JP2521433Y2 - 草刈機 - Google Patents
草刈機Info
- Publication number
- JP2521433Y2 JP2521433Y2 JP1040393U JP1040393U JP2521433Y2 JP 2521433 Y2 JP2521433 Y2 JP 2521433Y2 JP 1040393 U JP1040393 U JP 1040393U JP 1040393 U JP1040393 U JP 1040393U JP 2521433 Y2 JP2521433 Y2 JP 2521433Y2
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- JP
- Japan
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- cut
- gap
- regulating member
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機体にゴムクローラを
備えていて、主として法面に生えている草、小木などの
草木類を一定の刈高を保持して等高線に沿って刈り取る
ための草刈機に関し、更に詳しくは、簡単な構造によっ
て草木類の切断長を変えられるようにした草刈機に関す
るものである。
備えていて、主として法面に生えている草、小木などの
草木類を一定の刈高を保持して等高線に沿って刈り取る
ための草刈機に関し、更に詳しくは、簡単な構造によっ
て草木類の切断長を変えられるようにした草刈機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、この種の草刈機の側面図であ
り、図2は、その刈取ユニットUの部分の作用説明図で
ある。各図において、機体1の左右両端部にはそれぞれ
ゴムクローラ2が取り付けられ、この機体1の前部にヒ
ンジピン3を介して刈取ユニットUが装着され、刈取ユ
ニット用シリンダ4の作用により刈取ユニットUは昇降
可能になっている。図2に示されるように、刈取ユニッ
トUに装着された回転軸5には、多数のハンマーナイフ
6が取り付けられて、機体1に搭載されたエンジン7の
駆動力が前記回転軸5に伝達されてハンマーナイフ6が
回転する。刈取ユニットUの上部には、本体カバー8が
取り付けられて、ハンマーナイフ6の部分の全体を覆っ
ている。このハンマーナイフ6は、回転軸5の外周面に
その半径方向に向けて取付基部6aが固着され、この取
付基部6aにピン6bを介してナイフ部6cが回転可能
に支承されて、切断時においては回転軸5の回転によっ
てハンマーナイフ6が高速回転すると共に、取付基部6
aに対してナイフ部6cが自由に回転して、草木類に対
してこのナイフ部6cを衝撃的に叩き付けて切断するも
のである。また、刈取ユニットUの前端部には、その全
幅において安全カバー9が取り付けられていると共に、
この刈取ユニットUの前端部であって、しかもその両端
部には、刈取りに先立って障害物を排除するための排除
バー10が取り付けられている。
り、図2は、その刈取ユニットUの部分の作用説明図で
ある。各図において、機体1の左右両端部にはそれぞれ
ゴムクローラ2が取り付けられ、この機体1の前部にヒ
ンジピン3を介して刈取ユニットUが装着され、刈取ユ
ニット用シリンダ4の作用により刈取ユニットUは昇降
可能になっている。図2に示されるように、刈取ユニッ
トUに装着された回転軸5には、多数のハンマーナイフ
6が取り付けられて、機体1に搭載されたエンジン7の
駆動力が前記回転軸5に伝達されてハンマーナイフ6が
回転する。刈取ユニットUの上部には、本体カバー8が
取り付けられて、ハンマーナイフ6の部分の全体を覆っ
ている。このハンマーナイフ6は、回転軸5の外周面に
その半径方向に向けて取付基部6aが固着され、この取
付基部6aにピン6bを介してナイフ部6cが回転可能
に支承されて、切断時においては回転軸5の回転によっ
てハンマーナイフ6が高速回転すると共に、取付基部6
aに対してナイフ部6cが自由に回転して、草木類に対
してこのナイフ部6cを衝撃的に叩き付けて切断するも
のである。また、刈取ユニットUの前端部には、その全
幅において安全カバー9が取り付けられていると共に、
この刈取ユニットUの前端部であって、しかもその両端
部には、刈取りに先立って障害物を排除するための排除
バー10が取り付けられている。
【0003】そして、堤防の法面の低い位置から出発し
て、草刈機を等高線に沿って往復動させて、順次法面の
高い位置に進んで草刈りを行うのである。草刈機が等高
線に沿って進むと、安全カバー9によって草木類は押し
倒されて、その直後にアッパーカット状に高速回転して
いるハンマーナイフ6によって、前方に押し倒された形
となっている草木類が衝撃的に叩き付けられて切断され
る。この切断された草木類は、ハンマーナイフ6のナイ
フ部6cの先端部に引っ掛けられた形となって上方に持
ち上げられて、前記本体カバー8の裏面との間に形成さ
れる排出通路11を通って後方に放てきされる。切断さ
れた草木類は、直ちに上記排出通路11に入り込むもの
もあるが、大部分は、本体カバー8の前端部の下方に位
置する滞留部12に一時的に滞留し、その間に再度切断
されて短くなって、上記排出通路11に入り込んで、後
方に放てきされて排出される。
て、草刈機を等高線に沿って往復動させて、順次法面の
高い位置に進んで草刈りを行うのである。草刈機が等高
線に沿って進むと、安全カバー9によって草木類は押し
倒されて、その直後にアッパーカット状に高速回転して
いるハンマーナイフ6によって、前方に押し倒された形
となっている草木類が衝撃的に叩き付けられて切断され
る。この切断された草木類は、ハンマーナイフ6のナイ
フ部6cの先端部に引っ掛けられた形となって上方に持
ち上げられて、前記本体カバー8の裏面との間に形成さ
れる排出通路11を通って後方に放てきされる。切断さ
れた草木類は、直ちに上記排出通路11に入り込むもの
もあるが、大部分は、本体カバー8の前端部の下方に位
置する滞留部12に一時的に滞留し、その間に再度切断
されて短くなって、上記排出通路11に入り込んで、後
方に放てきされて排出される。
【0004】一方、上記のようにして切断された草木類
は、回収して堤防から搬出するのであるが、この切断さ
れた草木類の回収作業には、本来の刈取作業と同等、或
いはこれを上回る多くのコストがかかるのが実情であっ
て、河川を管理している自治体の予算の関係で、刈取作
業を行う都度、刈り取られた草木類を回収するとは限ら
ず、年に1回程度の割合で回収作業を行うのが実情であ
る。しかし、草木類は旺盛に繁茂するので、年に数回の
刈り取りを行っており、刈取直後に切断された草木類を
回収しない場合には、そのまま放置している。このよう
にして、切断した草木類を放置しておく場合、この切断
長が長いと、洪水などによってこれが流された場合に
は、下流の都合の悪い部分に引っ掛かって、このままの
状態となって一種の公害が生ずると同時に、刈取現場に
そのまま長期間残存する場合においても、その切断長が
長い場合には、堤防の外観が悪くなる。従って、堤防の
草木類を刈り取って、そのまま放置する場合には、その
切断長は短いほど都合が良い。これに対して、草木類の
刈取直後に、これを回収する場合には、その切断長が長
い程、その取り扱いが容易となる。
は、回収して堤防から搬出するのであるが、この切断さ
れた草木類の回収作業には、本来の刈取作業と同等、或
いはこれを上回る多くのコストがかかるのが実情であっ
て、河川を管理している自治体の予算の関係で、刈取作
業を行う都度、刈り取られた草木類を回収するとは限ら
ず、年に1回程度の割合で回収作業を行うのが実情であ
る。しかし、草木類は旺盛に繁茂するので、年に数回の
刈り取りを行っており、刈取直後に切断された草木類を
回収しない場合には、そのまま放置している。このよう
にして、切断した草木類を放置しておく場合、この切断
長が長いと、洪水などによってこれが流された場合に
は、下流の都合の悪い部分に引っ掛かって、このままの
状態となって一種の公害が生ずると同時に、刈取現場に
そのまま長期間残存する場合においても、その切断長が
長い場合には、堤防の外観が悪くなる。従って、堤防の
草木類を刈り取って、そのまま放置する場合には、その
切断長は短いほど都合が良い。これに対して、草木類の
刈取直後に、これを回収する場合には、その切断長が長
い程、その取り扱いが容易となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した堤
防の法面における草木類の刈取作業の実情に鑑み、草木
類の刈取直後にその回収を行うか否かに応じて、簡単な
手段によって草木類の切断長を変えて、上記した実情に
対処することを課題とするものである。
防の法面における草木類の刈取作業の実情に鑑み、草木
類の刈取直後にその回収を行うか否かに応じて、簡単な
手段によって草木類の切断長を変えて、上記した実情に
対処することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案の採用した手段は、ゴムクローラを備えた機体
の前部に刈取ユニットが装着され、該刈取ユニットは、
回転軸に多数本のハンマーナイフが取り付けられて、そ
の上部全体が本体カバーで覆われ、該刈取ユニットの先
端の安全カバーの部分で押し倒された草木類をアッパー
カット状で高速回転している前記ハンマーナイフにより
切断して、切断された草木類を前記本体カバーの裏面と
前記ハンマーナイフの先端部とで形成される排出通路を
通して後方に放てきする構成の草刈機において、前記本
体カバーの裏面における前記回転軸の斜前上方に位置す
る部分に間隙規制部材を該回転軸とほぼ平行にして着脱
可能に取り付けて、前記排出通路の間隙を部分的に狭く
したことである。
に本考案の採用した手段は、ゴムクローラを備えた機体
の前部に刈取ユニットが装着され、該刈取ユニットは、
回転軸に多数本のハンマーナイフが取り付けられて、そ
の上部全体が本体カバーで覆われ、該刈取ユニットの先
端の安全カバーの部分で押し倒された草木類をアッパー
カット状で高速回転している前記ハンマーナイフにより
切断して、切断された草木類を前記本体カバーの裏面と
前記ハンマーナイフの先端部とで形成される排出通路を
通して後方に放てきする構成の草刈機において、前記本
体カバーの裏面における前記回転軸の斜前上方に位置す
る部分に間隙規制部材を該回転軸とほぼ平行にして着脱
可能に取り付けて、前記排出通路の間隙を部分的に狭く
したことである。
【0007】
【考案の作用】草木類の刈取直後にその回収を行わなく
て放置しておく場合には、刈取ユニットの上部全体を覆
っている本体カバーにおける回転軸の斜前上方の部分に
間隙規制部材を取り付けると、その厚みに相当する分だ
け、切断された草木類の排出通路の間隙が部分的に狭く
なる。これにより、切断された草木類が間隙規制部材の
部分を通過しにくくなって、その直前の滞留部に滞留す
る時間が長くなり、ハンマーナイフとの切断機会が多く
なる。この結果、最終的にハンマーナイフの後方に放て
きされて排出される草木類の切断長が短くなる。一方、
草木類の刈取直後にその回収を行う場合には、上記間隙
規制部材を使用しない通常の状態で刈取作業を行えばよ
い。この場合には、切断された草木類が上記排出通路を
通過し易くなって、ハンマーナイフの後方に放てきされ
る草木類の切断長は、間隙規制部材を使用する場合より
も長くなる。
て放置しておく場合には、刈取ユニットの上部全体を覆
っている本体カバーにおける回転軸の斜前上方の部分に
間隙規制部材を取り付けると、その厚みに相当する分だ
け、切断された草木類の排出通路の間隙が部分的に狭く
なる。これにより、切断された草木類が間隙規制部材の
部分を通過しにくくなって、その直前の滞留部に滞留す
る時間が長くなり、ハンマーナイフとの切断機会が多く
なる。この結果、最終的にハンマーナイフの後方に放て
きされて排出される草木類の切断長が短くなる。一方、
草木類の刈取直後にその回収を行う場合には、上記間隙
規制部材を使用しない通常の状態で刈取作業を行えばよ
い。この場合には、切断された草木類が上記排出通路を
通過し易くなって、ハンマーナイフの後方に放てきされ
る草木類の切断長は、間隙規制部材を使用する場合より
も長くなる。
【0008】
【実施例】以下、実施例を挙げて本考案を更に詳細に説
明する。なお、上記した「従来の技術」の項目で説明し
た部分と同一部分には、同一符号を付し、重複説明を避
けて本考案の特徴的部分についてのみ説明する。図3
は、間隙規制部材Aの一部を破断した斜視図であり、図
4は、この間隙規制部材Aを刈取ユニットUの側板21
に取り付けた状態の一部を破断した部分平面図であり、
図5は、図4のX−X線断面図である。図3ないし図5
において、この間隙規制部材Aは、一対のパイプ材22
を所定の間隔をおいて平行に配置して、これを鋼板23
で互いに連結した構造である。各パイプ材22と鋼板2
3とは、溶接により固定されており、各パイプ材22の
両端部には、それぞれ短円柱体27が嵌合されて溶接に
より一体に連結されて、各短円柱体27の端面にそれぞ
れ雌ねじ24が形成されている。このようにして、両端
部に短円柱体27が連結されたパイプ材22の長さ
(L)は、刈取ユニットUを構成している相対向する側
板21の内側面の間の間隔に等しくしてある。
明する。なお、上記した「従来の技術」の項目で説明し
た部分と同一部分には、同一符号を付し、重複説明を避
けて本考案の特徴的部分についてのみ説明する。図3
は、間隙規制部材Aの一部を破断した斜視図であり、図
4は、この間隙規制部材Aを刈取ユニットUの側板21
に取り付けた状態の一部を破断した部分平面図であり、
図5は、図4のX−X線断面図である。図3ないし図5
において、この間隙規制部材Aは、一対のパイプ材22
を所定の間隔をおいて平行に配置して、これを鋼板23
で互いに連結した構造である。各パイプ材22と鋼板2
3とは、溶接により固定されており、各パイプ材22の
両端部には、それぞれ短円柱体27が嵌合されて溶接に
より一体に連結されて、各短円柱体27の端面にそれぞ
れ雌ねじ24が形成されている。このようにして、両端
部に短円柱体27が連結されたパイプ材22の長さ
(L)は、刈取ユニットUを構成している相対向する側
板21の内側面の間の間隔に等しくしてある。
【0009】上記した間隙規制部材Aは、図6に示され
るように、刈取ユニットUの上部全体を覆っている本体
カバー8におけるハンマーナイフ6の回転軸5の斜前上
方の部分に取り付けられる。即ち、パイプ材22を上方
にして、これを本体カバー8の裏面に密着させた状態に
して、各パイプ材22の両端部に設けられている雌ねじ
24と、側板21に設けられたボルト挿通穴25に挿通
したボルト26とを螺合させて、各側板21に固定して
いる。これにより、切断された草木類Wが排出される排
出通路11の間隙(T2)は、この間隙規制部材Aを取り
付けない状態における排出通路11の間隙(T1)〔図2
参照〕よりも部分的に狭くなる。
るように、刈取ユニットUの上部全体を覆っている本体
カバー8におけるハンマーナイフ6の回転軸5の斜前上
方の部分に取り付けられる。即ち、パイプ材22を上方
にして、これを本体カバー8の裏面に密着させた状態に
して、各パイプ材22の両端部に設けられている雌ねじ
24と、側板21に設けられたボルト挿通穴25に挿通
したボルト26とを螺合させて、各側板21に固定して
いる。これにより、切断された草木類Wが排出される排
出通路11の間隙(T2)は、この間隙規制部材Aを取り
付けない状態における排出通路11の間隙(T1)〔図2
参照〕よりも部分的に狭くなる。
【0010】草木類の刈取直後にその回収を行わなくて
放置しておく場合には、上記したようにして本体カバー
8の裏面に間隙規制部材Aを取り付けて、ハンマーナイ
フ6の先端と本体カバー8の裏面との間に形成される排
出通路11の間隙を部分的に狭くして刈取作業を行う
と、切断された草木類Wが間隙規制部材Aの部分を通過
しにくくなって、その直前の滞留部12に滞留する時間
が長くなり、これにより切断された草木類Wとハンマー
ナイフ6との切断機会が多くなる。この結果、ハンマー
ナイフ6の後方に放てきされて排出される草木類Wの切
断長が短くなる。また、草木類の刈取直後にその回収を
行う場合には、刈取ユニットUの各側板21に対して間
隙規制部材Aを固定している各ボルト26を緩めて、こ
の間隙規制部材Aを本体カバー8の裏面から取り外して
刈取作業を行う。これによって、通常の使用状態に戻っ
て、間隙規制部材Aを使用する場合に比較すると、切断
された草木類Wが排出通路11を通り易くなって、ハン
マーナイフ6の後方に放てきされる草木類Wの切断長は
長くなる。
放置しておく場合には、上記したようにして本体カバー
8の裏面に間隙規制部材Aを取り付けて、ハンマーナイ
フ6の先端と本体カバー8の裏面との間に形成される排
出通路11の間隙を部分的に狭くして刈取作業を行う
と、切断された草木類Wが間隙規制部材Aの部分を通過
しにくくなって、その直前の滞留部12に滞留する時間
が長くなり、これにより切断された草木類Wとハンマー
ナイフ6との切断機会が多くなる。この結果、ハンマー
ナイフ6の後方に放てきされて排出される草木類Wの切
断長が短くなる。また、草木類の刈取直後にその回収を
行う場合には、刈取ユニットUの各側板21に対して間
隙規制部材Aを固定している各ボルト26を緩めて、こ
の間隙規制部材Aを本体カバー8の裏面から取り外して
刈取作業を行う。これによって、通常の使用状態に戻っ
て、間隙規制部材Aを使用する場合に比較すると、切断
された草木類Wが排出通路11を通り易くなって、ハン
マーナイフ6の後方に放てきされる草木類Wの切断長は
長くなる。
【0011】また、図7に示されるように、ハンマーナ
イフ6の前方から見て奥方に位置するボルト挿通穴25
を長穴状にすると、刈取ユニットUの各側板21に対す
る固定位置を調整できて、ハンマーナイフ6の先端と間
隙規制部材Aとの間の間隙(T'2) の調整が可能となる
利点がある。更に、一対のパイプ材22を鋼板23で一
体に連結した上記間隙規制部材Aは、パイプ材22を使
用しているために、この部分を通過する草木類に対する
抵抗が小さい利点があるが、この間隙規制部材そのもの
は、ハンマーナイフ6の先端と本体カバー8の裏面との
間に形成される草木類の排出通路11の間隙を部分的に
狭くできる機能を有し、しかも簡単に着脱できる構造で
あれば、上記実施例のものに限定されず、いかなる構造
のものであっても構わない。
イフ6の前方から見て奥方に位置するボルト挿通穴25
を長穴状にすると、刈取ユニットUの各側板21に対す
る固定位置を調整できて、ハンマーナイフ6の先端と間
隙規制部材Aとの間の間隙(T'2) の調整が可能となる
利点がある。更に、一対のパイプ材22を鋼板23で一
体に連結した上記間隙規制部材Aは、パイプ材22を使
用しているために、この部分を通過する草木類に対する
抵抗が小さい利点があるが、この間隙規制部材そのもの
は、ハンマーナイフ6の先端と本体カバー8の裏面との
間に形成される草木類の排出通路11の間隙を部分的に
狭くできる機能を有し、しかも簡単に着脱できる構造で
あれば、上記実施例のものに限定されず、いかなる構造
のものであっても構わない。
【0012】
【考案の効果】本考案は、草刈機において、刈取ユニッ
トの上部全体を覆っている本体カバーの裏面における回
転軸の斜前上方に位置する部分に間隙規制部材を該回転
軸とほぼ平行にして着脱可能に取り付けることにより、
ハンマーナイフの先端と前記本体カバーの裏面との間に
形成される草木類の排出通路の間隙を部分的に狭くする
ことができるので、この本体カバーの裏面に対して前記
間隙規制部材を取り付けたり、取り外すという極めて簡
単な手段によって、草木類の切断長を容易に変えること
が可能となる。この結果、草木類の刈取直後にその回収
を行う場合には、その切断長を長くできると共に、その
回収を行わなくて切断された草木類を放置する場合に
は、その切断長を短くできて、草木類の刈取作業は年に
数回行うのに対して、その回収作業は、年に1回程度し
か行わないという、堤防の法面の草木類の刈取作業の実
情に対処できる。
トの上部全体を覆っている本体カバーの裏面における回
転軸の斜前上方に位置する部分に間隙規制部材を該回転
軸とほぼ平行にして着脱可能に取り付けることにより、
ハンマーナイフの先端と前記本体カバーの裏面との間に
形成される草木類の排出通路の間隙を部分的に狭くする
ことができるので、この本体カバーの裏面に対して前記
間隙規制部材を取り付けたり、取り外すという極めて簡
単な手段によって、草木類の切断長を容易に変えること
が可能となる。この結果、草木類の刈取直後にその回収
を行う場合には、その切断長を長くできると共に、その
回収を行わなくて切断された草木類を放置する場合に
は、その切断長を短くできて、草木類の刈取作業は年に
数回行うのに対して、その回収作業は、年に1回程度し
か行わないという、堤防の法面の草木類の刈取作業の実
情に対処できる。
【図1】草刈機の側面図である。
【図2】同じく刈取ユニットUの部分の作用説明図であ
る。
る。
【図3】間隙規制部材Aの一部を破断した斜視図であ
る。
る。
【図4】間隙規制部材Aを刈取ユニットUの側板21に
取り付けた状態の一部を破断した部分平面図である。
取り付けた状態の一部を破断した部分平面図である。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【図6】間隙規制部材Aを取り付けた状態における刈取
ユニットUの部分の作用説明図である。
ユニットUの部分の作用説明図である。
【図7】本体カバー8の裏面に対する間隙規制部材Aの
取付位置が変えられることを示す側面断面図である。
取付位置が変えられることを示す側面断面図である。
A:間隙規制部材 U:刈取ユニット W:草木類 2:ゴムクローラ 5:刈取ユニットの回転軸 6:ハンマーナイフ 8:本体カバー9:安全カバー 11:排出通路 22:パイプ材 23:鋼板
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴムクローラを備えた機体の前部に刈取
ユニットが装着され、該刈取ユニットは、回転軸に多数
本のハンマーナイフが取り付けられて、その上部全体が
本体カバーで覆われ、該刈取ユニットの先端の安全カバ
ーの部分で押し倒された草木類をアッパーカット状で高
速回転している前記ハンマーナイフにより切断して、切
断された草木類を前記本体カバーの裏面と前記ハンマー
ナイフの先端部とで形成される排出通路を通して後方に
放てきする構成の草刈機において、前記本体カバーの裏
面における前記回転軸の斜前上方に位置する部分に間隙
規制部材を該回転軸とほぼ平行にして着脱可能に取り付
けて、前記排出通路の間隙を部分的に狭くしたことを特
徴とする草刈機。 - 【請求項2】 前記間隙規制部材の取付位置を調整可能
にして、該間隙規制部材により狭くされる排出通路の間
隙を調整できるようにしたことを特徴とする請求項1に
記載の草刈機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1040393U JP2521433Y2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 草刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1040393U JP2521433Y2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 草刈機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661020U JPH0661020U (ja) | 1994-08-30 |
JP2521433Y2 true JP2521433Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=11749180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1040393U Expired - Fee Related JP2521433Y2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 草刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521433Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP1040393U patent/JP2521433Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0661020U (ja) | 1994-08-30 |
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