JPH09222562A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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Publication number
JPH09222562A
JPH09222562A JP8313360A JP31336096A JPH09222562A JP H09222562 A JPH09222562 A JP H09222562A JP 8313360 A JP8313360 A JP 8313360A JP 31336096 A JP31336096 A JP 31336096A JP H09222562 A JPH09222562 A JP H09222562A
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JP
Japan
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lens
lens group
cemented
focal length
zoom
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Application number
JP8313360A
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English (en)
Inventor
Kazuharu Kagoshima
一晴 鹿子嶋
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/143Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only
    • G02B15/1435Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being negative
    • G02B15/143503Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being negative arranged -+-

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロフィルムリーダやマイクロフィルム
リーダプリンタ等に好適な、横倍率βが−1/7〜−1
/9のとき望遠比が0.70程度というコンパクトなズ
ームレンズを提供する。 【解決手段】 拡大側から順に、両凸形状のレンズL1
と両凹形状のレンズL2とを接合してなる第1接合レン
ズCL1のみから構成される第1レンズ群Gr1と、両
凸形状のレンズL3と拡大側に凹面を向けた負メニスカ
ス形状のレンズL4とを接合してなる第2接合レンズC
L2,拡大側に凸面を向けた正メニスカス形状のレンズ
L5,両凸形状のレンズL6と両凹形状のレンズL7と
を接合してなる第3接合レンズCL3から構成される第
2レンズ群Gr2と、拡大側に凹面を向けた負メニスカ
ス形状のレンズL8,両凸形状のレンズL9から構成さ
れる第3レンズ群Gr3とからなる。また、第1レンズ
群Gr1を固定させ、第2レンズ群Gr2及び第3レン
ズ群Gr3をそれぞれ拡大側から縮小側へ単調に移動さ
せて、最長焦点距離端から最短焦点距離端への変倍を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ズームレンズに関
し、詳しくは、物点と像点の間の距離を一定に維持した
状態で変倍を行う有限共役距離のズームレンズに関し、
更に詳しくは、マイクロフィルムリーダやマイクロフィ
ルムリーダプリンタ、あるいは液晶プロジェクタ等の投
影光学系として好適な有限共役距離のズームレンズに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイクロフィルムリーダ,マ
イクロフィルムリーダプリンタ等においては、マイクロ
フィルム画像をスクリーンに拡大投影するための投影レ
ンズとして、有限共役距離のズームレンズが用いられて
いる。このような装置では、投影レンズであるズームレ
ンズとスクリーンとの間、即ちズームレンズの拡大側に
ドーブプリズム等の像回転プリズムを配置するととも
に、像回転プリズムを回転させることにより、スクリー
ンに投影される画像を回転可能にした構成が知られてい
る。
【0003】そして、上記のような装置では、像回転プ
リズムの配置スペースを確保しつつ装置の小型化を図る
ため、コンパクトなズームレンズが要求されている。
【0004】コンパクトなズームレンズとしては、例え
ば、特開平4−328709号公報には、拡大側より、
負の屈折力を有する第1レンズ群と、開口絞りと、正の
屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第
3レンズ群とからなり、最長焦点距離端から最短焦点距
離端への変倍に際して、第1レンズ群を固定させ、第2
レンズ群と第3レンズ群との間隔を減少から増加に転じ
させながらそれぞれ単調に縮小側に移動させてなるズー
ムレンズが提案されている。また、このズームレンズの
第1レンズ群は、拡大側に凸面を向けた正メニスカス形
状のレンズと負レンズとからなる。また、このズームレ
ンズの第2レンズ群は拡大側より順に、2枚の正レンズ
と、両凸レンズと拡大側に凹面を向けた負レンズとを接
合してなる接合レンズと、正レンズから構成されてい
る。また、このズームレンズの第3レンズ群は、拡大側
から順に、拡大側に凹面を向けた負レンズと、両凸レン
ズとから構成されている。
【0005】そして、この公報に記載されているズーム
レンズは、拡大側を物点とした場合の横倍率βが−1/
9〜−1/16程度で、最長焦点距離端の望遠比(∞TL
/fL、∞TLは物点を無限遠に配置したと仮定したとき
の配置におけるレンズ系の全長、fLは最長焦点距離)
が0.85〜0.87程度となっており、コンパクトで
良好に収差補正がなされたズームレンズである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載のズームレンズは、横倍率βが−1/7〜−1/
9の変倍域で用いることはできないという問題点を有し
ていた。
【0007】すなわち、上記公報記載の屈折力配置を用
いて、望遠比を一定に保ったまま横倍率βが−1/7〜
−1/9のズームレンズを設計すると、fLが大きくな
るので、望遠比の定義∞TL/fLからも明らかなよう
に、∞TLが大きくなってしまう。そして、∞TLが大きく
なると、ズームレンズの全長は横倍率βが−1/9〜−
1/16のときよりも長くなってしまい、コンパクトな
ズームレンズを達成できない。
【0008】一方、横倍率βが−1/7〜−1/9の変
倍域において、横倍率βが−1/9〜−1/16のとき
とズーム全長が同程度となる望遠比の値は、0.70程
度である。そこで、上記公報記載の屈折力配置を用い
て、レンズ系の全長を短縮するために望遠比の値を0.
70程度とし、横倍率βが−1/7〜−1/9のズーム
レンズを設計すると、各レンズ面の屈折力が強くなりす
ぎ諸収差を良好に補正することができない。
【0009】本発明は、上記問題に鑑み、横倍率βが−
1/7〜−1/9のとき望遠比が0.70程度の、コン
パクトで良好に収差補正がなされたズームレンズを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るズームレンズは、拡大側より順に、負
の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する
第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とか
ら構成され、最長焦点距離端から最短焦点距離端への変
倍に際して、前記第1レンズ群を固定させ、前記第2及
び第3レンズ群をそれぞれ拡大側から縮小側へ単調に移
動させるズームレンズであって、前記第1レンズ群は、
拡大側から順に、両凸形状の第1レンズと、両凹形状の
第2レンズとを接合してなる第1接合レンズのみからな
り、前記第2レンズ群には、拡大側から順に、両凸形状
の第3レンズと、拡大側に凹面を向け負の屈折力を有す
るメニスカス形状の第4レンズとを接合してなる第2接
合レンズが、第2レンズ群の最も拡大側に配置されてい
ることを特徴とする。
【0011】また、前記第3レンズ群は、最も縮小側に
配置され正の屈折力を有する第6レンズと、最も縮小側
から2番目に配置され負の屈折力を有する第5レンズと
を含むとともに、前記第2レンズ群よりも拡大側に開口
絞りを配置したことを特徴とする。
【0012】また、前記第2レンズ群が前記第2接合レ
ンズのみから構成されていることを特徴とする。更に、
以下の条件式を満足することを特徴とする。 nn−np>0・・・・・(1) 0.34<f23/fL<0.40・・・・・(2) 0.15<nip−nin<0.5・・・・・(3) 18<|ν3−ν4|<70・・・・・(4) 10<|ν5−ν6|<30・・・・・(5)
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るズームレンズ
の実施形態を説明する。図1は、本発明に係るズームレ
ンズを適用したマイクロフィルムリーダ光学系の一例を
示す光路図である。図1において、マイクロフィルム1
1は、図示しない照明光学系により照明される。マイク
ロフィルム11の像は、本発明に係るズームレンズ12
により、ドーブプリズム13,及びミラー14〜16を
介して、スクリーン17に拡大投影される。ドーブプリ
ズム13は、画像の回転を行うために配置されている
が、周知の構成であるので、その詳細な説明を省略す
る。
【0014】ズームレンズ12は、拡大側より順に、負
の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する
第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とか
ら構成され、最長焦点距離端から最短焦点距離端への変
倍に際して、第1レンズ群を固定させ、第2及び第3レ
ンズ群をそれぞれ拡大側から縮小側へ単調に移動させる
ズームレンズである。
【0015】第1レンズ群は、拡大側から順に、両凸形
状の第1レンズと両凹形状の第2レンズとを接合してな
る第1接合レンズのみから構成されている。第1レンズ
群を、全体としてメニスカス形状の第1接合レンズのみ
で構成することにより、ズームレンズの縮小側及び拡大
側の主点位置を、共により縮小側に位置させることがで
きる。このため、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔
を十分に確保しつつ、第1レンズ群より縮小側にあるレ
ンズ群の屈折力の配置を極端な望遠タイプにすることな
く、全系の全長をよりコンパクトにすることができる。
【0016】また、第1レンズと第2レンズとの接合面
が負の屈折力を有する凹面であるので、接合面より拡大
側で発生する球面収差を、接合面と第2レンズの縮小側
面とで分担して補正することができる。さらに、第1レ
ンズ群の接合面はコマ収差を補正する作用も有する。
【0017】第2レンズ群には、最も拡大側に、拡大側
から順に、両凸形状の第3レンズと、拡大側に凹面を向
け負の屈折力を有するメニスカス形状の第4レンズとを
接合してなる第2接合レンズが配置されている。第2接
合レンズでは、接合面が負の屈折力を有する凹面である
ので、第1接合レンズと同様に、接合面より拡大側で発
生する球面収差を、接合面と第4レンズの縮小側面とで
分担して補正できる。
【0018】また、第2接合レンズにおいて、第3レン
ズはアッベ数の大きい材料、第4レンズはアッベ数が小
さい材料とすることが望ましい。このように構成するこ
とにより、軸上色収差を効果的に補正することができ
る。
【0019】さらに、本発明に係るズームレンズにおい
て、変倍域を広くしない場合には、変倍に際して第2レ
ンズ群の移動量が小さく、第2レンズ群に入射する光線
の高さの変化も少ないので、第2レンズ群を第2接合レ
ンズのみで構成してもよい。
【0020】第3レンズ群は、最も縮小側に配置され正
の屈折力を有する第6レンズと、最も縮小側から2番目
に配置され負の屈折力を有する第5レンズとを配置して
いる。第3レンズ群の最も縮小側を上記のように構成す
ると、第3レンズ群単独で発生するたる型の歪曲収差
と、望遠タイプ特有の糸巻き型の歪曲収差と相殺させる
ことにより、全系の歪曲収差を効果的に補正することが
できる。
【0021】また、第6レンズはアッベ数の小さい材
料、第5レンズはアッベ数が大きい材料とすることが望
ましい。このように構成することにより、第1,第2レ
ンズ群にて補正しきれなかった倍率色収差を補正するこ
とができる。
【0022】さらに、本実施形態では、最も縮小側が正
の屈折力を有するレンズであるので、縮小側瞳位置を縮
小側から遠ざけることができる。これにより、マイクロ
フィルムを照明する照明光学系のレンズ系をコンパクト
に構成できる。
【0023】本発明に係るズームレンズ12は、第2レ
ンズ群よりも拡大側に開口絞りを配置している。開口絞
りを上記の位置に配置することにより、像回転のための
ドーブプリズム13を小型化することができる。また、
ズーミングに際して、開口絞りを第1レンズ群とともに
固定すると、ズーミングを通じてドーブプリズム13の
有効径が変化しないので、より効果的である。
【0024】また、本発明に係るズームレンズ12は、
縮小側から射出される軸外光束の射出角が緩くなってお
り、レンズバックも良好に設定可能であるため、液晶プ
ロジェクタ等の投影光学系としても好適である。
【0025】本発明に係るズームレンズ12において、
拡大側より正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有
するレンズとからなるレンズブロックを、第2レンズ群
の最も縮小側、あるいは第3レンズ群の最も拡大側の何
れかに配置すると、球面収差,コマ収差の補正に効果的
である。なお、レンズブロックを、第2レンズ群の最も
縮小側、あるいは第2レンズ群の最も拡大側の何れに配
置してもよいのは、本実施形態においては、第2及び第
3レンズ群がズーミングに際して、共に同一方向に単調
に移動するので、第2レンズ群と第3レンズ群の移動量
に極端な差がないためである。
【0026】さらに前述のレンズブロックは、拡大側か
ら順に両凸形状のレンズと両凹形状のレンズを接合して
なる第3接合レンズとしてもよい。第3接合レンズとす
ることにより、望遠比を抑えながら変倍比を拡大するこ
とができる。
【0027】次に、本実施形態のズームレンズが満足し
ている各条件式について順に説明する。 nn−np>0・・・・・(1) ただし、 np:全系に含まれる正の屈折力を有するレンズの屈折
率の平均値、 nn:全系に含まれる負の屈折力を有するレンズの屈折
率の平均値、 である。
【0028】条件式(1)は、全系の正レンズと負レンズ
の屈折率の値の関係について定めたものである。一般
に、レンズ枚数が10枚程度の比較的レンズ枚数の少な
いレンズ系において、全長を抑えようとすると各レンズ
面の屈折力を強くする必要がある。ところが各レンズ面
の屈折力を強くすると、全系のペッツバール和が減少
し、良好な像面性能を維持することができない。本実施
形態のズームレンズでは、正レンズに比較的低屈折率の
材料を用い、負レンズに比較的高屈折率の材料を用い
て、条件式(1)を満足することにより、全系のペッツバ
ール和の減少が抑制することができ、全長を抑えつつ良
好な像面性能を維持できる。
【0029】 0.34<f23/fL<0.40・・・・・(2) ただし、 f23:第2レンズ群と第3レンズ群との最長焦点距離端
における合成焦点距離、 fL:全系の最長焦点距離端の焦点距離、 である。
【0030】条件式(2)は、第2レンズ群と第3レンズ
群との合成レンズ群の焦点距離を定めている。条件式
(2)の下限値を越えると、第2レンズ群と第3レンズ群
とで発生する諸収差が大きくなり過ぎ、諸収差を第1レ
ンズ群で補正することが困難となる。逆に条件式(2)の
上限値を越えると、全系の全長が長くなり過ぎ、コンパ
クト化が難しくなる。
【0031】 0.15<nip−nin<0.5・・・・・(3) ただし、 nip:第i接合レンズ(i=1,2)を構成する正レンズの
屈折率、 nin:第i接合レンズ(i=1,2)を構成する負レンズの
屈折率、 である。
【0032】条件式(3)は、第1及び第2接合レンズの
正レンズと負レンズの屈折率について定めており、主に
球面収差とコマ収差とを良好に補正するための条件であ
る。条件式(3)の下限値を越えると、球面収差,コマ収
差が補正不足となる。逆に条件式(3)の上限値を越える
と、球面収差,コマ収差が補正過剰となる。また、条件
式(3)の上限値を越えると、接合レンズの負レンズにか
なりの高屈折率の材料を使用することになるため、ズー
ムレンズ系のコストアップにつながる。
【0033】18<|ν3−ν4|<70・・・・・(4) ただし、 ν3:第3レンズのアッベ数、 ν4:第4レンズのアッベ数、 である。
【0034】条件式(4)は、第2接合レンズを構成する
各レンズのアッベ数について定めており、主に軸上色収
差を良好に補正するための条件である。条件式(4)の下
限値を越えると軸上色収差が補正不足となる。逆に条件
式(4)の上限値を越えると、軸上色収差が補正過剰とな
る。
【0035】10<|ν5−ν6|<30・・・・・(5) ただし、 ν5:第5レンズのアッベ数、 ν6:第6レンズのアッベ数、 である。
【0036】条件式(5)は、第3レンズ群に含まれる第
5レンズと第6レンズとのアッベ数を規定しており、主
に第2レンズ群で補正不足となった倍率色収差を補正す
るための条件である。条件式(5)の下限値を越えると、
倍率色収差が補正不足となり、特に軸外光線となるほど
短波長と長波長との像点位置の差が広がってしまう。逆
に条件式(5)の上限値を越えると、特に最軸外光線付近
において極端な補正過剰となり、短波長と長波長との像
点位置の差が下限値の場合とは逆の方向に広がってしま
う。
【0037】
【実施例】次に、実施形態のズームレンズの数値実施例
を示す。但し、各実施例において、ri(i=1,2,
3...)は物体側から数えてi番目の面の曲率半径、
Ti(i=1,2,3...)は物体側から数えてi番
目の軸上面間隔を示し、Ni(i=1,2,
3...),νi(i=1,2,3...)は物体側か
ら数えてi番目のレンズのd線に対する屈折率,アッベ
数を示す。また、第1レンズ群と第2レンズ群との軸上
間隔(各実施例において共通にT4),第2レンズ群と
第3レンズ群との軸上間隔(実施例1ではT12、実施
例2ではT9、実施例3,4,6ではT7、実施例5で
はT11),第3レンズ群との軸上間隔(実施例1,2
ではT16、実施例3,4ではT14、実施例5,6で
はT15),全系の焦点距離f,FナンバーFno,全
系の横倍率βの値は、それぞれ左から順に、最長焦点距
離端,最短焦点距離端に対応する。さらに、曲率半径の
値が∞と記されている面は、光軸に垂直な平面(曲率半
径が無限大)であるであることを示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】
【表6】
【0044】図2〜図7は、実施例1〜6に対応するレ
ンズ構成図である。各図において上図は最長焦点距離
端,下図は最短焦点距離端でのレンズ配置をそれぞれ示
している。また、各図において、左側が拡大側、右側が
縮小側である。各図中の矢印m2〜m3は、それぞれ第
2レンズ群Gr2,第3レンズ群Gr3の最長焦点距離
端から最短焦点距離端にかけての移動を模式的に示した
ものである。
【0045】実施例1〜6のズームレンズは、何れも、
拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gr
1と、正の屈折力を有する第2レンズ群Gr2と、負の
屈折力を有する第3レンズGr3群とから構成されてい
る。また、第1レンズ群Gr1を固定させ、第2レンズ
群Gr2及び第3レンズ群Gr3をそれぞれ拡大側から
縮小側へ単調に移動させて、最長焦点距離端から最短焦
点距離端への変倍を行っている。実施例1〜6のズーム
レンズは、何れも横倍率βが−1/7〜−1/9程度の
範囲において変倍を行うズームレンズである。
【0046】また、実施例1〜6のズームレンズの開口
絞りSは、何れも第1レンズ群Gr1と第2レンズ群G
r2との間、即ち第2レンズ群Gr2の拡大側に配置さ
れており、ズーミングに際にも第1レンズ群Gr1と同
様に固定されている。
【0047】さらに、各図において、平板ガラスGが最
も縮小側に図示されている。この平板ガラスGは、マイ
クロフィルムリーダのフィルム押さえガラス板に相当す
るもので、図示しないもう1枚の押さえガラス板ととも
に、マイクロフィルムを挟着保持する。
【0048】実施例1のズームレンズは、拡大側から順
に、両凸形状のレンズL1(第1レンズ)と両凹形状の
レンズL2(第2レンズ)とを接合してなる第1接合レ
ンズCL1のみから構成される第1レンズ群Gr1と、
両凸形状のレンズL3(第3レンズ)と拡大側に凹面を
向けた負メニスカス形状のレンズL4(第4レンズ)と
を接合してなる第2接合レンズCL2,拡大側に凸面を
向けた正メニスカス形状のレンズL5,両凸形状のレン
ズL6と両凹形状のレンズL7とを接合してなる第3接
合レンズCL3から構成される第2レンズ群Gr2と、
拡大側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズL8
(第5レンズ),両凸形状のレンズL9(第6レンズ)
から構成される第3レンズ群Gr3とからなる。実施例
1のズームレンズにおいて、横倍率βは、−1/6.8
〜−1/9.7で、最長焦点距離端での望遠比∞TL/f
Lは、0.72である。
【0049】実施例2のズームレンズは、 拡大側から
順に、 両凸形状のレンズL1(第1レンズ)と両凹形
状のレンズL2(第2レンズ)とを接合してなる第1接
合レンズCL1のみから構成される第1レンズ群Gr1
と、両凸形状のレンズL3(第3レンズ)と拡大側に凹
面を向けた負メニスカス形状のレンズL4(第4レン
ズ)とを接合してなる第2接合レンズCL2,拡大側に
凸面を向けた正メニスカス形状のレンズL5から構成さ
れる第2レンズ群Gr2と、両凸形状のレンズL6と両
凹形状のレンズL7とを接合してなる第3接合レンズC
L3,拡大側に凹面を向けた負メニスカス形状のレンズ
L8(第5レンズ),両凸形状のレンズL9(第6レン
ズ)から構成される第3レンズ群Gr3とからなる。実
施例2のズームレンズにおいて、横倍率βは、−1/
6.8〜−1/9.0で、最長焦点距離端での望遠比∞
TL/fLは、0.74である。
【0050】実施例3,4のズームレンズは、拡大側か
ら順に、両凸形状のレンズL1(第1レンズ)と両凹形
状のレンズL2(第2レンズ)とを接合してなる第1接
合レンズCL1のみから構成される第1レンズ群Gr1
と、両凸形状のレンズL3(第3レンズ)と拡大側に凹
面を向けた負メニスカス形状のレンズL4(第4レン
ズ)とを接合してなる第2接合レンズCL2のみから構
成される第2レンズ群Gr2と、両凸形状のレンズL5
と両凹形状のレンズL6とを接合してなる第3接合レン
ズCL3,拡大側に凹面を向けた負メニスカス形状のレ
ンズL7(第5レンズ),両凸形状のレンズL8(第6
レンズ)から構成される第3レンズ群Gr3とからな
る。実施例3,4のズームレンズにおいて、横倍率βは
ともに、−1/6.8〜−1/7.5で、最長焦点距離
端での望遠比∞TL/fLはともに、0.70である。
【0051】実施例5のズームレンズは、拡大側から順
に、両凸形状のレンズL1(第1レンズ)と両凹形状の
レンズL2(第2レンズ)とを接合してなる第1接合レ
ンズCL1のみから構成される第1レンズ群Gr1と、
両凸形状のレンズL3(第3レンズ)と拡大側に凹面を
向けた負メニスカス形状のレンズL4(第4レンズ)と
を接合してなる第2接合レンズCL2,両凸形状のレン
ズL5,両凹形状のレンズL6から構成される第2レン
ズ群Gr2と、拡大側に凹面を向けた負メニスカス形状
のレンズL7(第5レンズ),両凸形状のレンズL8
(第6レンズ)から構成される第3レンズ群Gr3とか
らなる。実施例5のズームレンズにおいて、横倍率β
は、−1/7.0〜−1/7.5で、最長焦点距離端で
の望遠比∞TL/fLは、0.74である。
【0052】実施例6のズームレンズは、拡大側から順
に、両凸形状のレンズL1(第1レンズ)と両凹形状の
レンズL2(第2レンズ)とを接合してなる第1接合レ
ンズCL1のみから構成される第1レンズ群Gr1と、
両凸形状のレンズL3(第3レンズ)と拡大側に凹面を
向けた負メニスカス形状のレンズL4(第4レンズ)と
を接合してなる第2接合レンズCL2のみから構成され
る第2レンズ群Gr2と、両凸形状のレンズL5,両凹
形状のレンズL6,拡大側に凹面を向けた負メニスカス
形状のレンズL7(第5レンズ),両凸形状のレンズL
8(第6レンズ)から構成される第3レンズ群Gr3と
からなる。実施例6のズームレンズにおいて、横倍率β
は、−1/6.8〜−1/7.5で、最長焦点距離端で
の望遠比∞TL/fLは、0.71である。
【0053】図8〜図13は、それぞれ実施例1〜6に
対応する収差図である。各図は、拡大側に物点を配置
し、縮小側を像点とした場合の収差を表わしている。各
図中、上図は最長焦点距離端,下図は最短焦点距離端で
の収差を示している。また、球面収差図において、実線
(d),一点鎖線(F),二点鎖線(C)はそれぞれd
線,F線,C線に対する収差を表す。さらに非点収差図
において、破線(DM)と実線(DS)はメリディオナ
ル面とサジタル面での非点収差をそれぞれ表している。
【0054】また、実施例1〜6は、条件式(1)〜(5)を
満足する。以下の表7に、各実施例の条件式(1)〜(5)の
値と、最長焦点距離端における望遠比∞TL/fLの値を
示す。
【0055】
【表7】
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るズームレンズは、横倍率βが−1/7〜−1/9の
とき望遠比が0.70程度というコンパクトなズームレ
ンズであるとともに、良好に球面収差やコマ収差等の収
差が補正されている。
【0057】したがって、本発明に係るズームレンズを
マイクロフィルムリーダやマイクロフィルムリーダプリ
ンタ等の光学系として用いた場合、性能を劣化させるこ
となく、当該装置の小型化に寄与するものである。
【0058】また、本発明に係るズームレンズは、縮小
側の軸外光束の射出角が非常に緩くなっており、レンズ
バックも良好であるので、液晶プロジェクタ等の投影光
学装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のズームレンズを適用したマイクロフィ
ルムリーダの光路図
【図2】実施例1のレンズ配置を表わす断面図
【図3】実施例2のレンズ配置を表わす断面図
【図4】実施例3のレンズ配置を表わす断面図
【図5】実施例4のレンズ配置を表わす断面図
【図6】実施例5のレンズ配置を表わす断面図
【図7】実施例6のレンズ配置を表わす断面図
【図8】実施例1の収差図
【図9】実施例2の収差図
【図10】実施例3の収差図
【図11】実施例4の収差図
【図12】実施例5の収差図
【図13】実施例6の収差図
【符号の説明】
Gr1:第1レンズ群 Gr2:第2レンズ群 Gr3:第3レンズ群 CL1:第1接合レンズ CL2:第2接合レンズ S:開口絞り

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大側より順に、負の屈折力を有する第
    1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負
    の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、最長焦
    点距離端から最短焦点距離端への変倍に際して、前記第
    1レンズ群を固定させ、前記第2及び第3レンズ群をそ
    れぞれ拡大側から縮小側へ単調に移動させるズームレン
    ズであって、 前記第1レンズ群は、拡大側から順に、両凸形状の第1
    レンズと、両凹形状の第2レンズとを接合してなる第1
    接合レンズのみからなり、 前記第2レンズ群には、拡大側から順に、両凸形状の第
    3レンズと、拡大側に凹面を向け負の屈折力を有するメ
    ニスカス形状の第4レンズとを接合してなる第2接合レ
    ンズが、第2レンズ群の最も拡大側に配置されているこ
    と、を特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第3レンズ群は、最も縮小側に配置
    され正の屈折力を有する第6レンズと、最も縮小側から
    2番目に配置され負の屈折力を有する第5レンズとを含
    むとともに、 前記第2レンズ群よりも拡大側に開口絞りを配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第2レンズ群が前記第2接合レンズ
    のみから構成されていることを特徴とする請求項1記載
    のズームレンズ。
  4. 【請求項4】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1乃至3記載のズームレンズ; nn−np>0 0.34<f23/fL<0.40 0.15<nip−nin<0.5 18<|ν3−ν4|<70 10<|ν5−ν6|<30 ただし、 np:全系に含まれる正の屈折力を有するレンズの屈折
    率の平均値、 nn:全系に含まれる負の屈折力を有するレンズの屈折
    率の平均値、 f23:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との最長焦
    点距離端における合成焦点距離、 fL:全系の最長焦点距離端の焦点距離、 nip:前記第i接合レンズ(i=1,2)を構成する正レン
    ズの屈折率、 nin:前記第i接合レンズ(i=1,2)を構成する負レン
    ズの屈折率、 ν3:前記第3レンズのアッベ数、 ν4:前記第4レンズのアッベ数、 ν5:前記第5レンズのアッベ数、 ν6:前記第6レンズのアッベ数、 である。
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