JPH09225685A - エンクローズ溶接用裏当材 - Google Patents

エンクローズ溶接用裏当材

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JPH09225685A
JPH09225685A JP3249496A JP3249496A JPH09225685A JP H09225685 A JPH09225685 A JP H09225685A JP 3249496 A JP3249496 A JP 3249496A JP 3249496 A JP3249496 A JP 3249496A JP H09225685 A JPH09225685 A JP H09225685A
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ceramics
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Yoshiaki Nakano
俶明 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の外径の溶接母材に対して適用すること
ができ、製造コストが低いと共に、優れた外観の裏ビー
ドを得ることができるエンクローズ溶接用裏当材を提供
する。 【解決手段】 溶接用裏当材1は、複数の棒状のセラミ
クス部材2が繋止材である針金3によって繋止されるこ
とにより構成されている。各セラミクス部材2はその側
方向の両端面2aが円弧状に成形されていて、隣接する
セラミクス部材2の端面2a同士が接するように、各セ
ラミクス部材2が並列に配置されている。そして、セラ
ミクス部材2の長手方向の両端部から若干中央寄りの2
カ所において、長手方向に対して垂直の方向に針金3が
圧入された後、焼成されることによって、各セラミクス
部材2が針金3により簾状に繋止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスシールドアーク
溶接に使用される裏当材に関し、特に、異形鉄筋の片面
溶接に対して好適であるエンクローズ溶接用裏当材に関
する。
【0002】
【従来の技術】異形鉄筋のエンクローズ溶接に関して
は、近時、裏当材(バッキング)としてセラミクスを使
用した種々の溶接方法が開示されている。例えば、裏当
材として、可撓性のセラミクス繊維板を使用する技術は
公知である(特公平4−20706号)。
【0003】また、化学組成が制御された焼結セラミク
ス製の裏当材も開示されている(特公平4−55787
号)。更に、所望の形状の一対の半割体からなるセラミ
クス製部材を蝶着部材により回転自在に蝶着させたバッ
キング部材(特公平6−71679号)、及び溶接され
る鉄筋に固定するための固定用クリップを有するセラミ
クス製のバッキング部材(特公平6−86033号)も
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
4−20706号に示す方法においては、セラミクス繊
維板を使用して裏ビードを形成するので、セラミクス繊
維板が有する繊維間の隙間に溶接金属が侵入して、裏ビ
ードの表面に微細な凹凸が発生し、ビードの平滑性及び
美麗性にやや欠けるという問題点がある。
【0005】一方、その他の従来技術は全て裏当材とし
て固形セラミクスを使用しているが、種々の寸法及び形
状の異形鉄筋の全てに固形セラミクス製の裏当材を適合
させるためには、種々の寸法及び形状を有する裏当材を
製造する必要がある。しかしながら、固形セラミクスの
製造においては、一般的に、高価な金型が必要であるた
め、異形鉄筋の寸法毎に固形セラミクス製の裏当材を準
備するためには、これらの裏当材の製造コストが極めて
高くなってしまう。
【0006】また、溶接母材である異形鉄筋はその継手
の位置によって寸法及び凹凸の形状が多種多様であり、
継手部の外径を所望の径に規定することが不可能である
ため、可撓性を殆ど有しない固形セラミクスを種々の継
手形状を有する異形鉄筋に使用することは困難である。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、任意の外径の溶接母材に対して適用するこ
とができ、製造コストが低減できると共に、優れた外観
の裏ビードを得ることができるエンクローズ溶接用裏当
材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエンクロー
ズ溶接用裏当材は、複数本の棒状のセラミクス部材と、
前記セラミクス部材を並列に整列させ、隣接するセラミ
クス部材同士を夫々屈曲可能に繋止する繋止材とを有す
ることを特徴とする。
【0009】本発明に係る他のエンクローズ溶接用裏当
材は、1枚の矩形板状のセラミクス部材により構成され
ており、前記セラミクス部材の1方の面には幅方向に延
びる複数本の平行な切り欠きが前記セラミクス部材の長
手方向に一定ピッチで形成されていることを特徴とす
る。
【0010】また、前記セラミクス部材の長手方向に繋
止材が固定されていることが好ましい。
【0011】更に、繋止材は金属線により構成すること
ができる。また、繋止材はセラミクス繊維、セラミクス
帯及びセラミクス網からなる群から選択された1種の可
撓性部材、又は金属帯及び金属網帯からなる群から選択
された1種の可撓性の導電性部材により構成されてい
て、溶接母材と接する側のセラミクス部材の表面に固定
されていることが好ましい。
【0012】本発明においては、並列に配置された棒状
のセラミクス部材を繋止材により屈曲可能に繋止するこ
とにより裏当材が構成されているので、継手の位置によ
って外径等が異なる異形鉄筋等に対しても、任意の外径
の継手部に沿って配置することができる。
【0013】また、1枚の矩形板状のセラミクス部材の
1方の面に、幅方向に延びる複数本の平行な切り欠きを
形成することによっても同様な利点を有する裏当材を得
ることができる。即ち、セラミクス部材に形成された切
り欠きを異形鉄筋等の溶接母材の長手方向に平行にする
と共に、この切り欠きが形成されていない面を溶接母材
側として配置し、溶接時にこの裏当材を溶接母材に沿っ
て曲げ折る。そうすると、この裏当材は、複数の棒状の
セラミクス部材に分離するので、種々の外径の溶接母材
に適用することができる。
【0014】また、この裏当材に切り欠きに対して直交
する方向、即ち、裏当材の長手方向に繋止材が固定され
ていると、折曲時において、複数の棒状のセラミクス部
材が屈曲可能に構成された裏当材と同様の形状となるの
で、同様に、所望の径に調整することができる。
【0015】このように、裏当材が種々の径に屈曲又は
曲げ折ることができると、溶接母材径毎に裏当材を作製
する必要がないので、裏当材の製造コストを低減させる
ことができる。
【0016】また、繋止材として可撓性部材を使用し、
この繋止材を裏当材の表面に固定すると共に、繋止材が
溶接母材側となるように配置して溶接すると、この可撓
性部材が溶接母材である異形鉄筋の表面の凹凸によって
撓む。従って、裏当材と異形鉄筋表面との間の密着性が
向上し、溶接金属の流れ落ちを防止することができるの
で、優れた形状の裏ビードを得ることができる。
【0017】また、繋止材として金属帯又は金属網帯等
の導電性部材を使用し、この繋止材を裏当材の表面に固
定すると共に、繋止材が溶接母材側となるように配置し
て溶接すると、溶接時に安定なアークを発生させること
ができ、良好な溶接金属を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施例に係る溶接用
裏当材を示す平面図であり、図2はその正面図、図3は
その側面図である。また、図4は図3のA部を拡大して
示す模式図である。
【0020】溶接用裏当材1は、複数の棒状のセラミク
ス部材2が繋止材である針金3によって繋止されること
により構成されている。各セラミクス部材2はその側方
向の両端面2aが円弧状に成形されていて、隣接するセ
ラミクス部材2の端面2a同士が接するように、各セラ
ミクス部材2が並列に配置されている。そして、セラミ
クス部材2の長手方向の両端部から若干中央寄りの2カ
所において、長手方向に対して垂直の方向に針金3が圧
入された後、焼成されることによって、各セラミクス部
材2が針金3により簾状に繋止されている。なお、針金
3は隣接するセラミクス部材2の接線4の近傍に位置す
るように圧入されている。
【0021】セラミクス部材2の組成としては、ビード
の形成を考慮して、例えば、SiO2 が50乃至60重
量%、Al23が20乃至30重量%、MgOが10乃
至20重量%、Fe23が1乃至3重量%であるような
焼成物を使用することができる。また、針金3の材質
は、針金3とセラミクス部材2との付着力及びセラミク
ス部材2間の屈曲性を確保すると共に、焼成時の耐熱性
を得ることができるように選択する。例えば、線径が
0.50mmであるJIS普通鉄線SWM−B等を使用
することができる。
【0022】このように構成された溶接用裏当材1を使
用して溶接する場合には、図5に示すように、異形鉄筋
等の溶接母材5の外周面5aに沿って裏当材1を配置
し、この裏当材1を外面側から当金等の溶接治具(図示
せず)によって支持する。そして、溶接母材5の内面5
b側から裏当材1の方向に向かって溶接する。
【0023】前述の如く、裏当材1を構成する各セラミ
クス部材2の両端面2aは円弧状に形成されており、針
金3は隣接するセラミクス部材2の接線4の近傍におい
てセラミクス部材2同士を繋止しているので、この接線
4を中心として、裏当材1は内外側に所定の角度で屈曲
させることができる。従って、裏当材1は、溶接母材5
の外径Rの変動に対応して、多角筒面を形成することが
できる。
【0024】ところで、溶接時において、セラミクスと
溶融池との接触又はアーク熱によってセラミクスは溶融
し、スラグを形成するため、溶接ビードを平滑化させる
効果を有する。従って、隣接するセラミクス部材2間の
なす角(屈曲角)は可及的に180°に近づけることが
好ましい。即ち、母材5に沿って屈曲した裏当材1の形
状を略円筒形状に近づけるようにすると、裏ビードの形
状は良好になる。しかしながら、裏当材1を略円筒形状
になるように屈曲させるためには、セラミクス部材2の
ピッチを狭くする必要があるので、製造コストが増加す
る原因となり、好ましくない。一方、屈曲角を135°
未満、例えば、120°とすると、裏ビードの表面に顕
著な角部が発生するので、平滑な裏ビード形状を得るた
めには、溶接終了後にこの角部をグラインダ研削する必
要がある。そこで、本発明においては、屈曲角を135
°以上に定めると、良好な裏ビードが得られる。
【0025】例えば、溶接母材5が実用上の最小径であ
るとき、即ち、平均直径が13mmであるとき、屈曲角
を135°とすると、セラミクス部材2の幅を7mmに
すると良い。また、溶接母材5の直径が13mmよりも
太径であるとき、同様に、7mmの幅を有するセラミク
ス部材2を適用すると、屈曲角は135°以上になるの
で、更に一層優れた形状の裏ビードを得ることができ
る。
【0026】図6(a)及び(b)は本発明の第2の実
施例に係る溶接用裏当材の製造方法の1例を示す斜視図
である。本実施例において、第1の実施例と異なる点
は、繋止材として使用する針金の位置のみであるので、
第1の実施例と同一物には同一符号を付して、その詳細
な説明は省略する。
【0027】先ず、図6(a)に示すように、複数の棒
状のセラミクス部材2を並列に整列させ、各セラミクス
部材2の長手方向の両端部から若干中央寄りの2カ所
に、セラミクス部材2に直交するように2本の針金3を
配置する。次いで、針金3と複数本のセラミクス部材2
とを、面状に整列されたセラミクス部材の面に対して垂
直に圧縮する。
【0028】そうすると、図6(b)に示すように、針
金3とセラミクス部材2とが圧着すると共に、セラミク
ス部材2が変形し、各セラミクス部材2の側方向の両端
面2aが円弧状に成形されて、裏当材6は第1の実施例
と同様の形状になる。
【0029】本実施例は前記第1の実施例と比較して、
針金3がセラミクス部材2の表面付近に配置されてい
る。従って、針金3が配置されている側を内側として屈
曲することができる。このように、繋止材である針金3
の位置は、裏当材6の屈曲可能な方向によって決定する
ことができる。
【0030】図7は本発明の第3の実施例に係る溶接用
裏当材を示す平面図であり、図8はその正面図、図9は
その側面図である。
【0031】本実施例の裏当材11においては、繋止材
としてセラミクス繊維フェルト13を使用している。即
ち、複数の棒状のセラミクス部材12よりも耐熱性が高
いセラミクス繊維フェルト13をセラミクス部材12に
添着し、焼成することにより、セラミクス繊維フェルト
13がセラミクス部材12と焼着し、セラミクス部材1
2の繋止材として作用する。各セラミクス部材12の形
状は第1の実施例と同様である。
【0032】このように構成された裏当材11において
は、図10に示すように、セラミクス繊維フェルト13
側を溶接母材15の外周面15aに当て、裏当材11を
外面側から当金等の溶接治具(図示せず)によって支持
し、溶接母材15の内面15b側から裏当材11の方向
に向かって溶接する。セラミクス繊維フェルト13は、
隣接するセラミクス部材12の溶接母材15側でセラミ
クス部材12同士を繋止しているので、裏当材11はフ
ェルト13側に所定の角度で屈曲させることができる。
従って、裏当材11は、溶接母材15の外径Rの変動に
対応して、多角筒面を形成することができる。また、本
実施例は可撓性のセラミクス繊維フェルト13を溶接母
材15に当てているので、第1の実施例と比較して、異
形鉄筋等の溶接母材15と裏当材11との密着性を高め
ることができる。
【0033】第3の実施例においては、セラミクス繊維
フェルトを繋止材として使用したが、第1及び第2の実
施例において示した裏当材1と溶接母材5との間にセラ
ミクス繊維フェルトのような弾性材を挟み込むようにし
て溶接することもできる。そうすると、第3の実施例と
同様に、溶接母材と裏当材との密着性を高めることがで
きる。
【0034】図11は本発明の第4の実施例に係る溶接
用裏当材を示す平面図であり、図12はその正面図、図
13はその側面図である。また、図14は図13のB部
を拡大して示す模式図である。
【0035】本実施例においては、繋止材として鋼帯2
3を使用している。即ち、複数の棒状のセラミクス部材
22の中央に鋼帯23を押入し、焼成することにより、
鋼帯23がセラミクス部材22と焼着して繋止材として
作用し、各セラミクス部材22が簾状に繋止される。各
セラミクス部材22は台形柱状であり、鋼帯23を焼着
する面と反対側の面において、セラミクス部材22の側
方向の両端面が切り欠かれ、斜面22aを形成してい
る。
【0036】鋼帯23としては、例えば、厚さが0.5
mm、幅が15mmであるJISG 3141冷間圧延
鋼帯を使用することができる。
【0037】このように構成された裏当材21において
は、鋼帯23側を溶接母材(図示せず)の外周面に当
て、裏当材21を外面側から当金等の溶接治具(図示せ
ず)によって支持した後、溶接母材の内面側から裏当材
21の方向に向かって溶接する。鋼帯23は、隣接する
セラミクス部材22の溶接母材側でセラミクス部材22
同士を繋止しているので、裏当材21は鋼帯23側に所
定の角度で屈曲させることができる。また、裏当材21
を溶接母材に当てて溶接すると、溶接母材の開先空間に
は、溶接母材に接続された導電性の鋼帯23が配置され
ているので、溶接ワイヤ(図示せず)と鋼帯23との間
に安定した良好なアークを発生させることができる。
【0038】図15は本発明の第5の実施例に係る溶接
用裏当材を示す平面図であり、図16はその正面図であ
る。また、図17は図16のC部を拡大して示す模式図
である。
【0039】本実施例は第1乃至第4の実施例と異な
り、裏当材31は1枚の矩形板状のセラミクス部材32
により構成されている。セラミクス部材32は屈曲する
外面側となる面に、矩形板上のセラミクス部材32の幅
方向に延びる複数の平行な直線状の切り欠き32aがセ
ラミクス部材32の長手方向に一定ピッチで形成されて
いる。なお、当該ピッチは厳密に一定である必要はな
く、ほぼ一定であればよい。
【0040】このように構成された溶接用裏当材31を
使用して溶接する場合には、先ず、溶接母材(図示せ
ず)の外周面に裏当材31の切り欠き32aが形成され
ていない面を当て、裏当材31を支持するために、外側
から当金等の溶接治具(図示せず)を配置する。次い
で、異形鉄筋等の溶接母材を溶接治具に押しつけること
によって、裏当材31を溶接母材に沿って折り曲げて、
接触させた後、溶接母材間に設けた開先内に溶接ワイヤ
を挿入し、開先奥部の裏当材31の近傍から溶接を開始
する。
【0041】本実施例においては、セラミクス部材32
に切り欠き32aが形成されることにより、肉厚が薄い
喉部32bが形成されているので、この喉部32bにお
いて、容易に裏当材31を曲げ折ることができる。従っ
て、切り欠き32aの形状及び深さは、押圧する力に応
じて適宜決定することができる。例えば、機械等を使用
することなく、指の力により溶接母材に裏当材31を押
しつけ、裏当材31を曲げ折る場合には、裏当材31の
隣り合う切り欠きと切り欠きとの間の幅を7mmとする
と、喉部32bの厚さuは3mm以下にすることが好ま
しい。
【0042】更にまた、本実施例においては、第3又は
第4の実施例に示すように、裏当材31の溶接母材側の
面にセラミクス繊維フェルト等の可撓性部材を焼着する
か、又は鋼帯等の導電性部材を焼着してもよい。裏当材
31を曲げ折ると、セラミクス部材32は複数の棒状に
分離するため、焼着された可撓性部材又は導電性部材は
繋止材として作用することができると共に、第3又は第
4の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
裏当材が屈曲又は曲折可能に構成されているので、任意
の外径の溶接母材に対して適用することができ、裏当材
の製造コストを低減することができる。また、裏当材の
屈曲部又は曲折部を繋止する繋止材を適切に選択する
と、優れた外観の裏ビードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る溶接用裏当材を示
す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る溶接用裏当材を示
す正面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る溶接用裏当材を示
す側面図である。
【図4】図3のA部を拡大して示す模式図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る溶接用裏当材の使
用時の形状を示す模式的断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る溶接用裏当材の製
造方法の1例を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る溶接用裏当材を示
す平面図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係る溶接用裏当材を示
す正面図である。
【図9】本発明の第3の実施例に係る溶接用裏当材を示
す側面図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る溶接用裏当材の
使用時の形状を示す模式的断面図である。
【図11】本発明の第4の実施例に係る溶接用裏当材を
示す平面図である。
【図12】本発明の第4の実施例に係る溶接用裏当材を
示す正面図である。
【図13】本発明の第4の実施例に係る溶接用裏当材を
示す側面図である。
【図14】図13のB部を拡大して示す模式図である。
【図15】本発明の第5の実施例に係る溶接用裏当材を
示す平面図である。
【図16】本発明の第5の実施例に係る溶接用裏当材を
示す正面図である。
【図17】図16のC部を拡大して示す模式図である。
【符号の説明】
1、11、21、31、6;裏当材 2、12、22、32;セラミクス部材 3;針金 5、15;溶接母材 13;セラミクス繊維フェルト 23;鋼帯 32a;切り欠き

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の棒状のセラミクス部材と、前記
    セラミクス部材を並列に整列させ、隣接するセラミクス
    部材同士を夫々屈曲可能に繋止する繋止材とを有するこ
    とを特徴とするエンクローズ溶接用裏当材。
  2. 【請求項2】 前記繋止材はセラミクス繊維、セラミク
    ス帯及びセラミクス網からなる群から選択された1種の
    可撓性部材により構成されていて、前記セラミクス部材
    の表面に固定されていることを特徴とする請求項1に記
    載のエンクローズ溶接用裏当材。
  3. 【請求項3】 前記繋止材は金属帯及び金属網帯からな
    る群から選択された1種の導電性部材により構成されて
    いて、前記セラミクス部材の表面に固定されていること
    を特徴とする請求項1に記載のエンクローズ溶接用裏当
    材。
  4. 【請求項4】 1枚の矩形板状のセラミクス部材により
    構成されており、前記セラミクス部材の1方の面には幅
    方向に延びる複数本の平行な切り欠きが前記セラミクス
    部材の長手方向に一定ピッチで形成されていることを特
    徴とするエンクローズ溶接用裏当材。
  5. 【請求項5】 前記セラミクス部材に形成された前記切
    り欠きに対して直交する方向に繋止材が固定されてお
    り、折曲時に前記繋止材により前記セラミクス部材が繋
    止されていることを特徴とする請求項4に記載のエンク
    ローズ溶接用裏当材。
  6. 【請求項6】 前記繋止材は金属線により構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は5に記載のエンクロー
    ズ溶接用裏当材。
  7. 【請求項7】 前記繋止材はセラミクス繊維、セラミク
    ス帯及びセラミクス網からなる群から選択された1種の
    可撓性部材により構成されていて、前記他方の面に固定
    されていることを特徴とする請求項5に記載のエンクロ
    ーズ溶接用裏当材。
  8. 【請求項8】 前記繋止材は金属帯及び金属網帯からな
    る群から選択された1種の導電性部材により構成されて
    いて、前記他方の面に固定されていることを特徴とする
    請求項5に記載のエンクローズ溶接用裏当材。
  9. 【請求項9】 前記セラミクス部材の板厚方向における
    前記繋止材の位置は、前記セラミクス部材の屈曲又は折
    曲可能な方向によって決定されていることを特徴とする
    請求項1、5及び6のいずれか1項に記載のエンクロー
    ズ溶接用裏当材。
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