対して、基板51裏面にインジウム
63、p型Al0.2Ga0.8N光ガイド層59の表面に厚
さ1000ÅのAu/Ni64を蒸着させ、基板51をへき
開して面発光レーザを完成させる。
【0091】本発明の、上記面発光レーザの特性を以下
に述べる。まず電気的特性について述べる。p型及びn
型Al0.2Ga0.8N光ガイド層59、57のキャリア密
度は1×1018/cm3、n型AlN/Al0.2Ga0.8
Nミラー56のキャリア密度は1×1018/cm3であ
り、移動度はp型及びn型Al0.2Ga0.8N光ガイド層
59、57、n型AlN/Al0.2Ga0.8Nミラー56
がそれぞれ10cm2/V・s、250cm2/V・s、
250cm2/V・sであり、十分抵抗率の小さいp型
及びn型光ガイド層59、57、n型及びp型ミラー5
6が作製されている。また、p型Al0.2Ga0.8N光ガ
イド層59とNi/Au64の間でオーム性接触が実現し、
さらに裏面のn型SiC基板51とインジウム63との
間にもオーム性接触が実現している。
【0092】次に光学的特性について述べる。面発光レ
ーザの発振波長は364nmである。n型AlN/Al
0.2Ga0.8Nミラー56及びp型MgS/MgSeミラ
ー62の反射率はそれぞれ99%である。また面発光レ
ーザの活性層における損失は10cm-1、共振器におけ
る損失は10cm-1である。さらにしきい値キャリア密
度は1019/cm3であり、従来より知られているサフ
ァイア(0001)基板上に積層された面発光レーザと
比べて遜色がない。
【0093】また、本発明の面発光レーザは導電性の基
板を用いているので、基板裏面を通して電流を流すこと
ができ、従来の面発光レーザに比べてミラー領域におけ
る電流拡がりが小さくなり、その結果しきい値電流密度
が低下する。また、p型ミラーに成長温度の低いMgS
/MgSeを用いており、さらにp型ミラーの除去に際
してドライエッチングは行っていないので、レーザ素子
に与える劣化などの影響は小さく、従来よりも信頼性の
高い面発光レーザが得られる。
【0094】なお、また、ジャスト基板の代わりにOF
F基板を用いても同様な結果が得られる。
【0095】
【発明の効果】本発明の、レーザまたはSEL構造及び
その製造方法により、従来のレーザ構造よりもしきい値
電流が低下し、単一横モード閉じ込めが実現し、素子と
しての信頼性の高い、歩留まり率の良いものが得られる
ことが明らかとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における発光素子に
関する構造断面図
【図2】本発明の第2の実施の形態における発光素子に
関する構造断面図
【図3】本発明の第3の実施の形態における発光素子に
関する構造断面図
【図4】本発明の第4の実施の形態における発光素子に
関する構造断面図
【図5】本発明の第5の実施の形態における発光素子に
関する構造断面図
【図6】本発明の半導体発光素子を製造する有機金属気
層エピタキシャル成長装置の構造断面図
【図7】本発明の半導体発光素子を製造する分子線エピ
タキシャル成長装置の構造断面図
【図8】本発明の半導体発光素子に関するプロセスを表
す図
【図9】従来の半導体発光素子に関する構造断面図
【図10】従来の面発光レーザに関する構造断面図
【図11】本発明の実施の形態における発光素子の構造
断面図
【図12】本発明の実施の形態における発光素子の製造
工程断面図
【符号の説明】
8 アンドープAlN層 20 p型AlN層 21 アンドープAlN層 22 p型AlN層 35 アンドープMgS層 47 アンドープAl0.3Ga0.7N層 62 MgSe/MgSミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴 雄三郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サファイア基板と、前記サファイア基板上
    に作製された、Nを含有するIII−V族化合物より構
    成されるダブルヘテロ構造と、前記ダブルヘテロ構造の
    上に作製された電極と、電極のまわりをエッチングする
    ことによって作製したリッジまたはメサ構造と、前記リ
    ッジまたはメサ構造の側面を、前記ダブルヘテロ構造の
    実効屈折率よりも小さな、Nを含有するIII−V族化
    合物で積層した埋め込み構造とを有することを特徴とす
    る半導体発光素子。
  2. 【請求項2】サファイア基板の代わりにSiC、Si、
    ZnOまたは酸化物基板基板を用いることを特徴とする
    請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 【請求項3】サファイア基板と、前記サファイア基板上
    に作製された、Nを含有するIII−V族化合物より構
    成されるダブルヘテロ構造と、前記ダブルヘテロ構造の
    上に作製された電極と、電極のまわりをエッチングする
    ことによって作製したリッジまたはメサ構造と、前記リ
    ッジまたはメサ構造の側面を、前記ダブルヘテロ構造の
    実効屈折率よりも小さなII−VI族化合物で積層した
    埋め込み構造とを有することを特徴とする半導体発光素
    子。
  4. 【請求項4】サファイア基板の代わりにSiC、Si、
    ZnOまたは酸化物基板基板を用いることを特徴とする
    請求項3記載の半導体発光素子。
  5. 【請求項5】サファイア基板と、前記サファイア基板上
    に作製された、Nを含有するIII−V族化合物より構
    成されるダブルヘテロ構造と、前記ダブルヘテロ構造の
    上に作製された電極と、電極部分をエッチングすること
    によって作製したセルフアラインド構造と、前記セルフ
    アラインド構造の側面が、AlNからなる埋め込み構造
    とを有することを特徴とする半導体発光素子。
  6. 【請求項6】サファイア基板の代わりにSiC、Si、
    ZnOまたは酸化物基板基板を用いることを特徴とする
    請求項5記載の半導体発光素子。
  7. 【請求項7】サファイア基板と、前記サファイア基板上
    に作製された、Nを含有するIII−V族化合物より構
    成されるダブルヘテロ構造と、前記ダブルヘテロ構造の
    上に作製された電極と、電極部分をエッチングし、その
    上にNを含有するIII−V族化合物よりなる層を形成
    したセルフアラインド構造と、前記セルフアラインド構
    造の側面が、AlNからなる埋め込み構造とを有するこ
    とを特徴とする半導体発光素子。
  8. 【請求項8】サファイア基板の代わりにSiC、Si、
    ZnOまたは酸化物基板基板を用いることを特徴とする
    請求項7記載の半導体発光素子。
  9. 【請求項9】サファイア基板と、前記サファイア基板上
    に作製された、Nを含有するIII−V族化合物より構
    成されるダブルヘテロ構造と、前記ダブルヘテロ構造の
    上に作製された電極と、電極部分をエッチングし、その
    上にNを含有するIII−V族化合物よりなる電流注入
    層を形成したセルフアラインド構造と、前記セルフアラ
    インド構造の側面が、AlN層及びその上にNを含有す
    る、前記電流注入層と同じ組成を有するIII−V族化
    合物よりなる層から形成される埋め込み構造とを有する
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  10. 【請求項10】サファイア基板の代わりにSiC、S
    i、ZnOまたは酸化物基板基板を用いることを特徴と
    する請求項9記載の半導体発光素子。
  11. 【請求項11】サファイア基板上に作製された、Nを含
    有するIII−V族化合物より構成される、活性層から
    見て基板と反対側のクラッド層がAlNであるダブルヘ
    テロ構造について、前記ダブルヘテロ構造の、電流を注
    入しない部分にSiO2を積層し、エッチングを用いて
    前記SiO2が積層されていない部分のAlNを除去す
    る。そのAlNが除去された部分にNを含有するIII
    −V族化合物を結晶成長させ、埋め込みヘテロ構造を有
    する半導体発光素子を作製することを特徴とする半導体
    発光素子の製造方法。
  12. 【請求項12】サファイア基板の代わりにSiC、S
    i、ZnOまたは酸化物基板基板を用いることを特徴と
    する請求項11記載の半導体発光素子の製造方法。
  13. 【請求項13】電流を注入しない部分に、SiO2の代
    わりにAl23等の酸化物を用いることを特徴とする請
    求項11記載の半導体発光素子の製造方法。
  14. 【請求項14】前記AlNを除去するのに水酸化カリウ
    ム等のアルカリ性水溶液によりウェットエッチングを行
    うことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  15. 【請求項15】Al及びNを含有するIII−V族化合
    物より構成されるレーザ構造の、III−V族化合物側
    の電流注入部分にSiO2またはAl2O3等の酸化物を
    積層し、前記酸化物の積層されていない部分を水酸化カ
    リウム等のアルカリ性水溶液によりウェットエッチング
    することによってリッジまたはメサ構造を形成すること
    を特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  16. 【請求項16】サファイア基板と、サファイア基板上に
    作製された、Nを含有するIII−V族化合物より構成
    されるダブルヘテロ構造と、AlN層中にGaNからな
    る厚さ1000Å以下の層をはさんだ層を含む埋め込み
    構造を有することを特徴とする半導体発光素子。
  17. 【請求項17】前記Nを含有するIII−V族化合物よ
    り構成されるダブルヘテロ構造の代わりに面発光型レー
    ザ構造を有することを特徴とする請求項16記載の半導
    体発光素子。
  18. 【請求項18】サファイア基板と、前記サファイア基板
    上に作製された、Nを含有するIII−V族化合物より
    構成される、活性層から見て基板と反対側のクラッド層
    がAlNであるダブルヘテロ構造について、前記AlN
    層中にGaNからなる厚さ1000Å以下の層をはさ
    み、ダブルヘテロ構造の、電流を注入しない部分にSi
    2を積層し、エッチングを用いて前記SiO2が積層さ
    れていない部分のAlNを除去し、そのAlNが除去さ
    れた部分にNを含有するIII−V族化合物を結晶成長
    させ、埋め込みヘテロ構造を有する半導体発光素子を作
    製することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  19. 【請求項19】電流を注入しない部分に、SiO2の代
    わりにAl23等の酸化物を用いることを特徴とする請
    求項18記載の半導体発光素子の製造方法。
  20. 【請求項20】前記AlNを除去するのに水酸化カリウ
    ム等のアルカリ性水溶液によりウェットエッチングを行
    うことを特徴とする、請求項18記載の半導体発光素子
    の製造方法。
  21. 【請求項21】前記Nを含有するIII−V族化合物よ
    り構成されるダブルヘテロ構造の代わりに面発光型レー
    ザ構造に対して行うことを特徴とする請求項18記載の
    半導体発光素子の製造方法。
  22. 【請求項22】サファイア基板と、前記サファイア基板
    上に作製された、Nを含有するIII−V族化合物より
    構成される、活性層から見て基板と反対側のクラッド層
    がAlNであるダブルヘテロ構造について、前記ダブル
    ヘテロ構造の、電流を注入する部分にSiO2を積層
    し、エッチングを用いて前記SiO2が積層されていな
    い部分のAlNを除去し、そのAlNが除去された部分
    にNを含有するIII−V族化合物を結晶成長させ、S
    iO2を除去した後、今度は前記ダブルヘテロ構造の、
    電流を注入する部分にSiO2を積層し、エッチングを
    用いて前記SiO2が積層されていない部分のAlNを
    除去し、そのAlNが除去された部分に、前記Nを含有
    するIII−V族化合物よりも屈折率の大きい、Nを含
    有するIII−V族化合物を結晶成長させ、埋め込みヘ
    テロ構造を有する半導体発光素子を作製することを特徴
    とする半導体発光素子の作製方法。
  23. 【請求項23】前記AlNを除去するのに水酸化カリウ
    ム等のアルカリ性水溶液によりウェットエッチングを行
    うことを特徴とする請求項22記載の半導体発光素子の
    製造方法。
  24. 【請求項24】活性層から見て基板と反対側のクラッド
    層がAlNであるダブルヘテロ構造について、前記Al
    N層中にGaNからなる厚さ1000Å以下の層をはさ
    み、ダブルヘテロ構造の、電流を注入しない部分にSi
    2を積層し、エッチングを用いて前記SiO2が積層さ
    れていない部分のAlNを除去することを特徴とする請
    求項22記載の半導体発光素子の製造方法。
  25. 【請求項25】前記Nを含有するIII−V族化合物よ
    り構成されるダブルヘテロ構造の代わりに面発光型レー
    ザ構造に対して行うことを特徴とする請求項22記載の
    半導体発光素子の製造方法。
  26. 【請求項26】エッチングしない部分に対する、Nを含
    有するIII−V族化合物の結晶成長と、エッチングす
    る部分に対する、Nを含有するIII−V族化合物を結
    晶成長させる順序を逆にすることを特徴とする請求項2
    2記載の半導体発光素子の作製方法。
  27. 【請求項27】前記Nを含有するIII−V族化合物よ
    り構成されるダブルヘテロ構造の代わりに面発光型レー
    ザ構造に対して行うことを特徴とする請求項26記載の
    半導体発光素子の製造方法。
  28. 【請求項28】サファイア基板と、前記サファイア基板
    上に作製された、Nを含むIII−V族化合物からなる
    面発光型レーザ構造において、II−VI族化合物半導
    体の積層構造によって構成される、アンドープまたはp
    型ミラーを有することを特徴とする半導体発光素子。
  29. 【請求項29】前記アンドープまたはp型ミラーにおい
    て、MgSとMgSeの積層構造によって構成されるこ
    とを特徴とする請求項28記載の半導体発光素子。
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