JPH09231195A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JPH09231195A
JPH09231195A JP8038220A JP3822096A JPH09231195A JP H09231195 A JPH09231195 A JP H09231195A JP 8038220 A JP8038220 A JP 8038220A JP 3822096 A JP3822096 A JP 3822096A JP H09231195 A JPH09231195 A JP H09231195A
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clock
flag
microprocessor
peripheral device
generation circuit
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JP8038220A
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English (en)
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Kunihiko Nakada
邦彦 中田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロプロセッサとその周辺装置とからな
るマイクロコンピュータタシステムにおいて、平均電流
は低減できるものの一時的な最大電流を低減することが
できないという問題点があった。 【解決手段】 マイクロプロセッサに供給されるクロッ
クと周辺装置に供給されるクロックとが同時に発生もし
くは供給されないようにして、マイクロプロセッサと周
辺装置とを完全に時分割動作させることによって、マイ
クロコンピュータ全体の最大消費電流を低減させるよう
にした。 【効果】 トータルの最大消費電流を低減可能であると
ともに、最大消費電流を低減するか性能を優先するか任
意に設定可能な汎用性もしくは柔軟性の高いマイクロコ
ンピュータを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック発生回路
を備えたデータ処理装置またはシングルチップ・マイク
ロコンピュータ(本明細書においては、マイクロプロセ
ッサもしくはマイクロプロセッサとその周辺装置を含ん
だシステムをマイクロコンピュータと称する)に適用し
て有効な技術に関し、特に消費電流の低減に利用して有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】クロックによって動作するマイクロコン
ピュータにおいて消費される電流は、、クロックの周波
数に比例して増大する。マイクロコンピュータを使用し
たシステムにおいては、従来から消費電流を低減するこ
とが重要な課題であり、例えばクロックを停止させるこ
とで消費電流を低減させる技術が提案されている。具体
的には、スリープ(SLEEP)命令などと呼称されて
いる命令を実行すると、自身に供給されるクロックが停
止されるように構成されたマイクロプロセッサが実用化
されている。
【0003】また、マイクロプロセッサとその周辺装置
とからなるマイクロコンピュータシステムにおいて、マ
イクロプロセッサが周辺装置へ供給されるクロックを制
御することにより必要な時にのみ周辺装置を動作させ、
周辺装置で消費される平均的な電流を低減させる技術が
知られている。このようなクロック停止機能を備えたマ
イクロプロセッサに関しては、例えば(株)日立製作
所、平成5年9月発行「HD64180Z,HD641
80R1(8ビットマイクロプロセッサ)ユーザーズマ
ニュアル(第7版)」に記載されている。
【0004】さらに、整数演算ユニットの他に浮動小数
点演算ユニットを備えたマイクロプロセッサにおいて、
浮動小数点演算ユニットを使用していない間、浮動小数
点演算ユニットへのクロックの供給を停止することで消
費電力の低減を図ったマイクロプロセッサも提案されて
いる(特開平3−167615号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術によれば、マイクロコンピュータで消費
される平均電流は低減できるものの一時的な最大電流を
低減することができないという問題点があった。
【0006】図7には、公知例ではないが、本発明に先
立って本発明者が検討したマイクロコンピュータのブロ
ック図を示す。図7において、1はマイクロプロッセッ
サ、2は周辺装置、3はクロック発生回路、4はROM
(読み出し専用メモリ)、5はRAM(随時読み出し書
き込み可能なメモリ)であり、クロック発生回路3以外
はバス6によって互いに接続されている。クロック発生
回路3は、マイクロプロセッサの動作クロックCK1を
発生するクロック発生回路3aと、周辺装置の動作クロ
ックCK2を発生するクロック発生回路3bとを備えて
いる。
【0007】また、11は命令レジスタ、12は命令デ
コーダ、13はマイクロROM、14は実行ユニット、
15はスリープフラグ、21は周辺装置動作フラグ、2
3は割込みフラグであり、マイクロプロセッサ1がスト
ア命令を実行してバス6を介して周辺装置動作フラグ2
1をセットすると、クロック発生回路3bが起動されて
周辺装置2にクロックCK2を供給することにより周辺
装置2が動作を開始する。その後、マイクロプロセッサ
1がスリープ命令を実行してスリープフラグ15をセッ
トすると、クロック発生回路3aがクロックCK1の発
生を停止し、マイクロプロセッサ1の消費電流が低減さ
れる。
【0008】そして、周辺装置2における処理が終了す
ると、周辺装置2が割込みフラグ23をセットしてマイ
クロプロセッサ1に対して割込み信号INTを発生し、
この信号によってスリープフラグ15がリセットされ、
これによってクロック発生回路3aが起動されてマイク
ロプロセッサ1にクロックCK1を供給し、マイクロプ
ロセッサ1が動作を再開する。その後、マイクロプロセ
ッサ1がストア命令を実行して周辺装置動作フラグ21
をリセットすると、クロック発生回路3bがクロックC
K2の発生を停止し、周辺装置2の消費電流が低減され
る。
【0009】図9に上記手順のフローを、また図8に上
記手順が実行されている間における各種信号のタイミン
グを示す。図8の一番下に示されているのがマイクロコ
ンピュータ全体の消費電流波形である。この波形から明
らかなように、図7のシステムにおいては、期間BとD
でマイクロプロセッサ1と周辺装置2とが同時に動作す
るため、トータルの消費電流が一時的に増大してしま
う。
【0010】この発明の目的は、トータルの最大消費電
流を低減可能なマイクロコンピュータを提供することに
ある。
【0011】この発明の他の目的は、最大消費電流を低
減するか性能を優先するか任意に設定可能な汎用性もし
くは柔軟性の高いマイクロコンピュータを提供すること
にある。
【0012】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0014】すなわち、マイクロプロセッサに供給され
るクロックと周辺装置に供給されるクロックとが同時に
発生もしくは供給されないようにして、マイクロプロセ
ッサと周辺装置とを時分割動作させることによって、デ
ータ処理装置またはシングルチップ・マイクロコンピュ
ータ全体の最大消費電流を低減させるようにしたもので
ある。
【0015】ここで、マイクロプロセッサはバスマスタ
となり得るデバイスであり、周辺装置はバススレーブと
なるデバイスである。
【0016】また、望ましくは上記クロック発生回路が
マイクロプロセッサに供給されるクロックと周辺装置に
供給されるクロックとを相補的に発生するか同時に発生
可能にすることを指示する動作モード設定手段を設ける
ようにする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0018】図1には、本発明に係るデータ処理装置ま
たはシングルチップ・マイクロコンピュータの一実施例
のブロック図が示されている。図1において、1はマイ
クロプロッセッサ、2は周辺装置、3はクロック発生回
路、4はマイクロプロセッサ1が実行すべきプログラム
や固定データが格納されたROM(読み出し専用メモ
リ)、5はマイクロプロセッサ1の作業領域を提供する
RAM(随時読み出し書き込み可能なメモリ)であり、
マイクロプロッセッサ1と、周辺装置2、ROM4およ
びRAM5はバス6によって互いに接続されている。図
1のバス6には、アドレスバスとデータバスおよびリー
ド/ライト制御信号の供給線が含まれる。特に制限され
ないが、この実施例では、図1に示されている全ての機
能ブロックは単結晶シリコン基板のような一個の半導体
チップ上において形成される。
【0019】クロック発生回路3は、マイクロプロセッ
サ1の動作クロックCK1を発生するクロック発生回路
3aと、周辺装置2の動作クロックCK2を発生するク
ロック発生回路3bとを備えている。特に制限されない
が、この実施例のクロック発生回路3は上記半導体チッ
プの外部から供給される基本クロックCLKに基づいて
これを直接用いたり分周したり位相をずらしたりして、
マイクロプロセッサ1や周辺装置2が必要とする複数の
クロックを形成する機能を備えている。図1に示されて
いるクロックCK1,CK2はそれぞれ複数のクロック
を総称したものを示しており、クロックが単一であるこ
とを意味するものではない。なお、クロックCK1とC
K2は同一周波数のクロックであってもよいし、異なる
周波数であってもよい。
【0020】また、マイクロプロセッサ1は、バス6を
介して上記ROM4から読み出された命令を保持する命
令レジスタ11、命令レジスタ11に取り込まれた命令
をデコードする命令デコーダ12、各命令に対応した一
連のマイクロ命令からなるマイクロプログラムが格納さ
れ制御信号を生成するマイクロROM13、各種レジス
タや演算器等を有し命令レジスタ11に取り込まれた命
令に対応した処理を実行する実行ユニット14、スリー
プ命令が実行されたときにセットされるスリープフラグ
15等を備えている。なお、このスリープフラグ15
は、マイクロプロセッサの制御状態を示すいわゆるコン
トロールレジスタ内の1ビットとして用意しておいても
よい。また、マイクロプログラム方式の制御部の代わり
にランダムロジック方式の制御部を設けるようにしても
良い。
【0021】この実施例の周辺装置2は、例えばタイマ
やシリアル通信インターフェィス、DMAコントローラ
(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)等狭
義の周辺装置の他、浮動小数点演算コプロセッサや整数
演算コプロセッサ、乗算器、積和演算器、DSP(ディ
ジタル・シグナル・プロセッサ)等マイクロプロセッサ
に代わって高度の演算を実行してマイクロプロセッサを
補助するプロセッサである。周辺装置2には、該周辺装
置2が動作すべきか否かを示す周辺装置動作フラグ21
と、該動作フラグ21の状態と上記マイクロプロセッサ
1内のスリープフラグ15の状態との論理積によって上
記クロック発生回路3bに対してクロックの発生/停止
を指示する制御信号CNTbを形成するANDゲート2
2と、周辺装置が動作を終了した時点でマイクロプロセ
ッサ1に対して割込みを許可する割込み許可フラグ23
bと、上記周辺装置動作フラグ21の反転信号を生成す
るインバータ23cと、該インバータ23cと上記割込
み許可フラグ23bとの論理積によってマイクロプロセ
ッサ1への割込み信号INTを生成するANDゲート2
3dとが設けられている。
【0022】次に、図1の実施例のマイクロコンピュー
タにおいてマイクロプロセッサ1が周辺装置2に対して
所定の動作を指示して実行させる場合の一連の動作を説
明する。この際、クロック発生回路3aからクロックC
K1が供給されてマイクロプロセッサ1が動作状態にあ
り、クロック発生回路3bはクロックの発生を停止した
状態にあるものとする。この状態から先ず、マイクロプ
ロセッサ1はストア命令を実行してバス6を介して周辺
装置動作フラグ21と割込み許可フラグ23bをセット
する。次に、マイクロプロセッサ1がスリープ命令を実
行してスリープフラグ15をセットする。その結果、ス
リープフラグ15からの制御信号CNTaによってクロ
ック発生回路3aがクロックCK1の発生を停止すると
ともに、上記スリープフラグ15の状態と動作フラグ2
1の状態との論理積をとるANDゲート22からの制御
信号CNTbによって上記クロック発生回路3bが起動
されて周辺装置2にクロックCK2を供給することによ
り周辺装置2が動作を開始する。
【0023】その後、周辺装置2における処理が終了す
ると、周辺装置動作フラグ21が自動的にリセットされ
る。その結果、ANDゲート22から出力される制御信
号CNTbがロウレベルに変化してクロック発生回路3
bはクロックの発生を停止するとともに、インバ−タ2
3cの出力がハイレベルに変化してANDゲート23d
から出力される割込み信号INTが出力され、スリープ
フラグ15がリセットされる。これにより、スリープフ
ラグ15から出力される制御信号CNTaがロウレベル
に変化してクロック発生回路3aが起動されてマイクロ
プロセッサ1にクロックCK1を供給し、マイクロプロ
セッサ1が動作を再開する。
【0024】図2には、上記手順に従った動作における
マイクロコンピュータ内の各種信号のタイミングと消費
電流波形が示されている。図2と図8とを比較すると明
らかなように、本実施例のマイクロコンピュータにおい
ては、マイクロプロセッサ1の動作クロックCK1と周
辺装置2の動作クロックCK2とが同時に発生すること
がないので、最大消費電流はマイクロプロセッサ1の消
費電流または周辺装置2の消費電流のいずれか大きい方
(図2ではマイクロプロセッサの消費電流)となり、図
7のシステムに比べて大幅に低減される。
【0025】図3には、上記周辺装置2の一例として演
算用コプロセッサの構成例を示す。この実施例のコプロ
セッサは、バス6を介してマイクロプロセッサ1から供
給される入力用のデータレジスタ24a,24bと、該
データレジスタ24a,24bに入力されたデータ同士
を演算する演算ユニット25と、該演算ユニット25に
より実行された演算結果を保持するデータレジスタ24
cと、上記データレジスタ24a〜24cや演算ユニッ
ト25を制御して所定の演算処理を実行させる制御部2
6と、コプロセッサの制御内容を指示するコントロール
レジスタ27とを備えている。そして、このコントロー
ルレジスタ27の任意の1ビットに図1における周辺装
置動作フラグ21および割込み許可フラグ23bがそれ
ぞれ割り当てられている。
【0026】上記制御部26は、特に制限されないが、
ランダムロジックで構成されており、クロック発生回路
3bからクロックが供給されると自動的に制御をスター
トして、そのときデータレジスタ24a,24bに保持
されているデータの演算を行なうように構成されてい
る。また、上記制御部26には、コプロセッサの動作終
了を検出して上記周辺装置動作フラグ21のリセット制
御を行なう割込み制御論理が設けられている。更に、こ
の実施例では、データレジスタ24a,24bおよびコ
ントロールレジスタ27としてクロックなしでバス6上
のデータをラッチできるような構成のレジスタが使用さ
れている。
【0027】図4には、そのようなクロックなしのラッ
チが可能なレジスタの構成例が示されている。なお、図
4は、レジスタを構成する1ビットのラッチ回路を示
す。各レジスタは、図4に示すように互いの入出力端子
が交差結合された一対のNORゲートからなるフリップ
フロップを含むラッチ回路40がビット数分だけ設けら
れてなる。各レジスタに対応して、そのレジスタに割当
てられたアドレスをデコードしてイネーブル信号を形成
するアドレスデコーダ41と、該アドレスデコーダのデ
コード信号と書込み制御信号(ライト制御信号)との論
理積をとった信号を上記フリップフロップの一方の入力
端子に供給するANDゲート42が設けられている。そ
して、上記フリップフロップの他方の入力端子にデータ
バス6b上の信号が入力されており、当該レジスタを指
定するアドレスがアドレスバス6aを介してアドレスデ
コーダ41に供給されかつライト制御信号が有効なレベ
ル(ハイレベル)にされたときにデータバス6b上の信
号がラッチ回路40に取り込まれるように構成されてい
る。
【0028】また、レジスタを構成する各ラッチ回路4
0には、出力用のバッファ回路43が設けられており、
このバッファ回路43は上記アドレスデコーダ41のデ
コード信号と読出し制御信号(リード制御信号)との論
理積をとるANDゲート44の出力によって制御される
ように構成されており、当該レジスタを指定するアドレ
スがアドレスバス6aを介してアドレスデコーダ41に
供給されかつリード制御信号が有効なレベル(ハイレベ
ル)にされたときにラッチ回路40に保持されていたデ
ータが上記バッファ回路43を介してデータバス6b上
に出力されるように構成されている。
【0029】図5には、本発明に係るマイクロコンピュ
ータの第2の実施例のブロック図が示されている。この
実施例は、図1の実施例に加えて、周辺装置2内にバス
6に接続された動作モードフラグ28と、該動作モード
フラグ28の出力信号とマイクロプロセッサ1内のスリ
ープフラグ15からの出力信号とを入力信号とするOR
ゲート29とを設けたものである。この実施例において
は、マイクロプロセッサ1が予め上記動作モードフラグ
28をセットしておくと、スリープフラグ15の状態に
かかわらずANDゲート22が開かれた状態となり、周
辺装置動作フラグ21がセットされるのと同時にクロッ
ク発生回路3bに対する制御信号CNTbが動作を示す
ハイレベルに変化してクロックCK2の発生が開始され
るように構成されている。
【0030】上記のように動作モードフラグ28をセッ
トしておくことによって、この実施例のマイクロコンピ
ュータは図7に示されているマイクロコンピュータと同
じように動作する。つまり、マイクロプロセッサ1のク
ロックCK1が停止する前に周辺装置2のクロックCK
2の発生が開始される(図8参照)。一方、上記動作モ
ードフラグ28をリセットしておくと、この実施例のマ
イクロコンピュータは図1に示されているマイクロコン
ピュータと同じように動作する。つまり、マイクロプロ
セッサ1のクロックCK1が停止するのと同時に周辺装
置2のクロックCK2の発生が開始される(図2参
照)。
【0031】ところで、図1の実施例のマイクロコンピ
ュータにあってはクロックCK1とCK2とが同時に発
生されることがないので、前述したように最大動作電流
を低減することができる。一方、図7に示すマイクロコ
ンピュータにあっては最大動作電流は大きいもののマイ
クロプロセッサ1と周辺装置2とを同時に動作させるこ
とができるため、並列処理を行なうことで処理時間は短
いという利点を有している。図5の実施例のマイクロコ
ンピュータは動作モードフラグ28を設けたことによ
り、上記いずれの動作モードでも動作させることができ
るため、ユーザーがシステムに応じて動作モードを設定
することができ、マイクロコンピュータの汎用性が向上
するという効果を奏する。また、上記動作モードフラグ
28をプログラムによって変更することでシステムの柔
軟性を向上させることもできる。なお、上記動作モード
フラグ28の代わりに外部からモードを指定する信号を
入力するための端子を設けたり、ヒューズ素子やFAM
OS(フローティグゲート・アバランシェMOSFE
T)のような不揮発性の素子を利用したモード設定手段
を設けて、適用するシステムに応じてマイクロコンピュ
ータの上記動作モードをいずれかに設定できるように構
成しても良い。 (第3実施例)この実施例は、クロック発生回路3a,
3bを分周比が可変なプログラマブル分周器を用いて構
成するようにしたものである。
【0032】これにより、マイクロプロセッサ1と周辺
装置2の各々の消費電流が極端にアンバランスな場合に
消費電流の大きな方に供給されるクロックの周波数を下
げて、消費電流を同程度にし、本発明の効果がより顕著
に得られるようにすることができる。また、上記実施例
では、いずれか一方のクロックを停止できるようにして
消費電流の低減を図っているが、プログラマブル分周器
を用いることによりクロックを完全に停止させる代わり
にその周波数をできるだけ低くすることでその消費電流
を他方に比べて無視できるほど小さくし、最大消費電流
を低減するという本願発明の目的を達成することができ
る。
【0033】図6には、本発明に係るマイクロコンピュ
ータをICカード用チップに適用した場合の実施例が示
されている。同図において、図1と同一符号が付された
ブロックは同一の機能を有する回路ブロックである。す
なわち、1はマイクロプロッセッサ、2は周辺装置とし
てのコプロセッサ、3はクロック発生回路、4はRO
M、5はRAMである。図1のマイクロコンピュータと
の相違は、図6の実施例ではI/Oポート7が示されて
いる点と、マイクロプロセッサ1にICカード特有の制
御を可能にするためのシステムコントロールロジック1
6が付加されている点のみである。なお、図6におい
て、31は+5Vのような電源電圧端子、32は接地電
位のような電源電圧端子、33はリセット信号の入力端
子、34はクロック入力端子、35はデータ入出力用の
端子であり、ICカードではこれらの端子はカードの表
面に形成される電極に接続される。
【0034】なお、この実施例では、バスはアドレスバ
ス6aとデータバス6bとに分けて図示してある。一
方、図1,図3,図5の実施例のマイクロコンピュータ
においてはアドレスバスとデータバスを一体に示してあ
る。アドレスバスが存在しないという意味で省略したも
のではない。
【0035】この場合、ICカード応用システムの最大
消費電流の規格値が上記マイクロプロセッサ1の消費電
力と周辺装置2の消費電力とを加算した値より小さいよ
うなとき、マイクロプロセッサ1と周辺装置2とを択一
的に動作させることにより、上記規格値を満足できる。
【0036】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0037】上記実施例では、マイクロプロセッサ1と
周辺装置2とを明確に分けて記載したが、特に周辺装置
がコプロセッサのような場合、マイクロプロセッサとコ
プロセッサとを合わせたものをマイクロプロセッサと称
することもある。本発明はその場合も含むものであり、
マイクロプロセッサと周辺装置という構成に限定される
ものでないことはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0039】すなわち、トータルの最大消費電流を低減
可能であるとともに、最大消費電流を低減するか性能を
優先するか任意に設定可能な汎用性もしくは柔軟性の高
いマイクロコンピュータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロコンピュータの一実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例のマイクロコンピュータにおける
マイクロプロセッサが周辺装置に動作開始を指令する際
におけるマイクロコンピュータ内の各種信号のタイミン
グと消費電流波形を示すタイムチャートである。
【図3】図1の実施例における周辺装置の一例として演
算用コプロセッサの構成例を示すブロック図である。
【図4】図1の実施例におけるクロックなしのラッチが
可能なレジスタの構成例を示す回路図である。
【図5】本発明に係るマイクロコンピュータの第2の実
施例を示すブロック図である。
【図6】本発明に係るマイクロコンピュータをICカー
ド用チップに適用した場合における実施例を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明に先立って本発明者が検討したマイクロ
コンピュータの一例を示すブロック図である。
【図8】図7のマイクロコンピュータにおいてマイクロ
プロセッサが周辺装置に動作開始を指令する際における
マイクロコンピュータ内の各種信号のタイミングと消費
電流波形を示すタイムチャートである。
【図9】図7のマイクロコンピュータにおいてマイクロ
プロセッサが周辺装置に動作開始を指令する際の動作手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 2 周辺装置 3 クロック発生回路 4 ROM(読み出し専用メモリ) 5 RAM(随時読み出し書き込み可能なメモリ) 6 バス 6a アドレスバス 6b データバス 11 命令レジスタ 12 命令デコーダ 13 マイクロROM 14 実行ユニット 15 スリープフラグ 21 周辺装置動作フラグ 22 ANDゲート 23 割込みフラグ 23b 割込み許可フラグ 23c インバータ 23d ANDゲート 24a,24b,24c データレジスタ 25 演算ユニット 26 制御部 27 コントロールレジスタ 28 動作モードフラグ 29 ORゲート 31,32 電源電圧端子 33 リセット信号入力端子 34 クロック入力端子 35 データ入出力端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサと、周辺装置と、マ
    イクロプロセッサに供給されるクロックおよび周辺装置
    に供給されるクロックを発生するクロック発生回路とを
    備えたマイクロコンピュータにおいて、上記クロック発
    生回路はマイクロプロセッサに供給されるクロックと周
    辺装置に供給されるクロックとを相補的に発生するよう
    に制御されることを特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 上記マイクロプロセッサが所定の命令を
    実行することによってセットされる第1のフラグおよび
    第2のフラグと第1のフラグおよび第2のフラグの状態
    の論理積をとる論理手段とを備え、上記第1のフラグが
    セットされると上記クロック発生回路がマイクロプロセ
    ッサに供給されるクロックを停止するとともに、上記第
    1のフラグおよび第2のフラグが共にセット状態にある
    ことを上記論理手段が検出したときに上記クロック発生
    回路が上記周辺装置に供給されるクロックの発生を開始
    することを特徴とする請求項1に記載のマイクロコンピ
    ュータ。
  3. 【請求項3】 上記周辺装置は、上記マイクロプロセッ
    サが所定の命令を実行することによってセットされる第
    3のフラグと、上記第2のフラグの反転値と上記第3の
    フラグの状態との論理積をとる論理手段とを備え、上記
    第3のフラグがセットされている状態で上記第2のフラ
    グがリセットされたときに上記第1のフラグがリセット
    されるように構成されてなることを特徴とする請求項1
    または2に記載のマイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 上記クロック発生回路がマイクロプロセ
    ッサに供給されるクロックと周辺装置に供給されるクロ
    ックとを相補的に発生するか同時に発生可能にすること
    を指示する動作モード設定手段を備えてなることを特徴
    とする請求項1、2または3に記載のマイクロコンピュ
    ータ。
  5. 【請求項5】 上記動作モード設定手段は周辺装置は上
    記マイクロプロセッサが所定の命令を実行することによ
    ってセットされるフラグであることを特徴とする請求項
    4に記載のマイクロコンピュータ。
  6. 【請求項6】 上記クロック発生回路は外部から基本と
    なるクロックの供給を受けてそのクロックを直接または
    分周してマイクロプロセッサに供給されるクロックおよ
    び周辺装置に供給されるクロックをそれぞれ発生するこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の
    マイクロコンピュータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002123330A (ja) * 2000-08-31 2002-04-26 Samsung Electronics Co Ltd プロセッサクロック発生回路及びクロック発生方法
JP2002543513A (ja) * 1999-04-30 2002-12-17 インテル・コーポレーション 低電力プロセッサの電力を動的に制御する方法および装置
US7398406B2 (en) 2004-05-28 2008-07-08 Renesas Technology Corp. Data processor
US7856568B2 (en) 2004-12-14 2010-12-21 Panasonic Corporation Electronic apparatus and peak power-controlling method related thereto

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