JPH09223690A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09223690A
JPH09223690A JP2945196A JP2945196A JPH09223690A JP H09223690 A JPH09223690 A JP H09223690A JP 2945196 A JP2945196 A JP 2945196A JP 2945196 A JP2945196 A JP 2945196A JP H09223690 A JPH09223690 A JP H09223690A
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JP
Japan
Prior art keywords
etching
semiconductor device
layer
manufacturing
insulating layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP2945196A
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English (en)
Inventor
Yoshi Yoshino
好 吉野
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業性が良く、かつ、良好な歩留まりを有する
半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】半導体装置の製造方法において、シリコン
基板1の表面に絶縁層2を形成した後、絶縁層2上にシ
リコン層3を形成する工程と、このシリコン層3の一部
を選択的にエッチングする工程と、このエッチングによ
って除去されたシリコン層3の一部を介して、絶縁層2
の湿式エッチングを適量行い、絶縁層2の一部を残した
状態で湿式エッチングを停止する工程と、残された絶縁
層2の一部をドライエッチングによって除去する工程と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、装置の小型、軽量化のために、サ
ーフェースマイクロマシーニング技術を利用したものが
研究、開発されている。サーフェースマイクロマシーニ
ング技術を用いて例えばシリコンを基板とする半導体装
置を製造する場合、いわゆる宙づり構造を形成するため
に犠牲層のエッチングが行われる。ところが、通常の方
法によってこの宙づり構造を形成すると、エッチング溶
液や洗浄時の水の表面張力によって空間部がなくなって
マイクロ構造の一部が基板等に接着してしまうという問
題がある。そこで、米国特許第5314572号はフォ
トレジストを補強材として用いてこのような問題を解決
することを開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォト
レジストは概して粘度が高いため、通常の方法ではすべ
ての空間部を埋めることができない。そこで、真空引き
を長時間行なうことによってすべての空間部を埋めるこ
とが考えられるが、この場合、作業性が低下するという
問題がある。また、作業性を重視した場合は空間部を埋
める作業が不完全になって歩留まりが悪くなるという問
題が発生する。
【0004】本発明の半導体装置の製造方法はこのよう
な課題に着目してなされたものであり、その目的とする
ところは、作業性が良く、かつ、良好な歩留まりを有す
る半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、犠牲層となる絶縁層の湿式エッチングが適量行
われた後、この絶縁層の一部が残された状態で前記湿式
エッチングが停止され、前記残された絶縁層の一部がド
ライエッチングによって除去される。このような製造方
法によれば、水やフォトレジストを使用しないので水の
表面張力やフォトレジストの性質に起因する問題が発生
しない。したがって、作業性が向上するとともに、歩留
まりも改善される。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、前記絶縁
層のエッチングされていない部分の幅が前記シリコン層
のエッチングされていない部分の幅のほぼ1/3以下に
なったときに、前記湿式エッチングが停止される。この
ような製造方法によれば、請求項1と同等の効果が得ら
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。まず、図1を参照して本実
施形態の概略を説明する。図1において、シリコン基板
1にリンをドープした後、熱酸化によって犠牲層となる
絶縁層としてのPSG膜2を形成し、この後、CVD
(化学気相成長法)によってポリシリコン層3を形成す
る。その後、ポリシリコン層3の必要な部分のみをフォ
トレジストで保護しつつ、その他の部分4をエッチング
によって除去する。次に、フッ酸溶液を用いてエッチン
グされた部分4に対応するPSG膜2の部分5を湿式エ
ッチングする。
【0008】ある程度、例えば、PSG膜2が細いピラ
ー(柱)状になった時点で、当該湿式エッチング作業を
停止し、水洗い、乾燥工程を経たのち、ドライエッチン
グによってPSG膜2を除去する。このようにして宙づ
り構造が形成される。
【0009】上記した製造方法によれば、宙づり構造の
形成時に水やフォトレジストを使用しないので水の表面
張力やフォトレジストの性質に起因する問題が発生しな
い。また、比較的簡単な工程で宙づり構造を形成するこ
とができることより、作業性が良く、かつ、良好な歩留
まりを有する半導体装置の製造方法を提供することがで
きる。
【0010】以下に図2(a)〜2(e)、図3を参照
して、本発明の第1実施形態を詳細に説明する。まず、
図2(a)に示すように、シリコン基板1に対してリン
をドープした後、熱酸化によってPSG膜2を形成し、
その後、CVDによってポリシリコンを堆積させてポリ
シリコン層3を形成する。
【0011】次に、ポリシリコン層3上にフォトレジス
ト4を塗布した後、フォトリソグラフィによってポリシ
リコン層3上の必要な部分のみを保護する(図2
(b))。その後、保護されていないその他の部分に対
応するポリシリコン層3の部分5をエッチングによって
除去する(図2(c))。
【0012】次に、ポリシリコン層3の除去された部分
5を介して、フッ酸溶液を用いてPSG膜2を湿式エッ
チングする。そして、6で示す部分がエッチングされて
PSG膜2がピラー状になったとき、例えば、PSG膜
2のエッチングされていない部分の幅aがポリシリコン
層3の残された部分の幅Aのほぼ1/3以下になったと
きに、当該湿式エッチングを停止して、フォトレジスト
を除去して水洗い、乾燥処理を行なう(図2(d))。
【0013】次に、この状態の半導体装置をドライエッ
チング装置に設置してCHF3 ガス等を導入し、PSG
膜2のピラー部分をエッチングによって除去する。この
ようにして、宙づり構造の半導体装置が形成される(図
2(e))。なお、7で示される部分はアンカとしてシ
リコン基板1と結合されている部分である。
【0014】図3は上記した製造方法によって形成され
た半導体装置の外観斜視図である。図3において、11
はシリコン基板1から浮いている部分である。また、図
示しないが、アンカ7はポリシリコン層3の延長部に位
置してシリコン基板1と結合している。
【0015】以下に本発明の第2実施形態を説明する。
第2実施形態では、図2(a)において、HClを少量
含む酸素雰囲気中で、シリコン基板1を高温酸化して酸
化膜2′を形成した後、CVDによってポリシリコンを
堆積させてポリシリコン層3を形成する。この後の処理
は前記した第1実施形態と同様である。なお、この実施
形態では酸化膜2′のドライエッチングにCF4 +H2
ガスを用いている。
【0016】以下に、本発明の第3実施形態を説明す
る。第3実施形態では、図2(a)において、酸化膜
2′を具備したシリコン基板1と図示せぬ別のシリコン
基板とを高温で熱処理し、貼り合わせ基板を形成する。
後は前記した工程と同様の工程を用いて宙づり構造を形
成する。なお、この実施形態では酸化膜2′のドライエ
ッチングに気相エッチング(Vapour Phase Etching)を
用いた。このエッチングはHFの蒸気を用いるものであ
る。
【0017】図4は本発明を加速度センサに応用した第
4実施形態を示す図である。本実施形態では、N+ ポリ
シリコンにホウ素を拡散させてP層を形成しアイソレー
ションとする。そして、第1実施形態で述べた方法を用
いてポリシリコン層からなる宙づり構造部13を作製す
る。なお、参照数字15、16、17、18で示す部分
はピラー部として残る下基板との固定部である。19は
バネ部として作用する部分である。さらに、参照数字2
0、21、22、23は信号を取り出すための電極部で
ある。
【0018】以上の構成からなる加速度センサは固定部
15と宙づり構造部13の左部、固定部16と宙づり構
造部13の右部との間に、それぞれ空間部(ギャップ)
A、Bを挟んでコンデンサを形成することになる。この
とき、G方向に加速度が働くと宙づり構造部13がG方
向に動き、固定部15との間のギャップAが変化、増加
して容量CA が減少する。
【0019】逆に、固定部16との間のギャップBは減
少して容量CB が増加する。この容量の変化を図5に示
すような回路によって発振させ、周波数として取り出
す。すなわち、発振周波数をカウンタA(30)、カウ
ンタB(31)で各々計数してカウント値NA と、カウ
ント値NB を得、減算部32で2つのカウント値の差
(NA −NB )を求めてこれを出力とする。図6はこの
ときの出力と加速度との関係を示す図である。
【0020】上記した実施形態によれば、宙づり構造の
形成時に水やフォトレジストを使用しないので水の表面
張力やフォトレジストの性質に起因する問題が発生しな
い。したがって、作業性が向上するとともに、歩留まり
も改善される。
【0021】なお、上記した実施形態では、PSG膜2
のエッチングされていない部分の幅aがポリシリコン層
3の残された部分の幅Aのほぼ1/3以下になったとき
に、エッチングを停止するようにしたが、これはポリシ
リコン層3とPSG膜2との間のエッチング選択比に応
じて変更可能である。また、酸化膜としてPSG膜を形
成したが、通常の酸化膜やSiN膜を用いた場合であっ
ても同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の概略を説明するための図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る製造工程を示す図
である。
【図3】第1実施形態による製造方法によって形成され
た半導体装置の外観斜視図である。
【図4】本発明を加速度センサに応用した第4実施形態
を示す図である。
【図5】加速度の大きさを周波数として検出するための
回路の構成を示す図である。
【図6】加速度と出力との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…PSG膜、3…ポリシリコン
層、4…フォトレジスト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造方法において、 半導体基板の表面に犠牲層となる絶縁層を形成した後、
    絶縁層上にシリコン層を形成する工程と、 このシリコン層の一部を選択的にエッチングする工程
    と、 このエッチングによって除去された前記シリコン層の一
    部を介して、前記絶縁層の湿式エッチングを適量行い、
    前記絶縁層の一部を残した状態で前記湿式エッチングを
    停止する工程と、 前記残された絶縁層の一部をドライエッチングによって
    除去する工程と、を具備したことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層のエッチングされていない部
    分の幅が前記シリコン層のエッチングされていない部分
    の幅のほぼ1/3以下になったときに、前記湿式エッチ
    ングを停止することを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
JP2945196A 1996-02-16 1996-02-16 半導体装置の製造方法 Pending JPH09223690A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008519695A (ja) * 2004-11-09 2008-06-12 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド ばね解放ブリッジを備えたマイクロ電気機械(mem)装置およびその製造方法
JP2014213420A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 三菱電機株式会社 マイクロデバイスの製造方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106