JPH09228149A - 夜光性軽量繊維およびその製造方法 - Google Patents

夜光性軽量繊維およびその製造方法

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JPH09228149A
JPH09228149A JP3064396A JP3064396A JPH09228149A JP H09228149 A JPH09228149 A JP H09228149A JP 3064396 A JP3064396 A JP 3064396A JP 3064396 A JP3064396 A JP 3064396A JP H09228149 A JPH09228149 A JP H09228149A
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luminescent
thermoplastic resin
luminous
core component
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JP3064396A
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Yoshishige Shimizu
喜茂 清水
Hideo Sakakura
秀夫 坂倉
Hiromi Mazaki
博巳 間崎
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量、嵩高で、しかも、人体に悪影響を与え
ず、しかも長時間、高輝度に発光し得る特性を有する夜
光性軽量繊維およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 夜光性顔料を含有する熱可塑性樹脂から
なる芯成分、及び、夜光性顔料を含有しない熱可塑性樹
脂からなる鞘成分から構成され、且つ、中空部が3個以
上存在し、繊維断面に占める中空部の合計中空率が10
%以上であることを特徴とする夜光性軽量繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夜光性を装飾とす
る織編物や、カーペット、組み紐、又、夜光性機能を生
かした、交通安全用織編物や組み紐、さらには、フライ
フィッシング用疑似針等の用途に適した夜光性軽量繊維
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種繊維には、多種多様な色
彩効果を付与すべく、さまざまな着色材料による着色が
施されてきた。とくに近年では、着色材料として各種の
機能性着色材料を用いることにより、繊維に高度の商品
価値を付与することが試みられており、蓄光顔料もしく
は夜光性顔料と称される発光性着色材料もその一つに挙
げられる。
【0003】このような発光性着色材料としては、硫化
亜鉛を主体として、各種金属を賦活してなる蓄光顔料を
用いた蛍光を発する繊維製品は、特公平3−70020
号公報で提案されているが、ここで提案された蛍光を発
する繊維は発光輝度が弱く、発光時間も5分間程度と極
めて短いという欠点を有していた。一方、このような蓄
光顔料に放射性物質を添加すれば、発光機能が向上する
ことが知られているが、繊維のような日常的に使用する
部材に放射性物質を含む顔料を用いることは、人体への
影響を考えると極力避けるべきである。さらに、金属酸
化物に希土類元素をドーブさせた構造の夜光性顔料が、
放射性物質を実質上含有しないにもかかわらず、長時
間、高輝度に発光可能であることが、特開平7−300
722号公報に報告されている。しかしながら、いずれ
の発光性着色材料も比重が大きく、発光機能を満足させ
るだけの濃度の夜光性顔料を含有させると、使用用途で
必要とされる軽量性が損なわれるという問題がある。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的
は、前記問題に鑑み、軽量、嵩高で、しかも、人体に悪
影響を与えず、しかも長時間、高輝度に発光し得る特性
を有する夜光性軽量繊維およびその製造方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達した
のである。即ち、本発明は、夜光性顔料を含有する熱可
塑性樹脂からなる芯成分、及び、夜光性顔料を含有しな
い熱可塑性樹脂からなる鞘成分から構成され、且つ、中
空部が3個以上存在し、繊維断面に占める中空部の合計
中空率が10%以上であることを特徴とする夜光性軽量
繊維である。
【0006】本発明で用いる夜光性顔料としては、数多
く存在する発光性着色材料の中で、金属酸化物に希土類
をドープさせた化合物が最も好ましい。本発明でいう金
属酸化物に希土類をドープさせてなる化合物からなる夜
光性顔料とは、下記式(1)で表される化合物であっ
て、Mはカルシウム、ストロンチウム、バリウムからな
る群から少なくとも1つ選ばれた金属元素からなる化合
物を母結晶にしたものである。 MAl24 ・・・(1) 好ましくは、前記式(1)の化合物にマグネシウムを含
有した化合物であり、賦活剤として、Mで表される金属
元素に対して、0.001〜10モル%のユウロピウム
を含有するものである。さらには、共賦活剤として、ラ
ンタン、セリウム、プラセオジム、ネオジウム、サマリ
ウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスロプロシウム、
ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、
ルテチウム、マンガン、スズ、ビスマスからなる群の少
なくとも1つを含有する元素をMで表される金属元素に
対して0.001〜10%含有する化合物であってもか
まわない。さらに、前記(1)の化合物にフラックス剤
として、1〜10重量%の硼酸を含有する化合物でも良
い。このような、金属酸化物に希土類をドープさせてな
る化合物からなる夜光性顔料は、室温で200〜450
nmの紫外線及び/又は可視光を照射すると、熱発光の
グローピークを有する。
【0007】さらに、芯成分に含有させる該夜光性顔料
の平均粒径は、1〜50μmとすることが好ましい。特
に好ましくは5〜40μmである。平均粒径が1μm未
満であると、十分な発光繊維を得ることができない。一
方50μmを越えると製糸安定性が低下する。また、該
夜光性顔料の含有濃度は芯成分の5〜40重量%とする
ことが好ましい。より好ましくは10〜30重量%であ
る。含有濃度が5重量%未満であると、十分な発光繊維
を得ることができない。一方40重量%を越えると製糸
安定性が低下し、得られた繊維の強度は低下する。
【0008】夜光性顔料を含有させて繊維を着色する方
法として、繊維表面にコーティングする方法、夜光性顔
料を熱可塑性樹脂に直接練り込んで紡糸する方法等の従
来の手段を用いた場合には、夜光性顔料の脱落による発
光機能の低下、繊維強度の低下等が生じるという問題点
があり、長時間高輝度に発光可能な繊維を得ることがで
きない。また、夜光性顔料として、金属酸化物に希土類
をドープさせた化合物を用いる場合には、接着成分とと
もに繊維表面にコーティングする方法、または該夜光性
顔料を直接練り込む方法等により繊維に着色すると、繊
維の周囲に存在する水分が金属酸化物成分と反応して夜
光性顔料が変質し、発光性能が低下する。しかもこのよ
うな現象は繊維表面に露出している夜光性顔料を引き金
として内部に移行していくことが分かった。したがっ
て、本発明では、夜光性顔料を含有する熱可塑性樹脂を
芯成分とする必要がある。該軽量夜光性繊維を構成する
芯成分と、鞘成分の断面比が、1/3〜3/1であるこ
とが好ましい。断面比が1/3未満であると、発光性が
低下し夜光性繊維とはいえない。また、3/1以上であ
ると鞘成分が芯成分をすべて保護できず、夜光性顔料の
脱落が発生する。また、繊維強度の低い夜光性繊維とな
ってしまう。
【0009】軽量化方法として、捲縮を付与したり、繊
維断面を特殊な異型断面(Y断面)して繊維間の空隙を
大きくする軽量化方法では、十分な軽量化効果を得るこ
とは困難である。また、中空部が1〜2個しかない中空
繊維では、延伸その他の後加工等を行なった時に、断面
変形し、中空部がつぶれ、やはり、十分な軽量化繊維を
得ることはできない。したがって、本発明では、図1に
示すような中空部に、梁状の部分が存在する断面が好ま
しく、この梁状部分が延伸その他の後加工等を行なった
時に断面変形を抑制する。したがって、本発明では、中
空部が3個以上存在することが必要である。また、繊維
断面に占める中空部の合計中空率が10%以上であるこ
とも必要である。合計中空率が10%未満であれば、十
分な軽量化効果が得られない。反対に合計中空率を60
%以上にすると断面変形に対する抑制力が少なくなり、
合計中空率としては、10〜60%、好ましくは15〜
50%、より好ましくは20〜40%が好ましい。
【0010】本発明で用いる熱可塑性樹脂は、ポリエチ
レンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ナイロン
6、ナイロン6、6などのポリアミド樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂が好まし
く用いられる。特に、軽量性を追求する上からは、ポリ
オレフィン樹脂が好ましく、特に、ポリプロピレン樹脂
が繊維形成性等からも好ましく用いられる。
【0011】本発明では、更に、芯成分における該夜光
性顔料の分散性を向上させるために、芯成分中にワック
ス類を添加しても差し支えない。かかるワックス類とし
ては、パラフィンワックス、ミクロクリスタリンワック
ス、モンタンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプ
ロピレンワックス、ポリスチレンワックス、低分子量ポ
リブテン、液状ポリブタジエン、液状ポリペンタジエ
ン、オリゴエステルアクリレート、ポリアミドオリゴマ
ー、ポリエステルオリゴマー、シリコンオリゴマー等を
用いることが出来る。芯成分用樹脂中に直接添加しても
良く、カラーマスターバッチ製造時カラーマスターバッ
チ用樹脂に添加しても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の繊維は、一般的には溶融
紡糸することで製造されるが、製糸安定性の観点からポ
リプロピレン樹脂としては、芯成分、鞘成分いずれもメ
ルトフロレート(以下MFR値という)が5〜40g/
10minの範囲から選択される。MFR値が5g/1
0min未満であると製糸時、繊維が白化し発光性が低
下する。 また、40g/10minを越えると中空率
が低下し、目的とする軽量繊維は得られない。
【0013】芯成分は、熱可塑性樹脂を溶融し、その中
に平均粒径は、1〜50μmの該夜光性顔料を5〜40
重量%混合し分散させることによって得ることが出来る
が、該夜光性顔料を予め熱可塑性樹脂に溶融分散させた
カラーマスターバッチの形態とすれば、芯成分用樹脂中
での顔料の分散性をより向上させることができる。この
ようなカラーマスターバッチ用の熱可塑性樹脂として
は、鞘成分と同様のポリプロピレンが使用できる。カラ
ーマスターバッチのMFR値は、芯成分用熱可塑性樹脂
と同等のMFR値とすることが製糸安定性の点から好ま
しい。
【0014】このようにして、図2に示す紡糸口金を使
用して、夜光性顔料を含有する熱可塑性樹脂を芯成分と
し、夜光性顔料を含有しない熱可塑性樹脂を鞘成分とし
て、且つ、中空部が3個以上であり、繊維断面に占める
中空部の合計中空率が15%以上であるように、芯成分
と鞘成分の断面比は、1/3〜3/1範囲で複合紡糸す
ることによって得られる。
【0015】このようにして得られた繊維は、延伸倍率
2〜6、延伸温度60〜100℃、熱セット温度90〜
130℃の条件下で延伸を行なう。さらに、延伸後熱処
理温度110〜150℃、緩和率20%以上の条件下
で、延伸同時ホットエアー加工する。延伸倍率が2未満
であると製造された繊維の強度が低くなり、また、6を
越えると製糸安定性が低下する。このようにして得られ
た未延伸糸を、同時延伸エアー加工機を使用して嵩高加
工糸とすることで、より軽量性に優れた繊維とすること
ができる。また、紡糸、延伸、エアー加工を連続した1
プロセス(いわゆるワンステップ製糸法)で行なっても
同様な軽量化繊維を得ることができる。また、本発明の
夜光性軽量繊維は、その繊度は特に限定するものではな
く任意の繊度で良い。
【0016】以下、本発明を実施例により具体的に説明
する。
【実施例】本発明の軽量夜光性繊維の嵩体積:Vは、図
4に示す装置を使用し、つぎに示す手順で測定評価し
た。 試料を束ねてカセ状のサンプルを作成する。 カセ試料を測定台に乗せ測定初荷重(20g)をそ
の上にのせる。 初荷重をのせて1分経過後、正荷重(200g)を
追加する。正荷重を追加し1分経過後試料の高さ:H
(cm)を読み取る。 測定台よりはみ出した試料を切り落とし、残った試
料の重量:X(g)を測定する。 計算式 嵩体積 V(cm3/g)=4H/X
【0017】[実施例1]芯成分として、MFR値10
g/10minのポリプロピレン樹脂77重量%と、平
均粒径23μmの夜光性顔料(N夜光:根本特殊化学社
製)23重量%を溶融賦型しカラーペレットを製造し
た。この時カラーペレットのMFR値は27g/10m
inであった。鞘成分として、通常のポリプロピレン樹
脂のMFR値30g/10minを使用し、図2に示し
た紡糸口金を使用して、芯鞘比率(容積比)1/1で、
それぞれを第1ゾーン200℃、第2〜4ゾーン220
℃に調整された別々の押出機を使用して溶融し、芯鞘型
複合紡糸ノズルにより賦型、引取速度400m/分で巻
き取った。さらにこの繊維を延伸温度80℃、熱セット
温度130℃、延伸倍率3.22で延伸し、680デニ
ール/60フィラメントの夜光性軽量繊維を得た。この
繊維は、延伸時に夜光性顔料の脱落もなく製糸安定性が
良好であり、明るい場所から暗い場所に移すと、数時間
高輝度に発光する機能を有しており、製造後6ケ月が経
過しても、その機能と繊維の物性はかわることがなかっ
た。 延伸糸断面は図1に示す。延伸後でも断面形状は
変形せず良好な断面形状であった。この繊維の中空率は
22%であり、糸物性と嵩高性を表1に示した。
【0018】[実施例2]実施例1で得られた未延伸糸
を、延伸温度80℃、熱セット温度130℃、延伸倍率
3.22で延伸し、引き続いて熱処理温度135℃、緩
和率30%で延伸同時ホットエアー加工を行い800デ
ニール/60フィラメントの夜光性軽量加工糸を得た。
この加工糸も、夜光性顔料の脱落もなく製糸安定性が良
好であり、夜光性能も実施例1とかわりなく、数時間高
輝度に発光した。糸物性と嵩高性を表1に示した。
【0019】[実施例3]実施例1のデニール変更とし
て、実施例1と同様の原料を使用し、紡糸速度400m
/分、延伸倍率3.88で、800デニール/60フィ
ラメントの夜光性軽量繊維を得た。この繊維も実施例1
とかわりなく、数時間高輝度に発光した。延伸後でも断
面形状は変形せず良好な断面形状であった。この繊維の
中空率は25%であった、糸物性と嵩高性を表1に示し
た。
【0020】[実施例4]実施例3で得られた未延伸糸
を、延伸温度80℃、熱セット温度130℃、延伸倍率
3.88で延伸し、引き続いて熱処理温度135℃、緩
和率30%で延伸同時ホットエアー加工を行い1000
デニール/60フィラメントの軽量夜光性加工糸を得
た。この繊維も実施例3とかわりなく、数時間高輝度に
発光した。糸物性と嵩高性を表1に示した。
【0021】[対照例1]軽量性比較の対照例として、
実施例1の鞘成分として使用した通常のポリプロピレン
樹脂を、第1ゾーン200℃、第2〜4ゾーン220℃
に調整された押出機を使用して溶融し、丸断面紡糸口金
により賦型、引取速度400m/分で巻取り、さらにこ
の繊維を延伸温度80℃、熱セット温度130℃、延伸
倍率3.88で延伸を行い、680デニール/60フィ
ラメントのポリプロピレンプロピレン繊維を得た。糸物
性と嵩高性を表1に示した。
【0022】[対照例2]対照例1で得られた未延伸糸
を、延伸温度80℃、熱セット温度130℃、延伸倍率
3.88で延伸し、引き続いて熱処理温度135℃、緩
和率30%で延伸同時ホットエアー加工を行い800デ
ニール/60フィラメントの加工糸を得た。糸物性と嵩
高性を表1に示した。
【0023】[比較例1]実施例1と同一の原料を使用
し、紡糸口金を公知の芯鞘型丸断面用紡糸口金に変更す
る以外は、対照例1と同一の条件で製糸した。得られた
繊維は、製糸安定性、夜光性機能は実施例1と変わらな
いが、繊度は高比重の夜光性顔料に起因して745デニ
ールとなった。これは、対照例と比べ約10%程度重い
繊維であり、軽量性に劣る繊維となった。
【0024】[比較例2]比較例1の吐出量を変更する
以外は比較例1と同一の条件で製糸した。得られた繊維
は、製糸安定性、夜光性機能は実施例1と変わらない
が、嵩高性が対照例1と比べ10%低い繊維であり、軽
量性に劣る繊維となった。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明による夜光性軽量ポリプロピレン
繊維は、夜光性顔料を含有する熱可塑性樹脂を芯成分と
し、該夜光性顔料を含有しない熱可塑性樹脂を鞘成分に
配し、軽量化のため特殊中空断面にすることで、通常の
ポリプロピレン繊維と同等の強度及び、伸度を有し、同
等以上の軽量性を有する繊維であり、かつ放射物質を実
質上含有しないにもかかわらず長時間高輝度に発光可能
な性質を有するため、産業資材分野での素材として好適
であり、織編物素材として用いられ、また、ポリプロピ
レンの軽量性があり、嵩高性を有することから、編物、
ボリューム感、高反発性のあるカーペット、組み紐、疑
似針用装飾糸等を得ることが出来るなど、産業資材分野
をはじめ各分野での素材として有用なものである。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の夜光性軽量繊維の断面形状を
示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の対象となる断面形状の繊維を
製造するに用いる紡糸口金の概略図である。
【図3】図3は、本発明の繊維の嵩高性を評価する際に
使用した装置の概略図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夜光性顔料を含有する熱可塑性樹脂から
    なる芯成分、及び、夜光性顔料を含有しない熱可塑性樹
    脂からなる鞘成分から構成され、且つ、中空部が3個以
    上存在し、繊維断面に占める中空部の合計中空率が10
    %以上であることを特徴とする夜光性軽量繊維。
  2. 【請求項2】 夜光性顔料が金属酸化物に希土類をドー
    プさせてなる化合物である請求項1記載の夜光性軽量繊
    維。
  3. 【請求項3】 芯成分と、鞘成分の断面比が、1/3〜
    3/1である請求項1又は2記載の夜光性軽量繊維。
  4. 【請求項4】 芯成分中の夜光性顔料の含有量が5〜4
    0重量%である請求項1、2又は3記載の夜光性軽量繊
    維。
  5. 【請求項5】 夜光性顔料の平均粒径が1〜50μmで
    ある請求項1、2、3又は4記載の夜光性軽量繊維。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂がポリプロピレンである請
    求項1、2、3、4又は5記載の夜光性軽量繊維。
  7. 【請求項7】 夜光性顔料を含有する熱可塑性樹脂を芯
    成分とし、夜光性顔料を含有しない熱可塑性樹脂を鞘成
    分として、且つ、中空部が3個以上であり、繊維断面に
    占める中空部の合計中空率が15%以上であるように複
    合紡糸することを特徴とする夜光性軽量繊維の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂がポリプロピレンであり、
    溶融紡糸後、延伸倍率2〜6、延伸温度60〜100
    ℃、熱セット温度90〜130℃の条件下で延伸を行な
    う請求項7記載の夜光性軽量繊維の製造方法。
  9. 【請求項9】 延伸後熱処理温度110〜150℃、緩
    和率20%以上の条件下で、延伸同時ホットエアー加工
    する請求項8記載の夜光性軽量繊維の製造方法。
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