JPH09228753A - ルーバー付き建具とその製造方法 - Google Patents

ルーバー付き建具とその製造方法

Info

Publication number
JPH09228753A
JPH09228753A JP6912296A JP6912296A JPH09228753A JP H09228753 A JPH09228753 A JP H09228753A JP 6912296 A JP6912296 A JP 6912296A JP 6912296 A JP6912296 A JP 6912296A JP H09228753 A JPH09228753 A JP H09228753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
louver
frame
fitted
connecting frames
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6912296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3581211B2 (ja
Inventor
Tatsuya Yoshida
達也 吉田
Tadashi Ozawa
忠司 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority to JP06912296A priority Critical patent/JP3581211B2/ja
Publication of JPH09228753A publication Critical patent/JPH09228753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3581211B2 publication Critical patent/JP3581211B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建具の開口部の大きさに応じて正確且つ容易
に組立てることができるルーバー付き建具を提供する。 【解決手段】 左右一対の合成樹脂製連結用フレーム
2、2の対向面に突設した複数の嵌合突部4、4間に複
数枚の合成樹脂製羽根材3を順次連結することによって
形成してなるルーバーにおいて、羽根材3はその全長に
亘って上記連結用フレーム2の嵌合突部4に嵌合可能な
嵌合孔8が設けられて建具Bの開口部Cの横幅に応じて
両側端に嵌合孔8を有する羽根材3の長さに切断するこ
とができる一方、連結用フレーム2はその上下端面に互
いに嵌合可能な凸部6と凹部7とが設けられて継ぎ足
し、切断することで建具Bの開口部Cの縦幅寸法に応じ
た長さに形成でき、さらに、開口部Cに嵌着した表裏額
縁材9、10によって上記左右連結用フレーム2、2を弾
性的に強固に挟着、固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物の
玄関口や窓、或いは通路と室内間や室内間同士の出入口
等の開口部に取付けられるドア等のルーバー付建具とそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅等の建築物の開口部に付
設されるドア等の建具には、雨水や直射日光を遮断した
り、外部からの透視を妨げる一方、良好な通風や換気を
可能にするために、複数本の斜行羽根板や断面逆V字状
の羽根板を開口部の左右額縁材間に並設してなる木製ル
ーバー付き建具が広く使用されている。例えば、特開平
5ー133172号公報に記載されているように、対向
面に係止突部を長さ方向に一定間隔毎に突設してなる木
質製の左右一対の連結用棒材間に、上端面が平坦面に形
成された断面逆V字状の木質製羽根板を配設し、この羽
根板を複数枚、その両端部を左右連結棒材の上下係止突
部間の空間部内に嵌入させると共にその平坦な上端面を
上方側の係止突部の下面に密着させた状態で固定してル
ーバーを形成し、このルーバーを建具の開口部に嵌め込
んだ内側部に断面L字状の段部を有する表裏一対の額縁
材により挟持状態に固定した構造のものが知られてい
る。
【0003】また、実開昭52ー105953号に開示
されているように、左右のアルミ製端面板間に同じくア
ルミ製の断面逆V字状の羽根板を配設し、この羽根板を
複数枚、その両端開口部を上記端面板の対向面に突設し
てなる突起に順次嵌め込んだのち、横断面コ字状に形成
したアルミ製の枠材を並列した複数枚の羽根板の両端部
に被せて該枠材の上下端部を上下框材の両端面にビス止
めすることによって固定した構造のものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ルーバーにおいては、連結用棒材の下側の係止突部上に
羽根板の端部を跨がらせて該羽根板の平坦な上端面を上
側の係止突部の下面に当接させることによって組み立て
ているものであるから、その組立強度が弱く、接着剤で
強化することができるがその作業が煩わしくて手間を要
するものである。その上、連結用棒材は継ぎ足しが行え
ないので、予め、ルーバーの大きさに合わせて作成して
おかなければならない。また、ドア等の建具の開口部に
ルーバーを組み込む際に、表裏額縁材の対向する断面L
字状段部によって上記連結用棒材を挟着させているもの
であるが、段部の精度が悪いと連結用棒材にガタツキが
生じたり、連結用棒材が収まらない場合が生じる。さら
に、表裏額縁材としては連結用棒材の長さ寸法や幅寸法
に応じた形状のものを使用しなければならず、各種の建
具の開口部に対応させるためには品揃えが必要となり、
高価につくという問題点がある。
【0005】一方、後者のルーバーにおいては、羽根板
や端面板、枠材、框材などがアルミ製であるため現場で
の施工時における寸法調整が困難であり、さらに、予
め、端面板や羽根板の幅寸法に応じた断面コ字状の枠材
を用いなければならず、上記同様に多種の部材の品揃え
が必要となるという問題点があった。本発明はこのよう
な問題点を解消し得るルーバー付き建具とその製造方法
の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のルーバー付き建具は、内側面に嵌合突部を上
下方向に一定間隔毎に突設していると共に外側面の両端
部に切込溝を全長に亘って設けることにより両端部を幅
方向に拡縮可能な弾性片部に形成し且つ上下端面に凸部
とこの凸部が嵌合可能な凹部をそれぞれ形成してなる左
右一対の合成樹脂製の連結用フレームと、断面逆V字状
に形成されていると共に両側端面間に全長に亘って嵌合
孔を設けてなる複数の合成樹脂製羽根材と、建具の開口
部に嵌め込まれた対向面の内側部に断面逆L字状の段部
を設けてなる表裏額縁材とからなり、これらの表裏額縁
材の対向内側面に上記左右連結用フレームを配して表裏
額縁材の両段部により形成された断面コ字状の溝に嵌着
していると共に左右連結用フレームの対向する各嵌合突
部に上記羽根材の両側端面に開口している嵌合孔を嵌入
させてルーバーを形成した構造を有している。
【0007】また、上記ルーバー付き建具の製造方法と
しては、上記左右一対の合成樹脂製の連結用フレーム間
に上記断面逆V字状の合成樹脂製羽根材を配してこの羽
根材の両側嵌合孔を左右連結用フレームの水平方向に対
向する嵌合突部に嵌め込むことにより固定し、この羽根
材を複数個、左右連結用フレームの水平方向に対向する
各嵌合突部に上記同様にして順次嵌着させることによっ
てルーバーを形成し、このルーバーの上記左右連結用フ
レームを建具の開口部に嵌め込んだ断面L字状の段部を
有する表裏一対の額縁材の一方の額縁材における両側段
部に嵌合させたのち、他方の額縁材を被せることによ
り、これらの表裏額縁材の断面L字状段部によって形成
される断面コ字状の溝内にルーバーの連結用フレームを
嵌着させることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】上記連結用フレームは射出成形機
によって合成樹脂をモールド内に射出することによって
製造される。一方、羽根材は押出成形機によって合成樹
脂を該羽根材の断面形状を有する口金から押し出し、こ
れを一定長さ毎に切断しすることによって得られたもの
である。連結用フレームの内側面には上下方向に一定間
隔毎に複数個の嵌合突部を突設していると共に外側面の
両端部に切込溝を全長に亘って設けられてあり、この切
込溝によってその両端部を幅方向に拡縮可能な弾性片部
に形成されていると共に上下端面のいずれか一方にはピ
ン形状の凸部を、他方には該凸部が嵌合可能な凹部を形
成している。
【0009】羽根材は断面逆V字状に形成されていると
共に両側端面間に断面形状を上記連結用フレームの嵌合
突部が挿嵌可能な形状に形成した嵌合孔を全長に亘って
設けている。この羽根材を複数個、上記左右連結用フレ
ームの対向内側面に突設した複数個の嵌合突部において
水平方向で対応する左右の嵌合突部にその両側端面に開
口している嵌合孔を嵌合することによって上下方向に並
列状態に取り付けられ、ルーバーが形成される。この
際、建具の開口横幅に応じて羽根材の長さ切断すること
により調整すると共に開口縦幅が小さい場合には左右連
結用フレームをその縦幅に合わせて切断し、大きい場合
には左右連結用フレームの上端面又は下端面に所定長さ
を有する連結用フレームを凸部と凹部との嵌合によって
継ぎ足し、開口縦幅に対応させた長さにする。
【0010】一方、建具の開口部の内周縁に断面L字状
の段部を有する表裏一対の額縁材の一方を嵌着し、この
額縁材の左右段部に上記ルーバーの左右連結用フレーム
の前半部又は後半部をそれぞれ嵌め込んだのち、他方の
額縁材を上記額縁材に重合させるようにして被せること
により、これらの表裏額縁材の断面L字状段部によって
形成される断面コ字状の溝内にルーバーの左右連結用フ
レームを挟持させる。この際、表裏額縁材の断面L字状
段部によって形成される溝の幅を連結用フレームの両端
間の幅寸法、即ち、太さよりも狭く形成しておき、表裏
額縁材の断面L字状段部の対向面で連結用フレームの両
端弾性片部を圧縮させた状態に挟圧することにより、連
結用フレームを強固に固定する。なお、表裏額縁材は建
具の開口部に接着剤によって固着される。
【0011】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例を図面につい
て説明すると、図1、図2において、1は建具用ルーバ
ーで、上下方向に一定長さを有する左右一対の合成樹脂
製連結用フレーム2、2の対向内側面間に水平方向に長
い同一長さを有する複数個の合成樹脂製羽根材3、3・
・・を上下方向に小間隔毎に並設し、これらの羽根板3
の両側端部を連結用フレーム2、2の対向内側面に固着
してなるものである。なお、連結用フレーム2は射出成
形機によって製造され、羽根材は押出成形機によって製
造される。
【0012】前記連結用フレーム2、2は外側部が幅広
く、内側面に向かって徐々に幅狭くなった横断面台形状
に形成され、その対向端面、即ち、内側面2aに断面縦長
長円形状で一定の突出長を有する嵌合突部4、4・・・
4を上下方向に一定の間隔毎(羽根材3の取付間隔毎)
に突設いると共に外側部にはその外側面2bの両端部から
内側面2aに向かって一定深さの直状の切込溝2c、2cを全
長に亘って設けることにより、この切込溝2cと端面間の
端部を連結用フレーム2の幅方向に拡縮変形可能な弾性
片部5、5に形成している。さらに、連結用フレーム2
の上端面の中央部には内外2本のピン形状の凸部6、6
を突設していると共に下端面の中央部には上記凸部6、
6が嵌合可能な凹部7、7(図4に示す)を形成してい
る。
【0013】一方、前記羽根材3は、一定厚みを有する
前後傾斜板31、32によって断面逆V字形状に形成されて
いると共にその上端角部を全長に亘って細幅の水平な平
坦面33に形成されてあり、さらに、前後傾斜板31、32の
上端部下面に、下端が互いに接近する方向に屈曲してい
る挟圧片部34、35を全長に亘って一体に垂設してこれら
の挟圧片部34、35と前後傾斜板31、32の上端交差部内面
とで上記連結用フレーム2の嵌合突部4が嵌入可能な嵌
合孔8を全長に亘って形成している。また、前後傾斜板
31、32の傾斜下端に一定の上下幅を有する幕片36、37を
垂直方向に垂設し、これらの幕片36、37の対向面に一定
幅を有する水平な補強突片38を突設している。従って、
羽根材3はどの部分を切断しても両端に嵌合孔8を開口
させている同一断面形状となるように形成されているも
のである。
【0014】このように形成した羽根材3は、ドアー等
の建具Aに設けられた矩形状開口部Bの横幅に応じた長
さとなるように切断される。一方、該開口部Bの縦幅が
連結用フレーム2の長さよりも短い場合には連結用フレ
ーム2をその縦幅に応じて切断し、開口部Bの縦幅が連
結用フレーム2の長さよりも長い場合には連結用フレー
ム2を長さ方向に継ぎ足す。この際、連結用フレーム2
上下に対向する連結用フレーム2、2の上下端面に設け
た凸部6と凹部7とを嵌め込むことによって連結すると
共に、上下端側のいずれか一方の連結用フレーム2を切
断して開口部Bの縦幅に応じた長さに設定する。
【0015】上記連結用フレーム2、2の内側面2a、2a
を対向させてこれらの連結フレーム2、2間に複数個の
羽根材3、3・・・を上下方向に並設状態に固定するこ
とによりルーバー1を形成するには、羽根材3の両側端
面に開口している嵌合孔8、8を連結用フレーム2、2
の対向内側面2aに突設している嵌合突部4、4に嵌合す
る。この際、嵌合孔8を形成している挟圧片部34、35の
弾性力によって嵌合突部4が確実に挟持される。この羽
根材3を複数個、水平方向に対向している各嵌合突部
4、4間に順次嵌合させることによってルーバー1が形
成される。しているものである。
【0016】このように形成したルーバー1はドア等の
建具Aに設けた開口部Bに木質材よりなる表裏額縁材
9、10を介して固定されてルーバー付建具を構成してい
る。表裏額縁材9、10は図2、図3に示すように、下枠
材11の両端に両側枠材12、12の下端部を一体的に固着し
てU字形状に形成されていると共に両側枠材12、12の中
間部間に仕切桟13を固着して該仕切桟13から下方側の矩
形状空間をルーバー1の取付用開口部14とし、上方側空
間側にパネルを装着するように形成している。
【0017】表裏額縁材9、10は同一大きさ、同一形状
であって、その厚みは建具Aの板厚の略半分であって外
側周端面を建具Aの開口部Bの周端面に密接させ、且つ
外側一端部に突縁部15を一体に設けてあり、該突縁部15
を開口部Cの表裏側端面にそれぞれ係止状態で密接させ
るよう形成している。また、これらの表裏額縁材9、10
の対向面の内側部に断面L字状の段部16、17をそれぞれ
形成し、これらの表裏額縁材9、10を互いに合わせた際
に、段部16、17によってルーバー1の連結用フレーム
2、3を挟持状態に嵌め込む断面コ字状の溝18を形成す
るように構成している。
【0018】建具Aの開口部Bに表裏額縁材9、10を嵌
め込み、これらの表裏額縁材9、10によって形成された
ルーバー取付用開口部14にルーバ1を固着するには、ま
ず、表裏いずれかの額縁材、例えば表側額縁材9の外側
周端面と突縁部15を建具Aの開口部Bの表側周縁部に接
着剤によって固着する。次いで、上記のように組立てた
ルーバー1を建具Aの裏面側からルーバー取付用開口部
14内に挿入し、その左右連結用フレーム2、2の表側半
部分を表側額縁材9の左右側段部16、16に嵌め込んだの
ち、裏側額縁材10を表側額縁材9の裏面側に重合させる
ようにして嵌め込み、該裏側額縁材10の左右側段部17、
17に左右連結用フレーム2、2の裏側半部分を嵌め込ん
で、表裏額縁材9、10の段部16、17によって形成される
断面コ字状の溝18内に左右連結用フレーム2、2を嵌着
させると共に外側周端面と突縁部15を建具Aの開口部B
の裏側周縁部に接着剤によって固着することにより、ル
ーバー付き建具を製作し得るものである。
【0019】上記表裏額縁材9、10の段部16、17を合わ
せることによって形成される断面コ字状の溝18の幅は、
左右連結用フレーム2、2の弾性片部5、5の両端面間
の厚みよりも小さくなるように段部16、17を切削加工さ
れる。その際、段部16、17の精度が多少悪くても、左右
連結用フレーム2、2の弾性片部5、5が幅方向に弾性
的に圧縮変形するので、ガタツキが生じることなく段部
16、17により挟圧させて正確且つ容易に組み立てること
ができる。なお、羽根材3の前後傾斜板31、32から前後
幕片36、37の表面全面に木目柄模様を印刷したシートを
貼着しておいてもよく、このようなシートの貼着によっ
てルーバー1とドアー等の木質材よりなる建具や表裏額
縁材9、10との外観が調和し、意匠的にも優れたルーバ
ー付き建具を構成できる。
【0020】図5は本発明のルーバー付き建具における
左右連結用フレーム2、2と羽根材3との別な実施例を
示すもので、左右連結用フレーム2、3の対向内側面2a
に嵌合突部4aと対となす補助突部4bを複数対、上下方向
に一定間隔毎に突設する一方、羽根材3には上記嵌合突
部4aを嵌合させる嵌合孔8aと共に上記補助突部4bを嵌合
させる下部嵌合孔8bを設けているものである。この場
合、羽根材3の前後傾斜板31、32の上端部によって形成
された角部内面側に設けている嵌合孔8aは羽根材3の全
長に亘って一体に形成された筒体部8cの中央孔によって
形成されている一方、下部嵌合孔8bは前後傾斜板31、32
の傾斜下端に垂設した幕片36、37の対向面に突設してい
る水平補強突片38、38の対向端間に断面逆U状の連結片
39を全長に亘って形成し、この連結片39で囲まれた空間
部によって形成している。その他の構成は上記実施例と
同様であるので省略する。
【0021】このように構成した左右連結用フレーム
2、2と複数枚の羽根材3とによってルーバー1を組立
てるには、各羽根材3の両側端面に開口している嵌合孔
8aと下部嵌合孔8bとを左右連結用フレーム2、2の対向
内側面に突設している上下一対の嵌合突部4aと補助突部
4bとに嵌合させればよい。この際、各羽根材3は上下2
個所に設けた嵌合孔8a、8bによって左右連結用フレーム
2、2の嵌合突部4a、4bに連結されるので、全ての羽根
材3をその前後傾斜板31、32の傾斜度を同一にして精度
よく且つ強固に取付けられるものである。組立てたルー
バー1を建具Aの開口部Bに表裏額縁材9、10によって
取付ける方法及び取付けた構造は上記実施例と同様であ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、左右一対
の合成樹脂製連結用フレームは、内側面に嵌合突部を上
下方向に一定間隔毎に突設している一方、複数の合成樹
脂製羽根材は、断面逆V字状に形成されていると共に両
側端面間に全長に亘って嵌合孔を設けてなり、各羽根材
の嵌合孔を左右連結用フレームの対向する嵌合突部に嵌
着させることによりルーバーを形成しているので、組立
てが簡単で能率よく作製し得ると共に、羽根材は合成樹
脂製であってその嵌合孔は全長に亘って設けられている
ので、建具の開口部の横幅寸法に応じた長さにカッター
等で容易に切断して使用することができ、その上、連結
用フレームも合成樹脂製であってその上下端面に凸部と
この凸部が嵌合可能な凹部をそれぞれ形成しているの
で、継ぎ足しや切断によって建具の開口部の縦幅寸法に
応じた長さ寸法に簡単に調整でき、現場において建具の
開口大きさに適応したルーバーを加工できるものであ
る。
【0023】さらに、このルーバーの左右連結用フレー
ムを建具の開口部に嵌め込んだ断面L字状の段部を有す
る表裏一対の額縁材の一方の額縁材における両側段部に
嵌合させたのち、他方の額縁材を被せることにより、こ
れらの表裏額縁材の断面L字状段部によって形成される
断面コ字状の周溝内にルーバーの連結用フレームを嵌着
させたルーバー付き建具を容易に製造できるばかりでな
く、連結用フレームはその外側面の両端部に切込溝を全
長に亘って設けることにより両端部を幅方向に拡縮可能
な弾性片部に形成しているので、表裏額縁材に設けてい
る断面L字状段部の精度が多少悪くても、左右連結用フ
レーム2、2の弾性片部5、5が段部の対向面で挟圧さ
れて幅方向に弾性的に圧縮変形し、ガタツキが生じるこ
となく正確且つ容易に組み立てることができ、合成樹脂
製のルーバーを有する外観の美麗な建具を製造し得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーバーの分解斜視図、
【図2】ルーバー付き建具の一部簡略正面図、
【図3】その一部を省略した横断面図、
【図4】上下フレームを継ぎ足す場合における対向部の
拡大斜視図、
【図5】本発明の別なルーバーの実施例を示す分解斜視
図。
【符号の説明】
1 ルーバー 2 連結用フレーム 3 羽根板 4 嵌合突部 5 弾性片部 6 凸部 7 凹部 8 嵌合孔 9、10 表裏額縁材 16、17 段部 18 溝 A 建具 B 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側面に嵌合突部を上下方向に一定間隔
    毎に突設していると共に外側面の両端部に切込溝を全長
    に亘って設けることにより両端部を幅方向に拡縮可能な
    弾性片部に形成し且つ上下端面に凸部とこの凸部が嵌合
    可能な凹部をそれぞれ形成してなる左右一対の合成樹脂
    製の連結用フレームと、断面逆V字状に形成されている
    と共に両側端面間に全長に亘って嵌合孔を設けてなる複
    数の合成樹脂製羽根材と、建具の開口部に嵌め込まれた
    対向面の内側部に断面逆L字状の段部を設けてなる表裏
    額縁材とからなり、これらの表裏額縁材の対向内側面に
    上記左右連結用フレームを配して表裏額縁材の両段部に
    より形成された断面コ字状の溝に嵌着していると共に左
    右連結用フレームの対向する各嵌合突部に上記羽根材の
    両側端面に開口している嵌合孔を嵌入させてルーバーを
    形成してなることを特徴とするルーバー付き建具。
  2. 【請求項2】 内側面に嵌合突部を上下方向に一定間隔
    毎に突設していると共に外側面の両端部に切込溝を全長
    に亘って設けることにより両端部を幅方向に拡縮可能な
    弾性片部に形成し且つ上下端面に凸部とこの凸部が嵌合
    可能な凹部をそれぞれ形成してなる左右一対の合成樹脂
    製の連結用フレーム間に、両側端面に嵌合孔を設けてな
    る断面逆V字状の合成樹脂製羽根材を配してこの羽根材
    の上記両側嵌合孔を左右連結用フレームの水平方向に対
    向する嵌合突部に嵌め込むことにより固定し、この羽根
    材を複数個、左右連結用フレームの水平方向に対向する
    各嵌合突部に上記同様にして順次嵌着させることによっ
    てルーバーを形成し、このルーバーの上記左右連結用フ
    レームを建具の開口部に嵌め込んだ断面L字状の段部を
    有する表裏一対の額縁材の一方の額縁材における両側段
    部に嵌合させたのち、他方の額縁材を被せることによ
    り、これらの表裏額縁材の断面L字状段部によって形成
    される断面コ字状の溝内にルーバーの連結用フレームを
    嵌着させることを特徴とするルーバー付き建具の製造方
    法。
JP06912296A 1996-02-28 1996-02-28 ルーバー付き建具とその製造方法 Expired - Lifetime JP3581211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06912296A JP3581211B2 (ja) 1996-02-28 1996-02-28 ルーバー付き建具とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06912296A JP3581211B2 (ja) 1996-02-28 1996-02-28 ルーバー付き建具とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09228753A true JPH09228753A (ja) 1997-09-02
JP3581211B2 JP3581211B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=13393537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06912296A Expired - Lifetime JP3581211B2 (ja) 1996-02-28 1996-02-28 ルーバー付き建具とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3581211B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177556A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Ykk Ap株式会社 建具
CN104213821A (zh) * 2013-10-23 2014-12-17 北京中瑞宏宇幕墙装饰工程有限公司 高通风高强度防风雨百页及其百叶窗

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177556A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Ykk Ap株式会社 建具
CN104213821A (zh) * 2013-10-23 2014-12-17 北京中瑞宏宇幕墙装饰工程有限公司 高通风高强度防风雨百页及其百叶窗
CN104213821B (zh) * 2013-10-23 2016-08-17 北京中瑞宏宇幕墙装饰工程有限公司 高通风高强度防风雨百页及其百叶窗

Also Published As

Publication number Publication date
JP3581211B2 (ja) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3295283A (en) Panel structure and frame member therefor
US5369922A (en) Window frame assembly
US6684590B2 (en) Panel door construction and method of making same
US5339522A (en) Method for constructing modular doors
EP0466786B1 (en) Window to be inserted in an opening in a wall of sandwich-type
US6560941B1 (en) Multi-component window shutter system
CA2313325A1 (en) Doorlite system
JP3581211B2 (ja) ルーバー付き建具とその製造方法
GB2288622A (en) Corner joint for window and door frames
KR200190707Y1 (ko) 중문용 격자프레임
JP3030611B2 (ja) フラッシュドア
JPS6328297Y2 (ja)
JP2555496B2 (ja) ルーバー付き建具とその製造方法
JPS641437Y2 (ja)
CN111219123A (zh) 复合材料窗的制造方法
CN218844124U (zh) 一种镶边立体玻璃门
JPH035675Y2 (ja)
US20040068941A1 (en) Standardized arched jamb assembly and method
JPH0237997Y2 (ja)
JP3274585B2 (ja) 扉のルーバー構造の取り付け方法
JP2917801B2 (ja) 枠体と被支持部材との取り付け構造
JPH0344959Y2 (ja)
JP2575185Y2 (ja) 網 戸
KR200397161Y1 (ko) 섀시 프레임의 모서리 고정구
JP2880805B2 (ja) 見込幅可変の住宅用造作枠材

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040722

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term