JPH09224453A - コンバインの穀稈搬送装置 - Google Patents

コンバインの穀稈搬送装置

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JPH09224453A
JPH09224453A JP6734196A JP6734196A JPH09224453A JP H09224453 A JPH09224453 A JP H09224453A JP 6734196 A JP6734196 A JP 6734196A JP 6734196 A JP6734196 A JP 6734196A JP H09224453 A JPH09224453 A JP H09224453A
Authority
JP
Japan
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chain
transport
culm
carrying
grain
Prior art date
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Pending
Application number
JP6734196A
Other languages
English (en)
Inventor
Seizo Inagaki
垣 晴 三 稲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP6734196A priority Critical patent/JPH09224453A/ja
Publication of JPH09224453A publication Critical patent/JPH09224453A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取穀稈を搬送する搬送チェンの稈詰
まりを容易に解消させる。 【解決手段】 刈取穀稈の稈元部を搬送する下部搬送
チェン(31)を備えたコンバインの穀稈搬送装置にお
いて、前記搬送チェン(31)の送り終端側を支持する
チェン回転体(45)(46)の取付ケース(47)
を、搬送チェン(31)の張り方向に移動自在に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は刈取部で刈取った穀
稈を脱穀部まで搬送するようにしたコンバインの穀稈搬
送装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種下部搬送チェン
の回転体及び縦搬送チェンの搬送ガイドは何れもチェン
本体側とは固定構造となっていて、これら回転体及びガ
イド部で穀稈の詰まり事故など発生した場合、固定構造
のため容易にその取除き作業が行えないという問題があ
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、刈
取穀稈の稈元部を搬送する下部搬送チェンを備えたコン
バインの穀稈搬送装置において、前記搬送チェンの送り
終端側を支持するチェン回転体の取付ケースを、搬送チ
ェンの張り方向に移動自在に設けて、回転体に支持する
チェンとこの挾扼ガイド部材間に穀稈の詰まり事故が発
生しても、回転体を容易にチェンの弛み方向に後退させ
て、詰まり事故の解消を図って搬送性能を安定維持させ
るものである。
【0004】また、縦搬送チェンと挾扼搬送ガイドでも
って穀稈をフィードチェンに受継ぎさせるようにしたコ
ンバインの穀稈搬送装置において、前記搬送ガイドのガ
イドブラケットを縦搬送チェンの支持枠にクランプ部材
を介し取外し自在に固定させて、搬送チェンをこの搬送
ガイド間に穀稈の詰まり事故が発生しても、クランプ部
材によるワンタッチ操作によってガイドブラケットを容
易に取外して、詰まり事故を解消させ、搬送性能を安定
維持させるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は下部搬送部の平面説明図、図2
はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図
中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレ
ーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する
機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱
胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀機である
脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)
などを備える刈取部、(11)は刈取フレーム(12)
を介して刈取部(8)を昇降させる油圧シリンダ、(1
3)は排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁処理部、
(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を
介して搬入する穀物タンク、(17)は前記タンク(1
5)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(18)は運
転操作部(19)及び運転席(20)を備える運転キャ
ビン、(21)は運転キャビン(18)下方に設けるエ
ンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように
構成している。
【0006】図4乃至図5に示す如く、前記刈取部
(8)は分草板(22)を介し取入れられる未刈り穀稈
を起立させる引起しタイン(23)を有する6条用引起
しケース(24)と、この引起された穀稈の稈元側及び
穂先側を掻込むスターホイル(25)及び掻込ベルト
(26)と、この掻込時稈元側を切断する刈刃(9)
と、切断後の右側2条分の穀稈の稈元側を左斜め後方に
搬送する右下部搬送チェン(27)と、右側2条分の穀
稈の穂先側を左斜め後方に向け搬送する右上部搬送タイ
ン(28a)を有する右上部搬送体(28)と、中央2
条分の穀稈の稈元側及び穂先側を後方の右下部搬送チェ
ン(27)及び右上部搬送体(28)の送り中間位置近
傍に合流させる中央下部搬送チェン(29)及び中央上
部搬送タイン(30a)を有する中央上部搬送体(3
0)と、左側2条分の穀稈の稈元側及び穂先側を右下部
搬送チェン(27)及び右上部搬送体(28)の送り終
端位置近傍に合流させる左下部搬送チェン(31)及び
左上部搬送タイン(32a)を有する左上部搬送体(3
2)と、前記右下部搬送チェン(27)の送り終端に合
流する6条分の穀稈の稈元側を前記フィードチェン
(5)の送り始端に受継ぎ搬送する縦搬送チェン(3
3)と、前記右上部搬送体(28)の送り終端に合流す
る6条分の穀稈の穂先側を脱穀入口方向に搬送する後上
部搬送タイン(34a)を有する後上部搬送体(34)
と、前記後上部搬送体(34)と縦搬送チェン(33)
との送り終端部間の上下略中央位置に設けてフィードチ
ェン(5)に適正姿勢で穀稈を受継ぎさせる補助搬送チ
ェン(35)と、前記各上部搬送体(28)(30)
(32)の上方で対向位置に設けて穀稈の穂首より若干
下部を搬送する右・中央・左穂先搬送タイン(36a)
(37a)(38a)をそれぞれ有する右・中央・左穂
先搬送体(36)(37)(38)とを備え、刈取られ
た6条分の穀稈の稈元側及び穂先側を各チェン(27)
(29)(31)及び各搬送体(28)(30)(3
2)を介し縦搬送チェン(33)に受継ぎ合流させて脱
穀部(4)に供給し脱穀処理するように構成している。
【0007】図6乃至図9にも示す如く、前記左下部搬
送チェン(31)の駆動を刈取部(8)左側の駆動ケー
ス(39)の出力軸(40)によって行うもので、前記
出力軸(40)に設ける駆動スプロケット(41)と、
最左側のスターホイル(25)及び掻込ベルト(26)
を駆動する同一駆動軸(42)に取付ける従動スプロケ
ット(43)と、刈取フレーム(12)に前端を固設す
る支持フレーム(44)後端の大小1対の回転体(4
5)(46)とに前記チェン(31)を張架させ、スタ
ーホイル(25)及び掻込ベルト(26)と一体に搬送
チェン(31)の駆動を行うように構成している。
【0008】前記回転体(45)(46)は搬送チェン
(31)の送り終端側を支持するもので、取付ケース
(47)を形成する上板(48)及び下板(49)間に
輪軸(50)(51)を介しこれら回転体(45)(4
6)を支持させ、前記支持フレーム(44)と該フレー
ム(44)に略平行に隣接配備させるガイドフレーム
(52)とに、前記上板(48)の折曲部(48a)に
固設する2つのスライド軸(53)(54)をスライド
自在に嵌合させている。
【0009】また、前記フレーム(44)(50)の後
端上側部にブラケット(55)を固設し、該ブラケット
(55)の回動自在に取付けるロックハンドル(56)
に、前記スライド軸(53)に係合させるクランプ部材
(57)を一体連結させると共に、該クランプ部材(5
7)とブラケット(55)間に捩りバネ(58)を介設
して、常時はバネ(58)でクランプ部材(57)にス
ライド軸(53)側への回動力を付勢させ、スライド軸
(53)に対するクランプ部材(57)の係合保持時に
は各フレーム(44)(52)後端と上板折曲部(48
a)間にクランプ部材(57)を介在させる状態として
一定の隙間を確保して、回転体(45)(46)でもっ
て搬送チェン(31)を最大に張設するように構成して
いる。
【0010】そして前記スライド軸(53)に対するク
ランプ部材(57)の係合解除時にあっては、フレーム
(44)(50)の後退面に上板折曲部(48a)を当
接させるまでスライド軸(53)(54)を後退させ
て、回転体(45)(46)によるチェン(31)の張
り弛めて、チェン(31)とこの対向位置の搬送ガイド
(59)(60)との間などにおける詰まり穀稈の取除
きなどを容易に可能とさせるように構成している。
【0011】このように回転体(45)(46)と搬送
ガイド(59)(60)との間に穀稈の詰まり事故が発
生しても(特に他の搬送チェン(27)(29)との穀
稈合流部でもあるため搬送量も大となって稈詰まりが発
生し易い)、前記ハンドル(56)のワンタッチ操作に
よってチェン(31)の張りを速やかに弛めて、穀稈の
詰まりを容易に解消させることができる。
【0012】図10乃至図13は、前記縦搬送チェン
(33)における挾扼搬送ガイド(61)のワンタッチ
操作による着脱構造を示すもので、前記搬送チェン(3
3)の送り作用側の対向位置に配設する搬送ガイド(6
1)を、挾扼ガイドロッド(62)及び挾扼バネ(6
3)を介しロッド受台(64)にチェン(33)との間
隔を変更自在に支持させると共に、ロッド受台(64)
の略中央に固設するブラケット(65)をU字杆(6
6)を介し搬送チェン(33)の支持枠であるチェン受
台(67)に連結固定させて、搬送チェン(33)及び
ガイド(61)間で穀稈の搬送を行うように構成してい
る。
【0013】前記ロッド受台(64)は下側開放の長方
箱形に形成し、長手側の左右両端に挾扼バネ(63)を
介し左右1対のロッド(62)を挿通させると共に、左
右ロッド(62)間に断面冂形の前記ブラケット(6
5)をボルト(68)及び長孔(69)を介しロッド
(62)の長手方向に位置調節自在に固定させ、前記ブ
ラケット(65)の対向側壁(65a)間にロッド(6
2)と略平行な左右1対のロック軸(70)を横架させ
ている。
【0014】そして前記U字杆(66)先端に固設する
枢着板(71)に枢軸(72)を介し鋏形のクランプ部
材(73)を取付け、クランプ部材(73)一端のハン
ドル部(73a)操作によって該クランプ部材(73)
先端の対向する略半円形のクランプ溝(73b)を前記
ロック軸(70)に係合させ、左右クランプ部材(7
3)間に張架するロックバネ(74)により、ロック軸
(70)にクランプ溝(73b)を圧着させることによ
って、U字杆(66)先端にブラケット(65)をロッ
ク保持する一方、ロックバネ(74)に抗するロック軸
(70)とクランプ部材(73)の係合解除によってU
字杆(66)とブラケット(65)のロック解除を行う
ように構成している。
【0015】このようにロッド受台(64)の下方に臨
ませる鋏形のクランプ部材(73)によるワンタッチ操
作のみで容易に搬送ロッド(61)の取付け或いは取外
しが可能となって、搬送チェン(33)とロッド(6
1)間に稈詰まりが発生してもこの取除きが極めて効率
良好に行われるものである。
【0016】図14に示すものは、前記補助搬送チェン
(35)の挾扼補助搬送ガイド(75)の送り終端後方
にバネ製の線体(例えばピアノ線)(76)を搬送チェ
ン(35)に沿う状態に延設させたもので、線体(7
6)は搬送ガイド(75)に直接的に取付座(77)を
固定、或いはガイドロッド受台(78)に搬送ガイド
(75)を支持させる挾扼ガイドロッド(79)に取付
座(77)を固定する構成の何れでも良く、稈の引っ掛
りがなく、稈が大量に搬送される場合にはガイド(7
5)に追従して線体(76)も移動し、稈が少量の場合
には線体(76)が稈をチェン(35)側に押し付ける
状態に作用して稈こぼれを防止するように構成したもの
である。
【0017】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、刈取穀稈の稈元部を搬送する下部搬送チェン(3
1)を備えたコンバインの穀稈搬送装置において、前記
搬送チェン(31)の送り終端側を支持するチェン回転
体(45)(46)の取付ケース(47)を、搬送チェ
ン(31)の張り方向に移動自在に設けたものであるか
ら、回転体(45)(46)に支持するチェン(31)
とこの挾扼ガイド部材間に穀稈の詰まり事故が発生して
も、回転体(45)(46)をチェン(31)の弛み方
向に後退させることができて、詰まり事故の解消が図れ
て搬送性能を安定維持させることができるものである。
【0018】また、縦搬送チェン(33)と挾扼搬送ガ
イド(61)でもって穀稈をフィードチェン(5)に受
継ぎさせるようにしたコンバインの穀稈搬送装置におい
て、前記搬送ガイド(61)のガイドブラケット(6
5)を縦搬送チェン(33)の支持枠(67)にクラン
プ部材(73)を介し取外し自在に固定させたものであ
るから、縦搬送チェン(33)とこの搬送ガイド(6
1)間に穀稈の詰まり事故が発生しても、クランプ部材
(73)によるワンタッチ操作によってガイドブラケッ
ト(65)を容易に取外して、詰まり事故を解消させる
ことができて、搬送性能を安定維持させることができる
などの顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】下部搬送部の平面説明図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】刈取部の側面説明図である。
【図5】刈取部の平面説明図である。
【図6】回転体部の側面説明図である。
【図7】回転体部の平面説明図である。
【図8】回転体部の作動状態を示す説明図である。
【図9】クランプ部の作動状態を示す説明図である。
【図10】縦搬送チェンの平面説明図である。
【図11】挾扼搬送ガイド部の説明図である。
【図12】挾扼搬送ガイド部の取付状態を示す平面説明
図である。
【図13】挾扼搬送ガイド部の取付状態を示す平面説明
図である。
【図14】補助搬送チェン部の説明図である。
【符号の説明】
(31) 搬送チェン (45)(46) 回転体 (47) 取付ケース (61) 搬送ガイド (65) ガイドブラケット (67) チェン受台(支持枠) (73) クランプ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取穀稈の稈元部を搬送する下部搬送チ
    ェンを備えたコンバインの穀稈搬送装置において、前記
    搬送チェンの送り終端側を支持するチェン回転体の取付
    ケースを、搬送チェンの張り方向に移動自在に設けたこ
    とを特徴とするコンバインの穀稈搬送装置。
  2. 【請求項2】 縦搬送チェンと挾扼搬送ガイドでもって
    穀稈をフィードチェンに受継ぎさせるようにしたコンバ
    インの穀稈搬送装置において、前記搬送ガイドのガイド
    ブラケットを縦搬送チェンの支持枠にクランプ部材を介
    し取外し自在に固定させたことを特徴とするコンバイン
    の穀稈搬送装置。
JP6734196A 1996-02-27 1996-02-27 コンバインの穀稈搬送装置 Pending JPH09224453A (ja)

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JP6734196A JPH09224453A (ja) 1996-02-27 1996-02-27 コンバインの穀稈搬送装置

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