JPH0922445A

JPH0922445A - オンライン手書文字入力方法

Info

Publication number: JPH0922445A
Application number: JP8182963A
Authority: JP
Inventors: Yoshiharu Konishi; 義治小西; Toshihiko Matsuda; 敏彦松田
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1996-07-12
Filing date: 1996-07-12
Publication date: 1997-01-21

Abstract

(57)【要約】【課題】伝票等の書式入力を行う場合、入力項目数が
多く、各入力欄の面積が小さくなっても、入力の際、オ
ペレータの負担が増大することのないオンライン手書文
字入力方法を提供すること。【解決手段】スタイラスペン４を有する座標入力装置
３と、該座標入力装置３より入力された文字を認識する
文字認識部６と、入力項目および入力欄を含む定形書式
を上位装置からダウンロードして表示する表示装置２と
を備え、該表示装置２の表示領域でスタイラスペン４に
より指示された座標を読み取り、対応する入力欄にスタ
イラスペン４で入力された文字を文字認識部６で認識し
表示装置２に表示する。そしてスタイラスペン４により
指示された座標より対象の入力項目を検出し、該入力項
目に対応する入力欄を入力モードとして、該入力欄を所
定の倍率で拡大表示し、該拡大表示された入力欄に入力
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の情報
処理機器におけるオンライン手書文字入力方法に関し、
特に伝票等の定形書式の入力に好適なオンライン手書文
字入力方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、入力速度が速く、習熟が容易なオ
ンライン手書文字入力装置を用いることにより、伝票入
力等の事務処理を効率よく行うための研究が進められて
いる。例えば、辞書とのマッチングの他に類似文字間で
の識別処理を行うことによって、筆記制限を緩和した
り、専用ペンが不要な感熱式タブレットを用いたり、あ
るいは透明タブレットを用いることにより、その下に原
画を置いて入力する方法などが提案されている。

【０００３】また、特開昭６１−２４３５８１号公報に
記載されている装置では、入力エリアの面積を可変設定
する入力エリア面積設定スイッチ（大、中、小の３種
類）を設け、タブレットの入力エリア面積をオペレータ
が選択できる。このような装置では、例えば伝票等の書
式入力を行う場合、ディスプレイの表示面積と比較し
て、入力項目数が多い場合には、各入力欄の面積が小さ
く設定される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、デ
ィスプレイの表示面積と比較して入力項目数が多い場合
には、各入力欄が小さくなるので、文字が書き難く、文
字認識率が低下する恐れがある。また、オペレータが入
力欄からはみ出さないように注意する必要があり、オペ
レータの負担が大きいという問題があった。本発明の目
的は、このような問題点を改善し、伝票等の書式入力を
行う場合、入力項目数が多く、各入力欄の面積が小さく
なっても、入力の際、オペレータの負担が増大すること
のないオンライン手書文字入力方法を提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のオンライン手書文字入力方法は、スタイラ
スペン（４）を有する座標入力手段（座標入力装置３）
と、該座標入力手段（座標入力装置３）より入力された
文字を認識する文字認識手段（文字認識部６）と、少な
くとも一つの入力項目および入力欄を含む定形書式を上
位装置からダウンロードして表示する表示手段（表示装
置２）とを備える手書文字入力装置におけるオンライン
手書文字入力方法において、スタイラスペン（４）によ
り指示された座標より対象の入力項目を検出し、該入力
項目に対応する入力欄を入力モードとして、該入力欄を
所定の倍率で拡大表示し、該拡大表示された入力欄にス
タイラスペンで入力された文字を上記文字認識手段（文
字認識部６）で認識し、認識結果を上記表示手段（表示
装置２）に表示するようにしたことを特徴としている。
また、拡大表示された入力欄に入力された文字の認識結
果は、拡大表示された入力欄に表示することを特徴とし
ている。

【０００６】また、入力欄を所定の倍率で拡大表示する
場合、対象となる定形書式上の入力欄の位置に該入力欄
の面積を拡大して上書き表示すること、または、対象と
なる定形書式上の入力欄の位置と無関係な固定位置に該
入力欄の面積を拡大して上書き表示することを特徴とし
ている。さらに、上記定形書式は、表示領域ごとの認識
制御情報（フィールドの認識属性データＡＴＴ₁）を有
し、入力欄毎に認識に関する属性を持たせて、入力欄に
入力した文字および文字列を含む認識対象の種類を制限
することを特徴としている。また、入力欄を所定の倍率
で拡大表示する場合、入力欄を１文字ずつ区切るための
罫線を表示することを特徴としている。

【０００７】

【作用】本発明においては、入力項目および入力欄を含
む１以上の定形書式を上位装置からダウンロードするよ
うにしているので、手書文字入力装置の記憶装置に複数
の定型書式を保持しておく必要がなく記憶領域の節約が
可能である。また、スタイラスペンにより指示された入
力欄を所定の倍率で拡大表示するため、入力項目数が多
く、入力欄の面積が小さい場合にも、文字が書き難いた
めに文字認識率が低下したり、オペレータが入力欄から
はみ出さないように注意する必要がなくなり、オペレー
タの負担を軽減することができる。さらに、定型書式に
表示領域ごとの認識制御情報を含ませ認識対象の種類を
制限したり、入力欄を１文字ずつ罫線で区切ることによ
り、文字認識率が大幅に向上する。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。第２図は、本発明の第１の実施例におけるオンライ
ン手書文字装置の構成図である。第２図において、１は
表示装置２と座標入力装置３が一体となった入力／表示
一体形ディスプレイ、２は表示装置、３は座標入力装
置、４はスタイラスペン、５は座標解析部、６は文字認
識部、７は編集処理部、８は文字コードメモリ、９はア
トリビュートメモリ、１０は入力文字の筆跡表示、文字
および定形フォーマット等の表示を行うため、画像デー
タを格納するビデオメモリ、１１はその画像データを表
示装置２に表示するための信号を発生する表示制御部、
１２は上位装置との間のデータ送受信を制御する通信制
御部、１３は入力／表示一体形ディスプレイ１上の文字
入力表示エリア、１４はメニューエリアである。なお、
５〜９の各ブロックは、座標入力装置３からのデータを
もとに、文字認識や編集処理を行う一連の処理部であ
り、本実施例ではマイクロコンピュータ１５で実現して
いる。

【０００９】本実施例のメニューエリア１４には、挿入
／削除等の編集メニューや、入力文字列を上位装置に送
信する送信メニュー等のコマンドメニューが設定されて
いる。また、座標入力装置３は、スタイラスペン４の入
力をサンプリングし、指示座標データを座標解析部５に
出力する。また、座標解析部５は、その座標データが入
力表示一体形ディスプレイ１上の文字入力表示エリア１
３またはメニューエリア１４の何れの領域のものかを識
別する。その結果、座標データが文字入力表示エリア１
３の入力欄のデータであり、かつ、入力欄が入力モード
であれば、座標データを文字認識部６に送出し、同時
に、筆跡データに変換してビデオメモリ１０に書き込
む。また、座標入力装置３からのデータがメニューエリ
ア１４の座標データであれば、メニュー内容を解析し、
そのコマンドを編集処理部７へ出力する。また、表示制
御部１１は、ビデオメモリ１０の内容を表示装置２に表
示し、例えば紙にペンで書いたように、表示装置２上の
ペンの指示位置に筆跡が表示される。

【００１０】また、文字認識部６は、座標解析部５から
送られたデータに対して、ストローク座標データが形成
する入力文字パターンと文字認識部６に予め記憶した座
標文字パターンとの照合による文字認識を行い、認識結
果の文字コードを編集処理部７へ出力する。

【００１１】また、編集処理部７は、文字認識部６から
渡された文字コードを文字入力表示エリア１３中の入力
位置に対応する文字コードメモリ８中のアドレスに格納
する。また、既に文字表示エリア１３に表示している筆
跡を消去し、認識結果を表示するため、ビデオメモリ１
０の筆跡データを消去し、編集処理部７内に持つ文字コ
ードの文字フォントデータをそのアドレスに書き込む。
なお、メニューエリア１４のコマンドを受け取った場合
には、そのコマンドに応じた編集処理および通信処理を
実行する。

【００１２】次に、文字入力表示エリア１３への伝票
等、定形フォーマットの表示および入力について述べ
る。第３図は、本発明の第１の実施例における文字入力
表示エリアのフォーマットデータおよび表示文字データ
の説明図である。第３図において、(ａ)は文字入力表示
エリア１３のフォーマットデータ例、(ｃ)は表示文字デ
ータ例であり、(ｂ)は文字表示エリア１３における位置
関係を示す。なお、これらのデータは上位装置からオン
ライン手書文字入力装置にダウンロードされる。

【００１３】また、(ａ)において、ＴＮはフォーマット
データ識別番号、ＮＦＬＤはフォーマットを規定するフ
ィールド数(入力項目名および入力欄の合計)、ＩＮは入
力項目名と入力欄から構成される入力項目を示す項目番
号、Ｌはフィールド長（フィールドに表示または入力で
きる文字数）である。また、Ｘ，Ｙはフィールドの左端
座標(Ｘ,Ｙ)により、フィールド領域を規定している。
また、ＡＴＴはフィールド属性であり、フィールドが入
力項目名か入力欄かを規定している。この場合、００H
は入力項目名、０１Hは入力欄を意味する。

【００１４】さらに、(ｃ)において、ＦＮはフィールド
番号であり、表示文字データをダウンロードするフィー
ルド番号を示す。また、ＬＣは表示文字データのデータ
長、Ｃｏｄｅは表示文字コードである。これにより、
(ａ)のフォーマットデータの入力項目名フィールドであ
る第１、第３、第５フィールドに、それぞれ文字デー
タ”ＴＥＬ”、”氏名”、”住所”を表示する。

【００１５】また、(ｂ)において、１３ａは入力項目
名、１３ｂは入力欄の枠の罫線表示である。このような
フォーマットデータおよび表示文字データは、ダウンロ
ードされると、第１図に示した通信制御部１２を経由し
て、フォーマットデータはアトリビュートメモリ９へ、
表示文字データは文字コードメモリ８へそれぞれ格納さ
れる。

【００１６】アトリビュートメモリ９にフォーマットデ
ータが格納されると、編集処理部７は、このデータを取
り込む。そして、第３図(ａ)のフィールド属性ＡＴＴが
入力欄を示す場合は、文字入力表示エリア１３上にフォ
ーマットデータＬ、Ｘ、Ｙで規定される入力欄の罫線を
表示すべく、ビデオメモリ１０に罫線データを書き込
む。

【００１７】例えば、(ａ)では、第２フィールドが入力
欄であり、この枠の罫線表示結果は(ｂ)の１３ｂのよう
に示される。この場合、フォーマットデータＬ(＝０Ｂ
H)、Ｘ(＝０４H)、Ｙ(＝０２H)が示す通り、４列２行の
位置を左端とした１１文字分の入力欄の罫線が表示され
る。

【００１８】また、文字コードメモリ８の表示文字デー
タは、編集処理部７に読み込まれ、そのフィールド番号
ＦＮに対応したフォーマットデータＸ,Ｙの位置から、
表示文字コードＣｏｄｅを順次表示すべく、文字フォン
トデータをビデオメモリ１０の所定のアドレスに書き込
む。

【００１９】例えば、(ｃ)のフィールド番号１のデータ
表示結果は(ｂ)の１３ａのように示される。この場合、
第１のフィールドのＸ(＝０１H)、Ｙ(＝１２H)が示す１
列２行の位置から文字”ＴＥＬ”を表示する。

【００２０】次に、(ａ)のフォーマットデータ、および
(ｃ)の表示文字データを上位装置からダウンロードして
得たフォーマットに対する文字入力時の処理について述
べる。第１図は、本発明の第１の実施例における文字入
力時の処理を示すフローチャート、第４図および第５図
は本発明の第１の実施例における文字入力時の画面表示
例図である。本実施例では、第３図に示したフォーマッ
トデータおよび表示文字データを上位装置からダウンロ
ードした場合、第４図に示すフォーマットが文字入力表
示エリア１３上に表示される。なお、１４ａ、１４ｂは
コマンドメニューを示す。

【００２１】第４図の状態では、オペレータは入力欄に
文字を入力できないので、第１図のように、スタイラス
ペン４で入力したい項目の入力項目名または入力欄を指
示する（１０１）この指示座標を座標入力装置３から読
み取った座標解析部５は、アトリビュートメモリ９のフ
ォーマットデータＬ，Ｘ，Ｙにより、指示された入力項
目の項目番号ＩＮを検索し（１０２）、この項目番号Ｉ
Ｎとオペレータの入力要求コマンドを編集処理部７へ出
力する。

【００２２】編集処理部７では、入力要求コマンドを受
け取ると、項目番号ＩＮをもとに、アトリビュートメモ
リ９のフォーマットデータＡＴＴから項目番号ＩＮに対
応する入力項目名フィールドと入力欄フィールドを検索
して読み込み、さらに、入力項目名フィールドに対応す
る表示文字コードＣｏｄｅを文字コードメモリ８から読
み込む。そして、この表示文字コードの文字フォントを
縦横２倍に拡大し、文字入力表示エリアの左上隅に入力
項目名として表示し、その後、入力欄フィールドのフィ
ールド長Ｌだけ、入力文字枠を同様に縦横２倍に拡大し
て表示する（１０３）。この際、入力文字枠は１文字ご
とに区切って罫線表示する。さらに、座標解析部５も文
字入力表示エリア１３の表示に対応した座標解析状態に
切換わり、入力欄は入力モードとなる（１０４）。

【００２３】例えば、第４図に示した表示画面で、住所
入力項目の項目名”住所”、または入力欄をスタイラス
ペン４で指示すると、文字入力表示エリア１３の表示は
第５図のようになる。なお、入力項目名と入力欄が１行
に納まらない場合は、２行目以降に折り返して表示され
る。こうして、入力欄が拡大入力モードに切換わると、
入力文字枠への座標入力を文字と判断する座標モードに
切換わり、前述のように、文字認識処理が行われる。

【００２４】さらに、入力結果が入力位置に活字表示さ
れると同時に、文字コードメモリ８の入力位置に対応す
るアドレスに格納される（１０５，１０６）。ここで、
メニューエリア１４中の”完了”メニュー１４ａをスタ
イラスペン４で指示すると（１０７）、第４図のフォー
マットを全て表示した状態に戻る（１０８）。この場合
には、認識結果も縮小され、元の大きさの文字フォント
で表示される。こうして、入力欄に文字を入力した上
で”送信”メニュー１４ｂを指示すると、文字コードメ
モリ８に格納されている認識結果を、通信制御部１２を
経由して上位装置へ送信する。なお、本実施例では、入
力欄への文字入力時に入力文字枠の拡大を縦横２倍、面
積で４倍に拡大しているが、拡大倍率は任意に設定でき
る。

【００２５】また、本実施例では文字入力表示エリア１
３のフォーマットデータおよび入力項目名の表示文字デ
ータは、上位装置からダウンロードするようにしてい
る。応用例として予め装置内部に複数種類を有し、オペ
レータの指示により選択可能とする変形も考えられる。
この場合は上位装置との通信は不要であり単独で使用可
能である。また、１個の項目番号に対し、入力項目名１
フィールド、入力欄１フィールドの構成としているが、
入力欄１フィールドのみでも、また入力項目名、入力欄
ともに複数フィールドでもよい。

【００２６】次に、本発明の第２の実施例について述べ
る。第６図は、本発明の第２の実施例における文字入力
時の画面表示例図、第７図は本発明の第２の実施例にお
ける文字入力表示エリアのフォーマットデータの説明図
である。なお、構成については、第１の実施例(第２図)
におけるオンライン手書文字入力装置と同様である。

【００２７】本実施例では、入力項目および入力文字枠
を拡大表示する場合、第６図に示すように、フォーマッ
ト全体の表示を消去せず、入力項目名の位置を基点と
し、右上方向に入力項目名および入力文字枠の拡大表示
を上書きする。この場合、文字入力方法は第１の実施例
と全く同一であるが、拡大表示されていない通常表示の
入力項目名および入力欄をスタイラスペン４で指示して
も無効となり、入力文字枠への入力のみを有効とする様
に、文字入力表示エリア１３の座標解析モードを切換え
る。本実施例によるとオペレータが入力している入力欄
以外の入力欄の入力結果を見ることができるので、入力
効率が向上する。上記第１の実施例では、フォーマット
全体の表示を一旦消去し、第５図に示したように、入力
項目および入力文字枠を文字入力表示エリア１３の左上
から拡大表示していたため、オペレータが入力している
入力欄以外の入力欄の入力結果を見ることができない。

【００２８】また、第７図に示すように、上位装置から
認識制御情報を含むフォーマットデータをダウンロード
し、入力欄毎に認識に関する属性を持たせて、入力した
文字または文字列の認識対象を絞り込むすなわち制限す
ることができる。第７図において、ＡＴＴ₁はフィール
ドの認識属性データであり、第３図(ａ)に示したフォー
マットデータに追加されたものである。また、(ａ)と同
様に、第７図は第４図に示したフォーマットのフォーマ
ットデータである。この場合、ＡＴＴ₁が”００H”であ
れば”入力禁止”、”０１H”であれば”入力限定無
し”を意味する。

【００２９】本実施例では、第１,第３,第５フィールド
の入力項目名フィールドには、入力禁止属性が指定され
ており、入力しても筆跡は表示せず、文字認識も行われ
ない。また、第２フィールドには、電話番号入力限定属
性が指示されており、入力文字の認識対象を数字に絞
り、他字種を拒絶すると同時に、先頭文字の０以外の入
力を拒絶する。さらに、第４、６フィールドは、入力限
定をしていないフィールドであり、全文字種の入力が可
能である。

【００３０】このように、本実施例によれば、表示装置
の表示面積が小さく、入力項目名および入力欄を多数表
示する目的で、入力欄を小さく表示する必要がある場合
でも、入力欄への文字入力時に、入力欄の面積を容易に
拡大でき、入力者が書きやすくなるため、入力効率が向
上する。

【００３１】

【発明の効果】本発明によれば、伝票等の書式を表示す
るディスプレイ面積が小さく、文字および入力欄を多数
表示する目的で入力欄を小さく表示する必要があり、そ
の結果、入力欄への入力が不可能になった場合でも、オ
ペレータの指示により、容易に入力欄の拡大ができるの
で、表示装置表示エリアを有効活用し、入力しやすく入
力効率を向上させることができる。

【００３２】また、オペレータが入力している入力欄以
外の入力欄の入力結果が見られ、入力時オペレータが認
識できるので入力効率が向上する。また、定形書式を上
位装置からダウンロードするようにしているので、種々
の伝票を１台のオンライン手書入力装置で処理できる。
また、オンライン手書入力装置に種々の伝票書式を保持
しておく場合に比較して記憶装置の節約ができる。さら
に、認識制御情報を含む定形書式をダウンロードし、入
力欄毎に認識に関する属性を持たせて、入力欄に入力し
た文字または文字列の認識対象を絞り込むようにしてい
るので、入力単位での文字認識率が上がり入力効率が向
上する。また、入力欄を１文字ずつ罫線で区切って表示
することにより、入力しやすくなり入力効率が向上する
とともに文字認識率も向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例における文字入力時の処
理を示すフローチャートである。

【図２】本発明の第１の実施例におけるオンライン手書
文字入力装置の構成図である。

【図３】本発明の第１の実施例における文字入力表示エ
リアのフォーマットデータおよび表示文字データの説明
図である。

【図４】本発明の第１の実施例における文字入力時の画
面表示例図である(その１)。

【図５】本発明の第１の実施例における文字入力時の画
面表示例図である(その２)。

【図６】本発明の第２の実施例における文字入力時の画
面表示例図である。

【図７】本発明の第２の実施例における文字入力表示エ
リアのフォーマットデータの説明図である。

【符号の説明】

１：入力表示一体形ディスプレイ、２：表示装置、３：
座標入力装置、４：スタイラスペン、５：座標解析部、
６：文字認識部、７：編集処理部、８：文字コードメモ
リ、９：アトリビュートメモリ、１０：ビデオメモリ、
１１：表示制御部、１２：通信制御部、１３：文字入力
表示エリア、１４：メニューエリア、１５：マイクロコ
ンピュータ、１３ａ：入力項目名、１３ｂ：入力欄の枠
の罫線表示、１４ａ，１４ｂ：コマンドメニュー、ＡＴ
Ｔ：フィールド属性、ＡＴＴ₁：フィールドの認識属性
データ、Ｃｏｄｅ：表示文字コード、ＦＮ：フィールド
番号、ＩＮ：項目番号、Ｌ：フィールド長、ＬＣ：表示
文字データのデータ長、ＮＦＬＤ：フィールド数、Ｔ
Ｎ：フォーマットデータ識別番号、Ｘ,Ｙ：フィールド
の左端の座標。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】スタイラスペンを有する座標入力手段
と、該座標入力手段より入力された文字を認識する文字
認識手段と、少なくとも一つの入力項目および入力欄を
含む定形書式を上位装置からダウンロードして表示する
表示手段とを備える手書文字入力装置におけるオンライ
ン手書文字入力方法において、上記スタイラスペンにより指示された座標より対象の入
力項目を検出し、該入力項目に対応する入力欄を入力モ
ードとして、該入力欄を所定の倍率で拡大表示し、該拡
大表示された入力欄にスタイラスペンで入力された文字
を上記文字認識手段で認識し、認識結果を上記表示手段
に表示することを特徴とするオンライン手書文字入力方
法。
【請求項２】上記拡大表示された入力欄に入力された
文字の認識結果は、上記拡大された入力欄に表示するこ
とを特徴とする請求項１記載のオンライン手書文字入力
方法。
【請求項３】上記入力欄を所定の倍率で拡大表示する
場合、対象となる入力欄の位置に該入力欄の面積を拡大
して上書き表示することを特徴とする請求項１または２
に記載のオンライン手書文字入力方法。
【請求項４】上記入力欄を所定の倍率で拡大表示する
場合、対象となる入力欄の位置と無関係な固定位置に該
入力欄の面積を拡大して上書き表示することを特徴とす
る請求項１または２に記載のオンライン手書文字入力方
法。
【請求項５】上記定形書式は、表示領域ごとの認識制
御情報を有し、入力欄毎に認識に関する属性を持たせ
て、入力欄に入力した文字および文字列を含む認識対象
の種類を制限することを特徴とする請求項１〜４のいず
れか１項に記載のオンライン手書文字入力方法。
【請求項６】上記入力欄を所定の倍率で拡大表示する
場合、入力欄を１文字ずつ区切るための罫線を表示する
ことを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の
オンライン手書文字入力方法。