JPH09224449A - 水陸両用型草刈り兼ゴミ回収船 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陸上でも水上でも使用できるばかりでなく、
動力草刈り機などの交換作業の必要がない水陸両用型草
刈り兼ゴミ回収船を提供する。 【解決手段】 水陸両用の自走式本体３と、該本体３上
に起伏及び旋回自在に設けたブーム４と、該ブーム４の
自由端に起伏自在に設けたアーム５と、該アーム５の自
由端に俯仰自在に設けた開閉式グラブ６と、前記アーム
５に折り畳み自在に設けた動力草刈り機９とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、木切れ、カン、
瓶、刈り取った草などのゴミを回収する開閉式グラブ、
アシや草などを刈る動力草刈り機などを備えた水陸両用
型草刈り兼ゴミ回収船に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、陸上の自走式で旋回アームや伸縮
ブームを備え、該伸縮ブームの先端にデスク式、ロータ
リー式、レシプロ式の動力草刈り機を脱着可能に装着さ
せた草刈り機が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の上記
の草刈り機は、土木建設機械を利用したものであり、通
常は、土木建設機械として使用し、草刈り時のみ、伸縮
ブームの先端に動力草刈り機を取り付けて草を刈るもの
である。従って、動力草刈り機の着脱が面倒で、且つ、
危険を伴うばかりでなく、動力草刈り機の交換に際して
手足や作業服を汚すなどの問題があり、作業者に敬遠さ
れているのが実情である。また、本来、土木建設機械で
あるからアシなどが繁茂している軟弱な水辺に近づくこ
とが難しいという問題もある。

【０００４】本発明は、係る従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、陸上でも水上
でも使用できるばかりでなく、動力草刈り機などの交換
作業の必要がない水陸両用型草刈り兼ゴミ回収船を提供
することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち、本発明の水陸両用
型草刈り兼ゴミ回収船は、水陸両用の自走式本体と、該
本体上に起伏及び旋回自在に設けたブームと、該ブーム
の自由端に起伏自在に設けたアームと、当該アームの自
由端に俯仰自在に設けた開閉式グラブと、前記アームの
側方に折り畳み自在に設けた動力草刈り機とを有する水
陸両用型草刈り兼ゴミ回収船である。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図１〜図３に示すように、水
陸両用型ゴミ回収船１は、左右一対の水陸両用クローラ
ー２を持った自走式本体３上にブーム４を起伏及び旋回
自在に設けている。更に、ブーム４の自由端にアーム５
を起伏自在に設けると共に、アーム５の自由端に開閉式
グラブ６を俯仰自在に設けている。また、ブーム４を搭
載した回転盤７上に操縦室８を設け、本体、開閉グラ
ブ、後述する動力草刈り機などの操縦や操作を行うよう
になっている。

【０００７】更に、アーム５の側方に動力草刈り機９が
折り畳み自在に設けられている。動力草刈り機９は、図
３に示すように、アーム５の側面のブラケット１０に軸
支させた伸縮アーム１１の自由端に取り付けられてい
る。そして、アーム５の側方に設けた油圧シリンダー１
２を操作することにより、実線で示すように、アーム５
の側方に格納する一方、二点破線で示すように、草刈り
位置にセットするようになっている。なお、動力草刈り
機９を草刈り位置にセットする場合は、予め、グラブ６
を、図１に示すように、本体３側に向けて屈折させ、動
力草刈り機９の操作の邪魔にならないようにする。

【０００８】次に、上記草刈り兼ゴミ回収船の作用につ
いて説明する。 アシや雑草の刈取り回収 アシや雑草を刈取りる場合は、図３のように、動力草刈
り機９を二点破線で示す位置にセットした後、図２のブ
ーム４を矢印ａ及びｂの方向に振りながら本体３を前進
させる。すると、アシや雑草などが動力草刈り機９によ
って扇状に刈り取られる。

【０００９】 アシ、草、ゴミの回収 動力刈取り機９によって刈り取ったアシや雑草、或い
は、ゴミを回収する場合は、図３に示すように、動力草
刈り機９を実線で示す位置に格納した後、操縦席８から
ブーム４、アーム５及びグラブ６を操縦して回収台船２
０のデッキ２１上に回収する。

【００１０】

【発明の効果】上記のように、本発明は、水陸両用の自
走式本体と、該本体上に起伏及び旋回自在に設けたブー
ムと、該ブームの自由端に起伏自在に設けたアームと、
該アームの自由端に俯仰自在に設けた開閉式グラブと、
前記アームの側方に折り畳み自在に設けた動力草刈り機
とを有するから、陸上でも水上でも使用できる。

【００１１】また、動力草刈り機やグラブは、操縦室か
らの遠隔操作によって格納位置に格納したり、作業位置
にセットできるので、これらの機器を安全に、且つ、簡
単に交換することができる。従って、動力草刈り機やグ
ラブの交換に要するロス時間も短縮され、草刈りやゴミ
の回収に多くの時間を当てることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る水陸両用型ゴミ回収船の側面図で
ある。

【図２】本発明に係る水陸両用型ゴミ回収船の平面図で
ある。

【図３】本発明に係る水陸両用型ゴミ回収船の正面図で
ある。

【符号の説明】

３ 本体 ４ ブーム ５ アーム ６ 開閉式グラ
ブ ９ 動力草刈り機

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 水陸両用の自走式本体と、該本体上に起
   伏及び旋回自在に設けたブームと、該ブームの自由端に
   起伏自在に設けたアームと、該アームの自由端に俯仰自
   在に設けた開閉式グラブと、前記アームに折り畳み自在
   に設けた動力草刈り機とを有する水陸両用型草刈り兼ゴ
   ミ回収船。