JPH09223938A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH09223938A
JPH09223938A JP8055433A JP5543396A JPH09223938A JP H09223938 A JPH09223938 A JP H09223938A JP 8055433 A JP8055433 A JP 8055433A JP 5543396 A JP5543396 A JP 5543396A JP H09223938 A JPH09223938 A JP H09223938A
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battery
sound signal
voltage
equalizer
control data
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JP8055433A
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English (en)
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Motofumi Hirayama
素史 平山
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電池が消耗しても動作可能な時間を
長くすることのできる電子機器を提供することを目的と
する。 【解決手段】電池2で駆動される電子機器であって、該
電池の出力電圧を検出する電圧検出手段18、19、1
0と、音信号を発生する音信号発生手段11と、該音信
号発生手段からの音信号の周波数特性を、制御データに
応じて変更するイコライザ13と、該電池の出力電圧が
所定値以下になったことが該電圧検出手段で検出された
場合に、該イコライザに所定の制御データを供給して該
音信号発生手段からの音信号の低周波数領域を減衰させ
る制御手段10、とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池を電源として
動作する電子楽器、オーディオ装置、その他の電子機器
に関し、特に電池の出力電圧が低下した場合に、電子機
器の動作可能時間を長くする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電池で動作する電子機器として例
えば小型の電子楽器が知られている。図5は、このよう
な電子楽器の構成の一例を示すブロック図である。この
電子楽器は、電子回路1、電源としての電池2及びスピ
ーカ3を備えている。電池2は、電源投入に伴って電子
回路1の各回路素子に電源電圧Vccを供給する。
【0003】電子回路1は、中央処理装置(以下「CP
U」という)10、音源11、D/A変換器12、イコ
ライザ13、増幅器14、表示インタフェース回路(表
示I/F)16、LED17、分圧回路18及びA/D
変換器19により構成されている。
【0004】CPU10は、電子回路1の全体を制御す
る。このCPU10は、電源電圧Vccが動作可能電圧
より小さくなると、自らを自動的にリセットする機能を
有している。従って、電源電圧Vccが低下して動作可
能電圧より小さくなると、CPU10の動作は自動的に
停止する。このCPU10には、制御プログラム、定
数、その他のデータを記憶したROM、及び、処理され
るデータを一時的に記憶するRAMが含まれている。C
PU10は、RAMをワークエリアとして使用し、RO
Mから読み出した制御プログラムに従って各種処理を行
う。このCPU10には、音源11、表示インタフェー
ス回路16及びA/D変換器19が接続されている。
【0005】音源11は、CPU10からの楽音データ
に基づいてデジタル楽音信号を生成する。このデジタル
楽音信号は、D/A変換器12に供給される。D/A変
換器12は、デジタル楽音信号をアナログ信号に変換す
る。このアナログ楽音信号はイコライザ13に供給され
る。イコライザ13は、アナログ回路で構成されてい
る。このイコライザ13は、D/A変換器12からのア
ナログ楽音信号の周波数特性をスピーカ3の特性に合致
するように変更する。このイコライザ13の出力は増幅
器14に供給される。増幅器14は、イコライザ13か
らのアナログ楽音信号を増幅する。この増幅されたアナ
ログ楽音信号はスピーカ3に供給される。スピーカ3
は、入力されたアナログ楽音信号を音響信号に変換す
る。これにより、スピーカ3から音が発生される。
【0006】表示インタフェース回路16は、CPU1
0からの表示データに基づきLED17を駆動するため
の駆動信号を生成する。この駆動信号は、LED17に
供給される。LED17は、電池が消耗したことを操作
者に警告するための表示器である。このLED17の点
灯/消灯は、表示インタフェース回路16からの駆動信
号によって制御される。
【0007】分圧回路18は抵抗R1及びR2で構成され
ている。この分圧回路18は、電源電圧Vccを抵抗分
割し、A/D変換器19が取り扱うことのできる範囲の
電圧に変換する。この分圧回路18の出力(抵抗R1
2との接続点の出力)はA/D変換器19に供給され
る。分圧回路18からの出力電圧は、電源電圧Vccに
比例したアナログ電圧である。A/D変換器19は、こ
のアナログ電圧をデジタルデータに変換する。このデジ
タルデータは、CPU10に供給される。
【0008】上記の構成において、CPU10は、A/
D変換器19からのデジタルデータを調べることによ
り、電源電圧Vccが境界電圧VTHまで低下したかどう
かを判断する。この境界電圧VTHは、電子回路1に用い
られている各回路素子が動作可能な下限電圧より若干高
い電圧である。換言すれば、境界電圧VTHは、あと僅か
だけ電圧が低下すると、電子回路1が動作不可能になる
という下限電圧より若干高い電圧である。CPU10
は、A/D変換器19からのデジタルデータを調べるこ
とにより電源電圧Vccが境界電圧VTHになったことを
検出すると、表示インタフェース回路16に所定の表示
データを供給する。これにより、LED17が点灯す
る。操作者は、このLED17を見ることにより電池2
が消耗したことを認識し、電池2を交換することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した電池で動作す
る電子楽器では、境界電圧VTHは、電源電圧Vccが境
界電圧VTHより低下してから電子回路1が動作不可能に
なるまでの時間(以下「残り時間」という)が例えば数
分程度となるように設定されている。従って、境界電圧
THを高くすれば、従来より早い時期に電池が消耗した
旨の警告が発せられるので、残り時間を長くすることが
できる。しかしながら、残り時間を長くすると、電池2
が消耗しきらないうちに電池を交換することになり不経
済である。
【0010】また、小型の電子楽器(例えば小型のシン
グルキーボード)では、筺体が小さいので、小型の電池
が使用される。従って、電源容量を大きくすることがで
きない。また、小型の電子楽器では小型のスピーカを使
用せざるを得ないので、低音域を強調するために例えば
エアサスペンション型、或いはアコースティックサスペ
ンション型等といった能率の悪いスピーカが使用され
る。このように、電源容量が小さいにも拘わらず消費電
力が大きい従来の電子楽器においては、残り時間を長く
することは困難であった。
【0011】そこで、本発明は、電池が消耗しても動作
可能な時間を長くすることのできる電子機器を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様の電子機器は、電池で駆動され
る電子機器であって、該電池の出力電圧を検出する電圧
検出手段と、音信号を発生する音信号発生手段と、該音
信号発生手段からの音信号の周波数特性を、制御データ
に応じて変更するイコライザと、該電池の出力電圧が所
定値以下になったことが該電圧検出手段で検出された場
合に、該イコライザに所定の制御データを供給して該音
信号発生手段からの音信号の低周波数領域を減衰させる
制御手段、とを備えて構成されている。
【0013】上記電圧検出手段は、電源電圧をデジタル
データに変換するA/D変換器と、このA/D変換器か
らのデジタルデータの大きさを調べるためのCPUとか
ら構成することができる。電源電圧が、A/D変換器が
取り扱うことのできる大きさを越えている場合は、この
電源電圧を例えば抵抗分割により降圧してA/D変換器
に供給するように構成できる。この電圧検出手段で検出
する電圧値は、上述した境界電圧VTHに対応する値とす
ることができる。
【0014】上記イコライザは、例えば、デジタルの制
御データによって周波数特性を制御できるアナログイコ
ライザを用いることができる。或いはまた、デジタルの
制御データによって制御されるデジタルイコライザを用
いることもできる。
【0015】上記制御手段は、CPUで構成することが
できる。このCPUは、電圧検出手段により所定値以下
の電圧、例えば境界電圧VTH以下の電圧が検出された場
合に、イコライザに対して所定の制御データを送る。こ
の所定の制御データは、イコライザの低周波数領域を減
衰させるためのデータである。
【0016】本発明の第1の態様の電子機器において
は、電源が投入されると、電池からの電源電圧が電子機
器の各部に供給される。この状態で電源電圧が所定値以
下になったことが検出されると、制御手段は、イコライ
ザに所定の制御データを供給する。これにより、イコラ
イザは、音信号発生手段からの音信号の低周波数領域を
減衰させる。このイコライザからの低周波数領域が減衰
された音信号をスピーカに供給すれば、スピーカからは
低音域が減衰された音が発生される。ここで、スピーカ
で消費されるエネルギーの多くは、低音域の音に起因す
ることが知られている。従って、低音域の音を減衰させ
ることにより、電子機器の消費電力が軽減されるので、
電池が消耗した場合であっても、動作可能な時間を長く
することができる。
【0017】本発明の第1の態様の電子機器が電池で駆
動される電子楽器である場合は、該電池の出力電圧を検
出する電圧検出手段と、楽音信号を発生する音源と、該
音源からの楽音信号の周波数特性を、制御データに応じ
て変更するイコライザと、該電池の出力電圧が所定値以
下になったことが該電圧検出手段で検出された場合に、
該イコライザに所定の制御データを供給して該音源から
の楽音信号の低周波数領域を減衰させる制御手段、とを
備えて構成することができる。
【0018】また、本発明の第2の態様の電子機器は、
電池で駆動される電子機器であって、該電池の出力電圧
を検出する電圧検出手段と、音信号を発生する音信号発
生手段と、該音信号発生手段からの音信号のレベルを、
制御データに応じて変更する増幅手段と、該電池の出力
電圧が所定値以下になったことが該電圧検出手段で検出
された場合に、該増幅手段に所定の制御データを供給し
て該音信号発生手段からの音信号のレベルを小さくする
制御手段、とを備えて構成されている。
【0019】本発明の第2の態様の電子機器の電圧検出
手段は、上記第1の態様の電子機器の電圧検出手段と同
様に構成することができる。
【0020】上記増幅手段としては、例えば、デジタル
の制御データによって制御されるデジタル制御増幅器
(以下「DCA」という)を用いることができる。或い
はまた、デジタルの制御データによって増幅率が制御さ
れるアナログの電圧制御増幅器(以下「VCA」とい
う)を用いることもできる。
【0021】上記制御手段は、CPUで構成することが
できる。このCPUは、電圧検出手段により所定値以下
の電圧、例えば境界電圧VTH以下の電圧が検出された場
合に、上記増幅手段に対して所定の制御データを送る。
この所定の制御データは、増幅手段における増幅率を小
さくするためのデータである。
【0022】本発明の第2の態様の電子機器において
は、電源が投入されると、電池からの電源電圧が電子機
器の各部に供給される。この状態で電源電圧が所定値以
下になったことが検出されると、制御手段は、増幅手段
に所定の制御データを供給する。これにより、増幅手段
は、音信号発生手段からの音信号のレベル(振幅)を小
さくする。このレベルが小さくされた音信号をスピーカ
に供給すれば、スピーカからは音量の小さい音が発生さ
れる。従って、電子機器の消費電力が軽減されるので、
電池が消耗した場合であっても、動作可能な時間を長く
することができる。
【0023】本発明の第1の態様に係る電子機器が電池
で駆動される電子楽器である場合は、該電池の出力電圧
を検出する電圧検出手段と、楽音信号を発生する音源
と、該音源からの楽音信号のレベルを、制御データに応
じて変更する増幅手段と、該電池の出力電圧が所定値以
下になったことが該電圧検出手段で検出された場合に、
該増幅手段に所定の制御データを供給して該音源からの
楽音信号のレベルを小さくする制御手段、とを備えて構
成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子機器の実施の
形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。以下にお
いては、電子機器の一例として電子楽器を用いる。な
お、従来例で説明した電子楽器と同一又は相当部分には
同一の符号を付し、その構成及び動作の説明は省略又は
簡略化する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の電子機器に係る電子楽器の構成を示すブロック
図である。この電子楽器の電子回路1に含まれる全ての
回路素子は、例えば4.5V±0.9Vの電源電圧Vc
cで動作するものとする。従って、電池2としては、出
力電圧が4.5Vの電池(例えば1.5Vの電池を3個
直列に接続したもの)が使用される。この電池2として
は、各種の一次電池を使用することができる。
【0026】この電子楽器においては、イコライザ13
として、デジタルの制御データによって周波数特性を制
御できるアナログイコライザを用いられている。このイ
コライザ13は、CPU10からの制御データに応じ
て、入力信号の周波数特性を変更する。このイコライザ
13は、制御データに応じて周波数特性を変更できる点
で、従来例で説明したような、スピーカ3の特性に合致
するように固定的にイコライジングするイコライザと異
なっている。
【0027】実施の形態1における電圧検出手段は、分
圧回路18(抵抗R1及び抵抗R2)、A/D変換器19
及びCPU10により構成されている。CPU10は、
A/D変換器19からのデジタルデータを調べることに
より、電源電圧Vccが境界電圧VTHまで低下したかど
うかを判断する。この境界電圧VTHは、従来例で説明し
たように、電子回路1に用いられている各回路素子が動
作可能な下限電圧より若干高い電圧であり、例えば3.
8Vとすることができる。
【0028】実施の形態1における制御手段は、CPU
10により構成されている。CPU10は、電源電圧V
ccが境界電圧VTHになったことを判断すると、制御デ
ータをイコライザ13に供給する。この制御データは、
入力信号の低音域を減衰させるためのデータである。こ
れにより、イコライザ13は、D/A変換器12からの
アナログ信号の低音域を減衰させて出力する。このよう
に、低音域の音を減衰させることにより、電子機器の消
費電力が軽減されるので、電池2が消耗した場合であっ
ても、動作可能な時間を長くすることができる。
【0029】また、CPU10は、電源電圧Vccが境
界電圧VTHになったことを判断すると、表示インタフェ
ース回路16に所定の表示データを供給する。これによ
り、LED17が点灯する。操作者は、このLED17
を見ることにより電池が消耗したことを知ることができ
る。
【0030】なお、CPU10は、電源電圧Vccが境
界電圧VTHになったことを判断した場合に、音源11に
所定の楽音データを送って所定の音を発音させるように
構成してもよい。この構成によれば、LED17の点灯
に加え、音によっても操作者に注意を喚起することがで
きる。
【0031】また、この実施の形態1では、電池2とし
て、出力電圧が4.5Vの電池を用いたが、これに限定
されない。要は、電子回路1の各回路素子を駆動できる
範囲の電圧を出力できる電池であれば如何なる出力電圧
の電池をも用いることができる。また、境界電圧VTH
3.8Vに限定されず、確保したい残り時間に応じて任
意に決定することができる。
【0032】また、上記イコライザ13の代わりに、ア
ナログイコライザではなく、デジタルの制御データによ
って制御できるデジタルイコライザを用いることがき
る。この場合は、図2に示すように、音源11からのデ
ジタル楽音信号は、イコライザ13Bに供給される。イ
コライザ13Bは、CPU10からの制御データに応じ
て、このデジタル楽音信号の周波数特性を変更する。こ
のイコライザ13Bの出力は、D/A変換器12に供給
される。D/A変換器12は、イコライザ13Bからの
デジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換して増幅器
14に供給する。以後の動作は、従来例で説明した動作
と同じである。
【0033】更に、既にイコライジングされた波形デー
タを予め用意しておき、CPU10によって電源電圧V
ccが境界電圧VTHになったことが判断された場合に、
音源11は、このイコライジングされた波形データを読
み出してデジタル楽音信号を生成するように構成でき
る。この場合は、デジタルの制御データによって制御可
能なイコライザを用いる必要はなく、従来と同様のイコ
ライザを用いることができる。そして、この場合も、上
述した実施の形態1の電子楽器と同様の効果を奏する。
【0034】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2の電子機器に係る電子楽器の構成を示すブロック
図である。この電子楽器ではDCA30の増幅率をCP
U10からの制御データによって制御するようにしてい
る点で、上述した実施の形態1の電子楽器と異なる。
【0035】DCA30は、音源11からのデジタル楽
音信号を、CPUからの制御データに応じて増幅する。
このDCA30は、本発明の第2の態様の電子機器の増
幅手段に対応する。このDCA30の信号はD/A変換
器12に供給される。
【0036】実施の形態2の電圧検出手段は、上記実施
の形態1のそれと同じである。また、制御手段は、CP
U10により構成されている。CPU10は、電源電圧
Vccが境界電圧VTHになったことを判断すると、制御
データをDCA30に供給する。この制御データは、入
力信号の増幅率を小さくするためのデータである。これ
により、DCA30は、音源11からのデジタル楽音信
号のレベル(振幅)が小さくなるように変更して出力す
る。従って、電子機器の消費電力が軽減され、電池が消
耗した場合であっても、動作可能な時間を長くすること
ができる。
【0037】また、CPU10は、上記実施の形態1の
電子楽器の場合と同様に、電源電圧Vccが境界電圧V
THになったことを判断した場合に、LED17を点灯
し、また、所定の音を発音させるように構成することが
できる。
【0038】なお、以上においては、増幅手段として、
デジタルの制御データで制御可能なDCAを用いた場合
について説明したが、デジタルの制御データで制御可能
なVCAを用いることもできる。この場合は、図4に示
すように、音源11からのデジタル楽音信号は、D/A
変換器12に供給される。D/A変換器12は、音源1
1からのデジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換す
る。このアナログ楽音信号は、VCA40に供給され
る。VCA40は、CPU10からの制御データに応じ
て、D/A変換器12からのアナログ信号のレベル(振
幅)が小さくなるように変更する。このVCA40から
のアナログ信号は、増幅器14に供給される。以後の動
作は、従来例で説明した動作と同じである。
【0039】以上説明した実施の形態1ではイコライザ
13又は13Bに所定の制御データを与えることにより
電池の消耗を抑え、実施の形態2では、DCA30又は
VCA40に所定の制御データを与えることにより電池
の消耗を抑えるように構成したが、1つの電子楽器に、
これら実施の形態1及び実施の形態2に示した両技術を
適用してもよい。この構成によれば、更に電池の消耗を
抑えることができるので、残り時間をより長くすること
ができる。
【0040】また、以上の実施の形態では、イコライザ
及び/又は増幅器を制御対象として電池の消耗を抑える
ように構成したが、その他の部品を制御対象として電池
の消耗を抑えることもできる。例えば、CPU10が、
電源電圧Vccが境界電圧VTHになったことを判断した
場合に、LED17に供給する電流を小さくしてLED
17の輝度を下げることにより、電池の消耗を抑えるこ
とができる。
【0041】以上においては、電子機器の一例として、
電子楽器を用いた場合について説明したが、本発明は電
子楽器に限定されることなく、例えばオーディオ装置、
その他の電池で動作する種々の電子機器に適用できるも
のである。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電子機器
の電子機器によれば、電池が消耗しても動作可能な時間
を長くすることのできる電子機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の実施の形態1の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の電子機器の実施の形態1の変形例の構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の電子機器の実施の形態2の構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の電子機器の実施の形態2の変形例の構
成を示すブロック図である。
【図5】従来の電子機器の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 電子楽器 2 電池 3 スピーカ 10 CPU 11 音源 12 D/A変換器 13 イコライザ(アナログ) 13B イコライザ(デジタル) 14 増幅器 16 表示インタフェース回路 17 LED 18 分圧回路 19 A/D変換器 30 デジタル制御増幅器 40 アナログの電圧制御増幅器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池で駆動される電子機器であって、 該電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、 音信号を発生する音信号発生手段と、 該音信号発生手段からの音信号の周波数特性を、制御デ
    ータに応じて変更するイコライザと、 該電池の出力電圧が所定値以下になったことが該電圧検
    出手段で検出された場合に、該イコライザに所定の制御
    データを供給して該音信号発生手段からの音信号の低周
    波数領域を減衰させる制御手段、とを備えたことを特徴
    とする電子機器。
  2. 【請求項2】電池で駆動される電子機器であって、 該電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、 音信号を発生する音信号発生手段と、 該音信号発生手段からの音信号のレベルを、制御データ
    に応じて変更する増幅手段と、 該電池の出力電圧が所定値以下になったことが該電圧検
    出手段で検出された場合に、該増幅手段に所定の制御デ
    ータを供給して該音信号発生手段からの音信号のレベル
    を小さくする制御手段、とを備えたことを特徴とする電
    子機器。
  3. 【請求項3】前記音信号発生手段は音源であり、該音信
    号発生手段で発生される音信号は楽音信号であることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
JP8055433A 1996-02-19 1996-02-19 電子機器 Pending JPH09223938A (ja)

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