JPH09222708A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料Info
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- JPH09222708A JPH09222708A JP3067696A JP3067696A JPH09222708A JP H09222708 A JPH09222708 A JP H09222708A JP 3067696 A JP3067696 A JP 3067696A JP 3067696 A JP3067696 A JP 3067696A JP H09222708 A JPH09222708 A JP H09222708A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silver halide
- group
- halide emulsion
- emulsion layer
- sensitive silver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】生保存性、露光時の湿度依存性、発色性、色再
現性に優れ、しかも処理変動性に優れたハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料を提供する。 【解決手段】支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑
感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層
を含む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層
に下記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエロ
ーカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハ
ロゲン化銀乳剤層に下記一般式〔S−I〕で表される化
合物の少なくとも一種を含有するハロゲン化銀カラー写
真感光材料。 〔式中、RA、RB及びRCはアルキル基を表し、
RE、RF及びRGは各々水素原子、アルキル基又はア
ルコキシル基を表す。〕 〔式中、RA及びRCはアルキル基を表し、RDはハロ
ゲン原子を表し、RE、RF及びRGは各々水素原子、
アルキル基又はアルコキシル基を表す。〕
現性に優れ、しかも処理変動性に優れたハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料を提供する。 【解決手段】支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑
感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層
を含む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層
に下記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエロ
ーカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハ
ロゲン化銀乳剤層に下記一般式〔S−I〕で表される化
合物の少なくとも一種を含有するハロゲン化銀カラー写
真感光材料。 〔式中、RA、RB及びRCはアルキル基を表し、
RE、RF及びRGは各々水素原子、アルキル基又はア
ルコキシル基を表す。〕 〔式中、RA及びRCはアルキル基を表し、RDはハロ
ゲン原子を表し、RE、RF及びRGは各々水素原子、
アルキル基又はアルコキシル基を表す。〕
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン化銀カラー
写真感光材料に関し、詳しくは感光材料の生保存性、露
光時の湿度依存性、発色性、色再現性に優れ、しかも処
理変動性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料に関
する。
写真感光材料に関し、詳しくは感光材料の生保存性、露
光時の湿度依存性、発色性、色再現性に優れ、しかも処
理変動性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料に関
する。
【0002】
【従来の技術】直接鑑賞用に供されるハロゲン化銀写真
感光材料、例えばカラー印画紙等に於いては、色素画像
を形成する発色剤として、通常イエローカプラー、マゼ
ンタカプラー及びシアンカプラーの組み合わせが用いら
れる。これらのカプラーに対しては得られる色素画像に
おける色再現性、発色性及び画像保存性等の基本的性能
が要求されるが、特に近年、対象物の本来の色を忠実に
再現すべく色再現性向上に対する要望がユーザー側から
高まっている。
感光材料、例えばカラー印画紙等に於いては、色素画像
を形成する発色剤として、通常イエローカプラー、マゼ
ンタカプラー及びシアンカプラーの組み合わせが用いら
れる。これらのカプラーに対しては得られる色素画像に
おける色再現性、発色性及び画像保存性等の基本的性能
が要求されるが、特に近年、対象物の本来の色を忠実に
再現すべく色再現性向上に対する要望がユーザー側から
高まっている。
【0003】イエローカプラーとしては、例えば米国特
許2,778,658号、同2,875,057号、同
2,908,573号、同3,227,155号、同
3,227,550号、同3,253,924号、同
3,265,506号、同3,277,155号、同
3,341,331号、同3,369,895号、同
3,384,657号、同3,408,194号、同
3,415,652号等に記載のものが知られている
が、カブリ、発色性及び色再現性を同時に満足するもの
はなかった。
許2,778,658号、同2,875,057号、同
2,908,573号、同3,227,155号、同
3,227,550号、同3,253,924号、同
3,265,506号、同3,277,155号、同
3,341,331号、同3,369,895号、同
3,384,657号、同3,408,194号、同
3,415,652号等に記載のものが知られている
が、カブリ、発色性及び色再現性を同時に満足するもの
はなかった。
【0004】また近年、カラー撮影用及びプリント用感
光材料においてはそのプリント工程及び現像処理工程が
短縮迅速化されてきており、処理において安定であるこ
とがますます強く要求されるようになっている。
光材料においてはそのプリント工程及び現像処理工程が
短縮迅速化されてきており、処理において安定であるこ
とがますます強く要求されるようになっている。
【0005】特に連続処理時における処理液成分の濃度
変化に伴う写真性能変化は、迅速処理化で益々大きな問
題となっている。
変化に伴う写真性能変化は、迅速処理化で益々大きな問
題となっている。
【0006】しかしながら、これを満足するハロゲン化
銀写真感光材料は未だ見出されてないのが実情である。
銀写真感光材料は未だ見出されてないのが実情である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、感光
材料の生保存性、露光時の湿度依存性、発色性、色再現
性に優れ、しかも処理変動性に優れたハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料を提供することにある。
材料の生保存性、露光時の湿度依存性、発色性、色再現
性に優れ、しかも処理変動性に優れたハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成された。
記構成により達成された。
【0009】(1) 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳
剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化
銀乳剤層を含む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化
銀乳剤層に下記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表され
るイエローカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該
青感性ハロゲン化銀乳剤層に下記一般式〔S−I〕で表
される化合物の少なくとも一種を含有することを特徴と
するハロゲン化銀カラー写真感光材料。
剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化
銀乳剤層を含む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化
銀乳剤層に下記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表され
るイエローカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該
青感性ハロゲン化銀乳剤層に下記一般式〔S−I〕で表
される化合物の少なくとも一種を含有することを特徴と
するハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0010】
【化7】
【0011】〔式中、RA、RB及びRCはアルキル基を
表し、RE、RF及びRGは各々水素原子、アルキル基又
はアルコキシル基を表す。〕
表し、RE、RF及びRGは各々水素原子、アルキル基又
はアルコキシル基を表す。〕
【0012】
【化8】
【0013】〔式中、RA及びRCはアルキル基を表し、
RDはハロゲン原子を表し、RE、RF及びRGは各々水素
原子、アルキル基又はアルコキシル基を表す。〕
RDはハロゲン原子を表し、RE、RF及びRGは各々水素
原子、アルキル基又はアルコキシル基を表す。〕
【0014】
【化9】
【0015】〔式中、R40、R50及びR60は各々脂肪族
基又は芳香族基を表し、l、m及びnは各々0又は1を
表す。但しl、m及びnは同時に1であることはな
い。〕 (2) 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性
ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層に上
記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエローカ
プラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層に下記一般式〔S−II〕で表される化合物
の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲン
化銀カラー写真感光材料。
基又は芳香族基を表し、l、m及びnは各々0又は1を
表す。但しl、m及びnは同時に1であることはな
い。〕 (2) 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性
ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層に上
記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエローカ
プラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層に下記一般式〔S−II〕で表される化合物
の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲン
化銀カラー写真感光材料。
【0016】一般式〔S−II〕 RA−NHSO−RB 〔式中、RA及びRBは各々水素原子、アルキル基、シク
ロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、ア
ルキニル基、アリール基、複素環基、アルコキシ基、ア
リールオキシ基、複素環オキシ基、又は
ロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、ア
ルキニル基、アリール基、複素環基、アルコキシ基、ア
リールオキシ基、複素環オキシ基、又は
【0017】
【化10】
【0018】を表す。ここでRC及びRDは各々水素原
子、アルキル基又はアリール基を表す。RAとRBは同じ
であっても異なっていてもよい。〕 (3) 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性
ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層に上
記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエローカ
プラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層に下記一般式〔S−III〕で表される化合
物の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料。
子、アルキル基又はアリール基を表す。RAとRBは同じ
であっても異なっていてもよい。〕 (3) 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性
ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層に上
記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエローカ
プラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層に下記一般式〔S−III〕で表される化合
物の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料。
【0019】
【化11】
【0020】〔式中、J′は2価の有機基を表し、Yは
アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニ
ル基、アルキニル基、シクロアルケニル基、複素環基を
表す。〕 (4) 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性
ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層に上
記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエローカ
プラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層に下記一般式〔S−IV〕で表される化合物
の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲン
化銀カラー写真感光材料。
アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニ
ル基、アルキニル基、シクロアルケニル基、複素環基を
表す。〕 (4) 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性
ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層に上
記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエローカ
プラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層に下記一般式〔S−IV〕で表される化合物
の少なくとも一種を含有することを特徴とするハロゲン
化銀カラー写真感光材料。
【0021】
【化12】
【0022】〔式中、R51及びR52は各々脂肪族基又は
−COR53(R53は脂肪族基を表す。)を表し、J5は
2価の有機基又は単なる結合手を表し、l5は0〜6の
整数を表す。〕 (5) 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性
ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層に上
記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエローカ
プラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層に、水不溶性かつ有機溶媒可溶性の単独重
合体又は共重合体の少なくとも一種を含有することを特
徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
−COR53(R53は脂肪族基を表す。)を表し、J5は
2価の有機基又は単なる結合手を表し、l5は0〜6の
整数を表す。〕 (5) 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性
ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤層に上
記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエローカ
プラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性ハロゲ
ン化銀乳剤層に、水不溶性かつ有機溶媒可溶性の単独重
合体又は共重合体の少なくとも一種を含有することを特
徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0023】以下、本発明を詳細に説明する。
【0024】一般式〔I〕及び一般式〔II〕で表される
イエローカプラーについて説明する。
イエローカプラーについて説明する。
【0025】前記一般式〔I〕及び一般式〔II〕におい
てRA、RB及びRCで表されるアルキル基としては、直
鎖或いは分岐のアルキル基、例えば、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、t−ブチル基、ドデシル基、ヘキ
サデシル基、2−オクチルノニル基等が挙げられる。
てRA、RB及びRCで表されるアルキル基としては、直
鎖或いは分岐のアルキル基、例えば、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、t−ブチル基、ドデシル基、ヘキ
サデシル基、2−オクチルノニル基等が挙げられる。
【0026】これらRA、RB及びRCで表されるアルキ
ル基は更に置換原子、置換基を有することができ、これ
ら置換原子、置換基としては、例えば、ハロゲン原子
(例えば塩素原子、弗素原子等)、アリール基(例えば
フェニル基、p−t−オクチルフェニル基等)、アルコ
キシル基(例えばメトキシ基等)、アリールオキシ基
(例えば2,4−ジ−t−アミルフェノキシ基等)、ス
ルホニル基(例えばメタンスルホニル基等)、アシルア
ミノ基(例えばアセチル基、ベンゾイル基等)、アルコ
キシカルボニル基(例えば、ドデシルオキシカルボニル
基等)、ヒドロキシル基等が挙げられる。
ル基は更に置換原子、置換基を有することができ、これ
ら置換原子、置換基としては、例えば、ハロゲン原子
(例えば塩素原子、弗素原子等)、アリール基(例えば
フェニル基、p−t−オクチルフェニル基等)、アルコ
キシル基(例えばメトキシ基等)、アリールオキシ基
(例えば2,4−ジ−t−アミルフェノキシ基等)、ス
ルホニル基(例えばメタンスルホニル基等)、アシルア
ミノ基(例えばアセチル基、ベンゾイル基等)、アルコ
キシカルボニル基(例えば、ドデシルオキシカルボニル
基等)、ヒドロキシル基等が挙げられる。
【0027】ここで、RAとしては、分岐アルキル基が
好ましく、t−ブチル基が特に好ましい。
好ましく、t−ブチル基が特に好ましい。
【0028】また、RBとしては、メチル基が特に好ま
しい。
しい。
【0029】さらに、RCとしては、好ましくは無置換
のアルキル基であり、炭素数10以上の直鎖または分岐
アルキル基が特に好ましい。
のアルキル基であり、炭素数10以上の直鎖または分岐
アルキル基が特に好ましい。
【0030】一般式〔I〕及び一般式〔II〕において、
RE、RF及びRGで表されるアルキル基としては、好ま
しくは炭素数1〜10の直鎖、分岐及び置換基を有する
アルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
i−プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ベンジル基等
が挙げられ、RE、RF及びRGで表されるアルコキシル
基としては、メトキシ基、エトキシ基等が挙げられる。
RE、RF及びRGで表されるアルキル基としては、好ま
しくは炭素数1〜10の直鎖、分岐及び置換基を有する
アルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
i−プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ベンジル基等
が挙げられ、RE、RF及びRGで表されるアルコキシル
基としては、メトキシ基、エトキシ基等が挙げられる。
【0031】一般式〔II〕において、RDで表されるハ
ロゲン原子としては、例えば塩素原子、弗素原子、臭素
原子が挙げられ、塩素原子が特に好ましい。
ロゲン原子としては、例えば塩素原子、弗素原子、臭素
原子が挙げられ、塩素原子が特に好ましい。
【0032】上記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表さ
れるイエローカプラーは何れかの置換基において結合
し、ビス体を形成しても良い。
れるイエローカプラーは何れかの置換基において結合
し、ビス体を形成しても良い。
【0033】本発明に係る一般式〔I〕又は一般式〔I
I〕で表されるイエローカプラーは従来公知の方法によ
り合成することができる。
I〕で表されるイエローカプラーは従来公知の方法によ
り合成することができる。
【0034】また、本発明に係る一般式〔I〕又は一般
式〔II〕で表されるイエローカプラーは1種又は2種以
上を組み合わせて用いることができ、また、別の種類の
イエローカプラーと併用することができる。
式〔II〕で表されるイエローカプラーは1種又は2種以
上を組み合わせて用いることができ、また、別の種類の
イエローカプラーと併用することができる。
【0035】また、本発明にかかるイエローカプラー
は、通常ハロゲン化銀1モル当たり約1×10-3モル〜
約1モル、好ましくは1×10-2モル〜8×10-1モル
の範囲で用いることができる。
は、通常ハロゲン化銀1モル当たり約1×10-3モル〜
約1モル、好ましくは1×10-2モル〜8×10-1モル
の範囲で用いることができる。
【0036】次に、本発明に用いられる一般式〔I〕又
は一般式〔II〕で表されるイエローカプラーの代表的具
体例を示すが本発明はこれらによって限定されるもので
はない。
は一般式〔II〕で表されるイエローカプラーの代表的具
体例を示すが本発明はこれらによって限定されるもので
はない。
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】
【化15】
【0040】
【化16】
【0041】次に、本発明の一般式〔S−I〕で表され
る化合物について説明する。
る化合物について説明する。
【0042】R40、R50及びR60で表される脂肪族基の
例としては、炭素数1〜32のアルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基等が挙げられる。アルキル基、アルケニル基及びア
ルキニル基は直鎖でも分岐でもよい。また、これらの脂
肪族基には置換基を有するものも含む。
例としては、炭素数1〜32のアルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基等が挙げられる。アルキル基、アルケニル基及びア
ルキニル基は直鎖でも分岐でもよい。また、これらの脂
肪族基には置換基を有するものも含む。
【0043】R40、R50及びR60で表される芳香族基の
例としては、アリール基(例えばフェニル基等)、芳香
族ヘテロ環基(例えばピリジル基、フリル基等)等が挙
げられる。また、これらの芳香族基には置換基を有する
ものも含む。
例としては、アリール基(例えばフェニル基等)、芳香
族ヘテロ環基(例えばピリジル基、フリル基等)等が挙
げられる。また、これらの芳香族基には置換基を有する
ものも含む。
【0044】R40、R50及びR60は好ましくはそれぞれ
アルキル基又はアリール基であり、R40、R50及びR60
は各々同じでも異っていてもよく、R40、R50及びR60
の炭素原子数の総和は好ましくは6〜50である。
アルキル基又はアリール基であり、R40、R50及びR60
は各々同じでも異っていてもよく、R40、R50及びR60
の炭素原子数の総和は好ましくは6〜50である。
【0045】R40、R50及びR60で表される脂肪族基又
は芳香族基の置換基としては特に制限はないが、好まし
くはアルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アシ
ルオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ
カルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基、ア
シルアミノ基、アミノ基等が挙げられる。
は芳香族基の置換基としては特に制限はないが、好まし
くはアルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アシ
ルオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ
カルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基、ア
シルアミノ基、アミノ基等が挙げられる。
【0046】l、m及びnはそれぞれ0又は1を表す
が、l、m及びnが同時に1であることはない。すなわ
ちR40、R50及びR60で表される脂肪族基又は芳香族基
の少なくとも1つは、リン原子と直接結合している。
l、m及びnは全て0であることが好ましい。
が、l、m及びnが同時に1であることはない。すなわ
ちR40、R50及びR60で表される脂肪族基又は芳香族基
の少なくとも1つは、リン原子と直接結合している。
l、m及びnは全て0であることが好ましい。
【0047】以下に本発明一般式〔S−I〕で表される
化合物の代表的具体例を示すが、本発明はこれによって
限定されるものではない。
化合物の代表的具体例を示すが、本発明はこれによって
限定されるものではない。
【0048】
【化17】
【0049】
【化18】
【0050】
【化19】
【0051】
【化20】
【0052】
【化21】
【0053】
【化22】
【0054】
【化23】
【0055】
【化24】
【0056】
【化25】
【0057】
【化26】
【0058】本発明の一般式〔S−I〕で表される化合
物は特開昭56−19049号公報第4頁〜5頁に記載
されている化合物も含む。
物は特開昭56−19049号公報第4頁〜5頁に記載
されている化合物も含む。
【0059】本発明の一般式〔S−I〕で表される化合
物は市販されているものもあるが、例えば特開昭56−
19049号公報;英国特許第694,772号明細
書;ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソ
サイエティ,1957年,第79巻,第6524頁
[J.Am.Chem.Soc.,79,6524(1
957)];ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミス
トリー,1960年,第25巻,第1000頁[J.O
rg.Chem.,25,1000(1960)];オ
ーガニック・シンセシス,1951年,第31巻,第3
3頁[Org.Synth.,31,33(195
1)]等に記載の方法により合成できる。
物は市販されているものもあるが、例えば特開昭56−
19049号公報;英国特許第694,772号明細
書;ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソ
サイエティ,1957年,第79巻,第6524頁
[J.Am.Chem.Soc.,79,6524(1
957)];ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミス
トリー,1960年,第25巻,第1000頁[J.O
rg.Chem.,25,1000(1960)];オ
ーガニック・シンセシス,1951年,第31巻,第3
3頁[Org.Synth.,31,33(195
1)]等に記載の方法により合成できる。
【0060】次に、一般式〔S−II〕で表される化合物
について説明する RA及びRBで示されるアルキル基としては、炭素数1〜
32のもの、アルケニル基、アルキニル基としては炭素
数2〜32のもの、シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基としては炭素数3〜12のものが挙げられる。アル
キル基、アルケニル基、アルキニル基は直鎖でも分岐で
もよい。また、これらの基は置換基を有するものも含
む。
について説明する RA及びRBで示されるアルキル基としては、炭素数1〜
32のもの、アルケニル基、アルキニル基としては炭素
数2〜32のもの、シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基としては炭素数3〜12のものが挙げられる。アル
キル基、アルケニル基、アルキニル基は直鎖でも分岐で
もよい。また、これらの基は置換基を有するものも含
む。
【0061】RA及びRBで示されるアリール基としては
フェニル基が好ましく、該基は置換基を有するものも含
む。
フェニル基が好ましく、該基は置換基を有するものも含
む。
【0062】RA及びRBで示される複素環基としては5
〜7員のものが好ましく、縮合していてもよく、またこ
れらの基は置換基を有するものも含む。
〜7員のものが好ましく、縮合していてもよく、またこ
れらの基は置換基を有するものも含む。
【0063】RA及びRBで示されるアルコキシ基として
は、置換基を有するものも含み、例えば2−エトキシエ
トキシ基、ペンタデシルオキシ基、2−ドデシルオキシ
エトキシ基、フェネチルオキシエトキシ基等が挙げられ
る。
は、置換基を有するものも含み、例えば2−エトキシエ
トキシ基、ペンタデシルオキシ基、2−ドデシルオキシ
エトキシ基、フェネチルオキシエトキシ基等が挙げられ
る。
【0064】また、アリールオキシ基としてはフェニル
オキシ基が好ましく、アリール核は置換されていてもよ
く、例えばフェノキシ基、p−t−ブチルフェノキシ
基、m−ペンタデシルフェノキシ基等が挙げられる。
オキシ基が好ましく、アリール核は置換されていてもよ
く、例えばフェノキシ基、p−t−ブチルフェノキシ
基、m−ペンタデシルフェノキシ基等が挙げられる。
【0065】更に、複素環オキシ基としては5〜7員の
複素環を有するものが好ましく、該複素環は更に置換基
を有していてもよく、例えば、3,4,5,6−テトラ
ヒドロピラニル−2−オキシ基、1−フェニルテトラゾ
ール−5−オキシ基が挙げられる。
複素環を有するものが好ましく、該複素環は更に置換基
を有していてもよく、例えば、3,4,5,6−テトラ
ヒドロピラニル−2−オキシ基、1−フェニルテトラゾ
ール−5−オキシ基が挙げられる。
【0066】本発明の非発色性化合物の中でとくに好ま
しいものは、下記一般式〔S−II′〕で示される化合物
である。
しいものは、下記一般式〔S−II′〕で示される化合物
である。
【0067】一般式〔S−II′〕 RE−NHSO2−RF 式中、RE及びRFはそれぞれアルキル基又はアリール基
であり、これらの基は置換されているものも含む。更に
好ましくは、REとRFの少なくとも一方がアリール基で
ある。最も好ましくは、REとRFが共にアリール基であ
り、特に好ましくはフェニル基である。ここで、REが
フェニル基のとき、スルホンアミド基のパラ位の置換基
のハメットのσp値が−0.4以上であることが特に好
ましい。
であり、これらの基は置換されているものも含む。更に
好ましくは、REとRFの少なくとも一方がアリール基で
ある。最も好ましくは、REとRFが共にアリール基であ
り、特に好ましくはフェニル基である。ここで、REが
フェニル基のとき、スルホンアミド基のパラ位の置換基
のハメットのσp値が−0.4以上であることが特に好
ましい。
【0068】RE又はRFで表されるアルキル基及びアリ
ール基は、前記一般式〔S−II〕のRA又はRBで表され
るアルキル基、アリール基と同義である。
ール基は、前記一般式〔S−II〕のRA又はRBで表され
るアルキル基、アリール基と同義である。
【0069】また、本発明の非発色性化合物はRA又は
RBにおいて2量体以上の多量体を形成してもよく、ま
た、RAとRBは互いに結合して5〜6員環を形成しても
よい。
RBにおいて2量体以上の多量体を形成してもよく、ま
た、RAとRBは互いに結合して5〜6員環を形成しても
よい。
【0070】また、本発明の非発色性化合物の炭素原子
数の総和は8以上であることが好ましく、特に好ましく
は12以上である。
数の総和は8以上であることが好ましく、特に好ましく
は12以上である。
【0071】以下に本発明の非発色性化合物の代表的具
体例を示すが本発明はこれらによって限定されるもので
はない。
体例を示すが本発明はこれらによって限定されるもので
はない。
【0072】
【化27】
【0073】
【化28】
【0074】
【化29】
【0075】
【化30】
【0076】
【化31】
【0077】
【化32】
【0078】
【化33】
【0079】
【化34】
【0080】
【化35】
【0081】
【化36】
【0082】
【化37】
【0083】
【化38】
【0084】
【化39】
【0085】
【化40】
【0086】
【化41】
【0087】本発明の一般式〔S−II〕で表される非発
色性化合物は、例えば特願昭61−20589号公報記
載の方法等、従来公知の方法で合成することができる。
色性化合物は、例えば特願昭61−20589号公報記
載の方法等、従来公知の方法で合成することができる。
【0088】本発明の一般式〔S−II〕で表される非発
色性化合物の使用量は、カプラーに対して5〜500モ
ル%が好ましく、より好ましくは10〜300モル%で
ある。
色性化合物の使用量は、カプラーに対して5〜500モ
ル%が好ましく、より好ましくは10〜300モル%で
ある。
【0089】本発明の一般式〔S−II〕で表される非発
色性化合物の一部は、特開昭57−76543号、同5
7−179842号、同58−1139号、同62−1
78258号等の各公報に記載されている。
色性化合物の一部は、特開昭57−76543号、同5
7−179842号、同58−1139号、同62−1
78258号等の各公報に記載されている。
【0090】次に、本発明に係る前記一般式〔S−II
I〕で表される化合物について説明する。
I〕で表される化合物について説明する。
【0091】J′で表される2価の有機基としては、例
えばアルキレン基、アルケニレン基、シクロアルキレン
基、アリーレン基、複素環基、−J″−NH−基(但し
J″はアリーレン基を表す。)が挙げられ、これらの基
は置換基を有しても良い。
えばアルキレン基、アルケニレン基、シクロアルキレン
基、アリーレン基、複素環基、−J″−NH−基(但し
J″はアリーレン基を表す。)が挙げられ、これらの基
は置換基を有しても良い。
【0092】Yで表されるアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
アルケニル基としては、炭素原子数1〜32の範囲にあ
るものが好ましい。これらアルキル基、アルケニル基及
びアルキニル基は直鎖でも分岐でもよい。又、これらの
基は置換基を有するものも含む。
基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
アルケニル基としては、炭素原子数1〜32の範囲にあ
るものが好ましい。これらアルキル基、アルケニル基及
びアルキニル基は直鎖でも分岐でもよい。又、これらの
基は置換基を有するものも含む。
【0093】又、Yで表される複素環基としては、含窒
素複素環基が好ましく、例えばピロリル基、ピラゾリル
基、イミダゾリル基、ピリジル基、ピロリニル基、イミ
ダゾリジニル基、イミダゾリニル基、ピペラジニル基、
ピペリジニル基が挙げられる。これら複素環基は置換基
を有するものも含む。
素複素環基が好ましく、例えばピロリル基、ピラゾリル
基、イミダゾリル基、ピリジル基、ピロリニル基、イミ
ダゾリジニル基、イミダゾリニル基、ピペラジニル基、
ピペリジニル基が挙げられる。これら複素環基は置換基
を有するものも含む。
【0094】以下に、一般式〔S−III〕で表される化
合物の代表的具体例を示すが本発明はこれらによって限
定されるものではない。
合物の代表的具体例を示すが本発明はこれらによって限
定されるものではない。
【0095】
【化42】
【0096】
【化43】
【0097】
【化44】
【0098】一般式〔S−IV〕で表される化合物のう
ち、本発明で特に好ましいものは、下記一般式〔IV−
I〕〜〔IV−IV〕で表される化合物である。
ち、本発明で特に好ましいものは、下記一般式〔IV−
I〕〜〔IV−IV〕で表される化合物である。
【0099】
【化45】
【0100】式中R′50〜R′59は、それぞれ前記一般
式〔S−IV〕におけるR51〜R52と同義である。m5は
0〜6の整数を表し、n5は1〜10の整数を表す。
式〔S−IV〕におけるR51〜R52と同義である。m5は
0〜6の整数を表し、n5は1〜10の整数を表す。
【0101】また、一般式〔IV−III〕において、R′
54〜R′57から選ばれる任意の2つが互いに結合して環
を形成してもよい。
54〜R′57から選ばれる任意の2つが互いに結合して環
を形成してもよい。
【0102】また、本発明では特願昭61−10167
5号、同61−101676号、同61−116342
号明細書に記載された化合物も好ましく用いることがで
きる。
5号、同61−101676号、同61−116342
号明細書に記載された化合物も好ましく用いることがで
きる。
【0103】次に、一般式〔S−IV〕で示される化合物
の代表的具体例を示すが本発明はこれらによって限定さ
れるものではない。
の代表的具体例を示すが本発明はこれらによって限定さ
れるものではない。
【0104】
【化46】
【0105】
【化47】
【0106】
【化48】
【0107】
【化49】
【0108】
【化50】
【0109】
【化51】
【0110】
【化52】
【0111】
【化53】
【0112】これらの化合物は市販されているものもあ
るが、例えば特公昭56−1616号、特願昭61−1
01675号、同61−116342号に記載の方法に
より合成することができる。
るが、例えば特公昭56−1616号、特願昭61−1
01675号、同61−116342号に記載の方法に
より合成することができる。
【0113】次に、本発明の水不溶性かつ有機溶媒可溶
性の単独重合体又は共重合体について詳細に説明する。
性の単独重合体又は共重合体について詳細に説明する。
【0114】水不溶性かつ有機溶媒可溶性の単独又は共
重合体(以下、本発明の共重合体という。)としては各
種のものを用いることができるが、例えば下記に示すも
のを好ましく用いることができる。
重合体(以下、本発明の共重合体という。)としては各
種のものを用いることができるが、例えば下記に示すも
のを好ましく用いることができる。
【0115】(1)ビニル系重合体及び共重合体 本発明のビニル系重合体及び共重合体を形成するモノマ
ーを更に具体的に示す。
ーを更に具体的に示す。
【0116】アクリル酸エステル:例えば、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレ
ート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレ
ート、tert−ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、sec−ブチルアクリレート、アミルアクリ
レート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、オクチルアクリレート、tert−オクチ
ルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート、2−
ブロモエチルアクリレート、4−クロロブチルアクリレ
ート、シアノエチルアクリレート、2−アセトキシエチ
ルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、
ベンジルアクリレート、メトキシベンジルアクリレー
ト、2−クロロシクロヘキシルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、フルフリルアクリレート、テトラ
ヒドロフルフリルアクリレート、フェニルアクリレー
ト、5−ヒドロキシペンチルアクリレート、2,2−ジ
メチル−3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−メ
トキシエチルアクリレート、3−メトキシブチルアクリ
レート、2−エトキシエチルアクリレート、2−iso
−プロポキシエチルアクリレート、2−ブトキシエチル
アクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチルア
クリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアク
リレート、ω−メトキシポリエチレングリコールアクリ
レート(付加モル数n=9)、1−ブロモ−2−メトキ
シエチルアクリレート、1,1−ジクロロ−2−エトキ
シエチルアクリレート;メタクリル酸エステル:例え
ば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n
−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、sec−ブチ
ルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメ
タクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジ
ルメタクリレート、クロロベンジルメタクリレート、オ
クチルメタクリレート、スルホプロピルメタクリレー
ト、N−エチル−N−フェニルアミノエチルメタクリレ
ート、2−(3−フェニルプロピルオキシ)エチルメタ
クリレート、ジメチルアミノフェノキシエチルメタクリ
レート、フルフリルメタクリレート、テトラヒドロフル
フリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、クレ
ジルメタクリレート、ナフチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチル
メタクリレート、トリエチレングリコールモノメタクリ
レート、ジプロピレングリコールモノメタクリレート、
2−メトキシエチルメタクリレート、3−メトキシブチ
ルメタクリレート、2−アセトキシエチルメタクリレー
ト、2−アセトアセトキシエチルメタクリレート、2−
エトキシエチルメタクリレート、2−iso−プロポキ
シエチルメタクリレート、2−ブトキシエチルメタクリ
レート、2−(2−メトキシエトキシ)エチルメタクリ
レート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルメタクリ
レート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルメタクリ
レート、ω−メトキシポリエチレングリコールメタクリ
レート(付加モル数n=6);ビニルエステル類:例え
ば、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニル
ブチレート、ビニルイソブチレート、ビニルカプロエー
ト、ビニルクロロアセテート、ビニルメトキシアセテー
ト、ビニルフェニルアセテート、安息香酸ビニル、サリ
チル酸ビニル;アクリルアミド:例えば、アクリルアミ
ド、メチルアクリルアミド、エチルアクリルアミド、プ
ロピルアクリルアミド、ブチルアクリルアミド、ter
t−ブチルアクリルアミド、シクロヘキシルアクリルア
ミド、ベンジルアクリルアミド、ヒドロキシメチルアク
リルアミド、メトキシエチルアクリルアミド、ジメチル
アミノエチルアクリルアミド、フェニルアクリルアミ
ド、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミ
ド、β−シアノエチルアクリルアミド、N−(2−アセ
トアセトキシエチル)アクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド;メタクリルアミド類:例えば、メタクリル
アミド、メチルメタクリルアミド、エチルメタクリルア
ミド、プロピルメタクリルアミド、ブチルメタクリルア
ミド、tert−ブチルメタクリルアミド、シクロヘキ
シルメタクリルアミド、ベンジルメタクリルアミド、ヒ
ドロキシメチルメタクリルアミド、メトキシエチルメタ
クリルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリルアミ
ド、フェニルメタクリルアミド、ジメチルメタクリルア
ミド、ジエチルメタクリルアミド、β−シアノエチルメ
タクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチル)
メタクリルアミド;オレフィン類:例えば、ジシクロペ
ンタジエン、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−
ペンテン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、イソプレン、
クロロプレン、ブタジエン、2,3−ジメチルブタジエ
ン;スチレン類:例えば、スチレン、メチルスチレン、
ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルスチレ
ン、イソプロピルスチレン、クロロメチルスチレン、メ
トキシスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、
ブロモスチレン、ビニル安息香酸メチルエステル;クロ
トン酸エステル:例えば、クロトン酸ブチル、クロトン
酸ヘキシル;イタコン酸ジエステル類:例えば、イタコ
ン酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジブチ
ル;マレイン酸ジエステル類:例えば、マレイン酸ジエ
チル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチル;フマ
ル酸ジエステル類:例えば、フマル酸ジエチル、フマル
酸ジメチル、フマル酸ジブチル;などが挙げられる。
リレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレ
ート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレ
ート、tert−ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、sec−ブチルアクリレート、アミルアクリ
レート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、オクチルアクリレート、tert−オクチ
ルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート、2−
ブロモエチルアクリレート、4−クロロブチルアクリレ
ート、シアノエチルアクリレート、2−アセトキシエチ
ルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、
ベンジルアクリレート、メトキシベンジルアクリレー
ト、2−クロロシクロヘキシルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、フルフリルアクリレート、テトラ
ヒドロフルフリルアクリレート、フェニルアクリレー
ト、5−ヒドロキシペンチルアクリレート、2,2−ジ
メチル−3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−メ
トキシエチルアクリレート、3−メトキシブチルアクリ
レート、2−エトキシエチルアクリレート、2−iso
−プロポキシエチルアクリレート、2−ブトキシエチル
アクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチルア
クリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアク
リレート、ω−メトキシポリエチレングリコールアクリ
レート(付加モル数n=9)、1−ブロモ−2−メトキ
シエチルアクリレート、1,1−ジクロロ−2−エトキ
シエチルアクリレート;メタクリル酸エステル:例え
ば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n
−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、sec−ブチ
ルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメ
タクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジ
ルメタクリレート、クロロベンジルメタクリレート、オ
クチルメタクリレート、スルホプロピルメタクリレー
ト、N−エチル−N−フェニルアミノエチルメタクリレ
ート、2−(3−フェニルプロピルオキシ)エチルメタ
クリレート、ジメチルアミノフェノキシエチルメタクリ
レート、フルフリルメタクリレート、テトラヒドロフル
フリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、クレ
ジルメタクリレート、ナフチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチル
メタクリレート、トリエチレングリコールモノメタクリ
レート、ジプロピレングリコールモノメタクリレート、
2−メトキシエチルメタクリレート、3−メトキシブチ
ルメタクリレート、2−アセトキシエチルメタクリレー
ト、2−アセトアセトキシエチルメタクリレート、2−
エトキシエチルメタクリレート、2−iso−プロポキ
シエチルメタクリレート、2−ブトキシエチルメタクリ
レート、2−(2−メトキシエトキシ)エチルメタクリ
レート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルメタクリ
レート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルメタクリ
レート、ω−メトキシポリエチレングリコールメタクリ
レート(付加モル数n=6);ビニルエステル類:例え
ば、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニル
ブチレート、ビニルイソブチレート、ビニルカプロエー
ト、ビニルクロロアセテート、ビニルメトキシアセテー
ト、ビニルフェニルアセテート、安息香酸ビニル、サリ
チル酸ビニル;アクリルアミド:例えば、アクリルアミ
ド、メチルアクリルアミド、エチルアクリルアミド、プ
ロピルアクリルアミド、ブチルアクリルアミド、ter
t−ブチルアクリルアミド、シクロヘキシルアクリルア
ミド、ベンジルアクリルアミド、ヒドロキシメチルアク
リルアミド、メトキシエチルアクリルアミド、ジメチル
アミノエチルアクリルアミド、フェニルアクリルアミ
ド、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミ
ド、β−シアノエチルアクリルアミド、N−(2−アセ
トアセトキシエチル)アクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド;メタクリルアミド類:例えば、メタクリル
アミド、メチルメタクリルアミド、エチルメタクリルア
ミド、プロピルメタクリルアミド、ブチルメタクリルア
ミド、tert−ブチルメタクリルアミド、シクロヘキ
シルメタクリルアミド、ベンジルメタクリルアミド、ヒ
ドロキシメチルメタクリルアミド、メトキシエチルメタ
クリルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリルアミ
ド、フェニルメタクリルアミド、ジメチルメタクリルア
ミド、ジエチルメタクリルアミド、β−シアノエチルメ
タクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチル)
メタクリルアミド;オレフィン類:例えば、ジシクロペ
ンタジエン、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−
ペンテン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、イソプレン、
クロロプレン、ブタジエン、2,3−ジメチルブタジエ
ン;スチレン類:例えば、スチレン、メチルスチレン、
ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルスチレ
ン、イソプロピルスチレン、クロロメチルスチレン、メ
トキシスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、
ブロモスチレン、ビニル安息香酸メチルエステル;クロ
トン酸エステル:例えば、クロトン酸ブチル、クロトン
酸ヘキシル;イタコン酸ジエステル類:例えば、イタコ
ン酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジブチ
ル;マレイン酸ジエステル類:例えば、マレイン酸ジエ
チル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチル;フマ
ル酸ジエステル類:例えば、フマル酸ジエチル、フマル
酸ジメチル、フマル酸ジブチル;などが挙げられる。
【0117】その他のモノマーの例としては、次のもの
が挙げられる。
が挙げられる。
【0118】アリル化合物:例えば、酢酸アリル、カプ
ロン酸アリル、ラウリン酸アリル、安息香酸アリル;ビ
ニルエーテル類:例えば、メチルビニルエーテル、ブチ
ルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、メトキシ
エチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニルエ
ーテル;ビニルケトン類:例えば、メチルビニルケト
ン、フェニルビニルケトン、メトキシエチルビニルケト
ン;ビニル異節環化合物:例えば、ビニルピリジン、N
−ビニルイミダゾール、N−ビニルオキサゾリドン、N
−ビニルトリアゾール、N−ビニルピロリドン;グリシ
ジルエステル類:例えば、グリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート;不飽和ニトリル類:例えば、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル;などを挙げる
ことができる。
ロン酸アリル、ラウリン酸アリル、安息香酸アリル;ビ
ニルエーテル類:例えば、メチルビニルエーテル、ブチ
ルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、メトキシ
エチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニルエ
ーテル;ビニルケトン類:例えば、メチルビニルケト
ン、フェニルビニルケトン、メトキシエチルビニルケト
ン;ビニル異節環化合物:例えば、ビニルピリジン、N
−ビニルイミダゾール、N−ビニルオキサゾリドン、N
−ビニルトリアゾール、N−ビニルピロリドン;グリシ
ジルエステル類:例えば、グリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート;不飽和ニトリル類:例えば、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル;などを挙げる
ことができる。
【0119】本発明に使用される重合体は、上記モノマ
ーのホモポリマーでも良く、また必要に応じて、二種以
上のモノマーから成る共重合体でも良い。更に、本発明
に使用される重合体は、水溶性にならない程度に酸基を
有するモノマーを含有していても良いが(好ましくは2
0%以下である。)、全く含有しないものが好ましい。
上記酸基を有するモノマーとしては、アクリル酸;メタ
クリル酸;イタコン酸;マレイン酸;イタコン酸モノア
ルキル(例えば、イタコン酸モノメチル);マレイン酸
モノアルキル(例えば、マレイン酸モノメチル);シト
ラコン酸;スチレンスルホン酸;ビニルベンジルスルホ
ン酸;アクリロイルオキシアルキルスルホン酸(例え
ば、アクリロイルオキシメチルスルホン酸);メタクリ
ロイルオキシアルキルスルホン酸(例えば、メタクリロ
イルオキシメチルスルホン酸、メタクリロイルオキシエ
チルスルホン酸、メタクリロイルオキシプロピルスルホ
ン酸);アクリルアミドアルキルスルホン酸(例えば、
2−アクリルアミド−2−メチルエタンスルホン酸、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2
−アクリルアミド−2−メチルブタンスルホン酸);メ
タクリルアミドアルキルスルホン酸(例えば、2−メタ
クリルアミド−2−メチルエタンスルホン酸、2−メタ
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−メ
タクリルアミド−2−メチルブタンスルホン酸);アク
リロイルオキシアルキルホスフェート(例えば、アクリ
ロイルオキシエチルホスフェート、3−アクリロイルオ
キシプロピル−2−ホスフェート);メタクリロイルオ
キシアルキルホスフェート(例えば、メタクリロイルオ
キシエチルホスフェート、3−メタクリロイルオキシプ
ロピル−2−ホスフェート)などを挙げることができ
る。
ーのホモポリマーでも良く、また必要に応じて、二種以
上のモノマーから成る共重合体でも良い。更に、本発明
に使用される重合体は、水溶性にならない程度に酸基を
有するモノマーを含有していても良いが(好ましくは2
0%以下である。)、全く含有しないものが好ましい。
上記酸基を有するモノマーとしては、アクリル酸;メタ
クリル酸;イタコン酸;マレイン酸;イタコン酸モノア
ルキル(例えば、イタコン酸モノメチル);マレイン酸
モノアルキル(例えば、マレイン酸モノメチル);シト
ラコン酸;スチレンスルホン酸;ビニルベンジルスルホ
ン酸;アクリロイルオキシアルキルスルホン酸(例え
ば、アクリロイルオキシメチルスルホン酸);メタクリ
ロイルオキシアルキルスルホン酸(例えば、メタクリロ
イルオキシメチルスルホン酸、メタクリロイルオキシエ
チルスルホン酸、メタクリロイルオキシプロピルスルホ
ン酸);アクリルアミドアルキルスルホン酸(例えば、
2−アクリルアミド−2−メチルエタンスルホン酸、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2
−アクリルアミド−2−メチルブタンスルホン酸);メ
タクリルアミドアルキルスルホン酸(例えば、2−メタ
クリルアミド−2−メチルエタンスルホン酸、2−メタ
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−メ
タクリルアミド−2−メチルブタンスルホン酸);アク
リロイルオキシアルキルホスフェート(例えば、アクリ
ロイルオキシエチルホスフェート、3−アクリロイルオ
キシプロピル−2−ホスフェート);メタクリロイルオ
キシアルキルホスフェート(例えば、メタクリロイルオ
キシエチルホスフェート、3−メタクリロイルオキシプ
ロピル−2−ホスフェート)などを挙げることができ
る。
【0120】これらの酸基を有するモノマーは、アルカ
リ金属(例えば、Na、Kなど)又はアンモニウムイオ
ンの塩であってもよい。
リ金属(例えば、Na、Kなど)又はアンモニウムイオ
ンの塩であってもよい。
【0121】本発明に使用される重合体を形成するモノ
マーとしては、アクリレート系、メタクリレート系、ア
クリルアミド系及びメタアクリルアミド系が好ましい。
マーとしては、アクリレート系、メタクリレート系、ア
クリルアミド系及びメタアクリルアミド系が好ましい。
【0122】上記モノマーより形成される重合体は、溶
液重合法、塊状重合法、懸濁重合法及びラテックス重合
法により得られる。これらの重合に用いられる開始剤と
しては、水溶性重合開始剤、親油性重合開始剤が用いら
れる。
液重合法、塊状重合法、懸濁重合法及びラテックス重合
法により得られる。これらの重合に用いられる開始剤と
しては、水溶性重合開始剤、親油性重合開始剤が用いら
れる。
【0123】水溶性重合開始剤としては、例えば、過硫
酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等
の過硫酸塩類、4,4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸
ナトリウム、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)塩酸塩等の水溶性アゾ化合物、過酸化水素を用いる
ことができる。
酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等
の過硫酸塩類、4,4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸
ナトリウム、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)塩酸塩等の水溶性アゾ化合物、過酸化水素を用いる
ことができる。
【0124】親油性重合開始剤としては、例えば、アゾ
ビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(4
−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,
1′−アゾビス(シクロヘキサノン−1−カルボニトリ
ル)、2,2′−アゾビスイソ酪酸ジメチル、2,2′
−アゾビスイソ酪酸ジエチル等の親油性アゾ化合物、ベ
ンゾイルパーオキシド、ラウリルパーオキシド、ジイソ
プロピルパーオキシジカルボネート、ジ−tert−ブ
チルパーオキシドを挙げることができる。
ビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(4
−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,
1′−アゾビス(シクロヘキサノン−1−カルボニトリ
ル)、2,2′−アゾビスイソ酪酸ジメチル、2,2′
−アゾビスイソ酪酸ジエチル等の親油性アゾ化合物、ベ
ンゾイルパーオキシド、ラウリルパーオキシド、ジイソ
プロピルパーオキシジカルボネート、ジ−tert−ブ
チルパーオキシドを挙げることができる。
【0125】(2)多価アルコールと多塩基酸とが縮合
して得られるポリエステル樹脂多価アルコールとして
は、HO−R1−OH(R1は炭素数2〜約12の炭化水
素類、特に脂肪族炭化水素類)なる構造を有するグリコ
ール類、又は、ポリアルキレングリコールが有効であ
り、多塩基酸としては、HOOC−R2−COOH(R2
は単なる結合を表すか、又は炭素数1〜12の炭化水素
類)を有するものが有効である。
して得られるポリエステル樹脂多価アルコールとして
は、HO−R1−OH(R1は炭素数2〜約12の炭化水
素類、特に脂肪族炭化水素類)なる構造を有するグリコ
ール類、又は、ポリアルキレングリコールが有効であ
り、多塩基酸としては、HOOC−R2−COOH(R2
は単なる結合を表すか、又は炭素数1〜12の炭化水素
類)を有するものが有効である。
【0126】多価アルコールの具体例としては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プ
ロピレングリコール、トリメチロールプロパン、1,4
−ブタンジオール、イソブチレンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−
オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10
−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、
1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジ
オール、1,14−テトラデカンジオール、グリセリ
ン、ジグリセリン、トリグリセリン、1−メチルグリセ
リン、エリトリット、マンニット、ソルビット等が挙げ
られる。
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プ
ロピレングリコール、トリメチロールプロパン、1,4
−ブタンジオール、イソブチレンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−
オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10
−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、
1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジ
オール、1,14−テトラデカンジオール、グリセリ
ン、ジグリセリン、トリグリセリン、1−メチルグリセ
リン、エリトリット、マンニット、ソルビット等が挙げ
られる。
【0127】多塩基酸の具体例としては、シュウ酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、
デカンジカルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデカ
ンジカルボン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、
シトラコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、テトラクロロフタル酸、メタコン酸、イソヒメリン
酸、シクロペンタジエン−無水マレイン酸付加物、ロジ
ン−無水マレイン酸付加物が挙げられる。
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、
デカンジカルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデカ
ンジカルボン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、
シトラコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、テトラクロロフタル酸、メタコン酸、イソヒメリン
酸、シクロペンタジエン−無水マレイン酸付加物、ロジ
ン−無水マレイン酸付加物が挙げられる。
【0128】(3)開環重合法により得られるポリエス
テル これらのポリエステルは、β−プロピオラクトン、ε−
カプロラクトン、ジメチルプロピオラクトン等より得ら
れる。
テル これらのポリエステルは、β−プロピオラクトン、ε−
カプロラクトン、ジメチルプロピオラクトン等より得ら
れる。
【0129】(4)その他 グリコール又は二価フェノールと、炭酸エステル或いは
ホスゲンとの重縮合により得られるポリカーボネート樹
脂、多価アルコールと多価イソシアナートとの重付加に
より得られるポリウレタン樹脂又は多価アミンと多塩基
酸より得られるポリアミド樹脂等が挙げられる。
ホスゲンとの重縮合により得られるポリカーボネート樹
脂、多価アルコールと多価イソシアナートとの重付加に
より得られるポリウレタン樹脂又は多価アミンと多塩基
酸より得られるポリアミド樹脂等が挙げられる。
【0130】本発明に用いられる重合体の数平均分子量
は特に限定はないが、好ましくは20万以下であり、更
に好ましくは5,000以上10万以下である。
は特に限定はないが、好ましくは20万以下であり、更
に好ましくは5,000以上10万以下である。
【0131】本発明に用いられる重合体の具体例を以下
に示すが、これらに限定されるものではない。(共重合
体の組成は重量比で示す。) P−1) ポリ(N−sec−ブチルアクリルアミド) P−2) ポリ(N−tert−ブチルアクリルアミ
ド) P−3) ジアセトンアクリルアミド−メチルメタクリ
レート共重合体(25:75) P−4) ポリシクロヘキシルメタクリレート P−5) N−tert−ブチルアクリルアミド−メチ
ルメタクリレート共重合体(60:40) P−6) ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド) P−7) ポリ(tert−ブチルメタクリレート) P−8) ポリビニルアセテート P−9) ポリビニルプロピオネート P−10) ポリメチルメタクリレート P−11) ポリエチルメタクリレート P−12) ポリエチルアクリレート P−13) 酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体
(90:10) P−14) ポリ−n−ブチルアクリレート P−15) ポリ−n−ブチルメタクリレート P−16) ポリイソブチルメタクリレート P−17) ポリイソプロピルメタクリレート P−18) ポリオクチルアクリレート P−19) n−ブチルアクリレート−アクリルアミド
共重合体(95:5) P−20) ステアリルメタクリレート−アクリル酸共
重合体(90:10) P−21) メチルメタクリレート−塩化ビニル共重合
体(70:30) P−22) メチルメタクリレート−スチレン共重合体
(90:10) P−23) メチルメタクリレート−エチルアクリレー
ト共重合体(50:50) P−24) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−スチレン共重合体(50:20:30) P−25) 酢酸ビニル−アクリルアミド共重合体(8
5:15) P−26) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(65:
35) P−27) メチルメタクリレート−アクリルニトリル
共重合体(65:35) P−28) n−ブチルメタクリレート−ペンチルメタ
クリレート−N−ビニル−2−ピロリドン共重合体(3
8:38:24) P−29) メチルメタクリレート−n−ブチルメタク
リレート−イソブチル−メタクリレート−アクリル酸共
重合体(37:29:25:9) P−30) n−ブチルメタクリレート−アクリル酸
(95:5) P−31) メチルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(95:5) P−32) ベンジルメタクリレート−アクリル酸共重
合体(93:7) P−33) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−ベンジルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(35:35:25:5) P−34) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−ベンジルメタクリレート共重合体(40:3
0:30) P−35) ジアセトンアクリルアミド−メチルメタク
リレート共重合体(50:50) P−36) メチルビニルケトン−イソブチルメタクリ
レート共重合体(55:45) P−37) エチルメタクリレート−n−ブチルアクリ
レート共重合体(70:30) P−38) ジアセトンアクリルアミド−n−ブチルア
クリレート共重合体(60:40) P−39) メチルメタクリレート−ステアリルメタク
リレート−ジアセトンアクリルアミド共重合体(40:
40:20) P−40) n−ブチルアクリレート−ステアリルメタ
クリレート−ジアセトンアクリルアミド共重合体(7
0:20:10) P−41) ステアリルメタクリレート−メチルメタク
リレート−アクリル酸共重合体(50:40:10) P−42) メチルメタクリレート−スチレン−ビニル
スルホンアミド共重合体(70:20:10) P−43) メチルメタクリレート−フェニルビニルケ
トン共重合体(70:30) P−44) n−ブチルアクリレート−メチルメタクリ
レート−n−ブチルメタクリレート共重合体(35:3
5:30) P−45) n−ブチルメタクリレート−N−ビニル−
2−ピロリドン共重合体(90:10) P−46) ポリペンチルアクリレート P−47) シクロヘキシルメタクリレート−メチルメ
タクリレート−n−プロピルメタクリレート共重合体
(37:29:34) P−48) ポリペンチルメタクリレート P−49) メチルメタクリレート−n−ブチルメタク
リレート共重合体(65:35) P−50) ビニルアセテート−ビニルプロピオネート
共重合体(75:25) P−51) n−ブチルメタクリレート−3−アクリル
オキシブタン−1−スルホン酸ナトリウム共重合体(9
7:3) P−52) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−アクリルアミド共重合体(35:35:3
0) P−53) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−塩化ビニル共重合体(37:36:27) P−54) n−ブチルメタクリレート−スチレン共重
合体(82:18) P−55) tert−ブチルメタクリレート−メチル
メタクリレート共重合体(70:30) P−56) ポリ(N−tert−ブチルメタクリルア
ミド) P−57) N−tert−ブチルアクリルアミド−メ
チルフェニルメタクリレート共重合体(60:40) P−58) メチルメタクリレート−アクリルニトリル
共重合体(70:30) P−59) メチルメタクリレート−メチルビニルケト
ン共重合体(38:72) P−60) メチルメタクリレート−スチレン共重合体
(75:25) P−61) メチルメタクリレート−ヘキシルメタクリ
レート共重合体(70:30) P−62) ブチルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(85:15) P−63) メチルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(80:20) P−64) メチルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(98:2) P−65) メチルメタクリレート−N−ビニル−2−
ピロリドン共重合体(90:10) P−66) n−ブチルメタクリレート−塩化ビニル共
重合体(90:10) P−67) n−ブチルメタクリレート−スチレン共重
合体(70:30) P−68) 1,4−ブタンジオール−アジピン酸ポリ
エステル P−69) エチレングリコール−セバシン酸ポリエス
テル P−70) ポリカプロラクタム P−71) ポリプロピオラクタム P−72) ポリジメチルプロピオラクトン P−73) N−tert−ブチルアクリルアミド−ジ
メチルアミノエチルアルアミド共重合体(85:15) P−74) N−tert−ブチルメタクリアミド−ビ
ニルピリジン共重合体(95:5) P−75) マイレン酸ジエチル−n−ブチルアクリレ
ート共重合体(65:35) P−76) N−tert−ブチルアクリルアミド−2
−メトキシエチルアクリレート共重合体(55:45) 本発明において、本発明の共重合体は、芳香族第1級ア
ミン現像主薬の酸化体とカップリングして、色素を形成
するカプラーと共存した状態で親油性微粒子中に存在し
ている分散物として用いるのが好ましい。該分散物は、
カプラーと本発明の共重合体の少なくとも一種を実質的
に水不溶性の高沸点有機溶媒に溶解し、親水性保護コロ
イド中に乳化分散することにより得られる。
に示すが、これらに限定されるものではない。(共重合
体の組成は重量比で示す。) P−1) ポリ(N−sec−ブチルアクリルアミド) P−2) ポリ(N−tert−ブチルアクリルアミ
ド) P−3) ジアセトンアクリルアミド−メチルメタクリ
レート共重合体(25:75) P−4) ポリシクロヘキシルメタクリレート P−5) N−tert−ブチルアクリルアミド−メチ
ルメタクリレート共重合体(60:40) P−6) ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド) P−7) ポリ(tert−ブチルメタクリレート) P−8) ポリビニルアセテート P−9) ポリビニルプロピオネート P−10) ポリメチルメタクリレート P−11) ポリエチルメタクリレート P−12) ポリエチルアクリレート P−13) 酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体
(90:10) P−14) ポリ−n−ブチルアクリレート P−15) ポリ−n−ブチルメタクリレート P−16) ポリイソブチルメタクリレート P−17) ポリイソプロピルメタクリレート P−18) ポリオクチルアクリレート P−19) n−ブチルアクリレート−アクリルアミド
共重合体(95:5) P−20) ステアリルメタクリレート−アクリル酸共
重合体(90:10) P−21) メチルメタクリレート−塩化ビニル共重合
体(70:30) P−22) メチルメタクリレート−スチレン共重合体
(90:10) P−23) メチルメタクリレート−エチルアクリレー
ト共重合体(50:50) P−24) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−スチレン共重合体(50:20:30) P−25) 酢酸ビニル−アクリルアミド共重合体(8
5:15) P−26) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(65:
35) P−27) メチルメタクリレート−アクリルニトリル
共重合体(65:35) P−28) n−ブチルメタクリレート−ペンチルメタ
クリレート−N−ビニル−2−ピロリドン共重合体(3
8:38:24) P−29) メチルメタクリレート−n−ブチルメタク
リレート−イソブチル−メタクリレート−アクリル酸共
重合体(37:29:25:9) P−30) n−ブチルメタクリレート−アクリル酸
(95:5) P−31) メチルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(95:5) P−32) ベンジルメタクリレート−アクリル酸共重
合体(93:7) P−33) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−ベンジルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(35:35:25:5) P−34) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−ベンジルメタクリレート共重合体(40:3
0:30) P−35) ジアセトンアクリルアミド−メチルメタク
リレート共重合体(50:50) P−36) メチルビニルケトン−イソブチルメタクリ
レート共重合体(55:45) P−37) エチルメタクリレート−n−ブチルアクリ
レート共重合体(70:30) P−38) ジアセトンアクリルアミド−n−ブチルア
クリレート共重合体(60:40) P−39) メチルメタクリレート−ステアリルメタク
リレート−ジアセトンアクリルアミド共重合体(40:
40:20) P−40) n−ブチルアクリレート−ステアリルメタ
クリレート−ジアセトンアクリルアミド共重合体(7
0:20:10) P−41) ステアリルメタクリレート−メチルメタク
リレート−アクリル酸共重合体(50:40:10) P−42) メチルメタクリレート−スチレン−ビニル
スルホンアミド共重合体(70:20:10) P−43) メチルメタクリレート−フェニルビニルケ
トン共重合体(70:30) P−44) n−ブチルアクリレート−メチルメタクリ
レート−n−ブチルメタクリレート共重合体(35:3
5:30) P−45) n−ブチルメタクリレート−N−ビニル−
2−ピロリドン共重合体(90:10) P−46) ポリペンチルアクリレート P−47) シクロヘキシルメタクリレート−メチルメ
タクリレート−n−プロピルメタクリレート共重合体
(37:29:34) P−48) ポリペンチルメタクリレート P−49) メチルメタクリレート−n−ブチルメタク
リレート共重合体(65:35) P−50) ビニルアセテート−ビニルプロピオネート
共重合体(75:25) P−51) n−ブチルメタクリレート−3−アクリル
オキシブタン−1−スルホン酸ナトリウム共重合体(9
7:3) P−52) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−アクリルアミド共重合体(35:35:3
0) P−53) n−ブチルメタクリレート−メチルメタク
リレート−塩化ビニル共重合体(37:36:27) P−54) n−ブチルメタクリレート−スチレン共重
合体(82:18) P−55) tert−ブチルメタクリレート−メチル
メタクリレート共重合体(70:30) P−56) ポリ(N−tert−ブチルメタクリルア
ミド) P−57) N−tert−ブチルアクリルアミド−メ
チルフェニルメタクリレート共重合体(60:40) P−58) メチルメタクリレート−アクリルニトリル
共重合体(70:30) P−59) メチルメタクリレート−メチルビニルケト
ン共重合体(38:72) P−60) メチルメタクリレート−スチレン共重合体
(75:25) P−61) メチルメタクリレート−ヘキシルメタクリ
レート共重合体(70:30) P−62) ブチルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(85:15) P−63) メチルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(80:20) P−64) メチルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(98:2) P−65) メチルメタクリレート−N−ビニル−2−
ピロリドン共重合体(90:10) P−66) n−ブチルメタクリレート−塩化ビニル共
重合体(90:10) P−67) n−ブチルメタクリレート−スチレン共重
合体(70:30) P−68) 1,4−ブタンジオール−アジピン酸ポリ
エステル P−69) エチレングリコール−セバシン酸ポリエス
テル P−70) ポリカプロラクタム P−71) ポリプロピオラクタム P−72) ポリジメチルプロピオラクトン P−73) N−tert−ブチルアクリルアミド−ジ
メチルアミノエチルアルアミド共重合体(85:15) P−74) N−tert−ブチルメタクリアミド−ビ
ニルピリジン共重合体(95:5) P−75) マイレン酸ジエチル−n−ブチルアクリレ
ート共重合体(65:35) P−76) N−tert−ブチルアクリルアミド−2
−メトキシエチルアクリレート共重合体(55:45) 本発明において、本発明の共重合体は、芳香族第1級ア
ミン現像主薬の酸化体とカップリングして、色素を形成
するカプラーと共存した状態で親油性微粒子中に存在し
ている分散物として用いるのが好ましい。該分散物は、
カプラーと本発明の共重合体の少なくとも一種を実質的
に水不溶性の高沸点有機溶媒に溶解し、親水性保護コロ
イド中に乳化分散することにより得られる。
【0132】ここで、実質的に水不溶性の高沸点有機溶
媒とは、融点が100℃以下、沸点が140℃以上の水
と非混和性の化合物で、フェノール誘導体、フタル酸エ
ステルやリン酸エステルなどのエステル類、有機酸アミ
ド類、カルバメート類、ケント類等が挙げられる。これ
らは、米国特許第2,322,027号、同第2,35
3,262号、同第2,533,514号、同第2,8
01,170号、同第2,801,171号、同第2,
835,579号、同第2,852,383号、同第
2,870,012号、同第2,991,171号、同
第3,287,134号、同第3,554,755号、
同第3,676,137号、同第3,676,142
号、同第3,700,454号、同第3,748,14
1号、同第3,779,765号及び同第3,837,
863号各明細書に記載されている。
媒とは、融点が100℃以下、沸点が140℃以上の水
と非混和性の化合物で、フェノール誘導体、フタル酸エ
ステルやリン酸エステルなどのエステル類、有機酸アミ
ド類、カルバメート類、ケント類等が挙げられる。これ
らは、米国特許第2,322,027号、同第2,35
3,262号、同第2,533,514号、同第2,8
01,170号、同第2,801,171号、同第2,
835,579号、同第2,852,383号、同第
2,870,012号、同第2,991,171号、同
第3,287,134号、同第3,554,755号、
同第3,676,137号、同第3,676,142
号、同第3,700,454号、同第3,748,14
1号、同第3,779,765号及び同第3,837,
863号各明細書に記載されている。
【0133】また、上記溶解を助けるために、低沸点有
機溶媒、水と混和性の有機溶媒を使用することができ
る。
機溶媒、水と混和性の有機溶媒を使用することができ
る。
【0134】低沸点有機溶媒としては、酢酸エチル、酢
酸ブチル、シクロヘキサノン、イソブチルアルコール、
メチルエチルケトン、メチルセロソルブなどが挙げられ
る。
酸ブチル、シクロヘキサノン、イソブチルアルコール、
メチルエチルケトン、メチルセロソルブなどが挙げられ
る。
【0135】水と混和性の有機溶媒としては、メチルア
ルコール、エチルアルコール、アセトン、フェノキシエ
タノール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド
などが挙げられる。
ルコール、エチルアルコール、アセトン、フェノキシエ
タノール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド
などが挙げられる。
【0136】これらの低沸点有機溶媒や水と混和性の有
機溶媒は、水洗などの方法により、或いは塗布乾燥等に
より除去することができる。
機溶媒は、水洗などの方法により、或いは塗布乾燥等に
より除去することができる。
【0137】また、以上述べた有機溶媒は二種以上を組
み合わせて用いることもできる。
み合わせて用いることもできる。
【0138】親水性保護コロイド中に乳化分散して親油
性微粒子とするには、界面活性剤などの分散助剤を用い
て、撹拌器、ホモジナイザー、コロイドミル、フロージ
ェットミキサー、超音波装置などにより分散する。分散
と同時に低沸点有機溶媒を除去する工程を入れてもよ
い。
性微粒子とするには、界面活性剤などの分散助剤を用い
て、撹拌器、ホモジナイザー、コロイドミル、フロージ
ェットミキサー、超音波装置などにより分散する。分散
と同時に低沸点有機溶媒を除去する工程を入れてもよ
い。
【0139】親水性保護コロイドとしてはゼラチン水溶
液が好ましく用いられる。
液が好ましく用いられる。
【0140】親油性微粒子の平均粒径としては0.04
μmから2μmが好ましいが、より好ましくは0.06
μmから0.4μmである。粒子径は英国コールター社
製コールターモデルN4等により測定できる。
μmから2μmが好ましいが、より好ましくは0.06
μmから0.4μmである。粒子径は英国コールター社
製コールターモデルN4等により測定できる。
【0141】上記において、カプラー、単独又は共重合
体、高沸点溶媒及び低沸点溶媒又は水と混和性の有機溶
媒などの補助溶媒の混合割合は、カプラー、単独又は共
重合体、高沸点溶媒が補助溶媒に溶解して成る溶液が親
水性コロイド中に容易に分散されるのに適した粘度とな
るように選べば良い。この時の値としては、使用される
カプラーの溶解度、重合体の種類や重合度により異な
り、一律に決められないが、例えば重合体のカプラーに
対する割合(重量比)は1:10〜5:1、好ましくは
1:3〜2:1である。
体、高沸点溶媒及び低沸点溶媒又は水と混和性の有機溶
媒などの補助溶媒の混合割合は、カプラー、単独又は共
重合体、高沸点溶媒が補助溶媒に溶解して成る溶液が親
水性コロイド中に容易に分散されるのに適した粘度とな
るように選べば良い。この時の値としては、使用される
カプラーの溶解度、重合体の種類や重合度により異な
り、一律に決められないが、例えば重合体のカプラーに
対する割合(重量比)は1:10〜5:1、好ましくは
1:3〜2:1である。
【0142】また、用いる高沸点溶媒のカプラーに対す
る割合(重量比)は1:20〜5:1、好ましくは1:
10〜2:1である。低沸点溶媒の重合体に対する割合
(重量比)は1:10〜10:1、好ましくは1:4〜
5:1である。
る割合(重量比)は1:20〜5:1、好ましくは1:
10〜2:1である。低沸点溶媒の重合体に対する割合
(重量比)は1:10〜10:1、好ましくは1:4〜
5:1である。
【0143】本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料
の感光性ハロゲン化銀乳剤層にはハロゲン化銀乳剤が含
有される。
の感光性ハロゲン化銀乳剤層にはハロゲン化銀乳剤が含
有される。
【0144】本発明のハロゲン化銀乳剤としては、塩化
銀、臭化銀、沃化銀或いは混合ハロゲン化銀、例えば塩
臭化銀、沃臭化銀、塩沃化銀塩沃臭化銀等を適用するこ
とができる。これらのハロゲン化銀乳剤は通常の方法に
よって製造されるものであり、アンモニア法、中性法、
酸性法、或いはハロゲン変換法、関数添加法、均一沈殿
法などが適用できる。粒子の平均直径は問わないが、
0.01μm〜5μmが好ましい。別々に形成した二種
以上のハロゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
銀、臭化銀、沃化銀或いは混合ハロゲン化銀、例えば塩
臭化銀、沃臭化銀、塩沃化銀塩沃臭化銀等を適用するこ
とができる。これらのハロゲン化銀乳剤は通常の方法に
よって製造されるものであり、アンモニア法、中性法、
酸性法、或いはハロゲン変換法、関数添加法、均一沈殿
法などが適用できる。粒子の平均直径は問わないが、
0.01μm〜5μmが好ましい。別々に形成した二種
以上のハロゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
【0145】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、
通常の方法を用いて化学増感をすることができる。化学
増感には、金錯塩を用いる金増感法、還元性物質を用い
る還元増感法、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物
や所謂、活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、又、周期表
第VIII族に属する貴金属の塩を用いる増感法などを用い
ることができる。
通常の方法を用いて化学増感をすることができる。化学
増感には、金錯塩を用いる金増感法、還元性物質を用い
る還元増感法、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物
や所謂、活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、又、周期表
第VIII族に属する貴金属の塩を用いる増感法などを用い
ることができる。
【0146】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、
分光増感を行うことができる。その方法としては、モノ
メチンシアニン、ペンタメチンシアニン、メロシアニ
ン、カルボシアニン等のシアニン系色素類を単独もしく
は組み合わせて、又はそれらとスチリル染料もしくはア
ミノスチルベン化合物等との組み合わせによって行うこ
とができる。
分光増感を行うことができる。その方法としては、モノ
メチンシアニン、ペンタメチンシアニン、メロシアニ
ン、カルボシアニン等のシアニン系色素類を単独もしく
は組み合わせて、又はそれらとスチリル染料もしくはア
ミノスチルベン化合物等との組み合わせによって行うこ
とができる。
【0147】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤に
は、安定剤、カブリ防止剤、界面活性剤、消泡剤、帯電
防止剤、硬膜剤、膜物性改良剤、増白剤、汚染防止剤、
紫外線吸収剤、イラジエーション防止剤等の添加剤を含
有させることができる。これらの各種添加剤については
Research Disclosure 176巻、
No.17643(1978年)に記載されているもの
がすべて利用できる。
は、安定剤、カブリ防止剤、界面活性剤、消泡剤、帯電
防止剤、硬膜剤、膜物性改良剤、増白剤、汚染防止剤、
紫外線吸収剤、イラジエーション防止剤等の添加剤を含
有させることができる。これらの各種添加剤については
Research Disclosure 176巻、
No.17643(1978年)に記載されているもの
がすべて利用できる。
【0148】本発明のカラー写真感光材料の支持体は、
目的に応じて適宜選択することができる。例えば、セル
ロースアセテートフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネート
フィルム、又はこれらの積層物、紙、バライタ紙、α−
オレフィンポリマーで被覆された紙、合成紙、ガラス、
金属などがある。
目的に応じて適宜選択することができる。例えば、セル
ロースアセテートフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネート
フィルム、又はこれらの積層物、紙、バライタ紙、α−
オレフィンポリマーで被覆された紙、合成紙、ガラス、
金属などがある。
【0149】上記カラー写真感光材料において、バイン
ダー又は保護コロイドとしては、ゼラチンを用いるのが
有利であるが、それ以外の親水性コロイド、例えばゼラ
チン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマ
ー、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、セルロース硫酸エステル類等のようなセルロ
ース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコ
ール部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド
等の単一或いは共重合体の如き多種の合成親水性高分子
物質などを混合して用いることができる。
ダー又は保護コロイドとしては、ゼラチンを用いるのが
有利であるが、それ以外の親水性コロイド、例えばゼラ
チン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマ
ー、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、セルロース硫酸エステル類等のようなセルロ
ース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコ
ール部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド
等の単一或いは共重合体の如き多種の合成親水性高分子
物質などを混合して用いることができる。
【0150】
【実施例】以下、実施例により本発明の詳細を具体的に
説明するが本発明の実施態様はこれらに限定されるもの
ではない。
説明するが本発明の実施態様はこれらに限定されるもの
ではない。
【0151】実施例1 紙支持体の片面にポリエチレンをラミネートし、もう一
方の面に酸化チタンを含有するポリエチレンをラミネー
トした支持体上に、以下に示す構成の各層を酸化チタン
を含有するポリエチレン層の側に塗設し多層ハロゲン化
銀カラー写真感光材料の試料1〜20を作製した。塗布
液は下記の如く調製した。
方の面に酸化チタンを含有するポリエチレンをラミネー
トした支持体上に、以下に示す構成の各層を酸化チタン
を含有するポリエチレン層の側に塗設し多層ハロゲン化
銀カラー写真感光材料の試料1〜20を作製した。塗布
液は下記の如く調製した。
【0152】第1層塗布液 イエローカプラー(表3に記載)26.7g、色素画像
安定化剤(ST−1)10.0g、色素画像安定化剤
(ST−2)6.67g、添加剤(HQ−1)0.67
g、イラジエーション防止染料(AI−3)0.33
g、高沸点有機溶媒(表3に記載)6.67gに酢酸エ
チル60mlを加え溶解し、この溶液を20%界面活性
剤(SU−1)7mlを含有する10%ゼラチン水溶液
220mlに超音波ホモジナイザーを用いて乳化分散さ
せてイエローカプラー分散液を作製した。この分散液を
下記条件にて作製した青感性ハロゲン化銀乳剤(銀8.
68g含有)と混合し第1層塗布液を調製した。
安定化剤(ST−1)10.0g、色素画像安定化剤
(ST−2)6.67g、添加剤(HQ−1)0.67
g、イラジエーション防止染料(AI−3)0.33
g、高沸点有機溶媒(表3に記載)6.67gに酢酸エ
チル60mlを加え溶解し、この溶液を20%界面活性
剤(SU−1)7mlを含有する10%ゼラチン水溶液
220mlに超音波ホモジナイザーを用いて乳化分散さ
せてイエローカプラー分散液を作製した。この分散液を
下記条件にて作製した青感性ハロゲン化銀乳剤(銀8.
68g含有)と混合し第1層塗布液を調製した。
【0153】第2層〜第7層塗布液も上記第1層塗布液
と同様に調製した。
と同様に調製した。
【0154】また硬膜剤として第2層及び第4層に(H
−1)を、第7層に(H−2)を添加した。塗布助剤と
しては界面活性剤(SU−2)、(SU−3)を添加
し、表面張力を調整した。なおハロゲン化銀写真感光材
料中の添加量は特に記載のない限り1m2当りのグラム
数を示す。
−1)を、第7層に(H−2)を添加した。塗布助剤と
しては界面活性剤(SU−2)、(SU−3)を添加
し、表面張力を調整した。なおハロゲン化銀写真感光材
料中の添加量は特に記載のない限り1m2当りのグラム
数を示す。
【0155】
【表1】
【0156】
【表2】
【0157】
【化54】
【0158】
【化55】
【0159】
【化56】
【0160】
【化57】
【0161】
【化58】
【0162】
【化59】
【0163】
【化60】
【0164】(青感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法)4
0℃に保温した2%ゼラチン水溶液1000ml中に下
記(A液)及び(B液)をpAg=6.5、pH=3.
0に制御しつつ30分かけて同時添加し、更に下記(C
液)、及び(D液)をpAg=7.3、pH=5.5に
制御しつつ180分かけて同時添加した。pHの制御は
硫酸又は水酸化ナトリウムの水溶液を用いて行なった。
pAgの制御は、下記組成の制御液を用いた。制御液の
組成は、塩化ナトリウムと硫化カリウムからなる混合ハ
ロゲン化物塩水溶液であり、塩化物イオンと臭化物イオ
ンの比は、99.8:0.2とし、制御液の濃度は、
(A液)、(B液)を混合する際には、0.1モル/リ
ットル、(C液)、(D液)を混合する際には1モル/
リットルとした。
0℃に保温した2%ゼラチン水溶液1000ml中に下
記(A液)及び(B液)をpAg=6.5、pH=3.
0に制御しつつ30分かけて同時添加し、更に下記(C
液)、及び(D液)をpAg=7.3、pH=5.5に
制御しつつ180分かけて同時添加した。pHの制御は
硫酸又は水酸化ナトリウムの水溶液を用いて行なった。
pAgの制御は、下記組成の制御液を用いた。制御液の
組成は、塩化ナトリウムと硫化カリウムからなる混合ハ
ロゲン化物塩水溶液であり、塩化物イオンと臭化物イオ
ンの比は、99.8:0.2とし、制御液の濃度は、
(A液)、(B液)を混合する際には、0.1モル/リ
ットル、(C液)、(D液)を混合する際には1モル/
リットルとした。
【0165】 (A液) 塩化ナトリウム 3.42g 臭化カリウム 0.03g 水を加えて 200ml に仕上げた。
【0166】 (B液) 硝酸銀 10g 水を加えて 200ml に仕上げた。
【0167】 (C液) 塩化ナトリウム 102.7g 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 600ml に仕上げた。
【0168】 (D液) 硝酸銀 300g 水を加えて 600ml に仕上げた。
【0169】添加終了後、花王アトラス社製デモールN
a5%水溶液と硫酸マグネシウムの2.0%水溶液を用
いて脱塩を行なった後、ゼラチン水溶液と混合して平均
粒径0.85μm、変動係数(σ/F)=0.07、塩
化銀含有率の99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP
−1を得た。
a5%水溶液と硫酸マグネシウムの2.0%水溶液を用
いて脱塩を行なった後、ゼラチン水溶液と混合して平均
粒径0.85μm、変動係数(σ/F)=0.07、塩
化銀含有率の99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP
−1を得た。
【0170】上記乳剤EMP−1に対し、下記化合物を
用い50℃にて90分化学熟成を行ない、青感性ハロゲ
ン化銀乳剤(Em−B)を得た。
用い50℃にて90分化学熟成を行ない、青感性ハロゲ
ン化銀乳剤(Em−B)を得た。
【0171】 チオ硫酸ナトリウム 0.8mg/モルAgX 塩化金酸 0.5mg/モルAgX 安定剤STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素BS−1 4×10-4モル/モルAgX 増感色素BS−2 1×10-4モル/モルAgX (緑感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法)(A液)と(B
液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変
更する以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.4
3μm、変動係数(σ/F)=0.08、塩化銀含有率
99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−2を得た。
液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変
更する以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.4
3μm、変動係数(σ/F)=0.08、塩化銀含有率
99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−2を得た。
【0172】EMP−2に対し、下記化合物を用いて5
5℃で120分化学熟成を行ない、緑感性ハロゲン化銀
乳剤(Em−G)を得た。
5℃で120分化学熟成を行ない、緑感性ハロゲン化銀
乳剤(Em−G)を得た。
【0173】 チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/モルAgX 塩化金酸 1.0mg/モルAgX 安定剤STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素GS−1 4×10-4モル/モルAgX (赤感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法)(A液)と(B
液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変
更する以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.5
0μm、変動係数(σ/F)=0.08、塩化銀含有率
99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−3を得た。
液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変
更する以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.5
0μm、変動係数(σ/F)=0.08、塩化銀含有率
99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−3を得た。
【0174】EMP−3に対し、下記化合物を用いて6
0℃で90分化学熟成を行ない、赤感性ハロゲン化銀乳
剤(Em−R)を得た。
0℃で90分化学熟成を行ない、赤感性ハロゲン化銀乳
剤(Em−R)を得た。
【0175】 チオ硫酸ナトリウム 1.8mg/モルAgX 塩化金酸 2.0mg/モルAgX 安定剤STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素RS−1 1×10-4モル/モルAgX
【0176】
【数1】
【0177】
【化61】
【0178】このようにして得られた試料は下記の方法
により、評価を行った。
により、評価を行った。
【0179】《相対感度の評価》各試料について青フィ
ルターを介し0.5秒でセンシトメトリー用の階調露光
を与えた後、以下の現像処理を行った。得られた試料を
光学濃度計(コニカ(株)製PDA−65型)を用いて
濃度測定し感度及び最高濃度(Dmax)を求めた。
ルターを介し0.5秒でセンシトメトリー用の階調露光
を与えた後、以下の現像処理を行った。得られた試料を
光学濃度計(コニカ(株)製PDA−65型)を用いて
濃度測定し感度及び最高濃度(Dmax)を求めた。
【0180】《保存性の評価》各試料のそれぞれについ
て塗布後1日後を25℃,60%(相対湿度)の環境下
で3カ月間経時保存後、上記同様に露光、処理を行い両
者の感度を比較した。
て塗布後1日後を25℃,60%(相対湿度)の環境下
で3カ月間経時保存後、上記同様に露光、処理を行い両
者の感度を比較した。
【0181】感度比較は塗布後1日の試料の感度を10
0とし3か月保存後の試料の感度を相対感度で表した。
0とし3か月保存後の試料の感度を相対感度で表した。
【0182】《露光時の湿度変化による感度変動の評
価》露光時の周囲温度を25℃に一定にし、周囲の湿度
を15%と18%に変化させて感度を比較し、露光時の
周囲湿度の変化による感度変動の試験を行った。感度の
比較は湿度が15%のときの感度を100とし、湿度が
18%のときの感度を相対感度で表した。
価》露光時の周囲温度を25℃に一定にし、周囲の湿度
を15%と18%に変化させて感度を比較し、露光時の
周囲湿度の変化による感度変動の試験を行った。感度の
比較は湿度が15%のときの感度を100とし、湿度が
18%のときの感度を相対感度で表した。
【0183】また、得られた試料について、前記と同様
の露光を与えた後、前記処理工程中の発色現像液の発色
現像主薬であるCD−3の量を3.5g/lとした以外
は同様の工程により処理を行い、青感性感光層の最高濃
度(Dmax′)を測定した。
の露光を与えた後、前記処理工程中の発色現像液の発色
現像主薬であるCD−3の量を3.5g/lとした以外
は同様の工程により処理を行い、青感性感光層の最高濃
度(Dmax′)を測定した。
【0184】また、上記試料1〜20について、以下の
方法によって色再現性を評価した。
方法によって色再現性を評価した。
【0185】まず、カラーネガフィルム(コニカカラー
LV−400:コニカ株式会社製)とカメラ(コニカF
T−1 MOTOR:コニカ株式会社製)を用いてマク
ベス社製カラーチェッカーを撮影した。続いて、カラー
ネガ現像処理(CNK−4:コニカ株式会社製)を行な
い、得られたネガ像をコニカカラープリンターCL−P
2000(コニカ株式会社製)を用いて上記試料No.
1〜20に82mm×117mmの大きさにプリント
し、前記と同様にして実技プリントを得た。プリントの
際のプリンター条件は、カラーチェッカー上の灰色がプ
リント上で灰色になるように各試料毎に設定を行なっ
た。
LV−400:コニカ株式会社製)とカメラ(コニカF
T−1 MOTOR:コニカ株式会社製)を用いてマク
ベス社製カラーチェッカーを撮影した。続いて、カラー
ネガ現像処理(CNK−4:コニカ株式会社製)を行な
い、得られたネガ像をコニカカラープリンターCL−P
2000(コニカ株式会社製)を用いて上記試料No.
1〜20に82mm×117mmの大きさにプリント
し、前記と同様にして実技プリントを得た。プリントの
際のプリンター条件は、カラーチェッカー上の灰色がプ
リント上で灰色になるように各試料毎に設定を行なっ
た。
【0186】得られた実技プリントについて、色再現性
を目視により評価した。
を目視により評価した。
【0187】結果を表3にまとめて示した。
【0188】処理条件は下記の通りである。
【0189】 処理工程 温 度 時 間 発色現像 35.0±0.3℃ 45秒 漂白定着 35.0±0.5℃ 45秒 安定化 30〜34℃ 90秒 乾 燥 60〜80℃ 60秒 発色現像液 純水 800ml トリエタノールアミン 10g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 5g 臭化カリウム 0.02g 塩化カリウム 2g 亜硫酸カリウム 0.3g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 1.0g エチレンジアミン四酢酸 1.0g カテコール−3,5−ジスルホン酸二ナトリウム塩 1.0g ジエチレングリコール 10g N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸塩(CD−3) 4.5g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンスルホン酸誘導体)1.0g 炭酸カリウム 27g 水を加えて全量を1リットルとし、pH=10.10に調整する。
【0190】 漂白定着液 エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミン四酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 100ml 亜硫酸アンモニウム (40%水溶液) 27.5ml 水を加えて全量を1リットルとし、炭酸カリウム又は氷酢酸でpH=5.7に 調整する。
【0191】 安定化液 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.2g 1,2−ベンツイソチアゾリン−3−オン 0.3g エチレングリコール 1.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2.0g o−フェニルフェノールナトリウム 1.0g エチレンジアミン四酢酸 1.0g 水酸化アンモニウム(20%水溶液) 3.0g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンスルホン酸誘導体)1.5g 水を加えて全量を1リットルとし、硫酸又は水酸化カリウムでpH=7.0に 調整する。
【0192】
【表3】
【0193】
【化62】
【0194】表3から明らかなように、本発明外のイエ
ローカプラーと本発明外の高沸点有機溶媒(以下HBS
ともいう)を使用した試料No.1及びNo.2は、感
度、最高濃度、生保存性、露光時の湿度依存性、処理変
動性、色再現性とも充分とは言い難い。また、本発明外
のイエローカプラーと本発明のHBSを使用した試料N
o.3及びNo.4は、最高濃度、色再現性に若干の改
善が認められるが、生保存性、露光時の湿度依存性とも
十分とは言い難い。
ローカプラーと本発明外の高沸点有機溶媒(以下HBS
ともいう)を使用した試料No.1及びNo.2は、感
度、最高濃度、生保存性、露光時の湿度依存性、処理変
動性、色再現性とも充分とは言い難い。また、本発明外
のイエローカプラーと本発明のHBSを使用した試料N
o.3及びNo.4は、最高濃度、色再現性に若干の改
善が認められるが、生保存性、露光時の湿度依存性とも
十分とは言い難い。
【0195】一方本発明のイエローカプラーと本発明外
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
とも若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性
とも十分とは言い難い。
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
とも若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性
とも十分とは言い難い。
【0196】これに対し本発明の試料No.6〜試料N
o.20は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存性が
良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色再現
性についても非常に良好である。
o.20は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存性が
良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色再現
性についても非常に良好である。
【0197】実施例2 実施例1において、第1層のHBSを表4に示す如く変
えた以外は前記実施例1と全く同様にして試料を作成
し、前記実施例1と同様な評価を行った。結果を併せて
表4に示す。
えた以外は前記実施例1と全く同様にして試料を作成
し、前記実施例1と同様な評価を行った。結果を併せて
表4に示す。
【0198】
【表4】
【0199】表4から明らかなように、本発明外のイエ
ローカプラーと本発明外のHBSを使用した試料No.
1及びNo.2は、感度、最高濃度、生保存性、露光時
の湿度依存性、処理変動性、色再現性とも充分とは言い
難い。また、本発明外のイエローカプラーと本発明のH
BSを使用した試料No.23及びNo.24は、最高
濃度、色再現性に若干の改善が認められるが、生保存
性、露光時の湿度依存性とも十分とは言い難い。
ローカプラーと本発明外のHBSを使用した試料No.
1及びNo.2は、感度、最高濃度、生保存性、露光時
の湿度依存性、処理変動性、色再現性とも充分とは言い
難い。また、本発明外のイエローカプラーと本発明のH
BSを使用した試料No.23及びNo.24は、最高
濃度、色再現性に若干の改善が認められるが、生保存
性、露光時の湿度依存性とも十分とは言い難い。
【0200】一方本発明のイエローカプラーと本発明外
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
に若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性と
も十分とは言い難い。
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
に若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性と
も十分とは言い難い。
【0201】これに対し本発明の試料No.26〜試料
No.40は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存性
が良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色再
現性についても非常に良好である。
No.40は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存性
が良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色再
現性についても非常に良好である。
【0202】実施例3 実施例1において、第1層のHBSを表5に示す如く変
えた以外は前記実施例1と全く同様にして試料を作成
し、前記実施例1と同様な評価を行った。結果を併せて
表5に示す。
えた以外は前記実施例1と全く同様にして試料を作成
し、前記実施例1と同様な評価を行った。結果を併せて
表5に示す。
【0203】
【表5】
【0204】表5から明らかなように、本発明外のイエ
ローカプラーと本発明外のHBSを使用した試料No.
1及びNo.2は、感度、最高濃度、生保存性、露光時
の湿度依存性、処理変動性、色再現性とも充分とは言い
難い。また、本発明外のイエローカプラーと本発明のH
BSを使用した試料No.43及びNo.44は、最高
濃度、色再現性に若干の改善が認められるが、生保存
性、露光時の湿度依存性とも十分とは言い難い。
ローカプラーと本発明外のHBSを使用した試料No.
1及びNo.2は、感度、最高濃度、生保存性、露光時
の湿度依存性、処理変動性、色再現性とも充分とは言い
難い。また、本発明外のイエローカプラーと本発明のH
BSを使用した試料No.43及びNo.44は、最高
濃度、色再現性に若干の改善が認められるが、生保存
性、露光時の湿度依存性とも十分とは言い難い。
【0205】一方本発明のイエローカプラーと本発明外
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
に若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性と
も十分とは言い難い。
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
に若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性と
も十分とは言い難い。
【0206】これに対し本発明の試料No.46〜試料
No.60は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存性
が良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色再
現性についても非常に良好である。
No.60は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存性
が良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色再
現性についても非常に良好である。
【0207】実施例4 実施例1において、第1層のHBSを表6に示す如く変
えた以外は前記実施例1と全く同様にして試料を作成
し、前記実施例1と同様な評価を行った。結果を併せて
表6に示す。
えた以外は前記実施例1と全く同様にして試料を作成
し、前記実施例1と同様な評価を行った。結果を併せて
表6に示す。
【0208】
【表6】
【0209】表6から明らかなように、本発明外のイエ
ローカプラーと本発明外のHBSを使用した試料No.
1及びNo.2は、感度、最高濃度、生保存性、露光時
の湿度依存性、処理変動性、色再現性とも充分とは言い
難い。また、本発明外のイエローカプラーと本発明のH
BSを使用した試料No.63及びNo.64は、最高
濃度、色再現性に若干の改善が認められるが、生保存
性、露光時の湿度依存性とも十分とは言い難い。
ローカプラーと本発明外のHBSを使用した試料No.
1及びNo.2は、感度、最高濃度、生保存性、露光時
の湿度依存性、処理変動性、色再現性とも充分とは言い
難い。また、本発明外のイエローカプラーと本発明のH
BSを使用した試料No.63及びNo.64は、最高
濃度、色再現性に若干の改善が認められるが、生保存
性、露光時の湿度依存性とも十分とは言い難い。
【0210】一方本発明のイエローカプラーと本発明外
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
に若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性と
も十分とは言い難い。
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
に若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性と
も十分とは言い難い。
【0211】これに対し本発明の試料No.66〜試料
No.80は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存性
が良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色再
現性についても非常に良好である。
No.80は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存性
が良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色再
現性についても非常に良好である。
【0212】実施例5 実施例1において、第1層のHBSを表7に示す如く変
えた以外は前記実施例1と全く同様にして試料を作成
し、前記実施例1と同様な評価を行った。結果を併せて
表7に示す。
えた以外は前記実施例1と全く同様にして試料を作成
し、前記実施例1と同様な評価を行った。結果を併せて
表7に示す。
【0213】
【表7】
【0214】表7から明らかなように、本発明外のイエ
ローカプラーと本発明外のHBSを使用した試料No.
1及びNo.2は、感度、最高濃度、生保存性、露光時
の湿度依存性、処理変動性、色再現性とも充分とは言い
難い。また、本発明外のイエローカプラーと本発明のH
BSを使用した試料No.83及びNo.84は、最高
濃度、色再現性に若干の改善が認められるが、生保存
性、露光時の湿度依存性とも十分とは言い難い。
ローカプラーと本発明外のHBSを使用した試料No.
1及びNo.2は、感度、最高濃度、生保存性、露光時
の湿度依存性、処理変動性、色再現性とも充分とは言い
難い。また、本発明外のイエローカプラーと本発明のH
BSを使用した試料No.83及びNo.84は、最高
濃度、色再現性に若干の改善が認められるが、生保存
性、露光時の湿度依存性とも十分とは言い難い。
【0215】一方本発明のイエローカプラーと本発明外
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
に若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性と
も十分とは言い難い。
のHBSを使用した試料No.5は、発色性、生保存性
に若干の効果が認められるが、処理変動性、色再現性と
も十分とは言い難い。
【0216】これに対し本発明の試料No.86〜試料
No.100は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存
性が良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色
再現性についても非常に良好である。
No.100は、何れも感度、最高濃度が高く、生保存
性が良好であり、露光時の湿度依存性、処理変動性、色
再現性についても非常に良好である。
【0217】
【発明の効果】本発明により、感光材料の生保存性、露
光時の湿度依存性、発色性、色再現性に優れ、しかも処
理変動性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提
供することができた。
光時の湿度依存性、発色性、色再現性に優れ、しかも処
理変動性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提
供することができた。
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
層を含む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤
層に下記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエ
ローカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性
ハロゲン化銀乳剤層に下記一般式〔S−I〕で表される
化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 〔式中、RA、RB及びRCはアルキル基を表し、RE、R
F及びRGは各々水素原子、アルキル基又はアルコキシル
基を表す。〕 【化2】 〔式中、RA及びRCはアルキル基を表し、RDはハロゲ
ン原子を表し、RE、RF及びRGは各々水素原子、アル
キル基又はアルコキシル基を表す。〕 【化3】 〔式中、R40、R50及びR60は各々脂肪族基又は芳香族
基を表し、l、m及びnは各々0又は1を表す。但し
l、m及びnは同時に1であることはない。〕 - 【請求項2】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
層を含む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤
層に上記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエ
ローカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性
ハロゲン化銀乳剤層に下記一般式〔S−II〕で表される
化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式〔S−II〕 RA−NHSO−RB 〔式中、RA及びRBは各々水素原子、アルキル基、シク
ロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、ア
ルキニル基、アリール基、複素環基、アルコキシ基、ア
リールオキシ基、複素環オキシ基、又は 【化4】 を表す。ここでRC及びRDは各々水素原子、アルキル基
又はアリール基を表す。RAとRBは同じであっても異な
っていてもよい。〕 - 【請求項3】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
層を含む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤
層に上記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエ
ローカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性
ハロゲン化銀乳剤層に下記一般式〔S−III〕で表され
る化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とする
ハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化5】 〔式中、J′は2価の有機基を表し、Yはアルキル基、
シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキ
ニル基、シクロアルケニル基、複素環基を表す。〕 - 【請求項4】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
層を含む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤
層に上記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエ
ローカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性
ハロゲン化銀乳剤層に下記一般式〔S−IV〕で表される
化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化6】 〔式中、R51及びR52は各々脂肪族基又は−COR
53(R53は脂肪族基を表す。)を表し、J5は2価の有
機基又は単なる結合手を表し、l5は0〜6の整数を表
す。〕 - 【請求項5】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
層を含む写真構成層を有し、該青感性ハロゲン化銀乳剤
層に上記一般式〔I〕又は一般式〔II〕で表されるイエ
ローカプラーの少なくとも一種を含有し、かつ該青感性
ハロゲン化銀乳剤層に、水不溶性かつ有機溶媒可溶性の
単独重合体又は共重合体の少なくとも一種を含有するこ
とを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3067696A JPH09222708A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3067696A JPH09222708A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09222708A true JPH09222708A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12310324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3067696A Pending JPH09222708A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09222708A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7425408B2 (en) | 2002-03-01 | 2008-09-16 | Fujifilm Corporation | Silver halide color photographic light-sensitive material |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP3067696A patent/JPH09222708A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7425408B2 (en) | 2002-03-01 | 2008-09-16 | Fujifilm Corporation | Silver halide color photographic light-sensitive material |
US7556918B2 (en) | 2002-03-01 | 2009-07-07 | Fujifilm Corporation | Silver halide color photographic light-sensitive material |
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