JPH09227192A - コンクリート組成物及びコンクリート - Google Patents
コンクリート組成物及びコンクリートInfo
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Abstract
ライアッシュを多く含有するコンクリート組成物を提供
する。 【解決手段】 (A)セメント、(B)水、(C)細骨
材および(D)粗骨材を主成分とするコンクリート組成
物において、コンクリート組成物1m3中、(E)フラ
イアッシュ50〜300Kg(F)アルケニル基を有す
るポリオキシアルキレン誘導体と無水マレイン酸の共重
合体と特定のポリオキシアルキレン誘導体の反応生成物
0.1〜10Kgを含有するコンクリート組成物。
Description
物およびコンクリートに関する。さらに詳しくは、本発
明は、スランプロス防止性にすぐれ、強度が高く、フラ
イアッシュを含有するコンクリート組成物およびそのコ
ンクリートに関する。
由である、耐火性、耐腐蝕性にすぐれている等の特徴の
ほか、大量生産ができ、安価で使いやすい、使用法が容
易である等の商品として多くのすぐれた特徴をもってい
るため、現在のところこれにまさる建設資材はなく、大
量に使用されている。近年、コンクリート構造物の高層
化、大型化に伴い、コンクリートに対する高強度化の要
望がたかまっている。コンクリートの高強度化のために
は、コンクリート組成物中のセメント等の水硬性成分の
増加、水分の減少等が必要であるが、コンクリート組成
物を混練したあとの粘性が高まるため、減水剤等の添加
剤が必要となっている。 そのため、水の配合量の少な
い減水剤が望まれている。さらに、高流動化コンクリー
トの開発が進められるとともに、減水剤に対する要求性
能はさらに高いものとなっている。減水剤としては、ナ
フタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物塩、メラミ
ンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物塩、リグニンスル
ホン酸塩、ポリカルボン酸系化合物等が用いられてい
る。ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物塩及
びメラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物塩はスラ
ンプロスが大きく、また、減水性も十分とは言えない。
リグニンスルホン酸塩は減水性が不十分である。そのた
め、ポリカルボン酸系の減水剤を使用する場合が多くな
ってきている。
成分(A)のセメントは200〜600kg、成分
(B)の水は100〜185kg、成分(C)の細骨材
は400〜1200kg、成分(D)の粗骨材は400
〜1200kgが主成分として含まれている。産業廃棄
物の再利用の一つとして、石炭火力発電所等から発生す
るフライアッシュを、これらのコンクリート組成物の一
部として使用している。(例えば技法堂出版、岡村、前
田、小澤著「ハイパーフォマンスコンクリート」50〜
65頁1993年) しかしその使用量は、発生するフライアッシュのごく一
部であり、さらに多くの使用が望まれている。また、フ
ライアッシュ中には、活性化された炭素が含まれるため
に、通常の減水剤などの混和剤の効果を低下させること
がある。フライアッシュをコンクリート組成物の一部と
して使用した場合、上記のポリカルボン酸系の減水剤を
使用した場合においても、スランプロスが大きくなると
いう欠点があり、これがフライアッシュの利用が十分に
行われていない原因の一つとなっている。そのため、フ
ライアッシュを多量に配合してもスランプロスが大きく
ならず、かつ高強度を保持するコンクリート組成物が求
められている。
シュを多く含み、スランプロスが少ないコンクリート組
成物およびそれを硬化してなる高強度のコンクリートの
提供を目的とする。
題を解決するために鋭意検討を行った結果、フライアッ
シュと、特定のポリオキシアルキレン誘導体と無水マレ
イン酸とを特定の方法で共重合した共重合物と特定のポ
リオキシアルキレン誘導体との反応生成物とを含んだコ
ンクリート組成物が、スランプロスが少く、かつ高強度
のコンクリートを与えることを見出し、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、 (1)(A)セメント、(B)水、(C)細骨材および
(D)粗骨材を主成分とするコンクリート組成物におい
て、コンクリート組成物1m3中に、(E)フライアッ
シュ50〜300kgおよび、(F)下記の一般式
(1)、 R1O(A1O)nR2 (1) (ただし、R1は炭素数2〜5のアルケニル基、A1Oは
炭素数2〜4のオキシアルキレン基、n=5〜300、
R2は炭素数1〜8の炭化水素基を表わす。またオキシ
アルキレン基の50モル%以上はオキシエチレン基であ
る。)で示されるポリオキシアルキレン誘導体と無水マ
レイン酸との共重体と下記の一般式(2)、 R3O(A2O)mH (2) (ただし、R3は炭素数1〜8の炭化水素基、A2O は
炭素数2〜4のオキシアルキレン基、m=1〜200を
表わす。)で示されるポリオキシアルキレン誘導体とを
共重合物中の無水マレイン酸残基数と一般式(2)のポ
リオキシアルキレン誘導体中の水酸基数の比が1:1.
5〜1:0.1でエステル化した反応生成物またはその
塩からなる添加剤0.1kg〜10kg、を含有するこ
とを特徴とするコンクリート組成物である。 (2)前記のコンクリート組成物を硬化してなるコンク
リートである。
まだ固まらないコンクリートであり、JISA1138
「試験室におけるコンクリートの作り方」に準じて配合
することができ、JIS A1112「まだ固まらない
コンクリートの洗い分析試験方法」にしたがって分析す
ることができる性状のものである。
は、成分(A)のセメントは200〜500kg、成分
(B)の水は100〜185kg、成分(C)の細骨材
は400〜1200kg、成分(D)の粗骨材は400
〜1200kgが主成分として含まれる。本発明で使用
する成分(A)のセメントとしては、ポルトランドセメ
ントを挙げることができるが、さらに、ポルトランドセ
メントに高炉スラグ、石灰石粉末、シリカ粉末、シリカ
フューム等を混合した組成物も、使用することができ
る。本発明の組成物においては、コンクリート組成物1
m3中にセメント200〜500kgが配合される。コ
ンクリート組成物1m3中のセメントの量が200kg
未満であると、硬化後のコンクリートの強度が不十分と
なる。コンクリート組成物1m3中のセメントの量が5
00kgを超えると、セメントの硬化に伴う発熱が多く
なり、乾燥収縮が大きくなって、ひび割れが発生しやす
くなる。
は、コンクリート組成物1m3中に100〜185kg
が配合される。コンクリート組成物1m3中の水の量が
100kg未満であると、コンクリートの練混ぜが困難
であったり、フローが低下したりするおそれがある。コ
ンクリート組成物1m3中の水の量が185kgを超え
ると、コンクリートの強度が不十分となる。本発明にお
いて、コンクリート組成物中の水の量は特に重要である
ので、配合する細骨材や粗骨材が表面乾燥飽水状態にな
い場合は、その含有水量を定量し、実際に配合する水の
量に補正を加えなければならない。
骨材は、JIS A0203に規定される10mm網ふる
いを全部通り、5mm網ふるいを質量で85%以上通る骨
材であり、このような骨材には、川砂、陸砂、山砂、海
砂、砕砂等がある。本発明の組成物においては、コンク
リート1m3中に細骨材400〜1200kgが配合さ
れる。コンクリート組成物1m3中の細骨材の量が40
0kg未満であると、粗骨材が分離しやすくなり、運
搬、打ち込み、締め固め、仕上げなどの作業性が低下す
る。コンクリート組成物1m3中の細骨材の量が120
0kgを超えると、作業性が再び阻害される。
骨材は、JIS A0203に規定される5mm網ふるい
に質量で85%以上留まる骨材であり、このような骨材
には、川砂利、陸砂利、山砂利、砕石等がある。本発明
の組成物においては、コンクリート組成物1m3中に粗
骨材400〜1200kgが配合される。コンクリート
組成物1m3中の粗骨材の量が400kg未満である
と、コンクリートの強度が低下するおそれがある。コン
クリート組成物1m3中の粗骨材の量が1200kgを
超えると、ワーカビリティーが阻害される。本発明の組
成物において、細骨材及び粗骨材の重量は、表面乾燥飽
水状態における重量である。コンクリート組成物に配合
する細骨材及び粗骨材の種類及び量は、経済性、硬化時
の発熱、乾燥収縮、骨材分離等の適度なバランスを考慮
して選定することが必要である。
ライアッシュは、火力発電所等で微粉炭燃焼ボイラの煙
道ガス等から集塵器で採取するフライアッシュ等を全般
的に含むものである。通常、フライアッシュのブレーン
値(比表面積)は、2500〜10000cm2/gで
あり、本発明の使用の際には適宜選択して用いることが
できる。本発明の組成物においては、コンクリート組成
物1m3中にフライアッシュ50〜300kgが配合さ
れる。コンクリート組成物1m3中のフライアッシュの
量が50kg未満であると、本発明の目的に合わない
し、ワーカビリティーが低下する。コンクリート組成物
1m3中のフライアッシュの量が300kgを超える
と、コンクリートの初期強度が不十分となる。
5のアルケニル基であり、このようなアルケニル基とし
ては、例えば、ビニル基、アリル基、メタリル基、3−
ブテニル基、4−ペンテニル基、3−メチル−3−ブテ
ニル基等を挙げることができる。R1で示されるアルケ
ニル基の炭素数が5を超えると、得られる共重合物の親
水性が十分でなくなる。
8の炭化水素基であり、このような炭化水素基として
は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ア
ミル基、イソアミル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基などの飽和炭化水素基;シクロヘキシル基、フェ
ニル基、ベンジル基、トリル基、フェネチル基などの環
状炭化水素基等を挙げることができる。R2で示される
炭化水素基の炭素数が8を超えると、得られる共重合体
の親水性が十分でなくなる。
〜4のオキシアルキレン基であり、このようなオキシア
ルキレン基としては、例えば、オキシエチレン基、オキ
シプロピレン基、オキシブチレン基、オキシテトラメチ
レン基等を挙げることができる。A1Oで示されるオキ
シアルキレン基がオキシメチレン基である場合は、一般
式(1)で示される化合物が不安定である上に、分解に
よって有害なホルムアルデヒドを発生する。A1Oで示
されるオキシアルキレン基の炭素数が4を超えると、一
般式(1)で示される化合物の親水性が十分でなくな
る。本発明の組成物に用いられる一般式(1)で示され
る化合物においては、オキシアルキレン基の50モル%
以上がオキシエチレン基である。オキシアルキレン基中
のオキシエチレン基が50モル%未満であると、水溶性
が不十分となり、減水剤としての性能が劣る。一般式
(1)において、nの値は5〜300である。nの値が
5未満であると、凝結遅延が大きくなり、nの値が30
0を超えると粘性が高くなり製造が困難となる。
レン誘導体と無水マレイン酸との共重合物は、一般式
(1)のポリオキシアルキレン誘導体と無水マレイン酸
とを、過酸化物系開始剤、アゾ系開始剤等を用いて、公
知の方法によって共重合することにより、容易に得るこ
とができる。その際、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の溶剤を用いることができる。さらに、共重合の際、ス
チレン、酢酸ビニル等の他の共重合可能な単量体を添加
して得た共重合物も、本発明の組成物に使用することが
できる。
レン誘導体と無水マレイン酸との共重合の反応モル比
は、3:7〜7:3が好ましく、特に約1:1であるこ
とが好ましい。一般式(1)で示されるポリオキシアル
キレン誘導体と無水マレイン酸との共重合の際に、系中
の水分はポリオキシアルキレン誘導体と無水マレイン酸
との合計量の1重量%以下とするのが好ましい。系中の
水分がポリオキシアルキレン誘導体と無水マレイン酸と
の合計量の1重量%より多いと、反応性が劣り共重合物
の分子量が大きくなりにくく、さらに共重合体と一般式
(2)との反応性が悪くなる。
8の炭化水素基であり、このような炭化水素基として
は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ア
ミル基、イソアミル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基などの飽和炭化水素基;アリル基、ブテニル基、
ペンテニル基などの不飽和炭化水素基;、シクロヘキシ
ル基、フェニル基、ベンジル基、トリル基、フェネチル
基などの環状炭化水素基等を挙げることができる。R3
で示される炭化水素基の炭素数が8を超えると、一般式
(1)で示される化合物の親水性が十分でなくなる。一
般式(2)において、A2O は炭素数2〜4のオキシア
ルキレン基であり、このようなオキシアルキレン基とし
ては、前記A1Oで示した具体例と同じものを挙げるこ
とができる。A2Oで示されるオキシアルキレン基の炭
素数が4を超えると一般式(1)で示されるポリオキシ
アルキレン誘導体と無水マレイン酸との共重合物と一般
式(2)で示されるポリオキシアルキレン誘導体との反
応生成物である添加剤の起泡性が大きくなる。一般式
(2)において、mの値は1〜200である。mが20
0を超えると粘度が高くなり取り扱いにくくなる。
レン誘導体と無水マレイン酸との共重合物と一般式
(2)で示されるポリオキシアルキレン誘導体と一般式
(2)との反応生成物は、一般式(1)で示されるポリ
オキシアルキレン誘導体と無水マレイン酸との共重合体
と一般式(2)で示されるポリオキシアルキレン誘導体
とを無触媒で加熱下で混合するか、触媒の存在下、常温
または加熱下で混合することにより、容易に得ることが
できる。触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化リチウム、ナトリウムメチラート、アンモ
ニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジ
イソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン
等がある。
レン誘導体と無水マレイン酸との共重合物と一般式
(2)で示されるポリオキシアルキレン誘導体との反応
生成物の塩としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等で中和することにより得られるアルカリ金
属塩;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等で中和
することにより得られるアルカリ土類金属塩;モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン等で中和することにより得られるアミン塩;アンモ
ニアで中和することにより得られるアンモニウム塩等を
挙げることができる。本発明の組成物においては、一般
式(1)で示されるポリオキシアルキレン誘導体と無水
マレイン酸との共重合物と一般式(2)で示されるポリ
オキシアルキレン誘導体との反応生成物またはその塩か
らなる添加剤が、コンクリート組成物1m3中に0.1
〜10kg、好ましくは0.4〜5kg配合される。コ
ンクリート組成物1m3中の該添加剤の配合量が0.1
kg未満であると十分なスランプロス防止効果が得られ
ない。コンクリート組成物1m3中の添加剤の配合量が
10kgを超えても、配合量の増加に見合った効果の向
上が得られない。
の組成物の性能を損なわない範囲において、ナフタレン
スルホン酸ホルマリン縮合物塩、メラミンスルホン酸ホ
ルムアルデヒド縮合物塩、ポリカルボン酸系化合物等の
他の添加剤、あるいは他の消泡剤、空気連行剤、防錆
剤、凝結促進剤、凝結遅延剤等を加えることができる。
キサ、連続式ミキサなどの公知のミキサを用いて練混ぜ
ることができるが、二軸強制練りミキサ、可傾式ミキサ
等のバッチミキサを好適に使用することができる。本発
明のコンクリート組成物は、生コンクリート、二次製品
用コンクリート等として使用することができる。本発明
のコンクリート組成物は、超硬練りコンクリート、高流
動コンクリート等さまざまな流動性のコンクリート用と
して使用できるが、特にスランプフロー40cm以上の
高流動コンクリート用として優れている。
アッシュを多量に配合しても、スランプロスが少なく、
作業性が良好である。また、本発明の硬化したコンクリ
ートは、圧縮強度が高いものである。
説明する。表中の数値は、細骨材、粗骨材の水分測定を
して、補正した値で示した。なお、スランプフロー及び
圧縮強度は、次の方法により測定した。 (1)スランプフロー値:JIS A1101に準じ
て、スランプコーンにコンクリートを詰めたのち、スラ
ンプコーンを静かに鉛直に引き上げ、コンクリートの流
動が止まるまで静置する。その後、コンクリートの広が
りの径を最大値と見られる所と、これと直角の方向の二
カ所で測り、その平均値をスランプフロー値とする。な
お、表中の記号(−)は、スランプフロー値が非常に悪
いので途中で試験を中止したことを示す。 <スランプフロー値の測定条件>表の各成分を強制練り
ミキサにとり、3分間練混ぜたのち取り出して混合直
後、スランプフローを測定した。さらに可傾式ミキサに
移し、毎分2回転で混合し、30分後、60分後、90
分後のスランプフローを測定した。 (2)圧縮強度:JIS A1108に従って成型後2
8日のコンクリートを測定した。
分(B)として水170kg、成分(C)として砂79
0kg、成分(D)として砂利894kgおよび成分
(E)のフライアッシュ135kgおよび成分(F)と
して第2表の添加剤1の1.80kgを強制練りミキサ
ーにとり3分間混合してコンクリート組成物を得た。
て使用した第2表に示した本発明の(F)成分である添
加剤1〜8または第3表に示した他の添加剤a〜dを用
い、第4表−1、−2、第5表−1、−2に示す配合組
成でコンクリート組成物を配合した。前記のスランプフ
ロー値の測定、圧縮強度の測定を行い、これらの結果を
第4表−1、−2、第5表−1、−2に示した。
成物は、比較例のコンクリート組成物よりスランプロス
が少なく、かつ十分な流動性を有し、また、硬化後のコ
ンクリートは十分な及び圧縮強度を持つことが分かる。
すなわち、本発明で使用する添加剤を用いた実施例1〜
9、10〜18はスランプフロー値が高いのに比べ、一
般式(1)とマレイン酸の共重合体のみで一般式(2)
との反応物になっていない添加剤を用いた比較例1、6
は、時間が経つとスランプフロー値が低くなり、また、
一般式(1)の末端が水酸基である添加剤を用いた比較
例2、7は、時間が経つとよりスランプフロー値が低く
なる。さらに、従来技術であるポリカルボン酸系の化合
物を添加剤として用いた比較例3、8およびナフタレン
スルホン酸ホルムアルデヒド縮合物ナトリウム塩を添加
剤として用いた比較例4、9もスランプフロー値が低く
なる。さらに、添加剤を用いない比較例5、10は、ス
ランプフロー値が低く、途中で流動性がなくなることが
分かる。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)セメント、(B)水、(C)細骨材
および(D)粗骨材を主成分とするコンクリート組成物
において、コンクリート組成物1m3中に、(E)フラ
イアッシュ50〜300kgおよび、(F)下記の一般
式(1)、 R1O(A1O)nR2 (1) (ただし、R1は炭素数2〜5のアルケニル基、A1Oは
炭素数2〜4のオキシアルキレン基、n=5〜300、
R2は炭素数1〜8の炭化水素基を表わす。またオキシ
アルキレン基の50モル%以上はオキシエチレン基であ
る。)で示されるポリオキシアルキレン誘導体と無水マ
レイン酸との共重体と下記の一般式(2)、 R3O(A2O)mH (2) (ただし、R3は炭素数1〜8の炭化水素基、A2O は
炭素数2〜4のオキシアルキレン基、m=1〜200を
表わす。)で示されるポリオキシアルキレン誘導体とを
共重合物中の無水マレイン酸残基数と一般式(2)のポ
リオキシアルキレン誘導体中の水酸基数の比が1:1.
5〜1:0.1でエステル化した反応生成物またはその
塩からなる添加剤0.1kg〜10kg、を含有するこ
とを特徴とするコンクリート組成物。 - 【請求項2】請求項1のコンクリート組成物を硬化して
なるコンクリート。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4196296A JP3985274B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | コンクリート組成物及びコンクリート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196296A JP3985274B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | コンクリート組成物及びコンクリート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09227192A true JPH09227192A (ja) | 1997-09-02 |
JP3985274B2 JP3985274B2 (ja) | 2007-10-03 |
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JP4196296A Expired - Lifetime JP3985274B2 (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | コンクリート組成物及びコンクリート |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3985274B2 (ja) |
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JP2001064066A (ja) * | 1999-08-24 | 2001-03-13 | Taiheiyo Cement Corp | 高強度コンクリート |
JP2001213648A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-08-07 | Nof Corp | 石炭灰用分散剤組成物、石炭灰組成物および水硬性材料組成物 |
JP2002087866A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-27 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | コンクリート強度改善方法 |
US7368488B2 (en) * | 2003-05-07 | 2008-05-06 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Cement admixture and cement admixture composite |
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1996
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