JPH0922338A - 操作画面管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作部品の表示態様や種類が多くても、迅
速、かつ、効率的に操作画面を作成・表示することにあ
る。 【構成】 基本的な複数の監視用操作部品の基本図形イ
メージを編集する操作部品エディタ１と、この基本図形
イメージを記録する記録装置２と、この記録装置２によ
って多数の基本図形イメージを保存する標準グラフィッ
クス図形集保存ファイル３と、 記操作部品の表示形態
に関する定義データを記憶する定義ファイル５と、外部
からの指示に基づいて前記図形集保存ファイルから１つ
以上の基本図形イメージを読み出し、定義データを用い
て１つ以上の操作部品を含む操作画面を作成し表示する
インタフェース制御タスク８とを設けた操作画面管理装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は各種の産業用プラン
トの監視制御等に用いられる操作画面を管理表示する操
作画面管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、各種の産業用プラントの監視用操
作画面管理装置は、概念的には図１２に示すように、入
出力操作処理や画面表示処理を実行するインタフェース
制御タスク１０１、画面構築上の取決めデータを記憶す
る画面構成データファイル１０２、このファイル１０２
の画面構成取決めデータを解釈してインタフェース制御
タスク１０１に通知する画面構成制御タスク１０３等が
設けられている。

【０００３】オペレータは、監視用操作画面の表示に先
立ち、キーボード１０４から監視用操作画面の表示要求
を行うと、対応する画面構成制御タスク１０３が起動さ
れる。ここで、画面構成制御タスク１０３は、定義され
ている表示内容に基づいてファイル１０２の画面構成取
決めデータを解釈しながらインタフェース制御タスク１
０１に通知し、画面表示を依頼する。インタフェース制
御タスク１０１は、結果として画面構成制御タスク１０
３の画面構成取決めデータに従ってＣＲＴ表示部１０５
に監視用操作画面を表示することになる。

【０００４】なお、オペレータによる操作画面上の操作
部品の選択は、タッチパネル１０６またはマウス１０７
を用いて行われる。また、データの入力は、ある操作部
品が選択されたことをきっかけにインタフェース制御タ
スク１０１から画面構成制御タスク１０３に通知され、
これに応じて画面構成制御タスク１０３がインタフェー
ス制御タスク１０１を経由してデータ入力タスク１０８
に通知する。通知を受けたデータ入力タスク１０８は、
インタフェース制御タスク１０１に対し、データ入力用
ウィンドウ表示およびキーボード１０４からのデータ入
力の配送を依頼する。ここで、オペレータがキーボード
１０４よりデータを入力すると、この入力データはイン
タフェース制御タスク１０１を経由して画面構成制御タ
スク１０３に送られ、画面構成に用いられる。

【０００５】次に、プロセスデータのような変動データ
の表示について説明する。プラントの動作状態を監視制
御する場合、所定の周期ごとに伝送部１０９を経由して
時々刻々変動するプロセス変動データを取り込み、デー
タメモリ１１０に時系列的に記憶する。この状態におい
てデータメモリ１１０の変動データを数値やグラフで表
示する場合、画面構成制御タスク１０３がデータメモリ
１１０の変動データを繰り返し読み取り、グラフィック
スデータに変換して表示するようにインタフェース制御
タスク１０１に要求する。インタフェース制御タスク１
０１は、要求に応じて変動データをグラフィックスデー
タに変換して表示する。

【０００６】なお、監視用操作画面内に表示される例え
ば計器などを表す操作部品は、画面構成制御タスク１０
３を作成する際にその部品表示態様と表示用プログラム
とを取り込むことにより認識できるようなっている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような操作画面管理装置では、次のような問題点が指摘
されている。画面構成制御タスク１０３は、画面構成デ
ータファイル１０２の画面構成取決めデータを解釈する
構成となっているが、操作画面の表示態様などを変更す
るとき、操作部品の表示態様データや表示用プログラム
を取り込み直さなければならないこと。例えば操作部品
（監視用計器）を角形から丸形に表示変更するとき、角
形計器とは別に丸形計器とするためのデータや表示用プ
ログラムを用意しなければならない。

【０００８】しかし、このとき、同時に種々の不具合な
データも取り込むことが多くなってトラブルを起こす原
因ともなり、また、同一操作部品でも異なる表示態様の
画面数が多くなればなるほど、操作部品を再作成すると
きに時間がかかる。また、操作部品の種類が多くなれば
なるほど、操作部品の画面構成処理の複雑さが増えてく
る。さらに、同じ形状の操作部品を表示する場合でも、
何度も表示プログラムを実行する必要があり、処理の煩
雑さが否めない。

【０００９】また、監視用操作画面を作成・表示する場
合、操作および表示が必要になるが、これら操作処理お
よび表示処理の大半がインタフェース制御タスク１０１
に集中しているので、操作処理と表示処理が相互に抑制
し合う仕組みとなっている。例えば画面構成制御タスク
１０３から頻繁に変動データの更新表示要求がインタフ
ェース制御タスク１０１に送られると、このインタフェ
ース制御タスク１０１は、その大部分の処理が更新表示
に費やされ、オペレータが必要に応じて行う操作処理が
完全に妨げられ、オペレータ操作に対する応答性が遅く
なる問題がある。

【００１０】請求項１に記載される発明は、操作画面の
表示態様を変更する際に、迅速、かつ、効率的に再作成
可能とする操作画面管理装置を提供することにある。請
求項２，３に記載される発明は、操作および表示を個々
に独立的に処理可能とし、よって操作に対する迅速性，
かつ，操作および表示を円滑に行いうる操作画面管理装
置を提供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１に対応する発明は、複数の基本的な監視用
操作部品の基本図形イメージを編集し保存する標準グラ
フィックス図形作成手段と、前記操作部品を表示するた
めの定義データを記憶する定義データ記憶手段と、外部
からの入力要求に基づいて前記標準グラフィックス図形
作成手段から１つ以上の基本図形イメージを読み出し、
前記定義データを用いて前記１つ以上の操作部品を含む
操作画面を作成し表示するインタフェース制御タスクと
を設けた操作画面管理装置である。

【００１２】従って、以上のような手段を講じることに
より、予め図形エディタを用いて監視用操作画面に必要
な基本的な多数の監視用操作部品の基本図形イメージを
編集し保存するので、機能について同一種類中の異なる
表示態様の操作部品や異なる種類の操作部品の基本図形
イメージを組み合わせて操作画面を構築可能であり、操
作部品の表示態様を変更した場合でも迅速に操作画面を
作成でき、また操作部品の表示態様を変更する度に特別
な表示プログラムを必要とせずに操作画面を作成でき、
操作画面を効率的に作成できる。

【００１３】次に、請求項２に対応する発明は、外部か
らの入力操作に基づいて画面構成制御タスクから画面構
築上の取決めデータの解釈データを受けて操作画面を表
示するインタフェース制御タスクと、このインタフェー
ス制御タスクから依頼を受けて変動データの数値やグラ
フを更新表示する専用の更新表示制御タスクとを設け、
前記インタフェース制御タスクによる入力操作処理と前
記更新表示制御タスクによる更新表示処理とを独立して
行う操作画面管理装置である。

【００１４】さらに、請求項３に対応する発明は、複数
の基本的な監視用操作部品の基本図形イメージを編集し
保存する標準グラフィックス図形作成手段と、前記操作
部品を表示するための定義データを記憶する定義データ
記憶手段と、画面構築上の取決めデータを記憶する画面
構成データ記憶手段と、外部からの入力操作に基づいて
前記画面構成データ記憶手段に記憶される画面構築上の
取決めデータを解釈する画面構成制御タスクと、この画
面構成制御タスクからの解釈データに基づいて前記標準
グラフィックス図形作成手段に保存される基本図形イメ
ージに関係する操作部品その他の基本図形イメージ以外
の操作部品を含む操作画面を作成・表示し、かつ、更新
表示依頼を出力するインタフェース制御タスクと、この
インタフェース制御タスクからの更新表示依頼を受け
て、変動データを数値またはグラフに変換して更新表示
する更新表示制御タスクとを設けた操作画面管理装置で
ある。 従って、請求項２，３の手段によれば、入力操
作を受け付けて操作画面を表示するインタフェース制御
タスクと、変動データの数値やグラフを更新表示する更
新表示制御タスクとをそれぞれ独立させたことにより、
入力操作処理と更新表示処理とを独立して行うことがで
き、インタフェース制御タスクの負担を軽減化でき、か
つ、入力操作処理と更新表示処理とを相互に抑制せずに
円滑に進めることができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】

（第１の実施の形態）図１は請求項１に係わる操作画面
管理装置の一実施形態を示す機能構成図である。

【００１６】この操作画面管理装置は、予め基準となる
操作部品の基本図形イメージ集を作成し、この基本図形
イメージに基づいて容易に操作画面を実現することにあ
り、以下、その構成について説明する。

【００１７】この操作画面管理装置は、大きく分ける
と、例えば監視用操作画面に用いられる基本図形イメー
ジを編集して保存する標準グラフィック図形作成手段
と、この図形作成手段によって編集保存された基本図形
イメージを幾つか組み合せることにより操作部品の機能
表現を行い、この操作部品を幾つか組み合わせることに
より、操作画面の機能表現を行って表示可能とする操作
画面構築手段とによって構成されている。

【００１８】前記標準グラフィック図形作成手段は、図
形作成ツールを用いて操作部品を表示するのに必要な基
本図形イメージを編集する操作部品エディタ１と、この
操作部品エディタ１で編集され作成された基本図形イメ
ージにインデックスを付けて記録処理を行う記録装置２
と、この記録装置２の記録処理に基づいて多数の基本図
形イメージデータを保存する標準グラフィック図形集保
存ファイル３とが設けられている。

【００１９】前記操作画面構築手段は、基本図形イメー
ジの組み合わせにより操作部品を構成するための定義デ
ータを記憶する定義ファイル４と、前記組み合わせ指示
を受けて標準グラフィックス図形集保存ファイル３から
幾つかの基本図形イメージを読み出し、前記定義ファイ
ル４の定義データに従って操作部品の表現を行うことに
より操作画面を構築し、画像メモリ５に格納した後、Ｃ
ＲＴ表示部６に表示するインタフェース制御タスク７と
が設けられている。

【００２０】この定義ファイル４は、記録した基本図形
イメージの組み合わせを考慮して、操作部品エディタ１
で作成する。インタフェース制御タスク７は、定義ファ
イル４の情報を読み込み、操作部品作成処理で参照す
る。

【００２１】次に、以上のような装置の動作について説
明する。先ず、標準グラフィック図形作成手段において
は、図２に示すように操作部品エディタ１から操作部品
を表示するのに必要な基本図形イメージが入力されたか
否かを判断し（Ｓ０）、基本図形イメージが入力されて
いる場合には、記録装置２では、基本図形イメージを作
成し、必要に応じて変更し（Ｓ１）、容易に読み出し可
能なようにインデックス（部品番号）および必要なファ
イル名（種別）を付け、標準グラフィック図形集保存フ
ァイル３に保存する（Ｓ２）。そして、イメージ入力終
了か否かを判断し（Ｓ３）、終了でない場合にはステッ
プＳ１に戻って次の基本図形イメージを作成する。

【００２２】一方、前記ステップＳ０において基本図形
イメージが入力されていないと判断したとき、操作部品
の定義ファイル４の定義データを作成し、必要に応じて
変更し（Ｓ４）、定義ファイル４に保存する（Ｓ５）。
つまり、操作部品の構成を管理する定義フアィル４は、
基本図形イメージ作成後にそれらの組み合わせを考慮し
て作成される。そして、操作部品エディタ１の編集処理
が終了か否かを判断し、終了でない場合にはステップＳ
０に戻って上記一連の処理を繰り返し実行する。図３は
インデックスおよび基本図形イメージデータのテーブル
化して保存する例を示す図、図４は基本図形イメージの
組み合わせで構成される操作部品の管理テーブルの例を
示す図である。

【００２３】以上のようにして多数の基本図形イメージ
をファイル３に保存した後、装置起動時または操作画面
の構築時、操作部品を構築するために定義ファイル４を
参照し、基本図形イメージのインデックスまたはファイ
ル名を確認して、インタフェース制御タスク７は、イン
デックスまたはファイル名に基づいて標準グラフィック
ス図形集保存ファイル３から必要な基本図形イメージを
読み込んだ後、これら基本図形イメージについて例えば
図４に示すような定義ファイル４の定義データに従って
操作部品を作成し、画像メモリ５等に格納した後、ＣＲ
Ｔ表示部６に表示する。

【００２４】従って、以上のような構成によれば、操作
部品エディタ１を用いて簡単に例えばプラントの監視上
必要な大部分の操作部品の基本図形イメージを作成・編
集して保存することができ、これにより従来のように画
面構成制御タスクの力を借りずに必要なときに所要とす
る操作部品をＣＲＴ表示部６に表示できる。しかも、定
義ファイル４に複数の基本図形イメージの組み合わせ指
示を行えば、インタフェース制御タスク７はその指定内
容に基づいて関連ある基本図形イメージを読み出し、複
数の操作部品を表現できる。よって、これら操作部品を
組み合わせた操作画面を作成できる。 （第２の実施の形態）図５は請求項２，３に係わる操作
画面管理装置の一実施形態を示す機能構成図である。

【００２５】この操作画面管理装置の一実施例は、オペ
レータからの入力操作処理と更新表示処理とを独立して
行なうことにあり、具体的にはる第１の実施形態と同様
に操作部品エディタ１、記録装置２および標準グラフィ
ック図形集保存ファイル３を有する標準グラフィック図
形作成手段、この図形作成手段によって作成保存された
基本図形イメージを幾つか組み合せることにより操作部
品の機能表現を行い、これを組み合わせて表示する操作
画面構築手段の他、新たに画面構成取決めデータを用い
て操作画面を作成し表示する画面作成表示手段と、画面
の更新表示を行う画面更新手段とが設けられている。

【００２６】前記画面作成表示手段は、画面構築上の取
決めデータを記憶する画面構成データファイル１１と、
このファイル１１の画面構成データである画面構築上の
取決めデータを解釈する画面構成制御タスク１２と、こ
の画面構成制御タスク１２によって解釈された取決めデ
ータの通知を受けて操作部品等による操作画面をＣＲＴ
表示部６に表示するインタフェース制御タスク７とが設
けられている。

【００２７】前記画面更新手段は、プラントの各種プロ
セス変動データを取り込む伝送部１３と、この伝送部１
３で取り込んだプロセス変動データを記憶するデータメ
モリ１４と、各種入力機器１５，１６，１７の操作によ
って生ずる更新表示要求に基づき、或いはプロセス変動
データのごとき所定の周期で更新するデータを表示する
とき、それら数値やグラフの更新表示を依頼するインタ
フェース制御タスク７と、このタスク７からの更新表示
要求を受けてデータメモリ１４のプロセス変動データを
周期的に読み取って操作画面が終了するまでの間、前記
数値やグラフをＣＲＴ表示部６に更新表示する更新表示
制御タスク１８とが設けられている。

【００２８】また、キーボード１５、タッチパネル１６
およびマウス１７は操作に用いられる。次に、以上のよ
うな装置の動作について特に更新表示を含む画面表示に
ついて図５を参照して説明する。

【００２９】装置の立ち上げ時、オペレータはキーボー
ド１５等から操作画面の起動操作を行うと、画面構成制
御タスク１２が起動される。ここで、画面構成制御タス
ク１２は図６に示すような処理を実行する。すなわち、
画面構成制御タスク１２は、ファイル１１から起動操作
時に必要とする画面構成データを参照し、この画面構成
データである画面構築上の取決めデータから画面構成を
確認し（ＳＴ１１）、どの操作部品をどこに配置表示す
るか、さらには更新表示用関連データがどの記憶要素な
いし記憶エリアに存在するか等の情報をインタフェース
制御タスク７に通知する（ＳＴ１２）。以後、画面構成
制御タスク１２は、ステップＳＴ１３による画面の終了
操作があるまでの間、オペレータの操作指示に従って所
定の処理を実行する（ＳＴ１４）。

【００３０】一方、ステップＳＴ１３において画面の終
了と判断したとき、インタフェース制御タスク７に画面
終了を通知する（ＳＴ１５）。このインタフェース制御
タスク７は、図７に示すように画面構成制御タスク１２
から画面起動に伴なう操作部品をどのように表示するか
情報の通知を受けたか否かを判断し（ＳＴ２１）、ここ
で通知を受けていると判断されたとき、どの操作部品を
どこに表示するかを確認し（ＳＴ２３）、この確認内容
に従って操作部品をＣＲＴ表示部７に表示する（ＳＴ２
４）。

【００３１】引き続き、更新表示に必要な関連データが
どこにあるか、かつ、何れの操作部品に対して更新表示
を行えばよいのかについて更新表示制御タスク１８に通
知した後（Ｓ２５）、ステップＳＴ２６による画面の終
了通知有りと判断するまで、キーボード１５，タッチパ
ネル１６およびマウス１７などの操作終了を画面制御タ
スク１２に通知する。ここで、画面構成制御タスク１２
は、操作に対する必要な処理を行ない、その処理結果を
インタフェース制御タスク７に通知する（ＳＴ２７）。

【００３２】次に、更新表示制御タスク１８による画面
更新表示について図８を参照して説明する。更新表示制
御タスク１８は、インタフェース制御タスク７から更新
表示に必要なデータがどこにあるかの通知を受けると
（ＳＴ３１，ＳＴ３２）、この通知内容から更新表示に
必要なプロセス変動データがどこにあるか、また何の操
作部品について行なうかを確認する（ＳＴ３３）。つま
り、更新表示用のデータが例えばデータメモリ１４にあ
り、かつ、操作部品としてグラフの形で行なうかを確認
する。

【００３３】このようにしてデータメモリ１４のあるプ
ロセス変動データについてグラフ表示とするが、以後、
画面終了の通知があるまでの間（ＳＴ３４）、プロセス
変動データを周期的に読み出し、グラフなどに変換した
後、ＣＲＴ表示部６に更新表示を行なう（ＳＴ３５）。
この更新表示制御タスク１８はシステムの終了通知があ
るまで更新表示を継続する（ＳＴ３２）。

【００３４】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、標準グラフィック図形集保存ファイル３の基本図形
イメージ以外に、画面構成制御タスク１２が画面構成デ
ータファイル１１の画面構成データを用いて操作画面の
機能に対応する操作部品を構成し、インタフェース制御
タスク７を介してＣＲＴ表示部６に表示でき、またタッ
チスイッチ等１５，１６，１７を用いて操作部品を介し
て監視操作を行なうことができ、操作部品に対する監視
操作のオペレーションが実現できる。

【００３５】さらに、数値やグラフなどの更新表示に際
し、インタフェース制御タスク７の更新表示要求および
更新関連データの所在通知に基づき、更新表示制御タス
ク１８が数値やグラフを繰り返し更新表示でき、これに
よりオペレータによる操作およびインタフェース制御タ
スク７から完全に独立した状態となり、操作と表示の分
離化を図ることができ、ひいてはオペレータが行なう操
作に対する応答性を速めることができる。 （その他の実施の形態）この実施形態装置は、第２の実
施の形態（図５）と同様な構成を有する。

【００３６】図９は、第３の実施の形態の機能を模式的
に表した図であり、具体的には入力項目に対するインタ
フェース制御タスク７の切り替えの仕組みを表した図で
ある。

【００３７】先ず、入力項目に対するインタフェース制
御タスク７の切り替え条件例を述べる。インタフェース
制御タスク７は、図７のステップＳＴ２１で起動操作に
対応して画面構成制御タスク１２から画面構成に必要な
条件データの通知を受けると、この画面構成に係わる条
件データに従ってＣＲＴ表示部６に例えば図１０に示す
ように例えば時系列的なプラントデータ（イ）やグラフ
（ロ）等を表示し、同時に複数の操作ボタン２１ａ，２
１ｂ，…が表示されたとする。ここで、例えば操作ボタ
ン２１ａはデータ入力用、操作ボタン２１ｂは画面切替
用のごとき、各ボタンごとに異なる機能をもっている。

【００３８】この画面構成制御タスク１２から画面構成
に係わる条件データの通知の下に表示される操作ボタン
２１ａ，２１ｂ，…は、各操作ボタン１つにつき、デー
タ入力ウインドウ２２か入力データ配送先２３に割り当
てられる関係となっている。この入力データ配送先２３
には画面構成制御タスク１２と指定格納場所２４とがあ
るが、インタフェース制御タスク７は、画面構成制御タ
スク１２からの画面起動時の通知に従って何れかを選択
する。

【００３９】そして、インタフェース制御タスク７は、
複数の操作ボタン２１ａ，２１ｂ，…による操作に対し
て排他選択を行なう一方、この選択された操作ボタンに
対応するデータ入力ウインドウとキーボード１５とが１
対１に対応づけられるようになっている。

【００４０】次に、この図９に係わる模式図に関する動
作について図１１を参照して説明する。なお、図１１
は、図７のステップＳＴ２７の処理過程の中で操作ボタ
ンが選択されたときに対応する処理フローである。

【００４１】インタフェース制御タスク７は、何れの操
作ボタンが押されたかを確認し（ＳＴ４１）、データ入
力か否かを判断する（ＳＴ４２）。例えばデータ入力用
操作ボタン２１ａが押されたとき、データが入力される
と判断し、データ入力用操作ボタン２１ａと対応関係に
あるデータ入力ウインドウ２２ａを表示し（ＳＴ４
３）、キーボード１５と入力ウインドウ２２ａとが１対
１に対応付けられる。

【００４２】ここで、キーボード１５からキーデータを
入力すると（ＳＴ４４）、データ入力操作の区切りを表
すエンターキーの入力があるまでキー入力操作の状態で
管理する（ＳＴ４５，ＳＴ４６）。そして、ある意味の
あるデータが入力され、エンターキーが押されると、画
面構成制御タスク１２からの指示に基づいて指定格納場
所２４の所定のメモリエリアに入力データを格納し（Ｓ
Ｔ４７）、入力ウインドウ２２ａを消去する（ＳＴ４
８）。また、ステップＳＴ４２において例えば切替用入
力ボタン２１ｂが押された場合にはキーボード４による
データ入力なしと判断し、画面構成制御タスク１２に対
して切替用の入力ボタン２１ｂが操作されたことを通知
する（ＳＴ４９）。

【００４３】ここで、画面構成制御タスク１２は、この
切替操作に対応する画面構成データファイル１１を読み
出してデータを解釈し、インタフェース制御タスク７に
対して画面表示を再度依頼する。インタフェース制御タ
スク８は、画面構成制御タスク１２からの新たな依頼内
容に基づいた操作画面をＣＲＴ表示部に表示する。この
実施形態の装置においても、操作と表示の各処理を個々
にスムーズに行うことができる。

【００４４】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項１の発明において
は、予め基本的な多数の監視用操作部品の基本図形イメ
ージを編集し保存しているので、操作部品の表示態様や
種類が多くても、迅速、かつ、効率的に操作画面を作成
・表示できる。

【００４５】請求項２，３に記載される発明は、操作お
よび表示を個々に独立的に処理可能としているので、操
作に対する迅速性および更新表示を円滑に行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 請求項１に係わる操作画面管理装置の一実施
例を示す構成図。

【図２】 操作部品を定義するための動作流れ図。

【図３】 多数の基本図形イメージのデータ配列例を示
す図。

【図４】 基本図形イメージから操作部品を作成するた
めの定義データの配列例を示す図。

【図５】 請求項２，３に係わる操作画面管理装置の一
実施例を示す構成図。

【図６】 図５に示す画面構成制御タスクの動作流れ
図。

【図７】 図５に示すインタフェース制御タスクの動作
流れ図。

【図８】 図５に示す更新表示制御タスクの動作流れ
図。

【図９】 入力操作に対するインタフェース制御タスク
の切替えの仕組みを説明する図。

【図１０】 インタフェース制御タスクによる操作処理
時の操作画面の一例図。

【図１１】 インタフェース制御タスクの切替え処理動
作を説明する図。

【図１２】 従来の操作画面管理装置を説明する構成
図。

【符号の説明】

１…操作部品エディタ、３…標準グラフィックス図形集
保存ファイル、４…キーボード、５…定義フアィル、７
…ＣＲＴ表示部、８…インタフェース制御タスク、９…
タッチパネル、１０…マウス、１１…画面構成データフ
アィル、１２…画面構成制御タスク、１７…変動データ
等を記憶するデータメモリ、１８…更新表示制御タス
ク。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の基本的な監視用操作部品の基本図
   形イメージを編集し保存する標準グラフィックス図形作
   成手段と、 前記操作部品を表示するための定義データを記憶する定
   義データ記憶手段と、 外部からの要求に基づいて前記標準グラフィックス図形
   作成手段から１つ以上の基本図形イメージを読み出し、
   前記定義データを用いて前記１つ以上の操作部品を含む
   操作画面を作成し表示するインタフェース制御タスク
   と、 を備えたことを特徴とする操作画面管理装置。
2. 【請求項２】 外部からの入力操作に基づいて画面構成
   制御タスクから画面構築上の取決めデータの解釈データ
   を受けて操作画面を表示するインタフェース制御タスク
   と、このインタフェース制御タスクから依頼を受けて変
   動データの数値やグラフを更新表示する専用の更新表示
   制御タスクとを設け、前記インタフェース制御タスクに
   よる入力操作処理と前記更新表示制御タスクによる更新
   表示処理とを独立して行うことを特徴とする操作画面管
   理装置。
3. 【請求項３】 複数の基本的な監視用操作部品の基本図
   形イメージを編集し保存する標準グラフィックス図形作
   成手段と、 前記操作部品を表示するための定義データを記憶する定
   義データ記憶手段と、 画面構築上の取決めデータを記憶する画面構成データ記
   憶手段と、 外部からの入力操作に基づいて前記画面構成データ記憶
   手段に記憶される画面構築上の取決めデータを解釈する
   画面構成制御タスクと、 この画面構成制御タスクからの解釈データに基づいて前
   記標準グラフィックス図形作成手段に保存される基本図
   形イメージに関係する操作部品その他の基本図形イメー
   ジ以外の操作部品を含む操作画面を作成・表示し、か
   つ、更新表示依頼を出力するインタフェース制御タスク
   と、 このインタフェース制御タスクからの更新表示依頼を受
   けて、変動データを数値またはグラフに変換して更新表
   示する更新表示制御タスクと、 を備えたことを特徴とする操作画面管理装置。