JPH09226996A - 張力制御機構を備えた巻取装置 - Google Patents

張力制御機構を備えた巻取装置

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JPH09226996A
JPH09226996A JP3770796A JP3770796A JPH09226996A JP H09226996 A JPH09226996 A JP H09226996A JP 3770796 A JP3770796 A JP 3770796A JP 3770796 A JP3770796 A JP 3770796A JP H09226996 A JPH09226996 A JP H09226996A
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JP
Japan
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winding
tension
take
control
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3770796A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Nagahara
誠 永原
Ikushi Oshima
育史 大島
Takahiro Kidoi
貴博 城土井
Hiroyuki Murashige
浩之 村重
Toshiyuki Hatake
稔行 畠
Hideji Yamashita
英児 山下
Shozo Daimatsu
省造 大松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続した巻取材料の巻き取り時の張力を任意
かつ高精度に設定して印加でき、さらに張力の変動を低
減することにより巻取材料の切断を無くすることが可能
な張力制御機構を備えた巻取装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 巻取材料12を送出する巻出部1と巻取
材料12を巻き取る巻取部2の間に、巻取材料12に張
力を印加するためのモータ6で回動されるアーム5と、
巻出部1を制御する信号を得るエンコーダ9と、その出
力信号を入力とし巻出部1を制御する演算出力信号を出
力する信号変換器13と、巻取材料12の張力を検出し
て測定するひずみゲージ10と、その信号を電気信号に
変換する変換器11と、その演算出力信号を入力としモ
ータ6を制御して駆動する制御駆動器7にて構成するこ
とにより安定した巻き取りを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープ状材料、線条
材料などを巻き取る際に、材料に適切な張力を与えなが
ら巻き取ることができる張力制御機構を備えた巻取装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の張力制御機構を備えた巻
取装置について図面を用いて説明する。
【0003】図4は従来の張力制御機構を備えた巻取装
置の構成を示した概念図であり、図4において23はテ
ープ状材料や線条材料などでなる巻取材料、15は巻回
した巻取材料23を送出するように軸15aにより回転
自在に装着された巻出部、16は巻取材料23を巻き取
るように軸16aにより回転自在に装着された巻取部、
17は巻取材料23の走行ラインに設置されて巻取材料
23を案内する回転自在なガイドローラ、19は一端に
巻取材料23を案内する回転自在なガイドローラ18を
取り付けると共に、他端に取り付けた支点軸21を中心
として揺動自在に装着され、さらに引張りバネ20によ
り下方向に付勢されたアームであり、上記引張りバネ2
0による下方向の付勢により巻取材料23にガイドロー
ラ18で張力を印加している。
【0004】22は巻取材料23の巻取速度と巻取材料
23の長さを測定して巻出部15を制御する信号を得る
エンコーダ、24はこのエンコーダ22の出力信号を入
力とし演算出力信号で巻出部15を制御する制御器であ
る。
【0005】以上のように構成された従来の張力制御機
構を備えた巻取装置について、以下にその動作について
説明する。
【0006】まず、巻取材料23を巻回して案内するガ
イドローラ18を一端に取り付け、他端に取り付けた支
点軸21を支点として揺動自在に取り付けられたアーム
19を引張りバネ20によりローラ18を下方向に付勢
することにより、巻取材料23に張力を印加した状態で
巻取部16を回転させ(駆動機構は図示せず)、エンコ
ーダ22により巻取材料23の巻取速度と巻取材料23
の長さを測定する。
【0007】そしてその出力信号を制御器24に入力
し、巻出部15を制御する信号に変換し、巻出部15の
回転を制御することにより巻取材料23に印加する張力
を制御しながら巻き取りを行うように構成されたもので
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、巻き取り時に巻取材料23に印加される張
力を適切かつ一定にすることを要求されているにもかか
わらず、巻取材料23に印加されている張力が例えば図
5の特性図に示すように巻取速度Vに対してガイドロー
ラ17などの慣性により巻き取り時の張力が変動し、巻
き取り時の張力が規定値より大きくなり、巻取材料23
の許容張力を越えるようなことになり、巻取材料23が
切断されるという課題を有していた。
【0009】本発明は前記課題を解決しようとするもの
で、巻取材料23に張力変動が少なく、任意かつ高精度
の張力を設定して印加することができる張力制御機構を
備えた巻取装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の張力制御機構を備えた巻取装置は、巻取材料
を送出する巻出部と巻取材料を巻き取る巻取部の間に、
巻取材料に張力を印加するためのモータで回動されるア
ームと、巻出部を制御する信号を得るエンコーダと、巻
取材料の張力を検出測定するひずみゲージを設置し、そ
してエンコーダの出力信号を演算する信号変換器と、ひ
ずみゲージの信号を電気信号に変換する変換器と、その
変換器の演算出力信号でモータを制御駆動する制御駆動
器により構成されたものである。
【0011】本発明により、ひずみゲージにより巻取材
料の張力を測定しその信号をモータにフィードバックし
制御することで、モータへの電流などを制御し、巻取張
力を任意かつ高精度に設定印加することができ、また巻
取張力の変動を小さくできることにより、巻取材料の切
断を低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、連続した帯状の被巻取材料を巻回したリールを回転
自在に装着した巻出部と、上記被巻取材料を案内するガ
イドローラを備えて巻出部から送出された被巻取材料を
搬送する搬送部と、この搬送部の終端で搬送された被巻
取材料を巻き取る巻取部と、一端がモータ軸に結合され
た揺動自在なアームの他端に回転自在に取り付けられた
ガイドローラに被巻取材料を巻回して被巻取材料に張力
を印加するために上記搬送部の経路の途中に設けられた
張力印加部と、この張力印加部を通過した被巻取材料の
張力を測定する測定部と、この測定部の測定値を電気信
号に変換して上記張力印加部を駆動するモータを制御す
る第1の制御部と、上記張力印加部と測定部の間に配設
されたエンコーダからの信号により上記巻出部を制御す
る第2の制御部からなる構成としたものであり、張力の
任意かつ高精度の設定印加ができ、張力変動が小さくな
るという作用を有する。
【0013】以下に本発明の一実施の形態として、アル
ミ電解コンデンサ用の張力制御機構を備えた巻取装置を
例として図面を用いて説明する。
【0014】図1は同実施の形態によるアルミ電解コン
デンサ用の張力制御機構を備えた巻取装置の構成を示し
た概念図であり、図1において、1は固定軸1aを軸に
回転する巻出部であり、アルミ電解コンデンサに使用す
るテープ状の紙やアルミなどでなる巻取材料12を巻回
してかつ送出する。2は固定軸2aを軸にして回転し巻
取材料12を巻き取る巻取部である。3および3aは巻
取材料12の走行ラインに取り付けられて巻取材料12
を案内する回転自在なガイドローラ、5は一端に巻取材
料12を巻回して案内する回転自在なガイドローラ4を
装着すると共に他端に設けた支点軸8を支点に、この支
点軸に結合されたモータ6により揺動する。
【0015】9はエンコーダであり、巻取材料12の巻
取速度と巻取材料12の長さを測定し、巻出部1を制御
する信号を得る。13は上記エンコーダ9より得られた
信号を巻出部1を制御する信号に変換する信号変換器で
あり、6は上記支点軸8を揺動するためのトルクモータ
やDCあるいはACサーボモータなどでなる制御用のモ
ータである。
【0016】10は抵抗ひずみゲージなどのひずみゲー
ジであり、巻取材料12に印加された張力を測定し、そ
の出力信号10aを変換器11に入力する。7は制御駆
動器であり、上記変換器11からの出力信号を演算制御
増幅して制御用のモータ6の駆動を制御する。
【0017】なお、上記ひずみゲージ10は図2に示す
ように巻取材料12の走行ラインの途中に設置されたガ
イドローラ3aの支持部14に装着されている。
【0018】以上のように構成された本発明の張力制御
機構を備えた巻取装置の動作について説明する。
【0019】巻取材料12は巻出部1より送出され、ガ
イドローラ3を経由してガイドローラ4を巻回し、つぎ
に他のガイドローラ3を経由してエンコーダ9を巻回
し、ひずみゲージ10が近接して装着されたガイドロー
ラ3aを経由した後、巻取部2に巻き取られるように設
定されている。
【0020】そして支点軸8を支点として揺動するアー
ム5に制御用のモータ6により支点軸8を中心にして反
時計回りの回転トルクを発生させて巻取材料12にガイ
ドローラ4を介して張力を印加し、その状態で巻取部2
を図中矢印方向に回転させる。その時、エンコーダ9に
より巻取材料12の巻取速度と巻取材料12の長さを測
定する。
【0021】そしてその測定した信号を信号変換器13
に入力して巻出部1を制御する信号に変換し、巻出部1
を制御して同期あるいはそれに対応した図中矢印方向に
巻取部2を回転させることにより巻取材料12の送出と
巻き取りを行う(回転駆動機構は図示せず)。
【0022】そしてまたこの巻取材料12の巻き取りを
行っている時に、ひずみゲージ10により巻き取り時の
巻取材料12に印加されている張力を測定し、そのひず
みゲージ10からの出力信号10aを変換器11で電気
信号に変換し、変換器11の演算出力信号を制御駆動器
7に入力し、その演算制御増幅出力信号により制御用の
モータ6に入力される電流などを制御する。
【0023】すなわち、フィードバック制御をすること
により、張力が規定より小さい時はモータ6の回転トル
クを大きくしてガイドローラ4を反時計回り方向の下方
向に回動させて巻取材料12により大きな張力を印加
し、逆に張力が規定より大きい時はモータ6の回転トル
クを小さく、あるいは逆回転してガイドローラ4を時計
回り方向に回動させて巻取材料12により張力を減少さ
せるように動作させ、巻取材料12に印加される張力が
あらゆる状態でも常に規定の一定した値となるように張
力制御を行うものである。
【0024】以上の構成および動作により、例えば図3
の特性図に示すように、巻取速度Vに対して巻き取り時
の張力Tの変動を低減することができ、巻取材料12の
許容張力を越えることがなくなり、巻取材料12が切断
するということが無くなる。
【0025】なお、本発明の実施の形態では、アルミ電
解コンデンサ用の張力制御機構を備えた巻取装置の説明
を行ったが、他のテープ状材料あるいは線条材料などの
同装置として使用できることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明による張力制御機構
を備えた巻取装置は、巻取材料に与える張力を任意にか
つ高精度に設定して印加でき、また張力の変動を低減す
ることができる。したがって巻取材料の許容張力を越え
ることがなく、巻取材料の切断が無くなるという有利な
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における張力制御機構を
備えた巻取装置の構成の概要を示す概念図
【図2】同ひずみゲージの取付状態を示す斜視図
【図3】同巻取材料の巻取速度に対する張力変動を示す
特性図
【図4】従来の張力制御機構を備えた巻取装置の構成の
概要を示す概念図
【図5】同巻取材料の巻取速度に対する張力変動を示す
特性図
【符号の説明】
1 巻出部 1a 固定軸 2 巻取部 2a 固定軸 3 ガイドローラ 3a ガイドローラ 4 ガイドローラ 5 アーム 6 モータ 7 制御駆動器 8 支点軸 9 エンコーダ 10 ひずみゲージ 10a 出力信号 11 変換器 12 巻取材料 13 信号変換器 14 支持部
フロントページの続き (72)発明者 村重 浩之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 畠 稔行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山下 英児 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大松 省造 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した帯状の被巻取材料を巻回したリ
    ールを回転自在に装着した巻出部と、上記被巻取材料を
    案内するガイドローラを備えて巻出部から送出された被
    巻取材料を搬送する搬送部と、この搬送部の終端で搬送
    された被巻取材料を巻き取る巻取部と、一端がモータ軸
    に結合された揺動自在なアームの他端に回転自在に取り
    付けられたガイドローラに被巻取材料を巻回して被巻取
    材料に張力を印加するために上記搬送部の経路の途中に
    設けられた張力印加部と、この張力印加部を通過した被
    巻取材料の張力を測定する測定部と、この測定部の測定
    値を電気信号に変換して上記張力印加部を駆動するモー
    タを制御する第1の制御部と、上記張力印加部と測定部
    の間に配設されたエンコーダからの信号により上記巻出
    部を制御する第2の制御部からなる張力制御機構を備え
    た巻取装置。
JP3770796A 1996-02-26 1996-02-26 張力制御機構を備えた巻取装置 Pending JPH09226996A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105436A (ja) * 2008-01-21 2008-05-08 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置
JP2010162902A (ja) * 2010-04-12 2010-07-29 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置
JP2015042574A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 日特エンジニアリング株式会社 長尺物の張力付与装置及びその張力付与方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105436A (ja) * 2008-01-21 2008-05-08 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置
JP2010162902A (ja) * 2010-04-12 2010-07-29 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置
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