JPH0923066A - コンデンサ内蔵基板 - Google Patents

コンデンサ内蔵基板

Info

Publication number
JPH0923066A
JPH0923066A JP7168887A JP16888795A JPH0923066A JP H0923066 A JPH0923066 A JP H0923066A JP 7168887 A JP7168887 A JP 7168887A JP 16888795 A JP16888795 A JP 16888795A JP H0923066 A JPH0923066 A JP H0923066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
built
dielectric
substrate
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7168887A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Ueda
達也 上田
Ken Tonegawa
謙 利根川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7168887A priority Critical patent/JPH0923066A/ja
Publication of JPH0923066A publication Critical patent/JPH0923066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 残留インダクタンス(ESL)を抑え、数百
MHz程度までの高周波においてノイズを低減すること
ができるコンデンサ内蔵基板を提供する。 【課題解決手段】 コンデンサ内蔵基板11は、BaA
2 Si2 8 が主成分で、誘電率が6の誘電体シート
からなる第1の誘電体12の一方主面及び他方主面に上
部電極13及び下部電極14を設けることにより形成さ
れたコンデンサ素子15を、BaTiO3 が主成分で、
誘電率が1000の誘電体シートからなる第2の誘電体
16の間に挟むことにより形成される。そして、コンデ
ンサ素子15を形成している上部電極13あるいは下部
電極14と、コンデンサ内蔵基板11の表面に設けられ
ている外部接続用の表面電極17、18との間の接続
は、第2の誘電体16に設けられたビアホール19、2
0で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数百MHz程度ま
での高周波におけるノイズを低減するためのコンデンサ
内蔵基板に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来のコンデンサ内蔵基板の断
面図を示す。コンデンサ内蔵基板1は、鉄・ニオブ酸鉛
等が主成分の複数枚の誘電体シートを積層してなる誘電
体2の一方主面及び他方主面に上部電極3及び下部電極
4を設けることにより形成されたコンデンサ素子5を、
外部に露出しないように酸化アルミ等の絶縁性シートか
らなる絶縁体6の間に挟むことにより形成される。この
とき、コンデンサ内蔵基板1の内部のコンデンサ素子5
を形成している上部電極3あるいは下部電極4と、誘電
体6の表面に設けられている外部接続用の表面電極7と
の間の接続は、絶縁体6に設けられたビアホール8で行
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のコンデンサ内蔵基板1を用いた場合、図5に示す
インピーダンス特性のように、反共振点A、Bが発生
し、高周波用途のコンデンサ内蔵基板に適用すると、反
共振点A、Bでのノイズが回路に入ってしまうため、高
周波用途としては不適当であった。
【0004】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたものであり、残留インダクタンス(ES
L)を抑え、数百MHz程度までの高周波においてノイ
ズを低減することができるコンデンサ内蔵基板を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、第1の誘電体を有するコンデンサ素子
と、該コンデンサ素子及び外部電極間を電気的に接続し
た導体配線とを、第2の誘電体で一体成形封止し、前記
コンデンサ素子を前記第2の誘電体中に内蔵したコンデ
ンサ内蔵基板において、前記第1の誘電体の誘電率が、
前記第2の誘電体の誘電率よりも大きいことを特徴とす
る。
【0006】前記導体配線がビアホール、スルーホール
及び端面電極の少なくとも1つからなることを特徴とす
る。
【0007】これにより、請求項1のコンデンサ内蔵基
板によれば、誘電率の大きな第1の誘電体を有するコン
デンサ素子を誘電率の小さい第2の誘電体中に内蔵して
いるため、第1の誘電体の誘電率の低下を抑えることが
でき、上部電極あるいは下部電極と表面電極の間で主に
発生するESLを抑えることができる。
【0008】また、請求項2のコンデンサ内蔵基板によ
れば、導体配線にビアホール、スルーホール及び端面電
極の少なくとも1つを用いているため、上部電極あるい
は下部電極と表面電極の間で主に発生するESLを、さ
らに、抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、本発明に係るコ
ンデンサ内蔵基板の一実施例の断面図及び上面図を示
す。コンデンサ内蔵基板11は、BaAl2 Si2 8
が主成分で、誘電率が約6の複数枚の誘電体シートから
なる第1の誘電体12の一方主面及び他方主面に上部電
極13及び下部電極14を設けることにより形成された
コンデンサ素子15を、BaTiO3 が主成分で、誘電
率が約1000の複数枚の誘電体シートからなる第2の
誘電体16の間に挟むことにより形成される。そして、
コンデンサ内蔵基板11の内部のコンデンサ素子15を
形成している上部電極13あるいは下部電極14と、第
2の誘電体16の表面に設けられている外部接続用の表
面電極17、18との間を電気的に接続する導体配線と
して、第2の誘電体16に設けられたビアホール19、
20を用いている。このうち、ビアホール19は、大き
さが0.5mm□で、数が1本、ビアホール20は、大
きさが0.2mmφで、数が24本である。
【0010】図3に、1MHz〜500MHzの周波数
範囲における、コンデンサ内蔵基板11中のコンデンサ
素子15のインピーダンス特性を示す。図3に示すよう
に、本発明のコンデンサ内蔵基板11では、従来のコン
デンサ内蔵基板1においてみられたような反共振点は発
生しない。
【0011】以上のように、上述の実施例では、誘電率
が約1000の第1の誘電体を有するコンデンサ素子を
誘電率が約6の第2の誘電体中に内蔵しているため、第
1の誘電体の誘電率の低下を抑えることができ、コンデ
ンサ素子の上部電極あるいは下部電極と、コンデンサ内
蔵基板の表面に設けられている外部接続用の表面電極の
間で主に発生するESLを抑えることができる。従っ
て、インピーダンス特性において、1MHz〜500M
Hzの周波数範囲において反共振点が発生せず、高周波
においてもノイズを低減するすることができる。
【0012】また、コンデンサ素子が誘電率が約6の第
2の誘電体中内蔵されているため、コンデンサ素子の上
部電極及び下部電極を厚膜により形成することができ
る。従って、コンデンサ内蔵基板を簡単にかつ低コスト
で製造することができる。
【0013】さらに、コンデンサ素子が内蔵されている
ため、コンデンサ内蔵基板の表面を平坦にすることがで
きる。従って、他の部品をコンデンサ内蔵基板上に搭載
することが可能である。
【0014】また、コンデンサ素子の上部電極あるいは
下部電極と、コンデンサ内蔵基板の表面に設けられてい
る外部接続用の表面電極とを接続するビアホールの径、
形状を大きくするか、数を多くするかの少なくとも一方
を選択して実施することにより、上部電極あるいは下部
電極と表面電極の間のESLを、さらに、低減すること
ができる。
【0015】なお、誘電体シートを複数枚積層すること
により、第1及び第2の誘電体を形成する場合について
説明したが、例えば、一個のブロック状の誘電体を用い
て、第1及び第2の誘電体を形成してもよい。この場合
には、一個のブロック状の第1の誘電体を用いてコンデ
ンサ素子を形成した後、第2の誘電体で封入することに
より形成される。
【0016】また、コンデンサ素子及び外部電極間を電
気的に接続する導体配線がビアホールの場合について説
明したが、例えばスルーホール、端面電極等でもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1のコンデンサ内蔵基板によれ
ば、第1の誘電体の誘電率の低下を抑えることができ、
コンデンサ素子の上部電極あるいは下部電極と、コンデ
ンサ内蔵基板の表面電極の間で主に発生するESLを抑
えることができる。従って、インピーダンス特性におい
て、1MHz〜500MHzの周波数範囲において反共
振点が発生せず、数百MHzの高周波においてもノイズ
を低減することができる。
【0018】また、コンデンサ素子が内蔵されているた
め、コンデンサ素子の上部電極及び下部電極を厚膜によ
り形成することができる。従って、コンデンサ内蔵基板
を簡単にかつ低コストで製造することができる。
【0019】さらに、コンデンサ素子が内蔵されている
ため、コンデンサ内蔵基板の表面を平坦にすることがで
きる。従って、他の部品をコンデンサ内蔵基板上に搭載
することが可能である。
【0020】請求項2のコンデンサ内蔵基板によれば、
コンデンサ素子の上部電極あるいは下部電極と、コンデ
ンサ内蔵基板の表面に設けられている外部接続用の表面
電極とを接続する導体配線の径、形状を大きくするか、
数を多くするかの少なくとも一方を選択して実施するこ
とにより、上部電極あるいは下部電極と表面電極の間の
ESLを、さらに、低減することができる。従って、数
百MHzの高周波においてもノイズを、さらに、低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンデンサ内蔵基板の一実施例の
断面図である。
【図2】図1のコンデンサ内蔵基板の上面図である。
【図3】図1のコンデンサ内蔵基板の特性を示す図であ
る。
【図4】従来のコンデンサ内蔵基板を示す断面図であ
る。
【図5】図3のコンデンサ内蔵基板の特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 コンデンサ内蔵基板 12 第1の誘電体 13 上部電極 14 下部電極 15 コンデンサ素子 16 第2の誘電体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の誘電体を有するコンデンサ素子
    と、該コンデンサ素子及び外部電極間を電気的に接続し
    た導体配線とを、第2の誘電体で一体成形封止し、前記
    コンデンサ素子を前記第2の誘電体中に内蔵したコンデ
    ンサ内蔵基板において、前記第1の誘電体の誘電率が、
    前記第2の誘電体の誘電率よりも大きいことを特徴とす
    るコンデンサ内蔵基板。
  2. 【請求項2】 前記導体配線がビアホール、スルーホー
    ル及び端面電極の少なくとも1つからなることを特徴と
    する請求項1のコンデンサ内蔵基板。
JP7168887A 1995-07-04 1995-07-04 コンデンサ内蔵基板 Pending JPH0923066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7168887A JPH0923066A (ja) 1995-07-04 1995-07-04 コンデンサ内蔵基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7168887A JPH0923066A (ja) 1995-07-04 1995-07-04 コンデンサ内蔵基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0923066A true JPH0923066A (ja) 1997-01-21

Family

ID=15876415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7168887A Pending JPH0923066A (ja) 1995-07-04 1995-07-04 コンデンサ内蔵基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0923066A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005322677A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Dt Circuit Technology Co Ltd キャパシタ内蔵配線板、キャパシタ内蔵配線板の製造方法
WO2011086795A1 (ja) * 2010-01-15 2011-07-21 三洋電機株式会社 コンデンサ素子及びコンデンサ内蔵基板
WO2012014647A1 (ja) * 2010-07-30 2012-02-02 三洋電機株式会社 基板内蔵用キャパシタ、これを備えたキャパシタ内蔵基板、及び基板内蔵用キャパシタの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005322677A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Dt Circuit Technology Co Ltd キャパシタ内蔵配線板、キャパシタ内蔵配線板の製造方法
JP4588358B2 (ja) * 2004-05-06 2010-12-01 大日本印刷株式会社 キャパシタ内蔵配線板の製造方法
WO2011086795A1 (ja) * 2010-01-15 2011-07-21 三洋電機株式会社 コンデンサ素子及びコンデンサ内蔵基板
WO2012014647A1 (ja) * 2010-07-30 2012-02-02 三洋電機株式会社 基板内蔵用キャパシタ、これを備えたキャパシタ内蔵基板、及び基板内蔵用キャパシタの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0878283A (ja) 薄膜キャパシタ
CN109427477A (zh) 多层电子组件和具有该多层电子组件的板
JP2001155962A (ja) 貫通型コンデンサ
CN100345374C (zh) 压电谐振器和含有压电谐振器的梯型滤波器
JPH0923066A (ja) コンデンサ内蔵基板
JP2967563B2 (ja) 圧電トランス
JP3063412B2 (ja) 可変コンデンサ
KR20140145427A (ko) 압전 소자용 내부 전극, 이를 포함하는 압전 소자 및 압전 소자 제조 방법
US20050063136A1 (en) Decoupling capacitor and method
JPS6211257A (ja) マイクロ波集積回路
JP3081335B2 (ja) 多層リードフレーム及びこれを用いた半導体装置
JPS5927050Y2 (ja) 複合貫通形lc部品
JP3040808B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JPH1065341A (ja) 多層セラミック基板の製造方法
JPS5982753A (ja) 半導体装置用パツケ−ジ
JPH0922831A (ja) 積層複合電子部品
JP2982561B2 (ja) チップ貫通コンデンサ
JPH01297809A (ja) フィルムコンデンサ
JPH0766077A (ja) 積層電子部品
JPH09275034A (ja) 貫通コンデンサ
JP2003086738A (ja) 電子部品搭載型配線基板
JPH04313207A (ja) 薄膜コンデンサ
JPH0540562Y2 (ja)
JPH0621224Y2 (ja) 2重絶縁型複合コンデンサ
JPH08293428A (ja) チップ・キャパシタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees