JPH09230929A - 車載コントローラの故障診断方法及び装置 - Google Patents

車載コントローラの故障診断方法及び装置

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JPH09230929A
JPH09230929A JP5536796A JP5536796A JPH09230929A JP H09230929 A JPH09230929 A JP H09230929A JP 5536796 A JP5536796 A JP 5536796A JP 5536796 A JP5536796 A JP 5536796A JP H09230929 A JPH09230929 A JP H09230929A
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time
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Application number
JP5536796A
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English (en)
Inventor
Keishin Murakami
敬信 村上
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/12Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障が発生している状態で電源が遮断された
後にこの故障が未修理のまま電源投入されてもこれと同
一の故障内容を故障履歴データに記録することが無く、
正しい故障履歴データを記憶可能な車載コントローラの
故障診断方法及び装置を提供する。 【解決手段】 車両の故障発生時にこの発生時刻及び故
障内容を共に故障履歴データとして記憶する車載コント
ローラの故障診断方法において、車載コントローラの電
源遮断時に発生していた故障内容と、電源投入後の故障
診断によって検出された故障内容とが異なる場合にの
み、この検出された故障内容を故障履歴データとして記
憶する。また、車載コントローラの電源投入後の故障診
断時に、電源遮断時に発生していた故障要因が正常復帰
しているか否かを判断し、正常復帰しているときに電源
遮断時に発生していた上記故障要因が修理完了したと判
断し、この結果を故障履歴データとして記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
コントローラの故障診断方法及び装置に係わり、特には
電源遮断時の故障が未修理のときの故障履歴データ二重
記憶を防止する故障診断方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるコントローラ(以
後、車載コントローラと呼ぶ)は、半導体技術やマイク
ロコンピュータ等の発達により高度な機能を実現できる
ようになったが、この反面、機能が複雑になったので、
故障時の原因究明に要する時間が増大している。コント
ローラの故障による車両の休止時間が長くなると稼働率
が下がるので、多くのユーザーから故障原因究明時間の
短縮化が強く望まれている。このために、マイクロコン
ピュータ等を使用した車載用コントローラにおいては、
一般的に故障診断機能を内蔵したものが多くなってい
る。従来の故障診断方法は、コントローラが故障してい
ないか常に監視していて、故障発生時には搭載機器やセ
ンサ等からの異常検出信号、各部位の異常検出回路によ
る異常検出信号、及びコントローラがソフト的に検出し
た異常状態信号等によって、故障と思われる原因又は箇
所を推定し、これを表示器等によってオペレータに知ら
せている。オペレータは、各故障に対応した処置を行っ
た後に、再度車両の電源を投入して故障が解除されたか
チェックしている。
【0003】また、故障の発生を未然に防ぐために、稼
働時の各搭載機器の動作状況(温度、圧力、回転数等)
及び負荷状況の履歴や、故障原因及び故障箇所等の履歴
を記録し、この履歴データを使用して故障の傾向を予測
することによって診断しているものがある。この履歴デ
ータとして例えば、エンジンの油温、回転数、油圧、潤
滑油レベル等や、トランスミッション装置の油温、潤滑
油レベル、クラッチ作動時間等や、周囲温度、大気圧等
を所定のタイミング毎にコントローラ内の履歴データ記
憶エリアに記憶している。このとき、同時にこれらのデ
ータを記憶した時刻も記憶する。また、故障発生時の故
障原因や故障箇所を表すデータを発生時刻と共に記憶す
る。これらの履歴データに基づいて、車両の各機器の負
荷状況の傾向を求めて寿命を予測したり、また故障発生
の頻度や傾向を推測している。そして、これらの予測結
果をオペレータに知らせることにより、定期点検時に必
要と思われる箇所を重点的にチェックしたり、寿命が近
いと思われる部品等を交換することが可能となり、故障
の予防保全を行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、コントローラは
電源投入時に必ず故障診断を行って車両が正常であるこ
とを確認した後に各機能を作動させるようにしている。
そして、このようなコントローラにおいて、故障が発生
した状態のままで電源を切った後に、故障要因が除去さ
れてない内に再度電源が投入される場合が多い。このよ
うな場合は、コントローラは電源投入直後の故障診断で
又は稼働した後に再び同じ原因の故障が発生したと判定
し、このときの故障発生時刻と故障原因等を記憶してい
る。したがって、電源遮断時に発生していた故障が修理
されないままで二重に記憶されることになる。この結
果、望ましい故障履歴データが記憶されなくなり、正し
い故障予防保全ができないという問題が生じている。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、故障が発生している状態で電源が遮断さ
れた後にこの故障が未修理のまま電源投入されてもこれ
と同一の故障内容を故障履歴データに記録することが無
く、正しい故障履歴データを記憶可能な車載コントロー
ラの故障診断方法及び装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両の
故障発生時にこの発生時刻及び故障内容を共に故障履歴
データとして記憶する車載コントローラの故障診断方法
において、車載コントローラの電源遮断時に発生してい
た故障内容と、電源投入後の故障診断によって検出され
た故障内容とが異なる場合にのみ、この検出された故障
内容を故障履歴データとして記憶する方法としている。
【0007】請求項1に記載の発明によると、車載コン
トローラの電源遮断時に発生していた故障内容と、電源
投入直後の故障診断によって検出された故障内容とが一
致している場合は、電源遮断時に発生していた故障が修
理未完又は未実施と判断する。そして、異なる場合にの
み新規の故障発生と判断し、この故障内容を故障履歴デ
ータとして記憶する。この結果、正しい故障履歴データ
が記憶され、よって正しく故障傾向や寿命を予測できる
ので、予防保全を精度良く実施可能となる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、車両の故
障発生時にこの発生時刻及び故障内容を共に故障履歴デ
ータとして記憶する車載コントローラの故障診断方法に
おいて、車載コントローラの電源投入後の故障診断時
に、電源遮断時に発生していた故障要因が正常復帰して
いるか否かを判断し、正常復帰しているときに電源遮断
時に発生していた上記故障要因が修理完了したと判断
し、この結果を故障履歴データとして記憶するようにし
た方法としている。
【0009】請求項2に記載の発明によると、車載コン
トローラの電源投入後の故障診断時には、電源遮断時に
発生していた故障要因が正常復帰しているか否かをチェ
ックし、正常復帰しているときのみ電源遮断時に発生し
ていた上記故障要因が修理完了したと判断し、この結果
を故障履歴データとして記憶している。したがって、正
しい故障履歴データが記憶され、よって正しく故障傾向
や寿命を予測できるので、予防保全を精度良く実施可能
となる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、車両の故
障を検出する故障検出手段11と、この検出した故障内
容を故障履歴データとして記憶する故障履歴データ記憶
手段31とを備えた車載コントローラの故障診断装置に
おいて、車載コントローラの電源投入後に故障診断し、
この故障診断で検出された故障内容と、故障履歴データ
記憶手段31に記憶されていて、かつ電源遮断時に発生
していた故障内容とを比較し、両故障内容が一致してい
る場合には修理未完と判断し、異なる場合にのみ上記検
出された故障内容を故障履歴データ記憶手段31に記憶
する故障履歴データ記憶判断手段21とを備えた構成と
している。
【0011】請求項3に記載の発明によると、車載コン
トローラの電源遮断時に発生していた故障内容は故障履
歴データ記憶手段31内に記憶され、故障履歴データ記
憶判断手段21は電源投入後の故障診断によって検出さ
れた故障内容と、故障履歴データ記憶手段31内に記憶
された上記電源遮断時の故障内容とが一致しているか否
を判断する。一致しているときは、電源遮断時に発生し
ていた故障が修理未完と判断し、異なるときは新たな故
障発生と判断してこの故障内容を故障履歴データとして
記憶する。この結果、正しい故障履歴データが記憶さ
れ、よって正しく故障傾向や寿命を予測できるので、予
防保全を精度良く実施可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図1から図4を参照して
実施形態の例を説明する。図1は、本発明に係わる第一
実施形態の故障診断装置の機能構成ブロック図を表して
いる。故障検出手段11は車載コントローラの故障診断
を行って故障を検出し、この検出した故障内容を表す異
常信号を故障履歴データ記憶判断手段21に出力する。
また、故障履歴データ記憶手段31は、発生した故障の
故障内容データ及び故障発生時刻データとをセットにし
た状態で、発生した順に従って記憶している。故障履歴
データ記憶判断手段21は、故障検出手段11が検出し
た異常信号に対応する故障内容と、故障履歴データ記憶
手段31に記憶している故障内容とを入力する。そし
て、故障履歴データ記憶判断手段21は上記両故障内容
データを比較し、故障検出手段11が検出した故障内容
を故障履歴データとして記憶すべきと判断したときに、
この故障内容データを故障履歴データ記憶手段31に書
き込む。
【0013】図2は、図1における機能構成ブロック図
をハード構成ブロック図に表したものである。故障検出
回路12は上記故障検出手段11に係わり、車載コント
ローラの各種の故障要因に関連する状態信号や異常検出
信号を故障診断制御器23に出力したり、また故障診断
制御器23からの故障診断指令信号に基づいて状態信号
を故障診断制御器23に出力する。詳細に説明すると、
故障検出回路12は各故障要因に対応するそれぞれの検
出部から構成され、例えば、電源電圧が所定範囲以内に
ないとき電源電圧異常信号を出力する電源電圧異常検出
部、各センサが異常のときセンサ異常信号を出力するセ
ンサ異常検出部、ブレーキをオン/オフするためのブレ
ーキソレノイドの駆動回路に駆動指令信号を出力したと
きのこの駆動回路出力電圧値の入力部、クラッチ系統故
障信号の入力部等が設けられている。
【0014】故障診断制御器23は上記故障検出手段1
1、故障履歴データ記憶判断手段21の機能を中心的に
実現するもので、例えばマイクロコンピュータ等を主体
にしたコンピュータシステムで構成されている。故障診
断制御器23は故障検出回路12の異常信号、例えば上
述のような電源電圧異常信号やセンサ異常信号を入力し
て故障発生を知る。また、特定の故障要因が発生してい
るかを調べるために出力した上記故障診断指令信号に基
づく故障検出回路12からの各状態信号を入力し、この
状態信号によって故障が発生しているかを判断する。例
えば、上述のブレーキソレノイドの駆動回路に駆動指令
信号を出力し、この駆動回路出力電圧値が所定値以上と
なった時間を計測し、この時間の長さによってブレーキ
ソレノイド駆動回路の故障か否かを判断している。そし
て、故障発生と判断した故障内容データを記憶すべきか
の判断処理し、記憶すべきときにはこの故障内容データ
を発生時刻データと共に記憶装置32に書き込む。記憶
装置32はこの故障内容データ及び発生時刻データを記
憶するメモリであり、不揮発性の読み書き可能ないわゆ
るRAMで構成される。記憶装置32は、例えばバッテ
リーバックアップされたCMOS−RAM、ICカード
メモリ等、又はハードディスク装置等で構成してもよ
い。
【0015】次に、図3に示す処理フローチャート例に
基づいて、作用を説明する。以下の各処理は、故障診断
制御器23の故障履歴データ記憶判断手段21がそれぞ
れ実行する。なお、以下のフローチャートでは各ステッ
プ番号はSを付して表している。 (S1)故障履歴データ記憶判断手段21は電源投入
後、最初の故障診断か否かを判断し、最初のときはS2
へ進み、そうでないときはS1を繰り返して待つ。 (S2)故障履歴データ記憶判断手段21は故障が発生
しているか否かを判断し、故障発生のときはS3に進
み、発生してないときはS6へ進む。ここで、上記故障
発生の判断は、故障検出手段11が故障診断して検出し
た各故障要因に対応する異常信号が入力されたか否かを
チェックすることにより行われる。 (S3)車載用コントローラの電源が遮断された時に発
生していた故障内容データを故障履歴データ記憶手段3
1から読み込み、また故障検出手段11から入力した異
常信号に対応する故障内容と比較し、同一か否かを判断
する。同一のときはS4へ進み、同一でないときはS5
へ進む。
【0016】(S4)電源遮断時に発生していた故障の
修理が未完了又は未実施と判断し、電源投入時に検出し
た故障内容を記憶しない。そして、S1へ戻って処理を
繰り返す。 (S5)故障履歴データ記憶判断手段21は電源投入時
に検出した故障が遮断時の故障と異なった新たに発生し
たものと判断し、この故障内容及び発生時刻を故障履歴
データ記憶手段31に書き込む。そして、S1へ戻って
処理を繰り返す。 (S6)電源が遮断された時に発生していた故障の修理
完了と判断し、正常状態に復帰したとみなす。S7へ進
む。 (S7)通常の故障診断処理を実行する。すなわち、新
たな故障が発生したらこの故障内容及び発生時刻を故障
履歴データ記憶手段31に書き込む。そして、S1へ戻
って処理を繰り返す。
【0017】ここで、S1における電源投入後の最初の
故障診断での診断方法は故障要因によって異なってい
て、その故障要因が正常に復帰したと判断するために故
障診断制御器23及びオペレータ等が起こすアクション
の必要性によって分類している。例えば、前述の電源電
圧異常検出等は、故障診断制御器23及びオペレータ等
がアクションをとらなくても電源投入直後に直ちに正常
復帰しているか否かをチェックできるものであり、この
ような要因は他の故障要因を診断する時に正常であるこ
とが基本となるので分類Aの要因としている。また、ブ
レーキソレノイド駆動回路の故障等は関連する指令信号
をオン/オフしてそのときの出力状態信号によって正常
復帰しているか否かをチェックしている。このような要
因は故障診断制御器23及びオペレータ等が何らかのア
クションをとらなければ確認できないもので、分類Bの
要因と呼んでいるが、分類Bの要因の中には分類Aの要
因が全て正常復帰していることが前提になるものもあ
る。さらに、例えばクラッチ系統の故障等は実際に車両
を走行させたときのみ正常復帰したか否かを確認できる
ものであり、これらの要因は上記分類Bの条件に加えて
特定の条件が必要なもので、分類Cの要因と呼んでい
る。この分類Cの要因の中には、分類Aの要因が全て正
常復帰していることが前提になるものもある。このよう
に、電源投入後の最初の故障診断では、各故障要因の上
記分類に対応したタイミングで診断を行っている。
【0018】このとき、発生している故障要因が電源遮
断時と同一の要因であれば修理未完又は未実施と判断さ
れ、この故障内容は故障履歴データとして記憶しない。
また、異なる要因であれば新たな故障発生と判断してこ
の故障内容は故障履歴データとして記憶し、故障要因が
無ければ正常に復帰したと判断するようにしている。し
たがって、故障部位が修理未完又は未実施のままで車載
コントローラが電源投入されたときに、未修理の同じ故
障内容を故障履歴データに記憶しないので、正しい故障
履歴データが記憶される。この結果、正しく故障傾向や
寿命を予測できるので、予防保全を精度良く実施可能と
なる。
【0019】次に、第二の実施形態について説明する。
本実施形態では、電源投入直後の故障診断において、電
源遮断時に故障要因が発生したときはこの故障要因が正
常復帰しているか否かを判断するものである。本実施形
態における機能構成ブロック図及びハード構成ブロック
図は図1及び図2と同様となる。ただし、故障検出手段
11が検出した故障内容を故障履歴データ記憶判断手段
21が故障履歴データとして記憶すべきと判断する方法
は異なっている。以下、図4の処理フローチャートに基
づいて詳細に説明する。
【0020】(S1)故障履歴データ記憶判断手段21
は電源投入後、最初の故障診断か否かを判断し、最初の
ときはS2へ進み、そうでないときはS1を繰り返して
待つ。 (S2)故障履歴データ記憶手段31に記憶された故障
履歴データに基づいて、電源遮断時に故障が発生してい
たか否かを判断し、発生していたときはS3へ進み、発
生していないときはS6へ進む。 (S3)電源遮断時に発生していた故障が正常復帰して
いるか否かを判断し、正常復帰しているときはS5へ進
み、正常復帰していないときはS4へ進む。 (S4)電源遮断時に発生していた故障の修理が未完了
又は未実施と判断する。そして、S1へ戻って処理を繰
り返す。 (S5)電源遮断時に発生していた故障の修理完了と判
断し、正常状態に復帰したとみなしてこの結果を故障履
歴データとして記憶する。S6へ進む。 (S6)通常の故障診断処理を実行する。すなわち、新
たな故障が発生したらこの故障内容及び発生時刻を故障
履歴データ記憶手段31に書き込む。そして、S1へ戻
って処理を繰り返す。
【0021】上記フローチャートのS3において、電源
遮断時に発生していた故障が正常復帰しているか否かの
判断は、通常の故障診断処理での故障が発生したかの判
断基準より厳しくしている。例えば、故障状態が所定時
間t1 以上継続したときに故障発生と判断する場合は、
この同じ故障要因が正常復帰したと判断するための条件
は正常状態が所定時間t2 (ただし、t2 >t1 )以上
継続したときとしている。このように故障要因が正常復
帰したと判断する条件を厳しくしているので、電源遮断
時に発生していた故障を修理未完のまま電源再投入され
たときに、同じ故障要因が故障履歴データとして二重に
記憶されることが無くなる。したがって、正しく故障傾
向や寿命を予測できるので、予防保全を精度良く実施可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車載コントローラの故障診断装
置の機能構成ブロック図である。
【図2】本発明に係わる車載コントローラの故障診断装
置のハード構成ブロック図である。
【図3】本発明に係わる故障診断装置の第一実施形態の
処理フローチャート例を表す。
【図4】本発明に係わる故障診断装置の第二実施形態の
処理フローチャート例を表す。
【符号の説明】
11 故障検出手段 12 故障検出回路 21 故障履歴データ記憶判断手段 23 故障診断制御器 31 故障履歴データ記憶手段 32 記憶装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の故障発生時にこの発生時刻及び故
    障内容を共に故障履歴データとして記憶する車載コント
    ローラの故障診断方法において、 車載コントローラの電源遮断時に発生していた故障内容
    と、電源投入後の故障診断によって検出された故障内容
    とが異なる場合にのみ、この検出された故障内容を故障
    履歴データとして記憶するようにしたことを特徴とする
    車載コントローラの故障診断方法。
  2. 【請求項2】 車両の故障発生時にこの発生時刻及び故
    障内容を共に故障履歴データとして記憶する車載コント
    ローラの故障診断方法において、 車載コントローラの電源投入後の故障診断時に、電源遮
    断時に発生していた故障要因が正常復帰しているか否か
    を判断し、正常復帰しているときに電源遮断時に発生し
    ていた上記故障要因が修理完了したと判断し、この結果
    を故障履歴データとして記憶するようにしたことを特徴
    とする車載コントローラの故障診断方法。
  3. 【請求項3】 車両の故障を検出する故障検出手段(11)
    と、この検出した故障内容を故障履歴データとして記憶
    する故障履歴データ記憶手段(31)とを備えた車載コント
    ローラの故障診断装置において、 車載コントローラの電源投入後に故障診断し、この故障
    診断で検出された故障内容と、故障履歴データ記憶手段
    (31)に記憶されていて、かつ電源遮断時に発生していた
    故障内容とを比較し、両故障内容が一致している場合に
    は修理未完と判断し、異なる場合にのみ上記検出された
    故障内容を故障履歴データ記憶手段(31)に記憶する故障
    履歴データ記憶判断手段(21)とを備えたことを特徴とす
    る車載コントローラの故障診断装置。
JP5536796A 1996-02-20 1996-02-20 車載コントローラの故障診断方法及び装置 Pending JPH09230929A (ja)

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