JPH09231659A - ディスクローディング装置 - Google Patents
ディスクローディング装置Info
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- JPH09231659A JPH09231659A JP3769796A JP3769796A JPH09231659A JP H09231659 A JPH09231659 A JP H09231659A JP 3769796 A JP3769796 A JP 3769796A JP 3769796 A JP3769796 A JP 3769796A JP H09231659 A JPH09231659 A JP H09231659A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクローディング装置において、保管側
のトレイ上のディスクが外部振動やショックなどの要因
で所定位置よりずれてしまい、ディスクがディスクロー
ディング装置の中に入り込んでしまうという問題点を解
決する。 【解決手段】 ホルダー9の穴9bにアーム6の軸6a
が回動自在に軸支されてばね10で矢印ア方向に付勢さ
れている。アーム6の爪部6bにはローラ8のローラ軸
7が係止され、ローラ8は回転可能となっている。アー
ム6の先端はカバーフレーム3の開口3bよりトレイ保
管部5のトレイ1上のディスク2の中央の穴に向けて挿
入されるように構成する。このアーム6によりトレイ上
の所定位置からのディスクのずれを容易に防止できる。
のトレイ上のディスクが外部振動やショックなどの要因
で所定位置よりずれてしまい、ディスクがディスクロー
ディング装置の中に入り込んでしまうという問題点を解
決する。 【解決手段】 ホルダー9の穴9bにアーム6の軸6a
が回動自在に軸支されてばね10で矢印ア方向に付勢さ
れている。アーム6の爪部6bにはローラ8のローラ軸
7が係止され、ローラ8は回転可能となっている。アー
ム6の先端はカバーフレーム3の開口3bよりトレイ保
管部5のトレイ1上のディスク2の中央の穴に向けて挿
入されるように構成する。このアーム6によりトレイ上
の所定位置からのディスクのずれを容易に防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のディスクを
収納し、収納されたディスクを順次的に、かつ選択的に
再生することのできるディスクローディング装置におい
て、収納されたディスクを保持するディスク保持手段を
有するディスクローディング装置に関するものである。
収納し、収納されたディスクを順次的に、かつ選択的に
再生することのできるディスクローディング装置におい
て、収納されたディスクを保持するディスク保持手段を
有するディスクローディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のディスクを収納し、収納さ
れたディスクを順次的または選択的に再生することので
きるディスクローディング装置が各種開発されている。
従来のディスクローディング装置には、複数のディスク
を1枚のロータリートレイの同一平面内に搭載し、その
ロータリートレイを回転させて所望のディスクを再生位
置へ移送するロータリートレイ方式や、複数のディスク
をあらかじめ決められた所定の位置に収納して、再生の
都度選択されたディスクを再生位置へ移送する固定スト
ック方式があった。前者のロータリートレイ方式として
は、たとえば米国特許5,386,403号に開示され
たディスクローディング装置があり、このディスクロー
ディング装置は5枚のディスクを1枚のロータリートレ
イ上にその軸を中心にして同一円周上に搭載した装置で
ある。
れたディスクを順次的または選択的に再生することので
きるディスクローディング装置が各種開発されている。
従来のディスクローディング装置には、複数のディスク
を1枚のロータリートレイの同一平面内に搭載し、その
ロータリートレイを回転させて所望のディスクを再生位
置へ移送するロータリートレイ方式や、複数のディスク
をあらかじめ決められた所定の位置に収納して、再生の
都度選択されたディスクを再生位置へ移送する固定スト
ック方式があった。前者のロータリートレイ方式として
は、たとえば米国特許5,386,403号に開示され
たディスクローディング装置があり、このディスクロー
ディング装置は5枚のディスクを1枚のロータリートレ
イ上にその軸を中心にして同一円周上に搭載した装置で
ある。
【0003】後者の固定ストッカ方式としては、例えば
米国特許5,119,354号に開示された車載用のデ
ィスクローディング装置があった。このディスクローデ
ィング装置は、複数のディスクを積層して収納する固定
ストッカと、収納されたディスクの積層方向に移動可能
なディスクドライブユニットを具備している。このディ
スクローディング装置は、ディスクドライブユニットが
ディスクの収納位置まで移動して選択されたディスクを
固定ストッカから取り出し、その取り出されたディスク
を再生位置へ移送して再生するものである。
米国特許5,119,354号に開示された車載用のデ
ィスクローディング装置があった。このディスクローデ
ィング装置は、複数のディスクを積層して収納する固定
ストッカと、収納されたディスクの積層方向に移動可能
なディスクドライブユニットを具備している。このディ
スクローディング装置は、ディスクドライブユニットが
ディスクの収納位置まで移動して選択されたディスクを
固定ストッカから取り出し、その取り出されたディスク
を再生位置へ移送して再生するものである。
【0004】このような従来のディスクローディング装
置のうち、ロータリートレイ方式は一つのロータリトレ
イに複数のディスクを載置する構成であるため、大きな
ロータリートレイが必要であり、装置が大型になるとい
う問題点があった。
置のうち、ロータリートレイ方式は一つのロータリトレ
イに複数のディスクを載置する構成であるため、大きな
ロータリートレイが必要であり、装置が大型になるとい
う問題点があった。
【0005】また、固定ストッカ方式においては、複数
のトレイにおけるあらかじめ決められた位置に所定のデ
ィスクを収納するように構成されているため、収納され
たそれぞれのディスクを再生位置に移動するためには、
それぞれのディスクごとに異なる移動操作が必要であ
り、機構が複雑になり装置が大型になるという問題点が
あった。
のトレイにおけるあらかじめ決められた位置に所定のデ
ィスクを収納するように構成されているため、収納され
たそれぞれのディスクを再生位置に移動するためには、
それぞれのディスクごとに異なる移動操作が必要であ
り、機構が複雑になり装置が大型になるという問題点が
あった。
【0006】そこで本発明者は、上記のような問題点を
解決するために、先に特願平7−299074号を提案
した。これはディスクが載置される複数枚のトレイと、
前記トレイを積み重ねて支持する保管手段を有するフレ
ームと、前記トレイに載置されたディスクを再生位置に
おいて再生する再生手段と、前記トレイを前記フレーム
の外部へ排出するトレイ排出手段と、前記フレームの内
部において、前記保管手段により積み重ねて支持された
前記トレイの最下段位置のトレイを前記再生手段へ移動
して、前記再生手段上の当該トレイを前記保管手段の積
み重ねられた前記トレイの最上段位置のトレイ上へ順次
返却し、積み重ねられた前記トレイを循環動作させる構
成のトレイ駆動手段とを具備することで、単純な動作で
積み重ねられたトレイ上のディスクを順次的に、かつ選
択的に再生することのできる小型のディスクローディン
グ装置を得ることができる。
解決するために、先に特願平7−299074号を提案
した。これはディスクが載置される複数枚のトレイと、
前記トレイを積み重ねて支持する保管手段を有するフレ
ームと、前記トレイに載置されたディスクを再生位置に
おいて再生する再生手段と、前記トレイを前記フレーム
の外部へ排出するトレイ排出手段と、前記フレームの内
部において、前記保管手段により積み重ねて支持された
前記トレイの最下段位置のトレイを前記再生手段へ移動
して、前記再生手段上の当該トレイを前記保管手段の積
み重ねられた前記トレイの最上段位置のトレイ上へ順次
返却し、積み重ねられた前記トレイを循環動作させる構
成のトレイ駆動手段とを具備することで、単純な動作で
積み重ねられたトレイ上のディスクを順次的に、かつ選
択的に再生することのできる小型のディスクローディン
グ装置を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先に本
発明者が提案したディスクローディング装置には、保管
側のトレイ上のディスクが、外部振動や、ショックなど
の要因で所定位置よりずれてしまい、ディスクがディス
クローディング装置の中に入り込んでしまうという問題
点があった。
発明者が提案したディスクローディング装置には、保管
側のトレイ上のディスクが、外部振動や、ショックなど
の要因で所定位置よりずれてしまい、ディスクがディス
クローディング装置の中に入り込んでしまうという問題
点があった。
【0008】本発明は、簡単な構成で、保管側のトレイ
上のディスクを所定位置からずれないように保持するデ
ィスクローディング装置を提供することを目的としてな
されたものである。
上のディスクを所定位置からずれないように保持するデ
ィスクローディング装置を提供することを目的としてな
されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のディスクローディング装置は、ディスクが載
置されるトレイと、前記トレイを複数枚積み重ねて支持
する保管手段と、前記トレイに載置されたディスクを再
生位置において再生する再生手段と、前記保管手段によ
り積み重ねて支持された前記トレイの最下段位置のトレ
イを前記再生手段へ移動して、当該トレイを前記再生位
置から前記保管手段の積み重ねられた前記トレイの最上
段位置のトレイ上へ順次返却し、積み重ねられた前記ト
レイを循環動作させる構成のトレイ駆動手段と、ディス
クを保持するディスク保持手段とを備えた構成におい
て、前記保管手段に保管されているトレイ上のディスク
の中央の穴に前記アーム部材を挿入することにより、ト
レイ上の所定位置からのディスクのずれを容易に防止で
きるように作用するものである。
に本発明のディスクローディング装置は、ディスクが載
置されるトレイと、前記トレイを複数枚積み重ねて支持
する保管手段と、前記トレイに載置されたディスクを再
生位置において再生する再生手段と、前記保管手段によ
り積み重ねて支持された前記トレイの最下段位置のトレ
イを前記再生手段へ移動して、当該トレイを前記再生位
置から前記保管手段の積み重ねられた前記トレイの最上
段位置のトレイ上へ順次返却し、積み重ねられた前記ト
レイを循環動作させる構成のトレイ駆動手段と、ディス
クを保持するディスク保持手段とを備えた構成におい
て、前記保管手段に保管されているトレイ上のディスク
の中央の穴に前記アーム部材を挿入することにより、ト
レイ上の所定位置からのディスクのずれを容易に防止で
きるように作用するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ディスクが載置されるトレイと、前記トレイを複数
枚積み重ねて支持する保管手段と、前記トレイに載置さ
れたディスクを再生位置において再生する再生手段と、
前記保管手段により積み重ねて支持された前記トレイの
最下段位置のトレイを前記再生手段へ移動して、当該ト
レイを前記再生位置から前記保管手段の積み重ねられた
前記トレイの最上段位置のトレイ上へ順次返却し、積み
重ねられた前記トレイを循環動作させる構成のトレイ駆
動手段と、前記保管手段に保管されているトレイ上のデ
ィスクの中央の穴にアーム部材を挿入することによりデ
ィスクを保持するディスク保持手段とを備えた構成であ
り、前記アーム部材が保管側のトレイ上の所定位置のデ
ィスクの中央の穴に入ることで、ディスクがアーム部材
によって位置規制されるので、外部振動やショックを受
けてもディスクがトレイからずれることを防止できると
いう作用を有する。
は、ディスクが載置されるトレイと、前記トレイを複数
枚積み重ねて支持する保管手段と、前記トレイに載置さ
れたディスクを再生位置において再生する再生手段と、
前記保管手段により積み重ねて支持された前記トレイの
最下段位置のトレイを前記再生手段へ移動して、当該ト
レイを前記再生位置から前記保管手段の積み重ねられた
前記トレイの最上段位置のトレイ上へ順次返却し、積み
重ねられた前記トレイを循環動作させる構成のトレイ駆
動手段と、前記保管手段に保管されているトレイ上のデ
ィスクの中央の穴にアーム部材を挿入することによりデ
ィスクを保持するディスク保持手段とを備えた構成であ
り、前記アーム部材が保管側のトレイ上の所定位置のデ
ィスクの中央の穴に入ることで、ディスクがアーム部材
によって位置規制されるので、外部振動やショックを受
けてもディスクがトレイからずれることを防止できると
いう作用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1の構成に加えてディスク保持手段のアーム部材はディ
スク中央の穴に向けて回動して挿入することを特徴とす
るものである。
1の構成に加えてディスク保持手段のアーム部材はディ
スク中央の穴に向けて回動して挿入することを特徴とす
るものである。
【0012】この構成によってディスク保持手段の構造
を簡単にして少ない押圧力でディスクを保持できるよう
に作用する。
を簡単にして少ない押圧力でディスクを保持できるよう
に作用する。
【0013】また本発明の請求項3に記載の発明は、請
求項1または2に記載の構成に加えてアーム部材の先端
に回転可能なローラを有することを特徴とするものであ
る。
求項1または2に記載の構成に加えてアーム部材の先端
に回転可能なローラを有することを特徴とするものであ
る。
【0014】この構成によって保管側へ移動中のディス
クと前記アーム部材との接触抵抗を少なくし、また前記
ディスクとの接触面の傷付き防止ができるという作用を
有する。
クと前記アーム部材との接触抵抗を少なくし、また前記
ディスクとの接触面の傷付き防止ができるという作用を
有する。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1ないし3のいずれかの構成において、前記ディスク保
持手段のアーム部材は少なくとも前記保管手段に保管さ
れている最上段および最上段から二番目の位置のトレイ
に載置されているディスクの中央の穴に挿入されること
を特徴とするものである。
1ないし3のいずれかの構成において、前記ディスク保
持手段のアーム部材は少なくとも前記保管手段に保管さ
れている最上段および最上段から二番目の位置のトレイ
に載置されているディスクの中央の穴に挿入されること
を特徴とするものである。
【0016】この構成によって、上部からの保持がされ
ていない最上段のトレイ上のディスクが保持できる。つ
まり、トレイを循環動作させる際、最上段のトレイは、
最下段のトレイが演奏側へ移動した際、保管手段内のト
レイ全部がいったんトレイ1枚分下がるので最上段のト
レイの高さも下がるが、この状態においてもディスク保
持ができるという作用を有する。
ていない最上段のトレイ上のディスクが保持できる。つ
まり、トレイを循環動作させる際、最上段のトレイは、
最下段のトレイが演奏側へ移動した際、保管手段内のト
レイ全部がいったんトレイ1枚分下がるので最上段のト
レイの高さも下がるが、この状態においてもディスク保
持ができるという作用を有する。
【0017】以下本発明のディスクローディング装置の
実施の形態について、図1ないし図9を参照しながら詳
細に説明する。
実施の形態について、図1ないし図9を参照しながら詳
細に説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1のディスクローディング装置の構成を示す側断面
図、図2は同じくその動作説明のための側断面図であ
る。図1においてディスクローディング装置のベースフ
レーム4と、その上をおおうカバーフレーム3との内部
にはディスクローディングメカニズムを収容しており、
カバーフレーム3の下に複数枚の、図示では5枚のトレ
イ1aないし1eを保管する保管手段であるトレイ保管
部5が配置されている。トレイ1aないし1eには中央
穴を有するディスク2aないし2eがそれぞれ載置され
るようになっている。ディスクローディングメカニズム
は、この他にトレイを図の右方向にフレームより外方に
排出するトレイ排出手段13、ディスク再生手段11、
および図示を省略するがトレイ駆動手段等を備えてお
り、トレイ駆動手段の一部として動力源12cにより作
動する係止部材12a,12bを設けている。カバーフ
レーム3の上部にはホルダー9が固定されており、この
ホルダー9からアーム軸6aを回動軸として回動自在に
保持され、下方へ付勢されたアーム6がトレイ保管部5
内部のトレイ1e,1d上に載置されたディスク2e,
2dの中央の穴に向けて挿入されている。
態1のディスクローディング装置の構成を示す側断面
図、図2は同じくその動作説明のための側断面図であ
る。図1においてディスクローディング装置のベースフ
レーム4と、その上をおおうカバーフレーム3との内部
にはディスクローディングメカニズムを収容しており、
カバーフレーム3の下に複数枚の、図示では5枚のトレ
イ1aないし1eを保管する保管手段であるトレイ保管
部5が配置されている。トレイ1aないし1eには中央
穴を有するディスク2aないし2eがそれぞれ載置され
るようになっている。ディスクローディングメカニズム
は、この他にトレイを図の右方向にフレームより外方に
排出するトレイ排出手段13、ディスク再生手段11、
および図示を省略するがトレイ駆動手段等を備えてお
り、トレイ駆動手段の一部として動力源12cにより作
動する係止部材12a,12bを設けている。カバーフ
レーム3の上部にはホルダー9が固定されており、この
ホルダー9からアーム軸6aを回動軸として回動自在に
保持され、下方へ付勢されたアーム6がトレイ保管部5
内部のトレイ1e,1d上に載置されたディスク2e,
2dの中央の穴に向けて挿入されている。
【0019】図3はディスクローディング装置に設けら
れたディスク保持手段を説明するための分解斜視図であ
る。図3において、ホルダー9の爪部9aがカバーフレ
ーム3の穴部3aに挿入され、ホルダー9がカバーフレ
ーム3の上部に固定される。保持手段となるアーム6の
一端にはアーム軸6aが設けられ、このアーム軸6aが
ホルダー9の穴9bによって回動自在に保持され、アー
ム6のアーム軸6aに設けられたばね10の一端をアー
ム6の引っ掛け部6cに、他端をホルダー9に掛けるこ
とでアーム6を矢印ア方向へ付勢している。そして、ア
ーム6の回動方向のストッパーとして、図4に示すよう
にアーム6の引っ掛け部6cの反対側にリブ6dを設
け、これがホルダー9に設けたストッパー爪部9cと当
接することで位置を決めている。また、アーム6の他方
の一端には爪部6bが設けられ、ローラ軸7を回転可能
な状態で保持している。そしてローラ軸7の中央にはロ
ーラ8が設けられている。図5は、このアーム6とロー
ラ軸7との取り付け部を示す断面図である。ローラ軸7
は爪部6bの引掛部6eと当接部6fとの間に保持され
ている。アーム6の先端はカバーフレーム3の上部の開
口3bよりトレイ保管部5に向かっている。
れたディスク保持手段を説明するための分解斜視図であ
る。図3において、ホルダー9の爪部9aがカバーフレ
ーム3の穴部3aに挿入され、ホルダー9がカバーフレ
ーム3の上部に固定される。保持手段となるアーム6の
一端にはアーム軸6aが設けられ、このアーム軸6aが
ホルダー9の穴9bによって回動自在に保持され、アー
ム6のアーム軸6aに設けられたばね10の一端をアー
ム6の引っ掛け部6cに、他端をホルダー9に掛けるこ
とでアーム6を矢印ア方向へ付勢している。そして、ア
ーム6の回動方向のストッパーとして、図4に示すよう
にアーム6の引っ掛け部6cの反対側にリブ6dを設
け、これがホルダー9に設けたストッパー爪部9cと当
接することで位置を決めている。また、アーム6の他方
の一端には爪部6bが設けられ、ローラ軸7を回転可能
な状態で保持している。そしてローラ軸7の中央にはロ
ーラ8が設けられている。図5は、このアーム6とロー
ラ軸7との取り付け部を示す断面図である。ローラ軸7
は爪部6bの引掛部6eと当接部6fとの間に保持され
ている。アーム6の先端はカバーフレーム3の上部の開
口3bよりトレイ保管部5に向かっている。
【0020】以上のように構成された本実施形態のディ
スクローディング装置について、以下その動作を説明す
る。図1において図示しないトレイ駆動手段はトレイ保
管部5に5枚保管されたトレイ1のうちの最下段のトレ
イ1aをディスク2aを載置したまま再生位置へ移動
し、再生手段11に装着したところを示す。このあと動
力源12cにより係止部材12a,12bを動かしてト
レイ1bの係止を外すとトレイ1bはトレイ1aのあっ
た位置へ降下し、トレイ1bないし1eはディスク2b
ないし2eを載置したまま、それぞれトレイ1枚分ずつ
降下する。ディスク2aの再生が終わり、またはディス
ク2aを再生する必要がない場合は、図示しないトレイ
駆動手段が図2のように再生手段11をディスク2aを
載置したままのトレイ1aを伴って上方へ移動させ、つ
いでトレイ1aをディスク2aを載置したままトレイ保
管部5の最上段へ返却するように動作する。複数枚のト
レイ1のうちの任意のトレイ、たとえばトレイ1dに載
置されたディスク2dを演奏するときは、このトレイ1
dが再生手段11の再生位置に来るまでこの循環操作を
繰り返す。
スクローディング装置について、以下その動作を説明す
る。図1において図示しないトレイ駆動手段はトレイ保
管部5に5枚保管されたトレイ1のうちの最下段のトレ
イ1aをディスク2aを載置したまま再生位置へ移動
し、再生手段11に装着したところを示す。このあと動
力源12cにより係止部材12a,12bを動かしてト
レイ1bの係止を外すとトレイ1bはトレイ1aのあっ
た位置へ降下し、トレイ1bないし1eはディスク2b
ないし2eを載置したまま、それぞれトレイ1枚分ずつ
降下する。ディスク2aの再生が終わり、またはディス
ク2aを再生する必要がない場合は、図示しないトレイ
駆動手段が図2のように再生手段11をディスク2aを
載置したままのトレイ1aを伴って上方へ移動させ、つ
いでトレイ1aをディスク2aを載置したままトレイ保
管部5の最上段へ返却するように動作する。複数枚のト
レイ1のうちの任意のトレイ、たとえばトレイ1dに載
置されたディスク2dを演奏するときは、このトレイ1
dが再生手段11の再生位置に来るまでこの循環操作を
繰り返す。
【0021】図6は、トレイ1aがトレイ保管部5の最
上段に返却される途中の状態を示している。この図6の
状態では、アーム6は図4で示すアーム6のリブ6dと
ホルダー9のストッパー爪部9cが当接した位置にあ
り、この状態でアーム6はこれから挿入されて最上段の
位置となるトレイ1aと、上から2番目のトレイとなる
トレイ1eとのそれぞれに載置されたディスク2a,2
eのセンター穴に入り込める高さとなっている。そのた
め上から2番目になろうとするトレイ1e上のディスク
2eが容易にトレイ1eからずれないように保持するこ
とができる。これは、再生のために最下段のトレイが演
奏側へ移動した際、保管側のトレイ全部がいったんトレ
イ1枚分下がるので、最上段であったトレイ1eの高さ
も1枚分下がるが、そのときもディスク2eの保持がで
きるようにするためである。
上段に返却される途中の状態を示している。この図6の
状態では、アーム6は図4で示すアーム6のリブ6dと
ホルダー9のストッパー爪部9cが当接した位置にあ
り、この状態でアーム6はこれから挿入されて最上段の
位置となるトレイ1aと、上から2番目のトレイとなる
トレイ1eとのそれぞれに載置されたディスク2a,2
eのセンター穴に入り込める高さとなっている。そのた
め上から2番目になろうとするトレイ1e上のディスク
2eが容易にトレイ1eからずれないように保持するこ
とができる。これは、再生のために最下段のトレイが演
奏側へ移動した際、保管側のトレイ全部がいったんトレ
イ1枚分下がるので、最上段であったトレイ1eの高さ
も1枚分下がるが、そのときもディスク2eの保持がで
きるようにするためである。
【0022】その後、図7のように、トレイ1aが矢印
イ方向へ移動すると、トレイ1aの先端が、ついでディ
スク2aの先端が、アーム6に保持されたローラ8に接
触し、アーム6はその軸6aを中心に矢印ウ方向へ回動
する。そしてローラ8はディスク2の上面を転がってい
く。ここで、ばね10によるローラ8のディスク2aへ
の押圧力であるが、あまり強すぎるとディスク2aをト
レイ1aの定位置からずらしてしまうので、実際には、
数グラム程度のものとする。
イ方向へ移動すると、トレイ1aの先端が、ついでディ
スク2aの先端が、アーム6に保持されたローラ8に接
触し、アーム6はその軸6aを中心に矢印ウ方向へ回動
する。そしてローラ8はディスク2の上面を転がってい
く。ここで、ばね10によるローラ8のディスク2aへ
の押圧力であるが、あまり強すぎるとディスク2aをト
レイ1aの定位置からずらしてしまうので、実際には、
数グラム程度のものとする。
【0023】そして図8のようにトレイ1aがトレイ保
管部5の最上段への返却を完了すると、アーム6がばね
10の復帰力により、前記トレイ1aに載置されたディ
スク2aの中央の穴にアーム6が入り込む。このため、
トレイ保管部5のディスク2aはアーム6が妨げにな
り、移動できなくなるので、トレイ1aからずれること
はない。
管部5の最上段への返却を完了すると、アーム6がばね
10の復帰力により、前記トレイ1aに載置されたディ
スク2aの中央の穴にアーム6が入り込む。このため、
トレイ保管部5のディスク2aはアーム6が妨げにな
り、移動できなくなるので、トレイ1aからずれること
はない。
【0024】以上のように本実施形態によれば、カバー
フレーム3の上部に回動可能なアーム6などのアーム部
材を設けることにより、トレイ保管部5のトレイ1に載
置されたディスク2の保持を容易に行うことができる。
フレーム3の上部に回動可能なアーム6などのアーム部
材を設けることにより、トレイ保管部5のトレイ1に載
置されたディスク2の保持を容易に行うことができる。
【0025】なお図9に示すように、トレイ1に載置さ
れた小径のディスク2fについても同様の効果があるこ
とはいうまでもない。
れた小径のディスク2fについても同様の効果があるこ
とはいうまでもない。
【0026】またアーム6はディスクに向かって回動し
てディスク2の中央の穴に入り込む構成で説明したが、
アームがディスク2の中央の穴にディスク面に垂直な方
向に入り込むようにしても差し支えない。このときはト
レイ1がトレイ保管部5に挿入される部分にテーパーを
設け、このテーパーによってアームを押し上げるように
すればよい。
てディスク2の中央の穴に入り込む構成で説明したが、
アームがディスク2の中央の穴にディスク面に垂直な方
向に入り込むようにしても差し支えない。このときはト
レイ1がトレイ保管部5に挿入される部分にテーパーを
設け、このテーパーによってアームを押し上げるように
すればよい。
【0027】またローラ8はローラ軸7により回転可能
な構造として説明したが、アーム6が摩擦の小さい材料
であれば回転しなくても同様の効果は得られるので、ア
ーム6の先端を円滑にしてローラと一体にしてもよい。
な構造として説明したが、アーム6が摩擦の小さい材料
であれば回転しなくても同様の効果は得られるので、ア
ーム6の先端を円滑にしてローラと一体にしてもよい。
【0028】さらに実施の形態1では、トレイ保管部5
のディスク保持は、最上段から二段目までであるが、ア
ーム6の軸6aの位置をさらに図の左方へ移動し、アー
ム6の回転半径を長くすることで、アーム6がさらに下
部まで達するので、トレイ保管部5のディスク保持は、
最上段から三段目以上も可能なようにすることができ
る。
のディスク保持は、最上段から二段目までであるが、ア
ーム6の軸6aの位置をさらに図の左方へ移動し、アー
ム6の回転半径を長くすることで、アーム6がさらに下
部まで達するので、トレイ保管部5のディスク保持は、
最上段から三段目以上も可能なようにすることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明のディスクローディ
ング装置は、ディスクが載置されるトレイと、トレイを
複数枚積み重ねて支持する保管手段と、トレイに載置さ
れたディスクを再生位置において再生する再生手段と、
保管手段により積み重ねて支持されたトレイの最下段位
置のトレイを再生手段へ移動して、このトレイを再生位
置から保管手段の積み重ねられたトレイの最上段位置の
トレイ上へ順次返却し、積み重ねられたトレイを循環動
作させる構成のトレイ駆動手段と、保管手段に保管され
ているトレイ上のディスクの中央の穴にアーム部材を挿
入することによりディスクを保持するディスク保持手段
とを備えたことにより、簡単な構成で最上段のトレイに
載置されたディスクが外部からの振動やショック等によ
りトレイからずれるのを防止できる。
ング装置は、ディスクが載置されるトレイと、トレイを
複数枚積み重ねて支持する保管手段と、トレイに載置さ
れたディスクを再生位置において再生する再生手段と、
保管手段により積み重ねて支持されたトレイの最下段位
置のトレイを再生手段へ移動して、このトレイを再生位
置から保管手段の積み重ねられたトレイの最上段位置の
トレイ上へ順次返却し、積み重ねられたトレイを循環動
作させる構成のトレイ駆動手段と、保管手段に保管され
ているトレイ上のディスクの中央の穴にアーム部材を挿
入することによりディスクを保持するディスク保持手段
とを備えたことにより、簡単な構成で最上段のトレイに
載置されたディスクが外部からの振動やショック等によ
りトレイからずれるのを防止できる。
【0030】またディスク保持手段のアーム部材は少な
くとも保管手段に保管されている最上段および最上段か
ら二番目の位置のトレイに載置されているディスクの中
央の穴に挿入されるように構成したことにより、保管手
段から最下段のトレイを再生手段へ移動したときに積み
重ねられたトレイが保管手段内のトレイ全部がいったん
トレイ1枚分下がり、最上段のトレイの高さも下がる
が、この状態においてもトレイ上の所定位置からのディ
スクのずれを容易に防止できるという有利な効果が得ら
れる。
くとも保管手段に保管されている最上段および最上段か
ら二番目の位置のトレイに載置されているディスクの中
央の穴に挿入されるように構成したことにより、保管手
段から最下段のトレイを再生手段へ移動したときに積み
重ねられたトレイが保管手段内のトレイ全部がいったん
トレイ1枚分下がり、最上段のトレイの高さも下がる
が、この状態においてもトレイ上の所定位置からのディ
スクのずれを容易に防止できるという有利な効果が得ら
れる。
【図1】本発明の実施の形態1のディスクローディング
装置の構成を示す側断面図
装置の構成を示す側断面図
【図2】同じくそのトレイの循環動作説明のための側断
面図
面図
【図3】同ディスクローディング装置に設けられたディ
スク保持手段を説明するための分解斜視図
スク保持手段を説明するための分解斜視図
【図4】同じくディスク保持手段のアーム6のホルダー
9に対する係止状態を示す側面図
9に対する係止状態を示す側面図
【図5】同アーム6とローラ軸7との取り付け部を示す
断面図
断面図
【図6】同トレイ返却途中のディスク保持手段のディス
ク保持状態を示す側断面図
ク保持状態を示す側断面図
【図7】同返却中のトレイによってディスク保持手段が
回動する状態を示す側断面図
回動する状態を示す側断面図
【図8】同トレイの返却完了時のディスク保持手段のデ
ィスク保持状態を示す側断面図
ィスク保持状態を示す側断面図
【図9】同小径のディスクに対するディスク保持手段の
ディスク保持状態を示す側断面図
ディスク保持状態を示す側断面図
1 トレイ 2 ディスク 5 トレイ保管部 6 アーム 6a アーム軸 6b 爪部 6c 引っ掛け部 6d リブ 7 ローラ軸 8 ローラ 9 ホルダー 10 ばね 11 再生手段
Claims (4)
- 【請求項1】 ディスクが載置されるトレイと、 前記トレイを複数枚積み重ねて支持する保管手段と、 前記トレイに載置されたディスクを再生位置において再
生する再生手段と、 前記保管手段により積み重ねて支持された前記トレイの
最下段位置のトレイを前記再生手段へ移動して、当該ト
レイを前記再生位置から前記保管手段の積み重ねられた
前記トレイの最上段位置のトレイ上へ順次返却し、積み
重ねられた前記トレイを循環動作させる構成のトレイ駆
動手段と、 前記保管手段に保管されているトレイ上のディスクの中
央の穴にアーム部材を挿入することによりディスクを保
持するディスク保持手段とを備えたディスクローディン
グ装置。 - 【請求項2】 ディスク保持手段のアーム部材はディス
ク中央の穴に向けて回動して挿入することを特徴とする
請求項1に記載のディスクローディング装置。 - 【請求項3】 ディスク保持手段はアーム部材の先端に
回転可能なローラを有することを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のディスクローディング装置。 - 【請求項4】 ディスク保持手段のアーム部材は少なく
とも保管手段に保管されている最上段および最上段から
二番目の位置のトレイに載置されているディスクの中央
の穴に挿入されることを特徴とする請求項1ないし3の
いずれか1項に記載のディスクローディング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03769796A JP3564849B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ディスクローディング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03769796A JP3564849B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ディスクローディング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09231659A true JPH09231659A (ja) | 1997-09-05 |
JP3564849B2 JP3564849B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=12504744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03769796A Expired - Fee Related JP3564849B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ディスクローディング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3564849B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP03769796A patent/JP3564849B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3564849B2 (ja) | 2004-09-15 |
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