JPH09222522A - 低反射グレーティングが形成された光デバイス及び低反射グレーティングの製造方法 - Google Patents

低反射グレーティングが形成された光デバイス及び低反射グレーティングの製造方法

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JPH09222522A
JPH09222522A JP8030657A JP3065796A JPH09222522A JP H09222522 A JPH09222522 A JP H09222522A JP 8030657 A JP8030657 A JP 8030657A JP 3065796 A JP3065796 A JP 3065796A JP H09222522 A JPH09222522 A JP H09222522A
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尚登 上塚
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英明 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低反射グレーティングにおいて、矩形状のスペ
クトル特性を実現する。 【解決手段】導波路の光の伝搬方向の位置Zに対して、
導波路のコア幅を変化させ、導波路のコアに紫外線光を
照射することにより、導波路のコアに包絡形状が|sin
(C・Z) |/|C・Z|の関数形に従って変化する周
期的な凹凸状の屈折率分布を形成すると共に、Z=mπ
/C(m=…,-3 ,-2,-1,1,2,3…)において導波路を伝
搬する光の位相がπだけシフトする構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板型導波路ある
いは光ファイバにグレーティングが形成された光デバイ
ス及びそのグレーティングの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、紫外線(UV)光を2光束干渉法あ
るいは位相マスク法を用いてそのチャネル導波路に照射
することにより周期的な屈折率の凹凸を導波路の伝搬方
向に形成した光照射グレーティングの検討が行なわれて
いる。図6に位相マスク法の一例を示す。KrFエキシ
マレーザ1(発振波長:248nm)等の光をミラー2に
より光路を曲げ、さらにレンズ3を用いて集光した後、
位相マスク4を介して導波路9あるいは光ファイバ(図
示せず)に照射する。位相マスク4はΛピッチの凹凸格
子よりなっており、本位相マスクを通過した光は、±1
次の回折光の干渉により1ピッチ分の凹凸格子に対し2
ピッチ分の干渉縞が生じるため、位相マスク4の半分の
ピッチΛ/2の周期を持つ干渉縞となる。この干渉縞を
GeO2 ,P2 5 あるいはB2 3 のドーパントが添
加されたコア10に照射すると干渉縞の光強度に応じて
屈折率が増加する(Photo-refractive 効果)。これに
より導波路のコア10にグレーティング8を書き込むこ
とができる。照射中、白色光源5を用いて導波路9と端
面結合された光ファイバ7からの出力を光スペクトラム
アナライザ6を用いてリアルタイムで測定する。グレー
ティングが形成された導波路に入射された光は、特定の
波長の光、すなわちブラッグ波長λ1 (λ1 =Λ/(2
・Neff):Neffは導波路の等価屈折率)の光のみを選択
的に反射させることができ、光通信用の狭帯域フィルタ
を実現できる。
【0003】一方、光通信システムにおいては、図7に
示されるような反射域波長において入射される光パワの
ほとんどを反射するスペクトル特性を理想とする高反射
グレーティングの他に図8に示されるような反射域波長
において光パワのほとんどではなく一部分を反射するス
ペクトル特性を理想とする低反射グレーティングの要求
もある。さらに、これらのフィルタの波長損失は、図7
及び図8に示すように、通過域波長においてはその反射
パワが小さくかつ一定であり、阻止域波長に移行するに
つれ急峻に反射パワが立ち上がる、いわゆる矩形的なス
ペクトル特性が要求されている。
【0004】一般に、高反射グレーティングにおいて
は、光の伝搬方向に対するグレーティングの変調度(グ
レーティングの結合係数に比例する)を図10に示すよ
うなガウス型とすることにより、図7に示すような矩形
的なスペクトル特性を達成できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、低反射グレー
ティングに上記手法を適用すると(光の伝搬方向に対す
るグレーティングの変調度をガウス型として単に変調強
度のみを変えた場合)、図9に示すように反射域波長に
おいて2乗曲線的なスペクトル特性となり、矩形的なス
ペクトル特性を実現することが困難であった。
【0006】光通信システムにおいては、半導体レーザ
光源の経時変化あるいは温度によってその発振波長が変
化する。このため2乗曲線的なスペクトル特性を持つ低
反射グレーティングを用いると、経時変化あるいは温度
によって反射パワの変化を招き実用上問題であった。
【0007】本発明の目的は、矩形状のスペクトル特性
を実現する新規な低反射グレーティング及びその製造方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、コアが該コアよりも屈折率の小さいクラッドに埋め
込まれてなる導波路の前記コアに、特定の波長の光を反
射させるべく光の伝搬方向に沿って周期的な凹凸状の屈
折率分布をなすグレーティングが形成された光デバイス
において、前記導波路の光の伝搬方向の位置Zに対し
て、前記導波路のコア幅Wが次式 W=W0 −ΔW・|sin(C・Z) |/|C・Z| 但し、W0 は本来の導波路のコア幅(両側のコア幅) ΔWはコア幅の減少幅(W0 とコア最小幅との差) Cは任意の定数 に従って変化すると共に、前記周期的な凹凸状の屈折率
分布の包絡形状が|sin(C・Z) |/|C・Z|の関数
形に従って変化し、Z=mπ/C(m=…,-3 ,-2,-1,
1,2,3…)において前記導波路を伝搬する特定の波長の
光の位相がπだけシフトするグレーティング構造とした
ことを特徴とする低反射グレーティング形成された光デ
バイスである。
【0009】前記コアは、断面を矩形状とし、石英基板
あるいはシリコン基板等の上に形成してもよい。
【0010】上記周期的な凹凸状の屈折率分布は、紫外
線光を2光束干渉法あるいは位相マスク法等を用いて導
波路に照射することにより形成することができる。
【0011】上記導波路は、単一モードチャネル導波路
を用いることができる。
【0012】請求項2記載の本発明は、前記構成に加
え、前記導波路のコアにGeO2 ,P2 5 ,B2 3
のいずれかを添加したことにある。
【0013】これにより、照射する紫外線光の光強度に
応じてコアの屈折率を増加させることができる。
【0014】請求項3記載の本発明は、前記構成に加
え、前記導波路のコアの幅の変化率は、光の伝搬方向の
距離100μmに対するコアの幅の変化量を1μm以下
としたことにある。
【0015】なお、上記変化率を角度で表せば、 tanθ
=1μm/100μmであるので、θ=0.01rad で
ある。
【0016】このように、導波路のコアの幅の変化率を
0.01rad 以下とすることにより、光の伝搬方向の曲
げによる放射損失を大きくせずに所定の範囲内に抑える
ことができる。
【0017】請求項4記載の本発明は、コアが該コアよ
りも屈折率の小さいクラッドに埋め込まれてなる導波路
の前記コアに、凹凸格子からなる位相マスクを介して紫
外線光を照射することにより前記導波路の光の伝搬方向
に沿って周期的な凹凸状の屈折率分布をなすグレーティ
ングを製造する方法において、前記導波路の光の伝搬方
向の位置Zに対して、前記導波路のコア幅Wが次式 W=W0 −ΔW・|sin(C・Z) |/|C・Z| 但し、W0 は本来の導波路のコア幅(両側のコア幅) ΔWはコア幅の減少幅(W0 とコア最小幅との差) Cは任意の定数 に従って変化するように前記コアを形成し、前記位相マ
スクの凹凸格子の位相がZ=mπ/C(m=…,-3,-2,-
1,1,2,3 …)においてπだけずれた位相マスクを介し
て、前記紫外線光を概ね、1/(|sin(C・Z) |/|
C・Z|)の関数に比例した速度でZ方向にスキャンさ
せて前記コアに照射する低反射グレーティングの製造方
法である。
【0018】請求項5記載の本発明は、コアが該コアよ
りも屈折率の小さいクラッドに埋め込まれてなる導波路
の前記コアに、紫外線光を照射することにより前記導波
路の光の伝搬方向に沿って周期的な凹凸状の屈折率分布
をなすグレーティングを製造する方法において、前記導
波路の光の伝搬方向の位置Zに対して、前記導波路のコ
ア幅Wが次式 W=W0 −ΔW・|sin(C・Z) |/|C・Z| 但し、W0 は本来の導波路のコア幅(両側のコア幅) ΔWはコア幅の減少幅(W0 とコア最小幅との差) Cは任意の定数 に従って変化するように前記コアを形成し、前記周期的
な凹凸状の屈折率分布の包絡形状が|sin(C・Z) |/
|C・Z|の関数形に従って変化するように前記コアに
紫外線光を照射し、前記コアのZ=mπ/C(m=…,-
3 ,-2,-1,1,2,3…)の位置において前記導波路を伝搬す
る特定の波長の光の位相をπだけシフトさせるべく前記
コアのZ=mπ/C(m=…,-3 ,-2,-1,1,2,3…)の位
置において微小スポットサイズの紫外線光を過剰に照射
する低反射グレーティングの製造方法である。
【0019】上記周期的な凹凸状の屈折率分布は、紫外
線光を2光束干渉法あるいは位相マスク法等を用いて導
波路に照射することにより形成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1、図2を
用いて説明する。図2は本発明のグレーティングを形成
する光学系である。本光学系と従来の光学系の違いは、
シフト位相マスク72を用いること、及びKrFエキシ
マレーザ1から出射する光ビーム11をシフト位相マス
ク72と導波路9に対してスキャンさせることである。
まず図3に示すシフト位相マスク72について説明す
る。シフト位相マスク72はy=|sin(C・Z) |/|
C・Z|(Cは定数)の関数のゼロ点、即ちZ=mπ/
C(m=…,-3,-2,-1,1,2,3,…)の点において導波路を
伝搬する特定の波長の光の位相がπだけシフトするよう
に凹凸部が形成されている。すなわち、位相シフト部で
凹凸の位相をπだけずらしている。図1(A) に示すよう
に、このZ=mπ/C(m=…,-3,-2,-1,1,2,3,…)の
点と導波路のコアの太くなった部分(導波路のコア幅を
変化させる理由については、後程述べる。)を一致させ
て光ビームを照射する。
【0021】本シフト位相マスク72を用いる理由につ
いて説明する。矩形的な低反射グレーティングを形成す
るためには、モード結合理論より、sin(Z) / (Z) :
(Zは光の伝搬方向の座標。ここでは、C=1として説
明する。)に比例する結合係数(グレーティングの凹凸
屈折率増加に比例する)を持たせてやることにより実現
できることが詳細な計算より導出できる。しかし、sin
(Z) / (Z) の関数はZに対して正だけでなく、負の
値を持つので、そのようなグレーティングは実現できな
かった。なぜなら、光照射のグレーティングでは負の屈
折率変化を実現することは不可能だからである。
【0022】そこで、等価的な方法として、sin(Z) /
(Z) が負から正の値に変化する点、即ちZ=mπ(m
=…,-3,-2,-1,1,2,3,…)の点において導波路を伝搬す
る特定の波長の光の位相がπだけシフトするように屈折
率凹凸の位相を変化させることを考えた。これにより負
の屈折率変化を持つ単調な屈折率凹凸と同等の効果を持
たせることができる。
【0023】他の方法として、図5に示した方法によっ
ても、負の屈折率変化を持つ単調な屈折率凹凸と同等の
効果を持たせることができる。その方法は、グレーティ
ングを書きこんだ後、さらにsin(C・Z) / (C・Z)
が負から正の値及び正から負の値に変化する点、即ちZ
=mπ/C(m=…,-3,-2,-1,1,2,3,…)の点に約50
μm のスポットサイズのレーザビームを過剰に照射する
方法である。これにより、ko ・Neff・Ws ・Δn(k
o :真空中波数(2π/λ)、Neff:導波路の等価屈折
率、Ws :レーザビームのスポットサイズ、Δn:過剰
照射による屈折率変化)だけ伝搬する光の位相変化を持
たせることができ、この値がπとなるとシフトした位相
マスクと同等の効果を持たせることができる。スポット
サイズは小さい程よいが、この値は Ws =π/(ko
・Neff・Δn) よりΔnの大きさに依存する。本実施例
においては、λ=1.55μm, Neff=1.45, Δn=0.0107 と
した。
【0024】次に光ビーム11をシフト位相マスク72
及び導波路9に対してスキャンさせる方法について説明
する。概ね、1/(|sin(C・Z) |/|C・Z|) の
関数に比例した速度で約50μmのスポット径をもつ光
ビームをZ方向にスキャンさせる。屈折率増加は照射時
間Tに比例して増加するため、図1(B) に示すように、
ほぼ|sin(C・Z) |/|C・Z|に比例した屈折率増
加包絡分布を実現できる。スキャン方法としては、図2
に示すようにコンピュータ73によって制御された自動
微動装置71を用いて実現できる。なお、シフト位相マ
スクを用いない上述した他の方法(過剰照射による方
法)による場合も、シフトしていない通常の位相マスク
を用いて同様にスキャンすることによって、包絡形状が
ほぼ|sin(C・Z) |/|C・Z|の関数形に従って変
化する周期的な凹凸状の屈折率分布を形成できることは
いうまでもない。
【0025】一方、矩形的スペクトルを実現するために
は、図10の従来のガウス型と同様、図1(D) に示すよ
うに、導波路コアの等価屈折率Neffは本来の導波路のコ
アの屈折率no を中心として上下対称に屈折率変調させ
なければならない。しかし、本方法によって形成された
グレーティングの紫外線光の照射に伴う屈折率増加Δn
は図1(B) に示すように、平均屈折率増加を示した線を
中心として屈折率変調される。このため、必要とされる
矩形的スペクトルを実現することが困難となる。そこ
で、導波路の光の伝搬方向の位置Zにおける導波路のコ
ア幅Wを (1)式の関数に従って変化させる。
【0026】 W=W0 −ΔW・|sin(C・Z) |/|C・Z| (1) ここで、W0 は本来の導波路のコア幅(両側のコア幅) ΔWはコア幅の減少幅(W0 とコア最小幅との差) Sはガウス型のスポットサイズ Cは定数をしめす。
【0027】以下、 (1)式の関数に従って導波路のコア
幅Wを変化させる理由を述べる。導波路の等価屈折率Ne
ffはコア幅Wの減少に伴い、図1(C) に示すように変化
する。一方、光照射によって生じるグレーティングすな
わち凹凸の平均屈折率増加は図1(B) のように|sin(C
・Z) |/|C・Z|に比例して変化する。図1(C)
は図1(B) と異なりその符号が逆であるため、互い
にキャンセルし結果として図1(D) に示すような屈折率
変調を持つグレーティングが形成されることになる。実
験においては、光誘起屈折率Δnの最大値は 0.023%と
なるようにガウス分布のエキシマレーザ光をGeO2
添加された導波路9に照射した。尚、導波路9の比屈折
率は、0.5 %、グレーティングのピッチΛ/2は0.5373
μm、グレーティング長が40mmとなるように光ビーム
11をスキャンした。導波路9のコア幅は、 (1)式にお
いてW0 =6μm、ΔW=1μm、C=4/μmとし
た。この方法によって作製したグレーティングのスペク
トル特性を図4に示す。スペクトル特性は矩形状であ
り、約−10dB(10%)の光パワを反射する低反射グ
レーティングを実現できた。
【0028】
【発明の効果】本発明の低反射グレーティングが形成さ
れた光デバイスによれば、矩形状のスペクトル特性を実
現することができる。
【0029】本発明の低反射グレーティングの製造方法
によれば、矩形状のスペクトル特性を有する高性能な低
反射グレーティングを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本発明の低反射グレーティングにお
ける導波路のコア構造とシフト位相マスクとを示した図
である。図1(b) は本発明の低反射グレーティングの紫
外線光の照射に伴う屈折率増加とその平均的屈折率増加
を示した図である。図1(c) は本発明の低反射グレーテ
ィングのコア幅の減少に伴う屈折率変化を示した図であ
る。図1(d) は本発明の低反射グレーティングの屈折率
変調度を示した図である。
【図2】図2は本発明の低反射グレーティングの製造方
法に用いる光学系を示した図である。
【図3】図3は本発明の低反射グレーティングの製造に
用いるシフト位相マスクを説明するための図である。
【図4】図4は本発明の低反射グレーティングのスペク
トル特性を示した図である。
【図5】図5は本発明の過剰照射による低反射グレーテ
ィングの製造方法を説明するための図である。
【図6】図6は位相マスク法によるグレーティングの製
造方法を説明するための図である。
【図7】図7は高反射グレーティングにおいて理想とさ
れるスペクトル特性を示した図である。
【図8】図8は低反射グレーティングにおいて理想とさ
れるスペクトル特性を示した図である。
【図9】図9は従来の低反射グレーティングのスペクト
ル特性を示した図である。
【図10】図10は矩形状のスペクトル特性を得るた
め、高反射グレーティングにおいて行なわれている屈折
率変調度を示す図である。
【符号の説明】
1 KrFエキシマレーザ 2 ミラー 3 レンズ 4 位相マスク 5 白色光源 6 光スペクトラムアナライザ 7 光ファイバ 8 グレーティング 9 導波路 10 コア 11 光ビーム 71 自動微動装置 72 シフト位相マスク 73 コンピュータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアが該コアよりも屈折率の小さいクラッ
    ドに埋め込まれてなる導波路の前記コアに、特定の波長
    の光を反射させるべく光の伝搬方向に沿って周期的な凹
    凸状の屈折率分布をなすグレーティングが形成された光
    デバイスにおいて、前記導波路の光の伝搬方向の位置Z
    に対して、前記導波路のコア幅Wが次式 W=W0 −ΔW・|sin(C・Z) |/|C・Z| 但し、W0 は本来の導波路のコア幅(両側のコア幅) ΔWはコア幅の減少幅(W0 とコア最小幅との差) Cは任意の定数 に従って変化すると共に、前記周期的な凹凸状の屈折率
    分布の包絡形状が|sin(C・Z) |/|C・Z|の関数
    形に従って変化し、Z=mπ/C(m=…,-3 ,-2,-1,
    1,2,3…)において前記導波路を伝搬する特定の波長の
    光の位相がπだけシフトするグレーティング構造とした
    ことを特徴とする低反射グレーティングが形成された光
    デバイス。
  2. 【請求項2】前記導波路のコアにGeO2 ,P2 5
    2 3 のいずれかが添加されていることを特徴とする
    請求項1記載の低反射グレーティングが形成された光デ
    バイス。
  3. 【請求項3】前記導波路のコアの幅の変化率は、光の伝
    搬方向の距離100μmに対するコアの幅の変化量が1
    μm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項2
    記載の低反射グレーティングが形成された光デバイス。
  4. 【請求項4】コアが該コアよりも屈折率の小さいクラッ
    ドに埋め込まれてなる導波路の前記コアに、凹凸格子か
    らなる位相マスクを介して紫外線光を照射することによ
    り前記導波路の光の伝搬方向に沿って周期的な凹凸状の
    屈折率分布をなすグレーティングを製造する方法におい
    て、前記導波路の光の伝搬方向の位置Zに対して、前記
    導波路のコア幅Wが次式 W=W0 −ΔW・|sin(C・Z) |/|C・Z| 但し、W0 は本来の導波路のコア幅(両側のコア幅) ΔWはコア幅の減少幅(W0 とコア最小幅との差) Cは任意の定数 に従って変化するように前記コアを形成し、前記位相マ
    スクの凹凸格子の位相がZ=mπ/C(m=…,-3,-2,-
    1,1,2,3 …)においてπだけずれた位相マスクを介し
    て、前記紫外線光を概ね、1/(|sin(C・Z) |/|
    C・Z|)の関数に比例した速度でZ方向にスキャンさ
    せて前記コアに照射することを特徴とする低反射グレー
    ティングの製造方法。
  5. 【請求項5】コアが該コアよりも屈折率の小さいクラッ
    ドに埋め込まれてなる導波路の前記コアに、紫外線光を
    照射することにより前記導波路の光の伝搬方向に沿って
    周期的な凹凸状の屈折率分布をなすグレーティングを製
    造する方法において、前記導波路の光の伝搬方向の位置
    Zに対して、前記導波路のコア幅Wが次式 W=W0 −ΔW・|sin(C・Z) |/|C・Z| 但し、W0 は本来の導波路のコア幅(両側のコア幅) ΔWはコア幅の減少幅(W0 とコア最小幅との差) Cは任意の定数 に従って変化するように前記コアを形成し、前記周期的
    な凹凸状の屈折率分布の包絡形状が|sin(C・Z) |/
    |C・Z|の関数形に従って変化するように前記コアに
    紫外線光を照射し、前記コアのZ=mπ/C(m=…,-
    3 ,-2,-1,1,2,3…)の位置において前記導波路を伝搬す
    る特定の波長の光の位相をπだけシフトさせるべく前記
    コアのZ=mπ/C(m=…,-3 ,-2,-1,1,2,3…)の位
    置において微小スポットサイズの紫外線光を過剰に照射
    することを特徴とする低反射グレーティングの製造方
    法。
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