JPH09230410A - 画像ブレ補正手段を有した撮像装置 - Google Patents

画像ブレ補正手段を有した撮像装置

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JPH09230410A
JPH09230410A JP6551296A JP6551296A JPH09230410A JP H09230410 A JPH09230410 A JP H09230410A JP 6551296 A JP6551296 A JP 6551296A JP 6551296 A JP6551296 A JP 6551296A JP H09230410 A JPH09230410 A JP H09230410A
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prism
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JP6551296A
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Inventor
Toshimichi Kudo
利道 工藤
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動による画像ブレを撮影レンズのズーム位
置に応じて適切に補正することにより常に良好なる画像
が得られるようにした画像ブレ補正手段を有した撮像装
置を得ること。 【解決手段】 変倍部を有する撮影系の振動情報を振れ
検出手段で検出し、該振れ検出手段からの信号に基づい
て該変倍部よりも像面に設けた補正手段で該撮影系によ
って所定面上に生じる画像ブレを補正する際、該変倍部
の光軸上の位置情報を検出する位置検出手段からの位置
信号に応じて制御手段により該補正手段の動作を制御し
ていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像ブレ補正手段を
有した撮像装置に関し、特に撮影系が手ブレや振動等に
よりブレたとき(振動したとき)に撮像手段で得られる
画像ブレの補正を、例えば可変頂角プリズム(バリアブ
ルアングルプリズム,VAP)やシフトレンズ等の補正
手段を用いて制御するようにしたフィルムカメラやテレ
ビカメラそしてビデオカメラ等の撮像装置に好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】撮影系が手ブレや振動等によりブレたと
きには結像面上において画像ブレが生じる。従来より、
このような画像ブレを可変頂角プリズムやシフトレンズ
等から成る画像ブレ補正手段を用いて補正するようにし
た撮像装置が種々と提案されている。
【0003】本出願人は、例えば特開平6−3727号
公報や特開平6−148576号公報等で画像ブレ補正
手段を有した撮像装置を提案している。
【0004】一般に画像ブレ補正手段は撮影系のブレ量
を検出する角速度計等の振れ検出手段と振れ検出手段か
らの信号に基づいて画像ブレの補正量を算出する制御手
段、そして制御手段からの信号に基づいて画像ブレを光
学的又は電気的に補正する画像ブレ補正部等の各要素か
ら成っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】変倍部を有する撮影系
が振動したときに撮像面上に生じる画像ブレは、振動量
が一定であってもズーム位置によって異なってくる。即
ち、広角側に比べて望遠側で大きな画像ブレが生じてく
る。又、画像ブレを補正する為に、例えば可変頂角プリ
ズムのプリズム頂角を変化させたり、又はシフトレンズ
を光軸と直交する方向に変倍させて補正するとき、これ
らの補正手段が変倍部よりも像面側に配置されていると
きは画像ブレが一定であってもプリズム頂角変化量やシ
フトレンズの移動量等の補正手段の駆動量はズーム位置
によって異なってくる。一般には望遠側に比べて広角側
で大きくなってくる。
【0006】広角側において画像ブレを補正するには補
正手段を大きく変動させる必要があり、画像ブレは補正
できるが、反面補正手段を大型化しなければならず、又
補正手段を大きく変動させることにより光束のケラレ量
が増大してきて画質が大きく低下するという問題点があ
った。
【0007】本発明は広角端においては焦点距離が短
く、振動によって生じる画像ブレが少なく、又画像ブレ
による画質の低下が少ないことを勘案し、撮影系が振動
したときに生じる撮像面上における画像ブレを変倍部よ
りも像面側に設けた可変頂角プリズムやシフトレンズ等
の補正手段で補正する際に該補正手段の駆動量を撮影レ
ンズの焦点距離(ズーム位置)情報を利用して、適切に
制御することによって、常に良好なる画像が得られるよ
うにした画像ブレ補正手段を有した撮像装置の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像ブレ補正手
段を有した撮像装置は、 (1−1)変倍部を有する撮影系の振動情報を振れ検出
手段で検出し、該振れ検出手段からの信号に基づいて該
変倍部よりも像面に設けた補正手段で該撮影系によって
所定面上に生じる画像ブレを補正する際、該変倍部の光
軸上の位置情報を検出する位置検出手段からの位置信号
に応じて制御手段により該補正手段の動作を制御してい
ることを特徴としている。
【0009】特に、(1−1−1)前記制御手段は前記
位置検出手段からの位置信号に応じて前記補正手段を駆
動させる際の利得を制御していること、(1−1−2)
前記制御手段は前記位置検出手段からの位置信号に応じ
て前記振れ検出手段からの信号に基づいて画像ブレを補
正する際の前記補正手段の駆動量を制御していること、
(1−1−3)前記制御手段は前記振れ検出手段からの
信号の利得を調整する利得調整回路を有し、前記位置検
出手段からの信号に基づいて該利得調整回路の利得を制
御していること、(1−1−4)前記制御手段は前記振
れ検出手段からの信号より前記補正手段を駆動させて画
像ブレを補正する為の駆動信号を前記位置検出手段から
の信号に基づいて制限するリミッタ回路を有しているこ
と、(1−1−5)前記補正手段は可変頂角プリズム、
該可変頂角プリズムのプリズム頂角を変化させる駆動部
そして該プリズム頂角を検出する頂角センサーを有して
いること、(1−1−6)前記補正手段は前記撮影系の
光軸に対して垂直方向に変倍するシフトレンズ、該シフ
トレンズを駆動させる駆動部そして該シフトレンズの位
置情報を検出するエンコーダを有していること等を特徴
としている。
【0010】(1−2)変倍部を有する撮影系の振動情
報を検出する振れ検出手段と該変倍部の光軸上の位置情
報を検出する位置検出手段とからの信号に用いて制御手
段により該変倍部よりも像面側に設けた補正手段を駆動
させて、該撮影系によって所定面上に生じる画像ブレを
補正する際、該制御手段は該振れ検出手段からの一定の
信号に対して該補正手段の画像ブレの補正の為の駆動量
が該撮影系の焦点距離が短いときに比べて焦点距離が長
い方のときに大きくなるように制御していることを特徴
としている。
【0011】特に、(1−2−1)前記制御手段は前記
位置検出手段からの位置信号に応じて前記補正手段を駆
動させる際の利得を制御していること、(1−2−2)
前記制御手段は前記位置検出手段からの位置信号に応じ
て前記振れ検出手段からの信号に基づいて画像ブレを補
正する際の前記補正手段の駆動量を制御していること、
(1−2−3)前記制御手段は前記振れ検出手段からの
信号の利得を調整する利得調整回路を有し、前記位置検
出手段からの信号に基づいて該利得調整回路の利得を制
御していること、(1−2−4)前記制御手段は前記振
れ検出手段からの信号より前記補正手段を駆動させて画
像ブレを補正する為の駆動信号を前記位置検出手段から
の信号に基づいて制限するリミッタ回路を有しているこ
と、(1−2−5)前記補正手段は可変頂角プリズム、
該可変頂角プリズムのプリズム頂角を変化させる駆動部
そして該プリズム頂角を検出する頂角センサーを有して
いること、(1−2−6)前記補正手段は前記撮影系の
光軸に対して垂直方向に変倍するシフトレンズ、該シフ
トレンズを駆動させる駆動部そして該シフトレンズの位
置情報を検出するエンコーダを有していること等を特徴
としている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である。
【0013】同図において、101は変倍及びフォーカ
スの際に固定の第1群、102は変倍用の第2群、10
3は開口絞り、104は変倍及びフォーカスの際に固定
の第3群、105は可変頂角プリズムであり、手ブレ等
による被写体像のブレ(画像ブレ)を補正する為に後述
するVAP制御手段(制御手段)123からの信号に基
づいてプリズム頂角を変化させている。106は変倍及
びフォーカスの際に光軸上移動する第4群、131はC
CD等の撮像素子である。132はカメラ処理回路であ
り、CCD131からの画像信号を処理して出力してい
る。
【0014】本実施形態の撮影レンズは広角端から望遠
端への変倍に際して、第2群102を像面側へ移動させ
るとともに、変倍に伴う像面変動を第4群106を光軸
上移動させて補正している。又第4群104を光軸上移
動させてフォーカスを行うリヤーフォーカス式を採用し
ている。
【0015】各要素101〜106、131,132等
は撮影系の一要素を構成している。
【0016】111はエンコーダであり、変倍に伴い光
軸上移動する第2群102の光軸上の位置情報を検出
し、例えば撮影レンズの焦点距離情報に応じたパルス信
号を焦点距離検出回路112に出力している。焦点距離
検出回路112はエンコーダ111からのパルス信号
(パルス数)を基準位置からカウントすることにより撮
影レンズの焦点距離信号を生成して、VAP制御手段1
23に出力している。エンコーダ111と焦点距離検出
回路112は撮影系の焦点距離情報(ズーム位置情報)
を検出する位置検出手段の一要素を構成している。30
1は振れ検出手段であり、撮影系の振れ(振動)情報を
検出している。
【0017】122は頂角センサーであり、可変頂角プ
リズム105のプリズム頂角を検出している。121は
モータ(駆動手段)であり、VAP制御手段123から
の信号に基づいて可変頂角プリズム105のプリズム頂
角を変化させている。尚、頂角センサー122とモータ
121はピッチ(縦)方向とヨ−(横)方向に各々独立
して2つ設けている。可変頂角プリズム105、モータ
121、そして頂角センサー122は画像ブレを補正す
る為の補正手段の一要素を構成している。
【0018】図2は本実施形態の可変頂角プリズム10
5の要部断面図である。
【0019】可変頂角プリズム105は対向した2枚の
透明平行板21,22との間に透明な高屈折率の弾性体
又は不活性液体等の物質25を充填し、その外周を樹脂
フィルム23,24にて弾性的に封止して構成してい
る。そして透明平行板21は回転軸26を中心に、又透
明平行板22は回転軸26と直交する回転軸27を中心
に、各々回転可能となっている。
【0020】同図では、透明平行板21を角度δだけ回
転させたときの光軸上の光束28が楔形プリズムと同じ
原理で角度φだけ偏向した状態を示している。本実施形
態では透明平行板22も回転軸27を中心に回転させて
光束28を偏向させている。このように2つの透明平行
板21,22を回転させることによって、ピッチ方向と
ヨー方向の画像ブレを補正するようにしている。
【0021】本実施形態では変倍部を有する撮影レンズ
の変倍部よりも像面側に可変頂角プリズムを設け、撮影
系が振動したときの撮像素子(CCD)面上に生じる画
像ブレを可変頂角プリズムのプリズム頂角を変化させて
補正している。このとき撮影系が振動したとき(振れた
とき)に生じる画像ブレを補正する為の可変頂角プリズ
ムのプリズム頂角の変位量(駆動量)は振れが同一の角
変位量であっても、撮影レンズの焦点距離によって異な
ってくる。
【0022】この為、VAP制御手段123は焦点距離
検出回路112からの撮影レンズに関する焦点距離信号
と、後述する角速度センサーからの信号(振れ信号)と
から可変頂角プリズム105のプリズム頂角(プリズム
頂角変位量)を求め、頂角センサー122からの現在の
可変頂角プリズムのプリズム頂角に基づいてプリズム頂
角変位量を生成している。そしてモータ121を駆動さ
せて可変頂角プリズム105のプリズム頂角を変化させ
ている。
【0023】特に本実施形態では、該制御手段は該振れ
検出手段からの一定の信号に対して該補正手段の画像ブ
レの補正の為の駆動量が該撮影系の焦点距離が短いとき
に比べて焦点距離が長い方のときに大きくなるように制
御している。
【0024】この一連の動作によって撮影レンズを介し
てCCD131上に画像を撮像するときの撮影系の振動
(手振れ)による画像ブレを光学的に補正している。
【0025】図3は本実施形態のVAP制御手段(制御
手段)123とその周囲の各要素の要部ブロック図であ
る。
【0026】同図において、撮影系の振れを検出する角
速度センサー(振れ検出手段)301からの出力をDC
カットフィルタ302によって直流成分をカットし、ア
ンプ303で所定量増幅し角速度増幅信号を得ている。
この角速度増幅信号をプリズム頂角の変位量に相当する
角変位信号に変換するべく必要な信号処理を信号処理回
路304で行う。
【0027】利得調整回路305は入力信号X、基準電
圧Vref、利得データdataを入力することによ
り、出力信号Yを Y=(X−Vref)×data/2n ・・・・・・(1) のように出力している。但し、nは予め決められた値で
あり、データは 0≦data≦2n−1 ・・・・・・(2) の範囲で設定している。この利得データdataを、利
得調整制御回路308が位置検出手段からの焦点距離信
号に応じて決定し利得調整回路305に伝達することに
より、利得を変えることができるようにしている。
【0028】次に、利得調整回路305からの出力と頂
角センサー122からの信号に基づくアンプ309から
の出力の差を加算器306により算出し、これよりプリ
ズム頂角の変位量に基づくモータ121の制御量を生成
する。この制御量を駆動回路307に伝達している。駆
動回路307は加算器306からの制御量に基づいてモ
ータ121を駆動させて、可変頂角プリズム105のプ
リズム頂角を変化させている。これにより画像ブレを補
正している。
【0029】このとき本実施形態では広角端においては
焦点距離が短く、振動によって生じる画像ブレが少な
く、又画像ブレによる画質の低下が少ないことを勘案
し、該制御手段は該振れ検出手段からの一定の信号に対
して該補正手段の画像ブレの補正の為の駆動量が該撮影
系の焦点距離が短いときに比べて焦点距離が長い方のと
きに大きくなるように制御している。このように撮影レ
ンズが広角側のときに比べて望遠側で画像ブレの補正を
重点的に行い、これにより画像ブレの補正を効果的に行
っている。
【0030】尚、図3において、可変頂角プリズム10
5及び利得調整制御回路308以外は、ピッチ(縦)方
向とヨー(横)方向に独立して2系統存在する。又、図
3において、各要素304,305,306,308は
ソフトウェアで構成しても良い。
【0031】図4は図3に示した利得調整制御回路30
8の動作のフローチャートである。
【0032】処理401により焦点距離信号iをレジス
タxに取得する。次に処理402により予め設定されて
いるテーブルの先頭であるZdataからx番目のデー
タをレジスタAに取得する。更に処理403によりレジ
スタAのデータを利得調整回路305へ出力している。
【0033】以上のように本実施形態では、位置検出手
段からの焦点距離信号に応じて利得調整回路305の利
得を変え、このときの利得に基づく駆動量で補正手段を
駆動させて、これにより画像ブレを効果的に補正してい
る。
【0034】図5は本発明の実施形態2の要部概略図で
ある。
【0035】本実施形態は図1の実施形態1に比べて、
撮影系の振動による画像ブレを補正する為の補正手段と
して可変頂角プリズムの代わりに、光軸と直交する方向
に変倍可能なシフトレンズ501を用いている。そして
シフトレンズ制御手段502からの信号に基づいて、モ
ータ504によりシフトレンズ501をシフトして画像
ブレを補正している点が異なっているだけで、その他の
構成は同じである。シフトレンズ制御手段502の基本
構成は、図3のVAP制御手段123と同様である。
【0036】本実施形態では変倍部を有する撮影レンズ
の変倍部よりも像面側にシフトレンズ501を設け、撮
影系が振動したときの撮像素子(CCD)面上に生じる
画像ブレをシフトレンズ501を光軸と直交する方向に
変位させて補正している。このとき撮影系が振動したと
き(振れたとき)に生じる画像ブレを補正する為のシフ
トレンズ501の変位量は振れが同一の角変位量であっ
ても、撮影レンズの焦点距離によって異なってくる。
【0037】この為、シフトレンズ制御手段502は焦
点距離検出回路112からの撮影レンズに関する焦点距
離信号と、角速度センサーからの信号(振れ信号)とか
らシフトレンズ501のシフト量を求め、エンコーダ5
03からの現在のシフト量に基づいて変位すべきシフト
量を生成している。そしてモータ121を駆動させてシ
フトレンズ501を光軸と直交する方向に変位させてい
る。
【0038】このとき該制御手段は該振れ検出手段から
の一定の信号に対して該補正手段の画像ブレの補正の為
の駆動量が該撮影系の焦点距離が短いときに比べて焦点
距離が長い方のときに大きくなるように制御している。
【0039】この一連の動作によって撮影レンズを介し
てCCD131上に画像を撮像するときの撮影系の振動
(手振れ)による画像ブレを光学的に補正している。
尚、本実施形態においてシフトレンズ501を光軸と直
交する方向の変位だけではなく、光軸と傾く方向に変位
させるようにしても良い。
【0040】次に本発明の実施形態3について説明す
る。本実施形態の基本構成は図1と同じである。本実施
形態では可変頂角プリズムのプリズム頂角を変位させる
為のVAP制御手段の一部が図3の実施形態1と異なっ
ている。
【0041】図6は本実施形態のVAP制御手段の要部
ブロック図である。
【0042】本実施形態のVAP制御手段123は、図
3に示す実施形態1のVAP制御手段123に比べて、
VAP制御手段123を構成する利得調整回路305と
利得調整制御回路306の代わりにリミッタ回路605
とリミッタ制御回路606を用いた点が異なっており、
その他の構成は同じである。
【0043】本実施形態の信号処理回路304はアンプ
303からの角速度増幅信号を角変位信号に変換すべく
信号処理するとともに、焦点距離検出回路112からの
焦点距離信号に応じて可変頂角プリズム105のプリズ
ム頂角が適切なる頂角変位量とする為の利得補正も行っ
ている。
【0044】リミッタ回路605は信号処理回路304
からの可変頂角プリズムのプリズム頂角の頂角変位量が
有効可変頂角範囲を超えないようにしている。リミッタ
回路305からの信号とアンプ309からの出力信号の
差を加算器306により算出し、モータ121の制御量
を生成する駆動回路に入力している。この制御量に基づ
いて駆動回路307はモータ121を駆動している。リ
ミッタ制御回路608は焦点距離検出回路112からの
焦点距離信号に応じて、即ち撮影レンズのズーム位置や
各ズーム領域(ワイド、ミドル、テレ領域)等に応じて
可変頂角プリズムのプリズム頂角の最大変位量に関する
信号をリミッタ回路605に入力している。リミッタ回
路605は、このときの変位量を越えない範囲内で頂角
変位量を出力している。
【0045】即ち、リミッタ回路605は信号処理回路
304とリミッタ制御回路608からの信号に基づいて
撮影レンズのズーム位置又は各ズーム領域における可変
頂角プリズム105のプリズム頂角の頂角変位量を出力
している。
【0046】図7はリミッタ回路605の特性の説明図
である。
【0047】横軸は信号処理回路304から入力されて
くる角変位信号であり、縦軸は角変位信号に基づいてリ
ミッタ回路605から入力されるプリズム頂角の頂角変
位量を示している。
【0048】本実施形態では一定の角変位量のときには
広角側では画像ブレが目立たない為に広角側に比べて望
遠側で頂角変位量(可変頂角範囲)が多くなるようにす
るとともに、角変位量が一定値以上になったときでも、
プリズム頂角が一定値以上大きくならないように制御し
ている。このようにズーム位置によってプリズム頂角の
変位量が所定値より大きくならないようにして光束のケ
ラレや収差の発生を少なくして、常に良好なる画像が得
られるようにしている。
【0049】次に本発明の実施形態4について説明す
る。実施形態4は実施形態3に比べて、撮影系の振動に
よる画像ブレを補正する為の補正手段として、図5の実
施形態2と同様なシフトレンズを用いていること、VA
P制御手段の代わりにシフトレンズ制御手段を用いてい
ること等が異なっているだけで、その他の基本構成は同
じである。
【0050】本実施形態でもリミッタ回路によりシフト
レンズの最大シフト量を撮影レンズのズーム位置や各ズ
ーム領域等に応じて適切に制御しており、これにより実
施形態3と同様の効果を得ている。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、撮影系が
振動したときに生じる撮像面上における画像ブレを変倍
部よりも像面側に設けた可変頂角プリズムやシフトレン
ズ等の補正手段で補正する際に該補正手段の駆動量を撮
影レンズの焦点距離(ズーム位置)情報を利用して、適
切に制御することによって、常に良好なる画像が得られ
るようにした画像ブレ補正手段を有した撮像装置を達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】本発明に係る可変頂角プリズムの要部概略図
【図3】本発明の実施形態1の制御手段とその周囲の各
要素の要部ブロック図
【図4】本発明の実施形態1の動作のフローチャート
【図5】本発明の実施形態2の要部概略図
【図6】本発明の実施形態3の制御手段とその周囲の各
要素の要部ブロック図
【図7】本発明の実施形態3のリミッタ回路の特性の説
明図
【符号の説明】
101 第1群 102 第2群 103 絞り 104 第3群 105 可変頂角プリズム 106 第4群 131 撮像素子 132 カメラ信号処理回路 111 エンコーダ 112 焦点距離検出回路 121 モータ 122 頂角センサー 123 VAP制御手段 301 振れ検出手段 501 シフトレンズ 502 シフトレンズ制御手段 503 エンコーダ 504 モータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍部を有する撮影系の振動情報を振れ
    検出手段で検出し、該振れ検出手段からの信号に基づい
    て該変倍部よりも像面に設けた補正手段で該撮影系によ
    って所定面上に生じる画像ブレを補正する際、該変倍部
    の光軸上の位置情報を検出する位置検出手段からの位置
    信号に応じて制御手段により該補正手段の動作を制御し
    ていることを特徴とする画像ブレ補正手段を有した撮像
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記位置検出手段からの
    位置信号に応じて前記補正手段を駆動させる際の利得を
    制御していることを特徴とする請求項1の画像ブレ補正
    手段を有した撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記位置検出手段からの
    位置信号に応じて前記振れ検出手段からの信号に基づい
    て画像ブレを補正する際の前記補正手段の駆動量を制御
    していることを特徴とする請求項1の画像ブレ補正手段
    を有した撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記振れ検出手段からの
    信号の利得を調整する利得調整回路を有し、前記位置検
    出手段からの信号に基づいて該利得調整回路の利得を制
    御していることを特徴とする請求項1の画像ブレ補正手
    段を有した撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記振れ検出手段からの
    信号より前記補正手段を駆動させて画像ブレを補正する
    為の駆動信号を前記位置検出手段からの信号に基づいて
    制限するリミッタ回路を有していることを特徴とする請
    求項1の画像ブレ補正手段を有した撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は可変頂角プリズム、該可
    変頂角プリズムのプリズム頂角を変化させる駆動部そし
    て該プリズム頂角を検出する頂角センサーを有している
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の
    画像ブレ補正手段を有した撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記補正手段は前記撮影系の光軸に対し
    て垂直方向に変倍するシフトレンズ、該シフトレンズを
    駆動させる駆動部そして該シフトレンズの位置情報を検
    出するエンコーダを有していることを特徴とする請求項
    1から5のいずれか1項記載の画像ブレ補正手段を有し
    た撮像装置。
  8. 【請求項8】 変倍部を有する撮影系の振動情報を検出
    する振れ検出手段と該変倍部の光軸上の位置情報を検出
    する位置検出手段とからの信号に用いて制御手段により
    該変倍部よりも像面側に設けた補正手段を駆動させて、
    該撮影系によって所定面上に生じる画像ブレを補正する
    際、該制御手段は該振れ検出手段からの一定の信号に対
    して該補正手段の画像ブレの補正の為の駆動量が該撮影
    系の焦点距離が短いときに比べて焦点距離が長い方のと
    きに大きくなるように制御していることを特徴とする画
    像ブレ補正手段を有した撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は前記位置検出手段からの
    位置信号に応じて前記補正手段を駆動させる際の利得を
    制御していることを特徴とする請求項8の画像ブレ補正
    手段を有した撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は前記位置検出手段から
    の位置信号に応じて前記振れ検出手段からの信号に基づ
    いて画像ブレを補正する際の前記補正手段の駆動量を制
    御していることを特徴とする請求項8の画像ブレ補正手
    段を有した撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は前記振れ検出手段から
    の信号の利得を調整する利得調整回路を有し、前記位置
    検出手段からの信号に基づいて該利得調整回路の利得を
    制御していることを特徴とする請求項8の画像ブレ補正
    手段を有した撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は前記振れ検出手段から
    の信号より前記補正手段を駆動させて画像ブレを補正す
    る為の駆動信号を前記位置検出手段からの信号に基づい
    て制限するリミッタ回路を有していることを特徴とする
    請求項8の画像ブレ補正手段を有した撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記補正手段は可変頂角プリズム、該
    可変頂角プリズムのプリズム頂角を変化させる駆動部そ
    して該プリズム頂角を検出する頂角センサーを有してい
    ることを特徴とする請求項8から12のいずれか1項記
    載の画像ブレ補正手段を有した撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記補正手段は前記撮影系の光軸に対
    して垂直方向に変倍するシフトレンズ、該シフトレンズ
    を駆動させる駆動部そして該シフトレンズの位置情報を
    検出するエンコーダを有していることを特徴とする請求
    項8から12のいずれか1項記載の画像ブレ補正手段を
    有した撮像装置。
JP6551296A 1996-02-27 1996-02-27 画像ブレ補正手段を有した撮像装置 Pending JPH09230410A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001188272A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Canon Inc 撮像装置、防振装置及び防振方法
US11968452B2 (en) 2019-03-05 2024-04-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging apparatus

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JP2001188272A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Canon Inc 撮像装置、防振装置及び防振方法
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