JPH09222654A - カメラ及びフィルム再使用制御装置 - Google Patents

カメラ及びフィルム再使用制御装置

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JPH09222654A
JPH09222654A JP8050774A JP5077496A JPH09222654A JP H09222654 A JPH09222654 A JP H09222654A JP 8050774 A JP8050774 A JP 8050774A JP 5077496 A JP5077496 A JP 5077496A JP H09222654 A JPH09222654 A JP H09222654A
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film
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camera
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Susumu Tamura
進 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部使用済みのフィルムを再使用する場合
に、二重露光等の事故が発生するのを防止するカメラま
たは、フィルム再使用制御装置を提供する。 【解決手段】 一部使用済みのフィルムが再使用される
場合の未使用駒位置を判定する第1の判定手段と、前記
第1の判定手段がフィルムの未使用駒位置を判定できる
か否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手
段がフィルムの未使用駒位置を判定できないと前記第2
の判定手段が判定することに応じて、前記フィルムの再
使用を規制する規制手段とを有するカメラ、または再使
用制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、途中まで使用した
フィルムカートリッジを再使用可能なカメラまたはフィ
ルム再使用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より磁気記憶部付フィルムを用い
て、この磁気記憶部に対する情報の書込み及び読出しを
行う磁気ヘッドを有するカメラが、米国特許第4864
332号にて提案されている。
【0003】また、フィルムの先端部をも収納したフィ
ルムカートリッジを用いてフィルムを撮影の途中で巻戻
し、さらにこのカートリッジをカメラに再装填した場合
に、フィルム上の磁気情報を読み出し、自動的に未露光
の駒から撮影が可能になるというカメラが米国特許第4
878075号にて提案されている。
【0004】この米国特許第4878075号によれ
ば、フィルムには透明な磁気層からなる磁気記憶部が備
わっていて、カメラは磁気記憶部へ情報を書込み、ある
いは予め記録されている情報を読出す磁気ヘッドを有
し、途中巻戻されたフィルムカートリッジが再装填され
た際に、フィルムを巻上げ各駒の露光済、未露光の判別
を行うことで、未露光駒の頭出しを行っている。
【0005】このために、撮影済駒に特定の情報を記録
してこれを撮影済フラグとし、再装填時にこの撮影済フ
ラグがあるか否かを磁気ヘッドにより読出して、撮影済
フラグがある駒を「露光済」駒と判別する。
【0006】そして、途中巻戻したフィルムカートリッ
ジを再装填した場合、フィルムを巻上げながら上記撮影
済フラグの情報があるか無いかを検出することにより、
各駒が露光済か否かを判別し、露光済駒でないことが判
別された時には、フィルムを1駒巻戻すことにより未露
光駒の頭出しを行う。すなわち、再装填時のフィルムの
巻上げ→露出済駒検出→未露出駒位置出しシーケンスを
行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ム巻上げ中に、磁気ヘッドにより読出されるフィルムに
記録されている情報は、フィルムの巻上げスピードに影
響されるため、後述の図3に示されるように、フィルム
巻上げスピードが遅くなれば磁気出力も正比例して低下
し、磁気出力が低下するとカメラの電気回路のノイズと
の差が無くなって、フィルムに記録された情報なのかノ
イズなのかの判別が困難になり、以下のような不都合が
生じる。
【0008】1.フィルムに記録された情報をノイズと
判別してしまって、露光済の駒を未露光駒と誤認して再
露光(多重撮影)してしまう。
【0009】2.ノイズをフィルムに記録された情報と
判別し、未露光駒を露光済駒と誤認してしまい撮影が不
可能になる。
【0010】さらに、フィルムの種類によって、例え
ば、ネガフィルムとリバーサルフィルムでは磁気層の磁
気密度が異なり、同じフィルム巻上げスピードでも磁気
出力が異なるという問題があった。
【0011】本発明の第1の目的は、一部使用済みのフ
ィルムを再使用する場合に駆動電圧が低下するなどして
フィルム給送が安定して行われていないなどのために、
未使用駒位置が正確に判別できないような状況ではフィ
ルムの再使用を規制し、二重露光、撮影不能等の事故を
防止するカメラまたは、フィルム再使用制御装置を提供
しようとするものである。
【0012】本発明の第2の目的は、上記第1の目的に
加え、一部使用済みのフィルムを再使用する場合に未使
用駒位置が判別できるか否かの判定をフィルムの種類等
に応じて変更し、二重露光、撮影不能等の事故を確実に
防止すると共に、一部使用済みのフィルムを再使用でき
る可能性を高められるカメラまたは、フィルム再使用制
御装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、請求項1〜13または17に記載
のようなカメラまたはフィルム再使用制御装置とするも
のである。つまり、上記第1の目的を達成するために本
発明は、一部使用済みのフィルムが再使用される場合の
未使用駒位置を判定する第1の判定手段と、前記第1の
判定手段がフィルムの未使用駒位置を判定できるか否か
を判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段がフ
ィルムの未使用駒位置を判定できないと前記第2の判定
手段が判定することに応じて、前記フィルムの再使用を
規制する規制手段とを有するカメラまたはフィルム再使
用制御装置とするものである。。
【0014】上記第2の目的を達成するために、本発明
は請求項14〜16または18に記載のようなカメラま
たはフィルム再使用制御装置とするものである。つま
り、上記第2の目的を達成するために、本発明は上記構
成に加え、使用されるフィルムのフィルムの種類を判定
する第4の判定手段と、前記第4の判定手段により判定
されたフィルムの種類に応じて前記第2の判定手段の判
定基準をネガフィルムよりポジフィルムを高くする変更
手段とを有するカメラまたはフィルム再使用制御装置と
するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1〜図4は本発明
の第1の実施の形態を示した図である。図1はカメラの
要部構成を示す斜視図であり、1は撮影レンズ、2はフ
ァインダ光学系と測距センサに光束を導くハーフミラ
ー、3はシャッタ、4はファインダ光学ブロック、5は
AEのための測光センサ、6は測光センサ5の受光角を
決めるレンズ、7はフィルムのパーフォレーション
1,P2を検知してフィルムの1駒割出しを行うための
信号を発生するフォトリフレクタ、8はスプール内に配
置されたフィルム給送モータ、9は減速及び巻上げ巻戻
しの切換えを行うギヤ列、10は巻戻しフォークであ
る。
【0017】Cはベース側に磁気記憶部を備えたフィル
ムFを収納しているフィルムカートリッジ、、P1,P2
は撮影画面Aに対応したパーフォレーションで、フィル
ムの位置を判別する手段の構成要素であり、Hはフィル
ムF上の磁気トラックTに情報を書込み、また読出しを
行う磁気ヘッドである。
【0018】11はフィルムFを磁気ヘッドHに押付け
るパッドで、中央部にフィルムFとヘッドギャップの密
着性を高めるための凹部を持つ。12は測距光学系を含
む測距センサである。13はレリーズボタン、14は測
光、測距の起動を行うスイッチSW1、15はシャッタ
の開放、フィルム給送のシーケンスをスタートするスイ
ッチSW2、16は途中巻戻しを行うリワインドスイッ
チである。
【0019】図2は、図1のカメラの回路ブロック図で
あり、図1と同じまたは相当部分は同一符号を付してあ
る。図中の20はカメラ全体の制御用のマイクロコンピ
ュータ等からなる制御回路、21は磁気ヘッドHの制御
を行う磁気記録/読出し回路、22は図2の回路の駆動
電源の電源電圧を検出する電源電圧検出回路(BCチェ
ック回路と兼用可)、23はフィルム給送モータを駆動
するフィルム給送駆動回路、24は測光センサ5を制御
する測光回路、25は測距センサ12を制御する測距回
路、26はシャッタ3を制御するシャッタ制御回路、2
7はフォトリフレクタ7を制御するパーフォレーション
検出回路、28は装填されているフィルムカートリッジ
のフィルムの未使用(未露光)、一部使用(一部露光済
み)、全駒使用済み(全駒露光済み)等の使用状態を表
示する表示手段(指標)を識別するフィルム使用状態識
別回路、29は装填されているカートリッジのフィルム
のISO感度、撮影枚数、ネガかリバーサルか、白黒か
カラーか等のフィルムの種類を表示する表示手段を識別
するフィルム種類識別回路、30は絞り、シャッタスピ
ード、フィルム感度、電池残量、各種の警告の表示を行
うための表示手段としての表示回路、31はカメラにフ
ィルムカートリッジが装填されたことを検出するパトロ
ーネスイッチ、32は不図示のカートリッジ室蓋が閉じ
られたことを検出する蓋スイッチである。
【0020】図3は、電源電圧と、フィルム巻上げスピ
ードと、磁気出力の相互の関係を示す図で、フィルムF
上の磁気トラックTに記録された露光済を示す磁気情報
が確実に読める、SN比1以上を保証する磁気出力に対
応する電源電圧を所定値Bとして設定した状態を示して
いる。図3の例で所定値Bは、例えば、初期電圧6Vの
電池電圧が半分の3Vまで低下した値とすれば、電源電
圧が3Vまで低下するとフィルム巻上げスピードは30
0mm/sから100mm/sにまで低下すると共に、
磁気ヘッドによる磁気出力も150μVまで低下する様
子を示す。なお、電源電圧軸の禁止電圧(3Vの下)は
カメラ本来のバッテリチェックでカメラを作動禁止にす
る電圧である。
【0021】つぎに、以上の構成の動作について、図4
に示す図2の制御回路20のフローチャートに従って説
明する。図4はノーマルワインド方式のカメラのフィル
ムカートリッジの装填から、撮影準備完了までの動作を
示す、以下で各ステップは“S”と略す。
【0022】フィルムカートリッジCがカメラのカート
リッジ室(不図示)に装填されると、パトローネスイッ
チ31のONを検出し(S101)、カートリッジ室蓋
(不図示)が閉まると蓋スイッチ32のONを検出する
(S102)。次に、S103において、電源電圧検出
回路22により電源電圧を測定し、電源電圧が禁止電圧
(フィルムの巻上げ、正常なレリーズが困難等の本来の
バッテリチェックで作動禁止となる電圧)より下回って
いる時はS118へ進み、表示回路30により電源電圧
が低いためフィルム巻上げができないと警告する。
【0023】また、電源電圧が禁止電圧を上回っている
時には、フィルム種類識別回路29により装填されたフ
ィルムカートリッジのフィルムのISO感度、撮影枚
数、ネガかリバーサルか等の情報を読み込む(S10
4)。
【0024】次に、S105では、フィルムの使用状態
識別回路28により、装填されたフィルムカートリッジ
のフィルムの使用状態を識別し、全駒露光済(EX)状
態と識別した場合にはS119へ進み、表示回路30に
よりフィルムが全駒露光済で使用できないことを警告す
る。また、全駒未露光(UN)状態と識別した時にはS
114へ進み、フィルム給送駆動回路23によりフィル
ム給送モータ8を駆動し、オートローディング(AL)
を開始する。
【0025】続いて、S115では、パーフォレーショ
ン検出回路27によりフィルムFのパーフォレーション
をカウントし、所定駒数の巻上げが行われてオートロー
ディングが完了したかどうか判定し(S116)、完了
していればフィルム給送駆動回路23によりフィルム給
送モータ8を停止させ(S117)、撮影動作への移行
となる。
【0026】また、S105の処理でフィルムの使用状
態が一部の駒のみ露光済(PA)状態と識別した場合に
はS106へ進む。S106では本実施例の処理とし
て、電源電圧が所定値B以上か否かを判断するが、先
ず、この電源電圧の測定は図3に示すように検出する。
【0027】1.本来の電源電圧検出回路22による電
池電圧の直接測定。
【0028】2.公知のバッテリチェックの一方式であ
るフィルム巻上げスピードを、パーフォレーションの検
出時間より算出し間接的に電源電圧の低下分を検出す
る。
【0029】3.磁気ヘッドの読取りレベルより間接的
に電源電圧の低下分を検出する。
【0030】これより、電源電圧が所定値Bより下回っ
ている場合(図3の例では3V)、(なお、この場合、
電源電圧、フィルムスピード、磁気出力を全て測定し、
図3の例では、電源電圧が3V、フィルムスピードが所
定値100mm/s、磁気出力が所定値150μVのう
ち1つでも所定値より下回っている場合、所定値B以上
でないと判別するようにすれは精度が良くなる)の時に
はS120へ進み、表示回路30に電源電圧が低いため
にフィルムFに記録された露光済情報の読取りが不可能
である旨警告する。併せて、二重露光等の誤動作防止の
ための措置として、以降のフィルム巻上げの禁止、撮影
のためのSW1関連の準備動作の禁止、露光動作の禁止
となる。
【0031】S106のチェックで、電源電圧が所定値
B以上の場合は、未露光駒の頭出しのためフィルム給送
駆動回路23によりフィルム給送モータ8を駆動し、フ
ィルムの巻上げを開始する(S107)。
【0032】次に、パーフォレーション検出回路27に
よりフィルムのパーフォレーションをカウントし(S1
08)、所定駒数の巻上げが行われオートローディング
が完了したか判定する(S109)。完了していないと
きはS108へ戻り、完了していれば、磁気記録/読出
し回路21により磁気ヘッドHを駆動させ、フィルムの
各駒の磁気記憶部に記録されているデータを読取る(S
110)。
【0033】次に、S111では、S110で読取った
データに、その駒が露光済であることを示すデータがあ
ったか否かを判別し、ある場合はS110へ戻り、ない
場合はS112へ進む、S112では、フィルムのパー
フォレーションを検出することにより次の駒の画面がカ
メラのアパーチャに一致したかどうか判別し、一致して
頭出しが完了した場合はS113へ進み、フィルム給送
駆動回路23によりフィルム給送モータ8を停止させ、
フィルムの巻上げを停止し撮影準備を完了、撮影動作へ
の移行となる。
【0034】以上のように、本発明の第1の実施の形態
では、一部使用済みのフィルムをカメラに装填した場
合、磁気出力でSN比1未満のような場合は、未露光駒
位置を正確に検出できない恐れがあるので撮影のための
動作を禁止するように構成したので、多重撮影、撮影不
能等の事故が防止できる。なお、ここでは露光済情報を
確実に読める磁気出力としてSN比1以上といったレベ
ルを設定したが、これに限られるものではなく、所望の
適した値を設定すればよい。
【0035】(第2の実施の形態)図5〜図6は本発明
の第2の実施の形態を示す図であり、図5は図3に対応
する図で電源電圧と、フィルム巻上げスピードと、磁気
出力の相互関係を示し、さらにフィルムに記録された露
光済情報を確実に読めるSN比1以上を保証する磁気出
力に対応する、ネガフィルム用電源電圧をC(図5の例
では3V)、リバーサルフィルム用電源電圧D(図5の
例では4.2V)を、それぞれ所定値として設定してこ
れらを図示している。
【0036】図6は第2の実施の形態に係る図4に示す
図2の制御回路20のフローチャートの変形例を示すフ
ローチャートで、図6中、図4と同一ステップには同一
符号を付してある。
【0037】ここで第1の実施の形態と異なるところ
は、S121〜S125であって、S121においてS
104で読み込まれたフィルムの種類(ネガフィルムま
たはリバーサルフィルム)が、ネガフィルムだとS12
2へ進み、電源電圧が所定値C(図5の例では、所定値
電圧C:3V、フィルムスピード100mm/s、磁気
出力150μV)より下回っている場合は、S124へ
進み表示回路30によって警告し第1の実施の形態と同
様な撮影動作の禁止措置をとる。また、電源電圧が所定
値C以上の時にはS107へ進む。
【0038】また、リバーサルフィルムの場合にはS1
23へ進み電源電圧が所定値D(図5の例では、電圧所
定値D:4.2V、フィルムスピード、磁気出力150
μV)より下回っている時にはS125へ進み表示回路
30によって警告し、撮影禁止措置をとる。電源電圧が
所定値D以上の時にはS107へ進み、S107以降は
第1の実施の形態と同様な動作となり撮影準備を完了し
終了する。
【0039】以上のように、この第2の実施の形態で
は、フィルム磁気層の磁気密度が低いリバーサルフィル
ムと、磁気密度の高いネガフィルムに応じて途中まで使
用されたフィルムカートリッジの再使用の可否を決める
基準値を切換えて対応し、フィルムの種類が変わっても
確実に二重露光等の誤動作を防止できるようにすると共
に、再使用できるにもかかわらず再使用できないといっ
たようなことがないようにするものである。なお、第2
の実施の形態ではリバーサルフィルムとネガフィルムに
別けて所定値を設定したが、フィルムメーカー、ISO
感度等さらに細別多種な設定を行うことも可能である。
【0040】(発明と実施の形態の対応)以上の実施の
形態において、磁気ヘッドH、磁気記録/読出し回路2
1、制御回路20のステップ111が本発明の第1の判
定手段に、電源電圧検出回路22、制御回路20のステ
ップ106、ステップ122、またはステップ123が
本発明の第2の判定手段に、制御回路20のステップ1
06のステップ120への分岐が本発明の規制手段に、
フィルム使用状態識別回路28、制御回路20のステッ
プ105が本発明の第3の判定手段に、フィルム種類識
別回路29、制御回路20のステップ121が本発明の
第4の判定手段に、制御回路20のステップ121の分
岐が本発明の変更手段にそれぞれ相当する。
【0041】尚、以上が本発明の各構成と実施の形態の
各構成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形
態の構成に限られるものではなく、請求項で示した機
能、または、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる
構成であればどのようなものであってもよいことは言う
までもない。
【0042】例えば、本発明の規制手段は、以上の実施
の形態のように撮影動作への移行を完全に禁止するので
はなく、未使用駒位置の正確な頭出しを保証できない旨
の警告を行うのみで撮影動作への移行は許容したり、撮
影動作への移行を一旦は禁止するが任意に解除できるよ
うにしたり、未使用駒位置の自動的な頭出しは行わない
代わりに使用者が指定する駒で頭出しできるようにする
など、未使用駒位置の正確な頭出しを保証できない場合
に何らかの対策をとるものであればどのようなものであ
ってもよい。
【0043】また、以上の実施の形態では、フィルム上
の磁気情報により未使用駒位置の検出を行っているが、
本発明は、光学的情報等、他の情報により未使用駒位置
の検出を行う場合であっても適用できるものである。
【0044】また、本発明の第2の判定手段は、上記実
施の形態の方法に限られるものではなく、電流や温度
等、未使用駒位置の正確な頭出しを保証できるか否かを
判定できるものであればどのようなものであってもよ
い。
【0045】また、本発明は、フィルム以外の画像記録
媒体であっても適用できるものである。
【0046】また、本発明において、フィルムの1駒送
りは、巻上げによるものであっても巻戻しによるもの
(所謂プリワインド方式のもの)であっても適用できる
ものである。
【0047】また、本発明は、以上の実施の形態及び変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
るようにしてもよい。
【0048】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズ
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
または、これらを構成する要素に対しても適用できるも
のである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
部使用済みのフィルムを再使用可能なカメラ、またはフ
ィルム再使用制御装置において、一部使用済みのフィル
ムが再使用される場合に、電源電圧が低下するなどして
フィルム送り動作が安定して行われないなどのために未
使用駒位置が正確に判定できないような状況では、フィ
ルムの再使用を規制するようにしたので、多重撮影、撮
影不能等の事故が防止できるものである。
【0050】更に本発明によれば、一部使用済みのフィ
ルムを再使用可能なカメラ、またはフィルム再使用制御
装置において、一部使用済みのフィルムが再使用される
場合に、未使用駒位置が判別できるか否かの判定をフィ
ルムの種類等に応じて変更するようにしたので、多重撮
影、撮影不能等の事故が確実に防止できると共に一部使
用済みのフィルムを再使用できる可能性が高まるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの要部
構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの回路ブロック図である。
【図3】図1に示すカメラの電源電圧と磁気出力の関係
を示す図である。
【図4】図2に示す制御回路のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る電源電圧と磁
気出力の関係を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る図4のフロー
チャートの変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 レンズ 2 ハーフミラー 3 シャッタ 4 ファインダ光学ブロック 5 測光センサ 6 測光レンズ 7 フォトリフレクタ 8 モータ 9 減速ギヤ列 10 巻戻しフォーク 11 パッド 12 測距センサ 13 レリーズボタン 14 SW1 15 SW2 20 制御回路 21 磁気記録/読出し回路 22 電源電圧検出回路 23 フィルム給送駆動回路 24 測光回路 25 測距回路 26 シャッタ制御回路 27 パーフォレーション検出回路 28 フィルム使用状態識別回路 29 フィルム種類識別回路 30 表示回路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部使用済みのフィルムが再使用される
    場合の未使用駒位置を判定する第1の判定手段と、前記
    第1の判定手段がフィルムの未使用駒位置を判定できる
    か否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手
    段がフィルムの未使用駒位置を判定できないと前記第2
    の判定手段が判定することに応じて、前記フィルムの再
    使用を規制する規制手段とを有することを特徴とするカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 使用されるフィルムが一部使用済みのフ
    ィルムか否かを判定する第3の判定手段を有し、前記規
    制手段は、使用されるフィルムが一部使用済みのフィル
    ムであると前記第3の判定手段が判定し、前記第1の判
    定手段がフィルムの未使用駒位置を判定できないと前記
    第2の判定手段が判定することに応じて、前記フィルム
    の再使用を規制することを特徴とする請求項1記載のカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 前記第3の判定手段は、フィルムカート
    リッジに設けられたフィルム使用状態の指標を判別する
    ことを特徴とする請求項2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記第1の判定手段は、フィルム上の磁
    気情報の状態を判定することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記第1の判定手段は、フィルム上の使
    用済駒を示す情報を判定することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記第2の判定手段は、電源の状態を判
    定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記第2の判定手段は、電源電圧の状態
    を検出することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
    記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記第2の判定手段は、フィルム送りス
    ピードを検出することを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記第2の判定手段は、前記第1の判定
    手段の出力状態を検出することを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記規制手段は、フィルム送りを禁止
    することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の
    カメラ。
  11. 【請求項11】 前記規制手段は、撮影準備動作を禁止
    することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載
    のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記規制手段は、撮影動作を禁止する
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のカ
    メラ。
  13. 【請求項13】 前記第2の判定手段は、使用されるフ
    ィルムが未使用のものである場合にフィルムの使用を規
    制する電源の基準電圧より高い所定の基準電圧以上であ
    るか否かに応じて前記第1の判定手段がフィルムの未使
    用駒位置を判定できるか否かを判定することを特徴とす
    る請求項1〜12のいずれかに記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 使用されるフィルムのフィルムの種類
    を判定する第4の判定手段と、前記第4の判定手段によ
    り判定されたフィルムの種類に応じて前記第2の判定手
    段の動作を変更する変更手段とを有することを特徴とす
    る請求項1〜13のいずれかに記載のカメラ。
  15. 【請求項15】 使用されるフィルムのフィルムの種類
    を判定する第4の判定手段と、前記第4の判定手段によ
    り判定されたフィルムの種類に応じて前記第2の判定手
    段の判定基準を変更する変更手段とを有することを特徴
    とする請求項1〜13のいずれかに記載のカメラ。
  16. 【請求項16】 使用されるフィルムのフィルムの種類
    を判定する第4の判定手段と、前記第4の判定手段によ
    り判定されたフィルムの種類に応じて前記第2の判定手
    段の判定基準をネガフィルムよりポジフィルムを高くす
    る変更手段とを有することを特徴とする請求項1〜13
    のいずれかに記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 一部使用済みのフィルムが再使用され
    る場合の未使用駒位置を判定する第1の判定手段と、前
    記第1の判定手段がフィルムの未使用駒位置を判定でき
    るか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定
    手段がフィルムの未使用駒位置を判定できないと前記第
    2の判定手段が判定することに応じて、前記フィルムの
    再使用を規制する規制手段とを有することを特徴とする
    カメラの再使用制御装置。
  18. 【請求項18】 使用されるフィルムのフィルムの種類
    を判定する第4の判定手段と、前記第4の判定手段によ
    り判定されたフィルムの種類に応じて前記第2の判定手
    段の動作を変更する変更手段とを有することを特徴とす
    る請求項17に記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990064782A (ko) * 1999-05-10 1999-08-05 이상훈 필름 매거진에서 빠져나갔다가 되감겨진 필름의 길이를 기억, 확인할 수 있는 필름 매거진을 이용해 필름의 사용된 부분만 현상하고 미사용된 부분을 재활용하는 방법

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KR19990064782A (ko) * 1999-05-10 1999-08-05 이상훈 필름 매거진에서 빠져나갔다가 되감겨진 필름의 길이를 기억, 확인할 수 있는 필름 매거진을 이용해 필름의 사용된 부분만 현상하고 미사용된 부분을 재활용하는 방법

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