JPH09232070A - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

Info

Publication number
JPH09232070A
JPH09232070A JP6206596A JP6206596A JPH09232070A JP H09232070 A JPH09232070 A JP H09232070A JP 6206596 A JP6206596 A JP 6206596A JP 6206596 A JP6206596 A JP 6206596A JP H09232070 A JPH09232070 A JP H09232070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection terminal
foil
terminal portion
heating element
shaped resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6206596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3780559B2 (ja
Inventor
Masahiro Sasada
政宏 笹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabe Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kurabe Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurabe Industrial Co Ltd filed Critical Kurabe Industrial Co Ltd
Priority to JP06206596A priority Critical patent/JP3780559B2/ja
Publication of JPH09232070A publication Critical patent/JPH09232070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3780559B2 publication Critical patent/JP3780559B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 箔状抵抗体と接続端子部との境界部に作用す
る機械的外力の影響を低減して、箔状抵抗体の破損を防
止することが可能な面状発熱体を提供する。 【解決手段】 所定のパターンに形成され発熱体として
機能する箔状抵抗体と、前記箔状抵抗体に連続して形成
され前記箔状抵抗体より線幅が広く形成された接続端子
部とを、絶縁材間に配設して一体化するとともに、前記
接続端子部の端部を前記絶縁材間から外部に導出してな
る面状発熱体において、前記接続端子部には、該接続端
子部の導出方向に対して15゜以上165゜以下の角度
を示す辺が形成されており、且つ、該辺の接続端子部の
導出方向においては絶縁材同士が一体化している面が存
在することを特徴とする面状発熱体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、マイカヒ
ータ等、各種機器で加熱用ヒータ、保温用ヒータなどと
して使用される面状発熱体に係り、特に、接続端子部の
構成を改良することにより、箔状抵抗体と接続端子部と
の境界部に作用する機械的外力の影響を低減して、箔状
抵抗体の破損を防止したものに関する。
【0002】
【従来の技術】面状発熱体の一例として、例えば、図1
1に示すような構成のものがある。まず、発熱体として
機能する箔状の抵抗体11があり、この箔状抵抗体は、
例えば、ステンレス鋼、ニッケル系合金等の金属箔にエ
ッチング加工や打ち抜き加工を施すことにより所定の配
線パターンに形成されている。箔状抵抗体11の両端に
は接続端子部12、12’が連続して形成されており、
この接続端子部12、12’に図示しない端子またはリ
ード線を介して所定の電圧を印加することによって前記
箔状抵抗体11が発熱する。接続端子部12、12’は
箔状抵抗体11と同様の構成のものであるが、箔状抵抗
体11に比べてその線幅が広く形成されており、これに
より、接続端子部12、12’での無用な発熱が抑制さ
れている。符号13、13’は前記箔状抵抗体11の全
体と接続端子部12、12’の一部(端子またはリード
線を接続する部分を除いた部分)を覆う絶縁材であり、
例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等の
有機高分子材料やマイカ材等の無機材料などから構成さ
れている。尚、図11においては、同寸法の絶縁材1
3、13’が重ね合わされて一体化されている関係上、
絶縁材13’の一部(接続端子部側)を切り欠いて示し
てある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の面状発熱体
においては、高定格電圧や低消費電力などの高抵抗値が
要求されるような用途にも、例えば、エッチング加工に
よって薄く細く、且つ蛇行状等の複雑で密な配線パター
ンの箔状抵抗体を形成し、単位面積当たりの抵抗値を高
めることにより容易に対応することができるという利点
がある。しかしながら、この場合、前述したように箔状
抵抗体は薄く細く形成されているとともに、箔状抵抗体
と接続端子部との境界部においては、その線幅の相違に
より機械的強度が変化しているため、接続端子部へのリ
ード線接続加工時や実使用時に、接続端子部に引っ張り
力、ねじり力等の機械的外力が加わると、箔状抵抗体と
接続端子部との境界部に外力が集中し、箔状抵抗体が断
線状態になりやすいという問題があった。
【0004】このような問題の発生は、面状発熱体を構
成する箔状抵抗体の材質、厚み、線幅などによっても異
なるが、例えば、金属箔としてステンレス鋼箔等のよう
に比較的機械的強度に優れたものを使用した場合であっ
ても、その厚さを100μm以下、線幅を2mm以下程
度に薄く細く形成したような場合に顕著であった。更
に、これらの条件に加え、絶縁材がマイカ材で構成され
たような場合には、特にこのような問題の発生が顕著で
あった。つまり、絶縁材がマイカ材で構成される面状発
熱体は、通常、所定の配線パターンに形成された箔状抵
抗体及び接続端子部を、例えば、シリコーン樹脂系接着
剤等の接着剤を介してマイカ材で挟み込み、その後、加
熱加圧などによりマイカ材同士を接着一体化することに
より得られるのであるが、この際、箔状抵抗体及び接続
端子部の上下に位置するマイカ材同士は一体化されてい
ないとともに、マイカ材自体が外力によって剥離しやす
いものであるため、接続端子部に機械的外力が加わると
接続端子部が容易に位置ズレを起こし、その状態で更に
外力が加わると、その外力が直接箔状抵抗体と接続端子
部との境界部に作用して箔状抵抗体を断線状態にしてし
まうのであった。
【0005】本発明はこのような点に基づいてなされて
もので、その目的とするところは、箔状抵抗体と接続端
子部との境界部に作用する機械的外力の影響を低減し
て、箔状抵抗体の破損を防止することが可能な面状発熱
体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するべ
く本発明の請求項1記載の面状発熱体は、所定の配線パ
ターンに形成され発熱体として機能する箔状抵抗体と、
前記箔状抵抗体に連続して形成され前記箔状抵抗体より
線幅が広く形成された接続端子部とを、絶縁材間に配設
して一体化するとともに、前記接続端子部の端部を前記
絶縁材間から外部に導出してなる面状発熱体において、
前記接続端子部には、該接続端子部の導出方向に対して
15°以上165°以下の角度を示す辺が形成されてお
り、且つ、該辺の接続端子部の導出方向においては絶縁
材同士が一体化している面が存在することを特徴とする
ものである。
【0007】本発明の請求項2記載の面状発熱体は、所
定の配線パターンに形成され発熱体として機能する箔状
抵抗体と、前記箔状抵抗体に連続して形成され前記箔状
抵抗体より線幅が広く形成された接続端子部とを、絶縁
材間に配設して一体化するとともに、前記接続端子部の
端部を前記絶縁材間から外部に導出してなる面状発熱体
において、前記接続端子部の絶縁材で覆われた部分は、
該接続端子部の導出方向に向かってその線幅が狭くなる
ように形成されていることを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項3記載の面状発熱体は、所
定の配線パターンに形成され発熱体として機能する箔状
抵抗体と、前記箔状抵抗体に連続して形成され前記箔状
抵抗体より線幅が広く形成された接続端子部とを、絶縁
材間に配設して一体化するとともに、前記接続端子部の
端部を前記絶縁材間から外部に導出してなる面状発熱体
において、前記接続端子部の絶縁材で覆われた部分には
切欠部が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】本発明の請求項4記載の面状発熱体は、所
定の配線パターンに形成され発熱体として機能する箔状
抵抗体と、前記箔状抵抗体に連続して形成され前記箔状
抵抗体より幅幅が広く形成された接続端子部とを、絶縁
材間に配設して一体化するとともに、前記接続端子部の
端部を前記絶縁材間から外部に導出してなる面状発熱体
において、前記接続端子部の絶縁材で覆われた部分には
突起部が設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において使用される箔状抵
抗体は、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼、フェ
ライト系ステンレス鋼等のステンレス鋼や、ニッケルク
ロム合金等のニッケル系合金などの金属箔にエッチング
加工や打ち抜き加工を施すことにより所定の配線パター
ンに形成されたものである。箔状抵抗体の材質、厚み、
線幅などは特に限定されないが、例えば、上記したステ
ンレス鋼等のような高体積抵抗率の金属箔を使用して、
厚さ100μm以下、線幅2mm以下程度に設定すれ
ば、単位面積当たりの抵抗値が高い複雑で密な配線パタ
ーンの箔状抵抗体を形成することができるため、高定格
電圧や低消費電力などが要求されるような用途に最適な
高抵抗値の面状発熱体を極めて容易に得ることができ
る。更に、この際には、本発明による箔状抵抗体の破損
防止効果が特に顕著に現れることから好ましい。
【0011】上記箔状抵抗体の両端には、電源供給用の
端子やリード線を接続するための接続端子部が連続して
形成される。この接続端子部は、箔状抵抗体の形成と同
時に得られるものであるが、箔状抵抗体に比べてその線
幅が広くなるように形成される。これは、接続端子部で
の無用な発熱を抑制するためである。
【0012】ここで、請求項1においては、上記接続端
子部に、該接続端子部の導出方向に対して15°以上1
65°以下の角度を示す辺を形成し、該辺の接続端子部
の導出方向に絶縁材同士が一体化している面が存在する
ように構成することを必須要件としている。つまり、接
続端子部自体に形成された所定の角度の辺と、接続端子
部の導出方向との間に絶縁材同士が一体化する面を設
け、これらの絶縁材をストッパーとして機能させること
により、機械的外力が加わった場合の接続端子部の位置
ズレを防止し、これによって箔状抵抗体と接続端子部と
の境界部に作用する機械的外力の影響を低減させるもの
である。
【0013】接続端子部に形成される辺の角度が上記の
範囲外である場合には、絶縁材同士が一体化している面
の面積が小さくなり過ぎ、機械的外力の影響を低減させ
ることが困難になってしまう。
【0014】請求項1に係る接続端子部の態様として
は、例えば、図1乃至図3に示すような構成のものが考
えられる。図1は接続端子部2、2’に、接続端子部の
導出方向に対して15°の角度を示す辺2a、2a’が
形成されたものの例、図2は接続端子部2、2’に、接
続端子部の導出方向に対して90°の角度を示す辺2
a、2a’が形成されたものの例、図3は接続端子部
2、2’に、接続端子部の導出方向に対して165°の
角度を示す辺2a、2a’が形成されたものの例を、そ
れぞれ示している。尚、図中、符号1は所定の配線パタ
ーンに形成された箔状抵抗体であり、符号3、3’は絶
縁材である。これらの図面においては、同寸法の絶縁材
3、3’が重ね合わされている関係上、絶縁材3’の一
部(接続端子部側)を切り欠いて示してある。
【0015】このような構成を必須要件とする請求項1
の発明によれば、箔状抵抗体と接続端子部との境界部に
作用する機械的外力の影響を低減させることができるた
め、単位面積当たりの抵抗値が高い、薄く細く複雑で密
な配線パターンの箔状抵抗体を形成した場合にも、箔状
抵抗体が破損するようなことがなくなる。
【0016】請求項2においては、上記接続端子部の絶
縁材で覆われた部分の線幅が、該接続端子部の導出方向
に向かって狭くなるように形成することを必須要件とし
ている。つまり、接続端子部の線幅を導出方向に向かっ
て狭くなるように形成して本来接続端子部が存在してい
るべき部分にも絶縁材同士が一体化する面を設け、これ
らの絶縁材をストッパーとして機能させることにより、
機械的外力が加わった場合の接続端子部の位置ズレを防
止し、これによって箔状抵抗体と接続端子部との境界部
に作用する機械的外力の影響を低減させるものである。
【0017】請求項2に係る接続端子部の態様として
は、例えば、図4に示すような構成のものが考えられ
る。図中、符号1は所定の配線パターンに形成された箔
状抵抗体であり、この箔状抵抗体1の両端には、その線
幅が導出方向に向かって狭くなるように形成された接続
端子部2、2’が連続して形成されている。符号3、
3’は絶縁材であり、箔状抵抗体1の全体と接続端子部
2、2’の一部を覆っている。尚、図4においては、同
寸法の絶縁材3、3’が重ね合わされている関係上、絶
縁材3’の一部(接続端子部側)を切り欠いて示してあ
る。
【0018】このような構成を必須要件とする請求項2
の発明によれば、箔状抵抗体と接続端子部との境界部に
作用する機械的外力の影響を低減させることができるた
め、単位面積当たりの抵抗値が高い、薄く細く複雑で密
な配線パターンの箔状抵抗体を形成した場合にも、箔状
抵抗体が破損するようなことがなくなる。
【0019】請求項3においては、上記接続端子部の絶
縁材で覆われた部分に切欠部を設けることを必須要件と
している。つまり、接続端子部に所定形状の切欠部を形
成して本来接続端子部が存在しているべき部分にも絶縁
材同士が一体化する面を設け、これらの絶縁材をストッ
パーとして機能させることにより、機械的外力が加わっ
た場合の接続端子部の位置ズレを防止し、これによって
箔状抵抗体と接続端子部との境界部に作用する機械的外
力の影響を低減させるものである。
【0020】請求項3に係る接続端子部の態様として
は、例えば、図5及び図6に示すような構成のものが考
えられる。図中、符号1は所定の配線パターンに形成さ
れた箔状抵抗体であり、この箔状抵抗体1の両端には、
切欠部2b、2b’(図5においては略半円形状、図6
においては円形状)を備えた接続端子部2、2’が連続
して形成されている。符号3、3’は絶縁材であり、箔
状抵抗体1の全体と接続端子部2、2’の一部を覆って
いる。尚、図5及び図6においては、同寸法の絶縁材
3、3’が重ね合わされている関係上、絶縁材3’の一
部(接続端子部側)を切り欠いて示してある。
【0021】このような構成を必須要件とする請求項3
の発明によれば、箔状抵抗体と接続端子部との境界部に
作用する機械的外力の影響を低減させることができるた
め、単位面積当たりの抵抗値が高い、薄く細く複雑で密
な配線パターンの箔状抵抗体を形成した場合にも、箔状
抵抗体が破損するようなことがなくなる。
【0022】請求項4においては、上記接続端子部の絶
縁材で覆われた部分に突起部を設けることを必須要件と
している。つまり、接続端子部に所定形状の突起部を形
成して、この突起部自体をストッパーとして機能させる
ことにより、機械的外力が加わった場合の接続端子部の
位置ズレを防止し、これによって箔状抵抗体と接続端子
部との境界部に作用する機械的外力の影響を低減させる
ものである。
【0023】請求項4に係る接続端子部の態様として
は、例えば、図7に示すような構成のものが考えられ
る。図中、符号1は所定の配線パターンに形成された箔
状抵抗体であり、この箔状抵抗体1の両端には、略半円
形状の突起部2c、2c’を備えた接続端子部2、2’
が連続して形成されている。符号3、3’は絶縁材であ
り、箔状抵抗体1の全体と接続端子部2、2’の一部を
覆っている。尚、図7においては、同寸法の絶縁材3、
3’が重ね合わされている関係上、絶縁材3’の一部
(接続端子部側)を切り欠いて示してある。
【0024】このような構成を必須要件とする請求項4
の発明によれば、箔状抵抗体と接続端子部との境界部に
作用する機械的外力の影響を低減させることができるた
め、単位面積当たりの抵抗値が高い、薄く細く複雑で密
な配線パターンの箔状抵抗体を形成した場合にも、箔状
抵抗体が破損するようなことがなくなる。
【0025】箔状抵抗体及び接続端子部を覆う絶縁材
は、本発明によって得られる面状発熱体が使用される環
境、用途、使用温度などを考慮して従来公知の絶縁材料
の中から適宜に選択される。例えば、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、
ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポ
リアリレート、ポリカーボネイト、エポキシ、ポリウレ
タン、ポリアクリレート、シリコーンゴム、フッ素樹脂
等の有機高分子材料や、セラミック、マイカ等の無機材
料などの単体及び複合材などが挙げられる。これらの中
でも、硬質マイカ、軟質マイカ等のマイカ材またはそれ
らの複合材、更にはマイカ材と異種材料との積層複合材
などを使用した場合には、本発明による箔状抵抗体の破
損防止効果が特に顕著に現れることから好ましい。絶縁
材同士を一体化させる方法としては、例えば、熱融着に
よる方法や、接着剤を使用する方法などが挙げられる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の内容を更に詳
しく説明する。尚、以下の実施例において説明する箔状
抵抗体の形成方法は、当該出願人が先に提案した特願平
7−50529号に記載した方法を利用したものであ
る。
【0027】実施例1 まず、PETフィルムからなる基材上に粘着剤を介して
厚さ30μmのステンレス鋼箔を固定し、その後、エッ
チング加工を施すことにより所定の配線パターンを有し
た箔状抵抗体1(線幅0.4mm、100V−100
W、抵抗値100Ω)と接続端子部2、2’(線幅3.
5mm)を形成した。この際、接続端子部2、2’は図
1乃至図3に示すように、接続端子部2、2’の導出方
向に対して15°、90°、165°の角度を示す辺2
a、2a’を備えるように形成した。次に、上記箔状抵
抗体1及び接続端子部2、2’を縦220mm、横15
mm及び厚さ0.3mmのプリプレグマイカ板(マイカ
板にシリコーン樹脂系接着剤を含浸、半硬化させたも
の)からなる絶縁材3上に転位させた後PETフィルム
からなる基材を除去し、次いで、その上面に縦220m
m、横15mm及び厚さ0.3mmのプリプレグマイカ
板からなる絶縁材3’を配置した。最後に、これらを加
熱加圧して前記絶縁材3、3’同士を加熱硬化により一
体化させた。
【0028】このようにして得られた面状発熱体は、絶
縁材3、3’間から外部に導出した接続端子部2、2’
の先端部に、図示しない端子またはリード線を介して所
定の電圧を印加することによって前記箔状抵抗体1が発
熱する。尚、図1乃至図3においては、同寸法の絶縁材
3、3’が重ね合わされている関係上、絶縁材3’の一
部(接続端子部側)を切り欠いて示してある。
【0029】ここで、上記実施例1による3種類の面状
発熱体の接続端子部の強度を評価するために、比較例と
して、図1に示す接続端子部2、2’の辺2a、2a’
の角度(15゜)を10°に変更した面状発熱体、図3
に示す接続端子部2、2’の辺2a、2a’の角度(1
65゜)を170°に変更した面状発熱体及び図11に
示すような従来構造の面状発熱体もそれぞそれ用意し、
これら6種類の面状発熱体の引っ張り強度を測定してみ
た。
【0030】その結果、比較例の面状発熱体の引張強度
はどれも20N以下程度であったのに対し、実施例1に
よる面状発熱体は、いずれも通常この種の面状発熱体に
要求される引張強度である50Nを超える高い引張強度
を示した。この理由としては、接続端子部2、2’自体
に形成された所定の角度の辺2a、2a’と、接続端子
部2、2’の導出方向との間に絶縁材3、3’同士が一
体化している面A、A’が存在し、この絶縁材がストッ
パーとして機能していることにより、接続端子部2、
2’の位置ズレが防止されているためである。
【0031】実施例2 まず、PETフィルムからなる基材上に粘着剤を介して
厚さ30μmのステンレス鋼箔を固定し、その後、エッ
チング加工を施すことにより所定の配線パターンを有し
た箔状抵抗体1(線幅0.4mm、100V−100
W、抵抗値100Ω)と接続端子部2、2’(線幅3.
5mm)を形成した。この際、接続端子部2、2’は図
4に示すように、接続端子部2、2’の導出方向に向か
ってその線幅が3.5mmから2.0mmとなるように
形成した。次に、上記箔状抵抗体1及び接続端子部2、
2’を縦220mm、横15mm及び厚さ0.3mmの
プリプレグマイカ板(マイカ板にシリコーン樹脂系接着
剤を含浸、半硬化させたもの)からなる絶縁材3上に転
位させた後PETフィルムからなる基材を除去し、次い
で、その上面に縦220mm、横15mm及び厚さ0.
3mmのプリプレグマイカ板からなる絶縁材3’を配置
した。最後に、これらを加熱加圧して前記絶縁材3、
3’同士を加熱硬化により一体化させた。
【0032】このようにして得られた面状発熱体は、絶
縁材3、3’間から外部に導出した接続端子部2、2’
の先端部に、図示しない端子またはリード線を介して所
定の電圧を印加することによって前記箔状抵抗体1が発
熱する。尚、この実施例2における面状発熱体は、接続
端子部2、2’の構成以外は上記実施例1と同様の構成
であるため、図4においては、接続端子部2、2’の周
辺部分の構成のみを拡大して示してある。また、図4に
おいては、同寸法の絶縁材3、3’が重ね合わされてい
る関係上、絶縁材3’の一部(接続端子部側)を切り欠
いて示してある。
【0033】ここで、上記実施例2による面状発熱体の
接続端子部の強度を評価するために、比較例として、図
11に示すような従来構造の面状発熱体も用意し、これ
ら2種類の面状発熱体の引っ張り強度を測定してみた。
【0034】その結果、比較例の面状発熱体の引張強度
が20N以下程度であったのに対し、実施例2による面
状発熱体は、通常この種の面状発熱体に要求される引張
強度である50Nを超える高い引張強度を示した。この
理由としては、接続端子部2、2’の線幅が狭くなった
部分と、接続端子部2、2’の導出方向との間に絶縁材
3、3’同士が一体化している面B、B’が存在し、こ
の絶縁材がストッパーとして機能していることにより、
接続端子部2、2’の位置ズレが防止されているためで
ある。
【0035】実施例3 まず、PETフィルムからなる基材上に粘着剤を介して
厚さ30μmのステンレス鋼箔を固定し、その後、エッ
チング加工を施すことにより所定の配線パターンを有し
た箔状抵抗体1(線幅0.4mm、100V−100
W、抵抗値100Ω)と接続端子部2、2’(線幅3.
5mm)を形成した。この際、接続端子部2、2’は図
5及び図6に示すように、略半円形状及び円形状の切欠
部2b、2b’を備えるように形成した。次に、上記箔
状抵抗体1及び接続端子部2、2’を縦220mm、横
15mm及び厚さ0.3mmのプリプレグマイカ板(マ
イカ板にシリコーン樹脂系接着剤を含浸、半硬化させた
もの)からなる絶縁材3上に転位させた後PETフィル
ムからなる基材を除去し、次いで、その上面に縦220
mm、横15mm及び厚さ0.3mmのプリプレグマイ
カ板からなる絶縁材3’を配置した。最後に、これらを
加熱加圧して前記絶縁材3、3’同士を加熱硬化により
一体化させた。
【0036】このようにして得られた面状発熱体は、絶
縁材3、3’間から外部に導出した接続端子部2、2’
の先端部に、図示しない端子またはリード線を介して所
定の電圧を印加することによって前記箔状抵抗体1が発
熱する。尚、この実施例3における面状発熱体は、接続
端子部2、2’の構成以外は上記実施例1と同様の構成
であるため、図5及び図6においては、接続端子部2、
2’の周辺部分の構成のみを拡大して示してある。ま
た、図5及び図6においては、同寸法の絶縁材3、3’
が重ね合わされている関係上、絶縁材3’の一部(接続
端子部側)を切り欠いて示してある。
【0037】ここで、上記実施例3による2種類の面状
発熱体の接続端子部の強度を評価するために、比較例と
して、図11に示すような従来構造の面状発熱体も用意
し、これら3種類の面状発熱体の引っ張り強度を測定し
てみた。
【0038】その結果、比較例の面状発熱体の引張強度
が20N以下程度であったのに対し、実施例3による面
状発熱体は、いずれも通常この種の面状発熱体に要求さ
れる引張強度である50Nを超える高い引張強度を示し
た。この理由としては、接続端子部2、2’に形成され
た切欠部2b、2b’の部分に、絶縁材3、3’同士が
一体化している面C、C’が存在し、この絶縁材がスト
ッパーとして機能していることにより、接続端子部2、
2’の位置ズレが防止されているためである。
【0039】実施例4 まず、PETフィルムからなる基材上に粘着剤を介して
厚さ30μmのステンレス鋼箔を固定し、その後、エッ
チング加工を施すことにより所定の配線パターンを有し
た箔状抵抗体1(線幅0.4mm、100V−100
W、抵抗値100Ω)と接続端子部2、2’(線幅3.
5mm)を形成した。この際、接続端子部2、2’は図
7に示すように、略半円形状の突起部2c、2c’を備
えるように形成した。次に、上記箔状抵抗体1及び接続
端子部2、2’を縦220mm、横15mm及び厚さ
0.3mmのプリプレグマイカ板(マイカ板にシリコー
ン樹脂系接着剤を含浸、半硬化させたもの)からなる絶
縁材3上に転位させた後PETフィルムからなる基材を
除去し、次いで、その上面に縦220mm、横15mm
及び厚さ0.3mmのプリプレグマイカ板からなる絶縁
材3’を配置した。最後に、これらを加熱加圧して前記
絶縁材3、3’同士を加熱硬化により一体化させた。
【0040】このようにして得られた面状発熱体は、絶
縁材3、3’間から外部に導出した接続端子部2、2’
の先端部に、図示しない端子またはリード線を介して所
定の電圧を印加することによって前記箔状抵抗体1が発
熱する。尚、この実施例4における面状発熱体は、接続
端子部2、2’の構成以外は上記実施例1と同様の構成
であるため、図7においては、接続端子部2、2’の周
辺部分の構成のみを拡大して示してある。また、図7に
おいては、同寸法の絶縁材3、3’が重ね合わされてい
る関係上、絶縁材3’の一部(接続端子部側)を切り欠
いて示してある。
【0041】ここで、上記実施例4による面状発熱体の
接続端子部の強度を評価するために、比較例として、図
11に示すような従来構造の面状発熱体も用意し、これ
ら2種類の面状発熱体の引っ張り強度を測定してみた。
【0042】その結果、比較例の面状発熱体の引張強度
が20N以下程度であったのに対し、実施例4による面
状発熱体は、通常この種の面状発熱体に要求される引張
強度である50Nを超える高い引張強度を示した。この
理由としては、接続端子部2、2’に形成された突起部
2c、2c’と、接続端子部2、2’の導出方向との間
に絶縁材3、3’同士が一体化している面D、D’が存
在し、この絶縁材に対して突起部2c、2c’自体がス
トッパーとして機能していることにより、接続端子部
2、2’の位置ズレが防止されているためである。
【0043】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。まず、接続端子部の態様としては、上記実施例で
説明したもの以外にも様々な構成のものが考えられる。
例えば、実施例3においては、略半円形状の切欠部を備
えた接続端子部(図5)と、円形状の切欠部を備えた接
続端子部(図6)の構成を説明したが、切欠部の形状は
三角形状や四角形状であっても良い。また、実施例4に
おいては、略半円形状の突起部を備えた接続端子部(図
7)の構成を説明したが、突起部の形状は三角形状や四
角形状であっても良い。要は、接続端子部に機械的外力
が加わった場合に、該接続端子部の位置ズレが起きない
ような形状に構成されたものであり、且つ、接続端子部
が所望の電流量を満足するものであれば良い。
【0044】また、面状発熱体の基本的な構成について
も上記実施例に限定されず、様々な構成のものが考えら
れ、それらについても同様に適用可能である。つまり、
面状発熱体は、使用条件(使用箇所の構造、寸法、要求
特性等)を考慮して適宜な大きさ、厚さ、形状、材料か
ら構成され、必要によっては穴開け加工や、温度制御部
品等の他の部品の追加加工などを施すことも考えられ
る。更に、耐熱性、可とう性、防水性などについても使
用条件によって任意に選択されるべきものである。
【0045】尚、本発明の面状発熱体を実使用に供する
場合には、図8乃至図10に示されるように、接続端子
部2(2’)の端部を絶縁材3、3’間から外部に導出
させ、ここに、従来公知の接続方法(例えば、かしめ接
続、半田付け接続、スポット溶接等)によって端子やリ
ード線を接続すれば良い。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、箔
状抵抗体に連続して形成された接続端子部の構成を改良
したことにより、箔状抵抗体と接続端子部との境界部に
作用する機械的外力の影響を低減して箔状抵抗体の破損
を防止することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で面状発熱体の平
面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図で面状発熱体の平
面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図で面状発熱体の平
面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す図で面状発熱体の要
部拡大図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す図で面状発熱体の要
部拡大図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す図で面状発熱体の要
部拡大図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す図で面状発熱体の要
部拡大図である。
【図8】本発明に係る接続端子部の絶縁材間外部への導
出状態を示す図である。
【図9】本発明に係る接続端子部の絶縁材間外部への導
出状態を示す図である。
【図10】本発明に係る接続端子部の絶縁材間外部への導
出状態を示す図である。
【図11】従来例を示す図で面状発熱体の平面図である。
【符号の説明】
1…箔状抵抗体 2…接続端子部 2’…接続端子部 2a…辺 2a’…辺 2b…切欠部 2b’…切欠部 2c…突起部 2c’…突起部 3…絶縁材 3’…絶縁材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の配線パターンに形成され発熱体と
    して機能する箔状抵抗体と、前記箔状抵抗体に連続して
    形成され前記箔状抵抗体より線幅が広く形成された接続
    端子部とを、絶縁材間に配設して一体化するとともに、
    前記接続端子部の端部を前記絶縁材間から外部に導出し
    てなる面状発熱体において、前記接続端子部には、該接
    続端子部の導出方向に対して15°以上165°以下の
    角度を示す辺が形成されており、且つ、該辺の接続端子
    部の導出方向においては絶縁材同士が一体化している面
    が存在することを特徴とする面状発熱体。
  2. 【請求項2】 所定の配線パターンに形成され発熱体と
    して機能する箔状抵抗体と、前記箔状抵抗体に連続して
    形成され前記箔状抵抗体より線幅が広く形成された接続
    端子部とを、絶縁材間に配設して一体化するとともに、
    前記接続端子部の端部を前記絶縁材間から外部に導出し
    てなる面状発熱体において、前記接続端子部の絶縁材で
    覆われた部分は、該接続端子部の導出方向に向かってそ
    の線幅が狭くなるように形成されていることを特徴とす
    る面状発熱体。
  3. 【請求項3】 所定の配線パターンに形成され発熱体と
    して機能する箔状抵抗体と、前記箔状抵抗体に連続して
    形成され前記箔状抵抗体より線幅が広く形成された接続
    端子部とを、絶縁材間に配設して一体化するとともに、
    前記接続端子部の端部を前記絶縁材間から外部に導出し
    てなる面状発熱体において、前記接続端子部の絶縁材で
    覆われた部分には切欠部が設けられていることを特徴と
    する面状発熱体。
  4. 【請求項4】 所定の配線パターンに形成され発熱体と
    して機能する箔状抵抗体と、前記箔状抵抗体に連続して
    形成され前記箔状抵抗体より線幅が広く形成された接続
    端子部とを、絶縁材間に配設して一体化するとともに、
    前記接続端子部の端部を前記絶縁材間から外部に導出し
    てなる面状発熱体において、前記接続端子部の絶縁材で
    覆われた部分には突起部が設けられていることを特徴と
    する面状発熱体。
  5. 【請求項5】 前記箔状抵抗体は厚さ100μm以下、
    線幅2mm以下に形成されていることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の面状発
    熱体。
  6. 【請求項6】 前記絶縁材はマイカ材から構成されてい
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請
    求項4または請求項5記載の面状発熱体。
JP06206596A 1996-02-22 1996-02-22 面状発熱体 Expired - Fee Related JP3780559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06206596A JP3780559B2 (ja) 1996-02-22 1996-02-22 面状発熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06206596A JP3780559B2 (ja) 1996-02-22 1996-02-22 面状発熱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09232070A true JPH09232070A (ja) 1997-09-05
JP3780559B2 JP3780559B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=13189343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06206596A Expired - Fee Related JP3780559B2 (ja) 1996-02-22 1996-02-22 面状発熱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3780559B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220038847A (ko) * 2020-09-21 2022-03-29 김선욱 발열매트

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220038847A (ko) * 2020-09-21 2022-03-29 김선욱 발열매트

Also Published As

Publication number Publication date
JP3780559B2 (ja) 2006-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8654536B2 (en) Expandable circuit carrier
US7589607B2 (en) Thin contactor
JP2000222981A (ja) メンブレンスイッチ
JPH09232070A (ja) 面状発熱体
JP3561117B2 (ja) 無線モジュール及び無線カード
US5015986A (en) Organic positive temperature coefficient thermistor
JP4552486B2 (ja) 面状発熱体
JP2585164B2 (ja) サーモプロテクタ
JP4029025B2 (ja) 面状ヒータ
JP2006324181A (ja) 面状発熱体
JPH10106726A (ja) 面状発熱体の製造方法
JP4872593B2 (ja) 面状発熱体
JPH104008A (ja) 平面コイル及びその製造方法
JPH0589952A (ja) 面状発熱体の製造法
JP4617698B2 (ja) 面状発熱体
JP4104428B2 (ja) 面状ヒータ
JP3780574B2 (ja) 面状発熱体
JPH03176921A (ja) メンブレンスイッチ
JPH05160559A (ja) プリント配線板
JP2004063675A (ja) 電力変換器の配線電極構造及び電力変換器の配線電極の製造方法
JPH04102192U (ja) ミラー用面状発熱体
JPS59224088A (ja) 面状発熱体の製造方法
JP2017183606A (ja) 接続構造、サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ
JPS57147262A (en) Manufacture of semiconductor device
JP2005302301A (ja) 面状発熱体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060227

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150317

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees