JPH0922U

JPH0922U - Ｃｄ収納ケース

Info

Publication number: JPH0922U
Application number: JP6623692U
Authority: JP
Inventors: 重利嶽本; 和彦中森
Original assignee: 重利嶽本; 和彦中森
Priority date: 1992-08-27
Filing date: 1992-08-27
Publication date: 1997-01-17
Anticipated expiration: 2007-08-27
Also published as: JP2571771Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】着脱自在のアダプターを取り付けることによ
って、寸法の異なるＣＤをも収納可能とする。【構成】当初所定のＣＤを縦に沿わせて受け部で受け
止めて収納するトレイの基板に、当初所定のＣＤの外径
より小さい外径のＣＤの外径端縁を受け止める凹曲面と
した湾曲偏平状のアダプターＡの突縁付き穴の突縁部
を、トレイの基板に穿設したアダプター取り付け穴に挿
入して仮固定し、前記アダプターＢを基板の反対側から
基板に沿わせてアダプターＢを当接して、アダプターＢ
の平面部に形成した突起を前記アダプタＡの突縁付き穴
に挿入して、圧着することにより、両アダプターＡ、Ｂ
を弾力を保って、基板の取り付け穴を介して着脱自在的
に固着した構成。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カラオケ用等のＣＤを多数収納するケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種のＣＤ収納ケース(10')は、図５，図６に示した様に、ＣＤ(1)を一枚づつ縦方向に保持するトレイ(24)を、数十枚並列に並べて下奥部に穿設した穴 (25)に、回動軸(26)を通して、それぞれ一枚づつＣＤ(1)を収納したトレイ(24) を前方に回動して引き出すことにより、所望のＣＤ(1)を取り出せるようにしたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

したがって、従来のこの種ＣＤ収納ケースにあっては、一定の外径寸法のＣＤを多量に収納できるが、例えば外径２０センチのＣＤ用は２０センチのＣＤだけしか収納できず、１２センチＣＤとの混用は不可能であるという問題があった。

【０００４】そこで、本考案は、このような従来のＣＤ収納ケースが有していた課題を解決するために、着脱自在のアダプターを取り付けることによって、寸法の異なるＣＤをも収納可能とすることを目的とするＣＤ収納ケースを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

該目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図１乃至図４を用いて説明すると、本考案は、当初所定のＣＤ(1)を縦に沿わせて受け部(5b)で受け止めて収納するトレイ(15)の基板(5)に、当初所定のＣＤ(1)の外径より小さい外径のＣＤ(2)の外径端縁を受け止める凹曲面(3c)とした湾曲偏平状のアダプターＡ(3)の突縁付き穴(3b)の突縁部(3a)を、トレイ(15)の基板(5)に穿設したアダプター取り付け穴(5a)に挿入して仮固定し、前記アダプターＢ(4)を基板(5)の反対側から基板(5)に沿わせてアダプターＢ(4)を当接して、アダプターＢ(4)の平面部に形成した突起(4a)を前記アダプタＡ(3)の突縁付き穴(3b)に挿入して、圧着することにより、両アダプターＡ(3)、Ｂ(4)を弾力を保って、基板(5)の取り付け穴(5a)を介して着脱自在的に固着したＣＤ収納ケース(10)である。

【０００６】

【作用】

本考案は、このような構造としたものであるから、アダプターＡ(3),同Ｂ(4) を基板(5)に取り付けることにより、当該アダプターＡ(3)，Ｂ(4)に沿わせて寸法の異なるＣＤ(2)を挿入して基板(5)に保持するようにして用いる。従って、本考案のＣＤ収納ケース(10)は、所定のＣＤ(1)と外径寸法の異なるＣＤ(2)を混用して収納することができる。その結果、従来のＣＤ収納ケース (10')に、異なる寸法のＣＤ(2)を収納して、好都合なばかりでなく、ケースの種類も少なくして、多数、多種類のＣＤ(1),(2)を一つの収納ケース(10)に整理収納することができて占積率の向上を図ることができる。

【０００７】

【実施例】

以下本考案の実施例について図面に基づいて説明する。図中、図１乃至図４は、本考案の１実施例を示す図であって、図１はアダプターを基板に取り付け固着した状態を示している。

【０００８】当初に所定した外径のＣＤ(1)を外れないように沿わせて縦に収納して受け部( 5b)を有するトレイ(15)の基板(5)の所定位置に、アダプターＢ(4)の突起(4a)をアダプターＡ(3)の穴(3b)に挿入することにより固定する取り付け穴(5a)を穿設してある。所定のＣＤ(1)の外径(1a)よりも小さい異なる径のＣＤ(2)の外径(2a) を受け止める曲線を内凹面(3c)とした湾曲偏平状のアダプターＡ(3)は、前記基板(5)の取り付け穴(5a)に挿入して固定できる突縁部(3a)を持った穴(3b)を設けてある。アダプターＢ(4)は、前記アダプターＡ(3)と対象形状の湾曲した偏平状の外形を有し、その平面部に前記アダプターＡ(3)の穴(3b)に挿入して結合するための突起(4a)を形成してある。両アダプターＡ(3)と同Ｂ(4)は、基板(5)の取り付け穴(5a)に前記アダプターＡ(3)の穴(3b)の突縁部(3a)を挿入したのち、反対側から基板(5)を介してアダプターＢ(4)の突起(4a)を前記アダプターＡ(3)の穴(3b)に挿入して、弾力を保って保持して固着し得るようにしてある。

【０００９】また、ケース(10)にＣＤ在中表示装置(11)を具備している場合は、基板(5)のアダプター(3),(4)を取り付ける取り付け穴(5a)は、径の小さいＣＤ(2)の外縁が、収納位置において、各サイズのＣＤ(1),(2)の外縁部で表示装置(11)を押圧してＣＤ在中表示動作させることが出来る位置に穿設してある。このようにして、前記基板(5)の取り付け穴(5a)に嵌入したアダプターＡ(3)の穴(3a)にアダプターＢ(4)の突起(4a)を挿入して、前記突起(4a)の先端を挿入して弾性を保って嵌着する突縁付き穴部(3b)を設けたアダプターＢ(4)とによって、基板(5)の両側から挟んで突起(4a)を穴(3b)に挿入して弾力を保って保持してアダプター(3),(4)を基板(5)に固着して、そのアダプター(3),(4)に沿わせて寸法の異なるＣＤ(2)を当てがって挿入して、収納できるＣＤ収納ケースである。

【００１０】以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構成要件を備え、かつ、本考案にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。

【００１１】

【考案の効果】

以上の説明から既に明らかなように、本考案は、着脱自在にアダプターＡ(3), Ｂ(4)を取り付ける構造としたものであるから、必要に応じてアダプター(3),(4) を基板(5)に取り付けて、当該アダプター(3),(4)に沿わせて寸法の異なるＣＤ(2 )を挿入して基板(5)に保持するようにして用いることができる。

【００１２】その結果、従来のＣＤ収納ケースに、異なる寸法のＣＤ(1),(2)を収納して、好都合なばかりでなく、そのケースの種類を２種類以上用意することなく、２種類のＣＤ(1),(2)を本考案のひとつのＣＤ収納ケースに整理収納することができて占積率の向上を図ることができるという実用上における顕著な効果を期待することが出来るに至ったのである。

【００１３】また、アダプター(3),(4)は着脱自在であるから、基板(5)からアダプターＡ(3 ),Ｂ(4)を取り外すことにより、また元の本来の寸法のＣＤ(1)を収納することが出来ることはいうまでもない。

【００１４】更にまた、本考案は、基板(5)にアダプターＡ(3)，Ｂ(4)を取り付けて、基板( 5)の表裏両面側にＣＤを収納できるダブル収納用ケースのアダプターとして説明したが、前記のアダプターＡ(3)のみを基板(5)に取り付けて、その穴(3b)に例えば鍔の付いた前記突起(4a)様のものを挿入して固定することにより、片側だけのシングル収納用アダプターとして効果を得ることも可能である。

【００１５】以上、本考案を２０センチＣＤと１２センチＣＤとの混用収納ケースについて説明したが、本考案は３０センチＣＤ用の収納ケースを２０センチＣＤ、又は１２センチＣＤとの混用収納にも適用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例を示した斜視図。

【図２】図１中のトレイ部とアダプターの関係を示す一
部拡大抽出図。

【図３】図１中の基板とアダプターの取り付け関係を示
す断面図。

【図４】本考案のアダプターを取り付けた状態を示す断
面図。

【図５】従来例の断面図。

【図６】従来例のＣＤを収納した状態を示した断面図。

【符号の説明】

(1) 当初所定の外径のＣＤ (2) 所定のＣＤより小さい外径のＣＤ (3) アダプターＡ (3a) 突縁部 (3b) 突縁付き穴 (3c) 凹曲面 (4) アダプターＢ (4a) 突起 (5) 基板 (5a) 穴 (5b) 受け部 (15) トレイ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】当初所定のＣＤ(1)を縦に沿わせて受け部
(5b)で受け止めて収納するトレイ(15)の基板(5)に、当
初所定のＣＤ(1)の外径より小さい外径のＣＤ(2)の外径
端縁を受け止める凹曲面(3c)とした湾曲偏平状のアダプ
ターＡ(3)の突縁付き穴(3b)の突縁部(3a)を、トレイ(1
5)の基板(5)に穿設したアダプター取り付け穴(5a)に挿
入して仮固定し、前記アダプターＢ(4)を基板(5)の反対
側から基板(5)に沿わせてアダプターＢ(4)を当接して、
アダプターＢ(4)の平面部に形成した突起(4a)を前記ア
ダプタＡ(3)の突縁付き穴(3b)に挿入して、圧着するこ
とにより、両アダプターＡ(3)、Ｂ(4)を弾力を保って、
基板(5)の取り付け穴(5a)を介して着脱自在的に固着し
たＣＤ収納ケース。