JP2022007155A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】機体に対する分草杆の取り付け及び取り外しが容易であると共に、分草杆の交換に要するコストを低減可能なコンバインを提供する。【解決手段】植立穀稈を切断する刈刃14と、刈刃14よりも後側に位置しており、左右方向に延びると共に、刈刃14への動力を伝達する駆動軸と、駆動軸を収容する駆動ケース19と、駆動ケース19よりも前側に位置しており、左右方向に延びると共に、刈刃14を支持する横フレーム21と、前後方向に延びる左右の分草杆20と、左右の分草杆20の先端部に設けられた左右の分草具12と、を備え、分草杆20は、駆動ケース19の左右方向における端部であるケース端部19aと、横フレーム21の左右方向における端部であるフレーム端部21aと、のそれぞれに、着脱可能な状態で取り付けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、前後方向に延びる左右の分草杆を備えるコンバインに関する。
上記のようなコンバインとして、例えば、特許文献1に記載のものが既に知られている。このコンバインは、駆動軸(特許文献1では「伝動軸」)と、駆動ケース(特許文献1では「横フレーム」)と、横フレーム(特許文献1では「中間フレーム」)と、を備えている。
駆動軸は、左右方向に延びると共に、刈刃(特許文献1では「刈取装置」)への動力を伝達する。また、駆動ケースは、駆動軸を収容している。また、横フレームは、左右方向に延びると共に、刈刃を支持している。
そして、左右の分草杆(特許文献1では「縦フレーム」)は、駆動ケースの左右方向における端部と、横フレームの左右方向における端部と、に固定されている。
特開2012-231712号公報
従来、特許文献1に記載のような構成においては、分草杆が横フレームに溶接固定されていた。そのため、例えば、分草杆が破損した場合、分草杆の交換を行うために、分草杆と横フレームとを共に機体から取り外す必要があった。これにより、分草杆の交換作業に比較的大きな労力を要していた。
また、分草杆が破損した場合には、横フレームに破損がなくとも、分草杆と横フレームとを共に交換する必要があった。そのため、分草杆の交換に、比較的高いコストがかかっていた。
また、一般に、コンバインをトラック等により輸送する際、コンバインの横幅を縮小するために、分草杆を機体から取り外すことが行われる。しかしながら、分草杆と横フレームとを共に機体から取り外す必要がある構成では、輸送前後の取り付け作業及び取り外し作業に比較的大きな労力を要することとなる。
本発明の目的は、機体に対する分草杆の取り付け及び取り外しが容易であると共に、分草杆の交換に要するコストを低減可能なコンバインを提供することである。
本発明の特徴は、植立穀稈を切断する刈刃と、前記刈刃よりも後側に位置しており、左右方向に延びると共に、前記刈刃への動力を伝達する駆動軸と、前記駆動軸を収容する駆動ケースと、前記駆動ケースよりも前側に位置しており、左右方向に延びると共に、前記刈刃を支持する横フレームと、前後方向に延びる左右の分草杆と、前記左右の分草杆の先端部に設けられた左右の分草具と、を備え、前記分草杆は、前記駆動ケースの左右方向における端部であるケース端部と、前記横フレームの左右方向における端部であるフレーム端部と、のそれぞれに、着脱可能な状態で取り付けられていることにある。
本発明であれば、分草杆は、ケース端部と、フレーム端部と、のそれぞれに、着脱可能な状態で取り付けられている。そのため、駆動ケースと横フレームとが機体に取り付けられたままの状態で、分草杆の取り付け及び取り外しを行うことができる。これにより、機体に対する分草杆の取り付け及び取り外しが容易となる。
しかも、本発明であれば、分草杆が破損した場合、分草杆のみを交換することができる。即ち、分草杆と共に横フレームを交換する必要がないため、分草杆の交換に要するコストを低減することができる。
従って、本発明であれば、機体に対する分草杆の取り付け及び取り外しが容易であると共に、分草杆の交換に要するコストを低減可能なコンバインを実現できる。
さらに、本発明において、前記分草杆は、前記ケース端部に着脱可能な状態で取り付けられる第1取付部と、前記フレーム端部に着脱可能な状態で取り付けられる第2取付部と、を有していると好適である。
この構成によれば、ケース端部と、フレーム端部と、のそれぞれに着脱可能な分草杆を、確実に設けることができる。そのため、機体に対する分草杆の取り付け及び取り外しが容易であると共に、分草杆の交換に要するコストを低減可能なコンバインを、確実に実現しやすい。
さらに、本発明において、前記第1取付部及び前記第2取付部は、何れも、機体外側へ向けられていると好適である。
この構成によれば、作業者は、機体外側から、第1取付部及び第2取付部に容易にアクセスすることができる。そのため、分草杆の取り付け作業及び取り外し作業を容易に行うことが可能となる。
さらに、本発明において、前記刈刃は、機体に対して固定された固定刃と、前記固定刃に対して左右に往復駆動する可動刃と、を有しており、前記横フレームは、前記固定刃を支持していると好適である。
一般に、固定刃を支持するフレームは、比較的高い強度を有している。
ここで、上記の構成によれば、横フレームは、固定刃を支持している。また、横フレームは、分草杆を支持している。そのため、比較的高い強度を有する横フレームによって、分草杆が安定的に支持される構成を実現しやすい。
さらに、本発明において、植立穀稈を引き起こす引起装置と、前記横フレームに連結すると共に、前記引起装置の下部を支持する支持フレームを備え、前記分草杆は、前記支持フレームに着脱可能な状態で取り付けられる第3取付部を有していると好適である。
この構成によれば、分草杆は、駆動ケースと、横フレームと、支持フレームと、によって支持されることとなる。そのため、分草杆が安定的に支持される。
しかも、支持フレームは、引起装置を支持している。そのため、機体から分草杆が取り外された状態であっても、引起装置が支持フレームにより安定的に支持される。
さらに、本発明において、前記刈刃により切断された穀稈の株元を挟持搬送する株元搬送機構を備え、前記支持フレームは、前記株元搬送機構を支持していると好適である。
分草杆によって株元搬送機構が支持されている場合、機体から分草杆を取り外す際に要する労力が比較的大きくなりがちである。例えば、分草杆と共に株元搬送機構を機体から取り外す必要が生じることにより、分草杆の取り外し作業に比較的大きな労力を要することとなる。
ここで、上記の構成によれば、支持フレームによって株元搬送機構が支持されている。そのため、株元搬送機構が支持フレームによって支持されたままの状態で、分草杆の取り外しを行うことができる。これにより、分草杆の取り外しが容易となる。
さらに、本発明において、前記駆動軸からの動力が、フライホイールを介して前記刈刃へ伝達されるように構成されており、平面視において、前記フライホイールは、前記駆動ケースの左端または右端よりも左右方向外側に突出しており、前記フライホイールは、第1部位と、前記第1部位とは異なる第2部位と、を有しており、前記フライホイールが所定の回転位相であるとき、前記第1部位は、前記第2部位よりも左右方向外側に位置しており、前記第1部位は、前記第2部位に着脱可能な状態で取り付けられていると好適である。
フライホイールが駆動ケースの左端または右端よりも左右方向外側に突出している構成においては、分草杆が機体から取り外された状態であっても、フライホイールの突出により、コンバインの横幅が十分に縮小できない事態が想定される。
ここで、上記の構成によれば、分草杆が機体から取り外された状態で、第1部位を第2部位から取り外すことにより、左右方向外側へのフライホイールの突出幅を減少させることができる。これにより、コンバインの横幅を容易に、且つ、十分に縮小しやすい構成を実現できる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 刈刃等の構成を示す平面図である。 刈刃等の構成を示す縦断右側面図である。 刈取部の左側面図である。 株元搬送機構等の構成を示す平面図である。 穀稈搬送状態を示す断面図である。 伝動構造を示す図である。 右側の分草杆等の構成を示す分解斜視図である。 第1支持フレーム等の構成を示す平面図である。 第1支持フレーム等の構成を示す右側面図である。 左側の分草杆等の構成を示す分解斜視図である。 第2支持フレーム等の構成を示す平面図である。 第2支持フレーム等の構成を示す左側面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。尚、以下の説明においては、特に断りがない限り、図1から図6、図9から図14に示す矢印Fの方向を「前」、矢印Bの方向を「後」として、図2、図3、図6、図9、図10、図12、図13に示す矢印Lの方向を「左」、矢印Rの方向を「右」とする。また、図4、図9、図12、図14に示す矢印Uの方向を「上」、矢印Dの方向を「下」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1,2に示すように、本発明に係るコンバインは、走行機体1と、7条の植立穀稈を刈り取り可能な刈取部2とを備えている。走行機体1には、エンジンEが搭載されている。
走行機体1は、左右のクローラ走行装置4R,4Lが備えられ、機体前部の右側に運転部5が備えられている。運転部5には、運転座席5aが設けられている。運転部5より後側に、刈取部2にて刈り取られた穀稈を脱穀処理する脱穀装置6と、脱穀処理にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク7と、が機体横方向に並ぶ状態で備えられている。
運転部5はキャビン8にて覆われている。脱穀装置6は、図示はしないが、刈取部2から搬送される刈取穀稈の株元を脱穀フィードチェーン9により挟持して搬送しながら、扱室内部で穂先側を扱き処理し、扱室の下部に備えられた選別部にて穀粒と塵埃に選別処理する。穀粒は穀粒タンク7に貯留し、塵埃は機外に排出する。穀粒タンク7に貯留される穀粒を外部に排出可能な穀粒排出装置10と、脱穀処理後の排ワラを細断したのちに機外に排出する細断装置11とが備えられている。
刈取部2には、左右方向に並列配置され、かつ、7つの穀稈導入経路Q1~Q7を区画形成する複数(8個)の分草具12と、全ての穀稈導入経路Q1~Q7のそれぞれに対応して設けられ、かつ、植立穀稈を引き起こす7つの引起装置13と、全ての穀稈導入経路Q1~Q7に導入される植立穀稈を切断するバリカン型の刈刃14と、刈り取った刈取穀稈を刈幅方向に合流させて後方に搬送する搬送装置15とが備えられている。
即ち、このコンバインは、植立穀稈を切断する刈刃14を備えている。また、このコンバインは、植立穀稈を引き起こす引起装置13を備えている。
8個の分草具12のうち、最も機体横外側に位置する2個の分草具12は、植立穀稈を刈取対象と対象外とに分草し、刈取対象穀稈をその分草具12に隣接する引起経路に導入し、対象外の穀稈をその引起経路の横外側に案内する。その他の分草具12は、2つの植付条に植立する穀稈をその分草具12の両横側に分草して分草具12の両横側の引起経路に導入する。穀稈導入経路Q1~Q7は、それぞれ、互いに隣接する2つの分草具12によって区画された幅を有し、1条分の植立穀稈を導入するためのものである。
〔刈取部のフレーム構造〕
次に、刈取部2のフレーム構造について説明する。図1に示すように、刈取部2全体を走行機体1に対して昇降可能に支持する前後向きの円筒状の刈取支持フレーム16が備えられている。この刈取支持フレーム16は、後上部の基端側に備えられた横向きの枢支部17に支持されている。
刈取支持フレーム16の前端部に左右方向すなわち刈幅方向に延びる円筒状の駆動ケース19が連結されている。図1に示すように、駆動ケース19の左側端部から上方に向けて円筒状の左側上下向きフレーム25が延設されている。
また、図1に示すように、駆動ケース19の機体横幅方向両端部に、機体前方に向けて延びる状態で左右両側の前後向きの分草杆20が連結されている。左右の分草杆20の先端部には、それぞれ、分草具12が設けられている。
即ち、このコンバインは、前後方向に延びる左右の分草杆20を備えていると共に、左右の分草杆20の先端部に設けられた左右の分草具12を備えている。
図1及び図3に示すように、駆動ケース19よりも前側の位置に、左右方向に延びる横フレーム21が設けられている。また、図3に示すように、左右の分草杆20の間に、間隔をあけて複数の内側分草フレーム18が備えられている。複数の内側分草フレーム18は、後端部が横フレーム21に連結され、機体前方に向けて片持ち状に延設されている。各内側分草フレーム18の先端部には、分草具12が設けられている。そして、分草杆20と、内側分草フレーム18と、の合計本数は8本である。
また、刈刃14は、横フレーム21に支持されている。詳述すると、図4に示すように、刈刃14は、固定刃14aと、可動刃14bと、を有している。可動刃14bは、固定刃14aに対して左右にスライド可能に構成されている。
刈刃14は、ヒンジ部22を介して、横フレーム21に支持されている。この構成により、刈刃14は、左右方向に沿う軸芯P1周りに上下揺動可能である。また、図5に示すように、刈刃14は、支持リンク23を介して、内側分草フレーム18に固定されている。これにより、刈刃14の姿勢が固定される。
以上で説明した構成により、固定刃14aは、機体に対して固定されている。また、横フレーム21は、固定刃14aを支持している。
即ち、このコンバインは、駆動ケース19よりも前側に位置しており、左右方向に延びると共に、刈刃14を支持する横フレーム21を備えている。
尚、図4に示すように、横フレーム21の上面には、フレーム支持部材M1が固定されている。そして、内側分草フレーム18は、フレーム支持部材M1に固定されている。
〔引起装置〕
図1,5に示すように、各引起装置13は、下端側が機体前部側に位置し且つ上端側ほど機体後方側に位置する後倒れ傾斜状態の起立姿勢で備えられている。そして、図5に示すように、引起装置13は、フレームを兼用する引起ケース27の内部に、上側に位置する駆動スプロケット28と緊張用スプロケット29、及び、下側に位置する従動スプロケット30の夫々にわたって巻回される無端回動チェーン31が備えられ、その無端回動チェーン31には、長手方向に沿って所定間隔をあけて複数の引起爪32(図2、図8参照)が備えられている。引起爪32は、起立姿勢と倒伏姿勢とに姿勢変更可能に無端回動チェーン31に支持されている。
図5に示すように、引起駆動軸33が備えられている。引起駆動軸33は、7個の引起装置13の上部同士に亘って左右方向に延びている。この引起駆動軸33からの動力が、中継伝動ケース34内に備えられた中継伝動軸35を介して、駆動スプロケット28に伝達される。引起駆動軸33は、断面形状が六角形であり、角形嵌合状態で動力を伝達するように構成されている。
引起装置13は、無端回動チェーン31の左右両側の上下移動経路のうちのいずれかが引起作用経路として設定され、反対側が非作用戻し経路として設定されている。図示はしないが、引起作用経路においては、無端回動チェーン31が通過する箇所に引起爪32を起立案内するガイド板が備えられている。
引起装置13は、引起作用経路においては、横向きに突出する引起爪32が穀稈に梳き上げ作用しながら上昇移動し、引起作用経路の終端に到達すると、穀稈から外れて引起ケース27の内部に収納されて非作用戻し経路を下降して引起作用経路側に戻っていく。これにより、各引起装置13は、上昇移動する引起爪32によって引起経路に導入された植立穀稈を引起処理する。
〔搬送装置〕
図5及び図6に示すように、搬送装置15は、穀稈掻込み用のパッカー43A、及び、穀稈掻込み用の突起付きベルト43Bを備えている。また、搬送装置15は、株元搬送機構44と、穂先搬送機構45と、を備えている。株元搬送機構44は、刈取穀稈の株元を挟持搬送する。穂先搬送機構45は、刈取穀稈の穂先を係止搬送する。
即ち、このコンバインは、刈刃14により切断された穀稈の株元を挟持搬送する株元搬送機構44を備えている。
株元搬送機構44は、第1搬送装置50、第2搬送装置57、第3搬送装置64、第4搬送装置71を有している。
第1搬送装置50は、右側から1番目の条と2番目の条の2条分の刈取穀稈の株元側箇所を挟持搬送する。第2搬送装置57は、右側から3番目の条と4番目の条の2条分の刈取穀稈の株元側箇所を挟持搬送する。第3搬送装置64は、右側から5番目の条の1条分の刈取穀稈の株元側箇所を挟持搬送する。第4搬送装置71は、右側から6番目の条と7番目の条の2条分の刈取穀稈の株元側箇所を挟持搬送する。
尚、第2搬送装置57は、刈取穀稈を、第1搬送装置50への合流箇所まで搬送する。また、第3搬送装置64は、刈取穀稈を、第4搬送装置71への合流箇所まで搬送する。また、第4搬送装置71は、刈取穀稈を、第1搬送装置50への合流箇所まで搬送する。
第1搬送装置50は、複数のスプロケット52にわたって巻回された無端回動チェーン53を備えている。
第2搬送装置57は、複数のスプロケット59にわたって巻回された無端回動チェーン60を備えている。
第3搬送装置64は、複数のスプロケット66にわたって巻回された無端回動チェーン67を備えている。
第4搬送装置71は、複数のスプロケット73にわたって巻回された無端回動チェーン74を備えている。
また、第1搬送装置50は、搬送始端部から、第2搬送装置57からの合流箇所にわたる領域に、無端回動チェーン53に対向して第1挟持レール82を備えている。無端回動チェーン53と第1挟持レール82により刈取穀稈の株元を挟持して後方に搬送する。
図6に示すように、第2搬送装置57にも同様に、無端回動チェーン60に対向して第2挟持レール83が備えられ、無端回動チェーン60と第2挟持レール83により刈取穀稈の株元を挟持して後方に搬送する。
第1搬送装置50と第2搬送装置57とは穀稈搬送経路が向き合っており、かつ、各穀稈搬送経路が交差する状態で、第2搬送装置57にて搬送される刈取穀稈を第1搬送装置50の搬送経路に合流するように構成されている。
第1搬送装置50に、第1挟持レール82を無端回動チェーン53に対して押圧付勢並びに退避移動可能に支持する第1支持枠体84が備えられている。第2搬送装置57に、第2挟持レール83を無端回動チェーン60に対して押圧付勢並びに退避移動可能に支持する第2支持枠体85が備えられている。第1支持枠体84、第2支持枠体85は、板体を略U字状に曲げて形成され、対応する無端回動チェーン53,60に沿って延びる状態で備えられている。
図7に示すように、第1支持枠体84、第2支持枠体85のそれぞれの内部には第1挟持レール82、第2挟持レール83を押圧付勢するためのコイルバネ86が備えられている。第1支持枠体84及び第2支持枠体85は、内側分草フレーム18に固定支持された支持部材87に固定されている。
図6に示すように、第1搬送装置50の第1挟持レール82は、刈取穀稈の合流箇所よりも搬送方向上手側の箇所にて挟持終端位置が設定されている。そして、第1挟持レール82の挟持終端位置よりも第1搬送装置50の搬送下手側において、無端回動チェーン53に対して経路上側箇所及び経路下側箇所のそれぞれに、上側補助搬送ガイド88及び下側補助搬送ガイド89が備えられている。
図6及び図7に示すように、無端回動チェーン53に対して経路上側に位置する状態で、板バネにて構成される上側補助搬送ガイド88が備えられている。又、無端回動チェーン53に対して経路下側に位置する状態で、ピアノ線にて構成される下側補助搬送ガイド89が備えられている。
上側補助搬送ガイド88及び下側補助搬送ガイド89は、搬送上手側の一端部が第2搬送装置57に対応する第2支持枠体85に支持され、搬送下手側の他端部が穀稈搬送経路に向けて片持ち状に延ばされている。
図6に示すように、第1搬送装置50における刈取穀稈が合流された後の搬送経路に、第2搬送装置57の第2支持枠体85から片持ち状に延設される状態で後部挟持レール90が備えられている。無端回動チェーン53と後部挟持レール90とにより刈取穀稈の株元を挟持して後方に搬送する。又、合流箇所と同様に、板バネにて構成される上側補助搬送ガイド91と、ピアノ線にて構成される下側補助搬送ガイド92とが備えられ、刈取穀稈を搬送する。
図6及び図7に示すように、第1搬送装置50に、無端回動チェーン53の経路に沿って長く延びる状態で、丸パイプ材からなる株元挟持用支持フレーム93が備えられている。株元挟持用支持フレーム93には、無端回動チェーン53の挟持作用領域において背面から受止め支持する背部案内レール94が備えられている。
株元挟持用支持フレーム93の長手方向の中間部から一体的に連結される状態で、無端回動チェーン53の戻り経路に対して外面側から摺接する株元側ガイド部材96が備えられている。株元側ガイド部材96は、略帯板状に形成され、前後両側が先細状であり、無端回動チェーン53に対する接触部が緩やかな円弧状に形成されている。この株元側ガイド部材96により無端回動チェーン53の戻り経路をキャビン8から離れて移動するように摺動案内する。
また、図6に示すように、第4搬送装置71は、スプロケット支持部46を有している。スプロケット支持部46は、複数のスプロケット73のうち、最も前側に位置するメインスプロケット73aを支持している。また、スプロケット支持部46は、丸パイプ材からなるアーム部材46aを有している。アーム部材46aは、前側へ延びている。
また、図5及び図7に示すように、穂先搬送機構45は、複数のスプロケット(図示せず)にわたって巻回された係止突起55付きの無端回動チェーン56を備えている。係止突起55は、起伏揺動可能に支持され、搬送作用領域では起立姿勢が維持されるように係止案内される。
穂先搬送機構45の上部に、刈取穀稈の穂先部を受止めて摺接案内する穂先摺接案内板97が備えられている。また、穂先搬送機構45には、無端回動チェーン56を摺動案内する搬送用案内レール98が備えられている。搬送経路においては、無端回動チェーン56が搬送用案内レール98によって摺動案内される。このとき、係止突起55が起立姿勢になるように起立ガイド部材99により係止案内される。
また、穂先搬送機構45には、戻り路用案内レール100が備えられている。戻り路用案内レール100は、搬送用案内レール98に支持される状態で、且つ、戻り経路の無端回動チェーン56の外周側に位置する状態で、設けられている。
戻り路用案内レール100は、戻り経路の無端回動チェーン56を案内可能なように、断面形状が略L字形あるいは略U字形となる板体にて構成されている。この戻り路用案内レール100は、直線状に形成される4個の分割レール体100aを、折り曲げた状態で順次、一体的に連結して平面視で曲がり形状の経路を形成している。戻り経路を通過しているときは、係止突起55は無端回動チェーン56に沿うように倒伏した姿勢となる。
また、図7に示すように、穂先搬送機構45には、刈取穀稈における係止突起55による係止作用位置Zよりも上側の箇所を、係止突起55の基端側へ向けて押し付けながら案内する上側ガイド杆104が備えられている。
また、穂先搬送機構45には、係止作用位置Zよりも下側の箇所を、係止突起55の基端側へ向けて押し付けながら案内する下側ガイド杆110が備えられている。
〔伝動構造〕
図8に示すように、走行機体1に搭載されるエンジンE(図1参照)からの動力が、刈取支持フレーム16の枢支部17の内部に備えられた横向き伝動軸111に伝達される。横向き伝動軸111から刈取支持フレーム16の内部に備えられた前後向きの刈取伝動軸112を介して動力が伝達される。
動力は、前後向きの刈取伝動軸112から駆動ケース19の内部に備えられた横向きの駆動軸113に伝達される。その駆動軸113の両側端部に設けられた分岐部114を介して、刈刃14に動力が伝達される。
また、図3に示すように、駆動軸113は、刈刃14よりも後側に位置しており、左右方向に延びている。
即ち、このコンバインは、刈刃14よりも後側に位置しており、左右方向に延びると共に、刈刃14への動力を伝達する駆動軸113を備えている。また、このコンバインは、駆動軸113を収容する駆動ケース19を備えている。
ここで、刈刃14の駆動機構について詳述する。図3及び図8に示すように、このコンバインは、左右のフライホイール40を備えている。そして、このコンバインは、駆動軸113からの動力が、フライホイール40を介して刈刃14へ伝達されるように構成されている。
そして、平面視において、左側のフライホイール40は、駆動ケース19の左端よりも左側に突出している。
尚、本発明はこれに限定されず、平面視において、右側のフライホイール40が、駆動ケース19の右端よりも右側に突出していても良い。即ち、平面視において、フライホイール40は、駆動ケース19の左端または右端よりも左右方向外側に突出している。
そして、フライホイール40が回転することにより、往復機構RMが駆動する。そして、往復機構RMの駆動により、可動刃14bが、固定刃14aに対して左右に往復駆動する。これにより、刈刃14が駆動する。
即ち、刈刃14は、機体に対して固定された固定刃14aと、固定刃14aに対して左右に往復駆動する可動刃14bと、を有している。
また、図8に示すように、動力は、駆動軸113の左端部に備えられた分岐部115から、縦向き伝動軸116に伝達される。縦向き伝動軸116からの動力が、ギア変速機構118により変速されたのち、引起駆動軸33に伝達される。引起駆動軸33から7個の引起装置13に動力が伝達される。
一方、前後方向に延びる刈取伝動軸112の伝動途中部から、第1搬送装置50、第2搬送装置57、第3搬送装置64に動力が伝達される。そして、刈取支持フレーム16の途中部において、刈取伝動軸112から分岐された動力を、第2搬送装置57及び第3搬送装置64に伝達する第1分岐伝動機構119が備えられている。
第1分岐伝動機構119について説明する。図8に示すように、刈取伝動軸112の伝動途中部にベベルギア機構120を有する第1分岐部121が備えられている。第1分岐部121にて刈取伝動軸112から第1分岐伝動軸122に動力が分岐伝達される。第1分岐伝動軸122は、刈取伝動軸112からベベルギア機構120を介して動力が分岐されて前方斜め上方に向けて延びている。第1分岐伝動軸122は、刈取支持フレーム16に一体的に形成された円筒状の第1分岐用ケース123(図5参照)に収容されている。第1分岐伝動軸122は、第3搬送装置64の複数のスプロケット66のうちの一つを直接駆動するように構成されている。
また、第1分岐伝動軸122の途中部から第2分岐伝動軸124に動力が分岐されている。第2分岐伝動軸124は、第1分岐伝動軸122からベベルギア機構125を介して動力が分岐されて、横方向に向けて延びている。第2分岐伝動軸124は、第1分岐用ケース123に一体的に形成された円筒状の第2分岐用ケース126(図5参照)に収容されている。
第2分岐伝動軸124からベベルギア機構127を介して動力が伝達される第3分岐伝動軸128が備えられている。第3分岐伝動軸128は斜め前方に向けて延びている。第3分岐伝動軸128は、第2分岐用ケース126に一体的に形成された円筒状の第3分岐用ケース(図示せず)に収容されている。
第3分岐伝動軸128は、第2搬送装置57の複数のスプロケット59のうちの一つを直接駆動するように構成されている。
また、刈取伝動軸112における第1分岐伝動機構119が備えられる箇所よりも伝動上手側箇所から分岐された動力を、第1搬送装置50に伝達する第2分岐伝動機構130が備えられている。
第2分岐伝動機構130について説明する。図8に示すように、刈取伝動軸112における第1分岐部121が備えられる箇所よりも伝動上手側箇所に第2分岐部131が備えられている。第2分岐部131にて刈取伝動軸112から第4分岐伝動軸132に動力が分岐される。第4分岐伝動軸132は、分岐伝動ケース140(図5参照)に収容され、刈取伝動軸112からベベルギア機構134を介して動力が分岐されて前方斜め上方に向けて延びている。
そして、第4分岐伝動軸132から第1搬送装置50に動力が伝達される。より具体的には、第4分岐伝動軸132は、第1搬送装置50の複数のスプロケット52のうちの一つに動力を伝達する。
〔分草杆の取り付け構造〕
図9及び図10に示すように、右側のフレーム端部21aに、第1連結部36が固定されている。尚、フレーム端部21aとは、横フレーム21の左右方向における端部である。
第1連結部36は、垂直姿勢の板状であり、右側のフレーム端部21aの上部に、溶接により固定されている。
また、右側の分草杆20は、右側第1取付部201(本発明に係る「第1取付部」に相当)、右側第2取付部202(本発明に係る「第2取付部」に相当)、右側第3取付部203(本発明に係る「第3取付部」に相当)を有している。
そして、右側第1取付部201は、複数の第1ボルトb1によって、右側のケース端部19aに、右側から、着脱可能な状態で取り付けられている。尚、ケース端部19aとは、駆動ケース19の左右方向における端部である。
また、右側第2取付部202は、複数の第2ボルトb2によって、第1連結部36に、右側から、着脱可能な状態で取り付けられている。これにより、右側第2取付部202は、第1連結部36を介して、右側のフレーム端部21aに取り付けられている。
即ち、右側の分草杆20は、駆動ケース19の左右方向における端部であるケース端部19aと、横フレーム21の左右方向における端部であるフレーム端部21aと、のそれぞれに、着脱可能な状態で取り付けられている。また、右側の分草杆20は、ケース端部19aに着脱可能な状態で取り付けられる右側第1取付部201と、フレーム端部21aに着脱可能な状態で取り付けられる右側第2取付部202と、を有している。
また、第1連結部36に、第1支持フレーム37(本発明に係る「支持フレーム」に相当)が、左側から固定されている。第1支持フレーム37は、第1連結部36に、溶接によって固定されている。これにより、第1支持フレーム37は、第1連結部36を介して、横フレーム21に連結している。
第1支持フレーム37は、前後方向に延びる第1本体部37aと、第1本体部37aの前端部から左方へ延びる第1引起支持部37bと、を有している。図11に示すように、第1引起支持部37bは、引起装置13の後面側下部に設けられた下部フレーム13aに、ボルトによって連結されている。これにより、第1引起支持部37bは、引起装置13の下部を支持している。
即ち、このコンバインは、横フレーム21に連結すると共に、引起装置13の下部を支持する第1支持フレーム37を備えている。
また、図9に示すように、第1支持フレーム37は、第1本体部37aの前後方向中央部から上方へ延びる第1株元支持部37cを有している。図6及び図9に示すように、株元挟持用支持フレーム93は、第1株元支持部37cに連結している。これにより、株元搬送機構44は、第1支持フレーム37に支持されている。
即ち、第1支持フレーム37は、株元搬送機構44を支持している。
そして、右側第3取付部203は、複数の第3ボルトb3によって、第1本体部37aの前端部に、右側から、着脱可能な状態で取り付けられている。これにより、右側第3取付部203は、第1支持フレーム37に取り付けられている。
即ち、右側の分草杆20は、第1支持フレーム37に着脱可能な状態で取り付けられる右側第3取付部203を有している。
尚、右側第1取付部201、右側第2取付部202、右側第3取付部203が、それぞれ、ケース端部19a、第1連結部36、第1支持フレーム37に取り付けられた状態において、右側第1取付部201、右側第2取付部202、右側第3取付部203は、何れも、右側へ向けられている。これにより、右側第1取付部201、右側第2取付部202、右側第3取付部203は、何れも、機体外側へ向けられている。
即ち、右側第1取付部201及び右側第2取付部202は、何れも、機体外側へ向けられている。
図10には、第1右端位置R1と、第2右端位置R2と、が示されている。第1右端位置R1は、右側の分草杆20が機体に取り付けられている状態における、コンバインの右端の位置である。また、第2右端位置R2は、右側の分草杆20が機体から取り外された状態における、コンバインの右端の位置である。
図10に示すように、第1右端位置R1は、右側の分草杆20の右端の位置に等しい。また、第2右端位置R2は、刈刃14の右端の位置に等しい。そして、第2右端位置R2は、第1右端位置R1よりも第1幅D1だけ左右方向内側に位置している。
また、図12及び図13に示すように、左側のフレーム端部21aに、第2連結部38及び第3連結部39が固定されている。
第2連結部38は、垂直姿勢の板状であり、左側のフレーム端部21aの上部に、溶接により固定されている。また、第3連結部39は、左側のフレーム端部21aの上部に、溶接により固定されており、上側へ延びている。
また、左側の分草杆20は、左側第1取付部204(本発明に係る「第1取付部」に相当)、左側第2取付部205(本発明に係る「第2取付部」に相当)、左側第3取付部206(本発明に係る「第3取付部」に相当)を有している。尚、図14に示すように、左側第2取付部205は、上下に二分割されている。
図12及び図14に示すように、左側第1取付部204は、複数の第4ボルトb4によって、左側のケース端部19aに、左側から、着脱可能な状態で取り付けられている。
また、図12及び図13に示すように、第3連結部39に、第2支持フレーム47(本発明に係る「支持フレーム」に相当)が、左側から固定されている。第2支持フレーム47は、第3連結部39に、溶接によって固定されている。これにより、第2支持フレーム47は、第3連結部39を介して、横フレーム21に連結している。
第2支持フレーム47は、前後方向に延びる第2本体部47aと、第2本体部47aの前端部から右方へ延びる第2引起支持部47bと、を有している。上述の第1引起支持部37bと同様に、第2引起支持部47bは、引起装置13の下部を支持している。
即ち、このコンバインは、横フレーム21に連結すると共に、引起装置13の下部を支持する第2支持フレーム47を備えている。
また、図12及び図14に示すように、第2支持フレーム47は、第2本体部47aの前後方向中央部から上方へ延びる第2株元支持部47cを有している。図6及び図12に示すように、アーム部材46aは、第2株元支持部47cに連結している。これにより、株元搬送機構44は、第2支持フレーム47に支持されている。
即ち、第2支持フレーム47は、株元搬送機構44を支持している。
図12及び図14に示すように、左側第2取付部205は、複数の第5ボルトb5によって、第2本体部47aの後端部、及び、第2連結部38に、左側から、着脱可能な状態で取り付けられている。これにより、左側第2取付部205は、第2本体部47a及び第3連結部39を介して、左側のフレーム端部21aに取り付けられている。また、左側第2取付部205は、第2連結部38を介して、左側のフレーム端部21aに取り付けられている。
即ち、左側の分草杆20は、駆動ケース19の左右方向における端部であるケース端部19aと、横フレーム21の左右方向における端部であるフレーム端部21aと、のそれぞれに、着脱可能な状態で取り付けられている。また、左側の分草杆20は、ケース端部19aに着脱可能な状態で取り付けられる左側第1取付部204と、フレーム端部21aに着脱可能な状態で取り付けられる左側第2取付部205と、を有している。
また、左側第3取付部206は、複数の第6ボルトb6によって、第2本体部47aの前端部に、右側から、着脱可能な状態で取り付けられている。これにより、左側第3取付部206は、第2支持フレーム47に取り付けられている。
即ち、左側の分草杆20は、第2支持フレーム47に着脱可能な状態で取り付けられる左側第3取付部206を有している。
尚、左側第1取付部204、左側第2取付部205、左側第3取付部206が、それぞれ、ケース端部19a、第2本体部47aの後端部及び第2連結部38、第2本体部47aの前端部に取り付けられた状態において、左側第1取付部204、左側第2取付部205は、何れも、左側へ向けられており、且つ、左側第3取付部206は右側へ向けられている。
これにより、左側第1取付部204及び左側第2取付部205は、何れも、機体外側へ向けられている。
図13に示すように、左側のフライホイール40は、第1部位41と、第1部位41とは異なる第2部位42と、を有している。左側のフライホイール40が所定の回転位相であるとき、第1部位41は、第2部位42よりも左右方向外側に位置している。より具体的には、左側のフライホイール40が図13に示す回転位相であるとき、第1部位41は、第2部位42よりも左側に位置している。
そして、第1部位41は、複数の第7ボルトb7によって、第2部位42に、左側から、着脱可能な状態で取り付けられている。尚、本実施形態において、第1部位41と第2部位42との合わせ面は、地面に対して垂直である。
即ち、第1部位41は、第2部位42に着脱可能な状態で取り付けられている。
図13には、第1左端位置L1と、第2左端位置L2と、が示されている。第1左端位置L1は、左側の分草杆20が機体に取り付けられている状態における、コンバインの左端の位置である。また、第2左端位置L2は、左側の分草杆20が機体から取り外され、且つ、第1部位41が第2部位42から取り外された状態における、コンバインの左端の位置である。
図13に示すように、第1左端位置L1は、左側の分草杆20の左端の位置に等しい。また、第2左端位置L2は、第2本体部47aの左端の位置に等しい。また、左側のフライホイール40は、図13に示すように、第2部位42における第1部位41の取り付け面が左方に向けられた状態において、第2部位42の左端の位置が第2本体部47aの左端の位置に等しくなるように構成されている。そのため、第2部位42における第1部位41の取り付け面が左方に向けられた状態において、第2左端位置L2は、第2部位42の左端の位置に等しい。そして、第2左端位置L2は、第1左端位置L1よりも第2幅D2だけ左右方向内側に位置している。
以上で説明した構成であれば、分草杆20は、ケース端部19aと、フレーム端部21aと、のそれぞれに、着脱可能な状態で取り付けられている。そのため、駆動ケース19と横フレーム21とが機体に取り付けられたままの状態で、分草杆20の取り付け及び取り外しを行うことができる。これにより、機体に対する分草杆20の取り付け及び取り外しが容易となる。
しかも、以上で説明した構成であれば、分草杆20が破損した場合、分草杆20のみを交換することができる。即ち、分草杆20と共に横フレーム21を交換する必要がないため、分草杆20の交換に要するコストを低減することができる。
従って、以上で説明した構成であれば、機体に対する分草杆20の取り付け及び取り外しが容易であると共に、分草杆20の交換に要するコストを低減可能なコンバインを実現できる。
〔その他の実施形態〕
(1)クローラ走行装置4R,4Lに代えて、ホイール式の走行装置が設けられていても良いし、セミクローラ式の走行装置が設けられていても良い。
(2)第1ボルトb1から第7ボルトb7の一部または全てが、ボルト以外の種類の取付用部材に変更されていても良い。例えば、取付用部材としてパッチン錠式の留め金具等が採用されていても良い。
(3)右側のフライホイール40が、上記実施形態における左側のフライホイール40と同様の構造を有していても良い。
(4)左側の分草杆20及び右側の分草杆20のうちの一方または両方が、前側部分と後側部分とに分割可能に構成されていても良い。例えば、右側の分草杆20が分割可能に構成されている場合、右側の分草杆20における前側部分に右側第2取付部202及び右側第3取付部203が設けられると共に、右側の分草杆20における後側部分に右側第1取付部201が設けられていても良い。
(5)右側の分草杆20が、右側第1取付部201、右側第2取付部202、右側第3取付部203を有していなくても良い。例えば、右側の分草杆20が、単純な棒状に構成されると共に、右側のケース端部19a及び右側のフレーム端部21aに、右側の分草杆20を着脱可能な状態で保持する機構が設けられていても良い。このような機構により保持されていることは、本発明に係る「取り付けられている」に相当する。
(6)左側の分草杆20が、左側第1取付部204、左側第2取付部205、左側第3取付部206を有していなくても良い。例えば、左側の分草杆20が、単純な棒状に構成されると共に、左側のケース端部19a及び左側のフレーム端部21aに、左側の分草杆20を着脱可能な状態で保持する機構が設けられていても良い。このような機構により保持されていることは、本発明に係る「取り付けられている」に相当する。
(7)右側第1取付部201及び右側第2取付部202の少なくとも一方が、機体外側へ向けられていなくても良い。
(8)左側第1取付部204及び左側第2取付部205の少なくとも一方が、機体外側へ向けられていなくても良い。
尚、上述の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能である。また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、自脱型のコンバインだけではなく、普通型のコンバインにも利用可能である。
12 分草具
13 引起装置
14 刈刃
14a 固定刃
14b 可動刃
19 駆動ケース
19a ケース端部
20 分草杆
21 横フレーム
21a フレーム端部
37 第1支持フレーム(支持フレーム)
40 フライホイール
41 第1部位
42 第2部位
44 株元搬送機構
47 第2支持フレーム(支持フレーム)
113 駆動軸
201 右側第1取付部(第1取付部)
202 右側第2取付部(第2取付部)
203 右側第3取付部(第3取付部)
204 左側第1取付部(第1取付部)
205 左側第2取付部(第2取付部)
206 左側第3取付部(第3取付部)

Claims (7)

  1. 植立穀稈を切断する刈刃と、
    前記刈刃よりも後側に位置しており、左右方向に延びると共に、前記刈刃への動力を伝達する駆動軸と、
    前記駆動軸を収容する駆動ケースと、
    前記駆動ケースよりも前側に位置しており、左右方向に延びると共に、前記刈刃を支持する横フレームと、
    前後方向に延びる左右の分草杆と、
    前記左右の分草杆の先端部に設けられた左右の分草具と、を備え、
    前記分草杆は、前記駆動ケースの左右方向における端部であるケース端部と、前記横フレームの左右方向における端部であるフレーム端部と、のそれぞれに、着脱可能な状態で取り付けられているコンバイン。
  2. 前記分草杆は、前記ケース端部に着脱可能な状態で取り付けられる第1取付部と、前記フレーム端部に着脱可能な状態で取り付けられる第2取付部と、を有している請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記第1取付部及び前記第2取付部は、何れも、機体外側へ向けられている請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記刈刃は、機体に対して固定された固定刃と、前記固定刃に対して左右に往復駆動する可動刃と、を有しており、
    前記横フレームは、前記固定刃を支持している請求項1から3の何れか一項に記載のコンバイン。
  5. 植立穀稈を引き起こす引起装置と、
    前記横フレームに連結すると共に、前記引起装置の下部を支持する支持フレームを備え、
    前記分草杆は、前記支持フレームに着脱可能な状態で取り付けられる第3取付部を有している請求項1から4の何れか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記刈刃により切断された穀稈の株元を挟持搬送する株元搬送機構を備え、
    前記支持フレームは、前記株元搬送機構を支持している請求項5に記載のコンバイン。
  7. 前記駆動軸からの動力が、フライホイールを介して前記刈刃へ伝達されるように構成されており、
    平面視において、前記フライホイールは、前記駆動ケースの左端または右端よりも左右方向外側に突出しており、
    前記フライホイールは、第1部位と、前記第1部位とは異なる第2部位と、を有しており、
    前記フライホイールが所定の回転位相であるとき、前記第1部位は、前記第2部位よりも左右方向外側に位置しており、
    前記第1部位は、前記第2部位に着脱可能な状態で取り付けられている請求項1から6の何れか一項に記載のコンバイン。
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