JPH09227471A - N−アルキル−n−(ヒドロキシアルキル)アミンの製法 - Google Patents

N−アルキル−n−(ヒドロキシアルキル)アミンの製法

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JPH09227471A
JPH09227471A JP8035969A JP3596996A JPH09227471A JP H09227471 A JPH09227471 A JP H09227471A JP 8035969 A JP8035969 A JP 8035969A JP 3596996 A JP3596996 A JP 3596996A JP H09227471 A JPH09227471 A JP H09227471A
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JP
Japan
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alkyl
hydroxyalkyl
formula
alkyl group
reaction
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Pending
Application number
JP8035969A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Kimura
芳敬 木村
Nobuhiko Sano
暢彦 佐野
Kunihisa Tabuchi
訓久 田淵
Takashi Shimozaki
隆司 下崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Chemical Co Ltd
Original Assignee
Konica Minolta Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐圧性容器や危険な還元剤を使用する事な
く、N−アルキル−N−(ヒドロキシアルキル)アミン
を高収率で得る方法を提供する。 【構成】 ハロゲノアルカノ−ルとアルキルアミンを無
機塩基の存在下、常圧で高収率でN−アルキル−N−
(ヒドロキシアルキル)アミン化合物を製造する方法に
関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N−アルキル−N−
(ヒドロキシアルキル)アミン類を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】N−アルキル−N−(ヒドロキシアルキ
ル)アミン類化合物は、医薬、農薬の原料として古くか
ら研究されている。たとえば、クロロアルカノ−ルにア
ルキルアミンを溶剤中で室温で数日間、放置して、その
後、数時間、加圧下で還流させる方法(Chem.Pharm.Lett
ers 26(12) 3991-3996(1973))や最初から十数時間、加
圧下で還流させる方法(ドイツ公開特許 730237(1
943)、Tetrahedron Lett.,8(1976),593-596)がある。
【0003】また、別の製造方法として、たとえば、γ
-ブチロラクトンや2,3-ジヒドロフランの様なヘテロ環
とアルキルアミンを反応させ、さらに、還元剤を使用し
て還元させる(Can.J.Pham.Sci 8(2)61-63(1973)、J.Ch
em.Soc. 8 1375-80(1989))方法もある。
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、従来公知
のN−アルキル−N−(ヒドロキシアルキル)アミン類
の製造方法は、耐圧性容器を用いて加圧下で長時間、反
応させても、アルキルの種類によっては反応率が50%
程度にしかならない。
【0004】また、別法では反応が2段階の上、還元剤
を使用するために取り扱いが大変である。従って本発明
の目的は、耐圧性容器や危険な還元剤を使用する事な
く、N−アルキル−N−(ヒドロキシアルキル)アミン
類を高収率で得る方法を提供することにある。
【0005】
【課題が解決しようとする手段】本発明の上記目的は、
ハロゲノアルカノ−ル類とアルキルアミンまたはアルキ
ルイミン類を無機塩基の存在下、常圧で反応させる事に
より達成された。
【0006】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明に用いられる 一般式(I) X−R1−OH 式中、R1はエチル、n-プロピル、iso-プロピル、n
−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチルなどの炭
素数2〜5のアルキル基を表す。Xはフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素のうちいずれか一つのハロゲンを表すが、好
ましくは塩素、臭素である。
【0007】本発明に用いられるアルキルアミンまたは
アルキルイミン類とは一般式(2)で表される化合物で
ある。 一般式(II) R2−NHR3 式中、R2、3は水素原子、メチル、エチル、n-プロピ
ル、iso-プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、
tert−ブチルなどの炭素数1〜5のアルキル基を表
し、同じであっても異なっても良い。
【0008】本発明に用いられる無機塩基はアルカリ金
属の水酸化物、炭酸化物、炭酸水素化物、アルカリ土類
金属の水酸化物、炭酸化物、炭酸水素化物のうちいずれ
か一つが好ましく、特に好ましくは炭酸ナトリウムであ
る。その使用量は、ハロゲノアルカノ−ルに対して0.
5〜3倍モル、好ましくは1〜2倍モルの範囲であるこ
とが望ましい。
【0009】本発明に用いられるハロゲノアルカノ−ル
類とアルキルアミンまたはアルキルイミン類の使用比率
はハロゲノアルカノ−ル類に対して2〜10倍モルであ
ることが好ましく、更に好ましくは5〜7倍モルの範囲
である。
【0010】本発明に用いられる溶媒は水、メタノ−
ル、エタノ−ル、ブタノ−ル等のアルコ−ル系溶媒、メ
チルエ−テル、エチルエ−テル、iso-プロピルエ−テル
等のエ−テル系溶媒またはハロゲノアルカノ−ル類とア
ルキルアミンまたはアルキルイミン類が溶媒として役割
をする場合には、溶媒なしに行うことが出来る。溶媒の
使用を使用する場合の量はアルキルアミンに対して、1
〜10倍モルが好ましく、特に好ましくは2〜5倍モル
以上である。
【0011】反応温度については特に制限は無いが、温
度が低すぎると反応が遅くなり、高すぎると分解反応が
進行することから、0〜100℃が好ましく、更に好ま
しくは40〜60℃である。
【0012】
【実施例】以下に実施例および比較例を用いて本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定される
ものではない。
【0013】実施例1 反応器内に4−クロロ−1−ブタノール40gを投入
し、モノメチルアミンメタノール溶液(40重量%)1
72gを1.5時間かけて滴下した。次いで、炭酸ナトリ
ウム19.5gを添加して、温度を50℃までゆっくり昇
温させた。更に36時間撹拌を続けて反応を行った。反
応終了後、冷却した反応混合物をろ過し、このろ液を減
圧濃縮した。ガスクロマトグラフィーにより反応生成物
を定量したところ85%の収率で目的の4−メチルアミ
ノ−1−ブタノールが生成していた。なお、生成物は減
圧蒸留を行って精製し、NMR、マススペクトルにより
目的物であることを確認した。
【0014】実施例2 反応器内に4−クロロ−1−ブタノール40gを投入
し、モノメチルアミンメタノール溶液(40重量%)1
72gを1.5時間かけて滴下した。次いで、炭酸水素ナ
トリウム32.5gを添加して、メタノール50mlを加え
た。更に温度を50℃までゆっくり昇温させ、36時間
撹拌を続けて反応を行った。反応終了後、冷却した反応
混合物をろ過し、このろ液を減圧濃縮した。ガスクロマ
トグラフィーにより反応生成物を定量したところ80%
の収率で目的の4−メチルアミノ−1−ブタノールが生
成していた。尚、生成物の同定は、実施例1と同様に行
った。
【0015】実施例3 反応器内に4−クロロ−1−ブタノール40gを投入
し、モノエチルアミン水溶液(70重量%)143gを
1.5時間かけて滴下した。次いで、炭酸ナトリウム1
9.5gを添加して、温度を50℃までゆっくり昇温させ
た。更に36時間撹拌を続けて反応を行った。反応終了
後、冷却した反応混合物をろ過し、このろ液を減圧濃縮
した。ガスクロマトグラフィーにより反応生成物を定量
したところ87%の収率で目的の4−エチルアミノ−1
−ブタノールが生成していた。尚、生成物の同定は、実
施例1と同様に行った。
【0016】実施例4 反応器内に4−クロロ−1−エタノール30gを投入
し、モノメチルアミンメタノール溶液(40重量%)1
72gを1.5時間かけて滴下した。次いで、炭酸ナトリ
ウム19.5gを添加して、温度を50℃までゆっくり昇
温させた。更に36時間撹拌を続けて反応を行った。反
応終了後、冷却した反応混合物をろ過し、このろ液を減
圧濃縮した。ガスクロマトグラフィーにより反応生成物
を定量したところ85%の収率で目的の4−メチルアミ
ノ−1−ブタノールが生成していた。なお、生成物は減
圧蒸留を行って精製し、NMR、マススペクトルにより
目的物であることを確認した。
【0017】比較例1 実施例1における炭酸ナトリウムを使用せずに行った以
外は実施例1と同様に反応を行って、生成物を定量し
た。このとき、4−メチルアミノ−1−ブタノールの収
率は3%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下崎 隆司 静岡県磐田郡浅羽町大野6909−9 株式会 社コニカケミカル内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】一般式(I) X−R1−OH 式中、R1はアルキル基を表わし、Xはハロゲンを表わ
    す。 【化2】一般式(II) R2−NHR3 式中、R2はアルキル基、R3は水素またはアルキル基を
    表わす。 【化3】一般式(III) 式中、R1,2,及びR3は水素またはアルキル基を表わ
    す。一般式(I)で表わされるハロゲノアルカノ−ル類
    と一般式(II)で表わされるアルキルアミンまたはア
    ルキルイミン類を無機塩基の存在下、常圧で反応させる
    事を特徴とする一般式(III)で表わされるN−アル
    キル−N−(ヒドロキシアルキル)アミン類の製造方
    法。
  2. 【請求項2】無機塩基としてアルカリ金属の水酸化物、
    炭酸化物、炭酸水素化物、アルカリ土類金属の水酸化
    物、炭酸化物、炭酸水素化物のうちいずれか一つを使用
    することを特徴とする請求項1記載のN−アルキル−N
    −(ヒドロキシアルキル)アミン類の製造方法。
  3. 【請求項3】R3 が水素で表される請求項2記載のN−
    アルキル−N−(ヒドロキシアルキル)アミン類の製造
    方法。
  4. 【請求項4】R1が炭素数2〜5までのアルキル基を表
    わし、R2 が炭素数1〜5までのアルキル基で表わされ
    る請求項3記載のN−アルキル−N−(ヒドロキシアル
    キル)アミン類の製造方法
  5. 【請求項5】R1が炭素数2〜5までのアルキル基を表
    わし、R2 が炭素数1〜5までのアルキル基を表わし、
    Xが塩素、臭素のいずれか一つで表される請求項4記載
    のN−アルキル−N−(ヒドロキシアルキル)アミン類
    の製造方法
JP8035969A 1996-02-23 1996-02-23 N−アルキル−n−(ヒドロキシアルキル)アミンの製法 Pending JPH09227471A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774278B1 (ko) * 2004-11-11 2007-11-08 에어 프로덕츠 앤드 케미칼스, 인코오포레이티드 N,n-디알킬폴리히드록시알킬아민

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774278B1 (ko) * 2004-11-11 2007-11-08 에어 프로덕츠 앤드 케미칼스, 인코오포레이티드 N,n-디알킬폴리히드록시알킬아민

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