JPH09225840A - ブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石 - Google Patents

ブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石

Info

Publication number
JPH09225840A
JPH09225840A JP3206296A JP3206296A JPH09225840A JP H09225840 A JPH09225840 A JP H09225840A JP 3206296 A JP3206296 A JP 3206296A JP 3206296 A JP3206296 A JP 3206296A JP H09225840 A JPH09225840 A JP H09225840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
grindstone
polishing
funnel glass
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3206296A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kodama
稔 児玉
Shigeru Muramoto
滋 村本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP3206296A priority Critical patent/JPH09225840A/ja
Publication of JPH09225840A publication Critical patent/JPH09225840A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 荒削りされたパッドの加工表面の仕上げ加工
を容易に行う。 【解決手段】 ブラウン管ファンネルガラス4の位置決
めパッド5研磨用カップホイール砥石1であって、外側
の荒削り用砥石層2と内側の仕上げ用砥石層3の同心円
状の内外2重層で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラウン管ファンネ
ルガラス研磨用砥石に関し、特にファンネルガラスの位
置決めパッドを研磨するカップ型ホイール砥石の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管は、周知のように、テレビジ
ョン受像機の表示部等として用いられる。このブラウン
管の外囲器は、前面のガラスパネルとその後部のファン
ネルガラスとで構成され、両者はファンネルガラスに設
けられたパッドにより位置合せされて接合された後封着
される。
【0003】このパッドは位置決め精度を高めるため、
予めカップ型ホイール砥石で研磨される。このカップ型
ホイール砥石は、円筒状砥石層をその軸廻りに回転させ
ながらリング状砥石端面を研磨面に押し当てて研磨加工
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカップ型ホイール砥石は、パッドの加工しろが大き
いこと及び加工時間を短縮する必要があることを考慮し
て、荒削り用砥石層のみで構成されていた。従って、こ
の砥石で研磨加工されたパッドの加工表面は、粗く仕上
げられるため、ガラスパネルとの接合の際、位置決めパ
ッド突き当て治具が激しく摩耗し、かつパッド表面から
はガラス片が発生しパネル内面に付着するという問題が
生じていた。
【0005】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みなさ
れたものであって、荒削りされたパッドの加工表面の仕
上げ加工を容易に行うことができる廉価なブラウン管フ
ァンネルガラス研磨用砥石を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明においては、ブラウン管ファンネルガラスの
位置決めパッド研磨用カップホイール砥石であって、外
側の砥石層と内側の砥石層の粒度を異ならせて同心円状
の内外2重層で構成したことを特徴とするブラウン管フ
ァンネルガラス研磨用砥石を提供する。
【0007】上記構成のブラウン管ファンネルガラス研
磨用砥石によれば、ファンネルガラスの位置決めパッド
を先ず例えば外側の荒削り用砥石層で研磨加工し、次い
で内側の仕上げ用砥石層で研磨加工するため、パッドの
加工表面は、きめ細かく仕上げられ、このパッドのつい
たファンネルガラスをガラスパネルに接合する際、位置
決めパッド突き当て治具が摩耗するようなことがなく、
パッド表面からガラス片が発生することもない。従っ
て、良質なブラウン管を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態においては、
前記外側の砥石層を荒削り用砥石層として、粒度#17
0程度のダイヤモンド砥粒を含むレジンボンド層で構成
したことを特徴としている。
【0009】別の好ましい実施の形態においては、前記
内側の砥石層を仕上げ用砥石層として、粒度#1000
程度のダイヤモンド砥粒を含むレジンボンド層で構成し
たことを特徴としている。
【0010】さらに、別の好ましい実施の形態において
は、前記内側の砥石層を、粒度#400程度のカーボラ
ンダムを主成分とする砥粒を含むPVA樹脂ボンド層で
構成したことを特徴としている。
【0011】さらに、別の好ましい実施の形態において
は、前記内側の砥石層を、平均粒径2ミクロン程度以下
の酸化セリウムを主成分とする砥粒を含むウレタン樹脂
ボンド層で構成したことを特徴としている。
【0012】
【実施例】ブラウン管の外囲器は、前述したように、ガ
ラスパネルとファンネルガラスとで構成されるため、両
者を接合する際の位置決め用としてファンネルガラスの
外側面に突起状のパッドが設けられる。
【0013】この位置決め用パッドは、ガラスパネルと
ファンネルガラスとを接合する前に、表面を滑らかにす
るために、予めカップ型ホイール砥石で研磨加工され
る。
【0014】図1は、本発明に係るカップ型ホイール砥
石の正面図である。このカップ型ホイール砥石1は、同
心円状の内外の円筒層で構成され、内側の円筒層の内部
空間内に、この砥石1を回転させる後記のモータの軸7
aが嵌め込まれる。
【0015】前記外側の円筒層2は、荒削り用の砥石層
で、例えば粒度#170程度のダイヤモンド砥粒を含む
レジンボンド層で構成される。
【0016】また、前記内側の円筒層3は、仕上げ用砥
石層で、例えば、粒度#1000程度のダイヤモンド砥
粒を含むレジンボンド層、粒度#400程度のカーボラ
ンダムを主成分とする砥粒を含むPVA樹脂ボンド層、
または平均粒径2ミクロン程度以下の酸化セリウムを主
成分とする砥粒を含むウレタン樹脂ボンド層等で構成さ
れる。
【0017】上記構成の2層式カップ型ホイール砥石
は、モータの軸7aに連結される。モータの回転により
ホイール砥石が回転し、ファンネルガラスを研磨加工す
る。
【0018】図2は、図1の2層式カップ型ホイール砥
石を用いてファンネルガラスの位置決めパッドを研磨加
工する場合の加工説明図である。
【0019】図2(A)に示すように、ガラスパネルと
接合される前のファンネルガラスは、その外側面の突起
状のパッド5が加工しやすいように、大径の開口部を下
向きにして置かれる。パッド5の下側方には、このパッ
ド5を研磨するための2層式カップ型ホイール砥石1が
配置され、その砥石1は、上下・左右・前後に移動自在
の台座6上に搭載されたスピンドルモータ7の軸7aの
端部に嵌め込まれている。
【0020】この状態で、台座6をファンネルガラス4
側に移動させて、砥石1の先端を必要切込み量だけファ
ンネルガラス4側に移動させる。次に、スピンドルモー
タ7を高速回転させながら、台座6を上方へ平行移動さ
せ、砥石1の外側の荒削り用の砥石層2でファンネルガ
ラス4のパッド5を荒削り加工する。内側の仕上げ用砥
石層3がパッド5の加工面全体を覆う位置まで上昇した
ら、平行移動を停止する。次に、図2(B)に示すよう
に、台座6をファンネルガラス4側に移動させ、仕上げ
用砥石層3をパッド5の加工面に押し付けて仕上げ加工
する。このようにしてパッド5の加工面を研磨加工すれ
ば、砥石を交換したり、仕上げ加工ポジションを荒削り
加工ポジションとは別に設けることなく、ファンネルガ
ラスのパッド5を精密加工することができる。
【0021】なお、内外の砥石層を逆にして、仕上げ用
砥石層を外側に、荒削り用砥石層を内側に配置してもよ
い。また、砥石の粒度を3段階に変えて3層構造にして
もよい。多層化することにより品質のよい仕上げ加工を
短時間で効率良くできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ファンネルガラスの位置決めパッド研磨用カップ型
ホイール砥石を、同心円状の粗密砥石層の2重層で構成
したため、パッドの仕上げ加工を砥石交換や加工ポジシ
ョンを変更することなく行うことができ、加工作業を容
易にしかも低コストで行うことができる。
【0023】また、本発明に係る2層式のカップ型ホイ
ール砥石で研磨加工したファンネルガラスの位置決めパ
ッドは、加工表面が平滑化処理されているため、ファン
ネルガラスをガラスパネルに接合させる際、位置決めパ
ッド突き当て治具の摩耗を防止することができ、且つパ
ッド表面からのガラス片の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカップ型ホイール砥石の正面図
である。
【図2】 図1の砥石を用いてファンネルガラスのパッ
ドを研磨加工する場合の加工説明図である。
【符号の説明】
1:カップ型ホイール砥石、2:荒削り用砥石層、3:
仕上げ用砥石層、4:ファンネルガラス、5:パッド、
6:台座、7:スピンドルモータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管ファンネルガラスの位置決め
    パッド研磨用カップホイール砥石であって、外側の砥石
    層と内側の砥石層の粒度を異ならせて同心円状の内外2
    重層で構成したことを特徴とするブラウン管ファンネル
    ガラス研磨用砥石。
  2. 【請求項2】 前記外側の砥石層を荒削り用砥石層とし
    て、粒度#170程度のダイヤモンド砥粒を含むレジン
    ボンド層で構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    ブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石。
  3. 【請求項3】 前記内側の砥石層を仕上げ用砥石層とし
    て、粒度#1000程度のダイヤモンド砥粒を含むレジ
    ンボンド層で構成したことを特徴とする請求項1又は2
    に記載のブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石。
  4. 【請求項4】 前記内側の砥石層を、粒度#400程度
    のカーボランダムを主成分とする砥粒を含むPVA樹脂
    ボンド層で構成したことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石。
  5. 【請求項5】 前記内側の砥石層を、平均粒径2ミクロ
    ン程度以下の酸化セリウムを主成分とする砥粒を含むウ
    レタン樹脂ボンド層で構成したことを特徴とする請求項
    1又は2に記載のブラウン管ファンネルガラス研磨用砥
    石。
JP3206296A 1996-02-20 1996-02-20 ブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石 Pending JPH09225840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3206296A JPH09225840A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 ブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3206296A JPH09225840A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 ブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09225840A true JPH09225840A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12348402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3206296A Pending JPH09225840A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 ブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09225840A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185753A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Shuji Horichi 研削研磨砥石
JP2010142913A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス基板の端面研磨装置およびその端面研磨方法
CN106853881A (zh) * 2016-12-21 2017-06-16 李邦田 底部螺旋开口玻璃瓶的切磨方法及切磨设备
CN108908144A (zh) * 2018-09-10 2018-11-30 台山市远鹏研磨科技有限公司 一种金刚石螺栓紧固砂轮
RU192154U1 (ru) * 2018-12-24 2019-09-05 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Московский государственный технологический университет "СТАНКИН" (ФГБОУ ВО "МГТУ "СТАНКИН") Шлифовальный круг
RU192156U1 (ru) * 2018-11-07 2019-09-05 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Московский государственный технологический университет "СТАНКИН" (ФГБОУ ВО "МГТУ "СТАНКИН") Шлифовальный круг

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185753A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Shuji Horichi 研削研磨砥石
JP2010142913A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス基板の端面研磨装置およびその端面研磨方法
CN106853881A (zh) * 2016-12-21 2017-06-16 李邦田 底部螺旋开口玻璃瓶的切磨方法及切磨设备
CN108908144A (zh) * 2018-09-10 2018-11-30 台山市远鹏研磨科技有限公司 一种金刚石螺栓紧固砂轮
RU192156U1 (ru) * 2018-11-07 2019-09-05 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Московский государственный технологический университет "СТАНКИН" (ФГБОУ ВО "МГТУ "СТАНКИН") Шлифовальный круг
RU192154U1 (ru) * 2018-12-24 2019-09-05 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Московский государственный технологический университет "СТАНКИН" (ФГБОУ ВО "МГТУ "СТАНКИН") Шлифовальный круг

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3664188B2 (ja) 表面加工方法及びその装置
CA2230338C (en) Pot-shaped grinding wheel
JP5034951B2 (ja) 砥石修正装置
KR20110125568A (ko) 다이아몬드 접시형 숫돌 및 구면렌즈의 연삭방법
JPH09225840A (ja) ブラウン管ファンネルガラス研磨用砥石
JP2009297862A (ja) 研磨用工具
US3919811A (en) Grinding wheel for forming a facet on the periphery of an eyeglass lens
JP3207787B2 (ja) ウエハの加工方法及び平面研削盤及びワーク支持部材
JP2876572B2 (ja) 半導体ウエハの面取方法
JPH11285973A (ja) 半導体ウエーハの加工装置及び加工方法
JP2001150356A (ja) 研削装置の鏡面研削用砥石及び鏡面研削方法
JP3191273B2 (ja) 研削加工用砥石車及びその電解ドレッシング方式
JPH05220669A (ja) 複合研削砥石
JP2003291069A (ja) 研削盤用の砥石及びこの砥石を使用する研削方法
JPH08336741A (ja) 表面研削方法
JP2901875B2 (ja) 超砥粒研削ホイールのツルーイング方法
JPH05285853A (ja) 研削加工用砥石
JPH10249625A (ja) ダイヤモンドコーティングエンドミル及びその製造方法
JP2000271844A (ja) ハーフトロイダルcvtディスクのトラクション面研削方法
JP2004202656A (ja) 研磨用ポリッシャのツルーイング方法
JP3317910B2 (ja) 研削盤における研削装置
JPH0222219Y2 (ja)
JP3368928B2 (ja) 押出成形用金型の製造方法
CN207736063U (zh) 一种砂带式丝材抛光机
JPH05129259A (ja) 研削装置