JPH09226744A - 梱包箱 - Google Patents

梱包箱

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JPH09226744A
JPH09226744A JP8036456A JP3645696A JPH09226744A JP H09226744 A JPH09226744 A JP H09226744A JP 8036456 A JP8036456 A JP 8036456A JP 3645696 A JP3645696 A JP 3645696A JP H09226744 A JPH09226744 A JP H09226744A
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Japan
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piece
accessory
mounting
packaging box
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JP8036456A
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Shigeru Taniguchi
滋 谷口
Hitoshi Nishiwaki
斉 西脇
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料取りがよく、製造作業が容易な梱包箱を
提供する。 【解決手段】 器台1と該器台に取着される付属部品2
とを有した被梱包物を底方向及び側面方向から囲む包囲
部3と、該包囲部の一側面3aに連設され被包囲物を上
面方向から塞ぐとともにこの一側面に対向する包囲部の
側面に係合される係合片を有した蓋部4と、を備えた梱
包箱において、前記一側面以外の包囲部の1つの側面3
bに、包囲部の内方側に折曲げられ裏面が器台の上面に
当接するとともに表面側に付属部品を載置する折曲部5
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、器台と該器台に取
着される付属部品とを備えた電気機器を収納するのに適
した梱包箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の梱包箱を図10を用いて説明す
る。図10は梱包箱の斜視図である。
【0003】従来、この種の梱包箱にあっては、図10
に示すように、器台1を収納する外箱Aと、付属部品2
を収納する内箱Bとからなり、器台1を外箱Aに収納し
た後に、付属部品2を収納した内箱Bを外箱Aに収納し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図10に示すような梱包箱にあっては、外箱Aと内箱B
とが別体であり、外箱Aと内箱Bとを形成するために
は、段ボール紙などで2つの展開体(不図示)を形成し
なければならない。従って、展開体を形成する際の材料
取りが悪く、また梱包箱の製造作業が煩わしいという問
題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、材料取りがよ
く、製造作業が容易な梱包箱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、器台と
該器台に取着される付属部品とを有した被梱包物を底方
向及び側面方向から囲む包囲部と、該包囲部の一側面に
連設され被包囲物を上面方向から塞ぐとともにこの一側
面に対向する包囲部の側面に係合される係合片を有した
蓋部と、を備えた梱包箱において、前記一側面以外の包
囲部の1つの側面に、包囲部の内方側に折曲げられ裏面
が器台の上面に当接するとともに表面側に付属部品を載
置する折曲部を設けたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明にあっては、前記器台
は、開口側に突出した突出部と該突出部の基端側に連設
される付属部品取着部とを有して形成され、前記折曲部
は、一側面に対向する包囲部の側面に連設される蓋部と
係合する垂下片と、該垂下片に連設され裏面側が付属部
品取着部に当接するとともに表面側に付属部品を載置す
る載置片と、該載置片に突出部の側面に沿って連設され
突出部と付属部品とを隔離するとともに蓋部の係合片を
垂下片との間で挟持する隔離片と、を有して構成された
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明にあっては、前記包囲
部の一側面の両側に連設される2つの側面のうち突出部
側の側面に、隔離片まで延出形成された延出片と、該延
出片から包囲部の底方向に連設されて隔離片の突出部側
の面に当接する当接片と、を備えた突出部カバー片を設
けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項4記載の発明にあっては、前記器台
は、開口側に突出した突出部と該突出部の基端側に連設
される付属部品取着部とを有して形成され、前記折曲部
は、一側面に連設される包囲部の2つの側面のうち突出
部側の側面に連設されて突出片を覆う突出部カバー片
と、該突出部カバー片に連設され包囲部の底方向に垂下
して突出部と付属部品とを隔離するとともに蓋部の係合
片を側面との間で挟持する隔離片と、該隔離片に連設さ
れ裏面側が付属部品取着部に当接するとともに表面側に
付属部品を載置する載置片とを有して構成されたことを
特徴とするものである。
【0010】請求項5記載の発明にあっては、前記一側
面に連設される包囲部の2つの側面のうち付属部品側の
側面に隔離片まで延出形成されて付属部品を覆う付属部
品カバー片を設けたことを特徴とするものである。
【0011】請求項6記載の発明にあっては、前記付属
部品に、器台の付属部品取着部に取着する端子が形成さ
れ、前記折曲部に、端子を端子に対向する面から所定間
隔でもって配設する端子保護部を設けたことを特徴とす
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明にかかる梱包箱の第一実施
の形態を図1乃至図5に基づいて、第二実施の形態を図
6乃至図9に基づいて説明する。
【0013】〔第一実施の形態〕図1は、梱包箱と器台
と付属部品との斜視図である。図2は梱包箱の展開体の
平面図である。図3は梱包箱の一部断面の斜視図であ
る。図4は梱包箱に器台及び付属部品を収納した場合の
側方からの断面図である。図5は梱包箱に器台及び付属
部品を収納した場合の平面図である。
【0014】図1において、1は梱包箱の収納対象であ
り被包囲物に相当する器台を示し、2は収納対象であり
被包囲物に相当する付属部品を示す。
【0015】器台1は、上方に突出した突出部1aと該
突出部1aの基端側に連設される付属部品取着部1bと
を有して形成されている。付属部品2は一側面に複数の
端子2aを有しており、該端子2aは付属部品2を器台
1に接続するものである。
【0016】包囲部3は、図1乃至図3に示すように、
一側面に相当する側面3aと、側面3aと対向する側面
3bと、側面3aの両側に連設される側面3c,3d
と、底面3eとを有している。なお、器台1の包囲部3
への収納は、突出部1aが側面3cの側に位置するよう
にして、付属部品取着部1bが側面3dの側に位置する
ようにする。また、底面3eは、図2に示すように、側
面3a,3b,3c,3dから延設された底面構成片3
f,3g,3h,3iを係合させて構成している。
【0017】蓋部4は、側面3aに連設され、折曲げら
れたときに梱包箱内部を上面方向から塞ぐとともに、側
面3bに係合される係合片4aを有している。
【0018】折曲部5は、側面3bに連設されて垂下片
5aと載置片5bと隔離片5cと有している。
【0019】垂下片5aは、側面3bに連設され、図2
に示す折曲線L1に沿って側面3bに対して略180度
梱包箱の内側に向けて折曲げられて、折曲線L1から垂
下して形成されている。また、垂下片5aは、蓋部4が
閉じられた場合に係合片4aと当接する。
【0020】載置片5bは垂下片5aの先端から連設さ
れ、垂下片5aに対して略垂直と成るように折曲げら
れ、従って底面3eと略平衡と成るように形成されてい
る。載置片5bの裏面側は付属部品取着部1bに当接す
るとともに、表面側は付属部品2を載置する。
【0021】隔離片5cは、載置片5bの側端部から連
設され、梱包箱に器台1と付属部品2とを収納したとき
に、突出部1aと付属部品2とを隔離する。また、蓋部
4の係合片4aは、垂下片5cと隔離片5cの端部との
間で挟持される。
【0022】また、折曲部5は、付属部品2の端子2a
を付属部品2を収納したときに端子2aに対向する垂下
片5aから所定間隔でもって配設する端子保護部5dを
有する。端子保護部5dは、図2に示すように、垂下片
5aと載置片5bとの境界である折曲線L2に垂直に2
箇所の切り込み5e,5fを設け、載置片5bを垂下片
5aから折曲げて形成する際に、切り込み5e,5f間
の部材が内側に突出するように切り起こして形成する。
【0023】突出部カバー片6は、側面3cから連設さ
れており、側面3cから隔離片5cまで延出形成された
延出片6aと、延出片6aから包囲部3の底面3e方向
に連設されて隔離片5cの突出部1a側の面に当接する
当接片6bとを備えている。従って、延出片6aは突出
部1aの上面を覆って保護する。
【0024】付属部品カバー片7は、側面3dから隔離
片5cまで延出形成されており、付属部品2の上面を覆
って保護する。
【0025】そして、以上の各部位は各々連設されてい
るので、梱包箱は図2に示すように単一の展開体から構
成されている。
【0026】以上のようにして構成された梱包箱は、図
3に示すように、底面3eと載置部5bとの間に形成さ
れる付属部品取着部収納空間S1と、側面3cと隔離片
5cとの間に形成される突出部収納空間S2と、側面3
aと垂下片5aと隔離片5cと側面3dと載置片5bと
から形成される付属部品収納空間S3とを有する。
【0027】次に器台1と付属部品2との梱包箱への収
納手順を説明する。まず、折曲部5が内部に折曲げられ
ていない状態において、突出部1aが側面3c側となる
ようにして器台1を包囲部3に収納する。次に、隔離部
5cと、載置部5bとを折曲げし、更に端子保護部5d
を形成した後、折曲部5を包囲部3内部に折曲げする。
そうすると、付属部品取着部収納空間S1に器台1の付
属部品取着部1bが収納され、突出部収納空間S2に突
出部1aが収納される。
【0028】そして図4、図5に示すように、端子2a
が設けられている側面が垂下片5aと対向するように、
付属部品2を載置片5b上に載置し、端子保護部5dと
付属部品2の側面とを当接させる。
【0029】最後に、突出部カバー片6を折曲げして突
出部1aの上面を覆って、当接片6bを隔離片5cに当
接させ、付属部品カバー片7を折曲げして、付属部品2
の上面を覆い、蓋部4を折曲げして、係合片4aを垂下
片5cと隔離片5cの端部との間で挟持させる。以上に
より収納作業は終了する。
【0030】従って、梱包箱は単一の展開体より一体成
形するので、材料取りが良く、製造作業が容易となる。
また、垂下片5aと、載置片5bと、隔離片5cとによ
り、付属部品収納空間S3を形成するので、別途の内箱
の必要なく付属部品2を収納できるので省資源化が図れ
る。
【0031】更に、図4に示すように、端子保護部5d
が端子2aの周囲に空間S4を形成し付属部品2の一側
面と当接して、付属部品2の移動を規制するので、端子
2aは垂下片5aに接触せず、接触による折損から保護
される。
【0032】〔第二実施の形態〕図6は、梱包箱と器台
と付属部品との斜視図である。図7は梱包箱の展開体の
平面図である。図8は梱包箱に器台及び付属部品を収納
した場合の側方からの断面図である。図9は梱包箱に器
台及び付属部品を収納した場合の平面図である。
【0033】図6において、8は梱包箱の収納対象であ
り被包囲物に相当する器台を示し、9は収納対象であり
被包囲物に相当する付属部品を示す。
【0034】器台8は、上方に突出した突出部8aと該
突出部8aの基端側に連設される付属部品取着部8bと
を有して形成されている。付属部品9は一側面に複数の
端子9aを有しており、該端子9aは付属部品9を器台
8に接続するものである。
【0035】包囲部10は、図6、図7に示すように、
一側面に相当する側面10aと、側面10aと対向する
側面10bと、側面10aの両側に連設される側面10
c,10dと、底面10eとを有している。なお、器台
1の包囲部3への収納は、突出部8aが側面10cの側
に位置するようにして、付属部品取着部8bが側面10
dの側に位置するようにする。また、底面10eは、図
7に示すように、側面10a,10b,10c,10d
から延設された底面構成片10f,10g,10h,1
0iを係合させて構成している。
【0036】蓋部11は、側面10aに連設され、折曲
げられたときに梱包箱内部を上面方向から塞ぐととも
に、側面10bに係合される係合片11aを有してい
る。
【0037】折曲部12は、側面10cに連設されて突
出部カバー片12aと隔離片12bと載置片12cと押
し下げ片12dと有している。
【0038】突出部カバー片12aは、側面10cから
連設されて、突出部8aの上面を覆って保護する。
【0039】隔離片12bは、突出部カバー片12aか
ら連設され包囲部10の底面10e方向に垂下して、梱
包箱に器台8と付属部品9とを収納したときに、突出部
8aと付属部品9とを隔離する。また、隔離片12bは
側面10bとの間で、蓋部11の係合片11aを挟持す
る。
【0040】載置片12cは隔離片12bから連設さ
れ、隔離片12bに対して略垂直と成るように折曲げら
れ、従って底面10eと略平衡と成るように形成されて
いる。載置片12cの裏面側は付属部品取着部8bに当
接するとともに、表面側は付属部品9を載置する。
【0041】押し下げ片12dは、載置片12cに連設
され、載置片12cに対して略垂直と成るように上方に
折曲げられ、従って底面10eと略垂直と成るように形
成されている。また、押し下げ片12dの先端部は、蓋
部11が閉じられた場合に蓋部11と当接して載置片1
2cを押し下げるように、僅かに包囲部10の上端から
突出している。
【0042】また、折曲部12は、付属部品9の端子9
aを付属部品9を収納したときに端子9aに対向する側
面10bから所定間隔でもって配設する端子保護部12
eを有する。端子保護部12eは、図7に示すように、
隔離片12bと載置片12cとの境界である折曲線L3
に垂直に1箇所の切り込み12fを設け、載置片12c
を隔離片12bから折曲げて形成する際に、切り込み5
fと折曲部12の側端部との間の部材が内側に突出する
ように切り起こして形成する。
【0043】付属部品カバー片13は、側面10dから
隔離片12bまで延出形成されており、付属部品9の上
面を覆って保護する。
【0044】そして、以上の各部位は各々連設されてい
るので、梱包箱は図7に示すように単一の展開体から構
成されている。
【0045】以上のようにして構成された梱包箱は、図
6に示すように、底面12eと載置部12cとの間に形
成される付属部品取着部収納空間S5と、側面10cと
隔離片12bとの間に形成される突出部収納空間S6
と、側面10aと隔離片12bと押し下げ片12dと側
面10bと載置片12cとから形成される付属部品収納
空間S7とを有する。
【0046】次に器台8と付属部品9との梱包箱への収
納手順を説明する。まず、折曲部12が内部に折曲げら
れていない状態において、突出部8aが側面10c側と
なるようにして器台8を包囲部10に収納する。次に、
隔離部12bと載置部12cと押し下げ片12dとを折
曲げし、更に端子保護部12eを形成した後、折曲部1
2を包囲部10内部に折曲げする。そうすると、付属部
品取着部収納空間S5に器台18の付属部品取着部8b
が収納され、突出部収納空間S6に突出部8aが収納さ
れる。
【0047】そして図8、図9に示すように、端子9a
が設けられている側面が垂下片5aと対向するように、
付属部品9を載置片12c上に載置し、端子保護部12
eと付属部品9の側面とを当接させる。
【0048】最後に、付属部品カバー片13を折曲げし
て、付属部品9の上面を覆い、蓋部11を折曲げして、
係合片11aを隔離片12bの端部と側面10bとの間
で挟持させる。以上により収納作業は終了する。
【0049】従って、梱包箱は図7に示す単一の展開体
より一体成形するので、材料取りが良く、製造作業が容
易となる。
【0050】
【発明の効果】本発明の梱包箱は上述のように構成して
あるから、請求項1記載の発明にあっては、一側面以外
の包囲部の1つの側面に、包囲部の内方側に折曲げられ
裏面が器台の上面に当接するとともに表面側に付属部品
を載置する折曲部を設け、梱包箱を単一の展開体より一
体成形するので、材料取りが良く、製造作業が容易な梱
包箱を提供できるという効果を奏する。
【0051】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、折曲部は一側面に対向する
包囲部の側面に連設される蓋部と係合する垂下片と、該
垂下片に連設され裏面側が付属部品取着部に当接すると
ともに表面側に付属部品を載置する載置片と、該載置片
に突出部の側面に沿って連設され突出部と付属部品とを
隔離するとともに蓋部の係合片を垂下片との間で挟持す
る隔離片とを有して構成したので、垂下片と隔離片と載
置片とで付属部品を収納することができ、別途の付属部
品を収納する内箱の必要がなく、梱包箱製造の際の材料
の使用量を低減でき、よって省資源化を図ることがで
き、また隔離片と垂下片とにより係合片を挟持するの
で、蓋部を強固に係合させることができる梱包箱を提供
できるという効果を奏する。
【0052】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、前記包囲部の一側面の両側
に連設される2つの側面のうち突出部側の側面に、隔離
片まで延出形成された延出片と、該延出片から包囲部の
底方向に連設されて隔離片の突出部側の面に当接する当
接片とを備えた突出部カバー片を設けたので、器台の突
出部の上部を保護することができるとともに、突出部カ
バー片が隔離片の折曲げに対する復元力に抗して隔離片
を押さえつけ隔離片が強固に保持される梱包箱を提供で
きるという効果を奏する。
【0053】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、前記折曲部は一側面に連設
される包囲部の2つの側面のうち突出部側の側面に連設
されて突出片を覆う突出部カバー片と、該突出部カバー
片に連設され包囲部の底方向に垂下して突出部と付属部
品とを隔離するとともに蓋部の係合片を側面との間で挟
持する隔離片と、該隔離片に連設され裏面側が付属部品
取着部に当接するとともに表面側に付属部品を載置する
載置片とを有して構成したので、突出部カバー片と隔離
片と載置片とで付属部品を収納することができ、別途の
付属部品を収納する内箱の必要がなく、梱包箱製造の際
の材料の使用量を低減でき、よって省資源化を図ること
ができ、また、折曲部を突出部側の側面に設けているの
で突出部カバー片と隔離片と載置片とを一体成形するこ
とができ、器台と付属部品との隔離が容易にでき、ま
た、また隔離片と側面とにより係合片を挟持するので、
蓋部を強固に係合させることができる梱包箱を提供でき
るという効果を奏する。
【0054】請求項5記載の発明にあっては、請求項2
乃至請求項4記載の発明の効果に加えて、前記一側面に
連設される包囲部の2つの側面のうち付属部品側の側面
に隔離片まで延出形成されて付属部品を覆う付属部品カ
バー片を設けたので、蓋部を開いても付属部品が露出せ
ず、見栄えが向上するとともに、付属部品の上部には蓋
部と付属部品カバー片との2つの部材が重ねられるの
で、外部の衝撃から付属部品をより保護することができ
る梱包箱を提供できるという効果を奏する。
【0055】請求項6記載の発明にあっては、請求項2
乃至請求項5記載の発明の効果に加えて、前記折曲部に
端子を端子に対向する面から所定間隔でもって配設する
端子保護部を設けたので、端子保護部が付属部品の移動
を規制し、運搬の際に付属部品の端子が直接包囲部の側
面に当接せず、端子が折損しにくい梱包箱を提供できる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包箱の一例の斜視図である。
【図2】梱包箱の展開体の平面図である。
【図3】梱包箱の一部断面の斜視図である。
【図4】梱包箱に器台及び付属部品を収納した場合の側
方からの断面図である。
【図5】梱包箱に器台及び付属部品を収納した場合の平
面図である。
【図6】本発明の梱包箱の他の例の斜視図である。
【図7】梱包箱の展開体の平面図である。
【図8】梱包箱に器台及び付属部品を収納した場合の側
方からの断面図である。
【図9】梱包箱に器台及び付属部品を収納した場合の平
面図である。
【図10】従来の梱包箱の一例の斜視図である。
【符号の説明】
1 器台 1a 突出部 1b 付属部品取着部 2 付属部品 2a 端子 3 包囲部 3a 側面 3b 側面 3c 側面 3d 側面 4 蓋部 4a 係合片 5 折曲部 5a 垂下片 5b 載置片 5c 隔離片 5d 端子保護部 6 突出部カバー片 6a 延出片 6b 当接片 7 付属部品カバー片 8 器台 8a 突出部 8b 付属部品取着部 9 付属部品 9a 端子 10 包囲部 10a 側面 10b 側面 10c 側面 10d 側面 11 蓋部 11a 係合片 12 折曲部 12a 垂下片 12b 載置片 12c 隔離片 12e 端子保護部 13 付属部品カバー片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器台と該器台に取着される付属部品とを
    有した被梱包物を底方向及び側面方向から囲む包囲部
    と、該包囲部の一側面に連設され被包囲物を上面方向か
    ら塞ぐとともにこの一側面に対向する包囲部の側面に係
    合される係合片を有した蓋部と、を備えた梱包箱におい
    て、 前記一側面以外の包囲部の1つの側面に、包囲部の内方
    側に折曲げられ裏面が器台の上面に当接するとともに表
    面側に付属部品を載置する折曲部を設けたことを特徴と
    する梱包箱。
  2. 【請求項2】 前記器台は、開口側に突出した突出部と
    該突出部の基端側に連設される付属部品取着部とを有し
    て形成され、前記折曲部は、一側面に対向する包囲部の
    側面に連設される蓋部と係合する垂下片と、該垂下片に
    連設され裏面側が付属部品取着部に当接するとともに表
    面側に付属部品を載置する載置片と、該載置片に突出部
    の側面に沿って連設され突出部と付属部品とを隔離する
    とともに蓋部の係合片を垂下片との間で挟持する隔離片
    と、を有して構成されたことを特徴とする請求項1記載
    の梱包箱。
  3. 【請求項3】 前記包囲部の一側面の両側に連設される
    2つの側面のうち突出部側の側面に、隔離片まで延出形
    成された延出片と、該延出片から包囲部の底方向に連設
    されて隔離片の突出部側の面に当接する当接片と、を備
    えた突出部カバー片を設けたことを特徴とする請求項2
    記載の梱包箱。
  4. 【請求項4】 前記器台は、開口側に突出した突出部と
    該突出部の基端側に連設される付属部品取着部とを有し
    て形成され、前記折曲部は、一側面に連設される包囲部
    の2つの側面のうち突出部側の側面に連設されて突出片
    を覆う突出部カバー片と、該突出部カバー片に連設され
    包囲部の底方向に垂下して突出部と付属部品とを隔離す
    るとともに蓋部の係合片を側面との間で挟持する隔離片
    と、該隔離片に連設され裏面側が付属部品取着部に当接
    するとともに表面側に付属部品を載置する載置片とを有
    して構成されたことを特徴とする請求項1記載の梱包
    箱。
  5. 【請求項5】 前記一側面に連設される包囲部の2つの
    側面のうち付属部品側の側面に隔離片まで延出形成され
    て付属部品を覆う付属部品カバー片を設けたことを特徴
    とする請求項2乃至請求項4記載の梱包箱。
  6. 【請求項6】 前記付属部品に、器台の付属部品取着部
    に取着する端子が形成され、前記折曲部に、端子を端子
    に対向する面から所定間隔でもって配設する端子保護部
    を設けたことを特徴とする請求項2乃至請求項5記載の
    梱包箱。
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