JPH09225682A - 耐火鋼のサブマージアーク溶接方法 - Google Patents
耐火鋼のサブマージアーク溶接方法Info
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- JPH09225682A JPH09225682A JP5824696A JP5824696A JPH09225682A JP H09225682 A JPH09225682 A JP H09225682A JP 5824696 A JP5824696 A JP 5824696A JP 5824696 A JP5824696 A JP 5824696A JP H09225682 A JPH09225682 A JP H09225682A
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- arc welding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築や橋梁分野において各種構造物に用いる
耐火性に優れる鋼板、すなわち耐火鋼のサブマージアー
ク溶接において、600℃での耐力及び高温伸びに優れ
かつ良好なじん性を得る。 【解決手段】 Mo:0.005〜0.6%、Nb:
0.001〜0.05%、V:0.005〜0.2%、
Al:0.026〜0.10%、Ti:0.001〜
0.04%、B:0.0005〜0.0030%を含有
する耐火鋼を溶接するためのサブマージアーク溶接方法
であって、フラックス塩基度、溶接材料等の炭素当量、
B量、Mo量を規定し、適量のC、Si、Mn等のほか
Al:0.003〜0.030%、Ti:0.001〜
0.04%を含む溶接用ワイヤで溶接する。
耐火性に優れる鋼板、すなわち耐火鋼のサブマージアー
ク溶接において、600℃での耐力及び高温伸びに優れ
かつ良好なじん性を得る。 【解決手段】 Mo:0.005〜0.6%、Nb:
0.001〜0.05%、V:0.005〜0.2%、
Al:0.026〜0.10%、Ti:0.001〜
0.04%、B:0.0005〜0.0030%を含有
する耐火鋼を溶接するためのサブマージアーク溶接方法
であって、フラックス塩基度、溶接材料等の炭素当量、
B量、Mo量を規定し、適量のC、Si、Mn等のほか
Al:0.003〜0.030%、Ti:0.001〜
0.04%を含む溶接用ワイヤで溶接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築や橋梁分野にお
いて各種構造物に用いる耐火性に優れる鋼板(以下、耐
火鋼という)のサブマージアーク溶接方法に係わり、詳
しくは耐火鋼を用いたボックス柱の角継手溶接において
溶接入熱10〜50kJ/mmで1層または多層溶接し
た場合、600℃での耐力及び高温伸びに優れかつ良好
なじん性を得るサブマージアーク溶接方法である。
いて各種構造物に用いる耐火性に優れる鋼板(以下、耐
火鋼という)のサブマージアーク溶接方法に係わり、詳
しくは耐火鋼を用いたボックス柱の角継手溶接において
溶接入熱10〜50kJ/mmで1層または多層溶接し
た場合、600℃での耐力及び高温伸びに優れかつ良好
なじん性を得るサブマージアーク溶接方法である。
【0002】
【従来の技術】従来、耐火鋼、耐候性耐火鋼用のサブマ
ージアーク溶接としては例えば特公平5−25598号
に耐火鋼用のサブマージアーク溶接ワイヤとフラックス
が提案されており、溶接金属において高温耐力と適正な
常温強度および良好なじん性を得ている。また、特開平
3−174978号では600℃での高温耐力や常温で
の耐候性などの特性を損なわずにじん性および高温延性
に優れ、クリープ破断寿命を向上させた耐火鋼及び耐候
性耐火鋼用のサブマージアーク溶接方法が提案されてい
る。
ージアーク溶接としては例えば特公平5−25598号
に耐火鋼用のサブマージアーク溶接ワイヤとフラックス
が提案されており、溶接金属において高温耐力と適正な
常温強度および良好なじん性を得ている。また、特開平
3−174978号では600℃での高温耐力や常温で
の耐候性などの特性を損なわずにじん性および高温延性
に優れ、クリープ破断寿命を向上させた耐火鋼及び耐候
性耐火鋼用のサブマージアーク溶接方法が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平5−0
25598号で提案された耐火鋼用のサブマージアーク
溶接ワイヤとフラックスを用いたサブマージアーク溶接
方法は、高温特性として高温での耐力には着目している
が高温での伸びは一切考慮していない。
25598号で提案された耐火鋼用のサブマージアーク
溶接ワイヤとフラックスを用いたサブマージアーク溶接
方法は、高温特性として高温での耐力には着目している
が高温での伸びは一切考慮していない。
【0004】また、特開平3−174978号では高温
での耐力に加え伸びも考慮した耐火鋼及び耐候性耐火鋼
用のサブマージアーク溶接方法が提案されている。この
場合の耐火鋼はMoとNbとの複合添加で耐火性能を得
たものであり、耐候性耐火鋼ではさらにNi、Cuを添
加したものであった。これに対する溶接材料はBとTi
を制限し良好な性能を得たものである。
での耐力に加え伸びも考慮した耐火鋼及び耐候性耐火鋼
用のサブマージアーク溶接方法が提案されている。この
場合の耐火鋼はMoとNbとの複合添加で耐火性能を得
たものであり、耐候性耐火鋼ではさらにNi、Cuを添
加したものであった。これに対する溶接材料はBとTi
を制限し良好な性能を得たものである。
【0005】しかしながらその後、鋼板においてMoお
よびNbを低減し、AlとBを増加しボロン処理された
鋼板が実用化されつつあり、これに対応する溶接材料が
必要になった。この新開発の耐火鋼に対し特開平3−1
74978号に開示された溶接材料を適用した場合、ボ
ックス柱の角溶接のような母材希釈率の大きい溶接の溶
接金属においては、必ずしも良好な高温引張特性が得ら
れないことが判明した。すなわち、母材希釈によって母
材から溶接金属中に移行する金属成分のうちMo、A
l、Bが適正値から外れるため特に高温の耐力と伸びの
両立が困難であった。 従って、MoおよびNbを低減
し、AlとBを増加しボロン処理された鋼板に用いるボ
ックス柱角継手用の溶接材料の開発および溶接方法の開
発が急務となった。
よびNbを低減し、AlとBを増加しボロン処理された
鋼板が実用化されつつあり、これに対応する溶接材料が
必要になった。この新開発の耐火鋼に対し特開平3−1
74978号に開示された溶接材料を適用した場合、ボ
ックス柱の角溶接のような母材希釈率の大きい溶接の溶
接金属においては、必ずしも良好な高温引張特性が得ら
れないことが判明した。すなわち、母材希釈によって母
材から溶接金属中に移行する金属成分のうちMo、A
l、Bが適正値から外れるため特に高温の耐力と伸びの
両立が困難であった。 従って、MoおよびNbを低減
し、AlとBを増加しボロン処理された鋼板に用いるボ
ックス柱角継手用の溶接材料の開発および溶接方法の開
発が急務となった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであって、重量%(以下同じ)で、C:0.0
4〜0.15%、Si:0.05〜0.5%、Mn:
0.5〜1.7%、Mo:0.005〜0.6%、N
b:0.001〜0.05%、V:0.005〜0.2
%、Al:0.026〜0.10%、Ti:0.001
〜0.04%、B:0.0005〜0.0030%を含
有し、残部がFe及び不可避不純物からなる耐火鋼を溶
接するためのサブマージアーク溶接方法であって、下記
式(1)、(2)、(3)および(4)を満足するサブ
マージアーク溶接用フラックスと、同じく下記式
(2)、(3)および(4)を満足し、かつ、C:0.
01〜0.10%、Si:0.01〜0.5%、Mn:
0.4〜2.5%、Mo:0.5%以下、Nb:0.0
5%以下、V:0.02%以下、Al:0.003〜
0.030%、Ti:0.001〜0.04%、B:
0.0010%以下を含有し、残部がFe及び不可避不
純物からなるサブマージアーク溶接用ワイヤとを組合わ
せて行うことを特徴とするサブマージアーク溶接方法で
ある。
するものであって、重量%(以下同じ)で、C:0.0
4〜0.15%、Si:0.05〜0.5%、Mn:
0.5〜1.7%、Mo:0.005〜0.6%、N
b:0.001〜0.05%、V:0.005〜0.2
%、Al:0.026〜0.10%、Ti:0.001
〜0.04%、B:0.0005〜0.0030%を含
有し、残部がFe及び不可避不純物からなる耐火鋼を溶
接するためのサブマージアーク溶接方法であって、下記
式(1)、(2)、(3)および(4)を満足するサブ
マージアーク溶接用フラックスと、同じく下記式
(2)、(3)および(4)を満足し、かつ、C:0.
01〜0.10%、Si:0.01〜0.5%、Mn:
0.4〜2.5%、Mo:0.5%以下、Nb:0.0
5%以下、V:0.02%以下、Al:0.003〜
0.030%、Ti:0.001〜0.04%、B:
0.0010%以下を含有し、残部がFe及び不可避不
純物からなるサブマージアーク溶接用ワイヤとを組合わ
せて行うことを特徴とするサブマージアーク溶接方法で
ある。
【0007】 0.60≦Bn≦1.60 ・・・・・(1) ここで、CaO、MnO、MgO、CaF2 、SiO
2 、Al2 O3 、TiO2 をそれぞれフラックス中のC
aO、MnO、MgO、CaF2 、SiO2 、Al2 O
3 、TiO2 の重量%による含有量としたとき、 Bn=(0.108CaO+0.068MnO+0.100MgO +0.078CaF2 )/(0.105SiO2 +0.002Al2 O3 +0.080TiO2 )
2 、Al2 O3 、TiO2 をそれぞれフラックス中のC
aO、MnO、MgO、CaF2 、SiO2 、Al2 O
3 、TiO2 の重量%による含有量としたとき、 Bn=(0.108CaO+0.068MnO+0.100MgO +0.078CaF2 )/(0.105SiO2 +0.002Al2 O3 +0.080TiO2 )
【0008】 [Mo]C ≧8.5 ・・・・・(2) ここで、[Mo]W をワイヤ中の、[Mo]P を母材中
の、また(Mo)F をフラックス中のそれぞれ重量%に
よるMo含有量としたとき、 [Mo]C =43[Mo]W +55[Mo]P +18(Mo)F
の、また(Mo)F をフラックス中のそれぞれ重量%に
よるMo含有量としたとき、 [Mo]C =43[Mo]W +55[Mo]P +18(Mo)F
【0009】 [B]C +213.3Ceq≧112.5 ・・・・・(3) ここで、[B]W をワイヤ中の、また[B]P を母材中
の重量%によるB含有量、また(B2 O3 )F をフラッ
クス中の重量%によるB2 O3 含有量としたとき、 [B]C =4300[B]W +5500[B]P +120(B2 O3 )F
の重量%によるB含有量、また(B2 O3 )F をフラッ
クス中の重量%によるB2 O3 含有量としたとき、 [B]C =4300[B]W +5500[B]P +120(B2 O3 )F
【0010】 Ceq≦0.415 ・・・・・(4) ここで、C、Si、Mn、Mo、NbおよびBをそれぞ
れ溶接金属中のC、Si、Mn、Mo、NbおよびBの
重量%による含有量としたとき、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+(Mo+Nb)/
5+5B
れ溶接金属中のC、Si、Mn、Mo、NbおよびBの
重量%による含有量としたとき、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+(Mo+Nb)/
5+5B
【0011】
【発明の実施の形態】本発明者らは、前記目的を達成す
るため種々検討し、適正塩基度のフラックスを用い、フ
ラックス、ワイヤおよび鋼板から溶接金属中に移行する
Mo、B量および溶接金属の炭素等量を適正にし、高温
耐力と伸びを確保し、かつ引張強度とじん性を適正に保
つ溶接方法を見いだした。
るため種々検討し、適正塩基度のフラックスを用い、フ
ラックス、ワイヤおよび鋼板から溶接金属中に移行する
Mo、B量および溶接金属の炭素等量を適正にし、高温
耐力と伸びを確保し、かつ引張強度とじん性を適正に保
つ溶接方法を見いだした。
【0012】強度が490〜660N/mm2 程度のフ
ェライト系の溶接金属で高いじん性値を得る手段として
は、溶接金属にBを添加するか、あるいは溶接金属にS
i、Mn、Mo等の焼き入れ性を上げる元素を添加して
強度を600〜690N/mm2 程度として粒界の初析
フェライトの減少させることを一般的に用いている。こ
の場合、溶接金属中のB量は0.0010〜0.006
0%程度で、特に本発明が対象とする大入熱サブマージ
アーク溶接の分野では、通常0.0040〜0.006
0%程度添加する。しかしながら本発明のごとく高温で
の引張特性が要求される場合にはかえって高温伸びが減
少する。すなわち、粒界にはP、Sなどの低融点不純物
やじん性向上には有益ではあるが同じく低融点であるB
が濃縮する。このとき旧オーステナイト粒界に生成され
る初析フェライト量が少なくなると、粒界の面積が小さ
くなるので初析フェライトが生成した場合に比較し低融
点化合物などが相対的に濃度が高くなり高温で延性が損
なわれ結果的に伸びが減少する。
ェライト系の溶接金属で高いじん性値を得る手段として
は、溶接金属にBを添加するか、あるいは溶接金属にS
i、Mn、Mo等の焼き入れ性を上げる元素を添加して
強度を600〜690N/mm2 程度として粒界の初析
フェライトの減少させることを一般的に用いている。こ
の場合、溶接金属中のB量は0.0010〜0.006
0%程度で、特に本発明が対象とする大入熱サブマージ
アーク溶接の分野では、通常0.0040〜0.006
0%程度添加する。しかしながら本発明のごとく高温で
の引張特性が要求される場合にはかえって高温伸びが減
少する。すなわち、粒界にはP、Sなどの低融点不純物
やじん性向上には有益ではあるが同じく低融点であるB
が濃縮する。このとき旧オーステナイト粒界に生成され
る初析フェライト量が少なくなると、粒界の面積が小さ
くなるので初析フェライトが生成した場合に比較し低融
点化合物などが相対的に濃度が高くなり高温で延性が損
なわれ結果的に伸びが減少する。
【0013】このため、良好な高温伸び特性を確保する
ためには溶接金属中のB量とCeqを適正に保つことが
必要である。まず溶接金属中のB量の尺度をとして
[B]C=4300[B]W +5500[B]P +12
0(B2 O3 )F 、溶接金属の焼き入れ性の尺度として
Ceq=C+Si/24+Mn/6+(Mo+Nb)/
5+5Bを規定すれば、高温伸びを良好に保つためには
以下の実験結果で示すように、[B]C +213.3C
eq≧112.5とすることが必要である。
ためには溶接金属中のB量とCeqを適正に保つことが
必要である。まず溶接金属中のB量の尺度をとして
[B]C=4300[B]W +5500[B]P +12
0(B2 O3 )F 、溶接金属の焼き入れ性の尺度として
Ceq=C+Si/24+Mn/6+(Mo+Nb)/
5+5Bを規定すれば、高温伸びを良好に保つためには
以下の実験結果で示すように、[B]C +213.3C
eq≧112.5とすることが必要である。
【0014】すなわち本発明者らは、耐火鋼の溶接金属
においてCeq、[B]C と600℃の引張試験の伸び
El600 の関係に着目し、検討した結果、図1を得た。
図中の記号はEl600 の値の区別で、白丸印は18%以
上、黒三角印は18%未満を示す。この図から明らかの
ように溶接金属のCeqが大きいほど、同じCeqなら
[B]C が大きいほど600℃の引張試験の伸び(El
600 )が減少することが判る。したがって、18%以上
のEl600 を得るためには、[B]C +213.3Ce
q≧112.5であることが必要である。
においてCeq、[B]C と600℃の引張試験の伸び
El600 の関係に着目し、検討した結果、図1を得た。
図中の記号はEl600 の値の区別で、白丸印は18%以
上、黒三角印は18%未満を示す。この図から明らかの
ように溶接金属のCeqが大きいほど、同じCeqなら
[B]C が大きいほど600℃の引張試験の伸び(El
600 )が減少することが判る。したがって、18%以上
のEl600 を得るためには、[B]C +213.3Ce
q≧112.5であることが必要である。
【0015】また、常温での引張強度(以下、TsRTと
言う)を660N/mm2 以下にするには焼き入れの尺
度の制限が必要である。すなわち、Ceq≦0.415
%であることが必要である。
言う)を660N/mm2 以下にするには焼き入れの尺
度の制限が必要である。すなわち、Ceq≦0.415
%であることが必要である。
【0016】つぎに、図2は[Mo]C 量と600℃の
耐力(以下、Yp600 と言う)との関係を示したもの
で、[Mo]C 量が多くなるにしたがってYp600 が大
きくなる。ここで、[Mo]C は溶接金属中のMo量の
尺度を示すもので、[Mo]C=43[Mo]W +55
[Mo]P +18(Mo)F で計算される。すなわち、
Yp600 の改善には溶接金属中のMo量が重要であり、
いま通常のSM490鋼に対応する耐火鋼の場合を検討
すると、SM490鋼の規格Yp≧335N/mm2 に
対し耐火鋼としてはYp600 ≧235(=335×0.
7)N/mm2 が必要でこのためには[Mo]C ≧8.
5であることが必要である。
耐力(以下、Yp600 と言う)との関係を示したもの
で、[Mo]C 量が多くなるにしたがってYp600 が大
きくなる。ここで、[Mo]C は溶接金属中のMo量の
尺度を示すもので、[Mo]C=43[Mo]W +55
[Mo]P +18(Mo)F で計算される。すなわち、
Yp600 の改善には溶接金属中のMo量が重要であり、
いま通常のSM490鋼に対応する耐火鋼の場合を検討
すると、SM490鋼の規格Yp≧335N/mm2 に
対し耐火鋼としてはYp600 ≧235(=335×0.
7)N/mm2 が必要でこのためには[Mo]C ≧8.
5であることが必要である。
【0017】さらに、溶接金属のじん性を良好にするに
はフラックスの塩基度を大きくすることが必要である。
フラックスの塩基度は溶接金属中の酸素量の尺度であ
る。すなわち、塩基度が大きくなるほど溶接金属中の酸
素量が減少し、粒界の初析フェライトが減少してじん性
が向上する。一方、粒界の初析フェライトが減少すれば
El600 が減少する。すなわち、塩基度が小さくなるほ
ど溶接金属中の酸素量が増加し、粒界の初析フェライト
が増加してEl600 は増加するがじん性が劣化する。い
ま塩基度としてBn=(0.108CaO+0.068
MnO+0.100MgO+0.078CaF2 )/
(0.105SiO2 +0.002Al2 O3 +0.0
80TiO2 )を用いれば良好なじん性を得るためには
Bn≧0.60が必要であり、一方、良好なEl600 を
得るためにはBn≦1.60が必要である。すなわち、
0.60≦Bn≦1.60となる。
はフラックスの塩基度を大きくすることが必要である。
フラックスの塩基度は溶接金属中の酸素量の尺度であ
る。すなわち、塩基度が大きくなるほど溶接金属中の酸
素量が減少し、粒界の初析フェライトが減少してじん性
が向上する。一方、粒界の初析フェライトが減少すれば
El600 が減少する。すなわち、塩基度が小さくなるほ
ど溶接金属中の酸素量が増加し、粒界の初析フェライト
が増加してEl600 は増加するがじん性が劣化する。い
ま塩基度としてBn=(0.108CaO+0.068
MnO+0.100MgO+0.078CaF2 )/
(0.105SiO2 +0.002Al2 O3 +0.0
80TiO2 )を用いれば良好なじん性を得るためには
Bn≧0.60が必要であり、一方、良好なEl600 を
得るためにはBn≦1.60が必要である。すなわち、
0.60≦Bn≦1.60となる。
【0018】以下に本発明における成分元素と添加量を
説明するが、本発明が対象とする鋼板はMo、NbとB
で十分な高温耐力を得ることが特徴である。Cは常温強
度の確保ならびにMo、Nbの添加効果を発揮させるた
めに必要であり0.04%が下限である。また、0.1
5%を超えると高温割れ感受性が増加するとともにじん
性が劣化する。
説明するが、本発明が対象とする鋼板はMo、NbとB
で十分な高温耐力を得ることが特徴である。Cは常温強
度の確保ならびにMo、Nbの添加効果を発揮させるた
めに必要であり0.04%が下限である。また、0.1
5%を超えると高温割れ感受性が増加するとともにじん
性が劣化する。
【0019】Siは脱酸元素として0.05%以上の添
加が必要であるが0.5%を超えると溶接金属のじん性
を劣化させる。
加が必要であるが0.5%を超えると溶接金属のじん性
を劣化させる。
【0020】Mnは強度およびじん性を確保するために
不可欠であり0.5%以上の添加が必要である。一方、
1.7%を超えると、高温割れ感受性が増加するととも
にじん性が劣化する。
不可欠であり0.5%以上の添加が必要である。一方、
1.7%を超えると、高温割れ感受性が増加するととも
にじん性が劣化する。
【0021】MoおよびNbは十分な高温耐力を確保す
るために添加するがMoは0.005以上、Nbは0.
001%以上必要である。Mo,Nbが過多になると、
常温強度が高くなりすぎじん性が劣化するのでMoは
0.6%以下、Nbは0.05%以下にする必要があ
る。
るために添加するがMoは0.005以上、Nbは0.
001%以上必要である。Mo,Nbが過多になると、
常温強度が高くなりすぎじん性が劣化するのでMoは
0.6%以下、Nbは0.05%以下にする必要があ
る。
【0022】Vは常温強度の確保に必要であり0.00
5%が下限である。また、0.2%を越えるとじん性が
劣化する。
5%が下限である。また、0.2%を越えるとじん性が
劣化する。
【0023】AlおよびTiは脱酸元素であり、かつじ
ん性確保に重要な元素でありAlは0.026%以上、
Tiは0.001%以上の添加が必要である。しかしな
がら過剰に添加すると溶接金属の高温伸びを劣化させる
のでAlは0.10%以下、Tiは0.04%以下にす
る必要がある。
ん性確保に重要な元素でありAlは0.026%以上、
Tiは0.001%以上の添加が必要である。しかしな
がら過剰に添加すると溶接金属の高温伸びを劣化させる
のでAlは0.10%以下、Tiは0.04%以下にす
る必要がある。
【0024】Bはじん性向上および高温耐力の確保に重
要であり0.0005%以上の添加が必要である。しか
しながら過多になると溶接金属の高温伸びを劣化させる
ので0.0030%以下にする必要がある。
要であり0.0005%以上の添加が必要である。しか
しながら過多になると溶接金属の高温伸びを劣化させる
ので0.0030%以下にする必要がある。
【0025】次にワイヤの各特定値は鋼板と同様に定め
られる。しかしMo、NbおよびVはフラックスからも
添加が可能であるから特に下限は規定しない。また、本
発明ワイヤには以上規定した成分以外としては、Niを
1%以下、Crを0.5%以下、Cuをめっきも含め
0.70%以下、Pを0.025%以下、Sを0.01
5%以下を許容できる。その他残部はFeおよび不可避
的不純物である。
られる。しかしMo、NbおよびVはフラックスからも
添加が可能であるから特に下限は規定しない。また、本
発明ワイヤには以上規定した成分以外としては、Niを
1%以下、Crを0.5%以下、Cuをめっきも含め
0.70%以下、Pを0.025%以下、Sを0.01
5%以下を許容できる。その他残部はFeおよび不可避
的不純物である。
【0026】
【実施例】以下実施例により、本発明の効果をさらに具
体的に示す。鋼板は表1に示すP1〜P3の3種類、ワ
イヤは表2に示すW1〜W5の5種類の組成のものを用
いた。フラックスは表3のF1〜F8の8種類のものを
作製した。このうちF1〜F5は本発明のフラックス、
F6〜F8は本発明の効果を明確にするための比較例の
フラックスである。
体的に示す。鋼板は表1に示すP1〜P3の3種類、ワ
イヤは表2に示すW1〜W5の5種類の組成のものを用
いた。フラックスは表3のF1〜F8の8種類のものを
作製した。このうちF1〜F5は本発明のフラックス、
F6〜F8は本発明の効果を明確にするための比較例の
フラックスである。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】開先形状は図3に示すY開先である。図中
のθ=35°、t1 =40mm、h=2mm、t2 =2
5mmである。この開先に2電極で、L極は1700
A、36V、T極は1300A、46V、L極とT極の
間隔は60mm、溶接速度250mm/minで予熱を
行わずに溶接した。
のθ=35°、t1 =40mm、h=2mm、t2 =2
5mmである。この開先に2電極で、L極は1700
A、36V、T極は1300A、46V、L極とT極の
間隔は60mm、溶接速度250mm/minで予熱を
行わずに溶接した。
【0031】溶接終了後、板表面10mm下の溶接部よ
りJIS A1号引張試験片を1個、JIS4号Vノッ
チシャルピー試験片を3個、高温引張試験片(6mm
径)1個および分析試料ををそれぞれ採取して供試し
た。溶接金属の化学成分を表4および表5に機械的性質
の試験結果を表6および表7に示す。
りJIS A1号引張試験片を1個、JIS4号Vノッ
チシャルピー試験片を3個、高温引張試験片(6mm
径)1個および分析試料ををそれぞれ採取して供試し
た。溶接金属の化学成分を表4および表5に機械的性質
の試験結果を表6および表7に示す。
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】
【表7】
【0036】表4ないし表7の中で番号1〜16は本発
明の実施例、番号17〜30は本発明の効果を明確にす
るための比較例である。これらの結果、本発明の実施例
1〜16はTsRT、Yp600 、El600 およびvE0℃
のいずれも良好な値を示し問題はなかった。
明の実施例、番号17〜30は本発明の効果を明確にす
るための比較例である。これらの結果、本発明の実施例
1〜16はTsRT、Yp600 、El600 およびvE0℃
のいずれも良好な値を示し問題はなかった。
【0037】比較例のうち17は(2)式を満足しない
ためYp600 が劣化した。また比較例のうち18、1
9、21、24、26、27、および28は(3)式を
満足しないためEl600 が劣化した。また比較例のうち
20は(1)式の上限を越えたためTsRTが過大となっ
た。さらに比較例のうち22、23および25は(4)
式を満足しないためTsRTが過大となった。また比較例
のうち29および30は(1)式の下限を割ったためv
E0℃が劣化した。
ためYp600 が劣化した。また比較例のうち18、1
9、21、24、26、27、および28は(3)式を
満足しないためEl600 が劣化した。また比較例のうち
20は(1)式の上限を越えたためTsRTが過大となっ
た。さらに比較例のうち22、23および25は(4)
式を満足しないためTsRTが過大となった。また比較例
のうち29および30は(1)式の下限を割ったためv
E0℃が劣化した。
【0038】
【発明の効果】以上説明したごとく本発明を用いれば、
実施例にも示した通り建築や橋梁分野において各種構造
物に用いる耐火性に優れる耐火鋼を用いたボックス柱の
角継手サブマージアーク溶接方法において、溶接入熱1
0〜50kJ/mmで1層または多層溶接した場合、6
00℃での耐力及び高温伸びに優れかつ良好なじん性の
継手が得られ、大型構造物の溶接に貢献するところが大
である。
実施例にも示した通り建築や橋梁分野において各種構造
物に用いる耐火性に優れる耐火鋼を用いたボックス柱の
角継手サブマージアーク溶接方法において、溶接入熱1
0〜50kJ/mmで1層または多層溶接した場合、6
00℃での耐力及び高温伸びに優れかつ良好なじん性の
継手が得られ、大型構造物の溶接に貢献するところが大
である。
【図1】溶接金属のCeq、[B]C と600℃の引張
試験の伸びの関係を示すグラフ
試験の伸びの関係を示すグラフ
【図2】溶接金属の[Mo]C と600℃の耐力(Yp
600 )との関係を示したグラフ
600 )との関係を示したグラフ
【図3】実施例で用いた溶接試験板の開先形状を示す断
面図
面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/14 C22C 38/14 (72)発明者 松谷 直明 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%(以下同じ)で、 C :0.04〜0.15%、 Si:0.05〜0.5%、 Mn:0.5〜1.7%、 Mo:0.005〜0.6%、 Nb:0.001〜0.05%、 V :0.005〜0.2%、 Al:0.026〜0.10%、 Ti:0.001〜0.04%、B :0.0005〜
0.0030%を含有し、残部がFe及び不可避不純物
からなる耐火鋼を溶接するためのサブマージアーク溶接
方法であって、下記式(1)、(2)、(3)および
(4)を満足するサブマージアーク溶接用フラックス
と、同じく下記式(2)、(3)および(4)を満足し
かつ、 C :0.01〜0.10%、 Si:0.01〜0.5%、 Mn:0.4〜2.5%、 Mo:0.5%以下、 Nb:0.05%以下、 V :0.02%以下、 Al:0.003〜0.030%、 Ti:0.001〜0.04%、 B :0.0010%以下を含有し、残部がFe及び不
可避不純物からなるサブマージアーク溶接用ワイヤとを
組合わせて行うことを特徴とするサブマージアーク溶接
方法。 0.60≦Bn≦1.60 ・・・・・(1) ここで、CaO、MnO、MgO、CaF2 、SiO
2 、Al2 O3 、TiO2 をそれぞれフラックス中のC
aO、MnO、MgO、CaF2 、SiO2 、Al2 O
3 、TiO2 の重量%による含有量としたとき、 Bn=(0.108CaO+0.068MnO+0.100MgO +0.078CaF2 )/(0.105SiO2 +0.002Al2 O3 +0.080TiO2 ) [Mo]C ≧8.5 ・・・・・(2) ここで、[Mo]W をワイヤ中の、[Mo]P を母材中
の、また(Mo)F をフラックス中のそれぞれ重量%に
よるMo含有量としたとき、 [Mo]C =43[Mo]W +55[Mo]P +18(Mo)F [B]C +213.3Ceq≧112.5 ・・・・・(3) ここで、[B]W をワイヤ中の、また[B]P を母材中
の重量%によるB含有量、また(B2 O3 )F をフラッ
クス中の重量%によるB2 O3 含有量としたとき、 [B]C =4300[B]W +5500[B]P +120(B2 O3 )F Ceq≦0.415 ・・・・・(4) ここで、C、Si、Mn、Mo、NbおよびBをそれぞ
れ溶接金属中のC、Si、Mn、Mo、NbおよびBの
重量%による含有量としたとき、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+(Mo+Nb)/
5+5B
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5824696A JPH09225682A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 耐火鋼のサブマージアーク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5824696A JPH09225682A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 耐火鋼のサブマージアーク溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09225682A true JPH09225682A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=13078772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5824696A Ceased JPH09225682A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 耐火鋼のサブマージアーク溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09225682A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003001486A (ja) * | 2001-04-11 | 2003-01-08 | Kawasaki Steel Corp | サブマージアーク溶接用フラックスおよびサブマージアーク溶接継手の製造方法。 |
JP2005028409A (ja) * | 2003-07-04 | 2005-02-03 | Jfe Steel Kk | サブマージアーク溶接方法 |
JP2006212676A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd | 2電極大入熱サブマージアーク溶接方法 |
JP2007107055A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Nippon Steel Corp | 高温強度と靭性に優れた耐火構造用溶接継手 |
JP2012077340A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kobe Steel Ltd | 引張強度980MPa以上で、多層盛継手の低温靭性に優れた高強度鋼板 |
CN102615451A (zh) * | 2011-01-31 | 2012-08-01 | 株式会社神户制钢所 | 埋弧焊用粘结焊剂和实芯焊丝以及低温用钢的埋弧焊方法 |
CN104625342A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-05-20 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种屈服强度为500MPa级高性能桥梁钢角的焊缝焊接工艺 |
CN109967840A (zh) * | 2019-04-17 | 2019-07-05 | 江阴兴澄特种钢铁有限公司 | 一种高强度建筑结构用钢q420gjd埋弧自动焊焊接工艺 |
CN110280925A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-09-27 | 南京钢铁股份有限公司 | 一种用于高层建筑结构耐火钢的埋弧焊丝 |
CN110666311A (zh) * | 2019-08-29 | 2020-01-10 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 一种多元复合微合金化节钼型耐火钢高效焊接工艺 |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP5824696A patent/JPH09225682A/ja not_active Ceased
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4562359B2 (ja) * | 2003-07-04 | 2010-10-13 | Jfeスチール株式会社 | サブマージアーク溶接方法 |
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CN110280925A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-09-27 | 南京钢铁股份有限公司 | 一种用于高层建筑结构耐火钢的埋弧焊丝 |
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